令和元年11月15日 予算決算常任委員会 会議録
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予算決算常任委員会
会議録
(開会中)
開催年月日 令和元年11月15日(金曜日) 午前10時0分~午前10時28分
会議室 全員協議会室
出席委員 49名
委員長 小林 正人
副委員長 杉本 熊野
委員 川口 円 喜田 健児 中瀬 信之
平畑 武 石垣 智矢 小林 貴虎
山本佐知子 山崎 博 中瀬古初美
廣 耕太郎 下野 幸助 田中 智也
藤根 正典 小島 智子 木津 直樹
田中 祐治 野口 正 倉本 崇弘
野村 保夫 山内 道明 山本 里香
稲森 稔尚 濱井 初男 森野 真治
津村 衛 藤田 宜三 稲垣 昭義
石田 成生 服部 富男 谷川 孝栄
東 豊 長田 隆尚 奥野 英介
村林 聡 今井 智広 北川 裕之
舟橋 裕幸 三谷 哲央 中村 進一
津田 健児 青木 謙順 中森 博文
前野 和美 舘 直人 山本 教和
西場 信行 中川 正美
欠席委員 1名
日沖 正信
出席説明員
【決算認定議案の審査、所管事項の調査】
副知事 稲垣 清文
[防災対策部]
部長 日沖 正人
副部長 野呂 幸利
防災対策総務課長 清水 英彦
[戦略企画部]
部長 福永 和伸
副部長兼ひとづくり政策総括監 横田 浩一
戦略企画総務課長 藤本 典夫
[総務部]
部長 紀平 勉
副部長(行政運営担当)兼コンプライアンス総括監 喜多 正幸
副部長(財政運営担当) 高間 伸夫
財政課長 富永 隼行
参事兼税務企画課長 三宅 恒之
[医療保健部]
部長 福井 敏人
副部長 加太 竜一
医療保健総務課長 中尾 洋一
[子ども・福祉部]
部長 大橋 範秀
副部長 森 靖洋
子ども・福祉総務課長 中澤 和哉
[環境生活部]
部長 井戸畑 真之
廃棄物対策局長 中川 和也
副部長 岡村 順子
環境生活総務課長 大西 毅尚
[地域連携部]
部長 大西 宏弥
国体・全国障害者スポーツ大会局長 辻 日出夫
南部地域活性化局長 伊藤 久美子
副部長 坂三 雅人
地域連携総務課長 吉川 行洋
[農林水産部]
部長 前田 茂樹
副部長 更屋 英洋
農林水産財務課長 村田 洋一
[雇用経済部]
部長 村上 亘
観光局長 河口 瑞子
副部長 安井 晃
雇用経済総務課長 渡邉 和洋
[県土整備部]
部長 渡辺 克己
副部長(企画総務担当) 小見山 幸弘
県土整備総務課長 濵地 宣広
[出納局]
会計管理者兼出納局長 荒木 敏之
副局長兼出納総務課長 紀平 益美
[教育委員会]
教育長 廣田 恵子
副教育長 宮路 正弘
教育財務課長 奥田 文彦
[警察本部]
本部長 難波 健太
警務部長 宮関 真由美
参事官 会計課長 栁生 裕也
[人事委員会事務局]
事務局長 山口 武美
[監査委員]
代表監査委員 山口 和夫
[監査委員事務局]
事務局長 水島 徹
次長 丹羽 健
監査・審査課長 寺 和奈
[議会事務局]
次長 畑中 一宝
委員会書記
議事課 班長 中西 健司
議事課 主幹 黒川 恭子
企画法務課 主幹 早川 哲生
企画法務課 主査 手平 美穂
傍聴議員 なし
県政記者 2名
傍聴者 2名
議題及び協議事項
1 決算認定議案の審査、所管事項の調査
(1)認定第5号「平成30年度三重県一般会計歳入歳出決算」
(2)認定第6号「平成30年度三重県県債管理特別会計歳入歳出決算」
(3)認定第7号「平成30年度地方独立行政法人三重県立総合医療センター資金貸付特別会計歳入歳出決算」
(4)認定第8号「平成30年度三重県国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算」
(5)認定第9号「平成30年度三重県母子及び父子並びに寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算」
(6)認定第10号「平成30年度三重県立子ども心身発達医療センター事業特別会計歳入歳出決算」
(7)認定第11号「平成30年度三重県就農施設等資金貸付事業等特別会計歳入歳出決算」
(8)認定第12号「平成30年度三重県地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算」
(9)認定第13号「平成30年度三重県林業改善資金貸付事業特別会計歳入歳出決算」
(10)認定第14号「平成30年度三重県沿岸漁業改善資金貸付事業特別会計歳入歳出決算」
(11)認定第15号「平成30年度三重県中小企業者等支援資金貸付事業等特別会計歳入歳出決算」
(12)認定第16号「平成30年度三重県港湾整備事業特別会計歳入歳出決算」
(13)認定第17号「平成30年度三重県流域下水道事業特別会計歳入歳出決算」
(14)私債権の放棄について
(15)債権処理計画(平成30年度実績・令和元年度目標)について
(16)令和2年度当初予算編成に向けての基本的な考え方
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
1 決算認定議案の審査、所管事項の調査
(1)分科会委員長報告及び質疑、執行部に対する補足質疑
○小林委員長 最初に、戦略企画雇用経済分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
○東分科会委員長 御報告申し上げます。
戦略企画雇用経済分科会で詳細審査を分担いたしました認定第5号「平成30年度三重県一般会計歳入歳出決算」の関係分ほか1件につきましては、去る10月30日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって原案を認定すべきものと決定いたしました。
以上、報告申し上げます。
○小林委員長 ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
