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花や木で健やかな三重をつくる条例策定調査特別委員会
会議録
(開会中)
開催年月日 令和4年9月16日 (金曜日) 午後1時0分~午後2時52分
会 議 室 601特別委員会室
出 席 委 員 11名
委 員 長 小林 正人
副 委 員 長 杉本 熊野
委 員 中瀬古初美
委 員 藤根 正典
委 員 野村 保夫
委 員 山本 里香
委 員 濱井 初男
委 員 服部 富男
委 員 東 豊
委 員 津田 健児
委 員 中川 正美
欠 席 委 員 なし
出席説明員 出席を求めず
事務局職員 企画法務課政策法務監兼班長 笹之内 浩一
委員会書記
議事課 主査 辻 昌平
企画法務課 主任 松井 祥嗣
傍 聴 議 員 なし
県 政 記 者 なし
傍 聴 者 なし
協 議 事 項
1 条例案素案の検討について
2 その他
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
1 条例案素案の検討について
○小林委員長 本日は、条例案素案に関する委員間討議を引き続き行います。
前回と同様、まず条例案素案、次に逐条解説素案の順で御協議いただきたいと存じますので、よろしくお願いします。
前回の委員会で委員の皆さんからいただいた御意見等を踏まえた条例案素案について、お手元に配付しました資料1から4までのとおり、整理させていただきました。
それでは、資料について、事務局より説明させます。
(事務局 説明)
○小林委員長 それでは、条例案素案に対して御意見等がございましたらお願いします。
なお、御意見については、おおむね修正した項目ごとに議論の時間を取りたいと思いますので、御了承願います。
それでは、まず資料3、1ページの前文について御意見等があればお願いいたします。
〔発言する者なし〕
○小林委員長 それでは、前文に関する記載については、資料3のとおりでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
○小林委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
それでは、次に資料3の4ページ、「第3 県の責務等」、「1 県の責務」の(3)の部分について御意見等があればお願いいたします。
○中川委員 これは僕が申し上げたのでいいんですけども、「文化も伝承され、また創出されてきた」という「また」が平仮名なんです。後の「又」が漢字の又になっているので、それは統一したほうがいいなと思います。
○小林委員長 分かりました。
○中川委員 「また」が後ろと前が違っているもので、重要な話じゃないですけれども。
○小林委員長 政策法務監、これは別に問題ないですよね。
○笹之内政策法務監 確認しまして、また必要な修正がございましたら修正させていただきたいと思います。
○小林委員長 では、そのようにさせていただきます。
それでは、4ページのほうに戻らせていただいて、御意見等がございましたらよろしくお願いいたします。よろしいですか。
〔「はい」の声あり〕
○小林委員長 それでは、「第3 県の責務等」、「1 県の責務」の(3)に関する記載については、資料3のとおりでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
○小林委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
それでは、次に資料3の6ページ、「第4 基本的施策」、「6 花とみどりの名所づくりの推進」についてですが、この部分は資料4を御参照の上御意見をいただきたいと存じます。
いかがでしょうか。
○津田委員 確認ですけれども、原案の場合は、市町に対しては支援をしないということで「×」になっていますけれども、米印のほうで、「『×』に対して支援してはいけないわけでもない」ということで、ちょっと何か分かりにくいなというところなんです。現に実際、私の家の近く、県道の植樹ますをコンクリートではめたいと。一部のボランティア団体が、そんなんだったら花を植えるわという話になったんですけれども、水やりをどうするのかという中で、県道であっても市が簡易水道を入れていただくということになったわけですが、県道なのに市で水道を引いてくれるということなので、その逆もあったり、いろんなことが連携の中でできてくると思う。この表では市町に対して支援しないということではあるけれども、そういうわけではないと。ちょっと分かりにくいんですけれども、そういう認識でいいんですか。どういう認識ですか。
○笹之内政策法務監 津田委員がおっしゃった内容で、まさにそのとおりかと思います。
条文の上では、一応対象としての考え方というので、まず支援する対象というのはこういうものですと条文上は一旦整理する形になるかと思います。ただ、施策を進めていく上で、必ずしもこれにこだわらないというか、政策判断という言い方をしていいのか、ちょっと言葉が適切なのか分かりませんが、条文上はこうではあるけれども、それを上回るような形でというか、上乗せのような形で追加的に例えば補助しましょうとか、そういうことまで直ちに制限しているわけではない。条文上の整理は一旦こうですけれども、それに上乗せする形で何らか対応していきましょうというような形はあり得るのかなと考えております。
○津田委員 資料4をそのまま逐条解説か何かに載せていただくなり、何らかの文言を入れていただければなと思います。市はここまで、県はここまで、国はここまでしかやらんよという話になっちゃうと、何か市民団体の人も非常にがっかりする場面が今後できてくるようなことがないように、よろしくお願いしたいと思います。
○小林委員長 ということは、逐条解説に米印のようなことも載せながら、原案のままでということですね。
ほかによろしいでしょうか。
〔発言する者なし〕
○小林委員長 それでは、「第4 基本的施策」、「6 花とみどりの名所づくりの推進」に関する記載については、資料4の原案のとおりでよろしいでしょうか。その場合、逐条解説に資料4の米印のところのようなことも書いていただくということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
