三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 令和4年度 委員会会議録 > 令和4年6月23日 教育警察常任委員会 会議録
[警察本部] | |
本部長 | 佐野 朋毅 |
警務部長 | 河石 勇 |
生活安全部長 | 西堀 浩一 |
地域部長 | 前川 善英 |
刑事部長 | 廣田 清志 |
交通部長 | 西久保 陽 |
警備部長 | 藤井 淳夫 |
警務部首席参事官 | 中西 通 |
生活安全部首席参事官 | 岡﨑 浩司 |
地域部首席参事官 | 髙橋 哲也 |
刑事部首席参事官 | 栁生 裕也 |
交通部首席参事官 | 金川 裕之 |
警備部首席参事官 | 出口 浩 |
警務部参事官総務課長 | 島田 素明 |
警務部参事官会計課長 | 千田 悟朗 |
刑事部参事官組織犯罪対策課長 | 岡田 賢治 |
交通部参事官交通規制課長 | 野田 正隆 |
警備部参事官警備第二課長 | 松岡 善則 |
生活安全部サイバー犯罪対策課長 | 辻󠄀 幸保 |
警務部総務課企画室長 | 松野 賢司 |
その他関係職員 | |
[環境生活部] | |
くらし・交通安全課長 | 田名瀬 孝代 |
委員会書記
議事課 主幹兼係長 大西 功夏
企画法務課 主任 奥村 克仁
傍 聴 議 員 なし
県 政 記 者 1名
傍 聴 者 なし
議題及び協議事項
第1 常任委員会 (警察本部関係)
1 所管事項の調査
(1)「令和4年版県政レポート(案)」について (関係分)
(2)「『強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)』及び『みえ元気プラン(仮称)』概要案に対する意見」への回答について (関係分)
(3)「強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)」及び「みえ元気プラン(仮称)」最終案について (関係分)
(4)犯罪情勢について
(5)犯罪対策について
(6)三重県内における水難・山岳遭難の発生状況等について
(7)交通安全対策について
(8)警察災害派遣隊活動状況について
(9)定年引上げに向けた取組について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
第1 常任委員会 (警察本部関係)
1 所管事項の調査
(1)「令和4年版県政レポート(案)」について (関係分)
(2)「『強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)』及び『みえ元気プラン(仮称)』概要案に対する意見」への回答について (関係分)
(3)「強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)」及び「みえ元気プラン(仮称)」最終案について (関係分)
ア 当局から資料に基づき説明 (河石部長)
イ 質問
○平畑委員長 それでは、御意見等がありましたらお願いいたします。
○中川委員 この強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)、また、みえ元気プラン(仮称)等も、5年、10年という目標設定だと思うんですが、これは一つの計画であると同時に、言うならば三重県警察本部としての意気込み、思いというふうに理解をするところであります。
そこで、13ページの下段でありますけれども、略取・誘拐等認知件数等々書いてあるんですが、私も含め県民の皆さん方が一番思いますのは行方不明事件だと思うんですね。誘拐された日が来ると、警察の方、家族の方々、一緒になって駅前等のいろんなところでチラシを配ったり云々しておると。ということで、一日も早い解決ということをというふうに思っておりますし、私が議長、副議長のときにも、時の本部長等々からもいろんな話を聞かせていただきました。本当に手の届くような状態にあっても、なかなか難しいということも聞きました。
したがって、この強じんな美し国ビジョンみえに、その思い、警察本部としての何とかするんだというようなことを、何らかの形で県民に、期待を持ってやるんだというようなことをやはり例示的にしていただきたいなと強く望むところでありますけども、その辺りは文章的に難しいかも分からんけども、最大の関心事と、私はそういう位置づけをしとるんですけども、その辺りはどう答えていただけますでしょうか。
○河石部長 委員の思いというのは、私どもも同じくするところでございますので。いわゆる行方不明者の方、特に誘拐ですとかそういったものをできるだけ早期に検挙するという形で、どういう書きぶりができるかはまたちょっと検討させていただきたいと思います。
今後の取組の方向という話であれば、書きぶりについて、どういう形がより思いが伝わるかというところで検討の余地はあろうかと思いますので、それについてはちょっと検討させていただきたいと思います。具体的にどういう書きぶりにするかについては、また検討の上ということで対応させていただきます。
○佐野本部長 極めて重要な御指摘を頂戴したと思っております。書きぶり云々ということは抜きにいたしましても、委員御指摘のとおり、行方不明の方を抱えた御家族の心中は、もう本当に言葉もない状況でございますし、県警察といたしましても、そういった方の発見や事件の検挙はなかなか難しいところもございますけれども、まだ現在、完遂していないという点については断腸の思いでございます。
我々職員一同、もう本当に委員からお話がございましたように、一日も早い解決、そういったものに努めてまいりたいと改めて思っておるところでございますので、引き続きよろしくお願いいたします。
以上でございます。
○中川委員 結構です。よろしくお願いします。
○平畑委員長 よろしいですか。
ほかにございませんか。
