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令和2年4月24日 予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会 会議録

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予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会
会議録
(開会中)
 

開催年月日   令和2年4月24日(金曜日) 午後1時57分~午後2時57分
会議室      302委員会室
出席     9名
          委員長     東   豊
          副委員長   小島 智子
          委員      小林 貴虎
          委員      野口  正
          委員      藤田 宜三
          委員      稲垣 昭義
          委員      服部 富男
          委員      舘  直人
          委員      中川 正美
欠席    なし
出席説明員
[雇用経済部]
          副知事兼雇用経済部長事務取扱     廣田 恵子
          観光局長                    河口 瑞子
          副部長                      野呂 幸利
          次長兼太平洋・島サミット推進総括監   増田 行信
          次長                       松本  将
          雇用経済総務課長              杉野 京大
          雇用対策課長                 田中 誠徳
          三重県営業本部担当課長         山本 佳子
          中小企業・サービス産業振興課長     鈴木 さおり
          創業支援・ICT推進課長          上松 真也
          企業誘致推進課長             平井 靖士
          観光政策課長                横山 正吾
          観光魅力創造課長             寺本 久彦
                                      その他関係職員
委員会書記
          議事課     主査  中西 孝朗
          企画法務課  主査  米澤 明子
傍聴議員    2名
                   石田 成生
                   山本 里香
県政記者   なし
傍聴者   なし
議題及び協議事項
第1 分科会(雇用経済部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第99号「令和2年度三重県一般会計補正予算(第2号)」(関係分)
 2 所管事項の調査
 (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
 
【会議の経過とその結果】
 
〔開会の宣言〕
 
第1 分科会(雇用経済部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第99号「令和2年度三重県一般会計補正予算(第2号)」(関係分)
    ア 当局から資料に基づき補充説明(廣田副知事)
    イ 質疑

○東委員長 それでは、御質疑があればお願いいたします。

○野口委員 お聞きしたいことがたくさんあってあれなんですけど、さっきの会議でやったときに、予算ですね、50万円となると莫大な数になりますよという話でした。そのときに、国から1兆円の予算というか交付金か助成金といった格好で出ると言ったんやけど、各県にこれがまかれると思うんですけど、リーマン・ショックよりは少ないというような話をしとったんやけど、今のを見とるとリーマン・ショックより大きい被害が出るだろうということで、再度確認したいんですけど、もし予算がなくなった場合、いろいろな方法をやるということでしたけど、具体的に何か予算的なことというのはあるんですか。

○野呂副部長 先ほどの全員協議会でも総務部長からお答えさせていただきましたけど、予算の枠組みといいますか、考え方でございますけども、新型コロナウイルス感染症防止対策については、国の責任で今回交付金もつけていただいておりますので、その分に係るものは国できっちりと見ていただくというのが第一原則になりますので、今度はどれぐらい割り振られるか分かりませんけれども、県がやっている対応について応分の負担をいただくようにしっかり求めていきますし、もしそれが配分で足らなければ、知事も常々言っているみたいに、しっかり上積みしていただけるように、これが第一原則で、我々としてそれが足らないというふうにはならないようにしていくというのが第一だと思っています。
 一方、我が部の中にも、もう新型コロナウイルス感染症の関係で事業をやめざるを得やんというのが幾つか出てきておりますので、その財源も十分に活用しながら、財政調整基金もありますし、9月、10月になりますと昨年度の不用額というか、決算の剰余金も出てきますので、そういうものもしっかり使いながらやらせていただく。
 再度言わせていただきますけれども、いずれにしても、1兆円の分が足らないということで何か対策をやらないという方向にはないというふうに考えています。

○野口委員 ありがとうございました。
 それと、これはかなり厳しい状況で、例えば廃業とか倒産というのがかなり出ると思うんです。そこら辺のめどというのは失礼なあれなんやけど、そこら辺の予想というのは大体計算というか、把握というか、何かされておるか、そこら辺がもし分かればで結構です。

○増田次長 現在、景気の動向につきまして、11年ぶりに景気が悪くなっているということは、明確に国内経済が悪くなっております。
 それとともに、まず、倒産、廃業については、今後増加すると私どもは考えております。一方、それをできるだけ抑えるような努力は現在も資金繰りを支援しながら、それもリーマン・ショック時を上回るような規模で今回提案をさせていただいておりますので、このような資金制度をしっかりと活用いただくように、もちろん金融機関と一体となってやらせていただくというのが、まず心構えでありまして、まず、倒産、廃業をできるだけなくすというのが、私どもの取組の大前提となっておりますので、関係機関と連携してやらせていただきます。
 結果的にどうしても倒産、廃業になってしまったという方々も当然あるんですけれども、できるだけそうならないように、例えば倒産の危機に直面した企業には、三重県中小企業再生支援協議会という別の組織がございますので、ぜひこういうところで再生をやっていきながら、地域に企業が残るような取組を連携してやらせていただきたいと考えております。

