このページではjavascriptを使用しています。JavaScriptが無効なため一部の機能が動作しません。
動作させるためにはJavaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。

スマートフォンサイトへ移動

三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 令和3年度 委員会会議録 > 令和3年11月11日 予算決算常任委員会教育警察分科会 会議録

令和3年11月11日  予算決算常任委員会教育警察分科会 会議録

資料はこちら
 

予算決算常任委員会教育警察分科会
会議録
(開会中)

  
開催年月日   令和3年11月11日(木) 午前10時0分~午前11時39分 
会 議 室    502委員会室
出席委員   8名
           委員長        田中 祐治
           副委員長      喜田 健児
           委   員      廣 耕太郎
           委   員      木津 直樹
           委   員      稲森 稔尚
           委   員      村林  聡
           委   員      谷川 孝栄
           委   員      北川 裕之
欠席委員     なし
出席説明員
   [警察本部]
        本部長                             佐野 朋毅
        警務部長                            河石  勇
        生活安全部長                         射場 重人
        地域部長                            大林 昌弘
        刑事部長                            稲垣 好人
        交通部長                            原  政美
        警備部長                            藤井 淳夫
        警務部首席参事官                      小谷  寛
        警務部参事官兼総務課長                  山本 展慶
        警務部参事官兼会計課長                  千田 悟朗
        交通部参事官兼交通規制課長               髙橋 康二
   [教育委員会]
        教育長                              木平 芳定
        副教育長                             上村 和弘
        次長兼総括市町教育支援・人事監(教職員担当)    山本 健次
        次長(学校教育担当)                     諸岡  伸
        次長(育成支援・社会教育担当)              佐脇 優子
        次長(研修担当)                        水野 和久
        教育総務課長                         森岡 賢治
        教育政策課長                         大屋 慎一
        教育財務課長                         石井 紳一郎
        学校経理・施設課長                     太田 和恵
        教職員課長                          野口 慎次
        福利・給与課長                        青木 茂昭
        高校教育課長                         井上 珠美
        小中学校教育課長                      遠藤 雅典
        学力向上推進プロジェクトチーム担当課長       脇谷 明美
        特別支援教育課長                     赤尾 時寛
        生徒指導課長                        井ノ口 誠充
        人権教育課長                        久野 嘉也
        保健体育課長                        奥田 隆行
        社会教育・文化財保護課長                藤井 理江
        研修企画・支援課長                    吉田 かをる
        研修推進課長                        徳岡 毅也
                                            その他関係職員
   [監査委員事務局]
        監査・審査課長補佐兼班長                大辻 勝己
                                            その他関係職員
委員会書記   議事課      主査          中西 孝朗
           企画法務課   課長補佐兼班長  田米 正宏
傍聴議員   1名
         山本 里香
県政記者   なし
傍聴者     なし
議題及び協議事項
第1 分科会(警察本部関係)
 1 所管事項の調査
(1)債権処理計画(令和2年度実績・令和3年度目標)について
 2 議案の審査
 (1)認定第6号「令和2年度三重県一般会計歳入歳出決算」(関係分)
第2 分科会(教育委員会関係)
 1 所管事項の調査
 (1)債権処理計画(令和2年度実績・令和3年度目標)について
 2 議案の審査
 (1)認定第6号「令和2年度三重県一般会計歳入歳出決算」(関係分)
 
【会議の経過とその結果】
 
〔開会の宣言〕
 
第1 分科会(警察本部関係)
 1 所管事項の調査
(1)債権処理計画(令和2年度実績・令和3年度目標)について
   ア 当局から資料に基づき説明(佐野本部長)
   イ 質問

〇田中委員長 それでは、質問等がありましたらお願いいたします。

〇稲森委員 2ページの放置違反金の状況なんですけれども、令和2年度末で252件、令和元年度末284件でいいんですよね。要は、三重県の放置違反金の状況というのは、全国的に見てどれぐらいの推移にあるのか、どの辺の位置にあるのかというのをまず教えていただきたいんですけれども。ざっくり、真ん中より上なのか下なのかというあたりを。

