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平成17年第2回定例会 陳2

受付番号・件名 2 「久居建設部」の存続について
受付年月日 平成17年2月24日
提出された
定例会
平成17年第2回定例会
所管委員会 県土整備企業常任委員会
項目  昨年来より全国的に集中して市町村合併が推進され、三重県においても、各地で新しく市町が誕生している。また、本年中に合併する地域を含めて県民局の再編と見直しが行われているとのことであるが、新津市は津地方県民局の所管区域とほぼ同一地域となることから、津と松阪や伊賀地域との県民局の再編とともに建設部の統廃合が検討されていると仄聞している。
 この地域は、雲出川流域に発展した、伊勢湾に面した香良洲町から奈良県に接した美杉村まで710平方キロメートルの広範囲の地域で、歴史的にも古くから人や物の交流が進み、この結び付きを重視して「久居建設部」が設置されて来た経緯がある。このように歴史的に結び付いた地域に建設部を設置し、地域住民に安心できる生活環境づくりを提供していただいてきたところである。
 昨年は、幾多の台風の襲来で、県内では宮川村や尾鷲地域で大きな災害が発生し、人的にも被害が出ている。また、新潟・中越地震、海外ではスマトラ沖地震など自然災害が多く発生した年であった。久居建設部管内でも、昨年の9月末に襲来した台風21号は、近年にない大雨による家屋などへの浸水の被害や河川の氾濫、道路の決壊などの災害が発生し、避難や道路の通行止めが行われ地域住民の生活が不安になる事例が多く発生した。
 特に、東南海、南海地震発生の確率が高いと報道される中、その不安が一層現実のものとして迫ってきている。こうした時期に久居建設部の存続が検討されていると聞き、不安が一層増幅していくばかりである。
 久居建設部がこの地域で果たして来た役割は計り知れないほど大きく、「防災体制の危機管理」、「社会資本の整備」や「維持管理業務」などのキーステーションとして、地域住民は市町村とともに大きく期待しているところである。これらを合併後すぐさま合理化を図って、性急に統合すれば、一部の地域では「安全・安心」な生活圏外に取り残されてしまう可能性がある。
 「台風等の災害時」、「積雪時の融雪剤の散布」、「道路維持」や「予想される地震時の対応」など、一刻の猶予も許されない状況に加え、インフラ整備率も下位となっており、身近で活躍を期待している「久居建設部」の存在を無くしては考えられない地域である。
 こうした事情を充分ご勘案いただき、「久居建設部」が今までの機能が発揮でき、住民が安心できるよう配慮をいただき、「久居建設部」が存続するよう陳情する。
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