○野口委員 いつまで続くか分からない状況で、下手をすると来年までかかりそうなんですけど、経済的な影響ってかなり大きいと思う。
 さっき言ったように生活とか、給料、そんなのが下がるのは別として、企業が倒産とかそんなことで大変なことになると思いますので、そこら辺は十分気をつけていただいて、もうどうのこうのって今、状況は分からんと思うんで、そこらも含めて、ちょっと見守っていただければと。
 協力金の件ですけど、一部漏れている方、今日ちょっと東委員長が質問されていたんですけど、渡船とか理容、美容というのが出ているんですけど、確かにここら辺も密といえば密ですし、その人たちも個人営業がかなり多いと思うんですけど、かなり影響は大きいと思うし、私らも、もともと行く気はなかったんですけど、行くといってもなかなか行けないよと。となると、当然行けないと。当然その影響がかなり出ると思うんですよ。
 さっき言ったように渡船の方々も基本的な考えとしては、旅館やホテルは閉めるから、それについて県外から来ないだろうという前提かなというところがあるんですけど、ただ、議員でも好きな人はおって、結構行く人もおるもんで、そういう人たちもやっぱり来れば、当然いろんなところであるし、特にさっき言った渡船なんかは同じところに乗るわけですから、本当に密というか、なると思うんです。
 ここら辺について、県としては考えていないということでしたけど、実際問題このままにしといてええんかという思いがあるんですけど、そこら辺はどうなんですか。

○野呂副部長 細かいところは先ほども答弁させていただきましたので、足らなければまた次長のほうで補足はしますけども、様々御意見いただいて、雇用経済部として何ができるんか、県として何ができるのか、国との調整も含めて、お金がないとかあるとかではなくて、一体何がどういうふうにできて、それがバランスってどうなのかみたいなのも含めて、全体的に曖昧な言い方で申し訳ない、まだ要望も受けて走りながらやらせていただいていますので、そういうのも全部バランスも考えながら、何ができるかというのを考えさせていただけたらなと思っております。

○野口委員 意見としてちょっと言わせていただきたいんですけど、実際問題50万円という協力金でやりますけど、それで済むわけがないし、本当に私どもも電話がかかってきたりすると、ほとんどお客さんが来ないよと、かなり聞いています。実際そうだと思うんです。これは議案もありますんで、さっき言うたように5月6日までという話ですが、延びる可能性も多分にあると。あと、どうするのかという問題も、後の方が多分質問されるんだろうと思うんで、そちらへ譲っとくんですけど、そこら辺も含めて。業種によって分けたと。ただ、業種で分けたけど、業種もやっぱり影響は一緒だけ受けとるんですよと。どうしても、変な言い方ですけど、店を開いてもお客さんが来ないからという、それやったら一緒やんかと。船でもそうだと。渡船の関係でも、やってもお客さんはやっぱり来ないよと言うとる、だからほっとけというわけじゃなくて、そういう人たちもやっぱり何らかの形で援助というか助成というか、そういうやつが要ると思うんです。だから、そこら辺もぜひ検討していただければと思いました。これは意見として。後の方から多分いっぱい出ると思いますんで、よろしいです。

○小林委員 関連で。
 これは協力金という話じゃないですか。改めて、当然公の場で確認をしたいんですけどれも。休業補償ではないというふうに再三にわたって聞いています。休業補償でなくて協力金だという理由を一度お願いできますか。

○増田次長 この協力金の趣旨につきましては、まず、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づいて休業要請等を行った施設で、それに沿って感染拡大防止の観点から御協力いただいた施設の運営者の方々へのある意味お礼というか、皆さん一緒にやっていただきましてありがとうございますという意味の趣旨で交付させていただくものと考えております。

○小林委員 特措法に基づいてというふうにざくっとまとめられて、協力いただいた、の前に感染拡大のというふうに言われたわけですけども、そもそも感染拡大を防止するためが目的だということでいいわけですよね。
 すなわち、当然今回その後出てくる持続化給付金だったりとかいろんなものが、似たような時期にばあっと出てくるので、それぞれの目的が違うはずで、今回の協力金に関しては、必ずしも経営が疲弊しているからそれを助けるためのものでの50万円ではないということですよね。

○増田次長 そのとおりでございます。

○小林委員 そこで、今回の休業要請の内容の別冊を見させていただいて、イベントと書いてありますけども、「イベント自体は「3つの『密』」等に該当しないものであったとしても」、要するに野外のことも含めてなんだろうと思いますけども、「一定規模の人数が集まる、県外から参加者が見込まれるなどの場合には、原則、中止または延期」を要請する。ここが実施内容の頭のほうにあるわけで、基本的には感染拡大阻止、県外からの流入を防止ということが、二つ大きなものだと思うんです。だからこそ、今日の午前中、東委員長が言われたのが、じゃ、渡船はどうなんだということなわけですよね。
 なので、リストを見せていただいて、例えばデリバリーヘルスなんていうのがあって、こんなの、我々の三重県にどれだけ業者があって、それに対してどれだけの感染リスクがあって、利用者の数がどれだけあるのかということを考えたときに、わざわざ県外から来る人もいないでしょうし、対して渡船に来る釣り人の数は市をまたいでたくさんある。加えて、今まで既にたくさんの県外の方々が来ていて、平常時は我々の県外誘客のために県外の方に売り込みに行っていたわけですよね。
 ですから、これは東京都には当然ないことなので県独自のもの。17日に全国でということになって、20日に発表するんだという時間が短かったことは重々分かった上で、それでも27日に申請書ができるわけですから、この議会の議決を受けてのことだと思うんです。
 もちろん休業してくれと言ったのは22日からですけども、まだ書類ができていない以上は今の段階で変更が可能じゃないかと思うんですが、お願いしたいんですけども。

