三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 令和4年度 委員会会議録 > 令和5年3月7日 防災県土整備企業常任委員会 予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会 会議録
防災県土整備企業常任委員会
予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会
会議録
(開会中)
[防災対策部] | |
部長 | 山本 英樹 |
副部長 | 井爪 宏明 |
次長 | 田中 誠徳 |
危機管理副統括監 | 大林 昌弘 |
防災対策総務課長 | 西口 輝 |
消防・保安課長 | 和氣 城太郎 |
防災企画・地域支援課長 | 杉﨑 誠 |
災害対策課長 | 稲葉 崇 |
災害即応・連携課長 | 西岡 欣也 |
危機管理課長 | 和田 吉史 |
コンビナート防災監 | 永楽 通宝 |
専門監 | 髙田 雅之 |
その他関係職員 | |
[医療保健部] | |
医療政策課長 | 坂本 和也 |
[環境生活部] | |
ダイバーシティ社会推進課長 | 浮田 知樹 |
[雇用経済部] | |
観光政策課長 | 森 将和 |
[教育委員会] | |
学校防災推進監 | 西田 恭子 |
委員会書記
議事課 主幹兼係長 林 良充
企画法務課 主査 澤村 里美
傍 聴 議 員 なし
県 政 記 者 1名
傍 聴 者 1名
議題及び協議事項
第1 分科会(防災対策部関係)
1 議案の審査
(1)議案第4号「令和5年度三重県一般会計予算」(関係分)
(2)議案第51号「令和4年度三重県一般会計補正予算(第11号)」(関係分)
第2 常任委員会(防災対策部関係)
1 請願の審査
(1)請願第61号「オスプレイの明野駐屯地飛来の差し止めと常駐使用をさせないことを求めることについて」
2 所管事項の調査
(1)三重県防災・減災対策アクションプラン(最終案)について
(2)消防団加入促進の取組について
(3)持続可能な社会づくりに向けた若年層の防災意識の向上事業について
(4)令和4年度第2回三重県総合図上訓練及び令和4年度三重県国民保護共同実動・図上訓練の実施結果について
(5)令和3年度包括外部監査結果に対する対応結果について
(6)審議会等の審議状況について
3 「委員会活動の評価」について
4 閉会中の継続審査・継続調査申出事件について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
第1 分科会(防災対策部関係)
1 議案の審査
(1)議案第4号「令和5年度三重県一般会計予算」(関係分)
(2)議案第51号「令和4年度三重県一般会計補正予算(第11号)」(関係分)
ア 当局から資料に基づき補充説明(山本部長)
イ 質疑
○下野委員長 それでは、御質疑があればお願いいたします。
○服部委員 ちょっと確認だけお願いいたします。
この津波避難施設の整備の件ですけれども、どの市町か言えるだけの範囲で結構でございますので、どのあたりに設置の補助金を出すのかということでお願いしたいんですが。
○山本部長 県内では、地震発災から津波到達までの時間で対象エリアを考えておりまして、15分以内に30センチ以上の浸水が始まる地域というふうに考えておりまして、具体的に言いますと、桑名市、木曽岬町、それから鳥羽市以南全部ということになっております。
○服部委員 ありがとうございます。よろしくお願いします。
○下野委員長 ほか、いかがでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
○下野委員長 よろしいでしょうか。
なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 議案第4号(関係分) 挙手(全員) 可決
議案第51号(関係分) 挙手(全員) 可決
2 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
第2 常任委員会(防災対策部関係)
1 請願の審査
(1)請願第61号「オスプレイの明野駐屯地飛来の差し止めと常駐使用をさせないことを求めることについて」
ア 当局意見陳述
○下野委員長 当局から意見があればお願いします。
○山本部長 請願第61号「オスプレイの明野駐屯地飛来の差し止めと常駐使用をさせないことを求めることについて」に対する意見を申し述べます。
オスプレイの配備先につきましては、防衛省のホームページに掲載されている資料によりますと、本来は佐賀空港が最適と考えているが、佐賀空港の施設整備が整うまでの間、暫定的に木更津駐屯地に配備とされております。
