三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成30年度 委員会会議録 > 平成31年3月5日 戦略企画雇用経済常任委員会 予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会 会議録
戦略企画雇用経済常任委員会
予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会
会議録
(開会中)
開催年月日 平成31年3月5日(火曜日) 午前10時0分~午後1時58分
会 議 室 302委員会室
出席委員 8名
委員長 芳野 正英
副委員長 田中 祐治
委員 岡野 恵美
委員 稲森 稔尚
委員 吉川 新
委員 小林 正人
委員 村林 聡
委員 中村 進一
欠席委員 なし
出席説明員
[雇用経済部]
部長 村上 亘
観光局長 河口 瑞子
副部長 安井 晃
次長 増田 行信
次長(観光局) 安保 雅司
参事 山岡 哲也
雇用経済総務課長 紀平 益美
国際戦略課長 小倉 康彦
雇用対策課長 松下 功一
三重県営業本部担当課長 野口 慎次
ものづくり・イノベーション課長 前川 睦敏
中小企業・サービス産業振興課長 松本 正倫
企業誘致推進課長 冨永 健太郎
観光政策課長 加納 明生
観光魅力創造課長 小見山 幸弘
海外誘客課長 松本 将
人権・危機管理監 中井 宏文
障がい者雇用推進監 福島 賴子
MICE誘致推進監 生川 哲也
その他関係職員
[労働委員会事務局]
事務局長 永田 慎吾
次長兼調整審査課長 辻 司
[環境生活部]
ダイバーシティ社会推進課副参事兼班長
石塚 孝昭
[県土整備部]
住宅政策課長 杉野 京太
[教育委員会]
教育財務課長 藤森 正也
委員会書記
議事課 主査 岡野 俊之
企画法務課 課長補佐兼班長 平井 靖士
傍聴議員 なし
県政記者 3名
傍聴者 なし
議題及び協議事項
第1 分科会(雇用経済部関係)
1 議案の審査
(1)議案第3号「平成31年度三重県一般会計予算」(関係分)
(2)議案第13号「平成31年度三重県中小企業者等支援資金貸付事業等特別会計予算」
(3)議案第34号「三重県試験研究機関関係工業等に係る設備等使用料及び試験等手数料条例の一部を改正
する条例案」
(4)議案第60号「三重県営サンアリーナ条例の一部を改正する条例案」
(5)議案第79号「平成30年度三重県一般会計補正予算(第4号)」(関係分)
(6)議案第88号「平成30年度三重県中小企業者等支援資金貸付事業等特別会計補正予算(第2号)」
2 所管事項の調査
(1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告
第2 常任委員会(雇用経済部関係)
1 所管事項の調査
(1)「平成30年度『第二次三重県行財政改革取組』の進捗状況」における事務事業等の見直しについて(関係分)
(2)雇用対策の推進について
(3)中小企業・小規模企業の振興について
(4)企業投資促進制度の改正について
(5)観光振興について
(6)各種審議会等の審議状況の報告について
(報告事項)
(1)首都圏営業拠点「三重テラス」について
2 今年度の「常任委員会活動の評価」について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
第1 分科会(雇用経済部関係)
1 議案の審査
(1)議案第3号「平成31年度三重県一般会計予算」(関係分)
(2)議案第13号「平成31年度三重県中小企業者等支援資金貸付事業等特別会計予算」
(3)議案第34号「三重県試験研究機関関係工業等に係る設備等使用料及び試験等手数料条例の
一部を改正する条例案」
(4)議案第60号「三重県営サンアリーナ条例の一部を改正する条例案」
ア 当局から資料に基づき補充説明(村上部長、安井副部長、安保次長)
イ 質疑
〇芳野委員長 それでは、御質疑あればお願いいたします。
〇岡野委員 1ページですけれども、雇用経済部関係の全体の総括なんですけれども、一般会計が昨年度に比べて21億円余り、雇用経済部関係が21億円ですか。それから商工費の部分が15億円減っているんですけれども、それについての主な理由についてお示しいただきますようにお願いします。
〇紀平課長 お答えいたします。
一般会計において事業費が22億円ほど減額になっている要因なんですけれども、労働費の減額で戦略産業雇用創造プロジェクトの廃止で4億8000万円余りの減額、また商工費の減額ではファンドが満期となることに伴いまして11億7000万円ほどの減額となっております。
〇岡野委員 4億8000万円だけですか、雇用経済部。21億円違う。
〇紀平課長 商工費の減額の大きな要因につきましては、ファンドがあるんですけれども、そのファンドの満期ということで11億7000万円ほどの減額となっております。
〇岡野委員 11億7000万円。
〇紀平課長 はい。
〇岡野委員 そうすると、それが大体この主な理由ですか、雇用経済部全体で21億円減っとる。
〇紀平課長 大きな要因となっております。
〇岡野委員 わかりました。そしたら、ほかにもよろしいでしょうか。
5ページですけれども、細かくいっぱいありますけど、よろしいですか。
〇芳野委員長 どうぞ、来年度予算ですから。
〇岡野委員 じゃ、5ページをお願いします。
航空宇宙産業振興事業なんですが、これの内訳と前年に対してどうかというところを教えていただきたいのと、それから同じ5ページの県内投資促進事業19億円ですけども、これは補助金関係というふうに思いますが、補助金の一覧表のところに出ているあれを足していったらこれになるわけですか。
〇冨永課長 県内投資促進事業のことについてお答えをさせていただきたいと思います。
19億260万円につきましては、企業誘致の補助金の部分が、条例補助金の部分が18億円ございます。それから中小企業の関係の補助金が1億円ございます。合わせて19億円となっております。
それから、先ほど委員おっしゃった補助金が大部分を占めるのではないかという部分についてですが、当初予算の資料の中に1000万円以上の補助金の報告があったと思います。その中にそのうちの大部分の金額は上げさせていただておるというところでございます。よろしいでしょうか。
〇岡野委員 その部分はよろしいです。
〇前川課長 航空宇宙産業振興事業費の内訳ですけれども、大きなものとしましては、参入促進ということで国際展示場とかへの出展でありますとか、認証取得に係る補助ということで約1300万円、それから人材育成ということで、製造現場見学会ということで16万5000円、それから事業環境整備ということで試作開発の補助でありますとか、研究会の運営ということで180万円余り、それから生産技術講座とか人材育成補助ということで約90万円ということになっております。
〇岡野委員 ちょっとお答えいただいて、中身についてはまた後ほどでもよろしいので一覧でくださいますか。それから、その企業名などがもう、それはあれですか。
〇前川課長 航空宇宙産業振興事業の件に関しては、詳細はお持ちいたします。それから企業名については、国際戦略特区の企業が30社弱ございますので、そういった一覧を同時にお渡しさせていただこうと思います。
〇岡野委員 そうしたら、後ほどよろしくお願いします。
それから、6ページなんですけれども、空の移動革命促進事業1019万2000円なんです。要するに空飛ぶ自動車ではないかなと思うんですけども、平成31年度から33年度にかけて、この促進事業ということで、新聞報道でもいろいろと出されておりまして、これに関する質問、質疑などもあったりして、夢のような、そういうプランが突然出されてきたんですけれども、実際のところ、私自身は余りぴんとこないというか、夢のような感じがしてぴんとこないんですけれども、実際にどういうふうな、三重県にメリットがあるのか、過疎地の社会インフラのために必要なのでというような、そういうことを感じまして、事業化の目標が2023年ということで、国のほうからそういうふうな形で離島や山間部で事業化を進めるというわけですけども、そうすると三重県がそれを受けるということは、現実的にそれを引き寄せて、具体的にこういった目的で可能になるんだということが、県民の皆さんに理解されるようなことが必要かなと思うんです。本当に夢のような形で空を飛んできたという感じがしまして、どうも足が地に着いていないような、そういう私は印象を受けるんですけれども、確かに離島や山間部も多いなというのはわかりますけど、そしたら、それが空飛ぶ車でどういうふうに結びつけるのか、なかなかちょっと首をかしげてしまうんですけど、そのあたりでどういうふうなことを考えていらっしゃって、このことをやろうとされているのか、もう少し我々に説明を詳しくしていただきたいなと思います。