○野呂副部長 協力金の制度という前に、まず緊急事態措置の休業要請については、三重県新型コロナウイルス感
染症対策本部としてやっていただいている、部局が違うのでという答弁になってしまいますが、協力金については、休業要請に基づく協力金として柱立て、枠組みでつくらせていただいていますので、まず、休業要請あっての協力金ということで、御理解をいただきたいと思います。

○小林委員 すなわち、今お話しされているのは、休業要請を決めたのは我々のところじゃないんだということですか。

○野呂副部長 説明が丁寧でなくて申し訳ないです。非常に心苦しいところはありますけども、まず、協力金の制度自体は先ほど次長が説明したとおり、それに伴うということでやらせていただいております。委員がおっしゃるとおり、それについてどうなんだという話はあるんですけども、今我々がお答えできるのは、休業要請の柱立ての中で、雇用経済部として協力金の柱立てをしておりますので、委員がおっしゃいます本体的のコアな部分のところについて、今から休業要請ができるのでやりますとか、やらないですとかというのは、申し訳ないですけど、ちょっと答弁はできないというところでございます。

○小林委員 もちろん、できる、できないということに、ここの場でイエス・ノーを求めるつもりはないので。そんな権限も持っていないことはもちろんよく分かっているんです。ただ、27日までまだ時間があるので、これは検討いただくべきことじゃないのかということなんです。
 もちろん国との折衝が入ってくることで、国がお金を出すことだということもあるので、県だけで決められるものじゃないというのはよく分かっています。ただ、ここは三重県庁なわけですから、三重県の事情はやっぱりちゃんと国にお伝えいただくべきだと思いますし、その中の一つ顕著なものが渡船だというふうに思ってます。
 あと、私の地元のところでなんですけども、同じく県外からの流入者がたくさんあるところで、当然お聞き及びだと思いますけれども、地元の組合からの要望が上がるという話になっていて、今朝の新聞であっちやこっちやとややこしい話なんですけども、基本的に皆さん、英断いただいて、既に休業に入っている。これは休業補償がない形ででも、地元の皆さんがやっぱり、近隣にたくさん車が止まっている、その周りでコンビニも使う、接触がある、当然接触、ドアノブだったりトイレだったりとの感染源だと言われている中で、コンビニにも行けないじゃないかという話で、そういったお声に対応いただいて、しかも堤防改修があって、今年度何とかそれを戻そうかとしていたところで、今回のコロナの騒ぎであったにも関わらず、やめていただいた。これで50万円、それは出してほしいというのが心情だと思います。目的はやはり県外からの流入を阻止するためということで、自分たちが身を切ってやっていただいたということなので。こんなこともあります。なので、これも三重県の特殊事情だと思います。
 あともう1点、理美容と言われましたけれども、これは県全体の話を私は知らないんですが、一頃私が頂いた話で、少なくとも津市に関しては全国で理美容施設の数が人口1人当たりの数、最多だという話があるわけです。たくさんの利用者がいて、どういう風土か分からないですよ、たくさんの方が使われて、しかも1時間、2時間の接触がある。濃厚接触なわけです。なので、美容師の方々も自主的に休業しているところもあれば、そうじゃないところもある。東委員長の今朝の話じゃないですけども、あっちもこっちもやっていたら、結局みんながばらばらになっているので、結局1か所に集まる。するとそこがさらに危険のリスクが高まるということなので、ここも含めて、今3業種お話をしましたし、たくさん、山のように電話を頂いていると思うので、整理しなきゃいけないところがあると思います。
 なので、改めて27日までの再考をお願いしたいのと、これはもうこの先の話になりますが、たらればで、今から分からないですけども、県外の学校もということもありましたので、5月7日以降という可能性が出てきたときに、また仕切り直しということになります。少なくとも、27日が間に合わなかったとしても、5月7日以降の判断のときには、必ず今回の県民からのフィードバックを反映していただいて、国にここは交渉していただきたいなと思うんですけども、その意向をお伺いしたいんですが。

○野呂副部長 種々頂いている意見は全くごもっともだと思いますし、ちょっとしゃべらせていただくと、コールセンターに私も少し入らせていただいて、最初10人体制が三十何人という中で、変な話ですけど、職員が昼食を取る間もなく夜中までやらせていただいている中で、何人かの方々に非常に心を打たれるというか、そういうのもたくさんあります。それはもう、さっきおっしゃった我々としてちゃんと協力しているのに何でなんやという話もありますし、一方、対象にはならんけど、あんたらがそうやって、知事も言うんやったらやめるわ、休業するわという方もたくさん見えますが、当然何で入らないんだという方もたくさんお見えになります。
 その中で、我々としては与えられた休業要請の範疇の中で、なるべく実情をたくさん聞かせていただいて、その実情で、我々の判断にもなりますけども、幅広く任意で取らせていただくという知事のそもそもの姿勢がありますので、切っていくのではなくて、何とか拾えないかというところをしっかりコールセンターでも話を聞かせていただいて、変な話、怒られながら、教えていただきながらやらせていただいたところです。
 一方、おっしゃいました、いわゆる海の関係のところからも、実際もう要望書を頂いておるところでございますけども、最初に、今の協力金の柱立てについては、さあ、いろいろ頂いたのですぐ変えますというのは、今までお答えした方も含めて、制度の整合性も考えて、残念ながら私の今の立場ではお答えできませんし、制度を守る身としてはなかなか難しいかなというふうに思います。
 一方、たくさんこうやって頂いて、休んでいただいている方もありますし、さっき藤田委員から頂いた宿題もありますので、そこはちょっと最初に言いましたけども、本当に抽象的なことしか言えませんけども、様々できることについて、国ともしっかり協議をしていきながら、要望であるのか、県単で何かやるのか、市町とまた協力するのかも含めて、ない知恵を絞ってしっかり考えていきたいなというふうに思います。
 全体のお答えとしては、以上です。