〇原部長 全国的には放置駐車自体は年々減少傾向にございます。三重県につきましては、ここ最近なんですけれども、2500ぐらいから3000件ぐらいを放置違反として取締りはしております。ただ、放置違反金が全国順位でどれぐらいというのは、数値的に把握はしておりません。申し訳ございません。

〇稲森委員 分かりました。
 こういう違反金の支払いというのは、コンビニ払いとかそういうのはできないんですか。

〇原部長 現在、放置違反金については、コンビニ払いができるような方向で今検討をしておりまして、来年度の予算要求で計上予定でございます。反則金については、今後の検討対象となってきますので、同様にコンビニ収納ができるように考えております。

〇稲森委員 分かりました。そういう納めやすい環境というのをもっとつくっていってほしいなと思います。
 もう1つ伺いたいんですけれども、刑事収容施設に入っている方の回収の見込みがないというふうに目標としてはおっしゃいましたけれども、刑事収容施設に入っている方がこういうお金を納付しようとしたら、どういうことをしなければならないんですか。刑事収容施設に入っている方が納めさせてもらいますわといったら、どういうふうにして納めるんですか。

〇河石部長 一般的な話でございますけれども、例えば刑事収容施設等から手紙とか、こういうことをやりたいんですというお問合せをいただければ、御本人が直接銀行とかに行って振り込んだりはできませんので、御家族であるとか、あるいは弁護士なんかを通じて手続を進めていく形になれば可能でございます。
 ただ、三重県が今抱えておるケースで申し上げますと、そもそも資産自体もほぼないような方がほとんどでございまして、加えて、刑事収容施設に収容中でございますので、いわゆる一般的な収入もございませんので、多くのケースにおいては刑事収容施設から出られた後に、状況を確認しながら、定職とかに就かれればまた収入とかも入ってまいりますので、そういったところの状況を勘案しながら回収をしていくというのが実情でございます。

〇稲森委員 それぞれどれぐらい、刑事収容施設におられる見込みなんですか。

〇河石部長 今日は個別の案件でどれぐらい収容期間があるかというところまで資料を持ち合わせておりませんので、申し訳ございません。

〇稲森委員 分かりました。目標では、その見込みがないというふうにおっしゃいましたけれども、これまでの取組方針の中では困難であると書いてあるんですけれども、この督促に行ったり出向いたりというのは今後しないということですか。もう見込みがないんだったらしなくてもいいと思うんですけれども。

〇河石部長 ここで書いてある見込みがないというのは、今年度中に回収する見込みがありませんという趣旨で書いてございます、目標期間中に。なので、例えば来年度になって刑事収容施設から出てくれば、また本人と連絡を取り合いながら、例えば債権を支払うという本人の意思があるという話であれば、額は少額になるかもしれませんけれども、少しずつでも返したいという意思があれば返していただくという形になってまいるものと承知しております。

〇稲森委員 分かりました。ありがとうございます。

〇田中委員長 ほかに御質問のある方は。

          〔「なし」の声あり〕

〇田中委員長 なければ、(1)債権処理計画(令和2年度実績・令和3年度目標)についての調査を終わります。

〔監査委員事務局 入室〕

 2 議案の審査
 (1)認定第6号「令和2年度三重県一般会計歳入歳出決算」(関係分)
    ア 当局から資料に基づき補充説明(佐野本部長)
    イ 質疑

〇田中委員長 それでは、質疑があればお願いいたします。

〇稲森委員 細かいところを教えていただきたいんですけれども、公用車とかに燃料を入れる、警察とか知事部局問わず、あの燃料は、役所が契約する単価は結構高いなと思ったことがあるんですけれども、一般に入れるより。大体幾らぐらいで契約しているんですか。もし分かったらでいいんですけれども。その値段を決める仕組みなり何か入札方法とか、そんなんがあるんやったら、ざっくり教えていただきたい。

〇千田参事官 年度当初に単価契約を行いまして、月ごとに情勢による金額の見直しを図っているところでございます。単価契約は、当初は入札で行っております。

〇稲森委員 分かりました。

〇田中委員長 ほかに質疑があればお願いいたします。

          〔「なし」の声あり〕

〇田中委員長 質疑がなければ、これで認定議案に対する質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論        なし
    オ 採決        認定第6号     挙手(全員)     可決
 
