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三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成30年度 委員会会議録 > 平成31年3月5日医療保健子ども福祉病院常任委員会 会議録

平成31年3月5日  医療保健子ども福祉病院常任委員会 予算決算常任委員会医療保健子ども福祉病院分科会 会議録

資料はこちら

医療保健子ども福祉病院常任委員会 
予算決算常任委員会医療保健子ども福祉病院分科会
会議録
(開会中)

開催年月日  平成31年3月5日(火曜日) 午前10時0分~午前11時55分
会議室       501委員会室
出席     7名
           委 員 長          野口 正
           副委員長         藤根 正典
           委   員            山本 里香
           委   員            濱井 初男
           委   員            大久保 孝栄
           委   員            津田 健児
           委   員            長田 隆尚
欠席委員   なし

出席説明員
   [医療保健部]
         部長                     福井 敏人
         医療政策総括監             田丸 智巳
         副部長                   加藤 和浩
         次長                     三木 惠弘
         人権・危機管理監             関  美幸
         看護師確保対策監             仲川 むつみ
         医療保健総務課長            磯田 晋一
         医務国保課長               松浦 元哉
         地域医療推進課長            島田 晃秀
         長寿介護課長               井上 翔太
         健康づくり課長                星野 郁子
         食品安全課長               中井 康博
         薬務感染症対策課長           下尾 貴宏
         ライフイノベーション課長         長岡  敏
                                      その他関係職員
   [子ども・福祉部]
          障がい福祉課長               森岡 賢治
   [病院事業庁]
          県立病院課長                 河北 智之

委員会書記
         議事課     主任       中西 孝朗
         企画法務課  主査       森岡 佳代
傍聴議員   なし
県政記者   1名
傍聴者     1名
議題及び協議事項
第1 分科会(医療保健部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第3号「平成31年度三重県一般会計予算」(関係分)
 (2)議案第5号「平成31年度地方独立行政法人三重県立総合医療センター資金貸付特別会計予算」
 (3)議案第6号「平成31年度三重県国民健康保険事業特別会計予算」
 (4)議案第32号「三重県手数料条例の一部を改正する条例案」(関係分)
 (5)議案第79号「平成30年度三重県一般会計補正予算(第4号)」(関係分)
 (6)議案第81号「平成30年度三重県国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」
 2 所管事項の調査
 (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について

第2 常任委員会(医療保健部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第24号「三重県の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例案」
 (2)議案第42号「三重県介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正す
        る条例案」
 (3)議案第77号「地方独立行政法人三重県立総合医療センター第二期中期計画の変更の認可について」
 (4)議案第78号「公立大学法人三重県立看護大学が徴収する料金の上限の変更の認可について」
 2 所管事項の調査
 (1)「平成30年度『第二次三重県行財政改革取組』の進捗状況」における事務事業等の見直しについて(関係分)
 (2)地域医療構想の達成に向けた取組状況について
 (3)在宅医療・介護連携の推進について
 (4)精神障がい者等へのアウトリーチ支援について
 (5)三重県動物愛護管理推進計画について
 (6)各種審議会等の審議状況の報告について
 3 今年度の「常任委員会活動の評価」について

【会議の経過とその結果】

〔開会の宣言〕

第1 分科会(医療保健部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第3号「平成31年度三重県一般会計予算」(関係分)
 (2)議案第5号「平成31年度地方独立行政法人三重県立総合医療センター資金貸付特別会計予算」
 (3)議案第6号「平成31年度三重県国民健康保険事業特別会計予算」
 (4)議案第32号「三重県手数料条例の一部を改正する条例案」(関係分)
    ア 当局から資料に基づき補充説明(福井部長)
    イ 質疑

〇野口委員長 御質疑あればお願いいたします。

〇山本委員 (1)から(4)までの間で3件質問があるんですけれども、順次させていただいてよろしいですか。

〇野口委員長 はい。

〇山本委員 まず一つ目は、全体の一般会計予算の中のものと、それから国民健康保険の予算との、特別会計の予算と連動はしていると思うんですけれども、そういう観点で国民健康保険の問題です。
 国民健康保険、本当に制度変更で御苦労をされて、まあ私たちいろいろと意見も言いましたけれども御苦労をされて、滑り出しております。まずは滑り出すということが制度改正のときは大事だと思うんですけれども、そんな中でこれから2年目ということになるわけですが、1年目は大きく値上がりをするところというのはなかったわけではないと、その市町が決めますから、なかったわけではないと。2年目の様子はまだこれから各市町の中で定かになってくるけれども、市町にお願いをする、県に上げてもらう金額については、詳細はいろんな計算方法の中ですけれども、多少上がっているという状況が各市町にお願いするのがあると思います。それで、根本的な制度の問題はありますけれども、この上がっていくことで何かの手だてをしないと、とこれまでも言っていますけれども、それは市と県と両方一緒になって手だてをしないと、市だけに押しつけるわけにもいかないと思っています。これまで、それは受給と給付の関係、あとバランスの関係というか、ほかの保険者の方とのということがあるんですが、国民健康保険に入ってみえる方は第一次産業従事者の方も多くて、農業とか水産業とかそういうところで働いてみえる方は会社には所属していないから健保みたいなものにはならないけれども、県民全体の食糧生産とかいうことにかかわってもらっているのでこの制度でやっているわけですが、やっぱりもう少し県も補助をしていくということが何らかのイニシアチブを、逆に市町の自主性も尊重しながら、三重県もそういう手だてを何かしていかなくてはいけないと。医療にかかれなくて亡くなる方も出てきている今、そこら辺のところの考え方をひとつお伺いしたいと思います。