〇村上部長 昨日も総括質疑の中で御答弁申し上げましたけども、例えば交通でございますと、離島地域における交通手段、離島と本土を結ぶようなそういう交通手段ですね、それから人だけではなくて物流なんかもあるのかなというふうに思っています。それから、観光面では風光明媚な地域の周遊であるとか、それから例えばですけども、セントレアから観光地までの輸送であったり、あるいは生活面では過疎地域における買い物難民の支援につながるとか、それから介護難民の通所の手段であったり、あるいは救急搬送、防災、災害時の緊急輸送とか、そういういろんな多面的な可能性といいますか、そういうものがあるんだろうというふうに思っています。
恐らく国のほうでは、機体はもう実用段階に移っていて、実証試験があるところでもう始まっていると、飛ぶことに関する実証試験はもう始まっているというようなことは聞いていますので、それをどう使っていくかについては、三重県のようなフィールドを使ってやっていただくということだというふうに思っています。そういうことを通じて、県内事業者も参画をしながらビジネスモデルをつくっていく、経済効果を図っていくというようなことで、その地域の課題に応えていくような、そういったことに可能性を見出していきたいというふうに思っております。
〇岡野委員 それを聞いても、なかなか実感として浮かんでこないというのは私だけでしょうかねとは思うんですけれども、それを誘致して、わざわざ実証実験をすることによって三重県は何かすごいことをやっとるって、目に見えて思って県民のためのものになるんなら理解できるんですけど、何か絵そらごとみたいな感じがすごくするんですけども。
〇村上部長 ただ単に、空飛ぶ車、いわゆるドローンの大きいものですけれども、それを飛ばすことについては各企業がもう取り組んでいますので、もう実証段階に入っているというふうに思っています。それをどう使うかについて、三重県をフィールドとして実証試験を行っていただくということだというふうに思っていますので、絵そらごとといいますか、実際飛んでどういう効果が出るかということについて三重県として可能性を見出していく。当然車をつくるメーカーだけではなくて、それを使ってビジネスにつなげていくのは県内事業者になりますので、当然その県内事業者と一緒にこれについては取組を進めていくという方向性で考えております。
〇岡野委員 来年度は1019万2000円ということですけれども、3年間ということになると総額としては幾らぐらいになるんでしょうか。
〇増田次長 一応3年間をめどにかけてやっていきたいという意向はありますが、平成32年度以降の予算については特にまだ具体的な数字は検討しておりません。
〇岡野委員 そうすると、その3年間というのは、国の誘致するための条件として3年間というのがあったりするので、そこへのっていったということですか。
〇増田次長 当面、実証実験の誘致としては3年間必要だろうということで期間を設定しております。それ以降につきましては、この実証試験がその次の段階として、例えば事業化に向けた取組であったりとか、具体的に実用化していくのはどうしていくかという課題解決の部分について取り組んでいく必要があると考えております。
〇岡野委員 一応総括をしながらというふうなことだなというふうに受けとめましたけども、ちょっと私自身は疑問を感じつつお聞きいたしました。
そしたら、そのほかのことでよろしいでしょうか。
〇芳野委員長 はい、どうぞ。
〇岡野委員 外国人就労支援に関する取組です。7ページですけれども、この中に労働相談の多言語対応15万2000円というのが入っております。これはどういったものでしょうか。多言語の機械なんでしょうかねということを教えてください。
〇松下課長 今現在、三重県労働相談室に4名の相談員がおりますけども、そこに実際外国語を話せる職員はいないんですけれども、三重県国際交流財団に通訳ができる方がいます。三重県国際交流財団の方と電話で三者通話をいたしまして、例えば電話がかかってきたときに三者通話という形で、相談員が話を聞きながら、通訳をしていただきながら話を聞いて相談に応じるという形の体制をとっております。
〇岡野委員 できるだけそういう言語の意思疎通をしていただくというのが一番大事かなと思いますので、理解をさせていただきたいんですけども、小型の何か装置で多言語を翻訳するのがありますでしょう。ああいったものも導入してはいかがかなというふうにちょっと思っておりますので、それは御参考までにということで。
あと、消費税引き上げの対応なんですけども、ここの国の施策としてキャッシュレスとか消費者還元事業の積極的活用のこれは情報提供ということで、金額は入っていずに情報提供という形になっているんですけども、この消費税対応について具体的にお願いをします。
〇増田次長 消費税率が、この10月1日に引き上げが予定をされております。これについては、基本的には国の制度に伴うことでございますので、それについての影響に係る様々な対策については国がやるべきものだと私どもは考えておりますので、国が今回実施いたします、特に小規模事業者向けの、またキャッシュレス・消費者還元事業等の国の施策につきましては、国の事業が円滑に中小企業・小規模企業の方々が活用していただけるような形で、いろんな商工団体とか県が今後行います施策の説明会を通じまして知っていただいて、活用いただくように働きかけていきたいと考えております。
これに加えて、例えばなんですが、日ごろから国の補正予算でも盛り込まれましたが、IT補助金であったりとか、あと今回消費税導入の引き上げに際しては、いわゆる食品類については引き上げをせずに据え置きとなっております。つまり10%と8%の併存の制度が出てきますので、この場合、特に商店街等の小売店の方々に非常に悩ましい問題がありまして、どれが10%でどれが8%なのかということと、1台のレジで消費税を別々に計算したものを請求していただくという形になりますので、こういう際に、現在のレジではいわゆる単一の消費税しか対応していないケースが多くございますので、これを複数の消費税に対応したようなレジスター、いわゆる精算機を導入するに当たっても国が補助制度を設けておりますので、これをこの際、消費税の新しい制度に対応した、いわゆるレジスターの導入を国も補助として行っていることもあって、そういうことも私どもとしては活用をしていただくように呼びかけをさせていただいている次第でございます。
加えて、今度、消費税転嫁の、8%から10%になる際には、どうしても各段階、最終的には消費者の方が消費税の負担をいただくわけなんですけれども、中間でやっぱり卸売業であったり製造業であっても下請をされている方につきましては、消費税が転嫁ができないというようなケースも以前のケースでもございましたので、こういう方については、現在、産業支援センターのほうで設置されております下請かけこみ寺ということで、小規模事業者・中小企業の方々の消費税の転嫁に関する悩み事またはその問題について相談を引き受けさせていただくような窓口も設置しておりますので、それも御活用いただくように私どもとしては情報提供をさせていただいているところです。
〇岡野委員 消費税の対応については、これはまだ決まったわけではないというふうに、私たちは、今、予算を審議していますので、非常に問題があるなと思いますし、県内でもこのことに対する影響力というのは物すごくあって、混乱をしているというのが実態だと思うんです。もし決まった段階なら丁寧に対応を、先ほども御説明いただきましたみたいな丁寧な対応もしていただきまして、後ほどの問題にはなると思うんですけれども、特にお願いをしておきたいなというふうなことは申し上げておきたいと思います。
一応、私はこの程度で。
〇芳野委員長 ほかにございますか。
〇中村委員 今の岡野委員の空飛ぶ自動車、ちょっと教えてください。まずは、これって国がどこかありませんかということで手を挙げるところというふうにやった事業でしたっけ。きっかけ。
〇増田次長 まず、国が探していたというよりは、三重県として当地を実証の地としてやってほしいということで、私どもとしては立候補したような形になっております。
〇中村委員 あと、ほかの県なんかの状況はどうなんですか。
〇増田次長 国において発表されているのは、三重県以外には東京都、大阪府、福島県と三重県の4都府県でございます。
〇中村委員 ありがとうございます。そうすると、その次です。具体的に、県としてかかわりというのはどんなかかわりなんですか。いろいろあると思うんです。ソフト的なものなのか、ハードは多分事業所がやられるんだというふうに思うんですけど、三重県は後方的にかかわるのか、ちょっとその辺教えていただきたいと思います。