3 委員間討議
 (1)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし
 (2)その他                        なし
 
〇田中委員長 区切りがいいので、ここで一旦休憩をさせていただきまして、再開は10時50分からといただきます。
 
第2 分科会(教育委員会関係)
 1 所管事項の調査
 (1)債権処理計画(令和2年度実績・令和3年度目標)について
    ア 当局から資料に基づき説明(木平教育長)
    イ 質問      なし
 
〇田中委員長 なければ債権処理計画(令和2年度実績・令和3年度目標)についての調査を終わります。

〔監査委員事務局 入室〕

 2 議案の審査
 (1)認定第6号「令和2年度三重県一般会計歳入歳出決算」(関係分)
    ア 当局から資料に基づき補充説明(木平教育長)
    イ 質疑

〇田中委員長 それでは、質疑があればお願いいたします。

〇稲森委員 少し確認させてください。
 資料2の12ページの第4目教育指導費の不用額が約1億5000万円を超えていますけれども、昨年の令和元年の不用額を見ると4000万円ほどでして、ここの不用額が大きく増えた理由というのはどういうところにあるのか教えてください。
 もう1個まとめて聞きます。15ページの第2目高等学校管理経費の不用額約6億円ですけれども、去年は3000万円ほどだったということで、情報教育事業費の執行残とかが5億円出ていますけれども、そこの理由も教えてください。
 その2点、お願いします。

〇石井課長 教育指導費ですね。

〇木平教育長 12ページの教育指導費の不用額1億5000万円の内容ですけれども、主なものは、高等学校生徒指導費の執行残ということで、これはコロナ対策の通学バスを昨年度させていただいていたんですけれども、その委託事業の実績が減った部分と、それから修学旅行のキャンセル代を計上していたんですけれども、そこの部分の執行残、これが5000万円ぐらいです。
 それから、あと実習室の空調設備とか産業教育設備の整備をさせていただいたんですけれども、その入札差金が4500万円程度が主なものでございます。

〇稲森委員 コロナ対策のバスの運行というのは、どういうふうに年度途中で変化をしたのか。また、修学旅行は予定どおり行けたところが多かったということなのか、キャンセル料が要らなくなったということは。その辺、どうですか。

〇井上課長 まず、修学旅行に関しましては、当初予定していたものをできるだけ延期または次年度に繰り越すというか、予定を変更してでも実施できるように計画するようにということで文部科学省のほうからもそういうふうにきておりますし、当教育委員会のほうでも、できるだけ中止ではないようにということで延期をさせていただいております。学校のほうも、そのように計画を進めてもらっていまして、延期をするに当たってはできるだけキャンセル料がかからない時期に判断ができるようにということで、保護者や学校のほうでいろいろ工夫をしてもらっている結果、当初予定していた額より少ない額で学校のほうでいろいろ進めていただいているということです。
 ですので、まだ昨年度、高校生でしたら2年生で修学旅行に行くケースが多いんですけれども、今年度、3年生になって実施している学校もありますので、そのような形でなるべく中止にならないように工夫してもらった結果になっております。

〇木平教育長 コロナ対策に係る通学バスなんですけれども、昨年度、これは高校分ですので、高校のそれぞれの生徒たちの通学状況の確認を年度当初にさせていただきまして、それで通学の手段としてバスを使わざるを得ないところで、やっぱり密になるという状況がございましたので、1校1校、ヒアリング、確認をして、そこの部分についてバス事業者のほうにバスの増便というのをお願いして、それを委託しております。
 その部分について、詳細は今手元に資料ないんですけれども、きちっとバスの必要な運行状況を把握して、その結果、一定不用額が出たというところでございます。

〇田中委員長 15ページの質問に関しましてお答えを願いたいと思います。

〇石井課長 高等学校管理費で不用額が増えておるということでよろしかったかと思いますけれども、これにつきましては、情報教育事業費、これで執行残として5億円余り出ております。
 内容といたしましては、入札差金と仕様の見直しによって不用となりました。なお、これにつきましては、繰越予算でございましたので減額補正ということができなくて、この額が不用となっております。
 以上でございます。

