三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 令和4年度 委員会会議録 > 令和5年3月10日 総務地域連携デジタル社会推進常任委員会 予算決算常任委員会総務地域連携デジタル社会推進分科会 会議録
総務地域連携デジタル社会推進常任委員会
予算決算常任委員会総務地域連携デジタル社会推進分科会
会議録
(開会中)
開催年月日 令和5年3月10日(金曜日) 午前10時0分~午後1時55分
会 議 室 301委員会室
出 席 委 員 8名
委 員 長 石垣 智矢
副委員長 喜田 健児
委 員 小島 智子
委 員 村林 聡
委 員 今井 智広
委 員 中村 進一
委 員 西場 信行
委 員 舘 直人
欠 席 委 員 なし
出席説明員
[デジタル社会推進局]
局長 三宅 恒之
副最高デジタル責任者兼副局長兼デジタル戦略企画課長 横山 正吾
デジタル改革推進課長 森 隆裕
デジタル事業推進課長 和田 桃子
その他関係職員
[総務部]
部長 高間 伸夫
副部長(行政運営担当)兼コンプライアンス総括監 楠田 泰司
副部長(財政運営担当) 松浦 元哉
参事兼税務企画課長 吉川 行洋
総務課長 髙山 功太
行財政改革推進課長兼コンプライアンス・労使協働推進監 福井 崇司
法務・文書課長 中井 宏文
人事課長 渡邊 健治
福利厚生課長 岡田 あずさ
総務事務課長 伊藤 泰士
財政課長 石黒 将之
税収確保課長 羽多野 聡
管財課長 枡屋 武
企画調整監 中村 元保
委員会書記
議事課 班長 藤堂 恵生
企画法務課 主幹兼係長 後藤 睦
傍 聴 議 員 なし
県 政 記 者 3名
傍 聴 者 なし
議題及び協議事項
第1 分科会(デジタル社会推進局関係)
1 議案の審査
(1)議案第4号「令和5年度三重県一般会計予算」(関係分)
(2)議案第51号「令和4年度三重県一般会計補正予算(第11号)」(関係分)
第2 常任委員会(デジタル社会推進局関係)
1 所管事項の調査
(1)「みえDXセンター」の取組と今後のDX推進体制について
(2)県庁DXステップアップ・チャレンジについて
(3)データ活用方針について
(4)行政手続のデジタル化について
(5)スタートアップ支援事業について
第3 分科会(総務部関係)
1 議案の審査
(1)議案第4号「令和5年度三重県一般会計予算」(関係分)
(2)議案第5号「令和5年度三重県県債管理特別会計予算」
(3)議案第51号「令和4年度三重県一般会計補正予算(第11号)」(関係分)
(4)議案第52号「令和4年度三重県県債管理特別会計補正予算(第2号)」
(5)議案第20号「三重県退職手当基金条例案」
(6)議案第26号「三重県新型コロナウイルス感染症対応中小企業者等金融支援臨時基金条例の一部を改正する 条例案」
(7)議案第68号「三重県公共施設等総合管理推進基金条例案」
2 所管事項の調査
第4 常任委員会(総務部関係)
1 議案の審査
(1)議案第23号「三重県部制条例の一部を改正する条例案」
(2)議案第25号「三重県職員定数条例の一部を改正する条例案」
(3)議案第41号「包括外部監査契約について」
2 所管事項の調査
(1)令和4年度行財政改革取組について
(2)今後の知事公舎にかかる対応方針について
(3)自動車税種別割への地方税共通納税システムの導入について
(4)審議会等の審議状況について
3 「委員会活動の評価」について
4 閉会中の継続審査・調査申出事件について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
第1 分科会(デジタル社会推進局関係)
1 議案の審査
(1)議案第4号「令和5年度三重県一般会計予算」(関係分)
(2)議案第51号「令和4年度三重県一般会計補正予算(第11号)」(関係分)
ア 当局から資料に基づき補充説明(なし)
イ 質疑 なし
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 議案第4号(関係分) 挙手(全員) 可決
議案第51号(関係分) 挙手(全員) 可決
2 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
第2 常任委員会(デジタル社会推進局関係)
1 所管事項の調査
(1)「みえDXセンター」の取組と今後のDX推進体制について
ア 当局から資料に基づき説明(横山副局長)
イ 質問
〇石垣委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。
〇中村委員 デジタルを進めるのに、県だけではどうしようもないと思うんですが、ここには県とか市町からの相談が24件とありますけれども、市町なんかとの連携というのは具体的にどんな形でされているのか。
それから、市町からの県に対するデジタルを進める上の中身といいますか、どんなことを市町は求めているのか、どういうことを悩んでいるのか、そういったものをつかんでおれば教えてください。
〇森課長 こちらのみえDXセンターのほうに相談がある市町からの案件というのは、全体の我々が相談を受けている中のごく一部でして、私どもデジタル改革推進課のほうで市町連携班という班を設置しております。こちらのほうで、まず市町とは三重県・市町DX推進協議会という協議会を設けまして、年4回、いろんな事例の発表ですとか情報交換ですとかをさせていただいております。
それとは別に、各市町の担当者と個別にウェブ会議をして、1時間ほど、市町の課題ですとか相談事に乗るということで、今年度は今まで55回開催をさせていただいています。市町の皆さんにも非常に好評をいただいていまして、この2年間ずっと、人間関係をしっかりつくって忌憚なく議論できるということで、そういう場をつくっております。また、対面でのそういった相談というのはなかなか負担も大きい部分もありますので、ビジネスチャットというLINEみたいなツールがありまして、市町と共同でそういったものも整備しまして、市町の情報部門と我々とでそういうスムーズなコミュニケーションも取れるような体制も今つくっております。
そういった中で、市町の皆さんから聞く課題というのは、1つは人材育成の部分で、特に小規模な自治体では人材育成は大変なので、県のノウハウですとか、あるいは県と一緒にできるものというのはできるだけやってほしいということで、県職員を対象にしたセミナーですとか勉強会でも、できるものは全て市町の皆さんにも開放して、ウェブで参加いただくという取組をしております。
あと、やはり市町の皆さんにとっては、共同化ということで、共同調達とか運用、そういったものについても非常に関心が高くて、それについてはワーキングを設置しまして議論を進めております。これまで、先ほどのチャットサービスですとか簡易な電子申請システムですとか、来年度に向けましては、先ほどの人材育成のe-ラーニングのプラットフォームの調達について、全部の市町がということではないんですけれども、関心があって一緒にやりたいというところについては県と一緒に共同調達を進めるべく、今準備をしているところでございます。
多々いろいろありますが、標準化、共通化の話もありますけれども、標準化、共通化、中村委員からも一般質問でもいただきましたけれども、国としては今年度中に一旦、仕様書を固めるということを言っておりまして、それが固まってくれば、いよいよ具体的な作業に入れるのかなと思っております。市町からも一応、令和7年度末までの計画も出てきておりますので、それをしっかり進捗管理をしていくということで進めていきたいと思っております。
以上でございます。
〇中村委員 ありがとうございました。細かく説明もしていただきました。
市町もそれぞれに独立して現実に仕事をしてみえるので、標準化とかそんなんで、もしかしたらいろいろ苦慮をされている部分があるやもしれなかったもんで、ちょっと聞かせてもらったんですけど。市町によってはやっぱり結構格差も心配をされるし、それから、一般質問でも話させてもらいましたけれども、それぞれの市町独自でサービスをやってきたことを国で統一化されてしまったりして、そのことによってそれぞれの市の独自のサービスが削られていくようなことになるといかんかなと、そんな心配もあって質問したんですけれども、その辺はまた丁寧に、先ほど聞かせてもらいましたら、リモートとかウェブ会議なんかでも55回もされているということで、取り残される市町がないように、そして、市町が丁寧に今までつくってきたサービスを守れるように、県としては広域的な行政として、その辺をしっかりと取り組んでいただきますように要望して、終わります。
〇石垣委員長 ほかにございませんか。
〇小島委員 みえDXセンターセミナーについてお伺いをいたします。
これは3月23日のものを含めると6回行われているんですが、どういう方法で、誰に向けて発信をし、参加者を集めたものなのか、まずお伺いします。
〇横山副局長 開催方法は、主にはZoomというか、オンラインでやる場合と、あと、オンラインとリアルのハイブリッドで開催する場合と混在している感じでございます。参加者は、広く一般県民に向けても開放をしていますし、あとは商工会議所とか商工会連合会とかを通じて事業者にも呼びかけをしております。あと、県職員、市町職員、自治体職員も参加できるようにという形で広く参加者を募っているというような状況でございます。