また、東海防衛支局からは、隊員等を輸送する任務の遂行に当たっては、様々な飛行場等への飛行や離着陸に関する技能の習得等が必要であり、オスプレイの暫定配備先である木更津駐屯地のみならず、各地の演習場や駐屯地等を使用した教育訓練の実施が不可欠であることから順次飛行地域を拡大している状況で、明野駐屯地においても1月23日以降、年間数回程度の飛行を見込んでいる旨を地元に対して説明し、理解が得られているとお聞きしております。
いずれにしましても、自衛隊の機体配備や訓練等につきましては防衛に関する事案であり、国の専管事項であると考えております。
以上でございます。
イ 質問 なし
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 請願第61号 挙手(なし) 不採択
〔関係部局 入室〕
2 所管事項の調査
(1)三重県防災・減災対策アクションプラン(最終案)について
(2)消防団加入促進の取組について
ア 当局から資料に基づき説明(田中次長、山本部長)
イ 質問
○下野委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。
○奥野委員 消防団の件に関して市町とは、これまでほとんどなかったわけですから、こういうことで市町の情報とかそういうものが勉強できたというのは、悪くなかったんじゃないかなと思います。またそれで、庁舎内の入札等々の件についても、理事からも少し話をさせてもらって聞かせていただきました。そんな簡単じゃないということも分かっていたけれども、今日始めたことですから、これから消防団はエンドレスでいるわけですから、そこら辺を徐々にでも進めるように努力していくことが、僕から前回も言ったけれども、明日の日に増えるわけないんやし、だから少し時間をかけながら、徐々に、少しずつでも増やすようにみんなで努力していくことが、大事かなと思います。また、我々もそういう立場で市町と連携、いろんな意見を交換しながら進めていくようにすることも大切かな。あなた方の責任ばっかりじゃないですから。私たちの責任もありますから、その辺は我々もそういうように、市町といろいろと話をしていかないかん、そんなふうに思いました。御苦労さんでした。
○下野委員長 ほか、いかがでしょうか。
○田中委員 私からも意見というか、まず、消防団の取組については本当に努力されたなというふうに思います。僣越ですけれども、評価しております。とりわけ消防団入団促進施策庁内検討会、この部局横断的に政策課題についてしっかりと議論をしていただいて、各部局ができること、できないこと、メリット、デメリットも考えて検討していただいたということ、これについては本当に評価をしているところです。こういうふうに中身の議論についても議会のほうに明示していただく、御報告いただくということは、私が3期やらせていただいて初めてぐらいしっかりと理解をさせていただくいいものやなというふうに思いました。ほかの分野でも、ほかの政策課題についてもこのようにして横串を通すってなかなか難しいところだと思うんですけれども、しっかり努力していただいたなというふうに思いますので、引き続き検討会を進めていただきたいというふうに思います。
それから、もう1点、別の項目なんですけれども、三重県防災・減災対策アクションプラン(最終案)のところで、病院BCPについての記載がありました。せっかくの機会なので、少しだけ確認させていただきたいんですけれども、津波の浸水想定区域内に所在する、特に災害拠点病院、あそこに関してBCPというのは策定はされているというふうに伺っているんですけれども、浸水被害に遭った場合は具体的にどんなふうに対応していくかというのを私自身が認識していないものですから、概略だけでも教えていただきたいと思います。
○坂本課長 まず、災害拠点病院は浸水想定区域にあろうがなかろうが、一応全て今策定していただいています。ただ、さすがに個々の病院BCPまで拝見はしていませんが、時期が古かったりして、病院に関しては新型コロナのこととかもあるので、ちょっとBCPをどう変えていくかという議論がすごく進んでいるのも事実です。個々の病院の対応というのを全て把握してはいないですが、例えば三重大学医学部附属病院ですと、あそこは周りがかなりもう多分液状化とかして、そもそも行けなくなるので、籠城をするというような形の方向性を訓練とかでお伺いしたときに聞いて、それがちょっとBCPにどう書かれているのか分からないですが、例えば薬剤の場所がたしか浸水の高さに三重大学医学部附属病院の場合はあったりして、そういうところをどういうふうに考えていくかとか、個々でちょっとやっているというのを聞いています。ちょっと個々の病院の個々のBCPまでは把握ができていないんで、すみません。