〇松浦課長 委員がおっしゃったように、国民健康保険制度、平成30年度から都道府県財政運営一元化されまして、何とか今のところ順調、円滑に制度を進めておることができております。
 これから納付金の算定につきましては、委員がおっしゃったように、来年度は被保険者数が下がってきますけれども、1人当たりの医療費は3.7%くらい増加しておりまして、そういったことから納付金については若干上がります。実質で2.16%の増加となっております。これは1人当たりの医療費が上がることもありますけれども、それから収入のほうで前期高齢者交付金というものがありますけれども、それが少し下がると。それは前期高齢者の数自体が減ってきますので、これはいたし方ないということでございます。ただ、これを市町の皆様方には何回も会議をしまして丁寧に説明をしまして、今、当初予算を市町のほうでも編成されておるところですので、しっかり御議論をいただいております。その結果として保険料を上げるかどうかというのは、これまでも御説明しましたように市町の権限ですので、これから市町が御判断をされていくことになっておると思います。今のところ市町から大きな混乱は聞いておりませんので、しっかりと運営をしていきたいと思っています。
 委員がおっしゃったように今後も国民健康保険制度、これは国民皆保険制度の最後のかなめですので、この国民健康保険が倒れたら大変なことになるということで、農業従事者の方もたくさん入っておられますので、そういった方々の医療保険をきちっと守るということで、支えていかないといけないと思っています。それについては、一つは医療費を適正化していくということで、これは必要な医療費をかからないようにするわけではなくて、健康づくりを進めることによって健康寿命を延伸してもらって、御自分の生活の質というかQOLも高めながら医療機関に支払う金額も抑制していくというようなことの取り組みが一つ大事なことと、それから国の国民健康保険の制度についても、3400億円の制度拡充がされましたので、それをしっかりと今後も堅持していただくように、国のほうでは平成31年度当初予算ではしっかり堅持されておりますので、これを活用しながら国民健康保険運営を市町とともにやっていきたいと考えております。

〇山本委員 基本的なところで国の、わからないけれども回ってきていることも含めて持続していくために大事なことで頑張っていただいているとは思っています。健康づくりのための事業も、取り組んでいただいている内容も確認できています。
 ただ、健康づくりは大事なんですけれども、例えば本当に貧困度の高い方、大変な方は自分の体のことまで、ヘルスづくりのところまで気が回らないし、そういう状況は実質ある中で、国民健康保険の中に多くの方が、その方々は入ってみえてという中で、国民健康保険として市町がもちろん自主性を尊重しながら、県も一緒になったんですから、イニシアチブをとってよりよくするためには、やはり医療にかかれなくて亡くなるような方や保険料の滞納者が多い三重県の状況はあるわけですけれども、そういう実態の中で5人に1人、1家庭が払い切れないというような、ずぼらで払わないというのは中にごく一部だと思いますけれども、そういうことを認識していただいて運営をしていただきたいと思います。国民健康保険と、それから国民健康保険以外の医療施策の中で、大変困窮している方、お金がなくて病院にかかれない方の手だてをするような施策がほかにでてくれば、またそれはそれでいいと思うんですけれども、今のところそこら辺のところは見当たらないので、そういうことも含めて努力をしていただきたいと思います。全体として。これはお願いと、やはり困窮の中で国民健康保険に苦しんでいる人が多い実態はあるということで、問題がありと提起をしたいと思います。
 二つ目よろしいですか。

〇野口委員長 はい、どうぞ。

〇山本委員 二つ目、三つ目も教えていただくことだけなので一緒に聞いてみたいと思います。
 まずは、条例の手数料改正の議案第32号ですけれども、5ページで説明いただいているわけなんですが、これは金額的には値上がり率も多く、これは全国的なことでそのような設定になっているのだと思うんですが、なぜこの金額の値上げ、その裏づけですね、どういうことで上がった分があるのか、内容的な中身がどう変わったのかということも含めて詳細を教えていただきたいのと、この手数料等は受講する本人が支払う形なのか、本人が支払うけれどもその援助が何がしか、所属してみえる事業所とか、あるいはこれに対して個人で払っておられるのを、例えば今、こういう介護の専門職の方が必要なわけですから、支援制度というのが別にあるのか、事業所がやっているのか、県として支援制度みたいなものがあるのかということをお伺いしたいというのが、この議案第32号です。
 そして、全体の中の施策の中で一つだけ確認をしたいのが、暮らしの安全、安心の感染症に入るのかなと思うんですけれども、帯状疱疹のワクチン接種ということについて声が出ている、ちょっと聞いてはいるんですが、その帯状疱疹に大変苦しまれる方が多いと聞いていますが、そのワクチン接種についてどのような今、実態で、どのような進み方を今後していくのかということを、大きく2点ですがお伺いしたいと思います。

〇井上課長 条例改正の手数料の関係、介護支援専門員の手数料の関係につきまして、私のほうから御説明をさせていただきます。
 まず、この手数料の引き上げに関する改正の背景でございますけれども、これは国のほうで介護支援専門員の資格の取得に当たっての要件が厳しくなったということが背景でございます。例えば直近の状況なんかを少し詳しく御説明をさせていただきますと、この資格要件が厳しくなったということで、平成29年度は例えば試験の受験者が1849名だったんですけれども、この平成30年度には730名と半分以下になっておると。それで実務研修の修了者につきまして平成29年度は406名だったんですけれども、平成30年度は今、見込みで105名程度というような状況で、4分の1にこれはなっておると。そういう状況の中で、先ほど委員のお話があったように、この手数料によって、まさにこの受験や、試験を受けていただく人や研修を受けていただく方に支払っていただく手数料によって、この試験や研修を行っておるという状況でございまして、この人数が減ったことによって引き上げをせざるを得ないというような状況になっております。それによって必要な需用費が賄えないので、こういう引き上げを行わざるを得なくなっているという状況でございます。
 この条例の趣旨は、その事業費を受験者数や受講者数が減った中で、必要な事業費を確保するということを前提にいたしまして、近隣市町とのバランスというのを踏まえてこちらに御提示をさせていただいている金額という形で設定をさせていただいたということでございます。
 なお、一番下の実務研修受講試験問題作成手数料というのは、これは国の指定をしておる試験センターという機関があるんですが、それから提示をされている金額ですので、この1800円という一番最後の金額につきましては、これは一律のものであると御理解をいただければというふうに思っております。
 以上でございます。