○小林委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
それでは、次に資料3の7ページ、「第4 基本的施策」、「8 情報収集等」について御意見等があればお願いいたします。
〔発言する者なし〕
○小林委員長 それでは、「第4 基本的施策」、「8 情報収集等」に関する記載については、資料3のとおりでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
○小林委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
それでは、次に三重県花とみどりの活用推進会議について御協議願います。該当箇所は、資料3の8ページから10ページにかけての「第6 三重県花とみどりの活用推進会議」の部分です。
なお、この推進会議の名称については、8ページの「第5 基本計画」の4及び11ページの附則においても引用していますので、念のため申し添えます。
それでは、御意見等があればお願いいたします。
○東委員 これも資料を昨日から見ていまして、振出しに戻るかもしれないので皆さんのお考えを聞きたいなと思うんですが、三重県花とみどりの活用推進会議ですよね。活用していこうというのが推進会議の名前ですが、実はこの資料3の1ページの前文にですけれども、伝承され、創出されてきたという部分が修正されています。ここまでの部分で、「それぞれの地域に根ざす花とみどりを活用したまちづくりが行われるとともに」と、活用したまちづくりということになっていまして、活用ということの次が地域づくりとかまちづくりと理解するんじゃないかなと思うんです。会議の名前を聞くと、活用の会議なのかというところの目的は、やっぱり地域づくりでありまちづくりであるというのが大きな目標だとすると、結論から言うと、三重県花とみどりの地域づくり推進会議とかにしたほうがいいんじゃないんかなとちょっと思ったんですが、振出しに戻る可能性もあると思うんです。
例えば資料3の2ページの上段から7行目から、ここが結論ですよね。「ここに、我々は、県を挙げて花とみどりの活用の推進を図ることで、花とみどりで優しさあふれる健やかなふるさと三重を実現することを決意し、この条例を制定する」。ということは、活用したその先にふるさと三重をつくると。だから基本的に地域づくりなんですね。なので、この会議名そのものも、活用する会議じゃなくて、その次の地域づくりとかまちづくり会議にしたほうがいいんじゃないかなとちょっと思ったんです。私の意見はそうですが、異論がある方もいらっしゃると思いますし、これまでの議論の積み重ねの中でいかがかなとちょっと思いました。
以上です。
○小林委員長 今、東委員から御意見をいただきました。後にまた皆さんに御協議いただこうと思いますが、それ以外に御意見等がございましたら。よろしいですか、それ以外は。
では、先ほど東委員からいただいた御意見で、結論としては、三重県花とみどりの地域づくり推進会議とかまちづくり推進会議とか、そういう方向に戻したらどうだというような御提案をいただいたわけですが、このことに関して皆さん、どう思われますでしょうか。
中川委員、どうですか。
○中川委員 現状のままでいいと思います。
○小林委員長 どうでしょうか、ほかの皆さんは何か。
○服部委員 私もちょっと途中から入ったものですから、なかなか発言も難しいと思うんですが、先ほど東委員がおっしゃったようなことも理解できる部分はございます。
ですけれども、花とみどりを活用することによってその場所が優しさあふれる健やかな地域になる。だから、地域づくりとかそういうものに関しては、あくまでももっと違った立場での考え方というのがたくさんあろうかと思いますけれども、花とみどりを使うことによって地域づくりなんだということではなくて、やはり精神的な面とか、心が和むような、そういうような花とみどりを活用することによってその場づくりをすると。だから、地域づくりというような形じゃないように私はちょっと思っているんです。だから、活用することのほうが大事なんかなと、先行すべきなんじゃないかなと感じるんですけれども。
以上です。
○小林委員長 ありがとうございます。
ほかの皆さん、いかがでしょうか。
○藤根委員 これは知事の附属機関として設ける活用推進会議になるわけなんですけれども、確かに目指すところは地域づくりであり、まちづくりというところにつながっていけばいいなとは思うんですけれども、まちづくりという名前が会議に入ってしまうと、実際にまちづくりのところまで考えていく会議になってくるかなと。もともと調査審議事項というのを見ていくと、花とみどりをどう活用していくのかという基本計画の部分と施策の部分といったようなところをまずは話し合っていきましょうという会議ですので、まちづくりという名前が入ってしまうと、当然東委員のお考えは多分そこまで含めた形で変えていかなあかんという意味なんかなとは思うんですが、ちょっと大きな変更になってくるかなというところは思いますし、どこまで目指すのかというのははっきりしておかないとあかんのじゃないかなという感じがします。
以上です。
○津田委員 服部委員、藤根委員は途中からだから、ちょっと前半の部分が分からないと思いますけれども、我々の最終的な目標というのは、花やみどりでまちづくり。最終的には、まちづくりということについては当初の委員会のメンバーで共有していまして、実は花やみどりを植えることが目的ではなくて、花やみどりでまちを、地域をつくっていくんだということが我々の目標だったんです。ですので、服部委員、藤根委員は途中で入られたので、ちょっとそこの部分が分からなかったかもしれませんけれども、実は地域づくり、まちづくりが最終的な目標です。ただ、活用せんとまちづくりにならないので、その過程というか手法というか、手段を言葉に入れて会議をやっていくということも間違いではないので、意見が分かれるところだと思うんですけれども、我々の特別委員会の最終的な目標は、花や木を植えることではなくて、まちを、地域をつくっていこうということだったと思うんですけれども、委員長、そうですよね。