○小林委員 ありがとうございます。

○東委員長 よろしいか。 

○小林委員 ついでに別件でもう1点。

○東委員長 どうぞ。

○小林委員 先ほどの件、ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。
 もう1点なんですけども、当然前回から出ていて、同様な時期でいろいろ、いける、いけないといった話で、経営向上支援新型コロナ危機対応補助金の件で、あれは前回、3月31日に出てきたときに、その目的として今出てきている持続化給付金みたいなものがまだ先になると。でも、今目の前で運転資金が大変だということで、本来のこの制度の目的を若干変えて、わざわざコロナ危機対応というところを入れて、とにかく使ってくれという形で、正味な話、言っていただいた内容だというふうに記憶をしているんですけども、その上で、当然元の制度そのものが違う目的のもので、最終的に事業拡大であったりとか、販路拡大のためにつくったものなので、言ったら申請の書類が非常に大変だ、煩雑だ、これですぐに手元にお金は入らないじゃないかという話があったはずです。
 今、そろそろ審査の結果が出てきたところで、悲喜こもごもあるんだと思いますが、これはまた計上されているというふうに認識していいんですか。

○増田次長 三重県経営向上支援新型コロナ危機対応補助金につきましては、3月31日に議決いただきました予算をもって、先日応募を開始し、また、17日で締切りをさせていただきました。
 審査を速やかに行わせていただいた結果、申請件数は788件と予想を大きく上回る件数で、三重県の方々から三重県版経営向上計画のステップ2及びステップ3で計画書を出していただいて、併せて事業の補助金の交付申請をいただいたわけでございます。その中で、交付決定が昨日決まりまして、320件を交付決定させていただいたところです。
 昨日交付決定をしましたので、速やかに概算払いの請求ができるということを併せて告知しまして、資金が必要な方には、速やかにお手元にその補助金相当額が行き渡るように、今取り組んでいるところでございます。
 委員が言われましたように、これにつきましては、大変ニーズが高く、このような厳しい状況の中でも、やっぱり計画をつくって、次へチャレンジしていこうという意欲の高い事業者がたくさんいることが分かりましたので、これに応えていく必要があるだろうということで、今回の補正予算にもほぼ同額なんですが、予算を計上させていただいているところです。

○小林委員 そこでなんですが、31日のときは冒頭に改めて確認したとおり、持続化給付金が出る前の今の運転資金だということで、お話ししていただいたとおり、概算払いもできますよという通知をしていただいた。概算払いの話はもう少し別の話で言いたいことがあったんですけれども、それはとりあえず置いておきまして、持続化給付金は、恐らく5月の半ばか頭ぐらいには受け付けが始まるだろうと。要するに国会の審査が通り次第、多分申請開始になるんだろうと思います。
 そうすると、今度、この経営向上のことに関しては、その前後、似たような時期に再度ということになるんだろうと思うんです。そうすると、最初のコロナ危機対応というふうに今回わざわざ変えた、とりあえず概算払いでいいからお金が欲しいという方への対応とは少し内容が違ってくるんじゃないかと思うんですが、それでも、改めて経営向上ということで、コロナ危機対応という同じ制度の名目で、また同額を出すことの理由というのは、もう少し明確にされたほうがいいんじゃないのかなと思うんですけど、いかがですか、

○増田次長 先ほど少し触れましたが、基本的に経営向上支援新型コロナ危機対応補助金につきましては、計画を立てて自らの経営を少しでもよくしていこうという意欲の高い方々に、今回の資金繰りが厳しい中で取り組んでいただくということを私どもとして支援していこうということでございますので、まず経過的に、今回の申請で、既に計画書を出していただいた中の半分以上が採択を受けていただけなかったということもありますし、これらの方々の再チャレンジの機会も必要だろうということで判断をしまして、こういうような第2回目の取組をさせていただくということになっております。

○小林委員 ちなみに今回、第1回目は非常に期間が短かったですよね。今度はどれぐらい猶予をいただけるんでしょう。

○増田次長 まだ時期については確定をしておりませんが、基本的には資金需要に応えるということであれば、この予算を認めていただいた後に、すぐにやるべきなんですが、現在、事業活動の休止要請をしている時期でもあります。つまり、一定程度ブレーキを踏んでいる事態でもありますので、この期間が今のところ5月7日から解除される見込みでありますので、それ以降に募集開始をさせていただくことを考えております。