○小林委員長 なければ、これで戦略企画雇用経済分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、戦略企画雇用経済分科会に係る執行部への補足質疑を行いますが、質疑は付託議案及び所管事項調査に係るものに限定いたしますので、御了承願います。
それでは、御質疑のある方はお願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
○小林委員長 なければ、これで戦略企画雇用経済分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、環境生活農林水産分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
○谷川分科会委員長 御報告申し上げます。
環境生活農林水産分科会で詳細審査を分担いたしました認定第5号「平成30年度三重県一般会計歳入歳出決算」の関係分ほか4件につきましては、去る10月31日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって、原案を認定すべきものと決定いたしました。
なお、この際、審査の過程において、本分科会で特に議論のありました事項について申し述べます。
沿岸漁業改善資金貸付事業についてであります。
沿岸漁業改善資金貸付事業は、沿岸漁業従事者の経営改善、生活改善及び青年漁業者等養成のための貸し付け等を行うものです。近年、貸付事業の利用が減少していることから、貸付条件の緩和や審査期間の短縮等定期的に制度の見直しが行われていますが、平成30年度の事業利用はありませんでした。
県当局におかれては、引き続き制度の見直しを行うなど、本貸付事業の有効活用に努められるよう要望します。
以上、御報告申し上げます。
○小林委員長 ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
○小林委員長 なければ、これで環境生活農林水産分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、環境生活農林水産分科会に係る執行部への補足質疑があれば、お願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
○小林委員長 なければ、これで環境生活農林水産分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、医療保健子ども福祉病院分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
○中瀬古分科会委員長 御報告申し上げます。
医療保健子ども福祉病院分科会で詳細審査を分担いたしました認定第5号「平成30年度三重県一般会計歳入歳出決算」の関係分ほか4件につきましては、去る10月31日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって、原案を認定すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。
○小林委員長 ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
○小林委員長 なければ、これで医療保健子ども福祉病院分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、医療保健子ども福祉病院分科会に係る執行部への補足質疑があれば、お願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
○小林委員長 なければ、これで医療保健子ども福祉病院分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、防災県土整備企業分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
○木津分科会委員長 御報告申し上げます。
防災県土整備企業分科会で詳細審査を分担いたしました認定第5号「平成30年度三重県一般会計歳入歳出決算」の関係分ほか2件につきましては、去る10月30日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって、原案を認定すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。
○小林委員長 ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
○稲森委員 1点お伺いします。
私債権の放棄なんですけれども、私債権の放棄で、非常にシンプルな委員会資料が1枚あるんですけれども、この具体的な内容、どういう説明があったのかということと、どういう議論があったのかということだけ教えていただけますか。
○木津分科会委員長 私債権の放棄につきましては、委員からその内容と経過の報告をくれということがありまして、質疑がありまして、県土整備部当局からは、私債権の放棄に関する経過の説明があったところでございます。
○小林委員長 稲森委員、よろしいですか。
○稲森委員 はい。
○小林委員長 ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
○小林委員長 なければ、これで防災県土整備企業分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、防災県土整備企業分科会に係る執行部への補足質疑があれば、お願いいたします。
○稲森委員 今、お話ししました私債権の放棄なんですけれども、委員会で示された資料には、金額とシンプルな事実と私債権を放棄する条例上の根拠のみしか示されていないんですけれども、私債権の放棄といいますと、会社が倒産したとか相手方に問題がある場合だったらシンプルな説明でもいいと思うんですけれども、今回の場合は、県の極めて不適切な対応ということがこれだけの損害をつくっているんではないかというふうに思うんですけれども、その辺の具体的な説明をしていただきたいと思うんですけれども、どうですか。