〇野口委員長 ワクチンのほうは。いいよ、そのまま続けてください。

〇井上課長 あと、支援制度でございますけれども、県のほうから支援というものの制度はございません。

〇野口委員長 ワクチンのほうは。

〇三木次長 帯状疱疹に関しての御質問なんですけれども、帯状疱疹はいわゆる水ぼうそうウイルスが原因となるというようなことで、非常に発症されると痛みがあって大変な思いをされるというようなところでございますけれども、水ぼうそうにつきましては平成26年10月から定期接種という形になっておりますので、そういった形でワクチン接種につきましては定期接種になっておりますので、市町とともに県のほうから定期接種を確実に受けていただくように、受診勧奨といいますか予防接種の勧奨を行っていきたいというふうに考えております。

〇山本委員 ありがとうございました。
 先ほど、議案第32号の手数料については5ページの説明の中で、上4段は他県の状況を見て大体同じということなんだと思いますが、見ながら、これは前の金額も同じだったんだと思いますが、内容が深まってすること自体の実費がかかるようになったのと、人数が少なくなったので、それを相殺というかそういうふうな形にするので実質高くなったということなんですね、その二つの要因で。そして受講者は今年、値上がりをしなくても減っている、難しくなったので。実質これはたくさん受けてほしいものなんだと思いますけれども、そうなると値上がりをまたすることで余計に減る、修了者が減るということになりはしないかと心配は一般的にはしますが、そのことについてどう考えているのか。それで今、補助がないのかと言いましたのは、この料金が料金で高くなるというのがいたし方ないとすれば、そのことに対する補助制度がないと、それこそ余計に受講者が少なくなっていって、今、介護の専門家が足りないと言っている中で、そういう考え方がちょっと難しいなと思うんですが、いかがでしょうか。

〇井上課長 受験要件のこの改正につきましては、先ほど申し上げたように国のほうで決められたものでございます。この趣旨は量的な増加を図るというよりも、どちらかというと質の向上を図るという観点での改正でございます。国のほうでまず、全国的に試験の合格率が毎年10%から20%程度になっているということで、試験合格基準に達していない受験者が増加している現状があると。そういう現状があり、質の向上ということでこの受験要件の改正が行われたという状況で、今回の改正が行われているという状況でございます。
 私どもももちろん受講料は、手数料は増えてしまうということについてやむを得ないという面はあるんですけれども、引き続き各市町、それから社会福祉協議会等に周知、それから今回、受験者数の減少というのを踏まえて、今後は各介護事業者にも試験募集の案内のメール等を送って、そういった周知をさらに強化していきたいというふうに考えている次第でございます。

〇山本委員 この件についてはこれでとめますが、だから質が高いのは大事なことで、それに加えて料金が高くなったらそれこそシャットアウト、受講をしにくくするところからということで、質も高く、そしてまたそれはやっぱり数もいるわけだと思うんですね。だってこれはすごく、受験者数と修了者数とありますけれども、そういう中でいくと、料金として設定がこうであったとしても、例えば補助制度なんか、そういうことは今、全然考えてもないと思いますけれども、市町で補助しているとか事業者で補助しているとかがもしかしたらあるかもしれません。市町は聞いていないけれども。大事なことだと思いますので、ちょっとこの値上げ率はやっぱりすごく大きいなということで心配をします。ということで意見をまず言いました。
 それで、先ほどの帯状疱疹ですが、水ぼうそうのことで、子どものときに水ぼうそうの接種とかいうので違うんだそうですけれども、大人になってからの帯状疱疹で苦しまれている方がたくさんやっぱりみえるので、その方々は例えば私たちのような年齢で今、接種をしようとすると自費でするんですか。そういう、一般人というか大人、そこら辺のところの予防策というかは考えてあるんでしょうか。

〇下尾課長 予防接種でございますが、定期接種ですと無料ということなんですが、定期接種以外の接種となりますと任意接種になりますので、その部分についてはどうしても御自分で御負担いただくということになります。

〇山本委員 実態を確認して、発症するかどうかなんてわからないわけです、ここは。けれども今、苦しんでみえる方が多くて、そのワクチンをすれば発症しないというふうに言われている、苦しんだ方はそれを、そんなのがあったらよかったのにというのは言われていますけれども、そこら辺のところもちょっと実態を、どのような帯状疱疹の状況になっているかというのも確認されて、また今後取り組まれることを、何らかのいい方法がないかというふうに思います。定期接種は確かにそうだし、してもらっているし、あと一遍かかったらこれは慢性免疫になるので、小さいころにかかっていれば帯状疱疹がないのかというとそうでもないようなことも聞いているので、またそのことは研究していただきたいと思います。
 私からはこの3点で終わらせていただきます。

〇野口委員長 よろしいですか。

〇山本委員 はい。

〇野口委員長 ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇野口委員長 よろしいですか。
 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論

〇野口委員長 次に、改めて討論として、議案に対する賛否の意向表明があればお願いいたします。

〇山本委員 よろしくお願いをいたします。
 議案第3号「平成31年度三重県一般会計予算」、それに加えて議案第6号「平成31年度三重県国民健康保険事業特別会計予算」については今、質問もさせていただいた中で、国民健康保険の制度改正など、本当に一生懸命やってもらっているということには敬意を表しながら、実質としてまだまだ国民健康保険が高いという現状があり、それによって医療から遠ざからざるを得ないという、そういった実態があることがあります。そういうことも含め、それに対応する一般施策の中でやはり医療の安心、安全がまだまだ不十分であるということの思いで、この2点にまずは反対をさせていただきます。
 議案第32号については、手数料の一部を改正する条例案ということで、様々な説明をいただいて実費的にやっていけないということの中などでこの改正があるわけですけれども、質の向上とともに、やはり今、介護専門職、質のいい方がたくさんおっていただきたいというのは望むところであります。そういう中で、ちょっと値上げ幅が多くて影響が今後、研修を受けていただく影響が出てくるんではないかと、今年から出ているそうですけれども、値上げによってまさしく、さらに出るんじゃないかということも心配をされます。ほかの手だてもまだないというふうにお伺いをいたしましたので、このことにも反対をさせていただきます。
 議案第3号、第6号、第32号ということで表明します。