〇稲森委員 その中身、もう少し内容が何か、指標がどう変わったか、結構大きい額なので分かれば教えてください。

〇石井課長 これは、県立学校における無線LANの環境整備に係る入札でございました。これにつきまして、中身の納入する物品とかを見直したり、ネットワーク機器の見直し、あとは配線工事の見直し、補完工事の見直し等を仕様として見直しした結果、当初の設計より落ちたという結果となっております。

〇稲森委員 それは年度当初には見込めなかったことなんですか。そういう見直しというのは、なぜそういう必要があるというふうに迫られたんですか。

〇石井課長 これの経緯をもうちょっと説明させていただきますと、これは令和元年度から令和2年度への繰越事業でございました。令和元年度のときに国補事業なんですけれども、国補の申請をしておるときは国補事業として国補部分が約6億円ということで、あと県費を継ぎ足して12億円繰越ししてございました。年度末近くになって、国の内示が3億程度に落ちたということで、繰越しも予算を上げておったことから、そこは減額できなかったんですけれども、実施できる金額が相当減りましたので、そこをもう一度仕様を見直して、予算としては12億円繰越しでございましたが、年度当初に仕様を見直しして、もう一度設計し直したという経緯がございました。

〇稲森委員 丁寧にありがとうございます。
 もう少し、今伺った内容以外でもいいので全体的なことを伺いたいんですけれども、令和2年度は、やっぱりコロナ禍の影響、三重県の、特に高校生の皆さんをはじめ子どもたちはいろんな影響を受けてきたかと思うんですけれども、今回の決算の中でどういうふうに子どもたちがコロナ禍の影響を受けてきて、あるいはそれに教育委員会として対応してきたのかということが、どこにどういうふうに現れているのかというところを代表的なものでもいいので、特に工夫されたようなことを御説明いただきたいと思うんですけれども。というのが1つと、あと、11月11日、今日の中日新聞に1つ記事が出ていたんですけれども、令和元年度の終わりから令和2年度の頭にかけて、全国の学校の一斉休業が行われたと思うんですけれども、静岡大学などが分析をして、この一斉休業にはメリットがなかったと。休業の有無で感染者数に統計的に意味のある差はなかったと。逆に、休業には学習時間の不足や健康の悪化、虐待の増加など問題点があり、今後実施を検討する際には非常に慎重に考える必要があると、そういう話もあるんですけれども、この学校の休業には対するダメージというか総括というのは、教育長はどういうふうに認識されているかというのを聞かせていただきたいと思います。

〇木平教育長 まず、後段の部分ですけれども、昨年度、3月初めから、全国的な一斉休業ということで三重県も対応させていただきました。それで、学校の授業とか活動時間が減るということもございまして、その休業のときに、県立もそうですし、市町もそうですが、年間の授業計画をもう一度組み直して、例えば夏季休業、夏休みの期間をかなり縮小して授業なり活動を行ったり、あるいは学び方もオンラインで、例えば県立でしたら生徒が所有しているデバイスというかパソコンとかスマホも活用させていただきながら、あるいはそういった環境にない生徒には、補正予算も認めていただいてパソコンを買って、あるいはLANのないところはそういった部分も対応をしながらさせていただいたり、そういう新たな工夫もさせていただいたところです。
 そういう中で、やっぱり必要な授業を行うということはできたと思うんですけれども、そこをしっかり定着しているか、理解しているかということは、昨年度末に今年度に向けた大きな令和3年度の特徴的な課題であるというのは我々も認識していまして、そういった部分を市町教育委員会とも共有して対応してきたところです。
 加えて、勉強以外の集団活動とか学校行事とか非常に重要な部分で、修学旅行とかもなかなか行けなかったり、延期したりというところがございましたし、運動会はなかなかできなかったということがありました。そういった活動が十分にできなかったという部分で本当に例年にない状況で、学校のほうは精いっぱい、教職員のほうはやってもらったんですけれども、そういった面でやっぱり児童生徒にふだんにないストレスだったり負担というのがあったと認識しています。その部分について、今年度の授業とか活動は、昨年度の経験とか反省も生かしながらそれぞれ取組をさせていただいているところです。ちょっと雑駁な話になりますけれども、我々は、大きくそんなふうなことを捉えさせていただいております。
 それから、最初におっしゃいました今回の決算で、コロナ対応で工夫したところで、高校で特別支援でありましたら、まず通学の状況が、さっき臨時バスのことを言いましたけれども、通学の3密を避けるということが当初かなり求められましたので、通学時の3密を避ける、あるいは教室に来たときに、そのときに手洗いがスムーズにできるように自動の手洗いできるような水道に改良したり、あるいは教室もできる限り工夫したり、夏になればエアコンの状況も、県立でしたら、できる限り広い部屋でエアコンということで、今まで特別教室とかにはなかったんですけれども、コロナ対策の交付金を活用して特別教室もエアコンにして、できる限り広いところで換気もしながらという工夫をさせていただいたところです。
 それから、感染に係る感染症対策の衛生用品については、さっき繰越しの部分もありましたけれども、昨年度部分については、これも補正予算で認めていただきながら必要な消毒の器材とか、それから臨時のマスクとか体温計とかも整備させていただいたりしたところです。あとは、学ぶ環境でオンラインであったり、できる限りデジタルであったりというふうなことを工夫したり、それから修学旅行についてはさっきも説明ありましたけれども、延期、延期ということで、その部分の必要な県費として県立学校でしたら必要な経費については、補正予算なりで計上させていただいたり、そういった対応をさせていただいてきているところです。