○田中委員 恐らく病院の規模、体制によって災害拠点病院と、24時間患者の受入れだとか搬出だとかができるということ、ヘリポートがあるとかそういうことでもって要件を満たしているのでということで指定はされていると思うんですけれども、実際問題、本県の被害想定に照らし合わせて病院BCPをやっぱりきちっと策定をしていただいて、もちろん津波浸水はするけれども、直下型地震の場合は十分機能し得るよということとかそういうこともあろうかと思うので、県としてやっぱり考えていただきたいのは、そのエリアの県民の皆さんに対して災害医療をきちっと提供できること、それと本県の医療体制の中ではもう提供できないものに対してステージング・ケア・ユニットか何かを使って、広域に搬送していくということ。一人でも命を救うという、そういう方向性で、アクションプランの中で、医療保健部としてもしっかりと関わっていただきたいというふうに要望して終わります。
○坂本課長 ちょっとすみません、補足になるんですが、おっしゃるとおりでして、災害拠点病院であり、かつ本当に規模の大きい救命救急センターに指定したような病院が結構浸水域にあるので、先日、10月に政府の訓練をやったときも、そういう病院に原則頼らない、そこがもう機能は不全になって、どちらかというとそういった病院は患者を出すだけのことで、かつどちらかというと少し陸地の奥のほうにあって、一定規模の大きい災害拠点病院を中心に、地域の拠点としてそこからDMATを派遣していくとか、被害状況の本部をつくるとかというような想定はやっていますが、正直まだ十分ではないと思いますので、基幹災害拠点病院、県立総合医療センターですけれども、そういったところとかの活用とか含めて、ちょっと相対的に考えていかないといけないとは思っています。
○田中委員 よろしくお願いします。
以上です。
○下野委員長 ほか、いかがでしょうか。
○服部委員 若年層に働きかけということでございますけれども、小・中・高等学校の生徒の皆さんにこの働きかけをされているということですが、やはり災害に対して消防団の皆さんは出動するということ、もちろん非常に厳しい環境の中で危険も伴うということもございますので、その辺のところ、やはり危険があるんだということもしっかりとお話をしていただきたいなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
○杉﨑課長 ありがとうございます。今回養成しましたみえ学生防災啓発サポーターなんですが、今、委員がおっしゃった危険性という部分も、確かに認識していただく必要がございました。ですので、その養成課程の中でコースとしまして、本県の消防学校を研修会場の一つとしまして、実際にそこで消防救助訓練の実習というのも受けていただきました。具体的には、消防学校の施設を活用しまして、救急救命はもちろんなんですけれども、実際に消防士が訓練している、炎をその施設でおこして放水体験をするとか、実際、その火が噴き出す施設でそういう危険性を見ていただくとか、そういったことも災害の現場で起こり得るんだということを養成の過程で認識していただきましたので、また、その研修に関しては受講生の方からも高い評価をいただいていますので、そういうものを引き続き生かしていきたいと考えております。
以上でございます。
○服部委員 どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○下野委員長 ほか、いかがでしょうか。
〔「お疲れさまでした」の声あり〕
○下野委員長 よろしいでしょうか。
私からも一言すみません。先ほど何名かの委員の皆様から言われましたけれども、本当に消防団入団促進施策庁内検討会とか、横串で議論をしていただきまして、ありがとうございます。山本部長のおっしゃったとおり、課題の抽出がこれで大体見えてきたということと、そして今、奥野委員も言われましたけれども、ここから徐々に行動をしていただきたいというふうに思いますし、最後の減税のところでは来年度に向けて予算要望をしていきたいということもおっしゃられましたので、その点に御留意していただきまして、これから前に進めていただきますようによろしくお願いしたいというふうに思います。
以上です。
では、よろしいでしょうか。
〔発言する者なし〕
○下野委員長 なければ、これで(1)三重県防災・減災アクションプラン(最終案)について及び(2)消防団加入促進の取組についての調査を終わります。
ここで関係部局が退室しますので、着席のまましばらくお待ちください。ありがとうございました。
〔関係部局 退室〕
(3)持続可能な社会づくりに向けた若年層の防災意識の向上事業について
(4)令和4年度第2回三重県総合図上訓練及び令和4年度三重県国民保護共同実動・図上訓練の実施結果について
(5)令和3年度包括外部監査結果に対する対応結果について
(6)審議会等の審議状況について
ア 当局から資料に基づき説明(田中次長、大林副統括監、井爪副部長)
イ 質問
○下野委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。