〇小島委員 紙媒体とウェブ、両方で周知ですかね。
〔「そうですね」の声あり〕
〇小島委員 参加者、ここに何名と上げてあるんですが、この人らの属性がどうなのかなというふうに思って、例えば市町の職員が多いのか、本当に一般県民の自主的な参加があるのかどうかという、その辺りはどうでしょう。
〇横山副局長 割合からいくと、事業者が一番多いかなとは思います。
〇小島委員 こういうことの参加者で一般県民を増やしていくことが、多分、広くデジタルに関する理解を進めていくことにつながるんだろうと思いますので、周知の方法も含めてですけれども、時間帯も含めて、なかなか日中とか難しかったりもしますから、夜間であれば参加者が増えるかもしれませんし、その辺りのことも考えながら進めていただきたいと思います。今、結構夜間の割と遅い時間でのものって多いなという気がいたしますので、そういう意味でもいろんなやり方を試行してみるというか、そういうことをして裾野を拡大していただきたいなということを申し上げておきます。
ありがとうございました。
〇横山副局長 オンラインでやると、やっぱりその時間でということになってしまいますので、もう一回この内容を見たいとか、そういう要望もございますので、ホームページにはそのときの録画とか、講師の先生が一般に開放してもいいよというものについてはホームページに載せて、いつでも見られるようにしている状況でございます。
〇石垣委員長 ほかにございませんか。
〇今井委員 みえDXセンターに寄せられた具体的な相談内容で、別紙1ですけど、5番で、企画運営業者がシニア世代向けのスマホ教室を開催したいと。県内5会場でスマホ教室を開催してもらったと。そういうのを開催したいという集団からの要請が来た場合に、どういったところを対象とする基準というのはあるんですか。例えば老人クラブのある一定の人たちがスマホ教室をやってもらいたいんやとか、自治会や様々な社会福祉協議会やサークルの人たちがといったときに、こういったスマホ教室をやってもらいたいということでしたら、講師派遣というのはしたってもらえるのか。何か講師派遣の基準というものがあるのかどうかとか。
〇横山副局長 基準というのは、特にこのみえDXセンターの取組の中では持っていないんです。相談を受ければ対応というか、御相談させていただいて、キャリアのほうも無料で講師派遣するとかというメニューもございますので、そういうのを相談しながら対応させていただくという形かなとは思っております。
〇今井委員 そういういろんなところから、これからデジタル社会を、みんなに参加してもらえるということにおいては、やっぱり活用してもらえるような環境整備、いつもこのことばかり言って申し訳ないんですけど。県だけでやるということではなくて、市町もそうですけれども、やっぱりそういった形の要請がたくさん出てくるようになればデジタルへの関心が高まっていくということですので、可能な限り、これまでもやってもらったと思いますけど、きめ細かく対応したってもらいたいなと思いますので、よろしくお願いします。
〇石垣委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇石垣委員長 なければ、「みえDXセンター」の取組と今後のDX推進体制についての調査を終わります。
(2)県庁DXステップアップ・チャレンジについて
ア 当局から資料に基づき説明(森課長)
イ 質問
〇石垣委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。
〇今井委員 これ、よう分からないんで教えてもらいたいんですけど、「全職員がモバイル型パソコンを持ち」ということで、僕ら今、何か線つないでもらってパソコンを机に頂いていますけど、職員の皆さんは全部もう持ち運べる、そういうパソコンになっとるんでしたっけ。
〇森課長 今現在は、全職員がそういう状況になっているということではないんですけども、令和5年度からパソコンの更新も少しペースを上げてやりまして、本庁、総合庁舎については令和6年度中に全て入れ替わる。単独地域機関が一部残るんですけれども、令和7年度中には全てをこういったパソコンにしていきたいと思っています。今、大きなパソコンで非常に動作が遅いということで苦情もいただいていますので、そういった部分についてはメモリーを増強することでフォローして、業務に支障のないように進めていきたいと考えております。
〇今井委員 次、単純な質問ですけど、これは議会は入るということは無理なあれなんですか。今、例えば移動で何回も来てもらったりするのを、このSlackを使って打合せさせてもらうとか、そういったことはなかなか難しいんですか。
〇森課長 今現在の準備の状況としては、メールですとかスケジュールにつきましては、議員の皆さんがお使いのパソコン、配付させていただいているパソコンで見るものは変わります。ただ、Slackにつきましては、もともとの活用というのが紙をやめてデータで情報を共有するという、こういう使い方をするということと、あと、これを使いこなすのにかなりルールとかを習熟いただくようなことも必要になりますので、一旦は議会の中でのそういう活用についての御議論をいただいて、使われるということでしたら、それは御準備することはできますので、また事務局のほうと相談はさせていただきたいと思っております。
〇今井委員 この中に、ウェブ会議なら会議室の確保も移動も不要とかってありましたんで、確認したいこととか、いつも来てもらったりというのが、結構移動の負担もあるのかなと思ったもので、一遍聞かせてもらいました。
それと、あともう一つ、最後に、三重県においてこの取組を進めていくと、至るところに生産性が向上とか時間短縮ができるということが書かれているんですけれども、迅速化するのでということで、そうなっていくと、例えば今の残業時間がすごく長くかかっとるのが問題ですとか、そういったことも改善されていくというか、そういった何か目標も持たれとるんですか、総務部とともに。何かそういう職員の方々の作業が迅速化をしていく、ペーパーレスによって経費が削減されていくということには、ペーパーレスの場合はなっていくのかと思うんですけれども、そういう職員の新たな時間ができますよということも書いてもらっとるんですけれども、ということは、県庁における残業時間というものが、今後職員の働き方改革にもつながっていくような、そういうものとして考えておっていいんですかね。
〇三宅局長 おっしゃるとおりで、うちの森課長のところは、対比しますと、紙なんかは40%ぐらい、特に何か意識して目標でやったわけじゃないんですけれども、今のようなやり方で会議をする、あるいはレクチャーとかも全部やっていますと、4割ぐらいは自然と減っているというのがございます。ですので、そこはまず経費という意味では減ってまいります。
それから、あと、時間外勤務については、特に、どうしても年によって業務が違うので追いにくいんですけれども、ただ、例えば新型コロナの動員でたくさん人が要ったりしたときでも、あるいは在宅でしなきゃいけないとかになったときでも、遜色なく仕事ができる部分がございますので、そういう意味では随分改善していくんだと思います。ただちょっと、全体の時間外勤務を追いかけるかというところは、まだそこまでは考えておりませんので、もしもそこまでしていくんであれば、ちょっと総務部と相談しなきゃいかんですけれども、まずは慣れていってもらわないかんもんですから、まずはそこが大事で、俺はもうこれ使いたくないんやとか言われると困りますので、ともかくまずやってみましょうよと。そうすると、別に在宅勤務をしとっても、あるいは出張しとっても、同じように画面で資料を見てできますし、まずそこを広げていきたいというふうに思っております。
〇今井委員 ありがとうございます。結果として迅速化になっていって、業務時間も短縮をしていけるということになっていけばなと思うんですけど、やっぱり県民目線から見ると、残業、いつも夜になっても電気がついとるとか、そういったことも気にもなられとる方もいらっしゃると思いますので、なるべく職員の方々の働き方改革といいますか、残業時間の短縮というのも県庁が見本になっていくというか、デジタルが進んでいけばこういうふうになっていくんですよというようなことも含めて、また、まずは参加してもらうということが大事なんですけれども、結果として、デジタル社会が推進したらこういうふうになるんですよというのも、また数字的なものも出していってもらえればと思いますので、よろしくお願いします。
〇石垣委員長 ほかにございませんか。
〇小島委員 Slackのイメージがよく分からなくて、何かウェブ会議の軽い感じですか。どんなイメージですか。
〇森課長 すみません。説明を省略したところで、15ページ、左側の全体のページのところで、画面のイメージがこういったものですけれども、そこを御覧ください。
ウェブ会議というよりは、どちらかというとLINEを仕事をしやすいように作り込んだサービスだという御理解をいただければと思います。