○渡辺部長 この案件につきましては、平成8年度の道路改良工事におきまして用地買収を行ったものでございまして、平成9年の2月に用地買収の契約を行ったところでございまして、それの根抵当権の抹消登記が履行されないまま支払いを終えていたというところがございます。その後、平成17年5月に根抵当の競売手続が行われましたので、それに対して県のほうといたしましては、債務者にかわって、140万3000円を払って抹消手続を終えたというところでございます。その後、平成19年に債務者に対して損害賠償の訴訟提起をいたしまして、平成20年3月に勝訴をし、債権の差押さえに入ったんですが、預金の差押さえ等で回収できた金額がわずかでございまして、残る未収金につきましてその後も債務者側と、債権回収に努めたところでございますが、相手方が事業再開の見込みがなく資産もないことから、今回、不納欠損の処分をしたところでございます。
以上です。
○稲森委員 じゃ、県と相手とが契約を結ぶときに、やりとりの中で、根抵当権は解除されているということが条件ですよという契約をしたと思うんですけれども、県がお金を払う段階になって根抵当権が解除されていないということを知っていたのかどうか、それから、なぜ売買契約上の条件を確認せずに支払うということがあったのか。ここが大きな問題で、県の不適切な対応によって生じた穴埋めを県民の税金でするのはおかしいというふうに思うんですけれども、どうですか。
○渡辺部長 当時の担当者においては、債務者のほうから承諾書の写しを持参されたので、近いうちに根抵当権が抹消されるという判断で支払いをしたということでございまして、そこは不適切な事務処理であったというふうには認識しておりますが、契約上は、契約相手方が抹消手続をするという契約約款になっておりますので、一義的には債務者側の債務不履行ということで裁判を起こし、勝訴をしたところでございます。
以上です。
○稲森委員 最後にしますけれども、こういう大事なことを何でこれだけのシンプルな報告1枚で済むのかというふうに思うんですよ。もっと丁寧な説明をするべきだったと思うんです。
○渡辺部長 債権処理計画の中で、残っている債権の処理等につきましてはずっと続けてございまして、私債権の放棄につきましては、今回の報告の書類ということで御説明をさせていただいた次第でございます。
以上です。
○小林委員長 よろしいですか。
○稲森委員 最後にしますと何回も言っているんですけども、ほかの事案とは性質の異なるようなことなので、このことを、今後にどういうふうに生かしていくかというのをちゃんと説明するべきだと思うんですけども。
○渡辺部長 昨年度の常任委員会から御意見もいただいておりますし、この案件が生じてから再発防止をずっとやってきておりまして、用地マニュアルであったり研修等で同じような案件がないように努めてまいりまして、それ以降、同様の案件は発生していないというところでございます。
以上です。
○小林委員長 よろしいですね。
○稲森委員 はい。
○小林委員長 ほかにございますか。
〔「なし」の声あり〕
○小林委員長 なければ、これで防災県土整備企業分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、教育警察分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
○田中(智)分科会委員長 御報告申し上げます。
教育警察分科会で詳細審査を分担いたしました認定第5号「平成30年度三重県一般会計歳入歳出決算」の関係分につきましては、去る10月30日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査をいたしました結果、全会一致をもって、原案を認定すべきものと決定いたしました。
なお、この際、本分科会において特に議論のありました事項について申し述べます。
まず、平成30年度三重県一般会計歳入歳出決算の関係分についてであります。
歳出決算の交通安全施設整備費は、横断歩道等の塗りかえなど交通安全施設の維持等に要する経費であり、特に子どもや高齢者等の交通弱者の安全な通行を確保する観点から、早期に入札を執行するなど計画的な予算執行に努めたところ、当初予定していた施工箇所数を上回る結果となりました。
県当局におかれては、引き続き必要な予算の確保及び効率的な予算執行を行うとともに、関係部局と連携して交通安全対策に努められるよう要望いたします。
次に、令和2年度当初予算編成に向けての基本的な考え方についてであります。
施策225地域との協働と信頼される学校づくりでは、地域社会の課題を解決する活動等を通じて、子どもたちに将来地域を担っていく力を育む必要があると記載されています。
県当局におかれては、それぞれの高等学校が活力ある教育活動を行い、生徒の社会性を育む場であり続けられるよう、地域の状況や学校の果たす役割、学校の特色等に配慮しながら、県立高等学校の魅力化・特色化に取り組まれています。県財政は非常に厳しい状況ではありますが、令和2年度当初予算編成に当たっては、三重県で学び、働き、住み、活躍する若者を育成する視点を踏まえ、特に職業系の専門学科を有する高等学校の教育活動や学習活動に要する予算の確保が図られるよう要望いたします。
以上、御報告申し上げます。
○小林委員長 ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
○小林委員長 なければ、これで教育警察分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、教育警察分科会に係る執行部への補足質疑があれば、お願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