○日沖委員 9ページの施策3-1の犯罪に強いまちづくりで、10ページのKPIの刑法犯認知件数の5年後の令和8年度の目標値ですけれども、11ページのほうで、平成14年からこれまでの平均で毎年マイナス7.7%の数字でということで目標値をつくっていますということの今説明を頂いたんですが、日頃の三重県警察の御努力と、年々近代化もされて、また体制も強化されて発展もされてきている中で、近年、ここ数年を見ると、ほぼ1割以上認知件数は減少してきておるわけですね。それは御努力の成果だというふうにもちろん評価をさせてもらっとるんですけれども。
そんな中で、今後5年のこの目標というものを、平成14年からこれまでの平均ではなしに、やはり御努力の成果として近年こういう数字になってきとるので、せめて例えば1割、10%ずつ減らしていくんだというぐらいの意気込みでも恐らく達成されてくるんじゃないかな、この勢いでいけばと思うんですが、どうしても14年からこれまでの平均という何か決まりがあるんですかね。やっぱり、近年の傾向を見ながら現実に合わせていくというふうにはいかないんですかね。どうなんでしょうかね。
○西堀部長 取りあえず目標については、平成14年以降の平均数値で出してあります。ただ、目標を達成していけば順次見直しも可能だと思っております。目標を達成しなかったからといって目標の下方修正というのはしませんけども、目標を達成すれば、翌年以降、極端なことを言うたらもう令和5年度の目標を本年度達成したというのであれば、当然目標の見直しはしなければならないと思っております。ただ、特殊詐欺やらもろもろの犯罪の対応状況とかも踏まえて、取りあえず平成14年以降の数字でマイナス7.7%という数字を出させていただきました。
委員御指摘のように、過去10年で見たらプラスの年はありませんし、1割以上減っとる年もあるので、目標をもっと厳しくしろという意見もごもっともかも分かりませんけど、それについてはまた今後検討させていただきたいと思っております。
以上です。
○日沖委員 今後、状況も見ながら見直しもということなので、まあ今日のところは了解させていただいて。ありがとうございました。
○平畑委員長 ほかにございませんか。
○杉本委員 3ページのマル4ですけれど、ちょっと教えてというか確認させていただきたいんですが、ストーカーやDV事案、児童虐待等の人身安全関連事案についてなんですけれども、その中の児童虐待の人身関連事案で、警察が児童相談所と一緒に訪問するということが法改正をしてできるようになりましたよね。それ以降、例えば去年であるとかは、どれぐらいの件数そういう事案があるのかということが1つであります。
それから、もう一つは、これはきっとやっていただいていると思うんですが、ひきこもりの親の会へ伺ったときに、これもひきこもりのマイナスイメージだとか、ひきこもりが全部家庭の中でそういう暴力的な行為があるというイメージになってしまうと困るんですけれども、現実的なお話と要望として私が承っているのは、本当に人身の安全が確保されないときにやっぱり警察をお頼りしたいと。そのときに、日頃から警察と保健所と家庭が連携しておくことが大事ですよという話が会の中であるんですね。何かあったときにやっぱり警察に対応していただきたいけれども、日頃から関係ができてなかったらそれはできやんなという話があって、個別のケースとしてですけれども、そういう事案に連携しながら取り組んでいただいているケースがあるのか、ないのかというか、その辺りのところを教えていただけませんか。
○西堀部長 まず、1つ目の児童虐待の関係です。児童虐待で、警察は児童相談所に通告するという役目があります。通告の件数、件数というか通告人員につきましては、令和3年、昨年は724人で過去最高でした。その前年が721人、令和元年が570人、平成30年が599人と年々増加傾向にあります。当然、児童相談所と学校等の連携は、警察が対応してやっているところでございます。
2点目のひきこもりの関係、これは、ひきこもりの人をどうするというあれですか。
○杉本委員 どうするというか、家庭内の問題で、これは人身の安全確保を警察に頼りたいと思っていると。そういうことがあるという話が、親の会の中では現実的な問題としてよく出てきます。
○平畑委員長 相談があるかないかということですか。
○杉本委員 そうです。
なので、そういうことで警察として対応したことがございますかという。
○西堀部長 ちょっと今、資料の持ち合わせはないんですけども、全国的にはこのひきこもりを、引き出し屋というんですかね。
○杉本委員 引き出し屋、あります。
○西堀部長 これを何とかしてくれというふうな相談があったりするというのは承知しとるんですけども。
○杉本委員 状況は分かりました、ひきこもりのところは。
児童虐待のほうは、通告した件数を教えていただいたんですけれども、児童相談所と一緒に家庭訪問というか、訪問をした件数をお聞きしたんです。
〔「あ、訪問した。」の声あり〕
○平畑委員長 指名されてから発言をお願いします。
〔「資料がありませんね。」の声あり〕
○杉本委員 ありませんか。
○西堀部長 また改めて。
○杉本委員 急にお尋ねしたもんですから、すみません。
またその辺りのところは後日お聞かせいただいて、7ページのところのマル9のところに、「人身安全関連事案は」という記述があるんですけれども、重大事案に発展することが多いので組織的に対応いたしますと書いてあるんですが、これは起こってからの対応に読み取れたんです。多分していただいていると思うんですけれども、やっぱり「日常からの関係機関との連携を強化し」という辺りをここにしていただけるとありがたいなと。それが児童虐待もそうですし、ひきこもりについてはそのニーズがあります。
ただ、あんまりこうやって言うと、ひきこもりのところにマイナスイメージであるとか偏見になるといけませんので、非常に言い方は微妙なんですけれども、そういう事態とかニーズは親のほうからはかなりのケースでお聞かせいただいているので、また相談させていただいて、ここの記述についてはそんなふうにしていただけたらいいのじゃないかなと思いました。