左側の黒くなっている、白抜きの文字になっているところにチャンネルというのがありまして、これがLINEでいうとグループみたいなものになるんですけれども、階層構造をちゃんとつくって、チャンネルがまずつくれますと。パブリックチャンネルと呼ばれる誰でも見れるものと、あと、プライベートチャンネルという特定の人しか見られないチャンネル、それからあと、ダイレクトメッセージというんですけれども、DMといって、直接1対1とか1対多で個人を指定してやり取りするコミュニケーションができます。この左側にそういったものが全部整理されると。
真ん中のところが、いわゆる投稿したものがずっと出てくるんですけれども、その投稿に対して、例えばこの例でいいますと、リモートデスクトップ接続ソフトについてという投稿をしている中で、このテーマについてのやり取りというのがスレッドという形で右側に出てきていますけれども、1つの投稿に対して議論をグルーピングして整理ができるということになっております。
あと、これの特徴としては、投稿したことに対して、了解とか今確認中とかということですと、絵文字を1つぽんと押すだけでそういうコミュニケーションができるというのが実は特徴になっていまして、例えば私どもなんかですと、課長、これ確認お願いしますということでもらうと、確認中ですとこういう目玉が2つついた絵文字を送ると。確認したら、了解ですとか、ありがとうございますとかということも送れますし、そういったスピーディーにやり取りをすることができるということになります。
このチャンネルのメンバーに対しては、一斉に全員に情報が共有できますので、それを見た人の投稿もまた一斉に共有されるということで、メールですと、いっぱいメールがあちこち飛んで、それがほかのテーマと混ざってしまって非常に分かりにくくなるんですけれども、そういったことがなく、情報が非常に整理されるというところがメリットなのかなと思っております。
〇小島委員 イメージ、大体分かりました。
文字で残っていくので、口で言って確認をしたということでの不確定な要素はなくなって、LINEとかも今そうですけれども、自宅とかでもいろいろやり取りができるようになる。これ、時間に限りがなければ、もうこれを使っていると物すごい時間ってすぐたってしまうと思うんですが、かえって見えないところでこういうところを使う時間が増えるということがないように、やっぱり気をつけなければいけないなというふうに思いますので、その辺りは十分、かえってワークライフマネジメントみたいなのがぐちゃぐちゃになっていくとか、あと、休暇で家にいてもできてしまうとか、その辺りがあるのかなと思いますので、また課題を洗い出しながらやっていただきたいなというふうに思います。私はこれは有効やと思いますので、ぜひ使っていただければと思います。
先ほど今井委員が議会との関わりも言いましたけど、何か私は、紙で、ちょっと違ったら差し替えますとか、ばあっと紙が来てとか、もうええのになと思うことがようけあるので、その辺りも、これは私たちの問題ですけど、少しずつ変えていければなというふうに思います。よろしくお願いします。
〇三宅局長 そのとおりで、我々も会議って、パソコンを持ち寄って、Slackの中から資料を出してやるので、もしも修正があればそこで修正しますし、例えば5人集まって会議をしていて、修正を私のところへ送っておいてねと言って送ってもらう。そうすると、今度、それをまたこういうふうに直しましょうねというのを同時に行けるんですけれども、もしもこれがそういうのを使わないと、また5人集まってもらって言うとか、誰かに言うてそれを広げやないかんとかというところが出ますので、そこはすごくメインになりますし、それと、Zoomと組み合わせることによって、さっき小島委員がおっしゃるみたいに、在宅勤務をしとっても同じように仕事ができますので、Zoomの画面を見ながらできるとか。資料の差し替えも、おっしゃるとおり、もう一回全部コピーするとかは、どうしてもすごく大変ですし、資料の準備も、先ほどありましたけど、準備してこんだけ刷ったのに、違うところを発見したと言ってまた大騒ぎするとか、そういうのもなくなりますので、随分そこは効率化されていくと思いますので、ただやっぱり、おっしゃるみたいに使い方というのがすごく大事ですので、そういうルール的なこともしっかり議論しながらしていくということは肝に銘じてやっていきたいと思っております。
〇小島委員 どうぞよろしくお願いします。ずっと進んでいけば、同じような仕事をしている人のデスクをグルーピングしていくことは大事だと思いますけれども、1人1デスクなのかとか、本当にその辺りの姿まで大きく変わっていく可能性も含んでいると思いますので。
〇三宅局長 おっしゃるとおりで、我々の今の職場はフリーアドレスになっておりまして、特に固定の机はございませんので、四角形の机とか細長いのとかあって、みんなが個人のロッカーからパソコンを持ってきて、そのときそのときで座る場所を決めてやっておりますし、それから、1人で会議するブースも少し設けたりというような形でやっておりますので、多分だんだんそういうふうに変わっていくことになると思います。
〇小島委員 可視化していくって大事で、見たときに、あ、何か違うというのが伝わるということって、多分、県庁内で進めていく大きな後押しをする力になると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました。
〇石垣委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇石垣委員長 なければ、県庁DXステップアップ・チャレンジについての調査を終わります。
(3)データ活用方針について
(4)行政手続のデジタル化について
ア 当局から資料に基づき説明(森課長)
(休憩)
イ 質問
〇石垣委員長 (3)データ活用方針について及び(4)行政手続のデジタル化について、御質問等があればお願いをいたします。
〇村林委員 データの活用方針について先ほど聞かせてもらいまして、印象としては、非常にこれからAIの時代に備えたような取組だなという印象を受けました。当然必要なことなので、このとおり進めてもらったらよろしいかとは思うんですけど、気になるのは、やはり片仮名言葉ですね。以前、一般質問で行政の片仮名言葉を日本語にという一般質問をさせてもらって、これから徹底しますと、日本語にできるものは日本語にするし、難しいものは併記するなりきちんとすると。
今回の中で気になるのは、やはり「データドリブン」ですか。これは、データに基づき意思決定する組織というふうに普通に日本語で言ったら何でいかんのか。「データドリブン」と書くのであれば、「データに基づき意思決定する(データドリブン)」でいいと思うんですね。何で「データドリブン」のほうを先に書いてしまうのか。その辺のことはやはり大事なことだと思うんで、ちょっと御所見を聞かせてもらえますか。
〇森課長 大変申し訳ございません。この部分については、もう委員がおっしゃるとおりだと思いますので、徹底させていただきます。
〇村林委員 先ほど今井委員と休み時間に話されとるのも聞いていましたので、このDXを進めるのであれば、そういう分かりやすさも重要だと思うので、分からない言葉が出てきて、そこでもう駄目だということのないように、ぜひよろしくお願いします。
以上です。
〇石垣委員長 ほかにございませんか。
〇今井委員 分かる範囲で教えてもらいたい。
僕、このデータ活用方針で、県庁のDXの推進で「県民サービスが変わる!」、「誰もが、いつでも、どこからでもスマートフォン等で簡単に行政手続ができる」というのがすごくありがたいなと思うんですけれども、分かる範囲でいいんですけど、県のほうはまだ一般県民の皆さんから直接何かというのは少ないですよね。市町のほうが多いですわね。市町も幾つかの取組をやっていかないといけないことがあると思うんですけど、進捗率というのはどうなんですか。市町のほうがやるべきこの「誰もが、いつでも、どこからでもスマートフォン等で簡単に行政手続ができる」というような、いろいろ県と市町でデジタルというのを、人材育成も含めてやってもらっとると思うんですけど、市町のほうは大分進んでいっているんですかね。
〇森課長 県と市町を比べると、市町でそういう電子申請システムみたいなものを入れて運用されているところというのは、やっぱり県よりスタートが大分遅いんです。今は、県が入れた簡易版のシステムと同じものを、25市町では一応導入はしていただいているんですけれども、その活用の度合いですとかにつきましては結構まちまちで、例えば職員間のアンケート調査とか、そういったものの活用にとどまっているところもございますし、進んでいるところなんかは市民向けに手続を掲載しているところもあるというところで、状況としてはまだまだこれからかなと。
一つは、国のほうでは、子育てとか介護なんかの26手続について市町のオンライン化というのを進めてくださいという、そういう働きかけを各基礎自治体にはしておりまして、それについては、やはり全手続をできるようにするという市町もございますし、ただ、まだその数というのは少ないという状況で、市町によっては、その中のごく一部だけにとどまっているところもございます。