〇野口委員長 ほかに討論はありませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇野口委員長 よろしいですね。
 討論なしと認め、討論を終結いたします。
    オ 採決     議案第3号(関係分)    挙手(多数)   可決
              議案第5号           挙手(全員)   可決
              議案第6号            挙手(多数)   可決
              議案第32号(関係分)     挙手(多数)   可決

 (5)議案第79号「平成30年度三重県一般会計補正予算(第4号)」(関係分)
 (6)議案第81号「平成30年度三重県国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(福井部長)
    イ 質疑

〇野口委員長 これより、質疑があればお願いいたします。
 質疑はありませんか。

〇山本委員 済みません、1点だけ。
 8ページに、負担軽減の数が予定見込みより下回ったと、何軒予定したのが何軒になったとか、その世帯数は今、出るんでしょうか。今の時点で。資料としてお願いします。

〇野口委員長 わかりますか。

〇山本委員 後ほどで。

〇松浦課長 世帯数の推移でございますが、平成29年度、当初予算ではないのですが平成29年度の軽減世帯数の実績が21万1819世帯ございましたのが、平成30年度には20万9862世帯で1%ぐらい減少をいたしましたので、その実態に合わせて最終補正予算で減額をしています。
 なお、制度は同様の制度で、制度が縮小したわけではなくて、見込みの世帯数が当初予算でおいておったものより実態として下がってきたということでございます。

〇山本委員 ありがとうございました。
 なぜ減ったと、これは総数が減っているということの中の認識でよろしいですか。

〇松浦課長 委員がおっしゃったように、総数が減っているのもありましたので、その中の占めておられる軽減世帯数も減ってきたものだと思っております。ただ、当初予算の段階では、過去は少し世帯が横ばいであったり伸びてきたりしたものですから、支払いに影響があるといけませんので余裕をもってというか、金額をおいておったんですけれども、全体の総数が減る中で軽減世帯数も減ってきたものと思われて、実績としては減っております。

〇山本委員 ありがとうございました。

〇野口委員長 よろしいですか。

〇山本委員 はい。

〇野口委員長 ほかに質疑はございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇野口委員長 よろしいですか。
 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議    なし
    エ 討論        なし
    オ 採決         議案第79号(関係分)    挙手(全員)   可決
                  議案第81号           挙手(全員)   可決

 2 所管事項の調査
 (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
    ア 当局から資料に基づき説明(加藤副部長)
    イ 質問

〇野口委員長 これより、御質問等があればお願いいたします。

〇山本委員 これは平成31年度のあれですけれども、確認だけさせていただきたいと思います。
 資料の13ページに、子ども医療費の補助金が各市町に予定をされておるんですけれども、実態として先行した平成30年、先行した自治体についての補助金、窓口無料が先行したところについての、出す、出さないという話がありましたけれども、出す、出さないといってもそんな細かなことは一つずつは精査もできないというふうな話をしておりましたが、実態として何かこれまで窓口無料をしていなかった、先行した自治体の医療費請求の点で、違いというか何か研究成果がありますでしょうか。研究の内容がありますでしょうか。実態、変わったこと。

〇松浦課長 委員がおっしゃった実態については、ちょっとどういった実態があるかということなんですけれども、医療費の推移はまだ平成30年度の実績が出てきておりませんので、少しどれぐらい上がったのかというのがまだ詳細には出てきておりません。鈴鹿市が平成29年度から始めましたけれども、そのときには6%か7%ぐらいの、通常の医療費、窓口無料にしていないところと比較してそれぐらいの差でございました。
 県といたしましては、当初30%ぐらい上がる可能性があるということで見込んでおりましたけれども、その鈴鹿市の例を見ると、もう少し制度が周知していくと、もしかしたら30%に近づく可能性はあると思われるものですから、当初予算では医療費増を15%ぐらい、窓口無料化による影響額はあるんじゃなかろうかと、支払いができないと困りますので、そういったことで見込んで当初予算を編成したところでございますが、まだその実績につきましては平成30年度の決算を見てみないと、平成30年度の段階で約半数の窓口無料化が進められていて、あと約半分は平成31年度からということになっておりますが、その半数の実績につきましては決算を見てみないとわからないということと、それから委員がおっしゃった、いつからというのは、平成30年9月からの診療分について県は補助を行っております。

〇山本委員 まだ決算が平成30年度は出ていないので正確なものはということで、もちろんそれはそうだと思いますが、今、半期以上は過ぎたわけで、もう終わりになってきて、イメージとして大きなことで混乱するようなことは今、まだないと、9月からの分ですけれども、ないということの認識でいいですかね。

〇福井部長 基本的認識はそれで結構であります。それで実は今、我々がしようとしているのは、同じ市町というか、例えば鈴鹿市だったら従前だと鈴鹿市内にある医療機関だけしか対象にならなかった部分を、当然市町域をまたいで受診をするようなことも当然ありますので、ここは医師会等とも調整を、県が入って調整をして、広域的に受診ができるようなことを考えています。そうなると、結果的に鈴鹿市が先ほど六、七%、当初より30%で見込んでおったのが15%ぐらいになるんじゃないかと、そういうような影響も当然出てまいりますので、ここしばらく、決算の状況だけじゃなくて、少し二、三年間は状況を見ていく必要があるんだろうなというふうに思っておるところであります。

