三重県議会 > 県議会の活動 > 本会議 > 請願・陳情 > 平成16年第3回定例会請願一覧 > 平成16年第3回定例会 請9
受理番号・件名 | 請9 30人学級の早期実現と教育予算の増額について |
---|---|
受理年月日 | 平成16年9月14日 |
提出された 定例会 | 平成16年第3回定例会 |
紹介議員 | 中川 正美 田中 覚 |
付託委員会 | 教育警察常任委員会 |
請願要旨 | 今年度は、国の「少人数加配」等を活用して、少人数学級編制が可能となったことから、約9割の都道府県で少人数学級が導入されている。三重県においても、1年生、2年生の一部で30人学級が実現している。子どもたちに細かなところまでいきとどいた教育ができるようになり、子どもたちのいきいきと活動する姿が多く見られ、子どもたち・保護者・教職員から好評である。 しかし、多くの学級は依然として30人以上のままである。山積する教育課題の解決をはかり、子ども一人ひとりを大切にした教育をすすめるためにも、国の学級編制基準を引き下げ、30人学級を全学年に拡充していくことが必要である。 また、子どもたちをとりまく社会環境が大きく変化するなかで、人格形成の基礎を培う幼児教育の充実も求められている。 公立学校・園の多くは、公共の建物や子どもたちの生活する家庭の住環境との格差が大きい現状がある。快適な生活空間や「学び」に応じた学習空間、生涯学習など地域コミュニティの拠点として、今学校には、耐震補強、トイレの改修、ランチルーム・エアコンの設置など、バリアフリー仕様等を採り入れた安心・安全で快適な施設の整備が求められる。 長引く不況のなか、政府は、「構造改革」の名のもとに財政再建をすすめるとして教育への予算を削減している。未来を担う子どもたちの教育をすすめるには、学級編制基準の引き下げや教育条件整備のための教育予算の増額が必要である。ついては、県議会におかれては、30人学級の早期実現と教育予算の増額を行うよう、国の関係機関に意見書を提出されたく請願する。 |