そこはやっぱりいろいろ理由もありまして、例えば介護なんかの関係ですと、電子だけではなかなか完結しにくいので、対面での相談とか、あるいはもう少し手厚い支援もしながらやらないと厳しいので、いきなり全部電子化というのはちょっと拙速過ぎるんじゃないかという感覚を持っている市町もございますし、子育てのところについても、一番最初の接点のところで、やっぱり対面でやり取りをしたいという中で、そこをちょっと見極めながら進めていくというところで、国が推奨している26手続については、全部やるというところと、やって差し支えないところに絞ってやると決めているところとで、少し温度差があるという状況です。
それ以外にもやれば便利なものというのはありますので、そういった部分については、来年度、県としてもしっかり、ツールが入ってきているところがありますので、それをどんどん活用して電子申請に取り組んでいただけるように働きかけをしていきたいなと思っております。
〇今井委員 当然、県のやってもらう行政サービスというのと市町のやってもらう行政サービスというのは違う部分があるんですけど、より身近なもので皆さんが、ああ、こういうふうに便利になるんだというような、デジタルというものによって、誰でもいつでもどこからでもみたいなことが本当にできるんだというのは、どちらかというと市町のほうの行政サービスのほうが身近で、便利さをすごく感じる県民の数が多くなると思うんです。だから、入り口のところで、しっかりと三重県がデジタル社会を目指すということは、三重県だけがやっとっても駄目で、やっぱり市町を含めて三重県全体が、県民も含めてということでいけば、より身近なところで本当に便利さを感じていただければ、またどんどんステップアップもしてもらえるかなと思いますので、県として市町をしっかりサポート、連携をしていただきながら、一つ一つ便利なデジタル化が進んでいくように頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
〇石垣委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇石垣委員長 なければ、データ活用方針について及び行政手続のデジタル化についての調査を終わります。
(5)スタートアップ支援事業について
ア 当局から資料に基づき説明(和田課長)
イ 質問
〇石垣委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。
〇今井委員 すごい画期的というか、いい取組やと思うんですね。
例えば、このスタートアップ支援事業、僕ちょっと今忘れとるというか、ちゃんと分かっていないんで申し訳ない。この事業は来年度、雇用経済部へ行くということでいいんですね。
〇和田課長 雇用経済部のほうで所管になります。
〇今井委員 そこで、このデジタル社会推進局が進めてきとったわけですね。ここにデジタルというのがすごく入っとるということでいいんですか。
〇和田課長 委員がおっしゃられるとおり、今現在、新しい技術ですとかサービスを活用した創業であるとか第二創業となってくると、どうしてもデジタルの力であるとかスキーム、先ほどもお魚の話でアプリの開発の話をさせていただいたんですが、不可欠な部分もございますので、その観点というのは、雇用経済部に移管されたとしても、デジタル技術を活用したという点は重要にはなってくるかと考えております。
〇今井委員 分かりました。今まで雇用経済部も企業と企業をつなぐということをやってきとって、それのデジタルを多く組み入れたというか、そういうやつをデジタル社会推進局でやっていただいとって、それが今度、雇用経済部のほうへ行けば、今まで雇用経済部がやっとったこともさらに前へ進んでいくというような感じでいいですかね。
〇和田課長 ありがとうございます。もちろん、創業、スタートアップもデジタルばかりではございませんので、総合的に企業の御支援という形で対応をさらに進めていけたらと考えております。
〇石垣委員長 ほかにございませんか。
〇中村委員 分からんことばっかなんで、すみません。
この二軒茶屋餅角屋本店のビールの関係のところなんですけれども、これを読ませてもらって、女性向けブランドを手がける云々とあるんですが、これの中で、普通のスタートアップで、特にAI、あるいはこういったDXを活用したというところがあまり読み取れないんですけれども、自然と入り込んでいるというか、自然と活用されているのか。何がDXのところなのか、普通のスタートアップとどう違うのか。
〇和田課長 新しい市場に今回、二軒茶屋餅角屋本店は打って出られるんですけれども、やはり女性顧客に対するニーズであるとか、今までの購入履歴というようなデータの一定の知見も必要になってきますし、今回の事業では、クラウドファンディングというんですけれども、インターネット上で募金を募ってというような、そういう新しい仕組みというのもDELICEのほうと組んでされるというところで、デジタルの視点も加味した内容となっております。
〇中村委員 ありがとうございます。クラウドファンディングなんかも、無数のいろんな方たちが、企業じゃないところなんか、いろんな方がされていますし、どこまで行政がそういった支援をされるのかちょっと曖昧だったものですから、来年から雇用経済部のほうへ変わるんやけれども、ちょっと分かりにくかったな。
〇三宅局長 先ほどちょっと和田も言いましたけれども、我々が受け持っている部分というのは、革新的なビジネスモデルだったりとか、あるいはデジタル技術を使って起業していくものということで、例えば通常の飲食店を開くとか喫茶店を開くとかいうものとはちょっと違うという部分を受け持っているということと、それから、国のスタートアップ5か年計画の中でも、いわゆる第二創業というのを大きな三本柱の一つに位置づけていまして、これは喜田副委員長は御参加いただいたのであれですけれども、自社の持っている技術とか強みをオープンに出して、こんなふうにしたいけどアイデアとか何かいいものはないのかということを、全国のスタートアップの、あるいは先進的な企業に問いかけてマッチングをさせてやっていくと。
二軒茶屋餅角屋本店の話でいきますと、ビールをやっていたけれども、女性向けとか、あるいはノンアルコールって、したことがないので分からないと。だけど、いろいろ研究開発をしていったら、ホップの中に非常にいい成分があることが分かったけれども、それを何とか生かしたいということでオープンに出して、それでうまくマッチングをしたと。これが非常にヒットしていけば、すごい大きな市場を生んでいくということでございますので、今回のオープンイノベーションの取組は、そういうものとして県としては支援して取り組んでいるということでございます。
〇中村委員 私が思ったのは、二軒茶屋餅角屋本店がこうやって、ここは前からいろんなことに挑戦をしているところなので、こういう事業を始められたことが、次の事業を始めようと思っている皆さん方に、こういうのでやったらいいなという形で、続けとばかりにそういう人がどんどん生まれてくるような、そんなモデル的な形でやってもらうとうれしいなと。そのためには、やっぱり分かりやすく、すごいなという、くっきりと分かりやすい事業の情報発信をしていただくといいんかなということを感じさせていただきました。
〇三宅局長 おっしゃるとおりでして、今回、県内の4社、進んでいる取組をされている企業の方に御協力いただいて一緒にやりましたけれども、こういう取組をほかの県内の企業も、あ、そういうことでできるのかと。例えば、ここの例に挙げています保冷と消臭ということで、保冷剤をずうっと開発してきた企業が、ペットのところとって全く違うところですので、例えばそういう組み合わせがあるんだとか、そういうことを知っていただいて、まず自社の強みとかいいところは何なのかとか、そういうことを考えていただくということは大事だと思いますので、こういう取組を積極的に広げていくというか、そういうのが大事だと思っておりますので、これはまたこれで、こういう成果であったりとか、そういうのは広く企業の皆さんにも周知していきたいと思っております。
〇中村委員 よろしくお願いいたします。
〇石垣委員長 ほかにございませんか。
〇喜田副委員長 このスタートアップ支援事業、オープンイノベーションですね。私も参加させていただいて、すばらしいなと思わせていただいたんです。これが起業とか第二創業ということで、今、企業のほうでやっていますけれども、この県庁の中においても、部局横断的というふうな言葉を使っていますけれども、この手法というのは行政の中にも取り入れていくべきではないかなと思うんです。連携とかじゃなくて、ゼロから1を生み出すときにこの手法というのは、行政の部局が持っている強みとか、これしてあげる、その代わりこの部局からこれしてもらうというような、そういうふうな手法というのは行政の中にも取り入れていくべきじゃないかなと思うんですけれども、あまりにもすばらしいので。その辺り、三宅局長の感想なんかをちょっと聞きたいなと思って。
〇三宅局長 我々の局はまさしくそういうものでして、各部局でずっと何かあるやり方をしてきたけれども、やっぱり非常に問題点があって何とかしたいと。でも、大事なのはここだよという相談を受けたときに、そこにデジタルの力とか、今はこういう解決策があるよというようなことの御提案をさせていただいたりとか、我々で専門の職員もおりますので、できるんであれば一緒につくっていくというようなことはやってきましたので、そういう意味でいくと、いろんな事務改善を今60件ぐらいかな、ずっと毎年受けていますけれども、そういうのを直してきたというのがございますので、そこは一ついいのかなと。