〇稲森委員 丁寧にありがとうございました。
 これからの予算編成に向けてなんですけれども、本当に子どもたちのダメージに対して、しっかりケアしていけるような取組とか予算編成を期待していきます。

〇田中委員長 ほかに質疑はありませんか。

〇廣委員 15ページにあります、ちょっと私も知らないんですけれども、学校部活動振興費とあるんですけれども、これは一体どういうものに使われているんでしょうか。

〇太田課長 高等学校の公式大会にかかる遠征の旅費が主なものでございます。

〇廣委員 大会の旅費ということですけれども、例えば、じゃ14ページの中学校の部活動振興費は約168万円、高校と比べれば10分の1ぐらいになっている。これは、中学校は大会は当然あると思うんですけれども、この金額は何でこんなに違うのかなと思って、どうでしょうか。
 14ページの中学校の部活動振興費と15ページの部活動振興費、高校と10倍以上違っているものですから。僕が思ったのは、例えばクラブの担当の先生、その人たちというのは自分がやったことないようなスポーツでも部活の担当になってしまうとか、そういうときには経験者の方、先生以外でもコーチとして雇って、その経験のある方に教えてもらうほうがいいんじゃないかというような話があったものですから、確かにそうだなと。そういうことにこの振興費というのは使われているのかなと私は勝手に思ってしまったんですけれども、そういうことではないんでしょうか。大会の旅費だけに使うんだったら、中学校と高校と10倍も違うというのはどうなのかなという気はするんですけれども、いかがでしょうか。

〇奥田課長 資料のほう、今出していなくて申し訳ございません。

〇廣委員 今すぐに資料がないのであれば、後からその明細をいただけることはできますでしょうか。

          〔「分かりました」の声あり〕

〇奥田課長 すみません、後ほど提出させていただきます。

〇廣委員 よろしくお願いします。

〇田中委員長 ほかに質疑はありませんか。

〇谷川委員 13ページについてちょっとお伺いさせてください。
 13ページの第5目総合教育センター費のところの1億7251万157円の主なものは、総合教育センターの管理運営費かと思うんですけれども、そのところ、教職員の資質の向上を図るための研修、研究ということもありますし、次の第6目の人権教育費のところもなんですけれども、昨年もこの委員会で新型コロナウイルス感染症が出たときに発言させていただいたと思うんですが、コロナ禍において、教職員とかの研修とかなるべくリモートでされるというふうに変更していただいたと思うんですけれども、不用額がほかのものと比べてすごく少ないと思うんですね。特に、この人権教育費のところの不用額約66万円というのに私はちょっと驚いたんですけれども、人権教育の推進及び高等学校の進学奨励金のほうが大きいのかなと思うんですが、研修がリモートになることによって経費がかからなくなるからもっと不用額が出るのではないかと思っていたんですけれども、その辺の内容について教えていただきたいと思います。