○平畑委員長 杉本委員、これは個別にまたお聞きいただけたらと思います。
○杉本委員 中身についてはですね。ただ、この文章については、その辺りのところを盛り込んでいただけたらという話です。
○平畑委員長 よろしいですか。
○杉本委員 はい。
○平畑委員長 じゃ、ほかにございませんか。
○山内委員 1点です。
特殊詐欺被害を減少させるためにということで、高齢者に対する警察官の方で訪問いただいているということで、大変尊い取組をしていただいているというふうに思います。感謝しております。かなり多い件数に対して限られた警察官の皆さんで、大変かなというふうに思っておりますけども。
○平畑委員長 どこのページですか。
○山内委員 6ページ、7ページ、犯罪に強いまちづくりで施策3-1ですね、すみません。
高齢者の割合が8割を超えているというところの中で、自動通話録音警告機のほうの貸出しの事業をされていたと思うんですけど、その効果の検証の状況とか、今貸出事業がどうなっているのかとか、そういったところをちょっと教えていただきたいんですが。
○西堀部長 自動通話録音警告機貸与事業につきましては、平成28年度の当初予算で自動通話録音警告機360台を購入しています。ただ、年数がたって故障している機械もあって、実際今運用しているのは311台です。311台を各署、18警察署に分配している状況で、令和4年3月末現在、貸出台数は237台、率にすると76.2%です。被害に遭われた方や相談に訪れた方に設置を働きかけて、貸出しに努めているところでございます。
○山内委員 76.2%ですか、貸出率は。
〔「そうですね、3月末現在。」の声あり〕
○山内委員 逆に余っている状況ということ。
〔「署によっては余っている状況。」の声あり〕
○平畑委員長 指名してから。
○西堀部長 すみません。
署によっては余っている状況もあります。
○山内委員 貸出しをしていただいて、活用いただいて効果を実感いただいて、購入のほうに何とか持っていけるようにという事業だというふうに思っておりますけども、やはり活用されている方に非常に効果があるというふうにお聞きしておりまして、360台が311台ということで、予算の関係もあって故障したものは補充していないということですが、貸出率も76.2%で、私はもう100%ぐらい行っているのかなと思っておったんですけども、効果があるということでありましたら、引き続き、しっかり啓発いただきたいと思っておりますが、今後のここの事業に対する取組というのはどんな方向性なんでしょうか。
○西堀部長 市町に働きかけて、市町によってはその機械を購入していただいたところもあります。あと補助金制度を導入していただいたところもあります。現時点で、警察本部として増やすということは考えておりませんけど、市町に働きかけてお願いしたいと思っております。
以上です。
○山内委員 警察本部としての啓発事業としては、一定程度の効果を認めてというところというふうに確認させていただきました。ありがとうございました。
○平畑委員長 よろしいですか。
ほかにございませんか。
○日沖委員 いいですか。最後にすみません。
もう一つ、近年、例えば。
○平畑委員長 7ページか。
○日沖委員 今後の施策3-1の犯罪に強いまちづくりということで、どの部分ということじゃなしに、ちょっと考え方をお聞きするんですけれども。
近年、全く関係のない人を巻き込んで、例えばどこかの医院で放火をしたり、列車の中で無差別に殺人を起こしたり放火をしたり、いろんなそういう類の犯罪が多くなってきました。もちろん、三重県警察としてもそういうことは意識していただきながら、最近そういう犯罪が増えてきている中で対策を講じていかなければという方向でおっていただけるとは思うんですが、そういうところについて今回の施策3-1の犯罪に強いまちづくりというところで、どういうところにそういう方向性、取組の考えが反映されとるんかなと思うんですけれども。
○平畑委員長 当局の回答をお願いします。
〔「そういうところがちょっと記述としては明確にこう。」の声あり〕
○平畑委員長 日沖委員。
○日沖委員 あ、ごめんなさい。
○平畑委員長 勝手にしゃべらんといてください。
○日沖委員 もし、そういう部分がこの書き込みの中で明確にどこかにないのであれば、近年の社会問題化しとる大きな問題、課題やと思いますので、そういう犯罪に対して意識してさらに取り組んでいかなければならない、そういう社会問題も発生してきておる中でこういう取組もしていくというところを、ちょっとどこかに示していただけたら、よりありがたいかなというふうに思うんですけれども、いかがでございましょうか。
○河石部長 施策の弾込めという意味では、具体的にそういった、いわゆる、という言い方が妥当かどうかというのは、また犯罪の状況にもよると思うんですけども、明示化した形での書き方は、今回の今の書き方の中ではしておりません。
ただ、一方で、もとより犯罪対策全般に対して広く網をかけるような形での施策の方向性にしておりますので、そういった意味では、思いとしては入っているという思いですが、そこを明示的に書くかどうかについては、確かにおっしゃるとおり県民に非常に不安を与えるような類いの事案でもありますので、そういったところについてどういう書きぶりでそこをきちっと防いでいく、あるいは被害を最小限に食い止めるような対応、これは官民連携しながらみたいな話もあろうかと思いますので、そういったところをどう盛り込んでいくかについては、ちょっとまた検討させていただくということでさせていただきたいと思います。
ただ、一般論としては、もとより官民連携での訓練もそうでございますし、あるいは例えば鉄道に実際に乗車しての警らですとか見回りみたいな話、そういったのは現実問題としてはやっておりますので、そこをどういう書きぶりでこの施策の中に落とし込んでいくか、見えるような形にするかについては、ちょっと検討させていただければと思います。
