三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 令和2年度 委員会会議録 > 令和2年12月9日 戦略企画雇用経済常任委員会・分科会 会議録
戦略企画雇用経済常任委員会
予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会
会議録
(開会中)
開催年月日 令和2年12月9日(水曜日) 午前10時0分~午前10時59分
会 議 室 302委員会室
出席委員 7名
委員長 木津 直樹
副委員長 廣 耕太郎
委員 喜田 健児
委員 三谷 哲央
委員 青木 謙順
委員 中森 博文
委員 山本 教和
欠席委員 なし
出席説明員
[人事委員会事務局]
事務局長 山川 晴久
次長兼職員課長 前川 幸則
[監査委員事務局]
事務局長 坂三 雅人
次長兼監査総務課長 丹羽 健
その他関係職員
[出納局]
会計管理者兼出納局長 森 靖洋
副局長兼出納総務課長 紀平 益美
会計支援課長 安田 稔
[議会事務局]
次長 畑中 一宝
総務課長 中西 秀行
調整監兼課長補佐 松本 忠
[戦略企画部]
部長 福永 和伸
副部長兼ひとづくり政策総括監 髙野 吉雄
戦略企画総務課長 藤本 典夫
行幸啓課長 和田 吉史
企画課長 山本 秀典
政策提言・広域連携課長 楠田 泰司
広聴広報課長 藤井 理江
県民の声相談監 今井 貴雄
情報公開課長 山田 かずよ
統計課長 加納 明生
その他関係職員
委員会書記
議事課 主査 中西 孝朗
企画法務課 主査 米澤 明子
傍聴議員 なし
県政記者 1名
傍聴者 1名
調査事項
第1 分科会(部外関係)
1 議案の審査
(1)議案第145号「令和2年度三重県一般会計補正予算(第8号)」(関係分)
第2 常任委員会(部外関係)
1 所管事項の調査
第3 分科会(戦略企画部関係)
1 議案の審査
(1)議案第145号「令和2年度三重県一般会計補正予算(第8号)」(関係分)
第4 常任委員会(戦略企画部関係)
1 所管事項の調査
(1)地域の未来と若者の活躍に向けた高等教育機関の充実について
(2)さまざまな主体との協創による「新たな日常」に向けた地域課題解決推進事業について
(3)広域連携の取組(知事会議の開催結果)について
(4)三重県総合教育会議の開催状況について
(5)審議会等の審議状況について(報告)
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
第1 分科会(部外関係)
1 議案の審査
(1)議案第145号「令和2年度三重県一般会計補正予算(第8号)」(関係分)
ア 当局から資料に基づき補充説明 なし
イ 質疑 なし
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 議案第145号(関係分) 挙手(全員) 可決
2 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
第2 常任委員会(部外関係)
1 所管事項の調査
ア 質問 なし
第3 分科会(戦略企画部関係)
1 議案の審査
(1)議案第145号「令和2年度三重県一般会計補正予算(第8号)」(関係分)
ア 当局から資料に基づき補充説明 なし
イ 質疑 なし
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 議案第145号(関係分) 挙手(全員) 可決
2 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
第4 常任委員会(戦略企画部関係)
1 所管事項の調査
(1)地域の未来と若者の活躍に向けた高等教育機関の充実について
(2)さまざまな主体との協創による「新たな日常」に向けた地域課題解決推進事業について
ア 当局から資料に基づき説明(髙野副部長)
イ 質問
○木津委員長 それでは、御質疑等があればお願いをいたします。
○中森委員 6ページのところでですね、本県の県立大学の設置、検討を来年から進めるということで、他県の県立大学の情報収集を行っていると今報告をいただきました。我が委員会もですね、機会がありましたので、そういう調査もさせていただいていますけれども、福島県の会津大学は調査の対象となっているのか、どうかなと思いまして。