〇増田次長 三重県としては、今回のこの空飛ぶ車につきましては、少し近未来技術という形でちょっと将来10年先を見据えた技術の導入となります。こういうことにつきましては、一定程度まだ御存じない方、またはその技術に信頼性があるのかないのかという社会受容性の部分が非常に認知がまだ至っていないということもありますので、私どもとしては、この技術を使った事業が地域において可能性があるということを含めて、情報提供というか、いわゆる機運の醸成のような形で、まず県民の方々に知っていただくような取組をまずやるということが一つの役割だと考えております。
あと、具体的には実証実験をする際には、実際にその場所を使われる、また使っていただく市町の十分な御理解、またはその積極性を踏まえて、私どもとしては事業者との橋渡しをさせていただくというようなことを考えておりますので、実際には当地を飛行または実験に使うエリアを統括する市町の熱意を踏まえて、私どもとしては事業者と調整しながら、また必要な県民の方々への説明とか、それを市町と一緒になって説明をさせていただくような役割を考えております。
〇中村委員 あと、大手の開発中の企業があるというふうに思うんですけれども、その辺の大手の企業との事前の話し合いとか、予算が通ると将来は三重県で実験してくださいよという、その辺の話というのはある程度進められる、あるいは進んでおられる、現状がわかったら教えてほしいんですけれども。
〇増田次長 正式には、実証事業の誘致に当たりましては、この予算が採決された後にやらせていただこうと考えておりますが、現時点では、この空飛ぶ車に関しての官民協議会というのが実は国のほうで組織をされております。民間企業、あと官のほうが集まった協議会でございますが、その中では大手からベンチャー企業含めて多くの事業者が参加いただいています。その方々に私どもとしては、三重県が候補地として今手を挙げさせていただいていますということを知っていただくような取組を今進めているところでございます。
〇中村委員 あと教えてほしいんですけれども、それが可能になったとき、三重県は中小零細企業が多いんですけれども、そういった企業が参加できるような、いわゆる下請っぽい、そういう技術をある程度持ったような企業との連携といいますか、広がっていくのか、あるいはその大手だけでやっていくのか、その辺はまだ考えられてないんでしょうか。
〇増田次長 実証実験を通じて、部長からも説明いたしましたが、今後、県内事業者の方々がサービス事業に取り組んでいただくというのは、私どもの最終的なゴールだと考えておりますので、これは実証実験の段階から、今後、地域の市町または私ども、加えて現在開発を進めている県外の事業者、また県内のまだ具体的な事業ではございませんので、様々な分野の県内の事業者の参画を得ながら、今後どういうサービス事業をやっていったらいいんだろうかというような検討を進めていくような協議会ができればと思っております。
〇中村委員 あと、あらかたでいいんですけれども、実際、実証実験がどれぐらいで、あと具体的に観光地とか離島が多いですよね、そういったところで使えるようになる状況というのは、あらかたのスケジュールみたいなものはあるんですか。
〇増田次長 現在スケジュールと明記されているのは、昨年12月に国のほうで組織されました官民協議会で示されたロードマップによりますと、2023年、現在から4年先になりますが、そこで一応事業化というのが一つのスタート地点になろうかなと思っております。このときにロードマップにも詳細に書かれておるんですが、まず物の移動から始まると。次第に地域での人の移動、最終的には都市部での人の移動というのに使われるだろうということで、それが2030年代半ばにはそういう事業が拡大していくんじゃないかというような見通しを立てていますので、三重県としてはこれからの3年間かけて実証を積み重ね、また必要な法整備も当然、今後、国のほうでも考えていただきますので、2023年ごろには当地で、一部の地域だと思いますが、事業ができるような体制をサポートしていきたいと考えております。
〇中村委員 ありがとうございました。私自身も岡野委員と一緒のように、夢みたいな話かなと思っておりましたら、2023年にもうこれ実用化ということですし、それから三重県はやっぱり南部のほうは非常に厳しいところも多いので、これをうまく活用できるようにという期待はしたいと思いますけれども、ただ、空飛ぶやつですし、できたばっかりということで、安全性とかそういったものもあろうかというふうに思いますので、事業を進めることと並行して地域の環境とか安全とか、そういったものもあわせて議論をしていってもらえればありがたいなというふうに思います。ありがとうございます。
〇芳野委員長 他にございますか。
〇稲森委員 1個確認したいんですけども、雇用経済部全体の予算が減っているという説明の中で、今回の予算が骨格的予算であるという、そういう影響というのはないんですか。
〇安井副部長 特にそういった影響はございません。
〇小林委員 一つ教えていただきたいんですけども、外国人就労支援に関する取組のところで、もう既に日本におられる外国人の方を企業に受け入れるとか、いろいろ支援される取組がここに書かれてあると思うんですけども、これから新たに研修生とかそういった方々を受け入れるために、例えば組合を設立するために資本金が2000万円要るとか、いろんなことがあるかと思うんですけれども、そういうことに対する県のかかわりというか、そういうのは全くここには入っていないという考えでよろしいんでしょうか。
〇松下課長 委員おっしゃったように、外国人の個人の方への就労支援ということでは、来年度展開したいと考えております。おっしゃっていた監理団体の登録ということでの支援につきましては、現在では考えておりません。
〇小林委員 現在は考えていないということなんですけども、これからまた考えていただけるような余地はあるんでしょうか。
〇松下課長 そうですね、これから4月からもう外国人の方が増えますし、技能実習がどこまでこの新たな外国人制度によってどういう影響を受けるかといったこともちょっと見きわめていく必要がございますので、そういった中で関係者の話も聞きながら、そういったことも研究してまいりたいと思います。
〇芳野委員長 他にございますか。
〇稲森委員 もう一点だけ、じゃ、6月には特に目新しいものというのは、補正予算には出てこないということですか。
〇芳野委員長 それ全体の話だね。
〇稲森委員 はい、部全体として。
〇河口局長 観光のほうでは少し6月補正で議論しようとなっている部分がございますので、もう少し肉づけをしていきたいなと思っております。
〇稲森委員 そういう説明をするべきじゃないですか。ただでさえ骨格的予算で県民にわかりにくいと言われているので、こういう事業を見直したから減っていますというような説明ではなく、そういう話を聞きたかったんで。影響ありますよね。どうなんですか、影響ないとおっしゃいましたけど。
〇安井副部長 減額そのものについては、骨格的予算という形で減ったというよりは、これまでの事業がなくなったとか、そういった意味でお答えしたものでございまして、雇用経済部全体で当然これから肉づけしていくものについては、しっかり議論していきたいと思っています。
〇稲森委員 わかりました。
〇村林委員 みえ産業振興ビジョンができて、地域課題解決にも取り組んでいただけると、産業政策の面からということで大変期待しておるわけなんですけれども、今のところ、この予算を見せていただくと、余りそのための額が大きくなくて、空飛ぶ車というのは今大変議論もあったところで、これに取り組んでいただくこと自体はいいと思うんですけれども、昨日の議論でもあった、買い物難民支援とか、そういう部分を今後やっぱり取り組んでいただきたいと、地域課題をやっぱり条件不利地域に住んでいくための課題解決を取り組んでいただきたいと思うんです。今、稲森委員からもお話のあったような、今回薄くても肉づけの予算で厚くしていただけるとか、そういう方向性とか決意を聞かせていただけるとありがたいんですが。
〇村上部長 みえ産業振興ビジョンでは、やはりKUMINAOSHI(くみなおし)であるとか、若者県内定着であるとか、地域課題の解決というのを一つのキーワードにさせていただいています。大きなキーワードだというふうに思っていますので、地域課題解決についてはいろんな取組を考えていく必要があるんだというふうに思いますけれども、喫緊に対応する部分と、それからしばらく検討しながら10年後にというような、それぞれタイムラグはあるかもわかりませんが、いろいろな面で検討はさせていただきたいと思っていますし、しかも四日市市にできた東京大学のサテライト拠点については、ここは基本的には地域課題の解決につなげていくような取組をメーンにしていただけるというふうに思っていますし、それから北勢ではないんですけれども、三重大学がいろんな地域にサテライト拠点をつくっていただいていますので、そういったところとも連携しながら地域課題の解決に向けて取り組んでいきたいと思っています。