あと、各部局のと言ったときには、この前の本会議の答弁もございましたが、例えばドローンであれば、あれもうちで調べたんですけれども、いろんなところでこんな種類のドローンを持っているというのが分かってまいりましたので、そうすると、防災のほうでいざというときにこういうドローンが使えるんじゃないかということも分かるようになってきたというのがございますので、別に我々、縦割りでしているわけではないんですけど、えてして目の前のことをやっているとそうなりがちですので、そういうことは横串を刺していきたい。局としては引き続き同じものでできるようなこととか、お互いが補えるものというのは見いだしながらやっていきたいと思います。
〇喜田副委員長 それは雇用経済部に移管したとしても、三宅局長が今言われたことというのは生きていくんでしょうか。部局横断的に、私が思うのに、4年間見させてもらって、部局と部局が何か一つになって、こういうオープンイノベーションみたいにタッグを組んで、1つのチームとしてプロジェクトチームをつくってというのが、何かしらあまりないような気がするんですね。あるんでしょうけど見えてこないというか、こういうものが県庁に根づいていくと、移管されても生きていくといいかなと思うんですけれども。意見です。
〇三宅局長 それは我々がいつも心してせないかんなというところと、それから、先ほど説明のあったデータ連携なんかも進んでいきますと、こちらの部局が持っているデータが実は自分のところの業務に役に立つということも多分出てくると思いますので、そういうのも一つのきっかけにはなっていくかなと思いますので、我々としてはそういうのを広めていくようにしていきたいと思います。
〇石垣委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇石垣委員長 なければ、スタートアップ支援事業についての調査を終わります。
(6)その他
〇石垣委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら、御発言をお願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
〇石垣委員長 ございませんということで。
なお、この際、デジタル社会推進局長から発言を求められておりますので、これを許します。
〇三宅局長 お時間をいただきまして、ありがとうございます。
デジタル社会推進局としましては、本日が最後の委員会ということになります。委員長、副委員長をはじめ委員の皆様には1年間、委員長と舘委員は2年間になりますけれども、大変お世話になりました。デジタル社会推進局関係の議案の御審議、あるいは事業の取組に対する御意見、御助言をいただきました。ありがとうございます。また、時に𠮟咤激励もいただきまして、改めてお礼を申し上げたいと思います。
この委員会の中でも議論がありましたように、これからやっぱり暮らしや社会、行政、いろんな分野で変わっていかないかんというのがございまして、地域課題、社会課題を解決していくのにDX、デジタルを使っていかなきゃならないということはもう間違いないというふうに思っています。
ただ、DXが何かすぐに劇的に変わっていくと、そういうイメージもあるわけですけれども、そういう面もある一方で、やっぱり初めから何かすごいものがばんと出てくるというわけでもございませんで、やっぱり都度都度直しながらやっていくとか、あるいは使う人の立場に立って考えていくとちょっと時間がかかるとか、あるいは導入するのに負荷がすごいかかってしまうとか、いろんな面があると思います。ですから、そういうことを乗り越えてやっていかないかんと思っています。
このデジタル社会推進局も2年間、民間からCⅮOを招きまして、本当に試行錯誤しながら取り組んでまいりました。みえDXセンターの設置であるとか、あるいは、先般認めていただきました「みえのデジタル社会の形成に向けた戦略推進計画」の策定であったりとか、県庁DX推進基盤の整備とか、空の移動革命とか、スタートアップを着実に進めてこれたかなと思う一方で、やっぱりまだデジタル社会の形成に向けて県全体で取り組んでいくという機運の醸成とか仕組みづくりという部分なんかは、まだまだ取り組んでいかないかんなというふうに思ってございます。
次年度以降は、総務部と雇用経済部に分かれて、それぞれミッションを達成すべく今まで以上に頑張っていきたいと思います。また、異動する職員も含めまして、このデジタル社会推進局に在籍した職員が一人ひとり誇りを持って、それこそ異動した先でもDXを広めていく伝道師といいますか、そういう役割を持って職務に励んでいきたいと思っております。
委員の皆様には、引き続き御指導、御鞭撻をいただきますようによろしくお願いをしたいと思います。本当にどうもありがとうございました。
〇石垣委員長 以上で、所管事項の調査を終了いたします。
2 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
(休憩)
第3 分科会(総務部関係)
1 議案の審査
(1)議案第4号「令和5年度三重県一般会計予算」(関係分)
(2)議案第5号「令和5年度三重県県債管理特別会計予算」
(3)議案第51号「令和4年度三重県一般会計補正予算(第11号)」(関係分)
(4)議案第52号「令和4年度三重県県債管理特別会計補正予算(第2号)」
ア 当局から資料に基づき補充説明(高間部長、吉川参事)
イ 質疑
〇石垣委員長 それでは、御質疑があればお願いいたします。
〇今井委員 県庁舎等清掃、警備等委託料の実績減で7億3038万1000円の減額というのは、この補正予算、議案第51号でいいんですかね。
県庁舎等管理事業費が、補正前が15億円で、約半分近くが減になっとるんですけれども、これは何が減ったのかというのをちょっと教えてもらいたいなと思いまして。
〇髙山課長 県庁舎等管理事業費の減額の理由でございますけれども、県庁舎等の清掃、それから警備等委託料の実績による減で、1億300万円強を減額してございます。
〇松浦副部長 すみません。さらに補足をさせていただきます。
それ以外に、いわゆる公共振替が増えたことによって減額を6億円ほどしております。それが大きい要因となりまして、公共振替と申しますのは、公共事業においても県庁舎を使用しておることから、毎年度、最終補正予算において、公共事業で使う分だけの費用を算出しまして、それは県土整備部が主になるんですけれども、そちらのほうの節で庁舎維持管理費等の節を見ていただいて、その分、総務部の予算としては落とすというような作業をしておりますので、実質的には県の仕事としては変わらないですけれども、部局間の調整をさせていただいたというものが主な内容になっております。
〇今井委員 分かりました。7億3000万円って、ちょっと前にいただいた議案聴取会の資料なので、漠としか分かっていなかったんですけど、じゃ、県庁舎等清掃、警備等委託料のほうでは1億300万円ぐらいの減ということで、これは入札差金ということでいいのか。
というのが、先ほどあった、ちょっと最近聞かさせてもらうんですけど、知事公舎の周りのことで申し訳ないですけれども、知事公舎、結構広くて、木とかもすごく生えとって、近所の隣接しとる人が、あの木何とか切ってもらえやんやろかみたいな、そういったお声とか、つい先日も聞かせてもらっとったんですけれども、この県庁舎等の「等」には多分、知事公舎なんかも入っとると思うんですけれども、今のは特別なことであるんですけど、この金額で清掃してもらわなあかんと思ったのが入札差金で安くなったのか。警備も、これだけ必要な量は確保しとるけれども、ただ単に安く入札等でなったのか。その辺、もう一回ちょっと教えてもらっていいですか。1億円減額というと大分の金額なのかなと思いますので。
〇松浦副部長 また詳細は、後ほどちょっと整理させていただきたいと思うんですけれども、基本的には、例えば燃料費、電気代なんかが上がっている分については12月補正予算でかなり補正させていただいて、増額をさせていただいているんですけれども、執行してきたら、いろいろ入札差金であるとか執行差金が出てきたということで、今回整理をさせていただいておりまして、先ほど委員がおっしゃられた知事公舎の周辺の伐採につきましては、安全上の配慮もありますし、後ほど説明させていただきます有識者の会議でも御提案がありましたので、それをきちんと伐採をするということで費用を盛っております。それはプラスで乗ったんですけれども、トータルとして1億円ほど減額しているというもので減額させていただきますけれども、委員がおっしゃられた先ほどの知事公舎周辺の必要な伐採費用については計上しております。
〇今井委員 ありがとうございます。知事公舎周辺のことだけにこだわっとるんじゃなくて、ここでいう県庁舎等清掃、警備等委託料の実績額の減と書いてもらってあるので、量的にちゃんと県が思っとった清掃、また警備をしてもらうという、その仕事量といいますか、当初これだけ今年度やらないといけないというところは全部やってもらった上で、実績減というのは入札差金と考えていいということなんですか。
