■ 開催日時 令和元年10月23日(水曜日) 10時1分 ~ 10時36分
■ 会議室 全員協議会室
■ 出席議員 51名
議 長 中嶋 年規
副議長 北川 裕之
議 員 川口 円 喜田 健児
中瀬 信之 平畑 武
石垣 智矢 小林 貴虎
山本佐知子 山崎 博
中瀬古初美 廣 耕太郎
下野 幸助 田中 智也
藤根 正典 小島 智子
木津 直樹 田中 祐治
野口 正 倉本 崇弘
野村 保夫 山内 道明
山本 里香 稲森 稔尚
濱井 初男 森野 真治
津村 衛 杉本 熊野
藤田 宜三 稲垣 昭義
石田 成生 小林 正人
服部 富男 谷川 孝栄
東 豊 長田 隆尚
奥野 英介 村林 聡
今井 智広 日沖 正信
舟橋 裕幸 三谷 哲央
中村 進一 津田 健児
青木 謙順 中森 博文
前野 和美 舘 直人
山本 教和 西場 信行
中川 正美
■ 欠席議員 なし
■ 県政記者 3名
■ 傍聴者 1名
■ 協議事項
1 令和元年度定期監査結果について
(1) 時間 10時01分~10時36分
(2) 説明者
代表監査委員 山口 和夫
[監査委員事務局]
事務局長 水島 徹
次長 丹羽 健
その他関係職員
(3)説明内容
別添資料のとおり(資料はこちら)
(4)質疑の概要
〇山本(里)議員 本冊10ページの戦略企画部の広聴広報活動の推進について、県政だよりは主に新聞折り込みによって県民に提供されているが、特定の新聞の購入者にのみ配られるということについて、監査委員として問題点等に関する考えはどうか。
〇山口代表監査委員 広聴広報活動の推進に当たり、執行部ではアクションプランを策定し取組を進めている。執行部において議論を重ね、より効果的な手段をとられているので、今の段階でどのような手法がよいかについては、執行部において、これまでの課題、評価を検証しながら、予算議論を含めしっかりとした対応に努めていただきたいと考えている。
〇山本(里)議員 使っている商業媒体の違いにより差が生じるということについて、県民からも指摘があるところであるが、監査では問題になっていないという認識でよいか。
〇山口代表監査委員 具体的な評価、検証のもとでの新たな取組方法については、執行部で課題、評価を検証しながら、限られた予算の中で十分議論いただきながら、効果的な手段をとっていただくことを期待している。
〇稲森議員 3点ほど確認したい。まず、各事業部局の事業の執行に関する意見については、各部局で既に認識されているような課題や取り組もうとする方向が網羅されているに過ぎないと思うが、特に山口代表監査委員、監査委員ならではの指摘はあるのか。既に聞いたことのあるような総括が改めてされているような気がする。次に、服務規律の徹底及び不適切な事務処理の再発防止に関して、懲戒処分に当たらない戒告以下の処分についての情報がオープンになっていなかったことが問題になっていると思うが、どのように監査をされたのか。その件数も含めて教えてほしい。最後に、農林水産部で豚コレラのことはあるが、今、問題になっているアコヤ貝のことは緊急に取り上げなかったのか。その理由を教えてほしい。
〇山口代表監査委員 事業の執行に関する意見については、予備監査の段階で全県的な各部局の課題を134事項取り上げ、予備監査で聞き取りをし、監査委員の監査のもとで質疑をし、その中で必要と判断するものを意見として取りまとめている。私一人ではなく4名の監査委員がどのように意見するかについては、執行部の取組状況、今後の取組方向をしっかり踏まえた中で意見を述べていくということで、監査委員が新たな視点で新たなアイデアを出して意見を言うというよりは、現状の課題、評価の中で見えてくるものについて指摘している。執行部と同じように取組等を含めて意見を述べているところもあるが、基本的には、そうしたスタンスで監査委員としては議論をしている。懲戒処分と他の処分との関係だが、我々も懲戒処分を受けて公表されていく処分が県民に対する県政の信頼失墜につながるということで、懲戒処分のほか事務処理ミス等による懲戒処分に至らない処分も状況としては把握しているが、件数を比較し、それを踏まえた対応ということは特に行っていない。豚コレラとアコヤ貝については、項目を絞り込む過程で、現に県政の中で重要課題となっている豚コレラを抽出させていただいた。事業執行意見がないからといって、その他に課題がないということではないと思っている。絞り込みの過程で監査委員の合議でまとめられたということで御理解いただきたい。
〇稲森議員 今の質問は、4人の監査委員ではなく山口代表監査委員への質問である。2点ほど再度確認したい。公表されている処分が県民の不信につながっていると言われたが、特に体罰事案等は大きく注目されたが、不祥事が公開されないからこそ県民の不信を招いているという部分は大いにあるのではないか。公開のあり方も含めて山口代表監査委員の考えはどうか。アコヤ貝の関係だが、監査実施期間が令和元年9月17日までとなっているが、その時期までには一定の県や知事から調査や発表があった時期だと思う。非常に深刻な問題だと考えるが、山口代表監査委員の認識はどうか。
〇山口代表監査委員 定期監査結果は、私が代表して説明しているが、監査結果は4人の監査委員の合議によるものなので、私個人の意見ということであれば少し控えさせていただきたい。懲戒処分と懲戒処分に至らない処分の影響については我々も注視している。県民の信頼失墜や県政の適正、公正な運営という意味では、懲戒処分の数に一喜一憂するのではなく、その再発防止に向けた取組に対し意見をし、実態を踏まえた対策を執行部に求めているものである。豚コレラ対策については、4人の監査委員の合議のもとで意見として取り上げた。それ以外に課題がないということではない。
〇日沖議員 報告概要の11ページの特別養護老人ホームの入所待機者の解消及び介護人材の確保・養成について、「引き続き、入所基準の適切な運用等による待機者の解消」とあるが、待機者が発生する要因として、入所基準を適切に運用せず、本来は入所できない方まで入所させているという意味での指摘なのか。
〇山口代表監査委員 特別養護老人ホームの入所待機者数の解消は大きな課題であり、施設整備によるベッド数の確保や地域、施設によってややもすると緩やかになっている入所基準のしっかりとした運用により、待機者をゼロにしていく方向で意見をしている。
〇日沖議員 ある地域では、入所基準に照らすと入所できない方まで入所している実態があることで、本来は入所できるような方が待機者になっていることの指摘ということでよいか。
〇山口代表監査委員 特定の施設までは言及しないが、県でも入所基準の適用について疑義のある施設については訪問し指導をしているという情報は得ている。必要とされる方が適切に入所できるという仕組みとしては、入所基準の運用をしっかり守っていく必要がある。