○小林委員 期間は。

○増田次長 先日は申請から締切りまで9日間ぐらいの日程しかなかったんですけれども、それを少し延ばさせていただく。つまり5月末頃までは、これまでの方のブラッシュアップであったりとか、また、新規につくっていただくための期間を取りまして、国の持続化給付金とも少し給付時期は重なるかもしれませんけれども、これは県内の頑張る方々を応援していこうという視点でありますので、そういう形でやらせていただきたいと考えています。

○小林委員 分かりました、ありがとうございます。

○藤田委員 関連してですけども、まず、778件あったうちで320件に絞ったというのは、内容が三重県版経営向上計画に即していなかったということですか。予算的な問題なのか、その辺はどうですか。

○増田次長 これにつきましては、まず、ステップ2は定額で50万円、ステップ3の場合は100万円という形で募集をかけております。
 やっぱり今回予算を認めていただいた1億9000万円余りにつきましての額の範囲内で交付決定をいたしました。

○藤田委員 そうすると、予算の上限があって320件にならざるを得なかったという理解ですね。
 この件に関しては、いろんな方から直接連絡もいただいて、御相談もいただいておりましたので、同額を今回の補正予算に入れていただいて、そして、再チャレンジも含めてやっていただくということですので、一つは経営者側からすれば、非常に厳しい中で、非常に大きな金額だというふうに思っております。特に中小企業においては。
 逆に行政から見れば、このことによって底辺を底上げするという意味では、非常にいい施策かなというふうに思っておりますので、この辺のところはぜひ。さはさりながら早く、期間は取って早く判断していただきたいという要望を申し上げて、とりあえずこの件に関しては。

○稲垣委員 協力金は27日から申請開始ということで、基本的に皆さんが気にしているのは、やっぱりいつ現金が入ってくるのかというのが気になっているところだと思うんですが、もちろん急いでやっていただいていると思うんですけど、大体のめどでいつぐらいに手にすることになるのかというのが1点目。
 もう1点が、先ほど小林委員の質問にもあったんですけど、5月7日以降、休業要請が継続する場合。例えばですけれども、それで終われば別に問題ないんですが、継続した場合には休業者は継続するわけですから、さらなる協力金ということを考える必要性もあるのかなと思いますが、財源の問題もあるとは思うんですけど、そのあたりについての雇用経済部としての考え方が2点目。
 もう1点は、マスク、消毒液の新規の製造の企業、事業者ということの補助金ですけども、これはこの「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告を見ると、1億5000万円で、補助金というのは大体今までどこどこと事業者が出てきてこういうのが出てくるんですけど、額が大きいからこれなんでしょうけど、未定ということを入れてもらってありますが、これはこれから、まだ公表されていないけど、もう決まっているという話なのか、あるいは全くゼロで、募集しているようなイメージなのか、この捉え方がこうやって出てくるとどうなのかなという気がちょっとしたもんで、そのあたりも教えてもらえますか。

○野呂副部長 ありがとうございます。後ほど私のほうで説明させていただく内容でございますけれども。

○稲垣委員 ここまでまだいっていないんやったっけ。

○野呂副部長 いっていないです。

○稲垣委員 ごめんなさい。じゃ、こちらは後でいいです。

○野呂副部長 協力金で5月7日以降休業要請が出たらどうするのかというのは、現段階でまだ状況が分かっていないので。お金どうこうというよりは、どういうふうに我々として休業要請をしていくのかみたいなところもありますので、今のところ、申し訳ないが、有効な答えを持ち合わせていないということですけども、先ほど小林委員からも言っていただいて、委員長からもあのときに言ってもらったとおり、復唱になりますけど、様々な声も含めながら何ができるかという中に、そのことも少し出てくるのかなというふうに思っております。

○増田次長 今予算で上げております協力金の受け付けと支払いはいつなのかという御質問ですが、基本的には27日に募集要項を公表いたしまして、翌日、28日から受け付けをさせていただきたいと思います。順次交付決定というか、交付の審査をさせていただきながら、できるだけ速やかに決定をしまして、実際に協力金をお支払いというか、お手元に届く時期が最速で5月11日頃をめどに作業ができるように体制を組んでいるところでございます。

○稲垣委員 順次やっていただいて、最速で5月11日ということですので、もちろん申請の順番でということだろうと思います。
 単純に50億円を50万円ずつで割ると1万件になりますので、相当な数ですから早く、要は全部やってからとかいうと当然遅くなりますから。来た者順で対応いただくというのは今の答弁でよく分かりましたので、できるだけ早く。
 これは4月28日から申請開始で、後ろはいつまでですか。

○増田次長 受け付けの締切りは5月22日の午後5時までに必着した郵便物が締切りとなります。

○稲垣委員 分かりました。じゃ、できるだけこの最速でのところで多くのところがフォローいただけるように何とか御努力いただきたいなと思います。
 5月7日以降のことは、今議論してもあれなんですけれども、やっぱりこの休業要請に基づいて、協力金という形で今回の対応した、財政の苦しい中でやっていただいたのは重々県民とか事業者の方も理解しておるものの、これが続くようだと、その後どうなんだという話には当然なってくるかと思いますので、長期化する可能性がある中で、ぜひそのあたりについてはしっかりと検討していただきたいなというふうに思っています。
 あともう1点、さっきの三重県版経営向上計画のところで確認ですけど、そうすると今の藤田委員の質問の中で、320件は予算の額に合わせて交付したということですので、例えば788件あったうちの今回漏れたところが第2弾のところで、前と同じ内容やないかといって突き返されることはないという理解でいいですか。