〇高間部長 基本的には、当然、入札するときには設計金額をつくって、それと予算が大体合っている形で発注をかけるので、入札すると必ず下がってくるのは事実なので、恐らく入札差金だと思っています。当然、やるべきことを減らして減額したわけでは決してありませんので、そこは御心配いただかなくても結構かと思っています。
〇今井委員 はい、分かりました。
〇石垣委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇石垣委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 議案第4号(関係分) 挙手(全員) 可決
議案第5号 挙手(全員) 可決
議案第51号(関係分) 挙手(全員) 可決
議案第52号 挙手(全員) 可決
(5)議案第20号「三重県退職手当基金条例案」
(6)議案第26号「三重県新型コロナウイルス感染症対応中小企業者等金融支援臨時基金条例の一部を改正する条例案」
(7)議案第68号「三重県公共施設等総合管理推進基金条例案」
ア 当局から資料に基づき補充説明(高間部長)
イ 質疑
〇石垣委員長 それでは、御質疑があればお願いいたします。
〇今井委員 退職手当基金のほうですけれども、これは令和5年度から令和14年度までの定年引上げ期間においてということで、令和5年度は45億円積んでもらうということですけど、これはもう14年度までの分ということではないんですよね。
〇高間部長 今回積ませていただいているのは、令和5年度は定年退職がおりません。ところが、令和6年度はおりますので、令和5年度の退職手当と令和6年度の部分でへこんだ部分と増える部分を相殺してやっている形になりますので、令和6年度は取り崩すだけという形になります。一方で、令和7年度はまた定年退職者がいない年になるので積み立てるという、そういう繰り返しで令和14年度まで進めていくというような形になります。
〇今井委員 2年ごとに積み立てて、2年ごとに取り崩していくという形の基金ということですね。分かりました。ありがとうございます。
あと、議案第68号の公共施設等総合管理推進基金、先ほど言われたように県庁舎、また県立高校等、そういった建て替え等が必要になるものに使われるものだと思うんですけれども、これは解体とかには使わないものなんですよね。
〇高間部長 例えば現地建て替えの場合ですと、解体して建て替えるというような形になると、それは普通のいわゆる事業費として起債も認められるので、場合によっては充てる形になるかも分かりませんし、ちょっとそこまで詳細な形にしないので、今、大体積み立てようとしている額の考え方が、例えば本庁舎であれば400億円ぐらいの事業費を想定して、恐らく県費、一般財源が100億円ぐらい要るだろうと。学校については、大体1校当たり平均40億円強ぐらいで見込んでいまして、それを11校、大体想定しているんですけど、そうすると440億円ぐらいという形になるので、そうすると、先ほどと同じように起債を充てて、残りを一般財源を充てると100億円ぐらい要るかなということで、200億円を目指して、毎年10億円ずつ積んでいけば20年で大体それぐらいの一般財源は用意できるのかなと。そんな制度設計で今回考えさせていただいているので、実際はやってみないと幾らかかるか分からないときもあるので、それはそのときにまた対応をしていかざるを得ないのかなというふうなことは思ってございますが、現時点ではそんな感じでございます。
〇今井委員 要は、改修とか長寿命化とか建て替えに使ってもらうお金で、前からちょっと僕も気になっとるんですけれども、県有施設でもう使い道がないまま置いてある古い建物を解体するというのには、これは使えないということでいいわけですね。
〇高間部長 それは、一応今回考えているのは、20年後にコンクリートがもう80年というのを迎えるものだけを想定していますので、もしそれに至るまでの間に、例えばもう壊すものがある、あるいは建て替えするものがあるというものについては、そのときの予算の中でしっかりと、例えば年度のずれは出てくるかも分かりませんけど、なるべく平準化するような形でそれは整理していきたいなと思っていますので、この基金に頼らず通常の予算の中でやっていきたいなと、そんなふうに考えているところでございます。
〇今井委員 分かりました。ありがとうございます。
〇石垣委員長 ほかにございませんか。
〇西場委員 さっきの公共施設、もう一遍確認したいんだけど、これは本庁舎と県立高校11校、そこに的を絞ってやっていくという基金なんですか。ほかに影響しないんですか。公共施設は他にあまたありますわね。
〇高間部長 例えば警察署なんか、かなり古くなってきとるやつもあって、例えば今回、大台署とか、そういうのはさせていただくんですけど、それはなるべく1つの年度に重ならないような形で平準化するような形で計画をして、この基金を頼らずに通常の予算の中で起債も使いながら、あるいは国庫補助金も使いながら対応をしていきます。
これは何でかというと、重なるのがもう目に見えとるもんで、そのときに備えて今から積み立てたいなという趣旨の基金になりますので、場合によってはまた使うという御相談を将来するかも分かりませんけど、基本的に今はあくまでも本庁舎と県立学校11校、これが確実に20年後にはもう延命もできない形になりますので、それに備えてためていくという整理でございます。
〇西場委員 ちょっと条例をきちっと読んでないんですけれども、本庁舎と学校ということを条例の中に書き込んであるんですか。
〇高間部長 それはうたってないです。
〇西場委員 毎年10億円というところも、ある程度書き込んであるのか。
〇高間部長 書いてないです。取りあえず、一応目標は200億円という形で、今年は10億円積み立てられました。ところが、その年度の財政状況によって、例えば20億円積める年もあるかも分かりませんし、逆に5億円しか積めない年もあるだろうというのは想定はしていますけど、トータルするとやっぱり200億円は必ずそのときに必要になってくる金なので、何とかためていきたいなと、こういう趣旨でございます。
〇石垣委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇石垣委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 議案第20号 挙手(全員) 可決
議案第26号 挙手(全員) 可決
議案第68号 挙手(全員) 可決
(休憩)
2 所管事項の調査
(1)令和5年度税制改正について
ア 当局から資料に基づき説明(羽多野課長)
イ 質問 なし
3 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項
〇石垣委員長 予算決算常任委員会本委員会への分科会委員長報告として、本日の議案審査及び所管事項調査に関して、執行部に処理経過の報告を求めるべき事項は何かございますか。
〇西場委員 もうこれで分科会は終わるの。
〇石垣委員長 はい、これで。
〇西場委員 ちょっと一般会計予算のところで聞いたほうがよかったんか分からんけれども、もう一度確認しておきたいんだけど、国体基金の残を財政調整基金へ積むということで、今後の使い方の問題で、こういう基金の残額というものでまとまった金額が財政調整基金へ積まれるというのは、そうめったにないことであるわけでね。今後の使途については、本会議や委員会でいろいろ議論も出ておると。今後、積まれた48億円の財政調整基金について、いわゆる一般の財政調整基金のものとは色合いが違うというところの特別な枠組みの中できちっと位置づけられていくのかどうかというのを、一遍ここで確認をしておきたいし、それについて、今後の活用をどういうように進めていくかということについて、現時点で総務部として考えておる、あるいは言えるところをもう一度聞かせてもらいたいと思います。
〇高間部長 いわゆる国体基金を廃止して財政調整基金に入れた額が48億円なんですけれども、財政調整基金と一般的に言うんですけど、その中には財政調整のための基金の部分と、いわゆるそれ以外の部分というのがありまして、いつも例えば部長説明概要なんかで御説明させていただいとる、いわゆる予算を組むに当たって歳入と歳出の差を埋める部分というのが財政調整のための基金の部分でございまして、今回の48億円については、財政調整のための基金のところには入れずに別のところに入れてあるので、それは確実に使わないという前提でそこへ置かせていただいていますので、もし仮に今後、次の質問にも関係してくるんですけれども、まだ現時点で、じゃ、あの48億円のまとまった金を何に使っていくかというのは、まだ全然庁内でも決まった答えというのは出ていないので、総務部としては、当然、それを使うべき事業というのが出てきた段階で、また議会の皆さんにはそれを使う前に当然御説明をせなあかんのやろなという理解はしていますし、通常の毎年の予算編成の中でお金が足らんもんでそれを使うということは一切ないと、これは断言させていただきたいと思っています。
以上です。
〇西場委員 財政調整のためのいわゆる一般的な財政調整基金ではなく、別枠の財政調整基金としてそれを確保していくということ、そこは大事なポイントやと思いますので、ぜひそうしてもらいたい。