〇村林委員 ありがとうございます。重要性と、またこれからの意気込みを語っていただいたというふうに認識しますので、ぜひともよろしくお願いします。強く要望とさせていただきます。
ここでちょっと聞く場がいいのかどうかあれなんですけど、少し人手不足の話も聞いてもよろしいか。
〇芳野委員長 どうぞ。
〇村林委員 ちょっと二つぐらい企業のお話を聞いてきたんですけど、一つ目が、220人ぐらいを雇っておられる工場の方にお話を聞いたんですが、地元雇用をしてほしいと、地元の行政から頼まれて、かなり募集をかけているんだけれども、応募が全くなくて困っていると。パートの多い業態なんだけれども、このままでは事業が立ち行かないというお話を聞きました。また、もう一つがもっと名の知れた大きな企業でお話を聞いたんですけど、そちらもなかなか人材が集まらなくて、地元立地ということの意味がどんどん希薄化しつつあると、このままではここの地元で立地しているのと、例えば外国のどこかタイとかに立地しているのとの意味がだんだん変わらなくなってくるというようなお話なんかを聞いてきました。私は、これまで条件不利地域に人が住んでいくためには働く場が必要で、そういう雇用をつくってくださいとか仕事をつくってくださいということを一生懸命申し上げてきたんですが、この話を聞くと、職自体はあるのに一方で何か応募がないという、妙な、今まで私の認識してきたことと違うことが起きとるということが今回感じて、少し衝撃を受けつつ、私も考え方をこれから変えていかなければいけないのかなとも思ったんですけれども、今そういう起きておる人手不足の、特にそういう本来仕事がないと言っておった地域でさえ人手不足みたいな話が起きていることについての、ちょっと現状の認識とか課題みたいなものを教えていただければと思うんですけれども、あるいはこの予算の中で、もしあれば聞かせていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
〇安井副部長 委員の御指摘全てにお答えになっているかどうかわかりませんけど、一つは、我々が考えておりますのは、やっぱり地元の企業の魅力といいますか、そういったものがしっかりと皆さんに届いていないと。特に新卒の方とか、そういったところがあるかと思っていますので、そういった企業の情報を積極的に発信していくというのが大きな課題だと考えております。既にみえの企業まるわかりNAVIというもので発信はしていっていますけども、そういったものをさらに充実していくとかということで、企業の情報を発信するということ、さらにインターンシップで、新卒の方が中心になりますけどもインターンシップをやっていくということが重要だろうと思っています。
一方で、今のそういった人が集まらないということの要因の一つに、働きたいという方の条件と企業の条件、就労環境と広く言っておりますけども、そういった就労条件が、ミスマッチを起こしているということもあるかと思います。例えば女性が働きたいという場合に、なかなかいろんな時間的な制約等があって、企業側の条件と合わないと。それを解決する手段の一つとして、働き方改革というのがあるのかなと思っておりますので、そういった働き方改革などを進めることで女性の方や高齢者の方、さらには障がい者の方も、誰もが働きやすい環境をつくっていくことで人手不足の解消に一定つながるのかなというふうに考えています。そういった予算も来年度の予算には一定含まれております。
〇村林委員 ありがとうございます。特に新卒の方は、都会のほうへ今、吸引力が非常に働いておるということであると思うんですけれども、パートの方でさえ集まらないというのは、やっぱり何かちょっとこれまでの常識といいますか、考え方を変えなきゃいけないような何かが起きておるのかなと感じました。働きたい人と企業の条件のミスマッチというお話ですけど、突き詰めていくとひょっとすると安い労働力を奪い合っておるというような可能性もあるのかなと思っていまして、その辺がこれから地域でどういう仕事をつくっていくのかということともかかわってくると思いますので、私もこれから研究はしたいと思いますが、どうぞ検討のほうを当局のほうにもお願いしたいと要望しまして、とりあえず終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いします。ありがとうございます。
〇芳野委員長 その他ございますか。
〇田中副委員長 空の移動革命なんですけれども、先ほどから議論されているわけですけど、この三重県をフィールドにして実証実験を行うということなんですけど、場所も離島、過疎地というふうに御説明をいただいたんですけど、具体的な場所とか、この過疎地ですけれども、そこら辺ももう既に決まっているんですか。
〇増田次長 私どもとしては、まだ場所が決まっているわけではございません。また、実証実験をしていただく企業も、まだ決まっていないという状況でございます。ただ、国が示したロードマップによりますと、まず、実際にその事業が成り立つ場所として、いわゆる道路交通がない場所、いわゆる離島という場所とか、あと先ほどもいろいろな日常生活に不都合が生じているエリアであります過疎地域、三重県はその過疎地域もたくさんありますので、それらの地域が今後、私どもとしては全国の事業者に対して、三重県としてはこういう場所があるということを積極的にPRさせていただいて、誘致に結びつけたいと考えております。
〇田中副委員長 わかりました。あと、墜落を結構心配するわけですけども、オスプレイでも大騒ぎになったんですけども、そこら辺の対応というのはどういうふうに考えておみえなんですか。
〇増田次長 実証実験に伴う様々、例えば不慮の事故等については、事業者による責任だと私どもは考えておりますが、当然私ども、誘致した立場としましても、事前の安全対策も完全に考慮していただくような事業者にやっていただきたいというふうに思っておりますし、仮に受け入れしていただいた市町とともに、これについては地域住民の方々についても事前の御説明とか、不慮の事故、そういうことがあったときの対応についても事前に打ち合わせをさせていただきながら、安全にできるように考えていきたいと考えております。
〇田中副委員長 安全に管理していただくということで、事前説明等もよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございます。
〇芳野委員長 他にございますか。
〇稲森委員 今の空飛ぶ車のことで、現状で法律とか、そういう規制とか、そういうことがネックになっているようなことっていうのは、解決していかなあかんとこというのはどういうとこがあるんですか。
〇増田次長 現在、空飛ぶ車のような、ある意味、人を乗せて自動運転で飛ぶような物体については、航空法上のまだ規制の対象になっていないというか、法の基準がつくられていない状況でございます。なので、実証実験につきましては、その都度、飛行許可を受けた形で行われると伺っております。
今後、法制化するに当たりまして、国についてはこのロードマップでも示されているんですが、事業者のビジネスモデルを提案していただいて、それに基づく必要な法整備、基準づくりについても並行して国のほうがつくっていくというような形になっております。なので、少なくともその都度その都度、実は許可が要るということと、今後、恒常的に事業で行うに当たっては、やっぱりある程度法律で基準づくりがされているというのが前提となりますので、今後、国の制度設計を含めて、私どもで、もし仮に行っていただいたら、その内容は反映されるんだろうなと考えております。
〇稲森委員 わかりました。
〇芳野委員長 他にございますか。
〇岡野委員 1点だけ。年末にシャープの雇い止め問題があって、外国人労働者についての対応が責められたわけですけども、それでいて努力が今から始まるというような、ちょっと遅きに失するようなことがあったんですが、基本的なところで、あの資料を見せていただきますと、自己都合の日本人もかなり雇い止めを受けとるということだったんですが、やはり非正規の労働者を非常に安く使っている問題点がそこに出てきているんじゃないかなと私は思ったんですが、そのことに対して正規労働者にしっかりとしていくというようなことも含めた、そういう来年度予算の中でそういったものがあるのかどうか、どのように考えられているのかというのを少しお示しいただきたいと思います。