○増田次長 三重県版経営向上計画の再交付決定320件につきましては、金額で切ったというよりも、むしろ、当然出された788件を複数の審査員で1次審査及び2次審査、事業の実行性、計画性という観点から様々な点でポイント制を行っております、そういう結果、総合点の中で上から320番目を予算との限度で今回の交付決定の案件とさせていただいております。
 なので、321番目以降につきましては、少なくとも三重県版経営向上計画の実行性という総合点がそれより劣後していたということがありますので、先ほど御質問のあったとおり、同じものを出されると、また同じ結果になる可能性がありますので、私どもとしてはできるだけ三重県産業支援センター及び商工会、商工会議所の経営指導員の方々に改めて計画の実現可能性等のブラッシュアップをお願いさせていただくということを併せてフィードバックさせていただいて、改めて再チャレンジをしていただけないかということで考えております。

○稲垣委員 了解しました。当然点数がですねということなんであれば、その努力、ブラッシュアップの必要はあるのかなと思います。補助金のことはごめんなさい、先走ってしまいました。また後で聞かせていただきますし、もう説明のときにそのまま答えてもらってもいいですので、よろしくお願いします。

○東委員長 ほかに。

○中川委員 私からも理美容の関係。各団体から強い強い要請がございまして、再考していただけるというふうに確信しておるんですが、どういう形で私どもに出てくるのか、仕組みがよく分からないものですから、こういう形でお願いしておるわけですけれども、そのあたりは。

○野呂副部長 今、愛知県が既に理美容に関しては県10万円、市町10万円の2分の1ずつの負担で出されているかに聞いています。
 しかしながら、我々がどうするかというのは、先ほども少しお話しさせていただきましたけども、そのほかにも様々課題がございますので、どういう支援をしていくかというのは幾つかのパターンがありますけども、どういうふうにするかというのは、まだ少し検討をさせていただいて、どこまでできるのかということも含めて、今、具体的にはお答えできないと。申し訳ございませんが、何ができるかということも含めて、ちょっと検討させていただきたいなと思います。

○中川委員 まあ、そういう答えだと思うんですが、そうしますと雇用経済部があって、いろんな部があるわけですよね。例えば先ほどの理美容の関係ですと、医療保健部の関係だと思うんですけど、そういう連携といいますか関係というのはきちっと緊密にやっておるんですか。そのあたりはどうなんですか。

○野呂副部長 三重県新型コロナウイルス感染症対策本部自体が当然複数の部局で入っていますし、当然この休業要請は防災対策部なり医療保健部なりが中心になってやっていますけども、委員がおっしゃるとおり理美容は医療保健部ですし、例えば福祉、介護であると子ども・福祉部であるとか医療保健部って、様々な部局が様々に影響を受けているところがありますので、そこはしっかり県庁の中でいろいろ話をしながら、例えば今、社会福祉の関係なんかでどうなんだみたいな話も頂いていますので、それは当然子ども・福祉部と医療保健部と連携して、国に要望するときはどれが一番いいんだろうということで、我々と医療保健部とでさっきも話をしていましたし、様々そこは連携しながら抜け落ちがないように知事の下、しっかりやらせていただきたいなというふうに思っています。

○中川委員 今、廣田さんが副知事で、部長を兼務してくれている。強力なそういう形でお願いしたいなと思います。
 もう1点、増田次長が太平洋・島サミット推進総括監ということで、これは来年のことでありますけども、グローバルな話だと思うんですけども、こういった御時世の中で、そういったものが一遍何か検討するとか、そういう話があるのかどうか、そのあたりの議論になっておるのか、そのあたりだけ確認したいんですが、どうでしょう。

○増田次長 第9回太平洋・島サミットにつきましては、まだ外務省から正式な日程は示されておりませんけれども、一応、令和3年に志摩市で行うというのにまだ変更はございません。

○中川委員 結構です。

○東委員長 よろしいですか。
 ほかにございませんか。

○舘委員 いろいろお話が出てきましたけれど、この協力金は、どちらにしても二つあるわけで、どちらにとっても先ほど野呂副部長がおっしゃったように、切るとか拾うとか、その線引きの中で、大変難しい判断があってここまで来ているわけだと思います。
 この50万円の協力金については、先ほど中川委員の質問の答弁にもあったように、雇用経済部だけではない県庁としてのいろいろな部が関係をしてきている。これは県の施策として行うわけですから当然のことだと思いますし、それについてはいろいろな声を聞き、現場を見、また現場からの声も聞き、状況も確認をしていただいていってここまで来ているんだというふうに思います。
 いろいろ皆さん委員の方からも指摘をいただいたことはまさにそうだなというふうに思うけれども、やはり担当するのは雇用経済部で担当するんだから、そこは責任を持って県民の皆さんにしっかりと内容について周知をしていただきたい。
 電話をかけても出られない、10回でええんか、30回ならいいんかということではなくて、県民の皆さんは本当に困ってみえる。その部分の中で協力をしようという、その姿勢に対しては、しっかり真摯な姿勢で答えていただく。それは先ほどの線引きのところでも丁寧に説明をしていただいて理解を得ることが一番大事やと思います。
 それともう一つは、今、稲垣委員がおっしゃったように、ゴールデンウイークがあって、ちょうどそのときに事務処理をするのか、取っかかりの事務処理のところはいいんであろうと思うけれども、できるだけ早期にこれを交付いただくこと、そんな対応をしていくことこそが、次なる第2波が来るかも分からない、大きな不安を抱えてみえる県民の皆さんへのまず一つ県としてやらなければならないことだというふうに思いますので、そこら辺のところをしっかりと取り組んでいただく、その決意だけお聞きします。