後の活用については、その活用案が出てきたところで議会に諮るということももちろんでありますけれども、この間の本会議でもいろいろやり取りがあったけど、議会の意見、要望というものをきちっと聞き取る中でその活用というものを検討していくということも当然必要であると思う。それを県のほうで自分らでやるということであれば、今回の一連の経過の中で、この48億円が総務部丸もうけの話になってはいけないので、その点についてもう一遍念押しをしておきたい。私も質疑の中で言ったように、活用検討会みたいなものが要るんではないかと。その中に議会の意見を取り入れるという姿勢を確認しておきたいんですが、いかがですか。
〇高間部長 逆に言ったら、まだ何もそういう枠組みも含めてちょっと決まっていないので、私の口から言っていいんかどうかというのもあるんですけど、間違いなく、要は48億円というのは貴重な財源でまとまった金なので、本来は通常やるべき事業というのは、毎年度の予算の中でしっかりやっていくものやとは思っています。それをやれるように、きちんと財政の健全化を引き続きしっかりと取り組みながら、その年度でやるべきことはその年度のお金でやると、これが基本だと思っているので、そういうふうな財政運営をこれからもしっかりと進めていきたいというのが、まず総務部として申し上げられることかなと思っています。
その上で、当然、その48億円をこういうものに使っていくんやというのは、いろいろたくさんの御意見も要るのかなというふうに思っているので、その枠組みはちょっとどんなふうな形にするのがいいのか。あるいは議員を入れたほうがいいのかどうかというのは、議員のほうから議会の総意を言ってもらえる方が来られるのかどうか。要は、48名の方がおられると、多分いろんな考えの方がおられると思うので、例えばある人の意見だけ言われても、それが議会の総意という形にはならないと思うので、ちょっとそこの仕組みもあるのかなとは思っているので、そこはまたそういう検討会みたいなものをつくるという段階がもしあれば、そのときにまた相談させていただきながら、どんな枠組みでやるのがいいのかというのも含めて御相談させていただきながら使い道を決めていくのがいいのかなと、こんなふうに思っているところございます。
〇西場委員 もう終わりますが、別枠であるということを確認しましたのと、今後、議会のほうの意見、要望をしっかり取り入れてもらうようにお願いして終わります。
〇石垣委員長 西場委員、ですので、先ほどの執行部に処理経過の報告を求めるべき事項は、今のところはないという形でよろしいですかね。
〇西場委員 はい。
〇石垣委員長 その他の御意見ということで。
それでは、本分科会として特に経過報告を求める事項はなしといたしますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇石垣委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。
第4 常任委員会(総務部関係)
1 議案の審査
(1)議案第23号「三重県部制条例の一部を改正する条例案」
(2)議案第25号「三重県職員定数条例の一部を改正する条例案」
(3)議案第41号「包括外部監査契約について」
ア 当局から資料に基づき補充説明(なし)
イ 質疑 なし
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 議案第23号 挙手(全員) 可決
議案第25号 挙手(全員) 可決
議案第41号 挙手(全員) 可決
〔デジタル社会推進局 入室〕
2 所管事項の調査
(1)令和4年度行財政改革取組について
(2)今後の知事公舎にかかる対応方針について
ア 当局から資料に基づき説明(福井課長、髙山課長)
イ 質問
〇石垣委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。
〇今井委員 まず、行財政改革のほうで、コロナ禍もあっていろいろな活動の制限とかがあったと思いますけれども、クラウドファンディングというのは来年度は幾つぐらい予定されとるんですかね。各部局になると思うんですけれども、もし捉えておったら教えてもらいたいんですけれども。
〇石黒課長 令和5年度当初予算におけるクラウドファンディングということでよろしいですね。
現状、クラウドファンディングについては3本の事業を予定しております。医療保健部が1本、子ども・福祉部が2本という形で考えておりまして、予算上は263万5000円を寄附金として計上しているところでございます。
〇今井委員 それが多い、少ないとは言いませんけど、前はもっといろいろとクラウドファンディングの事業って、教育委員会関係であるとか、ダムカードとか、いろんなものがあったのかなと思っとるんですけれども、こちらに書いてもらってある「県財政の基盤強化」で、「クラウドファンディングの活用等による歳入確保策の推進」と書いてもらっとって、今後どうなっていきそうなんですかね。今回3事業ということですけれども、力の入れようはどうなんかなと思って。
〇松浦副部長 令和4年度は、実は2事業しか実績がございませんで、それからすると令和3年度は1事業増やした形になるんですけれども、委員がおっしゃられたように、以前はもっとたくさん、コロナ禍の前はやっておったもんですから、特に例えば交通の関係のイベントであるとか、そういったもので活用していて、そのイベント自体がなくなったとかということもあるんですけども、今後いろんな活用方針を各部に周知しまして、さらに広げていくように努力していきたいと考えております。
〇今井委員 無理につくる必要はないと思うんですけれども、やっぱり県民の方の協力もいただいて、また参加してもらう方の協力をいただいていろんなことを進めていくというのが、ある面、理解の促進にもつながったり、競争にもつながっていくと思いますので、その辺はまた各部局のほうで御検討いただくようにお願いしたいと思います。
もう一つ、知事公舎のほうで聞かせてもらいたいんですけど、今説明いただいていろんな、「有識者会議での主な意見」とか、「今後の対応」の5つの観点から総合的に検討しという形で、今回、民間のマンションを賃借するというような方向で決まったということですけれども、これはずっとこれまでの長い歴史があって、今回老朽化ということがあって、今の知事のほうで様々な有識者会議等でも意見も聞いて、それで判断されたということになると思うんですけど、これからのことも考えて今決めたということの理解でいいですか。
例えば、知事というのは選挙で選ばれて、何期やるかとか、また次は必ず替わっていくわけですよね。ですので、三重県行政の中で今まで知事公舎というのがあって、今の知事のときにこういう考えで、次、また知事になられた方がどう考えるのかとか、なられた知事によってどうするかというのを変えていくものなのかどうなのかということは、今回、議論の中でどういうふうな御意見があったのかというのと、やっぱり知事になられる方の家族構成によっても、民間のマンションでも間取りとか、そういったものも全く変わってくると思うんですね。ですので、民間の複合的なセキュリティーがかかっとるマンションを、今、例えば1つお借りしても、次に知事になられる方の家族構成であるとか必要な広さというのを考えると、また違うマンションを探すのかとか、その辺ではどういうふうな御検討をされたのかなというのをちょっと聞かせてもらいたいんですけど。
〇髙山課長 今回、重複しますけれども、老朽化でございますとか、あるいは維持管理の費用がかかっていますよね。それから、申し上げませんでしたけれども、他県の状況なんかも鑑みますと、知事公舎をもう持たないという県がたしか4割ほどあったというふうに記憶していますけれども、そういった状況もございまして、今後の知事公舎をどうしていくかということで検討に入ったというところでございます。その検討結果としましては、民間マンションを賃借していくことで、それを知事公舎とするというふうに方針を決めましたので、これについては今後もこの方針に従って進めていくという形になります。
2つ目の質問でございますけれども、おっしゃるとおり、知事によりましては、家族環境、家族のニーズとかによっては、決められたマンションに入れないということももちろんあると思います。ですので、替わったときの知事の事情を考慮しまして、場合によっては、民間マンションの中だけれども、もう一遍選定し直すということも考えなくてはならないときもあるかもしれません。ただ、基本的に民間マンションを知事公舎としていくという方針については、もうこれで決定したというふうに考えております。
〇今井委員 先ほど、10ページのところで、いろいろ費用のことを言われたと思いますけど、このマル4で民間施設を賃借するのが、上のマル1、マル2より安いんだということですけど、広さによって家賃って変わりますし、引っ越しのたびにまた初期費用とか要る形になっていくと思います。出た後の処理とか、そういったのもあると思いますので、しっかりその辺、お考えいただきたいと思います。
もう一つ、最初に言ってもらった、4割程度の他県が知事公舎をもう持っていないということで、もう一回確認です。今後、ずうっともう三重県知事になられる方は知事公舎は持たず、民間の賃借マンションを使うという、そういった三重県の考え方に切り替えるということでいいですか。
