三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 令和4年度 委員会会議録 > 令和4年6月23日 防災県土整備企業常任委員会・予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会 会議録
防災県土整備企業常任委員会
予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会
会議録
(開会中)
開催年月日 令和4年6月23日 (木曜日) 午前10 時2分~午後2時49分
会議室 202委員会室
出席委員 8名
委 員 長 下野 幸助
副 委 員 長 野村 保夫
委 員 田中 智也
委 員 津村 衛
委 員 藤田 宜三
委 員 服部 富男
委 員 奥野 英介
委 員 津田 健児
欠席委員 なし
出席説明員
[企業庁]
庁長 山口 武美
副庁長 西口 勲
次長 東海 明
企業総務課長 井畑 晃洋
財務管理課長 奥田 文彦
水道事業課長 宮木 雅史
工業用水道事業課長 北川 博一
電気事業課長 川戸 仁
施設防災危機管理監 栃木 勝弘
機電管理監 和田 泰史
RDF対策監 宮原 章吉
その他関係職員
[県土整備部]
部長 水野 宏治
理事 佐竹 元宏
副部長(企画総務担当) 山本 健次
副部長(公共事業総合政策担当 上村 告
次長(道路整備担当) 川上 正晃
次長(流域整備担当) 山口 成大
次長(都市政策担当) 古澤 忠士
工事検査総括監 森木 忠彦
県土整備総務課長 北口 哲士
公共用地課長 森川 成
公共事業運営課長 向井田 亮
技術管理課長 水谷 覚
建設業課長 林田 充弘
道路企画課長 長井 貴裕
道路建設課長 南 賢
道路管理課長 高柳 伸浩
河川課長 野呂 守
防災砂防課長 河邉 努
港湾・海岸課長 松橋 陽一郎
施設災害対策課長 浅野 覚
都市政策課長 林 幸喜
下水道経営課長 山口 太一
下水道事業課長 東 幸伸
建築開発課長 𠮷村 厚哉
住宅政策課長 服部 睦
営繕課長 太田 寿弘
建設企画監 繁田 憲一
人権・危機管理監 中村 孝
水災害対策監 川北 健司
その他関係職員
[農林水産部]
治山林道課長 久保村 実
[教育委員会]
社会教育・文化財保護課長 天野 長志
委員会書記
議事課 主幹兼係長 林 良充
企画法務課 主査 澤村 里美
傍聴議員 1名
山本 里香
県政記者 なし
傍聴者 1名
議題及び協議事項
第1 分科会(企業庁関係)
1 議案の審査
(1)議案第96号「企業庁企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例案」
第2 常任委員会(企業庁関係)
1 所管事項の調査
(1)三重県企業庁の各事業における令和4年度の取組概要について
ア 水道用水供給事業
イ 工業用水道事業
ウ 電気事業
エ 各事業の展開を支える取組
第3 分科会(県土整備部関係)
1 議案の審査
(1)議案第89号「三重県手数料条例の一部を改正する条例案」(関係分)
第4 常任委員会(県土整備部関係)
1 議案の審査
(1)議案第100号「工事請負契約の変更について(主要地方道四日市鈴鹿環状線(花ノ木橋
(仮称))道路改良(橋梁上部工)工事」
2 所管事項の調査
(1)「令和4年版成果レポート(案)」について(関係分)
(2)「強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)」及び「みえ元気プラン(仮称)」最終案について(関係
分)
(3)三重県住生活基本計画(最終案)について
(4)鈴鹿青少年センターと鈴鹿青少年の森の整備運営事業に係る融資金融機関との直接協定(案)
について
(5)低入札調査基準価格及び最低制限価格の算定式の改正について
(6)県営住宅入居時の連帯保証人の要件緩和について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
第1 分科会(企業庁関係)
1 議案の審査
(1)議案第96号「企業庁企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例案」
ア 当局から資料に基づき補充説明(西口副庁長)
イ 質疑
○下野委員長 それでは、御質疑があればお願いいたします。
○田中委員 確認ですけれども、先ほど御説明いただいた地方公務員法第24条から第26条の3に規定される部分については適用除外ということは、職員団体との交渉が重視されると思うんですけれども、そのあたりのところはどうなっていますか。
○西口副庁長 もともと企業庁の職員も当然地方公務員ですので、今まで地方自治法であったりですとか地方財政法、地方公務員法の適用を前提として受けるんですが、企業庁、いわゆる公営企業としての特殊性に鑑みて、柔軟な対応を取れるように先ほどの適用除外という項目が定められております。
それを受けまして、条例で定めるのは給与の種類とその基準ということになっておりまして、そのほかの部分については管理者の権限として定めることになっておりますので、先ほど申し上げた企業管理規程のほうで定めさせていただきます。その際に、組合とのいろいろな交渉であったりということが中に入って最終的に決定されていくと、そういう流れになっております。
○田中委員 では、労使協議はされたという認識でいいですかね。
○西口副庁長 こちらから、総務部が今回所管として上げておりますような案件のことにつきましても、給料の7割になるという水準の話につきましても、組合のほうにはお話をさせていただいております。
○田中委員 分かりました。
○下野委員長 ほか、ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○下野委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 議案第96号 挙手(全員) 可決
2 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
第2 常任委員会(企業庁関係)
1 所管事項の調査
(1)三重県企業庁の各事業における令和4年度の取組概要について
ア 水道用水供給事業
イ 工業用水道事業
ウ 電気事業
エ 各事業の展開を支える取組
(ア)当局から資料に基づき説明 (東海次長、西口副庁長)
(イ)質問 なし
2 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
第3 分科会(県土整備部関係)
1 議案の審査
(1)議案第89号「三重県手数料条例の一部を改正する条例案」(関係分)
ア 当局から資料に基づき補充説明 (佐竹理事)
イ 質疑 なし
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 議案第89号(関係分) 挙手(全員) 可決
2 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
第4 常任委員会(県土整備部関係)
1 議案の審査
(1)議案第100号「工事請負契約の変更について(主要地方道四日市鈴鹿環状線(花ノ木橋
(仮称))道路改良(橋梁上部工)工事」
ア 当局から資料に基づき補充説明(川上次長)
イ 質疑 なし
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 議案第100号 挙手(全員) 可決
2 所管事項の調査
(1)「令和4年版成果レポート(案)」について(関係分)
ア 当局から資料に基づき説明 (水野部長、山口次長、川上次長、古澤次長、上村副部長)
イ 質問
○下野委員長 それでは、御意見等がありましたらお願いいたします。
なお、いただいた意見の中から、後ほどの委員協議において7月11日の予算決算常任委員会本委員会において報告すべき項目を協議することになりますが、ここで意見の出なかった項目については後の委員協議で意見を追加することができませんので、御注意願います。