〇山本委員 いろんな実態も考えながら、今の制度の中でどういうふうに動いていくかも私たちも知りたいと思いますので、また委員会等でこれから報告も逐次いただきたい、話、考えがあった時々に中間報告もしていただきたいなと思います。
 終わります。

〇野口委員長 ほかに質問はございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇野口委員長 よろしいですか。
 なければ、これで医療保健部関係の所管事項の調査を終了いたします。

 3 委員間討議
 (1)執行部に処理経過の報告を求める事項    なし

第2 常任委員会(医療保健部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第24号「三重県の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例案」
 (2)議案第42号「三重県介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の
    一部を改正する条例案」
 (3)議案第77号「地方独立行政法人三重県立総合医療センター第二期中期計画の変更の認可につい
    て」
 (4)議案第78号「公立大学法人三重県立看護大学が徴収する料金の上限の変更の認可について」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(福井部長)
    イ 質疑          なし
    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論

〇野口委員長 次に、改めて討論として議案に対する賛否の意向表明があればお願いいたします。

〇山本委員 議案第77号と第78号について、消費税相当分、増税分相当分ということで、108分の2程度の増額というこの二つの案件に対しまして、今、消費税の根本的な問題があるということの中で、それを10月に組み込んだものに対して反対をさせていただきたいと思います。

〇野口委員長 ほかに討論はありませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇野口委員長 よろしいですね。
 なしと認め、討論を終結いたします。
    オ 採決      議案第24号   挙手(全員)   可決
               議案第42号   挙手(全員)   可決
               議案第77号     挙手(多数)   可決
               議案第78号     挙手(多数)   可決

 2 所管事項の調査

〇野口委員長 調査に入る前に、まずお手元に配付の資料「みえ現場de県議会『ダイバーシティ社会の推進』実施概要」をごらんください。
 これは昨年11月19日に、「ダイバーシティ社会の推進」をテーマに亀山市で開催された、みえ現場de県議会の概要の資料でございます。
 当日に出されました県民の御意見につきましては、当委員会の所管事項調査等において、必要に応じて議論の参考にしていきたいと考えますので、よろしくお願いいたします。

 (1)「平成30年度『第二次三重県行財政改革取組』の進捗状況」における事務事業等の見直しにつ
    いて(関係分)
    ア 当局から資料に基づき説明(加藤副部長)
    イ 質問   なし

 (2)地域医療構想の達成に向けた取組状況について
 (3)在宅医療・介護連携の推進について
    ア 当局から資料に基づき説明(加藤副部長)
    イ 質問

〇野口委員長 御意見等がありましたらお願いいたします。

〇山本委員 (2)です。9ページで今、三重県版定量的基準という言葉や地域急性期、これは本当にギャップがある中で、地域急性期というのを設定することで、まあ私は数字上のことだけで見ると、今現在というかこの設置において緩和されていくというか、これだけを見ると気分的にほっとした思いはしています。頑張っていただいているんだと思うんですが、これは何かほかにも全国的にもあるんですかね、こういう対応が。

〇島田課長 今回、国の通知で各県で定量的基準を導入するようにというようなことの対応ということで三重県版の定量的基準を今回導入、検討しているところでございますが、国のほうからその通知の際に、先行する府県の取組の紹介がございまして、例えば埼玉県、大阪府、奈良県、滋賀県といったところの取組が紹介されて、県としてもこれらの取組を参考にさせていただいて基準をつくったところでございます。

〇山本委員 何とか医療をしていかなあかんということの中で国の方針が、なかなか全て受け入れるわけにはいかないと私個人は思っておりましたけれども、やっぱりちょっと急激なというか、国も何とかせなという思いでそういう提案というか先行があったりとか、国からの案内があったということだというふうに認識したいと思います。大変なことだと思いますけれども、決められた中でよりよくしていくということが県としては大事だと思いますので、努めていただきたいと思います。ありがとうございます。

〇野口委員長 よろしいですか。

〇島田課長 済みません、先ほどの少し訂正をさせていただきます。
 滋賀県と申しましたけれども、佐賀県の間違いでした。申しわけありません。

〇野口委員長 よろしいですか。
 ほかにございませんか。よろしいですか。

          〔「なし」の声あり〕

〇野口委員長 よろしいですね。
 なければ、(2)地域医療構想の達成に向けた取組状況について及び(3)在宅医療・介護連携の推進についての調査を終わります。

          〔子ども福祉部、病院事業庁 入室〕

 (4)精神障がい者等へのアウトリーチ支援について
    ア 当局から資料に基づき説明(加藤副部長)
    イ 質問

〇野口委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。

〇津田委員 取りまとめていただきまして、どうもありがとうございました。事前にいただいたペーパーよりさらに充実をしていただきまして、どうもありがとうございました。
 その中で、17ページの3の今後の取組方法についての(1)のところなんですけれども、アウトリーチ事業の対象疾患の拡大を検討しますというところについてなんですが、このところについてはぜひともよろしくお願いいたしたいと思います。現状では、人格障がいと何らかの精神疾患を持つところが両方あった場合は、こじつけてアウトリーチ事業の手を伸ばしているところがあるんですが、実際問題、人格障がいだけだとか、あるいは神経系の病気だけという方々も中にはおみえでございますので、この対象を広げていただいて手が伸びるようにしていただきたいなと思うんですけれども、それについて何かございましたらよろしくお願いします。

〇星野課長 ありがとうございます。
 今現在の対象疾患につきましては、その短期間の介入前提のために絞ったような形にしておりますけれども、今、委員がおっしゃったように、実際にはいろいろな、相談から随分絞られた方が対象になっておりますので、もっと多くの方が困っているという現状がありますので、実際のところではちょっと対象も広げていただいているという形になりますので、そこの今、相談から外れた方についても丁寧に見ていくような形で対象疾患のほうを検討していきたいと考えております。