○小林委員長 そうですね。津田委員のまさにおっしゃるとおりなんですけれども、まちづくりをしていくことにおいて、その段階において花とみどりを活用して、結論がまちづくりというところなんで、会議においては、これは私見ですけれども、現状のままのほうがなじむんじゃないかなと個人的にはそういうふうに思います。確かに、どちらでもと言うと変ですけれども。
○濱井委員 両方とももっともなことだと思うんですけれども、題名に花とみどりの三重づくり条例、三重県をつくっていくわけですから、当然地域をつくりながら三重をつくっていかなあかんのですけれども、この推進をした上で三重県全体をつくっていくんだという考え方になれば、当初の言い方でいいのではないかなと私も思いますけれども。
○野村委員 自分も、今、濱井委員が言われるのと同じで、両方ともよく分かるんですけれども、目的がはっきり花を活用してまちをつくっていくんやということを考えれば、現在のままの活用推進会議でもいいんかなと思いますけれども。
○小林委員長 せっかくですので、御意見をいただいていない委員の方も、できたらお考えを。
○津田委員 目標は地域づくり、まちづくりなので、言葉遊びではないですけれども、別に今のままでもいいけれども、実は東委員が思っていることを自分も思っていた。ただ、中川委員が早く終わろうと言われましたので。
○中川委員 大事なことやもんで、私の意見として申し上げた。今申し上げたように、途中から2人が入ってきたから前のことを説明してやったけれども、途中から真剣にこの議論に入ってみえた。県外調査も行った中での意見だから、前から入っておった方のあれを尊重しなきゃならぬというわけではない。
早く終わる云々、それはもう軽率な話で、津田委員に対して十分注意していただきたい。そんな気持ちでおるわけじゃない。
○津田委員 失礼いたしました。しっかりと議論したいと思います。
○小林委員長 中川委員、よろしいですか。
○中川委員 私は結構です。
○中瀬古委員 それこそ、これまで議論してきた中で、本当に花やみどりを活用して、それがこれまでも生かせていただいてきたところで、まちづくり。皆さんがいろんな紅葉とか花、みどりを見て、日頃のそれぞれにもいいなと。そしてまた、そこのまちに来て、とても景観もいいし、それから癒されるというような。今日、前回からの中にもそういうような、ここを訪れた方々がそう思っていただくというのは、まさしくそれはまちづくりと、そちらになっていくなと思うんです。
このタイトルなんですけれども、これは最初のところから題名を花とみどりのということで、健やかなというようなところは前文に入れて、それでタイトルはすっきりと。花とみどりをまさしく活用した三重をつくっていこうというような条例にしようというところからこの題名のことも発言もさせていただき、そういう中にこの思いというのが含まれていくのではないのかと考えているんです。
先ほどの東委員の御発言とか考え方というのは、本当にそういうのを根底に持っているというのがすごく大事だと思っていまして、もちろんおっしゃったように、元へ戻ってしまうとか、その他のところにも出てくるよねと言われる、そこを考えるということもとても大事だと思います。
伝承、創出というところの前文のその後も、十分いろんなところで活用されていて、そしてまた花とみどりの活用があって、みどりを活用しようと。ここも今読んでいると、何となく、またそれこそ振出しに戻ってしまうのかもしれないですけれども、あまりにも重複しているような感じというのもちょっと見受けられたような気がします。
話を元に戻しますと、そういうようなところを考えながらいくと、そこをしっかりと自分たちの中に持っていれば、それがいわゆる活用した三重づくり、地域づくり、まちづくりというところになるのじゃないのかなと思うんです。そこは、我々がここでしっかりと議論した上でどう考えていくのか、それをどう県民の皆さんに発信していくのかということが大事だと思うんです。そういうふうに思うと、とても地域づくりにつなげていくことは大事だと思うんですけれども、推進会議のところにそこを入れなくても、その気持ちというのは十分入るんじゃないのかなと。ちょっと回りくどい言い方でしたけれども、何となく私はそれを聞かせていただきながら、考えながら、そんなふうにちょっと思いました。すっきりしないかもしれませんが、そんな気持ちです。
○山本委員 意見として申します。
言葉、名称はとても大事だと思うし、今まですごく長い時間をかけて全てのことをやってきて、熟慮すればするほど、言葉がなかなかまた前後左右するというか。そんな中で東委員が言われたことは、究極はそこだよねということはここの共通理解的なものになっていて、でも、究極がそうだとなっていて、みんなが分かっているから、言葉は、活用が大事なんですけれども、それも含めてというような、ここの中での理解になってしまいますよね。だから、そこを例えばもう少し考え直したとして、ほかのところに全部波及するかというとそうではなくて、これは会議体の名前ですので、そういうことも含めれば、皆さんに知ってもらって、分かりよい「三重県」が先に来ていますけれども、花とみどりの三重づくり推進会議とか、結局はそういう思いが、大きなところがあるんだよということは名称に現れるという思いがしています。含んでというのは、私たちだけの間の話。
○東委員 私が提案したので申し訳ないなと思うのは、条文の中に活用という言葉がすごく多いとは思うんです。それは、別にこのままでいいと思うんです。ただ、条例名が花とみどりの三重づくり条例ということで、一応前々回かな、条例名がすきっとなったので、それを推進するための会議なので、活用というよりももうちょっと広いスタンスの会議体の名前がいいんじゃないかなというのがと私は思ったところなんです。だから、活用には違いないと思うんですが、活用のその先には、この推進会議の、つまり三重づくりなのか、地域づくりなのか、まちづくりなのかというほうが会議名としてはよろしいと私は思って発言したんです。ですから、文の中のいっぱい活用というのを見直すという意味ではなくてということです。
以上です。