○日沖委員 何でもかんでも書き込んでくださいということばかりではないんですけれども、この現状と課題なり、また令和4年度の取組方向を眺めさせていただく中で、そういうところの捉えというのはどこに含まれるんかなと。ここに含まれているんですということであれば、そういうふうに見ながらまた考えさせてもらいますけれども、そういうところを含めて御検討いただければ。よろしくお願いします。
○平畑委員長 よろしいですか。
○日沖委員 はい。よろしくお願いします。
○平畑委員長 今、日沖委員からありましたように、実際にもう訓練とかいろいろやられているじゃないですか。だから、そういうことを記述されればまずは安心されるんだと思うんですよね、私も。だから、そういうことを考えていただければと思います。
ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○平畑委員長 それでは、ただいま頂戴いたしました御意見の取りまとめにつきましては、後ほどの委員協議で御議論させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
また、執行部におかれましては、予算決算常任委員会で取りまとめる県政レポートに対する意見の回答を後刻報告願います。
以上で、(1)「令和4年版県政レポート(案)」についての関係分から(3)「強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)」及び「みえ元気プラン(仮称)」最終案についての関係分までの調査を終わります。
〔環境生活部 退室〕
(4)犯罪情勢について
(5)犯罪対策について
(6)三重県内における水難・山岳遭難の発生状況等について
ア 当局から資料に基づき説明 (廣田部長、西堀部長、前川部長)
イ 質問
○平畑委員長 それでは、御質問がありましたらお願いいたします。
○野口委員 14ページのほうで2つばかり聞きたい。
1つは、暴力団犯罪の中で、暴力団のほうは分かるんですけど、反社会的勢力というか愚連隊というか暴走族とか、組織化されとるんかどうか分からないですけど、そういう状況というのはどうなんですか。分かる範囲で。もし分からなかったらいいですけど、状況として。
○廣田部長 今おっしゃった愚連隊とか、それから暴走族ですか、その者たちというかそのグループによる犯罪数という統計は取っておりませんもので、直ちにはお答えがいたしかねるところでございます。
○野口委員 暴力団というのはすぐ分かるんですけど、結構、暴走族とかあんなんが夜中に、最近こそ少なくなっているんですけど、やっぱりたまに夜中に走り回っとるとか、それが組織化されとるんかどうか分からないんで、そこら辺の治安ということで見ていくと、やっぱりそこら辺もこれからちょっと見といてもうたほうがいいかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
もう一つ、2番の特殊詐欺になるんかな。ちょっとこれは分かんないもんで、聞かれるもんで聞くんですけど、谷口さんというんか、谷口犯罪者というんかが捕まっています、給付金の。これって松阪の人ということなんですけど、この管轄というのは三重県がやっとるんか、それとも警視庁がやっとるんかってよく聞かれるんですけど、どちらがやっとるんかな。
○廣田部長 捜査の管轄権という話でありますので、それであれば、警視庁が捜査をしておりますというお答えとなります。
○野口委員 ちょっと聞かれますもんで、松阪の人やもんで。松阪のあれやで、あんたらがどうのこうのって言われるけど、警視庁ということであれば当然もうこれは。関係ないとは言えませんけど、管轄がそっちでしたら。分かりました。
○平畑委員長 よろしいですか。
ほかに意見はございませんか。
○杉本委員 15ページの犯罪対策のところの1の(3)の防犯ボランティア団体のことですけれども。子どもの登下校中に見守っていただいて、本当に安心・安全を確保してもらっていると思うんですが、この皆さんが増加傾向にあるのか、団体数は減少傾向にあるのか、人数的にも。それから、高齢化とかその辺の課題があるんじゃないかなって私は見ているんですけど、いかがでしょうか。
○西堀部長 防犯ボランティア団体については増加傾向にございます。
防犯ボランティア団体の課題ですけども、人材、構成員が高齢化しているところやら、資金、あと情報に関するということで、情報に関する課題につきましては、警察から情報発信しています。あと資金に関する課題ということで、活動物品については、腕章やらジャンパーを予算で買って渡させていただいています。ただ、人材に関する課題、これはもう地域で若い人、現役世代を採用していっていただきたいと思っております。
○杉本委員 数は減っていないけど高齢化と。現役世代って無理だと思うんですけれども、やっぱり若いというか地域の担い手の皆さんにと。多分、これは始まったのが十七、八年前やと思うんです。子どもたちが登下校中に不審者の犯罪に巻き込まれるっていうのが多発したときに全国的にできたんですが、その世代がもう高齢化してきているので、多分おっしゃるとおり次世代へどう引き継ぐかというところが課題やと思いますので、どうぞよろしくお願いしますとか言えないんですけれども、お取組をよろしくお願いいたします。
○平畑委員長 よろしいですか。
○杉本委員 はい。
○平畑委員長 ほかにございますか。
○山内委員 16ページの水難・山岳遭難の発生状況のところから、救助とか捜索の段階におけるドローンの活用というのがどの程度されているのかというのを教えていただきたいんですけれども。
○前川部長 委員御指摘のドローンの関係でございますが、現在のところ、警察本部のほうでドローンの活用ということには取り組んでおりません。