〇久野課長 今おっしゃっていただいたように、一番上の人権教育総合推進事業費9000万円程度のものでございますが、この中の説明に書いてございますように、進学奨励金に関わるものが、8800万円ほどでございます。ですので、人権教育の事業費といたしましては、トータルで1000万円ほどでございます。その中で、各学校の人権教育の取組と学校で授業研究とかそういったものを行っていただくものが主でございまして、研修については、できるだけ今までも御意見をいただいておりましたので、リモート等で行っておりまして、あと、最終的に人権教育、研修資料を作成するのに学校ではやっぱりどうしても紙ベースのものが欲しいという部分がありまして、そちらのほうの印刷等に工夫をさせていただいて、回させていただいて、不用額が少なくなっておるということでございます。

〇水野次長 第5目総合教育センター費でございますけれども、主に、旅費のほうはこちらで計上されておりませんので、特に昨年度はリモートでさせていただいたわけなんですけれども、管理運営の中で、特に夏季休業中はほぼリモートでさせていただきましたので、管理運営の中でも電気代等が若干絞った形になっておりまして、あとは報酬も特に中止となった研修もございますので、そちらのほうで若干減額になったということでございます。

〇木平教育長 昨年度も委員のほうから御指摘も受けて、我々もそういった形でできるものはリモートでということでさせていただいて、今年度もそういうのを継続させてもらいました。その結果、教職員が例えば普通の総合教育センターのほうに来るのに、集合研修でしたら一定旅費がかかるわけですけれども、その旅費というのはリモートによって要らなくなったという部分がございます。ただ、教職員の研修にかかる旅費がここに計上しておらずに、別の全体の旅費の中での対応になっておりますので、ここにはそういった委員が御指摘の部分が反映されないというか別のところになっていますので、今次長が申し上げたようなものになっております。

〇谷川委員 ありがとうございます。
 そうすると、教職員の研修の旅費というのは何費に計上されるんですか。

〇石井課長 高校から来られる先生につきましては、学校運営費の中でとか、場合によっては各事業の旅費があるんですけれども、それぞれ研修の内容によって、ばらついたいろんな予算においてございます。

〇谷川委員 よく分かりました。ありがとうございます。
 先ほど、人権教育のほうで言っていただいた学校での資料とかというのは、この学校教育事業費ではなくて、この人権教育総合推進事業費に入るということなんですね。そしたら、この人権教育総合推進事業費というもののほとんどは、8800万円は奨励金のほうで、それだったら事業名を変えたらいいと思うんです。例えば、こっちの総合教育センター費ならセンターの管理運営費がメインなので、一番額の大きいことの事業名に変えたほうがいいんじゃないかとちょっと思うんです。違う名前を借りて予算を確保している的なイメージを受けてしまうので、そこはやっぱり、事業名と中身が分かりやすいような事業にしていただくといいのかなと思いましたので。今後、今回のコロナ禍があったことでリモートになってよかったということでは、多分教職員の方々から、私たちもよく相談を受けるんですが、やっぱり自分の時間ですとか、休日である日を研修に取られたりとか、時間外のところで研修に取られるということがちょっとつらいというのを何回かお聞きしたことがあったので、それがリモートでできるのであれば今後もリモートでやってもらって、教職員の方々の負担を減らしてもらうということを継続していただけると思うので、その辺もお願いしたいと思います。

〇田中委員長 要望でよろしいですか。

〇谷川委員 はい。

〇田中委員長 ほかに質問ございます方は。

          〔「なし」の声あり〕

〇田中委員長 なければ、これで認定議案に対する質疑を終了いたします。

    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論        なし
    オ 採決        認定第6号(関係分)   挙手(全員)     可決
 
3 委員間討議
 (1)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし
 (2)その他                        なし
 
〔閉会の宣言〕

                                            三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
                                                              予算決算常任委員会教育警察分科会委員長
                                                                                                                           田中 祐治
 
 

ページID:000261328
ページの先頭へ