三重県議会 > 県議会の活動 > 全員協議会 > 全員協議会議事概要 > 令和4年度 全員協議会議事概要 > 令和4年7月11日 全員協議会概要
■ 協議事項
1 「強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)」及び「みえ元気プラン(仮称)」最終案について
(1) 時間 10時1分~10時36分
(2) 説明者
総務地域連携デジタル社会推進常任委員長 石垣 智矢
戦略企画雇用経済常任委員長 小林 貴虎
環境生活農林水産常任委員長 中瀬 信之
医療保健子ども福祉病院常任委員長 倉本 崇弘
防災県土整備企業常任委員長 下野 幸助
教育警察常任委員長 平畑 武
(3) 説明内容
別添資料のとおり(資料はこちら)
(4) 質疑の概要
〇中嶋議員 まず、総務地域連携デジタル社会推進常任委員会について、今回、みえ元気プランの第5章第2節の行財政改革の取組については、執行部から何か説明があったのかどうかということと、これに関して、特に議論はなかったのかどうかというところを1点確認させていただきたい。
それと、環境生活農林水産常任委員会について、農業の振興の点で今回、とても大切な指摘をいただいていると思っていて、食料自給率の向上と絡んだ話になるのかどうか分からないが、これまでもうかる農業を県として随分進めていただいてきたが、今回、みえ元気プランの中でもうかる農業という言葉が一つもなく、消えてしまっているという印象を持っている。そのことについて委員会で何か議論があったのかどうか。
それぞれ、議論があった場合はどんな話だったかというのを教えていただきたい。
〇石垣委員長 担当課からは持続可能な行政運営の推進等についての説明があり、委員からも質問があったということは間違いないが、どういった内容かというところに関してはすみません、また委員会会議録でしっかりと把握をさせていただいて、後日回答をさせていただきたいと思う。
〇中瀬委員長 農業振興のところでは、自給率が非常に下がってきているということもあって、自給率を上げていくことが基本的には私としては、もうかるとか地域が活性されると判断している。基本的には、農業分野では自給率を上げていくことが重要ではないかという意見は出されている。もうかるということ自体は記憶にないが、そのことが基本的にはもうかる成り立つ農業になるんじゃないかなと考えている。
〇中嶋議員 持続可能な財政運営の推進は、これまでと内容もほぼ変わっていないし、どれぐらい進めていくのかというぐらいの話があったのかなという感じを受けている。
行財政改革の取組というのが、この後の議論の中でも申し上げたいと思ったが、北川県政のときは行政システム改革、野呂知事のときには経営改善プラン、鈴木英敬知事のときには、行財政改革取組とそれぞれあったが、今回、一見知事になられてから行財政改革の話で、個別の何か立てていくものがあって進めていくっていうんじゃなくて、みえ元気プランの中に入れていく感じで、もう、行財政改革の取組にあんまり熱がないのかなと思ってしまうところもあったので、それでそんな議論があったのかというのを聞かせていただいた。なので、内容まで踏み込まなくても、持続可能な行財政運営の推進についての議論があったというだけでも理解させていただいたので、その行政改革の取組っていうのが、本当にちゃんとやるのかという辺りについて、議論を喚起するような説明はあまりなかったのかなという感じで受けとめさせてもらった。
それから、もうかる農業の件についてはおっしゃるとおりで、食料自給率の向上というのがひいてはもうかる農業に繋がることになるんだとは思うが、何かこれまでずっともうかる農業という言葉にこだわってきたところが議会としてもあったような気がしていたので、それがすっと消えてしまうのは寂しいなという思いの中で確認した。
〇山本(里)議員 総務地域連携デジタル社会推進常任委員長にお伺いしたい。
行政運営2のところに、県民の皆さんから信頼される県行政の推進ということで、皆さんの中で、審査もされ意見交換をされたと思うが、相次いで信頼を揺るがすようなことが発生している中で、これまでも、今ビジョン・プランに示していただいているような対応はしていたと思うが、こういう中で、具体的に今の状況をどう考えているとか、そのことについて意見交換があったのかどうかということをお伺いしたい。根幹に関わることだと思うが。
〇石垣委員長 そこの点については、意見や議論というのはなかったと記憶している。
〇山本(里)議員 今までも信頼を構築するために、そしてその中でも、やはり信頼を揺るがすようなことが数々あって、そういったときに危機の発生に対する対応のことも書かれているが、何かあったときのその後の処理の仕方とかいうのも大変必要なことだと私は思っている。
今の当局の認識がその場で確認されなかったことはちょっと残念だなと思っているが、これはこのことだけではなくて、ずっと議会の中でやっていることなので、プランやビジョンの中で書き込んではいただいているが、現状についての認識を深めたかったなと思っている。
(5) 議員間での協議
〇中嶋議員 先ほど行財政改革の取組の話をさせていただいたが、これまでの県政と行財政改革取組については別立てで、別冊という言い方をすると分かりやすいかもしれないが、別の進行管理の仕方をしながら、毎年度、全員協議会の場等で取組を説明いただいてきたところであるが、今回、みえ元気プランの中に盛り込まれるということで、これは形としては致し方ないと思うが、行財政改革の取組が後退しないように、ぜひお願いしたいということが1点。
それと同じような話になるかもしれないが、まち・ひと・しごと創生総合戦略についても、鈴木県政のみえ県民力ビジョンの最後の行動計画の中で一つにするということで、私としては抵抗があったが、それも致し方ないかなと思っていたら、今度は行財政改革取組がみえ元気プランの中に入っていてオールワンにしてしまうという、それが何か手抜きとまでは言わないが、行政をしていく上で、これまでしっかりこう別冊で作って、ずっと別の議論をして進めてきたものが、全部みえ元気プランの中に書いてあるなんて言われてしまうと、ちょっと違和感を感じてしまう。やっぱり県政として重要なこと、また国から政策として地方に求められていることについては、「全てみえ元気プランに書かれている」だけじゃなくて、しっかりとした進行管理もしながら、やれるような仕組みというのを、ぜひ考えていただきたいと思う。これをもってみえ元気プラン全てを否定するものではないが、そういった取組の姿勢というか、そこはちょっと、しっかり申入れをしていただきたいなと思う。
〇前野議長 中嶋議員から行財政改革の取組、それからまた前知事のときの施策の中で出ていたいろんな課題が、全て特出しなしに、みえ元気プランの中に書かれているということで一言で集約されていて、ちょっと疑問に思うという申出があったが、これに対して他の方で関連して何か御意見があれば。
〇津田議員 中嶋議員が行財政改革の件でおっしゃったが、国から地方に求められる計画の中で、表にはなっていないのかもしれないが、全てみえ元気プランに収めるという話はちょっとあちらこちらで聞くようなところもあるので、そうではなくて、やっぱりしっかりと独自の計画を立てて、議論したほうがいいかなと私も思う。
〇前野議長 他にございませんか。
〔発言する者なし〕
〇前野議長 それではただいまいただいた御意見も踏まえ、7月15日に委員長会議において知事へ申し入れるべき事項についてもう一度整理の上、進めて行く。