○髙野副部長 近年開学したところをですね、3つほど今ピックアップをしてやらせていただいています。福島県の会津大学の関係につきましては、別途その文書照会させていただくこととは別にですね、我々も勉強したいと思いまして、電話等で今現在、担当者から照会をさせていただいたところでございます。
○中森委員 全国広いのでいろいろあるんでしょうけれども、我が委員会が行かせていただいたところはAIを含む、ICT関係で全国的にも有名な若者に人気のある大学というふうに伺ってきまして、非常に良かったという私は感想を持っていまして、ぜひとも、研究の1つにしていただければなと、これは要望しておきますのでお願いしたいと思います。
○木津委員長 ほか、ございませんか。
○三谷委員 何点かお伺いしたいと、こう思いますが、まず、3ページの地域と若者の未来を拓く学生奨学金返還支援事業というのが、募集期間がこの7月11日から始まっていますけれども、現時点ではどれくらいの応募があるんでしょうか。
○藤本課長 現在では6名ということになっています。
○三谷委員 対象は40名で6名というのは、かなり寂しいなという感じはします。さらに、年が替われば、1次審査とか2次審査ということで、さらにそこから絞り込まれるということなんでしょうけれども、その1桁ぐらいの今の現状の中で、この支援事業の事業目的というのは達せられるとお考えなんでしょうか。
○藤本課長 まず応募状況でございますが、過去4年の傾向を見ていますと、大体締切りの直前になってばたばたと申込みがあると。実は、この5ページで書かせてもらった学生の支援事業、いわゆる食事券を配付した事業、これもこの11月で募集を終了したわけですが、なかなか当初、学生からの応募がなくてですね、いろいろ学生に大学等を通じて確認したところ、やはり学生としてはのんびりした雰囲気を持っていて、どうしても期限の間近になっていろんなものが申し込まれてくるという状況でございます。過去の状況からも判断しましてですね、1月の末までこの奨学金事業は募集しておりますので、1月になってから多くの者が応募されてくるものと思っています。ただ、このまま置いておいてはですね、なかなかもしかすると数が少ないということもあり得ますので、先ほどの食事券を配付しているこの事業を通じて、学生が多く赴くような店舗等にも協力を依頼して、この事業の募集を今現在行っているところでございます。
○三谷委員 できるだけたくさんの方が来ていただいた中から絞り込んでいくという筋なので、定員にも満たないというのは絞り込みの仕方がなかなかできてこないのかなと、こう思いますので、ぜひお願いを申し上げたいと思います。
それから、4ページのところの4番の「高等教育機関と産業・地域との連携」の括弧2でですね、セミナーを開催されて135名参加されたということなんですが、どういう方がこられたのでしょうか。
○髙野副部長 我々が報告を受けておりますのがですね、企業の方々が多かったのかなと思っておりますけれども。
○三谷委員 これはあれですか、県でその参加者の構成だとか、参加動機だとか、またセミナーに参加された後の成果だとか、そういうものの分析というのはされないわけですか。
○藤本課長 このセミナー等が、ここに記載させていただいた、その東京大学、三重大学等と連携ということで、いわゆる5者が一緒になってやっているセミナーでございます。その中で我々も戦略企画部もそうですし、一番内容的に濃い雇用経済部も一緒になって入っております。
今回まだ10月に開催されましたので、そこまで委員がおっしゃられたように分析まではできていませんけども、次、第2回以降も開催されるという予定で進めていますので、その1回目の内容を踏まえてですね、少しそこら辺に反映させていきたいなと思っています。
○三谷委員 セミナーやりゃいいという話では当然ないわけで、やっぱり1回目やられれば、その中身をきちっと分析されて次のところにきちっと生かしていただくと。主体が東京大学とか三重大学とか、産業支援センター等々ということですけれども、やはり戦略企画部としての観点からですね、しっかりと捉えていただかないと、せっかくやっていただいていることがなかなか生かされないんではないかなという感じがしますので、ぜひお願いをしたいなと、こう思いますが。
○髙野副部長 御指摘のとおりでございまして、現在このセミナー自体、中核的に進めていただいたところが事務局機能を担ってもらっていますので、この5者の会議も、継続的に我々も入って進めておりますので、次回に向けてはまたそういった分析もいただきながらということで考えておりますので、しっかりさせていただきたいと思っております。