○藤井部長 ちょっと補足をさせていただきます。
従来こういう捜索関係について、ドローンの使用は実際にあまりありませんでした。地域部長はああいうふうに申し上げましたけど、実はちょっと連携不足で申し訳ありません。警備部門で保有しておりますドローンですけど、警戒警備とか様々な活用、災害対策なんかにも使っておりますけども、人の捜索、こういうところにも触手を向けまして、幅広く活用しようということで試験的に今使用を始めておりまして、実績を重ねていると。課題なんかもいろいろ浮かび上がってきておりますけども、今後、人員の育成も含めて積極的に使っていきたいというふうに考えております。
○山内委員 ぜひ推進いただきたいなというふうに思っています。
私もちょっと御相談で関わった、捜索だったんですけど、水難と山岳遭難、両方ともありましたけれども、どうしても限られた中での捜索活動をやっていただいて、多分一定の期間で打切りをされてしまうと思うんですけれども、当然、遺族の方、遺族と言ったらあれですけど、家族の方は見つかるまで捜されるということで、ドローンを民間でお借りして捜索、御支援いただいたんですけど、物すごく高額なんですよね。
そういったところもあって、ぜひドローンを有効活用いただきたいなと思っておりますので、推進いただきたいと思います。ありがとうございました。
○平畑委員長 よろしいですか。
○山内委員 はい。
○平畑委員長 ほかにございますか。
〔「なし」の声あり〕
○平畑委員長 なければ、(4)犯罪情勢についてから(6)三重県内における水難・山岳遭難の発生状況等についてまでの調査を終わります。
(休憩)
(7)交通安全対策について
(8)警察災害派遣隊活動状況について
(9)定年引上げに向けた取組について
ア 当局から資料に基づき説明 (西久保部長、藤井部長、河石部長)
イ 質問
○平畑委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。
○中川委員 交通問題で幾つか御質問させていただきます。
高齢者の事故を減らしたいということで、先般、改正道路交通法が施行されたということで、今も話がございましたけれども、1つは運転技能検査でもう一つは安全運転サポート車の話やと思うんですが、このサポート車の問題ですけども、限定免許ということなんですが、県内でこの年内でどのぐらいの対象者を想定しとるのかというのが、まず1点目。
それから、周知、普及等々はチラシとかあるいはホームページ等でやるんだと思うんですけども、部長等々も見られたと思うんですけども、75歳の方々が見られてすぐ分かるかなという問題とか、75歳の方が改めてそういった事故防止の装置を備えた新車なり、あるいは中古車を買えるかなという、そんな心配があります。
それから、そういう時代背景もありますけども、自動運転というふうな状況となってきたわけなんですけども、そういったことになりますと、この先端技術に対する区画線とか道路の環境整備というのは、やはり今までと違った感じだと思うんですけども、それに対する対応はどうなっとるのかということ。
それから、75歳以上の方々の免許の更新のためには、高齢者講習ともう一つは認知機能検査、これが義務化されておるかと思うんですけども、他県におきましては受講待ちというんですか、そういうところもあるかと思うんですが、三重県内においてはどうなんだろうかなという心配をしとるわけです。
それから、横断歩道の関係、交通安全施設等の整備に関しましては、私から本会議で2段階横断歩道の質問をしたことがあると思うんですが、県内においては一遍検討するという話やったんですけども、どういう検討をされたのかというのが1点目。
もう一つは、信号のない横断歩道での車の一時停止というのはあまりされないということ、20%弱というふうに聞いとるんですけども、これに関して、だとするならば、横断者に注意する喚起等というんですかね、そういうふうなものは、県としてどういう形でどういう対応をしとるのかということです。センサーで手をかざしてやるとか。
もう一つ、あまり県内で見ないんですけども、横断歩道のグリーン化、これも他県では事故防止のためにやっとるかと思うんですが、その辺りは県としてどういう取組をしとんのかと。
以上、もろもろ申し上げましたけれども、御回答をお願いいたします。
○西久保部長 たくさん質問いただきましたけど、1つずつお答えさせていただきます。
まず、サポートカーの限定免許の関係でございます。これはもう御承知のとおり、警察庁のほうで全国的な状況を見ながら道路交通法が改正されたものでございます。この制度が実際にしっかりと住民のニーズに合っているのかとか、効果的に運用できるかというところについては、我々現場サイドがこれからしっかりと把握していく必要があるんじゃないかなというふうに思っております。
まず、広報、啓発のところで、委員御指摘のホームページ等、SNSでも一部広報をやっているんですけども、確かにこういったところについては、高齢者、実際の対象になる方に見ていただけるかというと、なかなかそうではないというふうに我々も捉えているところであります。この辺りについては、そういった御家族を持っている、家族の方にできるだけ見ていただいて、あるいはもう少ししたら対象になる方、そういったところの方に対して、そういったホームページだとかSNSのところでフォローして、対象となる高齢者の方々については、実際に高齢者の方に集まっていただいた安全教育の場であるとか、チラシであるとか、あるいは警察署のほうでいろいろと戸別訪問をしていただいた際にとか、そういった、いわゆる従来のアナログ的な広報というところも併用してここはやっていきたいというふうに考えております。
それから、実際、安全運転サポート車の普及につきましては、なかなかこれも。法制度が改正されたばかりですので、今後の実態を見極めながら、必要に応じてまた警察庁のほうにも現場の実態というのを上げさせていただきたいなというふうに考えております。