〇津田委員 また、要項の変更のことについては、よろしくお願いいたしたいと思います。
 それから、このアウトリーチ事業の質問を一般質問で何年か前、四、五年ぐらい前にさせていただいたと思うんです。そのときには鈴鹿圏域から一つ増えて津圏域というふうに一つ増えたわけなんですけれども、ここに書かれておるように、なかなか2から3、3から4に増えていかないと。病院側の事情もということで書いてあるんですけれども、じゃそこで、難しいんでしようがないねということではなくて、やっぱりこちらのほうから、じゃこういうことも用意しますので、こういうことをしますのでというようなところの部分がちょっとないのかなと思うんですが、実際問題、鈴鹿の厚生病院の名誉院長ともお話をさせていただいたときに、やっぱり社会的な使命だけで、心意気だけでやっている、やられている部分が非常に強くて、熱心にやれば熱心になるほど病院側が赤字を食らっているようなところもございますので、やっぱり人材の育成というものも非常に大事ですけれども、やっぱりちょっとそういった金目の話も必要なのかなというふうに思うんですけれども、それについてはどう思われますか。

〇星野課長 ありがとうございます。
 そちらのほうも、毎年行っております実施指導のほうで人材の確保が難しいというようなお話をいただく中で、なかなかこちらも余り積極的にかかわっていないところがございますので、広げていきたいという気持ちには間違いはございませんので、もう少しそこも丁寧に聞きながら一歩踏み出してみようかなと思うところに対しては取組のほうを進めていただけるような形で考えていきたいというふうに思います。

〇加藤副部長 いろいろな精神科、各地域の精神科病院に対しましても、これまでも働きかけといいますか、こうした対応についてお願いをしてきたところでございますけれども、やはり地域によって、また病院によって、こうしたアウトリーチに対する考え方も様々でございますので、やはりこれまで対応してきた事例、こうしたケースにこのように対応してきたと、その実情を丁寧にお伝えするとともに一歩踏み込んだ形で、どのような形であったら、例えばですけれども支援があったら実施できるのかというようなことにつきましても丁寧に意見交換、情報交換をしながら、少しでも圏域の拡大につながるように取り組んでいきたいと考えておるところでございます。

〇津田委員 よくそういった意見を、なぜできないのかというところの部分をよく聞いていただいて、そこの部分の解消に努めていっていただきたいなと思っています。県のやるところはここまでですよと、だから病院側にここまで来てくださいというのはなかなか難しいことなので、やっぱりそういったところをきちっと聞いていただいて、さらに増えていけるような努力をしていただきたいなというふうに思います。
 それから、保健所との連携というか、保健所のほうもアウトリーチしたりいろいろ頑張っておりますよというような記事が、ちょっと文言があるんですけれども、ちょっと私、疑っているわけではないんですけれども、本当に四、五年前とか10年前、そういう体制があるということは私も知っているんですが、実際問題、今は変わっているんですか。10年前、5年前と保健所の対応がどう変わっているのかとか、どう体制を充実させたかとかルールを変えただとか、私の聞いとる範囲の中では何か、保健所の対応が変わったというふうには思えないんですけれども、そこについてはちょっと教えていただきたいですけれども。

〇星野課長 ありがとうございます。
 精神の対応につきましては、変わったかと言われますと相談に対しては丁寧に対応するというところでは同じかと思います。職員の配置につきましては、精神保健福祉士が配置されるところが増えてきているかなというところでございます。訪問検診につきましては、保健所のほうも措置通報等とかもありますので、そういうところが多くなってきているので対応も大変なところですけれども、県の保健所でいいますと、年間相談件数でいきますと5500ぐらいとは聞いておりますし、訪問につきましても750程度というふうに聞いておりますので、相談があったところについては同じように一生懸命やらせていただいているというふうに思っているところでございます。

〇津田委員 そこの部分がちょっと、本当に困ってらっしゃるところの家庭と、皆様方と保健所の乖離があるんだと思うんですね。だからやっぱり、現状で丁寧にやっていますよというふうに言えるところというのはやっぱりだめなような、私はちょっと気持ちでおるんですね。だから、保健所によってもやっぱり対応は違うと思うし、保健所の責任者によっても対応は違うと思うし、やっぱり丁寧にできているかどうかということを言われると、多分、いや、そんな丁寧に対応しているのかという親御さんのほうが多いんじゃないかなというふうに思うんですけれども、だから、この文言でよしとするんではなくて、やっぱり保健所の機能、人が少ないというところが根本的な理由なのかもしれませんけれども、そこのところについても改良を加えていただきたいなと思っています。
 非常にきちっとまとめていただいて本当に感謝申し上げたいと思いますけれども、やっぱり基本的には医療だとか福祉というのはやっぱり底辺を、底辺を見るのが医療、福祉でありますし、それが政治だというふうに思っていますので、だから何回も言うように、本当にむちゃくちゃ、家庭がもう崩壊する、何というかこっち殺さなければ殺されてしまうような、そういった家庭も結構あって、そういうところに目を向けていただいて、体制の充実に努めていただきたいなというふうに思います。
 来年も当選してこの質問ができるように私も頑張りますので、よろしくお願いいたします。

〇福井部長 御指摘のところ、もっともだと思いますので、やっぱり南のほうがされていないので、エリア的には。そこを何とか拡大をしていきたいというような思いがありますし、保健所の話につきましては、四日市市保健所も含めて取組の共有なんかも図って、充実をさらに深めていきたいというのが2点目、それから3点目は、これは医療だけで解決する問題ではないんじゃないかという御指摘、そのとおりだと思いますので、医療、保健、福祉が連携が一層進むように取組を進めていきたいと思っています。

〇津田委員 よろしくお願いします。
 本当に病気なのかちょっとわからんところがあって、でも最終的には何というか、もうしつこいぐらい、しつこいという言い方、何かほっておかないという、人とのかかわり合いの中でよくなっていくような感じがするんですね。だから絶対社会が、自治体が、三重県はそういう人もほっておかないんだと、ほったらかしにしないんだよというところの、人間との関係性の中でよくなっていくと思いますので、ぜひともこれからの努力を期待して終わりたいと思います。