〇松下課長 非正規対策の事業でございますが、計上はいたしておりまして、様々な状況に置かれている方がいるかと思うんですが、そうした中で、一人ひとりにキャリアカウンセリングをしながら、どういった研修とか訓練とかしていくのがいいのかということを見定めた上で、いろんなインターンシップであるとか、そういった場の体験をしていただくということでの事業を組んでおります。
〇岡野委員 それは幾らぐらいの予定ですか。
〇松下課長 ちょっと確認させていただきますので、後ほどまた報告させていただきます。
〇岡野委員 じゃ、お願いします。
〇芳野委員長 他にございますか。
〔「なし」の声あり〕
〇芳野委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
ウ 委員間討議 なし
エ 討論
〇芳野委員長 次に、改めて討論として議案に対する賛否の意向表明があればお願いします。
〇岡野委員 議案第3号ですが、一般会計の予算、それから条例関係で議案第34号、議案第60号に私どもは反対をいたします。議案第13号については賛成をしていきたいと思います。
理由としては、一般会計は従来からも主張しておりまして、先ほども少し聞かせていただきましたけれども、企業誘致の問題点、大企業本位ではないかというようなことを従来からも指摘をしておりまして、なかなかそこら辺ではせっかく誘致してきた企業について、シャープの問題に端を発した問題点が解決をされていないのではないかということがあります。
それから、あと、消費税の増税を前提としているというようなこともありまして、特に条例関係で議案第34号、議案第60号は、消費税が含まれておりますので、増税が含まれておりますので、それについての反対ということで反対しておきたいと思っております。
〇芳野委員長 ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇芳野委員長 討論なしと認め、討論を終結します。
オ 採決 議案第3号(関係分) 挙手(多数) 可決
議案第13号 挙手(全員) 可決
議案第34号 挙手(多数) 可決
議案第60号 挙手(多数) 可決
(5)議案第79号「平成30年度三重県一般会計補正予算(第4号)」(関係分)
(6)議案第88号「平成30年度三重県中小企業者等支援資金貸付事業等特別会計補正予算(第
2号)」
ア 当局から資料に基づき補充説明(なし)
イ 質疑 なし
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 議案第79号(関係分) 挙手(全員) 可決
議案第88号 挙手(全員) 可決
2 所管事項の調査
(1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告
ア 当局から資料に基づき説明(安井副部長)
イ 質問
〇芳野委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。
〇岡野委員 四日市港管理組合の県負担金なんですけれども、霞4号幹線が一応完成して、それに伴うようなことについてはもう含まれてはいないんでしょうか、ちょっと確認だけ。
〇紀平課長 霞4号幹線の事業につきましては、平成16年度に着工しまして平成30年度に道路本体を完了しております。着工から国交省に対しまして四日市港管理組合からは151億6400万円ほどの負担金を支出しております。この負担金の財源の一部としまして、県につきましても負担金が8億2600万円ほど充当されていると確認をしております。
また、平成30年度につきましては県の負担金は、四日市港管理組合への県の負担金はこの表のとおり約15億800万円ですけれども、県負担金につきましては、この臨港道路に6700万円ほど支出をしております。
〇芳野委員長 平成31年度ですか、それは。
〇岡野委員 平成31年度の話。
〇紀平課長 平成31年度はございません。
〇岡野委員 わかりました。
〇芳野委員長 ほかにございますか。
〔発言の声なし〕
〇芳野委員長 なければ、これで雇用経済部関係の所管事項調査を終了いたします。
〇松下課長 済みません、先ほどの岡野委員からの御質問のお答えをさせていただきますが、よろしいでしょうか。
〇芳野委員長 どうぞ。
〇松下課長 事業につきましては、若者子育て世代の県内就労総合対策事業の内訳としまして、県内若者就業支援事業ということで882万8000円ということでございます。
〇岡野委員 そうすると、それが全てですか。
〇松下課長 それと加えて申しますと、おしごと広場の運営事業ということで3170万5000円でございますが、ここでも正規・非正規問わずに、非正規の方も対象に寄り添った支援をしてまいりますので、よろしくお願いします。
〇岡野委員 聞かせていただいて、改めて非常に少ないなというふうな実感を持っておりまして、基本的には企業の問題だとは思いますけれども、それに対して余りにもそれが非常に大きな問題を含んで今いるという現実の中で、対策費としてこの程度が盛り込まれているんだなというふうな実感を持って受けとめたところです。根本的な問題の解決になかなかなっていないなというふうなことを申し上げたいと思います。
以上です。
3 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
第2 常任委員会(雇用経済部関係)
1 所管事項の調査
〔書記 資料配布〕
〇芳野委員長 まず、お手元に配布の資料、みえ現場de県議会「ダイバーシティ社会の推進」実施概要をごらんください。
これは、昨年11月19日に「ダイバーシティ社会の推進」をテーマに亀山市で開催されました、みえ現場de県議会の概要の資料でございます。
当日に出されました県民の御意見につきましては、今後の当委員会の所管事項調査等において、必要に応じて議論の参考としていきたいと考えますのでよろしくお願いいたします。
これは、吉川委員と田中委員と岡野委員も御出席をいただいていたのかなと思いますけれども、主な意見等でこの当委員会に関わる部分というのが余りなかったんですけれども、5の主な意見の現状課題の〇6のところに少し雇用経済部に係る部分があるかなと。働きにくい環境をつくっているのは、上層部であったり従業員かもしれないが、その中で企業や行政はどのようにして安心した場を設けていくことができるか、横につなげていかないといけないという御意見もいただきました。
こういった中身を少しまた御参考にしていただいて、今後の質疑にかかっていただければなというふうに思います。よろしくお願いいたします。
(1)「平成30年度『第二次三重県行財政改革取組』の進捗状況」における事務事業等の見直し
について(関係分)
ア 当局から資料に基づき説明(安井副部長)
イ 質問
〇芳野委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。
〇岡野委員 2ページですけども、平成29年度の見直しで商店街等活性化支援事業費補助金が見直されたということですね。ニーズに応じた専門的な助言が必要となっていることから……
〇芳野委員長 岡野委員、それは違います。さっき説明したのは3ページの(4)の活性化じゃなくて振興支援事業です。
〇岡野委員 済みません。(4)の平成29年度から平成31年度における見直しということで、先ほどの29年度の見直しもそうなんですけども、商店街振興組合支援事業費補助金は、自立運営ができてきたので、自立運営に向けて補助金のあり方を見直してということで、どちらも商店街については、もう余り力入れやんのやなというふうな思いをこれを見るとするんですが、本当にそこで生きていこうと思ったら、商店街の人たちは、大きな規模の店舗がどんどんできていく中で物すごく困っております、実際は。そこのまちづくりとの関係もあるかもわからないんですけども、全体的に疲弊をして、高齢化して、ましてやこういう補助金も削られると、自立に向けてというふうなことで、もう自立していくことができないんと違うかなと、そんなふうに思うんですけど、これにかわるものとして何を一体考えてくれてるんかなと、県に対していろいろと言いたいことはいっぱいあるんじゃないかなと思うんですけど、これをなしにすることにしたら、これにかわるものとして何か考えられているんかどうか。
〇増田次長 商店街の振興策につきましては、これまで県も一定程度関与しながら、地域の商店街いわゆる地域商業の活性化に向けた取組はずっとさせていただいておりますし、今後も引き続き一定程度、県としても支援をさせていただくということは間違いないというような状況でございます。