○三谷委員 ぜひお願いします。続けてよろしいですか。
○木津委員長 はい、どうぞ。
○三谷委員 先ほど中森委員から県立大学の設置議論、是非の検討が始まるということで、委員会で会津大学に行かせていただいたんです。会津大学のほうは、また照会されるということですけれども、あそこで話聞いてきますとね、会津藩というのは、戊辰戦争で負けて、それまで日新館という立派な藩校があったんですが、それがなくなって、それ以来ずっと県立大学等はなくてですね、まさに120年余たってからですね、当時の開校のときの当時の佐藤知事の言葉を借りれば、120年余の悲願が実ったということで、その事前に県民合意があってですね、県立大学をつくりたいという県民合意があって、じゃ、それから大学をつくっていこうという、そういうプロセスになっているんですが、今、三重県の場合、この県立大学の設置の是非を議論する場合に、県民合意はあるというふうに考えておられるわけですか。
○髙野副部長 今、委員がおっしゃったとおりですね、会津大学については、確か国立大学はあるものの、会津地方にはないので国立大学をこの地方にという強い思いが地元にあってですね、たしか議会の請願とかいろんなこともあって、そういうことで進められたというふうに我々も聞いております。
そういう中で、我々の今回の検討につきましては、まだ来年度の予算の議論を進めておるところでございますので、今なかなか断定的に申し上げられないんですけれども、まずは我々としても、来年度ニーズというものを把握した上で、また設置の、ほかの有識者の方々の意見も踏まえて、いろんなことを総合的に勘案しまして、設置の是非の判断をしていきたいと思っておりますので、そういう意味ではニーズの把握も、しっかりした上でさせていただきたいなと思っております。
○三谷委員 1対1対談の中で、知事の何か突然湧いてきたような話で受け止めているんですけれども、やはり県民が望んでいるものを実現していくというのは、県政の基本ですよね。しかし、今の御説明だと、県立大学の設置の是非は行政主導でやっていこうという、そういうことなんでしょうか。
○福永部長 知事からも御説明していますように、設置の是非を検討しますということで申し上げていると思います。その是非の検討というのはどういうことかというと、県民の皆さんが望んでいるのかどうかというのをしっかり把握して、その上で判断しようということですので、今、我々の中に必ず設置するというような方向性があるわけではなくて、本当に望まれているのかどうかをしっかり把握していくと。
ですので、来年やるそのニーズ調査の中でも、その自宅から大学に通いたいというニーズとかですね、そういうものがどれぐらいあるのかとか、そういうもし通えるとしたらどういう分野を希望しますかとかですね、今まだその設問の内容とかは決まっていませんけれども、しっかりとその県民の方の御意見を踏まえて、やっぱり判断していくというふうに考えているところでございます。
○三谷委員 ぜひですね、県民が本当に望んでいるのかどうかというところは、やっぱりしっかり押さえた上で議論を進めていただきたいと、こう思いますし、県民というのは、県南部だけじゃ当然ないわけで、松阪市の市議会で市長が県南部に設置というようなことが新聞に少し出ておりましたけれども、かなり先走った話だなと正直思っています。ですから、どこにつくるか、もし県民が望んでいて一体どこにつくるのかということも含めてですね、またどんな大学にするのかと、やっぱり県民のしっかり御希望というか、そういうものを期待とか、そういうものをしっかり御調査した上で議論を進めていただきたいなと、こう思います。
○福永部長 よく分かっています。我々が、来年そのニーズ調査するときも、高校生を中心にですね、全県的に調査するつもりですし、今のところどこに設置するかというのは全くの白紙ですので、しっかりと議論をしていきたいと思います。
○木津委員長 ほか、ございませんか。
○青木委員 中森委員や、今、三谷委員の話に関連するんですけれども、もう1つは、別の同じ東北の秋田県にもですね、県立大とさらに国際教養大だったかな、県立大学が2つあると、非常に特色あって、地方でありながらですね、非常に成功例として私どもも勉強させていただいたんですけれども、当然、国際教養大学は世界中から集まってくるというようなことですが、ただ、秋田県の高校生が非常に率が低い中で、地域がその県立大学をどこまでですね、望んでつくられたのか、広い心で、世界の方に秋田県が貢献しようという思いか、その辺もいろいろあろうと思いますので、それも含めて、この三重県民の願いがどこにあるのか、またどういうとこを大事にするか、非常にさらにですね、研究を進めていただきたいと思います。