〇野口委員長 ほかにございませんか。

〇濱井委員 大変な御努力をしていただいておるということはよくわかっておりますし、わかりました。
 その中で、先ほど南のほうは随分遅れているということは御認識されておるわけですけれども、今の取組状況と、それから一番の課題といいますか、もちろんアウトリーチを受け入れていただくような病院がないとか、それが一番のアウトリーチ事業が進まない理由だと思うんですけれども、何が一番の原因なんでしょうか。ちょっと私はわかりにくいんですけれども、どんな努力をされてどういうふうな今、状況なのか、そこら辺をもう少し詳しく教えてください。

〇福井部長 まだ取組をしているところですので、そこはまた来年度も報告をさせていただきたいと思っていますので、特に南勢、志摩、東紀州を含む圏域の取組をしっかりやっていくと。一般論で申し上げますと、やはりそれぞれの病院において、やはり精神疾患を扱う病院の業務が地域移行に伴って業務量が増えていると、そういうことをよく聞いております。ですので、そういう精神神経系統の病院の医療従事者の業務がかなり多いというところは基本根っこにはあるのかなというふうには思っていますけれども、地域の病院の方々は何とか地域の精神疾患に対する対応をしっかりやっていきたいという思いは強く持っておられますので、ここはちょっと粘り強く地域の病院と話を進めていって、さらに一歩進むように、地域的には進めていきたいと思っておりますので、それができた暁にはまた御報告をさせていただきたいと思っています。

〇濱井委員 ぜひ御努力、ますます頑張っていただいて、その報告をまたいただきたいと思います。
 やはりマンパワーかなと思いますね。まあいろいろ事情があるんでしょうけれども、各病院にも。まあ病院数も少ないということもありますし。
 家庭内暴力とか窃盗などの繰り返しをされると、そういう人もいてるわけなんですけれども、切実な状況、救いの手といいますか、それを差し伸べる必要があるわけなんですけれども、そのときに他機関との連携といいますか、警察とかそういう部分がありますけれども、これも早急に体制強化を図っていただかなあかんと思うんですよ。恐らく表には出てこないけれどもたくさんあると思うんです。そういう事情がやっぱりあると思いますので、ぜひしっかりと対応をこれから進めていっていただきたいとあわせて思いますので、よろしくお願いします。

〇加藤副部長 今、委員のほうから御指摘いただきました家庭内暴力等への対応につきましては、やはりそれが、原因が精神的な疾患でない、そう特定できないような様々なケースがございまして、保健所だけではなかなか対応が難しいケースがいろいろあると思います。このため、保健所や市町の精神保健担当ももちろんでございますけれども、警察でございますとか検察、そういった関係機関も含めまして、例えば個別のケースなどを取り上げて、こういった事例にはこのように対応したと、そういうような研修事業も新たにやっていくということにしておりまして、まず対応についてのスキルを向上させるというようなことをやっていきたいと考えておるところでございます。対応力の向上を図りながら様々なケースに対応していくと、このように考えておるところでございます。

〇野口委員長 よろしいですか。
 ほかにございませんか。よろしいですか。

          〔「なし」の声あり〕

〇野口委員長 なければ、(4)精神障がい者等へのアウトリーチ支援についての調査を終わります。

          〔子ども福祉部、病院事業庁 退室〕

 (5)三重県動物愛護管理推進計画について
    ア 当局から資料に基づき説明(三木次長)
    イ 質問

〇野口委員長 それでは、御意見がありましたらお願いいたします。
 よろしいでしょうか。

〇長田委員 意見というより状況のちょっと説明をしてほしいんですが、犬、猫の殺処分数が実績値で平成24年度に3452頭・匹であったのが、26年度にいきなり1611頭・匹と半減しておるんですけれども、ここは何か特別な対策か何かされたんですか。

〇中井課長 こちらなんですけれども、平成26年度に法改正がありまして、動物愛護法の中で終生飼養という文言が入れられて、それによって今まで動物の引き取り数が多かったところなんですけれども、引き取りを拒否できる、飼い主についても終生飼養しなさいよということが法で言われたので、保健所も引き取りを拒否することができるというのがありまして、それでむやみに引き取るのではなくて、きちんと飼ってくださいよというようなことを御説明する機会ができたので、そういうのが一番大きいのかなというふうには考えております。委員がおっしゃるように、引き取りの部分とあわせて行動目標の部分の引き取り数、殺処分ではなくて引き取り数のところを見ていただいても減っているというふうになっておりますので、その辺が一番大きいのかなというふうに思っております。

〇長田委員 引き取りが減ったのはそれでええと思うんですが、引き取りができなかった猫は追跡調査か何かされておるんですか。

〇中井課長 引き取らなかった猫といいますと、例えば飼い猫とかでしたら終生飼養してくださいねということでお話をして、まずほかの方、どなたか引き取っていただける方をということでお話をさせていただいて、それで無理だったらまた御相談くださいということではしていますけれども、それが最終的にというところまでは、調査まではしておりません。

〇長田委員 そうすると、結果的に計画の中の殺処分数は減っているけれども、実際は余りはっきりわからんというような感じですね。殺処分はしとらんかもわかりませんが。

〇三木次長 委員がおっしゃるとおり、これが飼い主から引き取りを、以前はお願いされたらもう断ることなく引き取って殺処分に回していた。ただ、先ほど課長からの説明がございましたように、法改正によって終生飼養を指導させていただいて、飼い主の方に、むやみに保健所に渡して殺処分に回るということをちょっと一旦考えていただくということ、そういった中から実は、非常にボランティアに活躍をいただいている場面がございまして、保健所で引き取るということを一旦考え直していただくのとあわせて、自分が飼えないのであればもらっていただける方を探していただく方、そういったことに協力される方を御紹介するというような形で進めております。確かに、全く保健所が引き取らなかった犬、猫がむやみに捨てられたとか、そういったことがゼロかと言われると、状況としてはあろうかとは思いますけれども、大半は今、申し上げたような形で新たな飼い主の方に譲渡されているものではないかなというふうに理解しております。
 以上です。

