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令和2年4月24日 予算決算常任委員会環境生活農林水産分科会 会議録

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予算決算常任委員会環境生活農林水産分科会
会議録
(開会中)
 

開催年月日   令和2年4月24日(金曜日) 午後1時57分~午後2時24分
会議室   201委員会室
出席   8名
    委員長      谷川 孝栄
    副委員長    森野 真治
    委員       喜田 健児
    委員       山内 道明
    委員       小林 正人
    委員       村林  聡
    委員       三谷 哲央
    委員       中森 博文 
欠席   なし
出席説明員
 [環境生活部]
    部長                     岡村 順子
    副部長                    奥山 孝人
    次長(人権・社会参画・生活安全担当)  辻  修一
    環境生活総務課長            朝倉 玲子
    私学課長                  柏屋 典生
    文化振興課長               荒川  健
    くらし・交通安全課長           森阪 剛士
                                 その他関係職員
[農林水産部]
    部長                     前田 茂樹
    副部長                    更屋 英洋
    次長(農産振興担当)           近田 恭一
    次長(水産振興担当)           荒島 幸一
    農林水産財務課長            村田 洋一
    フードイノベーション課長         福島 賴子
    畜産課長                  中村 雅人
    水産振興課長               伊藤  徹
                                 その他関係職員
委員会書記
   議事課     主査  岡野 俊之
   企画法務課  主任  奥村 克仁
傍聴議員   なし
県政記者   なし
傍聴者    なし
議題及び協議事項
第1 分科会(環境生活部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第99号「令和2年度三重県一般会計補正予算(第2号)」(関係分)
第2 分科会(農林水産部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第99号「令和2年度三重県一般会計補正予算(第2号)」(関係分)
 2 所管事項の調査
(1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
 
【会議の経過とその結果】
 
〔開会の宣言〕
 
第1 分科会(環境生活部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第99号「令和2年度三重県一般会計補正予算(第2号)」(関係分)
    ア 当局から資料に基づき補充説明(岡村部長)
    イ 質疑
 
○谷川委員長 それでは、御質疑があればお願いします。
 
○三谷委員 今御説明いただいた私学振興費の中で、私立高校生等奨学給付金で感染症の影響により家計が急変した世帯、ということなんですが、急変というのは、例えば収入が2分の1以下になったとか、具体的な物差しがあるんですか。
 
○柏屋課長 今回、この制度は、文部科学省の制度にこういったことが盛り込まれまして、県でも対応するということになっております。
 それで、例えばなんですけれども、保護者が失職等によりまして、生活保護受給世帯に相当するような金額ですとか、あるいは、非課税世帯に相当するような金額、そういったところに収入が落ちた世帯に対してこういった措置をするというふうになっております。
 
○三谷委員 そうしますと、当初の30万円の議論のときとよく似てくるんですけれども、住民税非課税だとか、生活保護ということになると、月収が10万円以下ぐらいに下がらないことには、これの対象にはならないということなんですか。
 
○柏屋課長 これは、文部科学省の、世帯収入の対象の例なんですけれども、例えば世帯の構成が3人の世帯の場合、保護者等の年収見込みが221万円余未満とか、そういった形で細かく世帯例の収入基準というものが設けられておりまして、それに当てはめて支給をしていくというふうになっております。
 
○三谷委員 あまりここで議論しても仕方がないと思うんですが、あまりにも条件が厳しいかなというのが率直な感想で、国からのスキームの提示があるんだろうと思いますけれども、やはり県としてもそれ以上にどうするのかというのは、御検討いただきたいなと思います。
 以上です。
 
○山内委員 念のための確認で教えてください。同じところなんですけれども、授業料以外の教育費を助成、ということですが、授業料に関しての考え方というのはどういった考え方なんですか。
 
○柏屋課長 まず、今回の措置は、授業料以外の教育費で、御家庭の負担を軽減するというものなんですけれども、授業料につきましては、もともと減免の措置もございまして、今回この補正で計上させていただいておりますのは、今までの授業料以外のところで、家計が急変しまして、そういった方々に対して支援する制度というところが今回新たに付け加えられたということになっておりまして、授業料の減免制度と併せまして高校生とかの児童・生徒の方が就学を諦めることのないように、しっかりと支援していきたいと考えております。
 
○山内委員 ありがとうございます。授業料の減免制度は所得に応じてという制度ですか。
 
○柏屋課長 授業料の減免制度のほうも、そういった要件等が定められております。
 
○山内委員 分かりました。
 
○谷川委員長 よろしいですか。
 
○山内委員 なるほど。一旦いいです。
 
○森野副委員長 三谷委員からもいろいろあったんですけれども、ちょっと分かりにくくて。今年度の授業料以外の教育費を助成するということで、それは今年、この1月から12月の収入が非課税になった場合ということでいいんですか。
 