そのときも交付税の、県立大学どのぐらいの、お金の話で申し訳ないんですけど、質問もありまして、結構ですね、そういった設立のときには非常に割合が高い形で措置が国からあるというような話もありましたので、その辺もきちんとニーズに合ったものかどうかもお調べいただきたいなと思いますので、秋田県は調査の対象にはなっていないんですか。
○髙野副部長 我々は、かつて秋田県については実際に大学を訪問して教えていただいたこともございますので、今回の調査の対象には入れておりません。最初に現地に行っておりまして、お話は伺いました。
○青木委員 引き続きよろしくお願いします。
先ほどの7ページの「アスミエるラボ」を御案内いただきましたんで、中森議員と冒頭だけしかお邪魔できなかったんですけれども、非常に新しい取組で興味があるんですけど、途中で帰ってきましたんで、あとどういう成果があったのか、もう少し詳しく教えていただければありがたいなと、キックオフにふさわしいものだったのかなと。
○楠田課長 先日はお越しいただきまして、ありがとうございました。
まず、初めにですね、講演という形で皆さんのこれから考えるヒントとか、あるいは、アイデアみたいなものを醸成するという意味で話をしていただいたんですが、その後、皆さんがグループに分かれて今日の話なんかを材料にしながら三重県らしさってなんだろうというようなことをテーマに、いろいろディスカッションをしました。
これは何も答えを出すんじゃなくて、まず今回初めてでしたので、まずそのチームの仲間たちとの交流も含めて、また次、自分たちがどういうふうに話を進めていけばいいのかというような、そういう進め方みたいなのを学ぶという意味合いでずっと5時までさせていただいて、成果として、その日こういう成果というものが出ているわけじゃないんですけども、その次の2日目につながるという意味で、まずモチベーションを高めて、それから自分たちがこれから取り組んでいくということ、その意識をさらに強化したというか、そういうような形で1日目は終わりました。
2日目の話もちょっとさせていただきますと、2日目も初めに、コーディネーターの方に来ていただいて、SDGsの観点で地方創生をどういうふうに進めていくかということをまたみんなで話し合いまして、SDGsの17のゴールを、1つのプロジェクトに見立てて地域づくりについてみんなで考えるという、そういうような話合いをしました。
今、メンバーに宿題を出していまして、その宿題というのは、それで話し合ってみんなが考える地域課題って何だろうかというのを今みんなそれぞれ考えて、次回にそういったものを話して、具体的な企画につなげるように取り組んでいくと。今、こんなふうに進めています。
○青木委員 どうも詳しくありがとうございます。
新たな日常ということなんで、具体的に、整理して生かしていかんと意味がないので、その辺もまたきちっとポイントを押さえていただきたいと思います。ありがとうございました。
○木津委員長 ほかにございませんか。よろしいですか。
〔発言する者なし〕
○木津委員長 なければ、(1)地域の未来と若者の活躍に向けた高等教育機関の充実について及び(2)さまざまな主体との協創による「新たな日常」に向けた地域課題解決推進事業についての調査を終わります。
(3)広域連携の取組(知事会議の開催結果)について
(4)三重県総合教育会議の開催状況について
(5)審議会等の審議状況について(報告)
ア 当局からの資料に基づき説明(髙野副部長)
イ 質問
○木津委員長 それでは、御質問等があればお願いをいたします。
○中森委員 東海3県のですね、知事会議ということで、いろいろ新型コロナウイルス感染症に関わる課題が大きな課題となるわけでございますけれども、三重県から心配するというよりも、愛知県の場合は、愛知県と名古屋市というんですか、名古屋市の影響により愛知県が影響されているというのか、愛知県知事の判断で全てそれで掌握できるのか、ややもすると、名古屋市の状況がこの3県の会議で反映されなかったら意味がないかなという心配するんですけど、その点は大丈夫でしょうかね。大丈夫だったかなということや。