それから、自動運転の関係の区画線につきましては、これまでもいろいろと御心配をいただいております。道路標示につきましては、過去から予算の関係もございまして、いわゆる塗り切れない、摩耗したままになっているので長年積み残してきたやつを、何とか財政当局にも御理解をいただきまして、少しずつではありますけれども、改善されていっているものと思っております。今年度も昨年度同様、たくさんの予算をつけていただきまして、道路標示のほうの塗り替えを進めていくんですけども、やはり積み残しというのは今年度も出てくるような感じがございまして、その辺りは昨年度同様、入札で余った執行残を活用しながら、予定数以上の塗り替えを進めていきながら、できる限り塗り替えのほうも進めていきたいと思っております。
区画線、いわゆる横断歩道以外の部分についても、自動運転では必ず実線のほうがしっかりと塗れていかないと、機械のほう、AIのほうが認識してくれませんので、この辺りも十分、その辺りを考えながら対応していきたいというふうに考えております。
それから、運転技能検査の関係です。高齢者講習、認知機能検査のいわゆる受講待ちの関係でありますけれども、隣接県ではかなり受講待ちが問題化しておりまして、一部、三重県のほうにも問合せをいただいているんですけども、三重県のほうでは今のところ隣接県みたいな受講待ちという状態は発生していないというふうに認識しております。今回の法改正で新たに運転技能検査というのが加わったんですけども、この今回の道路交通法で、併せて認知機能検査の内容が若干簡略化されております。これまでは3段階あったものが2段階になっておりますし、高齢者講習の内容も簡素化されております。さらに、検査が1つ導入されてしまったんで、より受講待ちが増えるんじゃないかという心配もあるんですけど、これまでは認知機能検査を受けた方しか高齢者講習を受けられなかったんですけど、これがどの順番で受けてもいいようになったんで、そういう意味ではいわゆる予約が取りやすくなったんじゃないかなというふうに考えております。この辺りも今後の実態、どのような実態になっているのかというところも見極めながら対応させていただきたいというふうに考えております。
それから、横断者の、いわゆる2段階横断の関係でございます。一般質問のほうで質問いただきまして、県土整備部のほうと事務レベルで今、担当者でいろいろ会議も持たせていただいて、いろいろ検討しているところであります。県内でも候補地を選定して、これから本当にいわゆる交通島を使った2段階横断が必要なのかどうか、その辺りも見極めながら。まだ県内には一つもございませんので、そういったところを必要に応じて整備していきたいというふうに考えております。
それから、信号機のない横断歩道での車の一時停止率の関係でございます。これも御案内のとおり、令和元年のJAFの調査で、いわゆる停止率が3.4%、全国最下位という不名誉な記録になってしまったんですけど、そこからいろいろと取組を強化させていただきまして、現状45%余りまで上昇しております。ただ、45%ということはまだ半分も止まっていないと。こんなような状況ですので、こちらのほうはさらに停止率を上げるために、昨年からちょっと取り組んでいるのは、“ハンドサイン”キャンペーンというのをやっております。これは、いろいろと車を運転している方とかからアンケートを取ると、横断歩道の付近に人が立っていても本当に渡るかどうか分からないという声があって、横断歩行者のほうも、しっかりと今から渡るんだよということを意思表示するために手を上げてもらうと。こういうような取組を今やらせていただいているところであります。現状、令和3年の調査では三重県がちょっと上位のほうに来まして、ワースト1位から脱却したんですけども、今、全国1位が長野県で、約85%停止するという状況です。ですので、この全国1位を目標に、横断歩道の停止率、平均停止率が上がるように、しっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。
最後です。横断歩道のグリーン化の関係でございます。他県では確かに横断歩道のグリーン化が一部見られるところであります。横断歩道のこのいわゆる、いろんな形態のものがあるんですけども、今のところ三重県ではそういったところの取組はしておりません。今一番我々のほうで課題としているのが、塗り替えが進んでいないと。塗り直しをどんどん進めていこうという取組を重点にしているところでございます。グリーン化については、一部、三重県でやっているところもございます。ただ、1か所当たりの単価が上がってしまって、塗り替えの本数がちょっと少なくなってしまうという問題点もございますので、その辺は、グリーン化することによって横断歩道であるということがより分かりやすくなって、横断歩行者の安全が確保されるようなところには取り入れていきたいなというふうに考えております。
以上でございます。
○中川委員 本当に的確にやっていただいておりまして、なお一層よろしくお願いして、終わります。
○平畑委員長 ほかにございませんか。
○日沖委員 1つは端的にお聞きしたいのと、もう一つ、2つあります。
1つは、今、中川委員からもサポートカー限定免許のお尋ねがあったんですけれども、これは5月からスタートしとるというふうに認識しているんですけれども、数字的に把握してみえるのがあったら。サポートカー限定免許を申請された方って今の段階でどれぐらいおありなんかなということを数字があれば教えていただきたいのと、もう一つ、交通安全対策の中で、自転車の交通ルールというのは、子どもたちは通学に使うんで、学校なりで教育があったりするんだろうなというふうに思っておるんですけども、大人に対してはどういうふうに対応しとるのか、どこで自転車の交通ルールを学べばええのか。例えば、私自身がたまに自転車に乗って近くへ出かけようとした場合に、あれ、ヘルメットって必ずかぶらなあかんのやったかなとか、あれ、この歩道って自転車で通ってええのか、あかんのかなとか、正直いろんなことがよう分かりません。そんな中で今、大人はみんな自転車に乗っとると思うんです。どこかで大人向けの対策というのがされとるんであれば、ちょっと参考に教えていただきたいのと、今後、大人に対してどういう対策を取っていかれるのか。以上、お願いしたいんですが。