○杉本副委員長 このままでもいいとは思うのですが、ひょっとしたら、花とみどりの三重づくり推進会議、そのままのタイトルを会議名として入れるというのも1つかなと。活用の代わりに、三重づくり推進会議と条例名そのままを入れるというのも1つの案かもしれなくてというのを最後に思わせていただいたことと、それから、東委員が言われたことは、前文の3段落目のところだと思うんです。「また、花とみどりの活用が多様な主体の連携協力の下で行われることは、地域社会の絆の形成、維持及び強化に資することも期待されている」。この議論は、花とみどりはツールである。福岡市のコンセプトは、花とみどりなら誰も文句は言わぬと。子どもから老若男女誰もがアクセスできて、楽しめて、作業も一緒にできるよと。その中で、地域のつながりとかそういうことが生まれて、そこが地域づくり。花が美しい地域ではなくて、花を一緒に植栽するということによってつながりができて、そこが地域づくりに資するんだよねというような議論をさせてもらったと覚えていて、そのことはこの前文で読み取る。これがちょっと硬いので、絆の形成とか硬い。でも、議論してきた趣旨はここで読み取るということで、このままの名前でもいいけれども、もう少しそこを入れ込むとすれば、「活用」の代わりに「三重づくり」とすればいいのかなと。
すみません。副委員長なので本当はまとめやなあかんのやけれども、割れていますもので、まとめようがなくて。
○津田委員 これから会派に説明したり、また後で質問しようかなと思っていたんですけれども、常任委員会に付託したり、全員協議会を開いたりするときに、やっぱり目的が一番大事だと思うんです。最終的には私、2ページの最後の段だと思っているんです。「ここに、我々は、県を挙げて花とみどりの活用の推進を図ることで、花とみどりで優しさあふれる健やかなふるさと三重を実現していくことを決意し」、だから、花とみどりの活用の推進を図ることで三重をつくっていく。これは我々特別委員会のメンバーの共通した意思じゃないと、やっぱりこれから常任委員会、全員協議会を耐えていかなあかんので、それの共通認識は再度確認して、文言については私は副委員長や東委員に賛成ですけれども、ただ多数決で決めることではないので、活用も大事なので、それは了としたいなとは思います。
一番大事なことは、我々の目標は、花とみどりでふるさとをつくっていくんだということはもう一度再確認しておいたほうがいいのではないかなと思いました。
○小林委員長 まさに津田委員がおっしゃったように、ふるさと三重づくりというところが最終的な目的だということは皆さんの共通認識だと思うんです。そういった中で、副委員長が言われた「活用」を「三重づくり」という言葉に変えるのか、もしくは現状のままで行くのか、どうさせていただきましょうか。
○東委員 次の回でもいいと思いますし、ないか分からんけど。正副委員長で決めるというのも、なかなかね。
○杉本副委員長 私も合わせた形で提案したんですけれども、活用でもいいと思っているんですよ。思っているんですけれども、ちょっと生かすとしたらそういう代案かなということで提案しただけで、活用でもいいと思います。
○小林委員長 多数決を取るべきことではないと思いますけれども、御意見等を聞かせていただいた中では、現状のままのほうが多いのかなというような気持ちもいたしますし、最終的に目指すところの姿は、皆さん考えは一致していただいていると思うので、私としてはこのまま現状の文でいければなと思うんですが、よろしいでしょうか。
○東委員 もう一言だけ言わせていただきますと、今この場で私が提案したので、事前に正副委員長に相談しているわけでもない案件なので、この場で決めるというのも大変だと思うんですが、却下なら却下でもいいんですけれども、ただ津田委員がおっしゃるように、もともと花を活用してどういうまちをつくるのかというのが。副委員長が言われたように絆ですよね。結局行政だけじゃない、花のボランティアをやっている人だけじゃない、みんなでやって、何をするのかといったら、活用するわけじゃなくて花で心が和むとか、地域が豊かになるとか、三重県が豊かになるみたいなところが目標なので、その条文の中身はともかくとして、会議体を開くというところになると、ちょっと改まって花やみどりを活用して三重をつくっていくんだという思いがあったほうが呼びかけやすいし、県議会の中でもそうだと思うんですが、県民に対してはいいんじゃないかなと思います。活用という周知をしたいんじゃなくて、会議体の名前ですけれども、呼びかけるのに、三重をつくっていくんだという思いのほうが私はよいと思います。
○小林委員長 そうしましたら、ちょっとここの名称に関してはお時間をいただいてよろしいですか。
〔発言する者なし〕
○小林委員長 それでは、ちょっとまたお時間をいただきまして、副委員長とも相談させていただいて、改めてということにさせていただきたいと思います。
条例案素案のほうについては以上となります。
次に、逐条解説素案の御協議をお願いします。
先ほどいただいた御意見を加味できていない箇所もありますが、前回の委員会でのご意見を踏まえ、本条例案素案の逐条解説素案についても、正副委員長において資料5のとおり再度整理させていただきました。
はじめに、前回からの修正箇所を一括して説明させていただいた後、項目ごと、あるいは項目によっては複数項目をまとめて議論の時間を取りたいと思いますので、御了承願います。
それでは、事務局より説明を願います。
(事務局 説明)
1時間程度経過いたしましたので、換気のため、いったん休憩とし、再開は14時10分からとしたいと存じます。
暫時、休憩いたします。
(休憩)
○小林委員長 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
まず、先ほど御説明いただきました「はじめに」について御意見等があればお願いいたします。2ページのところです。どうでしょうか。よろしいですか。
〔「異議ありません」の声あり〕
○小林委員長 それでは、「はじめに」については、資料5に記載のとおりでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
○小林委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