○楠田課長 中森委員の御指摘のとおり、この名古屋市と愛知県の関係については、ちょっと我々も少し思うところがあったので愛知県に確認をしたことがあります。そのとき愛知県もはっきりと、名古屋市の感染状況とか、名古屋市の対策についても県である愛知県がしっかり聞いてまとめて、それで大村知事がその会議の場で発言させてもらうと、そのように聞いておりますので、そこは大丈夫だというふうに思っております。
○中森委員 東海3県ですね、特に名古屋市の影響が左右されがちというんか、されやすいという状況については、変わりないわけでございますので、三重県からすれば、愛知県知事と連携を深めて、名古屋市の状況による対策が含まれるように、また三重県としての協力とかそういう協調ができるよう改めてお願いしておきます。ありがとうございます。
○木津委員長 ほか、ございませんか。
○三谷委員 1点だけ、広域連携の取組の1番目の113回中部圏知事会議、この中部圏といいますか、静岡県も当然入っているわけですよね。そこで三重県から「リニア中央新幹線の東京・名古屋間開業効果の最大化と一日も早い全線開業の実現について」ということを提案して、賛同を得ましたと出ているんですが、静岡県は、このときは、今の例の南アルプスのトンネル掘削による大井川の水の枯渇だとかいろんなことで異議を申し立てておられるわけですが、賛同したんですか、静岡県ももろ手を挙げて。
○髙野副部長 こちらの提案についてですね、静岡県のほうも賛同をいただいております。
○三谷委員 特にそういう附帯の御意見はなかったということですか。
○楠田課長 私もウェブで同席しておりましたけども、その際、静岡県からは御意見はございませんでした。
○三谷委員 分かりました。
○木津委員長 ほか、ございませんか。
○喜田委員 1点お願いします。
16ページマル2番、「自立と社会参画に向けた外国人児童生徒教育について」の最後の黒丸は、これは知事の発言でしょうか。
○髙野副部長 そのとおりでございます。
○喜田委員 その最後のほうに、「組織や部局の壁を越えたきめ細かな支援」というような発言がございますが、このあたりちょっと具体にどのような戦略を戦略企画部として捉えているのか教えてください。
○藤本課長 ここの組織の部局の壁というのは、その上に書いてありますとおり、MieCoであったりですね、外国人を支援しているNPO、ここら辺は環境生活部の所管になっていますので、単に戦略企画部とか教育委員会だけでやるんではなくて、そういう関係者あるいは関係機関を所管といいますか、連携している取組を進めている部局ともしっかり連携してこれから進めるようにというのが発言の趣旨でございます。
○喜田委員 その環境生活部の所管になるのは間違いないと思うんですけれども、外国人の支援であるとか児童・生徒の言葉の壁を乗り越えるための教育であるとかということは、この三重県の中で就労とか経済とかですね、そういうふうな仕事の面で考えると雇用経済部も関わってくると思いますし、そこを充実することによって、社会の循環の中に外国人の人たちも入り込めるというような持続可能な社会というふうなところにこれをきちっとやっていくことは大事だと思うんですよ。
私は、総括的質疑で質問をする予定だったんですけども、これは環境生活部でもロードマップがないんですよ、全部単年度予算。こんな1年でできるわけがないのに、2年、3年考えたロードマップがなくて、それに対して予算がついていない。この組織やいろんな部局の壁を乗り越えて連携してやっていかないといけない、教育委員会、環境生活部、雇用経済部含めてやっていかないといけないと知事も言っているけども、そこの絵を誰が描いていくんですか。
○福永部長 この総合教育会議の開催趣旨はですね、教育に関して教育委員会だけがやるんじゃなくて、知事部局の各部局もしっかり連携してやるために情報共有だとか、いろんな方針の確認とか、そういう意思疎通を図るためにやる部分でありまして、この日は、この夜間中学なんかも含めて、外国人の教育に関して教育委員会から発表があったんですけれども、それを受けて知事からも、その知事部局もしっかり連携してやっていかないかんということで発言があったということですので、我々も知事部局の中でしっかりそういう発言も共有していきたいと思っていますし、今の委員から御指摘のあったこともしっかりと環境生活部や雇用経済部に伝えていきたいと考えます。
○喜田委員 ありがとうございます。