○津田委員 後で聞けばいいぐらいの話なんですけれども、11ページの街路における歩道整備および電線共同溝整備の合計延長、実績480メーターなんですけれども、お金でいうとどれぐらいになるのかな、幾らぐらいかかったんですか。
すぐ分からん。じゃ、後から教えてもらえますか。
○古澤次長 すみません。また手持資料を確認しまして、後ほど説明させてもらいます。
○津田委員 お願いします。
○下野委員長 じゃ、後ほど確認ということでお願いいたします。
ほか、ございませんか。
○奥野委員 7ページのマル2、コロナ時代の云々で、津駅周辺というのは、津駅だけ、このコロナ時代で社会云々の中で、どうもこれと県都の顔となる津駅においてと、どうもつじつまが合わない。だから、これは県都だからするのか、ほかの例えば四日市とか桑名とか、そういうところは考えないのか。津だけ県都だからやっていくのかということで理解をしたらいいのか。その辺ちょっと説明を伺いたい。
○長井課長 今、道路空間の再編は四日市駅と津駅で取り組んでおります。これらの状況とか、ほかの高速バスと鉄道とのクロスポイントの中心に、今後四日市駅と津駅の状況を見ながら、さらにどうしていったらいいのかという計画を広げていくような展開を考えております。
○奥野委員 これから津駅だけやなくって県内の駅前開発、いろいろそれぞれの課題を持っているので、将来的にずうっと、津駅をはじめとして次々と考えていかれるのかどうか。また、やはりどうしてもそれぞれの基礎自治体が頑張っていかないと、これは進まないと思うんですよ。どんだけ県や国がお手伝いをしたところで、基礎自治体が頑張っていかないとできない。だから、そういうふうなんで、もし津駅をやるんやったら、これがモデルとなっていい駅前再開発ができるようにやっていただきたいなと、そんなふうに思います。
○水野部長 御指摘ありがとうございます。
津駅、例えばということで、例示として挙げさせていただいたところでございます。駅前しかり、我々の分野でいうと、道の駅、公園だとかいろんな拠点がございます。ポストコロナを見据えて、そういった拠点の周辺においてにぎわいをどう創出していくのかといったことは、御指摘のとおり、市町と連携しながら進めていかなければならないところと考えてございます。
今後の展開については、後ほど、みえ元気プランのほうで詳しく御説明させていただきますので、よろしくお願いします。
○奥野委員 津駅をやられるというのは結構なことなんですけれども、やはりそれぞれ大きな駅を持っている市、さっき言うた四日市、桑名、伊勢、松阪辺り。松阪も今から大変、やはり再開発していかな駄目だと。だから、それぞれがこれからこんなふうにやっていくんやということを、やっぱり県内それぞれの駅が、本当に今部長言われたように、にぎわいがなされるように、それぞれのビジョンをつくっていただきたいなと。津駅だけじゃなくって、よろしくお願いをしたいと思います。
○下野委員長 ほか、ございませんか。
○服部委員 この施策113と施策351、353、この評価結果の場合、ほとんどがAになっておりますけれども、もちろん令和2年から令和3年度に対して予算が増えた部分と減った部分というのがあるわけなんですが、あくまでも全体を通すと少なくなった部分はAでしたと。これ、予算を非常に少なくしといたらAみたいな状況では困るんで、河川とか道路安全、土砂堆積に対しても非常に数多くあるというふうに表現もしていただいていますし、道路の安全対策とかそういったものに対しても積極的にというようなこともあります。
これ実際、部長は予算をしっかりと取っていただいたようですし、令和3年度ね。だから、令和4年度もやはり地域の行政としっかりと確認をしていただいて、予算等々、配分をしっかりとしていただきたいなと、このように考えていますけれども、よろしくお願いしたいと思いますが。
○水野部長 令和3年度、令和4年度の予算については国土強靱化の補正予算等がございましたので、令和2年度に比べるとかなり大幅に予算を確保できたところでございます。ただ1つ問題なのが、この国土強靱化の5か年対策、5年間で15兆円と言っておりますが、もう2年間で半分、マクロなベースでは使ってしまっているという状況でございます。残る3年で少し予算が下がってしまうという可能性もございます。
三重県では、この国土強靱化でしっかりと予算を確保して、5年後の達成目標といったものを示しておるところでございまして、その達成目標に向けて予算を落とすわけにはいかないということで、国のほうにしっかりと予算の確保について要請していかなければならないと考えておりますし、この5か年加速化対策だけで防災対策は終わるわけではなくて、まだまだ達成率の低いところも残っておりますので、5か年後、ポスト5か年も含めてしっかりと行政として検討して、国に要望していきたいと考えてございます。
以上です。
○服部委員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。
やはり地域は、まだまだ整備されていないところがたくさんございますので、出先の建設事務所、農林事務所、いろいろと連携を取っていただいて、予算等々しっかりとしていただきたいと思っております。
以上です。
○下野委員長 ほか、ございませんでしょうか。
○田中委員 ちょっと教えてください。
行政運営7の公共事業推進の支援のところなんですけれども、副指標で目標に対しては2ポイントほど達成できていなかったということですけれども、御説明いただいたのは早期発注した結果ということでした。
コロナ禍の中で早期発注がやっぱり求められていると、私は社会の要請としては思っているんですけれども、それはそれで、だからいいふうにやっていただいていると思うんですけれども、ただ指標的に下がってしまった、平準化率としては下がってしまったということで、本来、この副指標の設定の考え方としては、平準化をして長時間労働の是正とか現場の処遇改善、生産性の向上ということです。その辺りのところは現状としてはどうやったのかなというのを、もし把握しておられたら教えていただきたいんですけれども。
○上村副部長 今現在、県の公共事業を推進していくための取組としても、まずはやっぱり長時間労働の是正、あと職場の処遇改善というのが、我々発注者としても非常に大切なものだと考えております。
その中で平準化率というものを設定して確認をしておるわけなんですけれども、一応各業界の方からもお話を伺う中では、一定この県の取組をしっかり進めていただいているところもございますけれども、やっぱり場合によっては、週休二日制での取組であったりとか、そういうところでは一部まだちょっと足りないのかなというところもございます。
また、みえ元気プランのほうでも御説明をいたしますけれども、キャリアアップシステム等の取組等も今後推進していく必要がございます。ですので、それらも併せ持って公共事業というのは平準化されて、現場としても処遇改善、生産性向上にしっかり取り組めるような状況に持っていかなければいけないと考えております。
○田中委員 ありがとうございます。
後ほどのみえ元気プランのところであるのかも分かりませんけれども、私もやっぱり本県だけではなくて国全体の課題として、建設産業における雇用の確保や若手労働者の定着というところ、この辺は非常に重要な課題だと思いますので、引き続き注視はしていきたいと思います。また、説明を聞かせていただきます。
○下野委員長 ほか、ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○下野委員長 それでは、ただいま頂戴いたしました御意見の取りまとめについては、後ほどの委員協議で御議論いただきたいと存じます。
また、執行部におかれましては、本委員会で取りまとめた意見の回答を後刻報告願います。
以上で、(1)令和4年版成果レポート(案)についての関係分の調査を終わります。
1時間程度経過をいたしましたので、換気のため一旦休憩とし、再開は11時15分からといたしたいと存じます。
暫時休憩いたします。
(休憩)