ただ、今回のこの補助金の見直しにつきましては、これまで、商店街の振興については、まずその地域の商店街ということもございますので、これまで平成10年代にいろいろな商店街に関する、中心市街地活性化法等も含めまして、地域に大事なものであればということで、そこに存する市町の取組を優先して、私どもとしてはサポートのほうへ回るというのがこれまでの考え方でございました。なので、基本的には市町でいろんな対策をとっていただいておりますので、県としては、さらに一定程度専門家が必要だとか、こういう取組をしたいので何かアドバイスがほしいということで御要望をいただいた都度、その専門家のいわゆる国が登録しています専門家等を、私どもとしては派遣をさせていただきながら、より先進的な取組になるような、お手伝いというか支援をさせていただいております。
委員言われましたように、これにかわるようなものはないかということでございますが、これまでも私どもとしては、基本的に商店街につきましては個々の事業者の集まりだということもございますし、それぞれの事業者、小規模事業者が多いんですけれども、そういう方々の支援というのは、それぞれの地域にあります商工会、商工会議所の経営指導員がしっかりと伴走型支援をしましょうということで、平成26年から三重県も条例をつくりまして取り組んでおりますので、この中でそれぞれのその店のよさを発揮していただくための個々の取組については、商工会議所、商工会にあります経営指導員を通じまして、それぞれの磨き上げをしていただこうと考えておりますし、具体的なものとしては、経営向上計画のようなものをお立ていただくような指導もしながら、それぞれのお店が活発になるような取組というのは御支援をさせていただきまして、今後も商工会、商工会議所の経営指導員、また経営支援体制も少しずつ充実をさせながら取り組んでまいりたいと考えております。
〇岡野委員 そのように個々のお店を光らせるというような形で解決をしようとするのと、それから、その地域一帯をどうするんかというところとでは、ちょっと違うわけですよね。地域一帯をどうするんかということを考えないと、生き続けること、その地域に住み続けることができないという状況になって、買い物難民もそこでまた出てきているわけなんですよね。だから、せっかく商店街としてあって、そこで何もかもそろえるというようなところや、ましてや高齢化の中で近所の商店街をどうするんかというのは、本当にその地域の人々にとっては切実な問題で、ここをやっぱり解決していただかんと、それはもう商工会議所がとか、というふうに言われても難しいところなので、ここで長々言うとってもしようがありませんけども、この事業も廃止されて本当につらい思いをしていらっしゃる商店街の皆さんの本当の伴走者にもなっていただきたいなというふうなことを私はちょっと希望しておきたいと思います。
〇芳野委員長 ほかに御質問ございますか。
〔発言の声なし〕
〇芳野委員長 なければ、「平成30年度『第二次三重県行財政改革取組』の進捗状況」における事務事業等の見直しについての関係分の調査を終わります。
〔子ども・福祉部、環境生活部、県土整備部及び教育委員会事務局 入室〕
(2)雇用対策の推進について
(3)中小企業・小規模企業の振興について
ア 当局から資料に基づき説明(安井副部長、増田次長)
イ 質問
〇芳野委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いをいたします。
〇稲森委員 前回欠席をしまして済みませんでしたということで、シャープのことを1個だけ聞きたいんですけども、こういう取組を、別紙2なんですけれども、13ページ、今回やられてきて、特に新聞報道されてきたことと、県が得ていた情報の、この大きな乖離というところに大変驚いたわけなんですけれども、今回のこの件を通じて、やっぱり、もとのシャープの対応というのはどういうふうに変わってきて、シャープと県の関係というのはどういうふうに変わってきたというふうに考えているかというのを聞かせていただきたいんですけれども、特に企業の情報だからわからないというような労働者の実態だったり、あるいは直接雇用していないから関係ありませんよという、そういう建前を言ってくるような、そういうことではもう困るんだということを、やっぱりこれは県がそういう態度というのを示してもらわなければ、リーマンショックで起きたようなことがこれからも何度もこういうことを繰り返されるようなことがあって、結局現場で対応しなければいけないのは地域だったり市町だったり、そういうところなわけなので、この一件を受けてシャープも県もどういうふうに変わってきたというところをしっかり聞かせていただきたいと思います。
〇安井副部長 委員おっしゃるように、こういった事例というのは、やはり我々も大変問題だというふうなところを捉えておりますので、今回しっかりとシャープには我々から申し入れをさせていただきまして、シャープのほうからも誠実に報告をいただいたというところがございます。引き続き、こういったことがあれば、県としてもしっかりとアンテナを張って企業のほうに様々な情報提供をお願いしていきますし、シャープのほうからは自主的にこういったことが、特に大量離職については御報告をいただくということでこれまで協議をしているところでございまして、それをしっかりとそういった関係を続けていきたいと思っております。
〇稲森委員 わかりました。
それと、今回の件で特に労働者側から指摘されているような、下請の、別会社だけれども実質同じところを繰り返し繰り返し雇用をしていたような、こういう脱法的ともとれる、脱法的とも指摘されているような、こういう働き方というのは、この辺については見直されるようなことというのはないんでしょうか。そこは特に問題だと考えていないということなんですか。
〇安井副部長 当然、コンプライアンスということで法令順守はしっかりしていただくということが前提になっておりますが、その中でしっかりと三重労働局とも我々は連携しながら、そういった事案には適切に対処していくというのが基本的な考え方かなと思っています。
今回の件につきましては、現時点で我々は特にそういった判断はしてございません。
〇稲森委員 わかりました。
〇芳野委員長 他にございますか。
〇岡野委員 7ページの障がい者雇用の促進なんですが、ステップアップカフェ運営事業について、2020年3月31日で5年間が経過をするというところで、これまでの経過、成果と課題を一応いろいろと具体的なところで出していただいて、そして今後の取組については、ステップアップカフェステージⅡとして展開をしたいということで基本的な考え方が出されているんですけれども、そうすると、今のCotti菜(こっちな)を運営している、指定管理運営事業者がやってくださっていて、すごくたくさんの方が、私らも行かせていただいて、すごくいいなと思いながらCotti菜(こっちな)については高い評価を皆さん得ていると思うんです。それをまた見直すということになるということは、改めて今の事業者も今回の今後の検討の中で手を挙げるということも可能なのかどうかということが一つと、それから、もう一つは、このCotti菜(こっちな)を三重県でやって、それを各地域で展開をしていくというか、そのことの成果をやっぱりあちこちでしていくというのが一つの方向性として必要かなと思うんですけども、それに対する課題としてどのように考えるのか、そのことに対してどのようにしていきたいと思っているのかというところをちょっと教えてください。
〇福島推進監 まず1点目です。今の事業者も手を挙げていただくことができるかということですけれども、それを2回目だめですといったことはありませんので、手を挙げていただくことは可能と考えております。
2点目の各地域での展開につきましてですが、ステップアップカフェ運営事業の目的としましては、県内の障がい者雇用の理解を促進するといったことでありますとか、企業の皆さんにもここでノウハウを学んでいただくといったことも目的と思っておりまして、この三重県障がい者雇用推進協議会の中でも、Cotti菜(こっちな)についての高い評価はあるんですけれども、じゃ、県内全域の皆さんがここを訪れる機会があったのかといったことは、課題として言われておりましたので、さらに認知度を高める形でいろんな地域の方にもここに触れていただきたいということで、認知度を高めるということを一つ次の目標に掲げていることと、それから、ここがノウハウを発信するところとなることで、ほかの県内企業でありますとか、事業所の皆さんがここのノウハウを学んで各地域で新たな展開をして障がい者の雇用の推進につなげていきたいと考えています。