○柏屋課長 通常ですと、前年度の所得に応じまして、その要件に基づいて支給する額とかを適用していくんですけれども、今回はこういった新型コロナウイルスの影響がございまして、今年度の4月以降、コロナの関係で家計が急変したときに、そういった世帯の方々を年度当初とかで例えば入学等でお金が要るというふうな方々を対象に、今回は一部早期支給をするとか、あるいは今まで対象となっていなかった方、家計の急変で対象となっていった方を対象に支給していくというふうに制度としてなっております。
 
○森野副委員長 入学金とかって、もうとっくに終わっている話ですよね。遡るという意味ですか。
 
○柏屋課長 入学金のほうは今年度の入学金のほうの対象となっておるんですけれども、授業料等以外の部分につきましては、今年度所得等を計算しまして、今年度の分を支給していこうというふうになっておるものです。
 
○森野副委員長 もうちょっとちゃんとした資料を出してもらったらよかったですね。意味が分からなくて。
 
○奥山副部長 この制度は従来当初予算で盛っておる制度でございまして、あくまでも学費以外の教育費、例えば教科書代であるとか、修学旅行であるとか、そういうもろもろの経費に対して給付する制度でございます。
 もともとそれがあって、当初予算で1億1000万円ぐらい積んであるんですけど、去年の収入から考えたら、生活保護とか非課税世帯じゃない御家庭が今回新たにコロナの影響で収入が減ったと。一定の基準があると思うんですけど、それを参考に今回そういう御家庭も支援しようというふうに国が考えまして、補助させていただく制度でございます。
 ですもんで、従来の対象となっている方プラス新たに今回なった方に対して給付をするという制度でございます。
 
○森野副委員長 なので、今年度の当初に教科書のお金とかはもう払わなくていいですよというふうになっている人はもっと早くに決まっていると思うんですけど、もう4月に入学が終わっていて、支払いも多分済んでいて、それに対して遡って適用するという話なんですかというふうに聞いているんです。
 
○奥山副部長 この制度、実は申請はまだで、毎年7月以降に申請をしていただく制度になっています。それが、今回そういう御家庭の事情もあって、前年度は収入があったけれども、今年度は減っているという方々に対して新たに設けられましたもんですから、できるだけ早期に払えるようにということで、今回この補正を組まれて、同時に早く払えるような仕組みにもなっております。
 
○森野副委員長 分かりました。じゃ、受けられる人もまだ受けていない状態のところへ入れていくという話だと思うんですけど、もう一つ、1年間通して非課税という話なんですけど、このまま状況が悪ければそれはそうなんですけども、急激に状況がよくなって、また収入が上がってきて、一旦対象になったけど、9月とか12月ぐらいに所得が上がってきちゃって課税世帯になった場合に、遡って適用されるとか、そういう混乱は起こらないと考えていいんですか。
 
○柏屋課長 まず、この制度でございますけれども、今回のこの制度でしておりますのは、早期に支給していくということがございまして、通常7月1日現在の状態で判断するものを4月1日現在で判断していってということをしておりまして、委員がおっしゃったように、7月以降に家計の急変があったものにつきましては、例えば早期に支給した金額、その金額との間での調整が行われるようになっております。
 逆に、7月以降にさらに家計が急変をした場合には、今までは年に1回の申請ということなんですけれども、今回は随時受け付けをして、速やかにそういった支援が必要な方に対して支援していこうというものでございます。
 
○森野副委員長 ややこしそうですけど、しっかりとよろしくお願いします。
 
○谷川委員長 ほか、いかがでしょうか。
          〔発言の声なし〕
 
○谷川委員長 よろしいですね。
 ほかになければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論      なし
    オ 採決      議案第99号(関係分)   挙手(全員)   可決
 
 2 委員間討議
 (1)執行部に処理経過の報告を求める事項  なし
 
第2 分科会(農林水産部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第99号「令和2年度三重県一般会計補正予算(第2号)」(関係分)
    ア 当局から資料に基づき補充説明(前田部長)
    イ 質疑
 
○谷川委員長 それでは、御質疑があればお願いします。
 
○村林委員 ありがとうございます。せっかくの機会なんで。マダイの話で、この間知事に現場に来ていただいて、いろいろ聞き取りをいただく中で、私も一緒に聞かせてもらったんですけど、その中で、大きくなり過ぎたマダイの対処が難しいと。そういう中で、稚魚の放流に代えて、一部大きくなり過ぎた鯛も放流してはどうかというような提案もされておったんですけれども、今回そういうことも検討なされているのかとか、今後どうするのかとかがもしあったら教えてください。
 
○伊藤課長 稚魚の放流に関しましては、やはり天然物との生態系への影響等々に鑑みて、十分慎重な検討が必要と考えております。
 ですから、今回の事業の中では、放流の件に関しての検討についてはまだ行っていない状況でございます。
 