○西久保部長 まず、サポートカー限定免許の県内の申請者でございます。三重県は今お1人、70歳代後半の方が申請されているような状況でございます。先日、ニュース等で見ましたら、愛知県はまだゼロというようなことでございました。
それから、2点目です。自転車の関係でございます。自転車対策につきましては、全国的にも都市部を中心に、いわゆる歩行者と自転車の事故というのが社会問題化して、自転車対策を進めていく必要があるんじゃないかというふうに言われています。現状で、地方の状況を見ていますと、歩行者と自転車の事故というのはほとんどなくて、車と自転車の事故というのがほとんどになってまいります。実態としてはそうなんですけども、委員のおっしゃるように、車を運転していると、あ、ちょっと危ないなと感じる自転車の方がいたり、そういうような状況も一部で認められますし、場所によっては、非常に通学時間帯に歩道上で歩行者と自転車が輻輳するような、そういったところも見られるところであります。
自転車対策につきましては、やっぱり悪質、危険な自転車を利用する人については厳しい対応を取る必要があるんじゃないかということで、従来あまりされていなかったんですけども、自転車の違反したものに対していわゆる赤切符を切るというようなところもかなり出てきております。
そういった現状の中で、検挙に至るまでの交通安全教育の関係なんですけども、今のところ、やっぱり子ども中心の交通安全教育になっているところであります。大人の方を対象にしたそういった交通安全教育の場につきましては、いわゆる全般的な交通安全教育の中で自転車のことにも触れるぐらいの、そういう程度の取組でしかありませんでしたけども、今後、自転車はヘルメットのほうも努力義務になりましたし、自転車のマナー違反が目につくようなところもございますので、そういった交通安全教育の場も考えていきたいなというふうに考えております。
○日沖委員 もう再質問はしませんけれども、ちょっと触れさせてもらいます。サポートカー限定免許が今、三重県に1人ということですけれども、私の捉え方なんですけれども、サポートカーを購入してそれを利用しようという意識のある方は、こういう三重県のような田舎の多い、特に農業もされとる田舎の地域では、限定免許までは申請されなくてもええんかなと思います。というのは、限定免許になってしまうと、例えばふだんサポートカーの軽乗用車に乗っとる方が、たまに農作業とか家の都合でちょっと古めの軽トラックに乗ったら、それは違反になってしまうわけですよね。
ですから、土地土地の状況もあったりするんで、自分が意識を持ってサポカーを購入してそれをメインに乗ろうという意識のある方は、まあまあ、今後、車は全部そうなっていくんでしょうから、やっぱりこの田舎で生活していくには無理にっていうことでなくてもええんかなと思うんで、これが多い少ないという判断はよう分かりませんけれども、まあ、こんなものなのかなというふうに理解させてもらうのと、大人の自転車の交通ルールの教育をぜひ。どこでどうしてもうたらええんか分かりませんけど、何らかの形で気をつけていただきながら、できるだけしていっていただかないと、自転車のルールってよく分かりませんもんね。子どもたちは学校である程度機会があったりするのかも分かりませんけれども、何か大人向けの機会もつくっていっていただけるように御検討を。検討していくというようなお話もありましたけれども、ぜひ検討していっていただきたいなと思います。
以上です。ありがとうございました。
○平畑委員長 ほかにございませんか。
○杉本委員 18ページのマル2の交通安全施設等の整備・更新について。横断歩道のことを先ほどもお聞かせいただいたんですけれども、県民の実感として、横断歩道がよくなってきているなというのはすごく実感させていただいているんですが、横断歩道だけが塗り替えられて、あとの道路管理者の部分が消えている、白線がないっていうところが気になります。片側2車線のところは半々かなって何となく分かるんですけれど、片側3車線、4車線のところが消えているっていうところは、夜間、雨の日に本当に危険を感じます。国道2桁ですので、その辺りの道路管理者との連携というのが私は極めて不十分じゃないかなって感じるんですけれども、その辺りはどうなっているのでしょうか。
○西久保部長 道路管理者との連携のお話ですけども、現在、道路管理者、道路管理者も国と県と市町があるんですけども、県レベル、それから警察署、地域単位で毎年、情報共有の場を持った会議を定期的にやらせていただいております。その中で、いわゆる同時施工というものをやっておりまして。例えば1つの交差点に公安委員会が塗るところと道路管理者が塗るところ、これを同じ時期に、時期を合わせて一緒に塗ろうというものが同時施工になるんですけども、そういったものを今進めておりまして、昨年も217か所同時施工を行っております。その中でも横断歩道絡みですと138か所というふうに、横断歩道を中心に実施させていただいておるところであります。
それと併せまして、もう一つ、連携という意味では一体施工というのも進めておりまして、これは県土整備部のほうと実線、先ほど言われました白い線とか黄色い線のお話ですけども、そういったところで、同じ場所で塗り替えが必要な部分については、県土整備部に入札とか執行のほうをお願いして一緒に塗ってもらうと。このような取組も進めているところであります。