〇岡野委員 ありがとうございます。ノウハウを一つここでまとめて、各三重県下、多くのところでこういう働く場をつくっていただくというのが非常に望ましいんじゃないかなと思っているんです。今までこの4年間で、それで目覚めて、何かこうしたというような実例としてはあるんでしょうか。
〇福島推進監 この障がい者雇用推進協議会は、経済団体であるとか、労働団体の皆さんが参画していただいているわけですけれども、Cotti菜(こっちな)とかステップアップカフェ運営事業を始める当初から御意見をいただく中で参加していただいておりまして、そちらに参加していただいている労働団体とか経済団体の皆さんは、この場でステップアップカフェで働く障がい者の皆さんにふれることで、障がい者雇用への理解を深めていただいたというようなお話をいただいていたりします。
また、具体的にどこがということではないんですが、このCotti菜(こっちな)の運営事業者へ、自分たちもこういった取組をしていきたいとか、こういう飲食業ではなくて、また別の場面で障がい者を雇用していきたいといったような相談を受けることがあるというのは聞いております。
〇岡野委員 ぜひこれを一つ検証していただいて、このノウハウを含めて問題点なんかも明らかにしながら、やはり県下で働く方、障がい者の方が働いていただくような環境をより一層広げていただきますように特にお願いしたいと思います。
〇芳野委員長 他に質問ございますでしょうか。
〇中村委員 このシャープの亀山工場の関係で教えてほしいんですけども、わかる範囲内ですが、13ページには、離職者数が3938名で、会社の都合で698名、自己都合で3240名という数字が出ております。そして、これは多分会社からの報告ということで、県側がこういう報告を受けたんですよということで数字がありまして、14ページでは、本当に三重労働局、県、市で相談体制をとっていただいて、実際に大変たくさんの体制で取り組んでいただいて、実際に来ていただいたのが27名ということで、相談の内容も挙げていただいてあるんですけれども、このたくさんの方々というのは、違う職場へ、次の職場があっせんされて行って、その中のほんの一部、27名だけがお越しをいただいただけで、あとの方たちというのはどうなったのかとか、そういったことはつかんでおられるんでしょうか。
〇松下課長 委員のおっしゃいましたように、この数字につきましては、シャープから報告いただいた数字でございまして、私どもも県の中でそういった労働行政ということで、調査権限がない中でシャープなり三重労働局に情報の収集をしながらやってきたところなんですけれども、やはり細かな部分のところまでは数字的な部分も含めた詳細を把握することができていませんでして、この相談会を開催させていただきましたのも、そうした実態、実際お困りの方がどれぐらい見えるかというのも実態を把握するという意味も込めて、こういった相談会を開催いたしたところでございまして、いろいろ各方面と今話をしています中では、やっぱり他県に移られたとか、就職されたとかということでは聞いておりまして、そういった状況があったのかなというふうに考えております。
〇中村委員 これだけたくさんの方々ですので、住居にしても、あるいは生活にしても、教育機関関係にしても、ちょっと僕全くわからないので尋ねているんですけれども、御家族があっての方だったのかとか、あるいは労働者ということで、例えばシャープ関係で違うところがあって、そちらへ吸収されたのか、労働力不足ということで吸収されてしまったのか、その傾向とか、そういったもの、全くつかみようがないということですか、ちょっと気になるんで、たくさんの方が解雇された、解雇というか雇い止めされたので、どうなったのかなと今思っているんですが。
〇冨永課長 今回の離職者数の数字を12月の段階でお聞きしていた中では、先ほどの雇用対策課長からも回答がございましたが、多くの方は本国に帰られた、あるいは他県に移られて、ほかのところに就職されているという方が多いという話をお聞きしております。ただ、詳細については、それ以上のことはわかっておりませんというのが状況でございます。
〇中村委員 これだけ大規模な相談体制、38人とか33人と、これ対応していただいた職員の数ということでよろしいんですね。この情報発信というか、もう散り散りばらばらになってしまった方たちですので、そういったところにきちっと困られている皆さん方には連絡は行ったというふうに理解させてもらってよろしいんでしょうか。
〇冨永課長 済みません、後でまた他所からも回答があるかわかりませんが、シャープに関して申しますと、今回、シャープそれから下請会社につきましては、今回の会社都合による離職者への御連絡とか、それから実際に現在職を求められている人の情報提供というのはしていただいたりしておりますので、ある一定のところには届いているかというふうに思っております。
〇松下課長 加えて、ハローワークでも情報をつかんでおりますし、あと市町、それと組合にも協力をお願いしまして周知をしていただきましたほか、Mie Info(みえ インフォ)という情報掲示板がございますが、そこでも多言語による開催案内を掲載いたしまして、可能な限りの周知に努めさせていただきました。
〇中村委員 どれぐらいの方が本国へ帰られて、どれぐらいの方が他県へ行ったとか、そういうのもつかみようがないということでしょうか。
〇安井副部長 今、担当課長からいろいろ説明申し上げましたけれども、説明がなかなかできない、要するに伝聞ですとか、そういったことでございますので、我々も他県に戻られた方がいるとか、自国に帰られた方がいる、あるいは県内で就職活動をされている方がいるということはお聞きしておりますけれど、それぞれの数というのはつかみようがないというのが正直なところでございます。
〇中村委員 なかなかこういう雇い止め等々があった場合の、行政としてのつかみ方というのは難しいんですか。これを防ぐための、防ぐというか、事実をつかむための企業への声かけというか、何かそういう、今回のこれをきっかけに、こういった課題に取り組む方法というのは、何度か対策会議もされているんですけれども、何かつかまれたとかいうことはありますか。
〇安井副部長 県としましては、外国人の方々がまず安心して生活できるように働く場を確保する、就労していただくというのが、雇用経済部としては一番重要なことだと考えておりますので、数というのも重要なんですけれども、そういった離職した方に適切に情報が届いて、支援策というのが届くような取組をしっかりとやっていくことが重要かなというふうに考えております。
〇中村委員 わかりました。せっかくこうやって対策会議というか、たくさんの部署に集まっていただいてやっておられるので、やはり働く外国人の方々が安心して働けるような、そういう三重県は何かあったときにはこういう体制がとれるんですということを、やっぱりきちっと出していく必要があるんじゃないかなというふうに思いますので、その辺、力を入れていただきたいというふうに思います。終わります。
〇芳野委員長 ありがとうございます。
ほかございますか。よろしいですか。
〔発言の声なし〕
〇芳野委員長 なければ、(2)雇用対策の推進について及び(3)中小企業・小規模企業の振興についての調査を終わります。
〔子ども・福祉部、環境生活部、県土整備部及び教育委員会事務局 退室〕
〇芳野委員長 それでは、ただいま11時57分ですので、ここで一旦休憩として、再開は午後1時からとしたいと存じます。
暫時休憩いたします。
(休 憩)
〇芳野委員長 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
(4)企業投資促進制度の改正について
(5)観光振興について
(6)各種審議会等の審議状況の報告について
ア 当局から資料に基づき説明(安井副部長、安保次長、増田次長)
イ 質問
〇芳野委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。
〇村林委員 この答弁は結構ですけど、IoT、Internet of Things(インターネット オブ シングス)でしたっけ、かなり逆の話なんですけど、何でもかんでもインターネットにつなぎ過ぎているようなことも感じていて、これからインフラとして考えたときに、逆につながないことの重要性も出てくるんじゃないかと思いましたんで、そんなことも今後は念頭に置いていただきたいなと、これも要望で申し上げておきます。
二つ目が、観光のほうで、以前からブータンに視察に行ったときのハイバリュー・ローインパクトのお話をしておると思うんですが、大体覚えていただいていますか。