○下野委員長 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
(2)「強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)」及び「みえ元気プラン(仮称)」最終案について(関係分)
ア 施策1-3
(ア) 当局から資料に基づき説明(水野部長、山口次長)
(イ) 質問
○下野委員長 それでは、意見等がありましたらお願いしたいと思いますが、ここでいただいた意見の中から、後ほどの委員協議において7月11日の全員協議会において報告すべき意見を協議することとなります。ここで意見の出なかった項目については後の委員協議で追加することはできませんので、御注意願います。
なお、意見につきましては、本委員会の所管に関するものとしていただくようによろしくお願いをいたします。
それでは、御意見等ございましたらお願いいたします。
○藤田委員 教えてほしいんですが、メンテナンスサイクルのKPI、もう一遍ちょっと教えていただきたい。診断をして、その結果、修理をする、その次の点検までに措置を講ずると書いてあるんですが、このKPIというのは、その年度に点検を実施しなければならないものの点検を実施するというその割合が100%、そういう意味なんでしょうか。ちょっともう少し。
○高柳課長 16ページのメンテナンスサイクルについて御説明させていただきます。
まず、道路施設の主要なものにつきましては、道路法の規定によりまして、5年に1度点検をするようにという規定になってございます。それで、5年に1度点検をした後に、その点検結果を基に健全性の診断を行いまして、健全性がこの区分にありますように、Ⅲ若しくはⅣというような形で措置を講ずべき橋梁がありましたら、それについてはこのメンテナンスサイクルの措置に入ります。その措置を行った後に、その措置の状況ですとかそういう診断結果、それらを含めて記録を行って次の管理に生かしていきます。次に、点検というのが5年後にまたやってまいります。その点検をやった後、次の点検に至るまでの間に確実に診断、措置、記録というのを行っていって、その5年のサイクルの中で橋梁の健全性を維持していくという形でサイクルを考えてございます。それを常に100%行うことで健全な維持管理ができるということでKPIに設定させていただきました。
以上です。
○藤田委員 そうすると、メンテナンスサイクルを行っているというそのことが100%、要は5年に1度点検をしてこのサイクルの中に入れていくということが、分子、分母同じ数字になって100%と、こういう理解でいいんでしょうかね。
○水野部長 この100%というのは、点検した結果として修繕しなさいねというふうなカテゴリーに分けられたものについて、次の点検、5年後までの間に100%修繕しますよという意味です。5年間でサイクルを回すということの100%ではなくて、5年以内に修繕を行いますと、それを確実に100%やっていきますという意味でございます。
○藤田委員 分かりました。ありがとうございました。
○下野委員長 ほか、御意見等ございませんか。
○津村委員 基本事業2の土砂災害対策の推進についてなんですが、今回、違法な盛土の対応ということで、盛土110番を設置していただきますことに感謝を申し上げます。県としてもしっかりと対応していただけているんだなということで、心強く思っているところです。
そこで、少し確認をさせていただきたいんですが、まずこの通報についてなんですが、住民の皆さんが危険な盛土を発見したらということで通報できることになってはいるんですが、盛土を現地で発見しての通報になるのか、それともその疑いであったり、現地を見なければ通報できないのかという辺りについてはいかがでしょうか。
○山口次長 こちらにつきましては、疑わしき情報につきましても対応をさせていただいているところでございます。既に開設後1週間の間に16件ほど御相談いただいておりまして、そういったことから、その中で確認させていただいた中、ちょっと問題ないというものも多数ございましたが、そういった形で、身近な存在として御相談いただければと考えてございます。
○津村委員 ありがとうございます。
危険な盛土かどうかというのは、どうしても個人の主観的なことにもなりますので、どういった場合が相談できるのかという不安もありましたが、柔軟に対応していただけるということで安心をいたしました。
最後のほうになってきますと、通報者への連絡であったり、あるいはホームページへの掲載ということも書いていただいているんですが、こういった内容的にも非常に危険性が及んでいくか分からないような通報でもありますので、通報した方の個人の特定されるような情報の保護というところには十分注意していただきたいなと思うんですが、その辺りの対応もしっかりしていただいているのかどうか、確認をさせてください。
○山口次長 こちらにつきまして、当然のことながら通報いただいた県民の方には対応の状況をお知らせするとともに、一定期間の中でまとまってきました情報を個人情報にも配慮しつつ、どのような対応をしているかというところは公開していきたいと考えてございます。
○津村委員 分かりました。よろしくお願いをしたいと思います。
先ほど御答弁いただいた中で、この1週間で約16件通報があったということもありまして、私たちにも頂ける範囲で結構ですので、また情報等、資料等頂ければと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。
以上です。
○山口次長 情報提供の件、了解いたしました。
○津村委員 お願いします。
○下野委員長 ほかにございませんか。
○田中委員 流域治水の推進のところで、グリーンインフラを積極的に導入というところで、非常にすばらしい取組ですし、今の世界的な流れに沿った形でぜひ進めていただくべきことだと思うんですが、この雨水浸透桝の整備に関しては試行導入箇所の拡充・検証ということですけれども、まだやっぱりこれはあくまでも試行という捉え方で県土整備部としてはやっていかれるのか、もう本格的に県土整備などのときにはやっていかれるのかということについて、考え方を聞かせていただきたいんですけれども。
○川上次長 今、まだ初めての取組ですので試行という形にはなってございますが、試行の段階でどういったところにつければいいのかとか、あるいは地盤の状況によりましても、全てが汎用性があって広がっていくというものではございませんので、まずは試行的にどういう土質であれば効果があるとかないとか、あるいはそういったところも含めて検証した上で、できるところはそういった浸透桝というところも広げていきたいというふうに考えてございます。
○田中委員 参考までに、結構経費はかかるものなんですかね。
○川上次長 やり方にもよるんでしょうけれども、そんなに莫大にというか、そんなにかかるものではないと思っています。下に砕石を置くとかすることによって浸透していきますので、そんなに莫大な費用がかかるものではないと思っています。
○田中委員 私、四日市ですけれども、四日市でも人口集中地域なんかでは豪雨のときにはかなりの雨量で、道路に水がついて走行困難というか、そんな状況になったりとかということもあるので、効果の検証というのをしっかりしていただいて、それほど経費がかからないんやったら、費用対効果的に上がるんであれば、ぜひとも進めていただきたいと思って聞かせていただきました。
それと、あともう1点、よろしいですか。
○下野委員長 どうぞ。
○田中委員 基本事業3のところの山地災害対策の推進のところで、公益的機能が低下した森林の整備ということで森林を整備いただくということなんですけれども、ただ、間伐したときの間伐材の利活用みたいなところは、どのように考えておられるのかということをお伺いしたいんですけれども。
○久保村課長 間伐した材につきましては、現地の状況によるのですけれども、できるだけ搬出をして山に残さないで利用するということを考えております。また、搬出ができない場合には、水平にというか、等高線上に並べると我々言っているんですけれども、残っている立ち木に横の向きに引っかけて、万が一の場合にも下へ出ていかないような、そういう対策を取るということにしております。