いろいろと、横断歩道だけが塗られてほかのところが消えかけとるとか、同じ場所にという声も聞いているところでありますので、そういったところは道路管理者としっかりと連携して、そういうことがないように努めてまいりたいというふうに考えております。
○杉本委員 同じ答弁を1年前にも聞かせていただいているんです、個別ですけれども。例えば、津駅前から塔世橋までの国道が一番身近じゃないですか。見てください。何もありません。これはずっと言っているんですけれども、できないんですね。夜間、雨の日に極めて危険だと私は思っています。津は特になんですけれど、町のど真ん中に国道23号が通っていますので、国道の安全、施設の安全というのは非常に目につくところなもんですから、市民の方から御意見を頂きます。
本当に同じ回答を頂くんですが、1年たってもまるっきり3車線のところの線がございません。この辺りは、もう少し今の形で進めていただきますように。個別の要望になってしまったんですが、道路管理者との連携をさらに一層進めていただきますようお願いいたします。
以上です。
○平畑委員長 よろしいですか。
そのように進めていただけるということで理解いたしました。
じゃ、ほかにございませんか。
○山内委員 端的に2つ確認させていただきます。
交通安全対策、18ページのところで、高齢者の皆さんの運転免許証の自主返納の推進は、先ほど取組を聞かせていただいて、丁寧に進めていただいているなというふうに思いました。本当に感謝申し上げます。
その中で、特に認知機能の低下を理由に返納されたほうがいいなとおっしゃる方に対する説明というか説得というかアドバイスにおいて、看護師等の専門的な人材を活用したほうがいいのではないかといった考え方もあるというふうに思うんですけど、私は一般質問でも要望させていただいたことがあるんですが、現状、こういったところの取組があるのかないのか、また必要なのかどうかというところを教えていただきたいんですが。
○平畑委員長 当局の回答をお願いします。
○金川首席参事官 看護師の方等々のことは、実際やっているかというと、まだ把握できておりません。この場で答えることができませんものですから、後で説明をさせていただきたいと思うんですけれども、三重県運転免許センターのほうで適性相談というのもございます。認知症のおそれのある、まあ、不安のある方に対して、免許更新をこのまま続けていいのかという適性相談というものがございまして、そこでは専門の係もございまして、そこでいろいろサポートをするということもしております。
ただ、看護師という面からの対応というのはちょっとまだ私どもで把握できていませんので、後に御説明させていただきたいと思います。
○平畑委員長 今の件ですけども、看護師にはその資格が恐らくないと思いますんで、そこも含めて回答をお願いしたいと思います。
○山内委員 ちょっと委員長からのお話もあったんですけど、他県ではそういった人材の活用をされているところもあるというふうに伺っておりますので、せっかく取り組んでいただいている中で、さらにもう一つ、そういった人材の活用ができることで推進されるのであればというところで、また検討いただきたいなという思いで聞かせていただきましたので、また後でお話を聞かせていただきたいと思います。
それから、もう1点は、先ほど杉本委員のほうからもありました中で同時施工217か所のお話を頂いて、横断歩道は138か所やっていただいているというところで、道路管理課との連携を深めていくというところなんですが、これは県の道路管理課含めて市町、市の道路管理課、そういったところとの連携も視野に入れていただいているんでしょうか。
○西久保部長 県単位での調整会議には、市町とか国、国土交通省のほうにも入っていただいております。それぞれ警察署のほうでも同じように、国土交通省、県の担当者と顔を突き合わせて、顔の見える関係をつくりながら進めているところでございます。
○山内委員 様々な要望を頂く中で個々に相談させていただいていると、例えば警察に横断歩道という話をさせていただくと、市の道路であった場合には、ほかの白線が消えていると、市の道路管理課にも連携をお願いしますねって逆にこっちが言われたりするような場合もありますので、認識はいただいているというふうに思うんですが、より綿密に連携を深めていただけるといいのかなと。経費の削減にもつながりますし、お願いしたいと思います。
経費の削減という視点でもう1点ですが、白線の横断歩道等の塗料を長持ち、長寿命化できるような素材を研究するようなことがどこかの答弁にもあったというふうに思うんですが、現状を教えていただければと思うんですけど。
○西久保部長 これも道路管理者と警察と、いわゆる有識者の方も入れた会議を持っております。ここの中で、いわゆる高耐久の道路標示についていろいろ研究を進めているところであります。研究と申しますと、実際には少し厚めに塗るというふうな、厚めに塗ってどれぐらい長持ちするのかというところは、一部試行的にやって効果の検証をしているところでございます。
○山内委員 新しい素材というよりは施工方法というか、厚く塗るということでございました。厚く塗ればそれだけもつのかなという感覚はあるんですけども、ぜひ研究を深めて、何かアスファルトに塗料が染み込むような素材とかがあるといいのになとかと個人的には思ったりするんですけども。ぜひお願いしたいなと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。
○平畑委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○平畑委員長 なければ、(7)交通安全対策についてから(9)定年引上げに向けた取組についてまでの調査を終わります。
2 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
教育警察常任委員長
平畑 武