〇髙山課長 民間マンションを賃借しまして知事公舎としていくということで、今回、方針として決定させていただきました。
〇今井委員 分かりました。
もう一つ確認させてください。今後、今の現知事公舎の跡地の利用をどうするかということがあるんですけれども、1年ほどかけて、売却も否定せずに検討をするということで、他の部局が使うか使わないかとか、その辺もあるということですけど、今の知事公舎の横には警察本部長の公舎があると思うんですけど、土地の今後の利活用ということに関しては、その辺の関係は大丈夫なんですか。
〇高間部長 知事公舎と、それからその横に観音寺公舎という、いわゆる副知事とかが入る建物が建っていまして、こちらのほうはまだ新しいので、そちらはちょうど警察本部長がおる建物と隣接しているので、仮に売却するとしてもそこは含めない形で売却をするので、基本的に直接すぐ道路から警察本部長のところの横まで売られるということはないので、そこら辺は警察本部とこれからしっかりと話はしていかなあかんのですけれども、理解は得られるのかなというふうには思っています。
その売る、売らないの前に、まずやらなあかんものがありまして、知事公舎の真後ろがちょっと小高くなっていまして、そこに大きな木がたくさん植わっていまして、結構もう見るからに、台風とか何かあったときに倒れていったら、すぐ住宅地なので、住宅に住まわれている方にちょっと御迷惑をかける形になってしまうと困るので、まずは知事がおらへんようになった段階で重機を入れて、その木を何とか処理したいなと、これがまず第一優先かなと思っています。当然、それをきれいにしたら、売るときにも価格にうまいこと反映されるんじゃないかなという期待もありますので、まずはそこをやって、その後、どんなふうな形の活用を県としてできるのかを議論して、活用する方法がないよねということになれば、また公募をかけて売却したいなと、こんなふうな段取りになるのかなというふうに思っています。
〇今井委員 ありがとうございます。あそこ、僕もそんなに何回も行ったわけじゃないですけれども、一体的に、入ってから警察本部長公舎があって、知事公舎があって、あの4部屋の公舎、それがあるという形で、やっぱりそれぞれにセキュリティーのことが問われる建物なんだと思いますので、この土地をどうするかというのはこれからのことですけれども、しっかりとセキュリティーということ、民間マンションの複合的なセキュリティーも大事ですけど、それぞれのお立場の人のセキュリティーも大事だと思いますので、その辺もよろしくお願いします。
一方で、警察本部長の公舎というのが、僕は行かせてもらったこともないし、外から見たこともないんですけど、同じぐらいの年数はたってないんですか。これは総務部の預かりなのか、もう警察本部が考えることなのかというのは、その辺はどうなんですかね。
〇高間部長 すみません。総務部で扱ってございませんので、いわゆる警察本部のほうで所管している形になりますので、ちょっと詳細は存じ上げていないというのが実態です。
〇今井委員 分かりました。私も今まで、この知事公舎のことが来たもんで、警察本部長の公舎がどれぐらいたっとって、もし同じような年代がたっとるんであれば一緒のことが言えるんじゃないかなと思うので、一体的に考えるということは必要なかったのかなというのもちょっと考えましたので、今聞かせてもらいました。また、改めて警察本部に確認したいと思います。
最後に1点、この有識者会議での主な意見もいただいて、そして、知事公舎の確保に当たっての観点というのを5つを軸にいろいろ考えてもらって、こういった結論になったと。この結論というのは、誰がどういう場所で出したんですか。知事がお一人で考えたのか、何か県庁内でプロジェクト会議や、これまでの知事に聞いたりとか、何かそういったことがあったんですか。
〇髙山課長 この方針案につきましては、基本的に我々総務部のほうで検討し作成したところでございます。この作成した案を知事のほうへ提案させていただいて御了承いただいたということで、県として決めましたという形になったということで考えております。
〇今井委員 ということは、総務部のほうでしっかり考えてもらって、今後の知事公舎の在り方等も考えていただいて、知事に上げたと。それで、知事はそれを了としたという形ということですね。分かりました。ありがとうございます。
〇石垣委員長 ほかにございませんか。
〇村林委員 知事公舎の件で、特に別に結論に異論はないんですけど、今説明をいただいた範囲でちょっと知りたかったのが、この複合的なセキュリティーというのはどういうイメージなんですか。特に民間のほうで複合的なセキュリティーの確保ということを今後なさるということですけど、それは具体的にどんなものをイメージされとるんですか。
〇髙山課長 いわゆる複数という場所が浮かんでいるんですけれども、有識者会議でも、セキュリティーはどこまで行っても切りがないと。ただ、やっぱり複数、いろんなポイントであったほうが間違いないという御意見もいただいたところでございます。例えばマンションでありましたら、自分が住んでいる部屋からどんどん離れていくところでも、それぞれそういうチェックするポイントがあると。入ってくるエントランスのところで、まずは暗証番号とかカードで視認する、中に入る、またフロアの中には防犯カメラがある、エレベーターの中にもカメラがある、そしてまた部屋に入ってもホームセキュリティーがあると。こういったことを御紹介もいただいて、そういった複数セキュリティーが施されているところが適当ではないかということで考えておりますが、必ずそのそれぞれがないと駄目だということではなくて、今私が申し上げたのは例示になりまして、そういったところを考えながら、これから選考に入りたいというふうに考えております。
〇村林委員 ありがとうございます。そうすると、大体私がイメージしとるもんと同じやったと思うんですけれども、そうすると、隣人の方がおられるわけやもんで、そういう人との関係というのが本当に大丈夫なのかなというのがちょっと気になったりします。今、もうお答えいただく必要はないですけど、その複合セキュリティーが民間の物件にあったとしても、今まであったような独立した知事公舎ではなくて、ほかの方もたくさん入居されて、お隣さんがおるというような状況の中のセキュリティーやということは、今後ぜひ検討して、いいようにしていっていただきたいと思います。
以上です。
〇石垣委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇石垣委員長 なければ、令和4年度行財政改革取組について及び今後の知事公舎にかかる対応方針についての調査を終わります。
〔デジタル社会推進局 退室〕
(3)自動車税種別割への地方税共通納税システムの導入について
(4)審議会等の審議状況について
ア 当局から資料に基づき説明(吉川参事、中井課長)
イ 質問 なし
3 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔当局 退室〕
(書記資料配付)
4 「委員会活動の評価」について
〇石垣委員長 本日は、前回の委員会において出された意見等について、正副委員長で取りまとめました資料1、委員会活動評価総括表(案)について御協議願います。
委員会活動評価総括表(案)について、補足すべき点等何か御意見のある方は発言を願いますということで、1番に、先日御意見をいただいたものを記載させていただいて、2番のほうでは、皆様方に点数をつけていただいた平均点を記載しておりますので、ここの部分におきまして御意見がありましたら、ぜひよろしくお願いをいたします。
〔「なし」の声あり〕
〇石垣委員長 よろしいでしょうか。それでは、この案で委員会活動評価総括表として決定いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇石垣委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。
この総括表につきましては、3月15日の委員長会議において、私のほうから報告をさせていただきたいと存じます。
なお、報告に当たり、字句等軽微な修正の必要があれば正副委員長に御一任願いたいと存じますので、御了承願います。
これで委員会活動の評価についてを終わります。
(書記資料配付)
5 閉会中の継続調査申出事件について
〇石垣委員長 次に、常任委員会に係る閉会中の継続調査申出事件の調査項目につきましては、お手元に配付の文書のとおりといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇石垣委員長 御異議なしと認め、そのようにいたします。
最後に、閉会中の委員会開催につきましては、必要に応じて開催することとし、開催時期、議題等につきましては正副委員長に御一任願いたいと存じますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇石垣委員長 それでは、そのようにいたします。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
総務地域連携デジタル社会推進常任委員長
予算決算常任委員会総務地域連携デジタル社会推進分科会委員長
石垣 智矢