それでは、次に前文について御意見等があればお願いいたします。よろしいですか。
〔発言する者なし〕
○小林委員長 それでは、前文については資料5に記載のとおりでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
○小林委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
それでは、次に「第1 総則」から「第3 県の責務等」までについて御意見等があればお願いいたします。
○服部委員 この「花を飾る習慣も失われつつある」、この中の4行は、年代的なことと金額的なこともうたわれておるんですけれども、50代以上が購買層であって、50代よりも下の人たちは花を買わないのかどうかという問題もちょっとその辺のところ引っかかるところがあるんですけれども、もう少し違った文言修正があってもいいのではないかなとちょっと思うところであります。
○中瀬古委員 私もずっとこの4行を、最初に聞かせてもらったときに見ていたんですけれども、今、服部委員がおっしゃったその部分と、それともう一つが、「若年層に如何に花を買ってもらうかが、これからの課題の一つ」、そうなんだとは思うんですが、表現の問題だと思うんです。いかに若年層に花を買ってもらうかが課題というところが、すっきりとしなくて腑に落ちないものですから、表現だと思うので、そこをちょっと変えてもらうような、何かいい文言とか表現があるといいなと思います。
○山本委員 花を飾るということの中には育てるということも本来含まれると思うんだけれども、ここの記述が買うことのみになっているということも含めて、「飾る」の中には育てていることも入るんですよね。飾る、植栽するというのもみんなそうだから。そういうことも含めて、ちょっとそこのニュアンスが欲しいかな。苗は買わなくちゃいけないんだけれども、そういうことはあります。花を購入したり育てたりということが、年齢で分けて書くということは事実だろうけれども、奇異に感じるということとそこのところ、もう少し育てることも一緒に含めていただいておくといいかなと思います。
○中川委員 13ページの一番下なんですが、例えば云々と、これは必要な言葉なのかな。必要ないと僕は思うんですよ。僕はちょっと意味が理解に苦しむんですよ。必要な言葉なのかなと思って、そこまで書く必要があるんかなと。書く必要ないんじゃないかなと。
○小林委員長 ありがとうございます。後でちょっと議論させていただきます。
それ以外で何かございますでしょうか。
〔発言する者なし〕
○小林委員長 それでは、なさそうですので、まず6ページのところの「花を飾る習慣も失われつつある」の説明のところで、年代のこととか、それから若年層にいかに花を買ってもらうかというような文言の在り方とか、購入だけでなく育てるという言葉も必要なんじゃないかとか、そういう御意見をいただきましたので、その辺は改めて文言修正をさせていただくということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
○小林委員長 では、そこはそのようにさせていただきます。
それから、次に13ページ、中川委員から御意見をいただきました、「例えば活用しようとする植物の品種が県内の事業者では生産されていない場合に、当該品種に代えて県内事業者が生産する品種を活用することまでを求めるものではない」という、ここまで書く必要はないんじゃないかということですが、このことについて皆さん、どう思われますか。
○津田委員 これは私が言った、本文の新しく導入した資料3の4ページの一番上の(3)の「県は、(1)の施策の策定及び実施に当たっては、可能な限り、県内の事業者が生産する植物を活用するよう努めるものとする」。基本的にこの条例は生産者のための条例ではなくて、花やみどりの活用を進めてまちをつくっていくという条例なので、基本的には私はちょっと何かフィットしないような印象があったんですけれども、逐条解説の13ページの2を入れることで了解したわけなので、もし逐条解説がなかったら本文の(3)の部分もどうかなと。今でもちょっと思っているのは思っているんですけれども、みんなで議論して決めたことなので、セットで了解したことだったと思います。
○小林委員長 津田委員がおっしゃったように、本文の中に生産振興というところの部分を書き込むということであれば、逐条解説にこのような文言をということで前回了承していただいたという経緯もあるんですが、どうでしょう、中川委員。
○中川委員 文言としてはあまり妥当ではないかなと思ったんですが、そういう御意向があれば、このまま尊重させていただいて結構です。
○小林委員長 では、このままでもよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
○小林委員長 それでは、逐条解説の13ページのところの文言に関しては、現状のままいかせていただくということにさせていただきたいと思います。
それでは、ここの項目に関しましては、先ほどの6ページのところ、「花を飾る習慣も失われつつある」というところの文言を修正させていただくということで進めさせていただきたいと思います。
それでは、次に「第4 基本的施策」の「第1 県有施設等における花とみどりの活用」について御意見等があればお願いいたします。
〔発言する者なし〕
○小林委員長 それでは、「第4 基本的施策」の「1 県有施設等における花とみどりの活用」については、資料5に記載のとおりでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
○小林委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
それでは、次に「第4 基本的施策」の「2 街路樹等の機能の発揮」について御意見等があればお願いいたします。ページは19から20ページのところです。よろしくお願いいたします。
〔発言する者なし〕
○小林委員長 それでは、「第4 基本的施策」の「2 街路樹等の機能の発揮」については、資料5に記載のとおりでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