○廣田副知事 協力金については、先ほど全員協議会のときもいろいろ御質問とか御要望とか御意見という形で頂きましたし、委員会の中でも、本当に各委員のほうから、協力金についての関心というか、多分県民の皆さんのお声を一番身近に捉えていただいて、こちらに意見を頂いていると思うんですが、やはり行政的に線を引くというのは非常に難しいことですし、そして、一番は担当によって答えが違ってはいかんということで、いつも共有しながらですし、それは雇用経済部だけの話ではなくて、本当に全庁的に、農林水産部もあるし、南部地域活性化局もあるし、それから防災対策部もあるしということで、みんなで共有しながら、今のところ、特措法に基づいて休業要請がされた施設に対して、雇用経済部が協力金を出すと、そのスキームでやっておりますけれども、本当に事実が刻々と変化している中ということでございますので、要望とかそういうことももちろん頭に入れながらですが、そういうことは丁寧に一つ一つ考えながら、全庁の中でどういうふうにしていったらいいのかというのは、知事とも相談をしながら決めていきたいというふうに思っております。
 あと、できるだけ早期にということ、皆さんのほうからもやけど、やっぱり丁寧にちゃんとしなければいけないし、でも、早期にというのを非常にバランスがというところはすごく難しいところなんですけれども、両方を取りながら。早期に、そして丁寧、確実にというところはバランスを取りながら、みんなでもう一つギアチェンジをしながらやっていきたいなというふうに思っております。

○舘委員 よく分かります。
 それで、27日にはその手続等々の詳細について、それも公表するという形の中で、今日もQ&A的なものを頂きました。いろいろ、よくある質問であったり、答えはこうですよね。この答えを見ても、そんなんやったらこれはどうやなというふうなことを感じるところもあるわけです。実際の話、県民の皆さんが、県庁に電話しても出やんでと言うて聞いても、こっちもこっちで、そこまで、決定のところにも入っていませんから、難しいところがあるんで、大変忙しいだろうけれども、もう少しその声とかQ&A的なものを、具体的なものを、具体的って細かいもんを頂いても分からんというか対応できないんですけれども、一つの方向性的なQ&Aだけ、改めて頂けると、全議員の皆さんにいいんかなと思ったりもします。
 とにかく、その詳細が決まって、公表していただくときに、周知しながら、よく理解いただけるような場面もつくっていただきながら、理解いただきながら前へ進めてください。

○東委員長 いいですか。
 ほかにございませんか。

○服部委員 ちょっと観光局に質問させていただきたいと思うんですが。全員協議会でも山本里香議員から質問のありました9200万円の予算は、1泊が6000円の補償、20日、まあ20回あれば12万円という形になるんですね。
 これはもう3月の時点で、どんどんキャンセルがこの状況の中で起きてきているわけですね。ですから、4月22日から5月6日まで、この約2週間、そういったところででは判断が、既に予約がキャンセルされている状況なんです。もうほとんど空いている、休んでいるところがあるんですね。
 ということは、どういうふうな形で。5月7日以降がまだまだ収まらない状況であったら、また同じような予算的なことを含めてやられるのか。三重県だけが独自で考えていただいているこの9200万円ですけども、そういった状況はいかがですか。ちょっと教えていただきたいんですが。

○河口局長 既に休業いただいているようなところもありますし、また、宿泊施設につきましては、生活に関連する施設ということで営業をお願いしている部分でございます。
 4月25日から5月6日分で、既にキャンセルされている部分についても対象とさせていただく予定をしております。併せまして、5月7日以降どうするかということにつきましては、今、政府のほうでも本当に県境をまたいだような旅行について自粛をお願いするというようなことも出てきておりますので、改めて県として独自に宿泊事業者に対して何か協力金を設置するのがいいのかどうかは、国の方針も見極めながら、対応を考えさせていただきたいと思っております。

○服部委員 1点だけ。
 もう休んで閉館している、また収束すればやり始めますよというような、今休んでいる状況の中のホテルはどうするんですか。万が一あった場合。既に今休館ですと。

○河口局長 休館していただいているところも対象にさせていただく予定をしております。既に4月25日から5月6日までの予約の分でキャンセルをお願いした部分については、今回の協力金の対象にさせていただいてということで、ひとまず5月6日までの予約を、特に県外からのお客様を中心に、宿泊延期なんかをお願いしていただけたらと思っております。

○服部委員 そうですか。どうも済みません、理解不足で申し訳ないです。また、どうぞよろしくお願いします。

○東委員長 ほかにございませんか。

○小林委員 提案だけなんですけど、分かりやすい周知ということで、みえ中小企業支援策チャットボットってありましたけども、もう答弁は結構です、今回、協力金のところで、かなり年配の方が落ちているんです。聞いていない、知らないという話だったので、必ずどこかの、紙媒体での周知もたくさんいろいろあるので、検討いただきますようによろしくお願いします。