○田中委員 切捨て間伐の問題っていろいろあるとは思うんで、紀伊半島大水害のときなんか、あれは山地崩壊によって出てきた木だというふうな部分も大きいとは思うんですけれども、切捨て間伐も流れ出ていたんじゃないかと思います。欄干に突き刺さった木を見ていますと、かなりやっぱりその被害というのは想定されるので、その辺りのところにも御留意をしていただいて事業を進めていただきたいなと、そのように思います。
以上です。
○藤田委員 先ほどグリーンインフラの件で雨水浸透桝の話が出ましたけれども、現在、令和3年度で1か所やられとると思うんですが、本年度は何か所ぐらいの予定をされているのか、ちょっとお聞かせいただけますか。
○南課長 道路整備のほうでは、今年度4路線4か所で設置を予定しております。
以上です。
○藤田委員 ありがとうございました。
また、場所を教えてください。一度拝見したいなと思います。
以上です。
○下野委員長 後ほど資料をお願いいたします。
○水野部長 補完して説明させてください。
この雨水浸透桝についてはもう既に確立した技術でございますので、試行するといってもそんな深く追求して検討するわけではないので、できる限り速やかに、今後どう展開していくのかといったことについては計画をつくっていきたいなと思っております。
昨年度、県土整備部の若手職員の勉強会ってあるんですけれども、そこでも提言がなされていて、雨水浸透桝といったものをもう道路整備するときの標準的なものにしようというような提言もなされたところでございます。新しく道路を造るときに、どういう場所だと雨水浸透桝というのを設計の段階から標準化していくのか、あるいは既存の道路において、どういう箇所において改良して雨水浸透桝を入れていくのかということについて、今年度よく検討させていただいて、来年度早期にはそういう考え方を示していければと思っています。
一方で、この雨水浸透桝、例として横浜市って書いてあるんですけれども、先ほどコストパフォーマンスの話がございましたけれども、その効果に比してコストはどうかといったら、やっぱりコストが物すごいかかるというのが現状であって、そのコストパフォーマンスを定量的に示すってなかなか難しいというふうに言われているところでございます。定性的な効果といったものもあると思いますので、必ずしも数値的なビー・バイ・シーだけではなくて定性的な効果も含めてよく整理をして、今後の展開といったものを考えていきたいと思っています。
以上です。
○下野委員長 ほか、ございませんか。
○奥野委員 田中委員と関連するのですけれども、9ページの公益的機能が低下した森林の整備というのは、これからやっていくのか。これは農林と関連していくんですけれども、やっぱり治水という意味からもやっていかないと駄目だと思うんですよ。進めようとしているんか、少々は進んでいるんか、伐採とかそういう意味で、森林税もあるし、そこら辺の絡みで県土整備部としてはどこら辺までやるつもりなんか、ちょっとお尋ねします。
○山口次長 確認させていただきます。
この基本事業3の山地災害の関係で、森林整備の公益的な話でございますか。
○奥野委員 うん。
○山口次長 こちらにつきましては、ちょっと農林水産部所管の事業となってございます。県土整備部としましては、こうしたところの取組を取りまとめながら、流域治水という全体的な考え方の中で支援できる部分は支援していきたいと考えてございます。
○奥野委員 そうすると、主体は農林水産部のほうがやっていく、県土整備部のほうはお手伝いという、そういう意味ですか。
○山口次長 そうです。
○奥野委員 ありがとう。
○水野部長 ちょっと補完させていただきますと、主体は農林水産部でやっていただくんですけれども、やはり先ほども話がございましたけれども、木が災害が起きたときに川に流れ着いて、それが大きな災害を起こしてしまうというところが一番懸念されるところだと思います。
その間伐というのが大事であって、その間伐材というのをどう活用するのかという意味合いにおいて、少し先ほど触れたかもしれないですけれども、公共工事でどう活用していくのかだとか、あるいは地域と連携して、私が昔、九州にいたときに、間伐材を木材チップ化して、植栽帯にまいて防草材として使ったりだとか、あるいは公園の歩道に使ったりだとか、いろんな活用の仕方があると思いますので、今後農林水産部と連携しながら、間伐材の活用方法についてもしっかりと検討し、県土整備部が行う公共事業の中で積極的に使っていきたいと思っています。
以上です。
○奥野委員 やっぱり山の整備をしていかないと、治水、保水の面で大きいんだと思います。昔と違って、今はもう雨が降ったらすぐ川へ流れてくる。それがもう大量に流れてきますから、その辺をやっぱりやっていかないと、どれだけ下のほうで川の整備をしたって、やっぱり上の水を止めていかないと、そのためにはやっぱり山をきちっとする。それはやはり、先ほど言われた農林水産部と県土整備部で連携しながらその木をどうするかという、そこら辺をもう既にやってなきゃいかんと思うんですけれども、あまりやっていないような気がするんですよ。だからその辺をこれから災害対策の面からもやっていただきたい、やってかないかんかなと思います。
○水野部長 御指摘を踏まえ、さらに農林水産部との連携を強化してまいります。
以上です。
○下野委員長 ほか、よろしいでしょうか。
○田中委員 この施策1-3が、一番県土整備部として主体的にやっていただく事業が多いので、ここでその他的に聞かせていただくんですけれども、私、先ほど建設産業における雇用の確保ということを申し上げたんですけれども、土木系の技術職の確保が全国的に今大変困難になってきていると伺っているんですが、三重県ではどうですか。
○上村副部長 県土整備部も議員御指摘のとおり、今50代が半数以上ということになってきております。昨今、この後もどんどん高齢職員の退職というのも増えてまいります。それを踏まえて、御指摘のとおり、新たに技術者として県に入っていただきたいということで、我々も建設業界とともに県の職員にもなっていただきたいということで、そういう確保に努めていかないといけないと思っております。
ただ、比較的この採用人数を増やしても、若干そこまで希望がない、もしくは、あったとしても国や他の企業に流れていくというような状況もございますので、その辺りの取組というのは、もう御指摘のとおりしっかり進めていかなければいけないところでございます。
○田中委員 これ本当に、基本事業7まで、今いろいろ聞かせていただく中で、県庁として非常に県民の安全・安心確保のためにとか、住みやすい地域づくりのためにいろいろ考えてやっていただいていて、県独自で県庁職員として頑張って、技術系の職員としていろいろ考えていただいとるところなので、かつ技術継承もしていただかなきゃいけないし、そうすると、なかなか確保ができやんという現状からすると、絵に描いた餅というか、ちょっと表現悪うなりますけれども、結局実際やりたくてもできないという事態にもなっていきかねないので、その辺りのところも。
実はツイッターもフォローさせていただいて見させていただくと、若手職員が明るく元気に働いとるというか、楽しそうにやっていただいとるというのを見させていただくのでいいんですけれども、もっとやりがい、働きがいというのがつくれるように、部としても努力をいただければなというふうに思ったところです。
以上です。
○下野委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○下野委員長 それでは、ただいま頂戴いたしました御意見の取りまとめにつきましては、後ほどの委員協議で御議論いただきたいと存じます。
ここで農林水産部の職員が退室しますので、着席のまましばらくお待ちください。
〔農林水産部 退室〕
イ 施策11-1、施策11-3、行政運営7
(ア)当局から資料に基づき説明(川上次長)
○下野委員長 ここて、一旦昼食休憩とし、再開は、13時10分からとしたいと存じます。
暫時休憩いたします。