○小林委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
それでは、次に「第4 基本的施策」の「3 社会福祉施設等における花とみどりの活用の促進」について御意見等があればお願いいたします。
〔発言する者なし〕
○小林委員長 それでは、「第4 基本的施策」の「3 社会福祉施設等における花とみどりの促進」の推進については、資料5に記載のとおりでよろしいでしょうか。改めての確認です。
〔「異議なし」の声あり〕
○小林委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
次に、「第4 基本的施策」の「4 花とみどりの文化の振興」について御意見等があればお願いいたします。
〔発言する者なし〕
○小林委員長 それでは、改めて確認ですが、「第4 基本的施策」の「4 花とみどりの文化の振興」については、資料5に記載のとおりでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
○小林委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
次に、「第4 基本的施策」の「5 花とみどりの教育等の推進」について御意見等があればお願いいたします。
〔発言する者なし〕
○小林委員長 それでは、「第4 基本的施策」の「5 花とみどりの教育等の推進」については、資料5に記載のとおりでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
○小林委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
それでは、次に「第4 基本的施策」の「6 花とみどりの名所づくりの推進」について御意見等があればお願いいたします。
〔発言する者なし〕
○小林委員長 それでは、改めての確認ですが、「第4 基本的施策」の「6 花とみどりの名所づくりの推進」については、資料5に記載のとおりでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
○小林委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
次に、基本的施策の「7 人材育成等」から「10 顕彰」までについて御意見等があればお願いいたします。ページは25から28までです。よろしくお願いいたします。
〔発言する者なし〕
○小林委員長 それでは、「第4 基本的施策」の「7 人材育成等」から「10 顕彰」までについては、資料5に記載のとおりでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
○小林委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
それでは、最後に「第5 基本計画」から「第8 附則」までについて御意見等があればお願いいたします。
○中瀬古委員 基本計画の30ページの「定量的に定めるよう」というところなんですけれども、雑草の除草箇所数とか花とみどりの名所の整備箇所数等という表現があるんですけれども、ここに、花植え、花を育てていくというところで、ボランティアの登録団体数とか、そのような数値的に表すようなものがあるといいのではないでしょうか。
○小林委員長 ありがとうございます。御意見として承っておきます。
ほかによろしかったでしょうか。
○藤根委員 36ページの花の日及び街路樹の日についてなんですが、趣旨としてそこに必要性というのを書いていただいていますので、その中身云々ではなくて、その下の解説のところで、花の日は、花を植える、鑑賞する、あるいはプレゼントするというようなことで例示も分かるんですけれども、街路樹の日のほうが、街路樹を楽しむイベントというのがイメージとして私はぴんと来ないものですから、いろいろ御議論されている中でそういうのもイメージされておるんやったらいいんですけれども、私自身がこれを見たときにイメージしにくいものですから、具体的なところが出しにくいのもあるのか分かりませんが、ちょっとここは分かりにくいなという感じがしました。
○小林委員長 ありがとうございます。御意見としてお伺いしておきます。
ほかはよろしかったでしょうか。
○笹之内政策法務監 1点だけ、33ページの組織の中で、委員20人以内で組織すると規定させていただきました。そこの部分の委員の数について、少しだけ補足させていただきます。
現在、執行部のほうで各種の条例におきまして定めております附属機関の委員の数ですけれども、一番少ないものですと5名というものがございます。特定産業廃棄物事案に関する調査検討委員会は条例が根拠になっておりますけれども、上限5人となっております。
一番多いもので20人というのが割とトレンドとして多くなっておりまして、例えば三重ブランド認定委員会、それから三重県教育改革推進会議、三重県観光審議会、三重県がん対策推進協議会、三重県人権施策審議会、このようなものが上限20人という規定になっております。
あと幾つかございますのは10名というものでございまして、例えば三重県公害事前審査会、みえ森と緑の県民税評価委員会、三重県障がい者差別解消調整委員会、三重県食の安全・安心確保のための検討会議、三重県差別解消調整委員会、このようなものが上限10名というような形で規定されております。
参考までに御説明させていただきました。
○小林委員長 今、笹之内政策法務監から定員の補足説明をいただきましたが、この件も含めて、ここの項で御意見等はよろしかったでしょうか。
○濱井委員 (2)の「男女のいずれか一方の委員の数は、委員の総数の十分の四未満とならないものとする」というのは、大体通常はこんな感じなんでしょうか。
もう一点、委員の任期は2年とするということになっているんですけれども、2年のあれも、どういうところから引かれたんでしょうか、ちょっと教えてください。
