■ 開催日時 令和6年6月3日(月) 10時41分~11時50分
■ 会議室 全員協議会室
■ 出席議員 48名
議 長 稲垣 昭義
副議長 小林 正人
議 員 荊原 広樹 伊藤 雅慶
世古 明 龍神 啓介
辻󠄀内 裕也 松浦 慶子
吉田 紋華 芳野 正英
川口 円 喜田 健児
中瀬 信之 平畑 武
中瀬古初美 廣 耕太郎
石垣 智矢 山崎 博
野村 保夫 田中 祐治
倉本 崇弘 山内 道明
稲森 稔尚 下野 幸助
田中 智也 藤根 正典
小島 智子 森野 真治
杉本 熊野 藤田 宜三
野口 正 谷川 孝栄
石田 成生 村林 聡
東 豊 長田 隆尚
今井 智広 日沖 正信
舟橋 裕幸 三谷 哲央
服部 富男 津田 健児
中嶋 年規 青木 謙順
中森 博文 山本 教和
西場 信行 中川 正美
■ 欠席議員 なし
■ 県政記者 3名
■ 傍聴者 4名
■ 協議事項
1 「令和6年版県政レポート(案)」について
(1)時間 10時41分~11時17分
(2)説明者
知事 一見 勝之
[総務部]
部長 後田 和也
副部長(行政運営担当)兼コンプライサンス総括監 森吉 秀男
副部長(財政運営担当) 山本 毅
次長兼法務・文書課長 服部 睦
その他関係職員
[政策企画部]
部長 小見山 幸弘
副部長 天野 敏
次長兼ひとづくり政策総括監
兼ゼロエミッション総括監
兼プロモーション総括監 世古 勝
その他関係職員
(3)説明内容
別添資料のとおり
(4)質疑の概要
○中嶋議員 70ページの総合評価の考え方、KPIの評価の考え方の表1で、プラスの外部要因があったときの+2や+1、マイナスの外部要因があったときの-1や-2は、どのように使っている数字なのか。それぞれの施策をざっと読んでも、プラスの外部要因があったのか、マイナスの外部要因があったのかは分からない。施策評価の判断をした際にプラスの外部要因があったのか等は、各部の副部長等に聞いたらわかるのか。
○坂本克明企画課長 70ページの表1、KPIの達成状況と施策の総合評価の関係であるが、基本的にはKPIの達成状況で施策の総合評価を行う。外部要因があった場合は、KPIの達成状況にかかわらず総合評価を変える。+1、+2とあるのは、C評価だったものをB評価やA評価に変えることである。評価を変えたものについて、県政レポートの中で読み取れないかもしれないが、各部局に聞いてもらったら説明させてもらう。
○中嶋議員 70ページの+1、+2はランクが上がり、-1、-2は下がるということは理解した。ところで外部要因がプラスとはどういう状況か、外部要因がマイナスとはどういう状況か、政策企画部として統一的な考え方を示しているのか。
○坂本課長 政策企画部では 外部要因の統一的な基準は持っていない。施策の主担当部局で判断している。
○中嶋議員 主観的な部分が多いという認識で議論していきたいと思う。
行財政改革のところだが、最近、公務員のなり手が少ない。なったとしても育成が進んだところで他へ転職してしまうこともあり、優秀な職員ほどその傾向があるという嘆きの声を聞くことがある。それに対する対応で何らかの取組はあるのか。
○森吉副部長 277ページの行政運営2の内容であり、具体的には279ページのマル3の人材育成の推進で、議員の指摘を踏まえて令和5年度に人財マネジメント戦略を策定している。人事配置の配慮等も含めて各職員のキャリアビジョンを応援していく。
○中嶋議員 これから新規採用する人を増やす取組はどうか。教職員であれば教職員の仕事の魅力発信ということが明確に書かれているが。
○一見知事 279ページの三重県人財マネジメント戦略は以前説明したが、この中にどういう人材に三重県庁で働いてもらうか記載がある。今日の資料には書かれていないが、同戦略の中に書かれており、必要であればその中身を説明したい。
○今井議員 従来は第6章として地方創生の取組が記載され、分けて評価していたが、令和5年度からみえ元気プランが地方版の総合戦略に位置付けられた。第3章(6)の行政運営の評価表の課題と対応の部分が、今までの地方創生の取組に当たると考えてよいのか。