(休憩)
○下野委員長 それでは、休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
施策11-3並びに行政運営7について、当局から説明願います。
(イ)当局から資料に基づき説明(古澤次長、上村副部長)
(ウ)質問
○下野委員長 それでは、意見等ありましたらお願いしたいと思いますが、先ほども申し上げたように、ここでいただいた意見の中から、後ほどの委員協議において7月11日の全員協議会において報告すべき意見を協議することとなります。ここで意見の出なかった項目については後の委員協議で追加することはできませんので、御注意願います。
また、意見につきましては、本委員会の所管に関するものとしていただきますようにお願いいたします。
それでは、御意見等ございましたら、よろしくお願いいたします。
ちょっと休憩を挟みましたけれども、施策11-1及び11-3並びに行政運営7に関わる御意見等をよろしくお願いいたします。
○津田委員 新しいKPIをつくってほしいというのが、どれだけ聞いてもらえるのかちょっと分からないんですけれども、さっきの田中委員のところにもあったグリーンインフラだとか、施策11-1、ちょっとくどいですけれども、街路樹だとか花植え活動とかありますけれども、グリーンなKPIがなくて、何かグリーンなKPIがあってもいいんではないかとちょっと思っていまして、この前の所管事項説明の中でも感動を呼ぶ道路づくりだとか、すごく意気込みを感じさせていただいたんですけれども、ちょっとそういった数値目標を入れていただいてもいいのではと思ったり、あるいは最終的に入れなかった議論があるんだったら、それも教えていただきたいとは思っているんですが。
○水野部長 県土整備部、ほかにもKPIに入れたいものはいっぱいあるんですけれども、紙面の都合上、書いていないものがたくさんございます。
そういった中でグリーンについては、さっきのトンネルのLEDでCO2といったところで、分かりやすいかなと思ってそれを入れさせていただいたんですけれども、KPIって数値だけではなくて、定性的にもつくることは可能だと思っていて、特にグリーンの分野って何%、何%って書くのがいいのかどうなのかというところは議論があると思うので、定性的にでもこの5年間で何をするのかといったことはよく検討していきたいなと思っているんですけれども、ただ、この元気プランの中へ入れるべきなのか、あるいは個別に街路樹だとか、あるいは花植えだとか、木材しかりなんです。個別に計画で5年後に何をするといったところをオープンにして、また議論していきたいなと思っているので、その中でグリーンの部分については議論させていただいて、このみえ元気プランではなくて、これに付随する計画の一つとして入れさせてもらえればありがたいとは思っていて、この中には入れていないというところなんですが。
○津田委員 付随する計画の中に入れてもらえるといいのかなとも思いますけれども、スペースはいっぱいありますので、スペースがないからというのは理由にはならないかなと思いますけれども。
それとか、例えば私がこんなんどうですかと言うのも変かもしれませんけれども、県土整備部のKPIって、ちょっと変な、一般質問でも入れさせていただきましたけれども、アウトプット指数って結構多いんですね。お金をどんだけかけたらどんだけになるというアウトプット指数が非常に多いんですね。
これの27ページに、例えば地域の緑化活動の場となる道路の面積とか長さとか、地域の人等を巻き込んだ花植え活動というのは、県がお金をかけても地域の協力が得られないと進んでいかないので、こういったアウトカム指数なんかを何かKPIに入れていただくといいんではないかなと私は思うんですが、どうですかね。
○水野部長 特に、御指摘の緑化活動だとかそういったものについては、今、議会で検討していただいている花と木の条例の中でその計画づくりというのもあるので、その議論も踏まえながら策定していこうかなと思っていて、今、現時点で緑化の活動をする団体数を幾つにするだとか、そういうのを入れ込んだほうがいいのかどうなのかというところは悩ましいところがあって、このみえ元気プランにはあえて入れていないというところはあるので、我々の思いとしては、花と木の条例に個人的にもすごい期待しているところがあって、その議論を踏まえてしっかりと計画づくりをして、その計画の中で、5年間でも10年間でもいいんですけれども、何をしていくのかといったことを1つの指標だけではなくていろんな指標を持って、目標を定めていきたいなとは思っていたんですけど。
○津田委員 ずっとおっていただいたらいいんですけれども、花植えだとか緑、グリーン、何か市民、県民の参加、理解がないと、協働でいかないと進んでいかない事業なので、だからこそそういう活動のほうが何かKPIに合っているような感じもするんですけれども、もし入れられるんであれば入れていただきたいと思いますし、結果が大事なので、別の計画の中できちっと皆様方が、みんなが考えていただいて、残されたものという言い方は変かもしれないけれども、やっていただいたらいいんですけれども、また考えてください。
○水野部長 分かりました。
今後いろいろな議論の中で細かいところは詰めていこうと思っているんですけれども、このみえ元気プランの中でも、少し漠然とした表現になるかもしれないですけれども、その芽出しと決意表明としてKPIを1つ加えさせていただいて、緑化活動に関わる住民の参加みたいなKPIで、定性的なものになっていくと思うんですけれども、それをちょっと加えさせていただこうと思います。
○津田委員 ありがとうございます。
○下野委員長 ほか、いかがでしょうか。
○奥野委員 施策11-3で基本事業1の「コンパクトで賑わい」の、先ほど駅前のことでちょっと質問したのと関連するんやけど、今の人口減少化の中においてコンパクトシティを目指しているのか、いやいや、それとは別な形で進めているのか、その辺はどうなんですか。
○古澤次長 今回のコンパクトシティを進めていくというのが、現在、やっぱり人口減少と高齢化というのが背景にございまして、快適な生活環境、そういったものとか、都市の経営、こういったものが今後大きな問題となってくるということもございまして、このために国のほうでも法律を改正しまして、先ほどちょっと説明させていただいたんですけれども、立地適正化計画を市町が策定して、都市の中心部にそういった居住機能、あと都市の機能、そういった機能を集約させて、持続可能な、将来的な、快適な生活環境、そういったのができるようにということで、ここ数年で三重県の市町でも取り組んでいまして、先ほどKPIのほうで説明させてもらったんですけれども、現在8市町で計画を策定して取組を進めているというところでございます。
○奥野委員 やっぱり人口減少化の中でその辺を考えていかないと、こんなこと言っていいんかどうか、どうしても南のほうは、数年というか、もう少しの間で本当に人がいなくなるで、いろんな問題が起きてくるんじゃないかなというので、これからその辺の準備をやっぱりしておく必要があるんかなと思います。
○佐竹理事 先ほども次長のほうからもお話しさせていただきましたけれども、これまでは、人口減少のまだ下がってくる前の段階でそういうコンパクトシティのお話が、過去10年前ぐらいから、もっともう少し前からでありましたけれども、今本当に下がってきとる段階で本当にどうしていくのかということで、今の立地適正化計画も少し前の段階からそれを予測してそういうのができてきていると思っておりますので、今後また町部の中心市街地の部分と、それぞれ南部の部分と、ちょっと立てつけも違ってくると思いますので、そこはよく考えて進めていきたいと思います。
○奥野委員 もう1点よろしいか。
公共事業推進の支援のほうの基本事業2のほうで、週休二日制をと言っているんですけれども、週休二日制ってなかなか、いろいろ聞くと業者さんらは難しい。だけど、そうしたら土日を仮に休みとしたら、雨降りは休みになっていく可能性も高いし、そうなっていくと週休二日制以上になっていく可能性があると、いろんな仕事に支障を来すということで、取り組みたいと思うんやけどなかなか取り組みにくいというのも聞いております。