○服部委員 訓練の、この三重県国民保護共同実施の図上訓練、これと、その中で今後の方針としてお考えをいただいている、この今のミサイルの問題とか、そういったところであるんですが、この今の実施をされるということですので、予定ということで聞かせていただきますと、もちろん久居の自衛隊もございますし、白山のほうにもレーダーの基地もございますので、そういったところもお考えをいただいているんだろうなとは思うんですが、いかがでしょうか。
○和田課長 来年度の訓練につきまして、具体的にというのは、ちょっとこれから検討していくことになりますが、自衛隊に訓練には参加していただくようにお願いをしていくことになるかと思います。そのうちで、委員御指摘の白山の部隊になるかとか、そこまではちょっとこれからの話になりますが、何らか自衛隊ですとか、各関係機関の方にも御参加いただいた訓練にしていきたいというふうに考えております。
○服部委員 ぜひよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○下野委員長 ほか、いかがでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
○下野委員長 よろしいでしょうか。
なければ(3)持続可能な社会づくりに向けた若年層の防災意識の向上事業についてから(6)審議会等の審議状況についてまでの調査を終わります。
3 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔当局 退室〕
(休憩)
4 「委員会活動の評価」について
○下野委員長 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
引き続き、「委員会活動の評価」について委員間討議を行います。 委員間討議は公開で行いますので、御留意いただきますようお願いいたします。
ただいまから各委員の皆様に評価の点数等を記載して提出いただきます。
一昨日も申し上げましたが、本日、本委員会として初めて請願の審査を行いましたので、これより休憩に入り、チェックシートの請願への対応項目に点数等を御記載いただきたいと存じます。
それでは、10分程度休憩することとし、再開は11時30分からといたします。
(休憩)
○下野委員長 それでは、引き続き「委員会活動の評価」について委員間討議を行います。
委員間討議は公開で行いますので、御留意いただきますようお願いいたします。
本日は、前回及び本日の委員会において出された意見や採点等について、正副委員長で取りまとめました資料1「常任委員会活動 評価総括表(案)」について御協議願います。
なお、先ほど各委員の皆様に採点していただいた請願への対応項目の平均点は4.0点でしたので、よろしくお願いいたします。一番下の欄は4.0点となりましたので、よろしくお願いいたします。
それでは、資料1「常任委員会活動 評価総括表(案)」について、次期委員会への引継ぎ事項や補足すべき点等、何か御意見のある方は御発言願います。
よろしいですか。この表で網羅されているので、なければないということで。
〔「はい」の声あり〕
○下野委員長 漏れとか御意見はよろしいでしょうか。
〔「はい」の声あり〕
○下野委員長 それでは、この案で「委員会活動 評価総括表」として決定いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「はい」「なし」の声あり〕
○下野委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。
この総括表につきましては、3月15日の委員長会議において、私のほうから報告させていただきたいと存じます。なお、報告に当たり、字句等軽微な修正の必要があれば、正副委員長に御一任願いたいと存じますので、御了承願います。
これで「委員会活動の評価」についてを終わります。
ほかに何か御意見はございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○下野委員長 なければ、委員間討議を終了いたします。
(書記資料配付)
5 閉会中の継続調査申出事件について
○下野委員長 次に、常任委員会に係る閉会中の継続調査申出事件の調査項目につきましては、お手元に配付の資料2のとおりといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○下野委員長 御異議なしと認め、そのようにいたします。
最後に、閉会中の委員会開催につきましては、必要に応じて開催することとし、開催時期、議題等につきましては、正副委員長に御一任願いたいと存じますが、いかがでしょうか。
〔「はい」の声あり〕
○下野委員長 それでは、そのようにいたします。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
防災県土整備企業常任委員長
予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会委員長
下野 幸助