○笹之内政策法務監 まず男女の定数の考え方ですけれども、こちらのほうは、一般的な県の条例での男女比の規定の仕方の規定をそのまま使わせていただいております。おおむねこのような形で表現させていただいております。これによって男女比がほぼ同数になるようにという形の規定の仕方になってございます。
また、委員の任期につきましては、こちらのほうはいろいろばらつきはあるんですけれども、多いのはやはり2年というところが多いかと思います。長いものですと4年であったり5年であったりというのがございますが、附属機関の委員の場合ですと大体2年というのが割とトレンドなのかなという形になってございます。
以上でございます。
○野村委員 30ページの「定量的に定めるよう」というのがあるんですけれども、2行目の「例えば、花とみどりを活用している県有施設の数、いわゆる『雑草』の除草箇所数」ということは、これは、花とみどりを生かしている県有施設が除草してある箇所の数を言うということなんですか。「いわゆる」があるので。
○笹之内政策法務監 こちらにつきましては雑草の考え方でございまして、いわゆる雑草という名の種目の草木はないということで、通行の妨げになるとかそういうような形で、雑草と判断されるというものを「いわゆる」という言い方で表現させていただいております。雑草という種目の草木はないというところから、雑草とは何なのというと、一般的にという意味で雑草というような表現を「いわゆる」という言葉で言い換えさせていただいたというところで御理解いただければと思います。
○野村委員 県有施設の花とみどりを生かしている箇所数は、県有施設の数ではなくて、雑草をきちっと整理してある箇所と取ればいいんですか。
○笹之内政策法務監 ここは、3つ例示させていただいているという形になっておりまして、県有施設の数と、それから除草した箇所の数と、名所の整備箇所数という3つを定量的に表すことができるものの例として置かせていただいておりますので、県有施設の数の中で除草箇所が何箇所ということではないと御理解いただければ結構です。
○小林委員長 確かに、この「県有施設の数、いわゆる」というと、続いて感じますよね。
○野村委員 これをこのまま読んでいくと、花とみどりを生かしているところは雑草がないところと感じ取れるもので。
○小林委員長 よく分かります。
○東委員 例えば、1、花とみどりを活用している県有施設の数、2、いわゆる雑草の除草箇所数、3、花とみどりの名所の整備箇所数とか。
○小林委員長 ほかはよろしかったでしょうか。
では、基本計画から附則までのところに関しましては、まず30ページ、中瀬古委員から御意見をいただきました除草箇所数、それから花とみどりの名所の箇所数等のところで、ボランティア団体の登録数なんかも入れたらどうだという御意見をいただいたんですが、これはそのように検討させていただいて、次回調整させていただいてもよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
○小林委員長 それから、野村委員から同じようにここのところで、非常に分かりづらいと。1、2、3とあるのに、「いわゆる」という文言を使うことによって続いて取れるというようなところで、東委員からも意見をいただきましたが、1、何々、2、何々、3、何々とか、改めてちょっと表現の仕方を再度検討させていただいてもよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
○小林委員長 それでは、それもさせていただきます。
それから、36ページのところなんですが、三重県街路樹の日のところなんですが、藤根委員から御意見をいただきました。花の日の例示に比べて、街路樹を楽しむイベントというのがなかなかイメージしづらいということの御意見をいただきましたので、ここも再度、ちょっと笹之内政策法務監に頭を絞っていただいて、もう少し内容のイメージしやすいような文言に変えさせていただくということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
○小林委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
それでは、本日も委員の皆さんから多数の御意見等をいただき、ありがとうございました。
最後に、本日議論した点について特に何か御意見等がございましたらお願いいたします。
○東委員 先ほどの議論の延長線上みたいな感じなんですが、21ページの「社会福祉施設等における花とみどりの活用の促進」という項の一番最後に、逐条解説で、「例えば、病院の庭への花の植栽、エントランスへの観葉植物の設置」と書かれているんですが、社会福祉施設等というのは病院が入っているものなんですか。
○笹之内政策法務監 まず、社会福祉施設としたときには、解説の1にございますような施設ということになりますので、例えば老人ホームであったりとか身体障がい者の援護施設というようなものが入ってまいります。ここで言っておりますのは、「その他花とみどりの人を癒やす効用が十分に発揮できる施設」という、こちらの後段のところの部分でございまして、これにつきましては病院であったりとかというものが入ってくるということで、このように例示として挙げさせていただいたところでございます。
○東委員 「例えば、病院の」といきなり出てくるので、何かちょっと違和感を感じたんです。分類から言うと社会福祉施設と医療施設ですよね。社会福祉施設ですと、例えば社会福祉法人が運営するものとか株式会社が運営するものとか個人で運営するものとか、社会福祉施設と一般的に言うんですが、医療はちょっとジャンルが違うようなことがあって。例えば医療とするなら、もっと頭のところに書くか、もしくはここで「病院」としないで「施設」としたほうがよりイメージしやすいんじゃないかなと。私だけかな、それ。いきなり「例えば、病院」と出てくるのが、ちょっと違和感があったんですが、いかがですか。
○小林委員長 御意見等をいただきましたが。