そしてもう1点、それに関与して、これをすることによって、業者側のほうへ立つと何かメリットがあって、総合評価点が上がっていくのかと、僕はちょっとそこを疑問に思うので、その辺も加味しながら週休二日制をここへ上げたんかどうかというのもちょっとお尋ねをしておきます。
○向井田課長 週休二日制のことなんですけれども、ここにもまずちょっと書かせてもらっていますように、目標を達成していくために順次試行工事というのを拡大をさせていただいております。その背景には、先ほどから話があったように、当然担い手を確保していくということも関連もしていきますし、また、令和6年の4月から時間外規制とかいうのも決まってきていまして、これを進めていこうとすると、どうしてもやっぱり休みをしっかり取れるような環境を整えていかなあかんということがありますので、それを段階的に徐々に拡大をしていっているというのが今現状なんですけれども、実際、受注者側に立ったときに、取組のことも、当然最初の段階ではかなり、いろいろ取り組みにくいとかって話もあったんですけれども、今年度も当然取り組みやすくするために、もともと週休二日制をした場合の費用というのをあらかじめ先に、当初のときに4週8休をした前提で計上させて、この6月はさせていただいています。
それによって、今までは変更で対応していましたけれども、そこが当初から計上することによって、途中段階での資金繰りというのもしやすくなるような形ではさせてもらっているというようなこともありまして、取り組みやすいような環境には今させていただいているというところなんですけれども、それと先ほど言ったインセンティブの関係の話に関しては、今も4週8休プラス月2回土日というのをやっていただいたときには、工事成績評定のほうで加点をさせていただいているというような状況になっていまして、総合評価のほうに関しては、当然まだ取組が、ここに示しているようにまだ結構進んでいるといったところではないということもありまして、まずその成績評定のほうで加点を加えることによってインセンティブを与えさせてもらっているという状況です。
○奥野委員 何にもなしで、担い手対策やいろんなことやっていく。やってもやらんでも一緒やないかと。週休二日制を守らんでも、守った者に対して何のメリットもないのもちょっといかがなものかと。あなた方がいろんな形で、担い手対策で、総合評価の中で反映してあげようと思っても、なかなかそんなわけにはいかない部分が出てくると思うんですよ。
そこら辺をもし担い手対策やいろんなことでやるんやったら、もうちょっといろんな下準備というのをしながらやっていかないと、もうここでは細かいこと言いませんけど、あなた方の考えとる失敗作をつくらんように、これをしたら必ず守ってあげるんですよというようなことだけはやっぱりしていかないと、この週休二日制もなし崩し的になくなって、やってもやらんでも一緒やないかというふうになりはしないかという、ちょっとその辺が心配なので、その辺もきちっと準備しながらやっていただけたらなと思います。
○佐竹理事 今、いただいた御意見も基に、業界の意見とか、それぞれ業者の意見もお聞きしながら、今ですと、先ほど申しましたように工事が終わった後、成績点でインセンティブを与えるということにしていますので、また総合評価等になりますと、今度は入札という話になってきますので、また仕事が取れるかという部分も入ってきますので、そこらについてはよくよく意見を聞きながら、適切な時期に入れるとしても、それぞれ考えて入れていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○奥野委員 偉い元部長が協会にはおりますので、そこら辺もきちっとあなた方の意思が通って、お互いがメリットがあるようにやっていただかないと、これから業界もだんだん厳しくなって、災害とかいろんなときに人手不足になっていく可能性もあるので、うまく育てていくというんか、守ってあげるというんか、勝手せんように、そこら辺はやっぱりせっかく偉い部長が行っとるのやで、今の間にきちっとその体制をつくっていくのが大事かなと思います。よろしく。
○下野委員長 ほか、ございませんか。
○田中委員 僕もそこのところというか、ちょっと角度を変えて、ICT活用工事は100%ということですけれども、具体的に、写真ではドローンとかICT建機、これって遠隔操作の建設機械かな、これを使えば1ってカウントするんですかね。
○水谷課長 ICTの活用工事につきましては、土工に関して言えば施工のプロセスごとに5段階に分けておりまして、まず起工測量するところから、次、3次元でデータを作成する、そして3次元データを活用してICT建機で実際の施工をする、出来形管理を3次元でする、その後に電子納品をするという、そういった5段階のプロセスに分かれております。
その工事をする中で、三重県の場合ですと、それぞれどの段階でも取り組みやすいように、それぞれのどこかのところで取り組んでいただければ、それでICTを少しでも活用したということで、活用工事という形でカウントをして考えているというところです。
○田中委員 これは、省力化というか、人が関わらなくても済むようになっていくという方向性って考えてもいいんですか。
○水谷課長 まず、生産性の向上というところで、まず少ない人数で施工できて時間も短くなるという、人数的にも少なくなるし作業の時間も短くなると、そういう2つの面で生産性向上という形で考えております。
○田中委員 この分野、不勉強というか勉強不足なところもあるので、どれぐらい進んでいて、一般的な生産性の向上がどれぐらい図られる現状にあるのかというところを完全に承知はしていませんけれども、建設産業というのは労働集約型の産業だと認識はしとるところが、資本を投入すればもちろん生産性は向上するという部分はあるんでしょうけれども、限界は恐らくあるんじゃないかなと思うと、県としてこういう指標を用いて促していくということは当然必要なことだと思うんですけれども、そのことによって、何か手段が目的化してしまって、工期を短縮して発注をかけるとかということに逆になっていっても駄目なんじゃないかなと思うんです。
今回、私は、このKPIについてはこれでいいとは思っていますけれども、その辺りは部としてもしっかりと、このKPIの置き方が現状に即しているかどうかとか、本当に生産性の向上につながっているかということは、チェックした上で運用していただければと思います。
○水谷課長 ICT活用工事の実施に当たりましては、実施後に実施していただいた施工業者のほうにもアンケートを実施しておりまして、その中で生産性の向上であったりとか、採算であったりとか、そういった問題点も確認しながら進めさせていただいておりますので、今後もそういった施工者の声を確認しながら進めていきたい、このように考えております。
○佐竹理事 今の田中委員がおっしゃられましたように、どのぐらい生産性が上がっているのかと、昨年度アンケートを取っておりまして、約3割ほど生産性はその前後で上がっております。
もう1点、工期のお話がございましたですけども、今、全国的にもまだ工期を縮めるというところまで話はございませんで、お金をどこまで見ていくのかと。今回は土工にしていますけれども、ほかの工種で広げていくのかというところで今もんでいるところでございます。今回土工にさせていただきましたのは、土工については従来から、一番初めのときから土工で始まっておりまして、小規模土工につきましても、一定歩掛かり等整理されてきましたので、ある程度目標が立てられるかなというところで、100%入れさせていただいたところでございます。
○田中委員 了解です。
○下野委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」「委員長」の声あり〕
○下野委員長 それでは、今、傍聴議員の山本里香議員から申し出がありましたので、発言内容の趣旨を確認させていただきたいと思うんですが、どのようなことでしょうか。