○東委員長 ほかにございませんか。
          〔「なし」の声あり〕

○東委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論      なし
    オ 採決      議案第99号(関係分)   挙手(全員)   可決
 
 2 所管事項の調査
 (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
    ア 当局から資料に基づき説明
    イ 質問

○東委員長 それでは、御質問等がありましたらどうぞお願いします。

○稲垣委員 先に質問してしまったので、答えていただいてあれなんですけれども、そうすると、今ある程度想定されているところがあって複数社、1社に限ったわけじゃなくて、場合によっては何社かに補助するということが想定されるという理解をさせていただきました。
 例えばなんですけど、もう1冊これを見ていて、これは企業誘致推進課の今1億5000万円ですけど、このフードイノベーション課で、農林水産部ですけれども、ちょっと部が違うのであれなんですけど、みえの県産品ネット販売緊急応援事業費補助金、未定と書いてあるのは、多分知事がこの間、記者会見か何かでやっていて、ジャパネットたかたか何かを使ってという、これは違うのかな、という想定をするんですけれども、我々に来る資料は未定で、知事は記者会見でどこでやるというのを発表しておるというのはどうなのかなというのをちょっと思って。これは農林水産部なので、違ったらごめんなさいね。勝手に想像、違うんですかね、これはまた別か。

○野呂副部長 私がお答えできるかどうか分かりませんが、そういうことで事前にやっといて未定ということは基本的にはないと思いますし、今、私どもの話でいうと、複数社という話もいろいろお声がけいただいていますし、ありますけども、なかなかこの金額で決定って難しいですし、何しろお認めいただかないと。企業もこの補助金がないとなかなか難しいですので、事前に決定しているわけではないというふうに思います。

○稲垣委員 なるほど。
 僕が誤解していた分は了解です。そうなのかな、勝手に思い込んでいましたので。
          〔「ジャパネットたかた、予算がかかった」の声あり」〕

○稲垣委員 ジャパネットたかたは関係ない。補足はいいんですけど。

○東委員長 いやいや、せっかくなんで。

○山本課長 ジャパネットたかたで今回三重県産品を御紹介いただいたということは、先方から、今回三重県内の事業者もかなり困っていらっしゃるという、全国的なことではあるんですけれども、ぜひ協力したいということでお話を頂いて、三重県内の事業者を幾つか御紹介したというような流れでございますので、今回の予算に関係するようなものではないというふうに考えております。

○稲垣委員 私も知事のフェイスブックでしか情報を見ていなかったんで、ちょっと誤解して捉えていた部分があったので申し訳なかったです。今ので了解しました。
 じゃ、そういうことで、この新規にマスクあるいは消毒液等を作っていただくところ、複数社のところで、しっかりそれが、これからそれぞれの企業としてのビジネスにつながっていくようにということで、支援もしていただくということで、先ほど全員協議会でもちょっと聞いたんですけど、この「マスクや消毒液等」の「等」に抗体検査キット、これはこれからの話だと思うんですが、恐らくこれからこの抗体検査というのを日本でもかなりの数をやっていくという流れになっていくのかなということを思います。
 そう思うと、やっぱり国産の抗体検査キットを作っていこうという流れになっていくべきだと私は思っていまして、そういう中で、例えば三重県の企業がやろうと手を挙げていくのに、しっかり支援していくというのを早く打ち出すというのも、一つの大事なポイントかなと思っていまして、そういう意味でちょっと全員協議会でもお聞きしたんですが、野呂副部長のほうからは、ほかの補助メニューにもいろいろあるんでというお答えでしたけど、ぜひそういうのをこの企業誘致推進課のほうで対応いただきたいなと思うんですが、改めてこの「等」で読めるのか、それ以外のメニューで考えていただけるのか、お答えいただけますか。

○平井課長 ありがとうございます。
 企業誘致推進課のほうで、企業投資促進制度で幾つか補助メニューというのがございまして、そこでも何かしら読める補助金等があるように、一度検討させていただきます。

○稲垣委員 平井課長に明確に答弁を頂きましたので、これから抗体検査の企業があるかどうかというのは今現在どうこうということではないんですが、恐らく世の中がそういうふうになっていくだろうなという中で、三重県の企業もやろうって手を挙げる、要は手を挙げてほしいなという願望も込めて、ぜひ県としてもそういうものも打ち出して、この新型コロナウイルスへの対応を企業としてやるものについては、県は全面的に支援していくんですよと、当然新たに消毒液や、今、マスクが足らないからそれを作ろうとしておるところは応援する、これから抗体検査をやっていこうという、国の流れになっていくんだったら、それをやるところを県は応援するというメッセージをずっと出し続けてほしいなと思いますので、ぜひよろしくお願いします。

○東委員長 いいですね。じゃ、要望ということで。
 ほかにございませんか。
          〔「なし」の声あり〕

○東委員長 なければ、これで雇用経済部関係の所管事項の調査を終了いたします。
 
 3 委員間討議
 (1)執行部に処理経過の報告を求める事項  なし
 
〔閉会の宣言〕
                  三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
                        予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会委員長
                                                     東   豊


 

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