○坂本課長 御指摘のとおりで、デジタル田園都市国家構想の地方版総合戦略にみえ元気プランが位置付けられた。地方創生の取組の評価は、みえ元気プランを評価することとイコールである。県政レポート全体がその評価に当たり、各施策の評価結果になる。
○今井議員 そのような考え方で、委員会等で議論していく。
2 全国都道府県議会議長会「多様な人材が輝く議会のための懇談会」の提言について
(1)時間 11時18分~11時47分
(2)説明者
議員 中森 博文
議員 杉本 熊野
(3)説明内容
別添資料のとおり
(4)質疑の概要
○吉田議員 このような取組の必要性を感じて、力を入れて行動されたことに感謝する。杉本前副議長は60年ぶりの2人目の女性副議長で、広聴広報の取組もより活発になるよう努力されたことにも感謝する。この提言では広い視野で多様な課題意識を持って取り組まれたことが伝わってきた。気になったことは、選挙を経て議会に入ってくる人材が多様にならない。多様で複雑な問題や事象を掘り下げて、議員自身が具体的に当事者性をもって取り組むことが必要と思っている。女性議員であること、年少議員であることの困難など、属性ごとに掘り下げて可視化して取り組む必要性について、もう少し聞かせてほしい。
○中森議員 地域によってさまざまな課題があり、温度差のようなものもある。文章として総括的にまとめられており、これを基に各都道府県で直面している地域課題を掘り下げていくものと考えている。全国的なまとめ方としてはこれしかできなかったと思うが、相当苦労したであろうと私は理解している。7月の全国都道府県議会議長会でも扱い、10月には専門家を招いての勉強会を設けてもらうよう、お願いもしてある。まず全体の流れを見てもらって、三重県議会としても掘り下げる部分はしかるべき場で発言していただきたいし、課題整理して代表者会議等で議論を深めてほしい。
○杉本議員 提言を基に三重県議会もどう進めていくかということだと思う。若者に対する主権者教育、議会の活動がどんなもので、それが自分たちにどう関わるか実感してもらい、さらに議会に参画してもらうような取組が議会としても各議員としても必要である。 提言とは離れた個人的意見だが、女性の位置がどこにあるのかを捉え直すことも必要と思われる。そのような取組を議会の一員としてやっていきたい。
○吉田議員 掘り下げがさらに必要ということは両議員で共通しており、大事なことを話していただいたと思う。将来に続いていくことなので、新しい正副議長にもお願いしたいし、私も議会の一員として議論していきたい。
○稲森議員 国に法改正を求める必要があるものや、県議会で条例の制定や改正が必要なものがあると思うが、具体的にどのような場で取り組むのがよいのか、考えがあれば聞かせてほしい。この提言は好事例のとりまとめ集に過ぎないようにも思えるが。
○中森議員 地方自治法の改正で地方議会の位置づけが明確化されたところからスタートしている。今頃になったのは不思議な感じもするが、大きな転換点ではある。我々はなすべきことをなさねばならないが、法改正がどうしても必要なものはたくさんある。例えば、県議会議員の選挙区の設定は、市どうしの合区ができない。都市部と周辺地域の格差などの問題が山積しているが、法律等が少しずつ改正されないと解決しない面がある。当面は民間企業で働きながら、あるいは公務員が議員になれるとか、この部分は我々ではなんともできないので、全国都道府県議会議長会を通じて国へ働きかけてもらう。三重県の条例については県議会で議論して、必要なところは改正するよう取り組んでほしい。
○稲森議員 これからどうしていくかが曖昧で、好事例のとりまとめ集に見えてしまう。これから県議会の権能を通じて何を変えていくかが全く見えない。
○稲垣議長 これからのことは正副議長で預かるので、代表者会議などで皆さんで協議、相談させていただきたい。
3 三重県議会議員の政治倫理に関する条例について
(1)時間 11時48分~11時50分
(2)説明者
議長 稲垣 昭義
(3)説明内容
別添資料のとおり
○稲垣議長 この政治倫理条例をしっかりと遵守することで、県民から信頼され、県民の声が反映された議会活動を行い、県勢の発展に貢献したいと思うので、よろしくお願いする。