○山本里香議員 プランの11-1と11-3について幾つか意見がありますので、御采配よろしくお願いします。
○下野委員長 ただいま山本里香議員よりプラン11-1及び11-3について発言を求められましたが、いかがいたしましょうか。
よろしいでしょうか。
〔「はい」の声あり〕
○下野委員長 それでは、御異議なしと認め、山本議員の発言を認めます。
なお、発言内容は、説明または意見にとどめるようにお願い申し上げます。
では、よろしくお願いします。どうぞ。
○山本里香議員 お許しいただきありがとうございます。簡単にまとめて述べたいと思います。
まず、プラン11-1で、基本事業1、基本事業3に関わることですけれども、リニア中央新幹線三重県駅開業を見据えることに特化した道路整備などよりも生活道路の整備に力を入れるべきである、あるいは、基本事業3においてのKPIの中にも文言があるわけですが、近鉄四日市駅、津駅ともに交通拠点整備や道路空間の再編はとても必要ですが、リニアを踏まえたということだけではないと、図を描くことではないのではないかということです。
基本事業4と5に関わることで、県政レポートで、かつ今まではちょっとニュアンスが違いますけれども、歩道整備がこのKPIの中とかに入っていたんですけれども、県道の歩道整備率について記述がないので、どう考えてみえるか。
自転車専用道路の整備促進が必要ではないか、道路灯の拡充ということも必要ではないかということで、その理由としては、企業誘致などで自転車や自動車での通勤が増えている地域では、旧来からの県道のままで整備が滞っているので大変危険ということを聞きます。また、県道の歩道においてアップダウンが多いために、シニアカーやベビーカーを押して歩くことが困難という声があります。そして、自家用車から自転車へのシフトは、これから5年、10年のライフスタイルとして重要です。他部局のところで記載は若干あります。
道路灯配備については、県土整備部において道路灯は自動車を中心とした道路灯の整備になっているので、道路は歩行者もおり、住宅街でないところにおける防犯灯、住宅街は自治会等市町の設置になりますが、道路灯について、そこを通る自転車や歩く人のことも柔軟な対応が必要ではないかということです。
〔「委員長、すみません」の声あり〕
○服部委員 簡潔に質問をしていただきたいと思います。簡単に説明をされるって言っておきながら、長々と質問の内容を詳しくお話しされるよりも、簡潔に質問をお願いします。
○下野委員長 その旨よろしくお願いいたします。
○山本里香議員 失礼いたしました。最終案に関する意見シートの内容で、意見と理由ということを述べるとなっていたので、あと少しだけ言わせていただきます。
基本政策11-3、賑わいのあるまちづくりの推進とコンパクトということになっておるのですが、先ほども意見が出ましたが、コンパクトという考え方はいろいろありますが、先進の青森、富山でうまくいっていないということ、また旧久居市の駅前再開発の失敗、松阪市のコンパクトシティの計画は破綻していると思います。旧来の居住地を大切に、にぎわいを広げることが必要ではないかということです。
○下野委員長 それでは、今、2点いただきました。
まず、プラン11-1について、執行部のほういかがでしょうか。
○川上次長 先ほど御意見の中で、まず初めに基本事業1に関しまして、リニアに特化した整備を見据えるということで、それよりも生活道路の整備に力を入れるべきではないかということですけれども、基本事業1におきましては、リニアに特化した整備を進めていくということではなくて、三重県の将来を思ったときに、先ほど来説明させていただきました南北に長い地理的バリア解消に向けた整備をしっかり今進めておりまして、さらに県外に接続する広域ネットワーク、そういったものの整備を図っていくことで、将来的な三重県の姿を思ったときに、社会的あるいは経済的なものや県民生活の向上につながるということを考えております。ですので、リニアに特化したということではございません。
また、生活道路にもっと力を入れるべきという御意見でございますが、これにつきましては、生活道路でも擦れ違いの困難なところについては早期に解消したりというところを基本事業2のほうで記載しております。また、生活道路といいましても、交通安全対策というのもございますので、それは基本事業4、あるいは維持管理についても基本事業5で記載してございますので、身近な生活道路の整備、推進は着実に進めていきたいと考えてございます。
それから、2つ目の四日市駅、それから津駅、こういった交通拠点の再編はいいんだけれども、リニアを踏まえたということではないと、ビジョンを描くものではないということでしたけれども、基本事業3におきましては、リニアのみを頼りにしているのではございませんでして、リニアによって交通革新、あるいは高速道路ネットワークの進展を踏まえながら、その効果を最大化するということで拠点整備を進めていくものでございまして、総合交通ターミナルの整備なんか、これからの三重県の将来を思ったときに、拠点あるいは地域のにぎわいを、さらには防災空間の創出といったようなことも展開していくということでございます。
それから、最後に歩道整備のことをおっしゃっていただいておりました。歩道整備、それから自転車専用道路のこと、それから道路灯のことにつきましては、基本事業4の交通安全対策の着実な推進というところに、中に包含をされているということでございます。
それから、KPIに加えたらというような話もございましたけれども、KPIは目指す姿の達成に向けた進捗を適切に評価するという指標でございますので、施策の数値的な目標ではございません。したがいまして、今回KPIとしては、通学路の通学児童の安全確保が全国的な課題となっておりますので、そういった中でスピード感を持って交通安全対策を推進したいというところで、歩行者の安全を確保する必要があるというふうに考えておりまして、KPIとしましては、危険な通学路の交通安全対策が完了した割合をKPIの数値として掲げているところでございます。
以上でございます。
○下野委員長 続いて、プラン11-3は。
○古澤次長 それでは、コンパクトを抜くという御意見に対して、ちょっと御回答させてもらいます。
先ほどの説明とちょっとかぶりますけれども、今後の都市におけるまちづくりということで、現在の人口の急激な減少、高齢化ということを背景にしまして、やはり快適な生活環境の実現、それと持続可能な都市経営をしていくというのが大きな課題となってございます。
それで、先ほども理事のほう申しましたように、平成の中頃にコンパクトシティというのがちょっとはやったというか、コンパクトシティに手を挙げた都市があったんですけれども、そもそもその当時は、中心市街地の空洞化、それに対応していくために中心市街地を活性化しようということで、そういった面でコンパクトシティというのが施策として用いられたという経緯がございます。
ただ、手を挙げる市町は多いんですけれども、なかなか実行にいかないということもありまして、平成26年に都市再生特別措置法が一部改正されまして、先ほど申しましたように立地適正化計画制度を創設し、コンパクトなまちづくりを進めるために都市全体を見渡しながら居住や都市機能の誘導を図る、そこに焦点を当てたというところでございまして、三重県においても人口減少が進んでございまして、あと市街地の低密度化、また郊外化による都市の拡散化というのも進んでおりますんで、やはり将来的に都市のにぎわいの確保、医療、子育て支援、商業等の生活サービスの提供が困難になるということが懸念されますんで、県としましても、これまでの取組事例を踏まえまして、コンパクトなまちづくりを進めている市町のほうの取組を支援してまいりたいと考えております。
以上です。
○下野委員長 山本議員、よろしいでしょうか。
○山本里香議員 ありがとうございました。
○下野委員長 それでは、ただいま頂戴いたしました意見の取りまとめについては、後ほどの委員協議で御議論いただきたいと存じます。
これで、(2)「強じんな美し国ビジョンみえ(仮称)」及び「みえ元気プラン(仮称)」最終案についての関係分の調査を終わります。