○村林委員 ありがとうございます。まさにおっしゃるとおりで、大量に大きなタイを放流することによる遺伝子とか生態系への影響というのは私も懸念はしていました。
 例えば私の地元で言いますと、昔ナマコを大量に放流しましたら、ナマコが増えるのではなくて、ナマコを食べる天敵であるヒトデのほうが大量に増えて、ナマコは増えなかったという事例があって、今回のコロナもそうですけど、何が起きるか分からないのが自然界というところがあるので、確かに慎重な検討が必要だとは思いますけれども、ぜひそういう大きくなり過ぎたマダイの消費とか対処というのを今後ともよろしくお願いします。
 最後に、要望ですけど。様々な産業がこれから国内回帰していくと。どうやら国連が世界的な食料危機も警告しておるらしいんですけれども、そうするとこれから農林水産業が非常に重要になってくる。ただ一方で、餌でありますとか、油の部分とかはかなり外国に依存しないとできない部分というのが国内産業といえどもあるような気がしますので、そうした部分の自給率といいますか、自立性というのも今後留意いただいてやっていただきたいと。これはもう要望にとどめます。よろしくお願いします。
 以上です。
 
○三谷委員 いろいろ頑張っていただいて、本当にありがたいなと思っております。
 私どもの新政みえも、マダイ第1弾でささやかながら36枚買わせていただいて、今日第2弾の取りまとめを今やっておるところで、もう少し買わせていただこうと思っています。
 テレビで、知事もジャパネットたかたでいろいろ売っておられるんですが、ジャパネットたかたの場合は熊野地鶏と松阪牛と、それから、このマダイとの3点セットなんですが、この中で出てきていますが、地鶏と養殖魚のほうのこれは、松阪牛とかそういう地元の牛肉、これはみえの県産品ネット販売緊急応援事業のほうで対応されるということなんでしょうか。
 松阪牛だけじゃなしに伊賀牛等もあるわけですが、特に高級な部分がなかなか売れにくいという話なんですが、そのあたりのところで特に力を入れているところというのはどこにありますか、教えてください。
 
○前田部長 確かに先行してマダイのほうの販売ということで、県内の量販店に御協力いただいて、ジャパネットたかたも含めて先週させていただきました。
 皆さんのお声を聞いていますと、特に現在、やっぱり高級食材の部分がどうしても需要が落ちとるということですんで、このみえの県産品消費喚起緊急応援事業、こちらのほうでそういう需要が減少している松阪牛、熊野地鶏、マダイ等の特徴であるとか料理方法をスーパーの量販店の方とで取り組んでいただく販売促進に係る経費を補助して、県民の皆さんの消費喚起を図るというような事業を考えていきたいと思っていますし、また、この間マダイをやっていただいたんですけれども、例えばブリも併せてやっていただいたお店もございまして、そういう形で地物一番、地産地消というような観点で、なるべく幅広くお客様に提供できるような形で、量販店のほうとも調整をしていきたいと思っています。
 
○三谷委員 先ほど村林委員からマダイの話も出ましたけれども、牛のほうもなかなか大変で、もう冷凍庫に入り切らないというようなお話も出ていますので、私どももささやかながら協力はしていきますけれども、ぜひ頑張っていただきたいなと思います。
 以上です。終わります。
 
○谷川委員長 ほか、いかがでしょうか。
          〔発言の声なし〕
 
○谷川委員長 よろしいですか。
 なければ、これで本議案に対しての質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論      なし
    オ 採決      議案第99号(関係分)   挙手(全員)   可決
 
 2 所管事項の調査
(1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
    ア 当局から資料に基づき説明(更屋副部長)
    イ 質問
 
○谷川委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。
 
○中森委員 ECサイトというのは、例で挙げますと三重県内ではシャープがマスクを作ってネットで販売された、こういうのをECサイトというふうに理解しているんですけども、これと同じようなことが今想定をして、その交付内容に合致すれば交付するというようなことで理解したらいいんですか。
 
○更屋副部長 今回の場合は1事業者というよりは、いろいろな業者に入っていただく母屋というか、インターネット上の建物という、そういう店をホームページでつくらせていただいて、そこに手を挙げていただいた事業者の商品を載せていただいて、ここで売っていただくという想定になります。
 
○中森委員 独自じゃなしに、そのような、県が市場をつくるみたいな感じでそこへ寄せてくるということですね。分かりました。
 
○谷川委員長 ほか、いかがでしょうか。
          〔発言の声なし〕
 
○谷川委員長 よろしいですか。
 なければ、これで、農林水産部関係の所管事項調査を終了いたします。
 
 3 委員間討議
 (1)執行部に処理経過の報告を求める事項  なし
 
〔閉会の宣言〕
               三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
                     予算決算常任委員会環境生活農林水産分科会委員長
                                                 谷川 孝栄

 

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