○小林委員長 なければ、これで教育警察分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
最後に、総務地域連携分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
○廣分科会委員長 御報告申し上げます。
総務地域連携分科会で詳細審査を分担いたしました認定第5号「平成30年度三重県一般会計歳入歳出決算」の関係分ほか1件につきましては、去る10月31日に分科会を開催し、当局の出席を求め、慎重に審査をいたしました結果、いずれも全会一致をもって原案を認定すべきものと決定いたしました。
なお、この際、令和2年度当初予算編成に向けての基本的な考え方について、本分科会で特に議論のありました事項について申し述べます。
三重とこわか国体・三重とこわか大会に向けた機運醸成についてであります。
三重とこわか国体・三重とこわか大会の開催に向けて準備を進めているところですが、開催が2年後に迫る中、県民の皆さんの盛り上がりに温度差がある状況が見受けられます。
当局におかれましては、県民力を結集した県民の皆さんの記憶に残るすばらしい大会とするため、市町や競技団体等とより緊密に連携し、オール三重で機運醸成につながる取組を積極的に展開していただきますよう要望いたします。
以上、御報告申し上げます。
○小林委員長 ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
○小林委員長 なければ、これで総務地域連携分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、総務地域連携分科会に係る執行部への補足質疑があれば、お願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
○小林委員長 よろしいですか。
なければ、以上で分科会委員長報告及びこれに対する質疑を終了いたします。
(2)全体を通しての質疑 なし
(3)委員間討議 なし
(4)討論
○小林委員長 本認定議案に対する討論のある方は、御発言願います。
○山本(里)委員 よろしくお願いいたします。
認定第5号と認定第8号、認定第5号は平成30年度三重県一般会計歳入歳出決算、認定第8号は平成30年度三重県国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について、反対をいたします。
まず、一般会計についてはこれまでも幾度も述べてきたことではございますが、その中でとりたてて今申すとすれば、リニア中央新幹線関連の啓発、啓蒙、そして調査研究の予算が一昨年度と比べて増額して、800万円ほどの事業になっております。調査研究ということで、研究をする専門家に任せまして、調査されました「リニア中央新幹線 東京・名古屋間開業効果調査業務報告書」も読ませていただきました。
そんな中で、これは経済効果等のことや実態の波及効果ということの一部を調査してみえるわけですけれども、時間短縮による想像は優につく問題をこのように調査され、そして総合的な調査は今後進むのかもわかりませんけれども、これをもって啓発、啓蒙、そして推進ということに大きな問題が多々ある中で進んでいっているというこの今の現状、去年の現状について反対をいたしたいと思います。
それから、教育関係では、学校の先生方の多忙化が大変問題になっている中で様々努力はされていると思いますが、現場から一番大きな声が出ている全国学力・学習状況調査のための、みえスタディ・チェックというような体制がなかなか改善されず、まだまだ現場に押しつけられているという実態がありました。この程度にここはとどめておきます。
認定第8号に関しては、国民健康保険事業は知事も、そして当局も大変な状況があると、支払いの部分で大変な保険料であるということは一部にあるということを認識しながら、県と市町が一緒になって運営をされた初年度であります。委員会の傍聴もさせていただきましたけれども、この審査に特別資料をもって審査をされたとか、また、市町から聞き取った現状とかそういうことの実態把握もなかなかされていない中で、そして国民健康保険運営協議会も年1回の開催で決算審査、ここへ持ってこられる決算における審査もされていない、これは3月ですから、2月ですからというような状況の中で出てきているというのは、国民健康保険の加入者の皆さんにとっては、大変ぞんざいな審査だったのではないかというふうに思っております。
そのことをもって、認定第5号、認定第8号に認定しがたく反対をいたします。
○小林委員長 ほかにございますか。
〔「なし」の声あり〕
○小林委員長 討論なしと認め、討論を終結いたします。
(5)採決 認定第6号、認定第7号、認定第9号から認定第17号まで
起立(全員) 認定
認定第5号、認定第8号 起立(多数) 認定
(6)委員長報告で執行部へ処理経過を求める事項 なし
(7)その他
〇小林委員長 ほかに何かございますか。
〔「なし」の声あり〕
〇小林委員長 なければ、以上で、決算認定議案の審査及び所管事項の調査を終わります。
この際、稲垣副知事から発言を求められておりますので、これを許可します。
〇稲垣副知事 私から一言御礼を申し上げます。
小林委員長はじめ、委員の皆様方には、平成30年度の歳入歳出決算につきまして、去る10月18日に委員会を開催されて以来、総括質疑及び各分科会におきまして、精力的に御審議を賜り、厚く御礼を申し上げます。
審査過程で頂戴いたしました貴重な御意見並びに分科会委員長報告の内容につきましては、今後の県政運営に十分反映させていだだきたいと考えております。
どうもありがとうございました。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
予算決算常任委員長 小林 正人