〇長田委員 はい、わかりました。
 むやみに捨てられていないことを祈っております。
 以上です。

〇野口委員長 ほかにございませんか。

〇大久保委員 25ページのところの災害時対策についてなんですけれども、3年ぐらい前に私たちも各市町との、獣医師会との災害協定を結ぶのにいろいろと協力をさせていただいた経緯があるんですけれども、今、23市町ということで、あと6市町がどこというのはわかりますか。多分、それからの働きかけというのがなかなか、ちょっと獣医師会のほうからも感じられていないので、もし協力できて29市町の目標を達成できるのであれば協力、私たちもしていかないといけないなと思うので、もしわかればお願いします。

〇中井課長 ありがとうございます。
 今、締結していない市町につきましては1市5町でして、いなべ市、木曽岬町、東員町、菰野町、朝日町、川越町でございます。

〇大久保委員 ありがとうございます。
 もしそれがどこかはっきりわかれば、そういう協力がまたできるのではないかなと思って。私たちもこれに携わらせていただいた経緯は、紀伊半島大水害のときに、やはり災害発生後、犬や猫や、そして山林にすむ動物たちの死骸ですとかそういうのを私はずっと見てきているので、そういうときに飼っている犬や猫が、そういうときに獣医師がみんなで協力に来ていただけるというのはやっぱり結んでおいたほうがいいと思うので、ちょっとお聞きしました。ありがとうございます。

〇野口委員長 よろしいですね。
 ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇野口委員長 よろしいですね。
 なければ、(5)三重県動物愛護管理推進計画についての調査を終わります。

 (6)各種審議会等の審議状況の報告について
    ア 当局から資料に基づき説明(加藤副部長)
    イ 質問   なし

 (7)その他

〇野口委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら発言をお願いいたします。

          〔「なし」の声あり〕

〇野口委員長 なければ、これで所管事項の調査を終了いたします。

 3 委員間討議
 (1)所管事項調査に関する事項           なし
 (2)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし
           〔当局 退室〕

 4 今年度の「常任委員会活動の評価」について
  ア 常任委員会活動の評価の手順についての説明(野口委員長)
  イ 委員間討議

〇野口委員長 それでは、御意見をお願いします。

〇長田委員 委員会の評点なんですけれども、分科会の分も入るんですか。

〇野口委員長 これはどうなのかな。済みません、ちょっと事務局。

〇事務局 こちら、委員会活動の振り返りということでさせてもらっていますので。

〇野口委員長 両方とやもんね。どうなの、そこら辺も、ほかの日との統一もあるんで。

〇事務局 含めて。

〇野口委員長 含めてということです。

〇長田委員 事項書等が一応、常任委員会と分科会に分かれていますので、何かこの書き方やと常任委員会だけなんかなという気がせんでもないといいながらも、予決の中で分科会のことなんて不可能ですので、ここに入れるということでよろしいですね。

〇野口委員長 結構でございます。含めるということでお願いしたいと思います。
 ほかに何か質問等がありましたら。
 協議していただくのは、よかった点、改善すべき点を協議する。必要に応じて過去の事項書等をもとに委員長側から調査した内容を照会するなどして議論の参考にしていただければと思います。
 御意見ございますか。特にないですか。よろしいですか。

〇大久保委員 認知症対策についての調査ができたのがすごくよかったなと思いました。三重大学に行かせていただいた内容ですね。やはりこれから認知症対策というのはすごく大事なことになりますし、前から申し上げているように認知症にならない対策というのも健康づくりとして大切だなと思うので、その辺についての調査をさせていただけたのはよかったかなと。

〇野口委員長 ほかに何か。いいこと、悪いことも結構でございますので。
 津田委員、何か視察がどうのこうの言われた、よろしかったですか。言うてなかったかな。なんか視察がどうのこうのと。別の案件でしたか。

〇津田委員 七、八年ぐらい前に、通年議会にしたときに、通年議会以外にも議会改革の取組が進んだ時期だったんですが、そのときに委員長報告は一方的な、言いっ放しだけれども、委員長報告の中でも、さっきのことなんですけれども、執行部の報告を求める委員長報告を新たに設置したんですね。やっぱり議会とか委員会というのは権力というか何というか、権限があるので、それをうまく行使をしながら、さっきのような対応を求めたことは、ちょっと一つの成果があるんじゃないかなというふうに思いました。
 だから、それによって進んだところもかなりあったんではないかなというふうに思いますので、成果として非常によかったのかなと、ええこと私言うたなと自画自賛ということでよろしくお願いします。

〇野口委員長 ほかにございませんか。

〇津田委員 こういう委員会の権限というか、行使していくというのは大事なことだなと感じました。

〇野口委員長 ありがとうございました。

〇濱井委員 委員会の中で討論をするということが非常に大事だなということですよね。今回、この委員会の中で、それぞれの立場で請願なり意見書採択についても討論されましたので、私はこの委員会、よかったと思うんです。それだけです。

〇野口委員長 討論を活発にさせていただいたと思いますね。
 ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇野口委員長 それでは、ただいまいただきました意見を資料3、委員会活動評価総括表(案)にまとめて、次回の委員会でお示しさせていただきたいと思います。
 これで3今年度の「常任委員会活動の評価」についてを終わります。
 ほかに何か御意見はございませんか。よろしいですか。

          〔「なし」の声あり〕

〇野口委員長 なければ、委員間討議を終了いたします。

〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
医療保健子ども福祉病院常任委員長
予算決算常任委員会医療保健子ども福祉病院分科会委員長
野口 正

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