○服部委員 解説の中の「社会福祉施設」ということで、もうすぐそのままできていますし、「その他花とみどりの人を癒やす効用が十分に発揮できる施設」と2項目めにありますので、その中で「例えば、病院」という形で明記されているんじゃないかとも取れると思うんですよ。だから、東委員がおっしゃる意味合い的なこともよく分かるんですが、病院は医療法人のあれですので、だから、1番で社会福祉施設と書いてありますので、2番で人を癒やす効用が十分に発揮できる施設。だから、例えばですから、病院であったって、もっと違う施設であってもいいという判断じゃないかなと読み取れるんじゃないかと思うんですわ。だから、例えばの話ですから病院も入りますよということで、もっと違う施設も入りますよねという検討がなされてもいいんじゃないかなと思うんですわ。
○東委員 ありがとうございます。だんだん自分でも読めてくるんです。
例えば社会福祉じゃなくて児童福祉施設とか児童館とか、あれは社会福祉施設じゃないですよね。それとか、一般的な公園を持っているような施設みたいなものとか。病院だけ何か特筆されているような気がして、いわゆる病院などのようなとか。
○服部委員 例えばと出ているので、そこで判断されるんじゃないですか。例を挙げると、児童館であったりなんかするわけですから。
○津田委員 多分前回か前々回、条例文の中に病院とか医療施設というのが書いてあって、今お見舞いに行くときに花とかはいけないと、ちょっと誤解を与えるんじゃないかということの議論があって、「その他」と入れて、その他の中で逐条解説を交えながら表現していこうという議論があってこうなったと思うんです。
当初は条例文の中に医療施設だとか病院が入っていた。それを抜いて、逐条解説でこうやったほうがいいんじゃないかという議論があった。逐条解説になかったと思います。でも本文にあったもんで、外してここへ入れたということですね。
○小林委員長 まさに津田委員がおっしゃったような経緯で今回逐条解説にこれを書かせていただいたということで御理解いただければと思うんですが、東委員、どうですか。
○東委員 今までの議論の積み重ねはよく分かるんですけれども、これを初めて見た人は、あれ、病院と名指しで書いてあるよなと私はちょっと思ったんですよ。それより施設としたほうが、施設というのはその他の施設、病院ほかとか、ちょっとぼかしたほうがいいような気がする。病院を名指しで例えばと書いてあるけれども、もし書くなら、病院のようなとか、医療施設も含めてとか。「病院の庭への花の植栽」と書いてあると、何かもうちょっと文言を御検討いただくとうれしいかなと思うんですけれども。
○笹之内政策法務監 いただいた内容を踏まえまして、ここの表現、もう少し社会福祉施設全体に係るような形の表現ぶりに整理させていただきたいと思います。
○東委員 よろしいです。
○中瀬古委員 戻って17ページなんですけれども、基本的施策の解説2のところなんですけれども、ちょっとここを見ていますと、1行目のところに、「施設の特性によっては、活用されない場合も想定されるが」とあって、そこのことについて書かれているんですね。それで、「されるが、本条例の趣旨に照らし合わせて、花とみどりを用いることを基本として、どのように活用するかについて、その施設の特性に応じ」とあるんですが、「施設の特性によっては、活用されない場合も想定されるが」と来ているので、3行目のところ、「基本として」の後に「その施設の特性に応じ、どのように活用するか検討されることが望ましい」という並びのほうが。
出だしのところからいくと、しっくりこないかなと。ちょっと私は読んでいてつまずいたので、何がつまずくところかなと思ったら、そう思ったんです。一度ちょっとそこを御検討願えないでしょうか。私の国語力が間違っているのかもしれないので、そういう御説明をまたいただけたらありがたいかなと思いました。
○小林委員長 私も国語力がちょっと弱いので、笹之内政策法務監、どうでしょうか。
○笹之内政策法務監 中瀬古委員がおっしゃっるように、まず最初に活用されない例が来てしまっているので、ここの逐条解説として見たときに、否定するところから入ってしまうというのは、確かに私も作ってみて、ちょっとここはつらいかなというのは思っていたところではありますので、委員がおっしゃったような表現が、もう少しいい表現ができないかというのはちょっと検討させていただきたいと思います。ありがとうございます。
○中瀬古委員 お願いします。
○小林委員長 ほかはよろしかったでしょうか。
〔発言する者なし〕
○小林委員長 そうしましたら、以上で本日の条例案素案の検討についての委員間討議を終了いたします。
先ほど、最後のところで、東委員、中瀬古委員からいただいた御意見も含めて、できる限り皆さんの今日いただいた意見を反映させていただいた形で条例案素案のさらなる修正を行わせていただき、次回の委員会で改めて正副委員長案をお示ししたいと存じます。
次に、次回の委員会ですが、本日に引き続き条例案素案の委員間討議を行いたいと存じますが、日程等詳細については、この後の委員協議で御協議いただきたいと存じますので、御了承願います。
2 その他
○小林委員長 本日御協議いただく事項は以上でございますが、特に何か御意見がございましたらお願いいたします。
○津田委員 この委員会で議論すべきだと自分は思うんですけれども、基本計画を作って、毎年議会に進捗状況の報告をするとか、あるいは推進体制をどこに置くんだとか、執行部にお任せして、県土整備部にするのか、戦略企画部にするのか、農林水産部か分からないんですけれども、執行部に議論を任すということも一つのやり方かもしれませんけれども、議会への報告をどこの委員会にするのかとか、推進体制をどこに置くのかとか、今後どこかの委員会に付託せなあかんと思うんですけれども、どこへ付託するのかとか、書き物として書く必要はないかもしれませんけど、結構議論は必要なのかなと思っておりますので、それもまた皆様方の意見も聞きたいと思います。
○小林委員長 ありがとうございます。
今日この後、執行部との非公開の勉強会がありますし、それを聞いて、次回の委員協議の場で、先ほどおっしゃったような内容も含めて皆さんと協議させていただきたいと思いますが、それでよろしいですか。
〔「はい」の声あり〕
○小林委員長 ほか、よろしかったでしょうか。
〔発言する者なし〕
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
花や木で健やかな三重をつくる条例策定調査特別委員長
小林 正人