到来する人口減少社会の中で、生活水準・地域活力の維持向上をいかに実現していくか、県民委員から直接意見をお聞きし、政策提言に反映させていくことを目的として開催しました。
1 目的
県政の重要課題や当面する政策課題をテーマに、県民と議員が自由に意見交換を行い、その成果を今後の議会運営に反映させるとともに、政策提言を行うことにより、二元代表制の下での開かれた議会運営の推進及び広聴広報機能の充実、並びに独自の政策立案機能の向上を図り、もって分権時代を先導する三重県議会の実現に資することを目的とします。
2 テーマ
人口減少社会をどう切り拓くか
3 委員
○議会委員・・・三重県議会議会改革推進会議議員 12名
女性議員 2名
○県民委員・・・上記議員の推薦等による18歳以上の県民 24名
平成17年12月13日(火)午後、県議会全員協議会室にて、「第1回三重県議会県民ミーティング(議員と語ろう三重の未来!)」を開催しました。
学識者によるキーノート・スピーチとして、三菱総合研究所川村雅人主席研究員と百五経済研究所中畑裕之主任研究員より、人口減少の予測とそれによる影響など情報提供をいただき、続いて県民委員及び県議会議員らによる意見交換を行いました。
平成18年2月14日(火) 午後1時から三重県議会議事堂にて第2回の県民ミーティングを開催しました。
まず、キーノートスピーチとして、日本政策投資銀行の藻谷浩介参事役に、「人口成熟問題の本質と対処策」と題して講演いただき、百五経済研究所の中畑裕之主任研究員に補足説明をいただきました。
その後、、第1分科会「出産と子育ての環境づくり」、第2分科会「産業と働く場づくり」、第3分科会「地域で支えあう風土づくり」の3つをテーマとして分科会形式で議論いただきました。
最後に再び全体会議を開き、分科会の概要を報告し終了しました。
当日のキーノートスピーチの資料はこちら (PDF:974KB)
平成18年3月24日(金)午後1時から三重県議会議事堂にて第3回の県民ミーティングを開催しました。
今回はこれまでの議論を基に、提言の案について協議しました。
その結果、提言内容として、
の五つを基本の柱とした案を取りまとめました。
録画中継はこちら県民ミーティングにおいて頂戴いたしましたご意見につきましては、「人口減少社会をどう切り拓くか」という提言書に取りまとめて、平成18年5月9日に三重県議会に提言されました。
「人口減少社会をどう切り拓くか」(県民ミーティング提言書)はこちら (PDF:1071KB)
議会では県民ミーティングの経緯と五つの柱を記載した提言書を作成し、上記の県民ミーティングの提言書を付けて、5月16日に正副議長から、三重県庁知事応接室において知事に提言書を手渡しました。
正副議長からは、人口減少時代に入ったという認識を説明するとともに、「県民ミーティング」から議会に提言された五つの柱を中心として、これからも県において実質的に取り組まれるよう提言いたしました。
また、正副議長からは、議会としても人口減少社会対策の特別委員会を立ち上げて一年間議論し、政策を提案していきたいとお伝えし、知事からは三重県の人口減少社会の構築がどうあるべきか、今後も一緒に議論していきたいとの発言がありました。