この場でのそういうふうな発言によって、そういうふうな意見が出て、そういう方向が示されてということは承知、分かりますし、今後ですね、これを実現していくために、環境生活部のダイバーシティ社会推進班と私は意見交換しているんですけども、やはり厳しいのが単年度予算とか、だからロードマップが描けない。国からの事業で調査はしたけども、それをいかに生かしていくか、展開していくかといろんなところと連携しながらというのがなかなか描けないということが大きな課題かなと思いましたので、ぜひともその戦略企画部がそういうふうなところに深く関わっていただいて、部局横断的な連携の中でひとつそういうふうな方向が示されていくべきではないかなと思いますので、これは意見ですけども、よろしくお願いしたいと思います。
○木津委員長 答弁はよろしいですか。
○三谷委員 今のに関連して。部局横断だとか、壁を乗り越えてやっていくということの、そういうことのコーディネートをするのがまさに戦略企画部の役割ではないかとこう思うんですよね。単に他の部局に意見を伝えますよとかって、そういう話じゃなくて、全体を総合的に掌握して、戦略企画なんですから、もう少し積極的な役割というのを部長の口から聞きたかったですけど、そういうのはないんですか、そういうお考えはないんですか。
○福永部長 御意見をしっかり受け止めたいと思います。一方で、例えば産業振興ビジョンには、いろんな各部局のことが書かれていますし、教育ビジョンには各部局に関することが書かれていますし、今のひきこもりの問題にしても、それぞれの部が集まって議論していますので、うまく回っていることに対して口を挟む必要のない部分もありますので、我々としては、しっかりできていないところとかには目を配りながらですね、戦略企画部の役割を果たしていきたいというふうに考えます。
○三谷委員 ぜひ自信を持ってですね、県庁全体をコーディネートしていただきたいということをお願いして終わります。
○青木委員 関連してなんですけれども、例えば部全体、ちょっと全体で申し訳ないですけど、未来のあれ、これちょっと項目終わっていますけどもね、地域の未来と若者の活躍に向けた高等教育機関の充実、機関の充実をするのは分かるんですけれども、例えばそのためには、育てて県内に就職なりしようと思ったら、その県内の業者が育成されとらんとですね、受皿として全然進まないということで、関連がちょっと関連になってしまいましたけれども、そういったことも最終的に戦略企画でそこまで見通した上で、今こういう高等教育機関を充実させるにはというようなと考えていかないと、ここは、うちはここで担当したらええんやといって、またどっかの部局頑張ってくださいねでは非常にですね、見通した形での県民へのプラスが少ないんではないかと思っています。感想ですけど、どうですか。
○福永部長 我々は地方創生の担当部局でもありますし、若者の県内定着の担当部局でもありますので、そういう雇用の創出とか移住の促進とか、そういう大学政策とか、そういうのは非常に重要な部分だと思っていますので、今、企画課のほうでそういう会議、庁内会議も持っていますので、しっかり連携できるように取り組んでまいりたいと思います。
○青木委員 例えば実際にですね、業界、いろんな業界あると思うんですけど、そこの方々を育てようと思うと、やっぱり県土整備部の部分とか、いろんな関連してくると思うんで、県内業者が育つということは、その中での就職の専門家が増えるということもあると思いますので、それが県外ばっかり行っとったらえらいこっちゃなというようなことも思いますので、すいませんが、その辺も押さえていただきたいなと思います。よく分かりました。ありがとうございました。
○木津委員長 ほか、ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○木津委員長 ないようですので、なければ、(3)広域連携の取組(知事会議の開催結果)についてから(5)審議会等の審議状況についてまでの調査を終わります。
(6)その他
○木津委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら、御発言をお願いいたします。ございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○木津委員長 なければ、これで所管事項の調査を終了いたします。
2 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
戦略企画雇用経済常任委員長
予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会委員長
木津 直樹