(3)三重県住生活基本計画(最終案)について
(4)鈴鹿青少年センターと鈴鹿青少年の森の整備運営事業に係る融資金融機関との直接協定(案)について
〔教育委員会 入室〕
ア 当局から資料に基づき説明 (佐竹理事、古澤次長)
イ 質問 なし
〇下野委員長 なお、この鈴鹿青少年センターと鈴鹿青少年の森の整備運営事業に係る融資金融機関との直接協定(案)については、去る3月16日の本委員会において、「当局におかれては、指定管理事業者と行政のリスク分担について、また、今後指定管理事業者のモニタリングとチェック機能を担う金融機関と締結される具体的な協定内容について、締結前に整理して十分に議会に御説明いただくこと」と附帯決議を行った事項であり、本日はそのうち、チェック機能を担う金融機関と締結される具体的な協定内容」に係る経過報告が締結前にあったものです。
この部分については、今後は執行部の経過報告を求めないこととしたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇下野委員長 それでは、そのようにいたします。
なお、11月定例月会議の本委員会において、指定管理者のモニタリングに係る執行部からの経過報告を受けることとしますので、御了承願います。
それでは、これで(3)三重県住生活基本計画(最終案)について及び(4)鈴鹿青少年センターと鈴鹿青少年の森の整備運営事業に係る融資金融機関との直接協定(案)についての調査を終わります。
〔教育委員会 退室〕
(休憩)
(5)低入札調査基準価格及び最低制限価格の算定式の改正について
(6)県営住宅入居時の連帯保証人の要件緩和について
ア 当局から資料に基づき説明 (上村副部長、服部課長)
イ 質問
○下野委員長 それでは、御質問等がございましたらお願いいたします。
○奥野委員 低入札って、多分説明はきちっとしてくれたつもりやろうけど、あまり分からんから、ちょっと聞きます。
国と県と、今度0.6と0.75になるというのは、業者にとって温かい施策なんかということ、まず1つ目。
○上村副部長 国の改正理由のところでも申し上げましたけれども、企業として継続していくために必要な経費ということで、国のほうではなされております。私どもも当然それを踏まえて改正したいと思っておりますが、強いてはそれが私ども発注者にとっても、結果的には企業として残っていただく、県民の安全・安心にもつながるものとは思っております。
○奥野委員 落札率が39位から31位になったということは、全国平均的に31位ということは下のほうという解釈で、落札率が悪いというふうに解釈していいんかな。
○林田課長 落札率ですけれども、令和2年度、三重県が91.7という形でお示しさせていただいておりますが、全国平均は93.8というパーセンテージになっております。三重県としては低いほうというような形の位置づけになっております。
○奥野委員 これは、金額だけじゃなくて、総合評価方式の中の金額というのを理解したらいいんかな。
○林田課長 これは、先ほど副部長からも話ありましたように、工事の手抜きや下請業者へのしわ寄せ等が懸念されるダンピング受注を防止するために、その目安となる価格として設定しておって、総合評価案件につきましては、これを下回ったとしても低入札調査基準価格という形で、果たしてその応札額で業者がきちっと最後まで工事を履行できるかどうかというところを審査して、落札者として決定するかどうかというところの調査を行っていきます。
○奥野委員 総合評価方式の中で入札がある。大体業者というのは、入札価格はほとんど同じ金額に近いということは、あとは総合評価方式の中の加点とかマイナス点とか、いろんな中で入札をしていく。この金額というのは、そんなに重きを置くんかな。ちょっとその辺が理解できないんですけど、今さっき言われた実情に即した体制やというけど、何が実情に即しているんかもちょっと分からないし、そこのところちょっと説明いただけるかな。
○佐竹理事 まず、総合評価におきましても、価格競争におきましても、基本的に三重県はおおむね最低制限価格と低入札基準価格の近くで入札されとるという実情がございます。その中で、国で示された一般管理比率に比べて、実在的な我が県の建設業者のデータを見ますと、工事を取った売上げの中で一般管理比率の占める割合が全国レベルより多くかかっているということがございますので、最低制限価格、ここまで以下になると会社の継続は厳しくなりますよというような、工事であまり利益は出ませんよというところの押さえを、県内建設業の実情に合わせて、全国的よりは高い、実際必要になっていますので、その分をオンさせていただいて一般管理比率に置かせていただくと。
ですので、実際、東海3県で聞き比べても私どもの県は一般管理費の率が高いんですけれども、その分を置かせていただかないと最低限の企業の継続が、工事のところの利益が得られないだろうということで上げさせていただいたということです。
○奥野委員 そうすると、このことによって、あんまり潤い過ぎてもいかんのやけども、適度な潤いがあるということと理解していいんかな。
○佐竹理事 適度な潤いかどうかっていうのはちょっと置きましても、私どもとしても、最低限これは必要だろうということで設定させていただいています。
○奥野委員 最後に、落札率はできるだけ高いほうがやっぱりいいんだなと思いますので、その辺も指導というんか、うまくやっていただければと思います。
あまり分からんだような分かったような部分があるが、ありがとうございます。
○下野委員長 ほか。
○田中委員 経営学には明るくないし、建設産業にも明るくないもので、なぜ今、東海3県でも一般管理費率が高いというのは、本県に何か特別な事情はあるんですか。傾向として出とるんやったら、何らかの要因があるんだろうと思うんですけど。
○林田課長 実際、三重県がなぜ高いかというところの原因までは、私どもは追求できておりません。私らはこのデータを今取っているのは、建設工事を伴うときに契約保証というのを取ります。そういうような保証を扱っておる建設業の保証会社が各顧客の建設業者の財務諸表を統計したデータの冊子を出しておりまして、それを見て今回資料のほうを作成させていただいております。ちょっとどこに要因があるかというところまでは、よう追求し切れていないという状況であります。
○田中委員 部では、都道府県別の一般管理費率ランキングみたいなのはつくってみたということかな。
○林田課長 ランキングというか、比較はできる資料を持っております。
○田中委員 もし差し支えなければ、参考までに後ほどで結構なので見させていただければと思います。
○下野委員長 よろしいでしょうか。
それでは、後ほど資料提供をよろしくお願いいたします。
ほかにございませんか。
○藤田委員 ちょっと確認ですけれども、先ほどおっしゃられた一般管理費等のデータというのは、県独自が集めたのか、どこかの協会かなんか分かりませんけれども、そういうところが集めたデータなのか、その辺はどうなんですか。
○林田課長 先ほどお話しさせていただきました、今回、東日本であれば東日本建設業保証会社、あと北海道と西日本という3つの建設業保証会社があるんですけれども、そちらが収集したデータを今回見て資料のほうを作っております。
○藤田委員 そうすると、県として県内の企業からの生のデータを分析したということではないんですね。分かりました。
○下野委員長 ほか、ございませんか。よろしいでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
○下野委員長 なければ、(5)低入札調査基準価格及び最低制限価格の算定式の改正について並びに(6)県営住宅入居時の連帯保証人の要件緩和についての調査を終わります。
3 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
防災県土整備企業常任委員長
予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会委員長
下野 幸助