じゃ、もう一度言いますと、ブータンに視察に行ったときに、ブータンの人たちは、自分たちの世代さえよければいいとは考えていないと、次の世代のことまでずっと考えて物事を、例えば今の世代だけがもうかればよいとは思っていないと。であるから、例えば隣のネパールでしたか、エベレストとか何かがあるらしいんですけれども、観光で非常に潤ってはいるんだけれども、相当エベレストを汚してしまったと。なので、来てくれる人たちにたくさんお金は落としていってもらいたいんだけれども、人数がたくさん来てもらうよりも、1人250ドルとか、そういうハイバリューの人たちに来てもらって、地元への悪い影響ですね、インパクトをローにする、ハイバリュー・ローインパクトという政策を基本的に観光では置いているという説明を受けて、こういう考え方も重要だろうなということを以前から提案して、ハイバリューの点については大分進めていただいておるように感じておって、感謝しておるんですけれども、この間の本会議場で津村議員だったと思うんですけれども、一般質問されているのを聞いて、全体的に日本の観光がハイインパクトの部分があるんじゃないかと思ったんで、今後そのインパクトの部分を、いろんな影響を、伝統文化なんかを守るとブータンの人は言っていましたけれども、その観点も今後持っていただきたいなというお願いなんですが、もし何かあれば。
〇河口局長 委員のほうから御提案のありました、本当に観光に関しましても持続可能性という観点をこれから取り入れていく必要があるかと思っております。その観点も含めまして、今後の観光振興基本計画を来年見直していきますので、そういう視点も入れながら見直していきたいと思っております。
〇村林委員 わかりました。ありがとうございます。よろしくお願いします。
以上です。
〇芳野委員長 ほかにございますか。
〇稲森委員 観光のところで、ちょうど昨年、関西圏からの宿泊客を増やすということで、ここでも盛り上がっていたかなというふうに思うんですけれども、関西圏からの宿泊客の誘客とかはどうなっているのか、成果とかもわかったら教えていただきたいんですけど。
〇小見山課長 今年度、関西圏からの誘客の取り組みとして実施した中身でございますが、まず6月から、考え方としてはこの3月まで継続的に取組を進めたいということで考えてきております。一つ目が、これは楽天トラベルと夏場に組んだ中身でございますが、宿泊促進取組ということで、基本的にはファミリー層をターゲットにした取組を進めておりまして、そこでこれは楽天トラベルとの関係でございますが、宿泊予約数であったりとかについては対前年比で8.6%の増であったりとか、そういうような形で、一定、三重県への宿泊の増というような形で夏場の取組について達成できたのかなというふうな形で考えております。秋以降につきましてはJTBと、これは3カ月間なんですけども、三重県への宿泊促進取組というのを連携させていただきまして、この部分については今般そんな関西地方でいろいろ災害とかありまして、その関係でふっこう割とか何とかいろんな形で各県が取り組まれたので、12月はかなり8.2%というような形で対前年度で伸びたんですけど、少し秋口が厳しかったというようなところでございます。県の直接の取組はこういうふうな状況なんですけれども、ビジット伊勢志摩といいまして、伊勢志摩地域の取組、宿泊促進の取組について伊勢志摩観光コンベンション機構と、あとまた近鉄とか伊勢市、鳥羽市、志摩市と連携した宿泊促進の取組について詰めてということで、一応年間を通じて関西からのという形の宿泊促進に取り組んだというところでございます。
以上です。
〇芳野委員長 他にございますでしょうか。
〇中村委員 観光の関係なんですけど、いろいろ海外からの個人旅行者を誘客するとか、あるいはクルーズ船に力を入れるとか、それから改元というこのチャンスを活用してということで、一生に一度でもというのは伊勢音頭にも出てくるぐらいなんで、かなり増えると思うんですね。今年が850万人超えでしたか、伊勢志摩。多分、今年、去年で850万人どめですから、今年は多分1000万人超えるだろうと言われているんですけども、お見えになった方々がまた地域でよかったなと言ってもらえる状況をつくらないかん、そちらもあわせてしていってもらわないかんと思うんですよね。
1点だけちょっと気になっているのは、タクシーの数というか、私が聞いている範囲内では、地域でも夜なんかもう8時か9時かちょっと時間が遅くなると、もうほとんどタクシーがつかまらない。せっかくいろんな魅力を発信して、いろんなすてきなところをつくっても、来た人が、客が客を呼ぶというか、お客さんがあそこへ行っても全然タクシーもないし、特に個人の旅行者なんかは、なければ何ともしようがないわけなんで、その辺をここに交通事業者との連携とありますけれども、その辺の観光地へお越しをいただいた方々をどう楽しんでいただけるかという意味で、タクシー会社、多分働き方改革の関係もあって、なかなかタクシーの運転手の方が探せないというか、少なくなってきているというのは原因じゃないかというふうに思うんですけども、その辺、少し会社とも連絡とるとか、あるいは雇用対策も含めて人手不足というところも出てくるのかわかりませんが、総合的にそれをやっていかないと、どっと人来たわ、何やあそこは、ということにならないか、その辺があるんで、ちょっと考え方があれば聞かせていただきたいと思います。
〇河口局長 タクシーがかなり不足してきているという状況も地域からも聞いております。本当にタクシーだけでなくて、公共交通機関としてどういうふうに観光客の方の移動手段を確保していくのかという、本当に大きな課題になってくると思っております。交通の部門とも相談しながら、いろいろどういうことをやっていけば皆さんの交通の便が確保できるのか、少し検討していきたいと思っております。
〇中村委員 地元の人たちもちょっと食事に行ったり、帰りタクシーを呼んでも、もうほとんどないとか、そういう話がもう頻繁に周りで出てきておりますので、こんな状況の中で全く土地勘もない人たちが、特に外国の人たちなんかが来たときに、それに対する対応というのが、今、局長おっしゃったように、ちょっと腰入れて早速にでも事業者との連携といいますか、話し合いといいますか、そういったものをしていただきたいと思います。よろしくお願いします。
〇芳野委員長 他にございますか。
〇岡野委員 ちょっとまたがっていないところもあるもんであれなんですが、まず観光振興のことですが、28ページの写真、広告ですね、広告を積極的に活用してキャンペーン事業を行ったという、そういう話で非常に興味深く見させていただいたんですけれども、29ページのところからはいろいろ誘致のことが書いてあったりするんですけれども、広告との関係では、外国人の視点で三重県内のいいところを見ていただいて、そしてその外国人が自分たちの国の方々にインターネットを通じて呼びかけるとか、そういった形で誘客をするというのは、お金がかからんといけるんやないかなというふうに率直に思ったりもしまして、そういう視点で迫っていただくということも一つこれからも考えていただいたらどうかなというふうに、その考え方を聞きたいというのと、それからもう一つ、働き方改革、宿泊業の方の働き方改革の促進ということで、非常に積極的な取組がなされていて、やはりこういうようなことを進めて働き過ぎではなくて、もうほんまに旅館業の人なんかは大変な状況で今までも働いてみえたと思うんですけど、そこを改革していった、そういう積極的なこの取組というのが非常に好感持てるなというふうにちょっと思わせていただきました。
〇松本課長 #VISITMIE(ビジットみえ)キャンペーンについての御質問についてですけれども、こちらについては県とそれから県内外の各事業所の協力も得ましてPRですとか、それから事業の実施を行っております。PR面での協力につきましては、県のほうでこういったポスターとかチラシとかを用意させていただきまして、実際に貼る場所なんかについては近鉄ですとか、それからイオンなんかにも御協力をいただいて、ポスター、サイネージなんかの発信について、各社に御協力をいただいたというような経緯がございます。
それから、委員の指摘にございました外国人の方がよいと思ったことを、それをそのまま海外の人にも知っていただくという工夫が大事ではないかというところがございまして、まさに今回のキャンペーンについては、実際に旅行をされた方がよいと思ったことをみんなに知らせていただくということを促すための仕掛けとして、こういったインスタグラムでのキャンペーンを行わせていただきました。実際、外国の方にも多く参加いただきまして、それから国内の方にも多く参加いただいたというところがありまして、インスタグラムの写真ですので言語を越えて海外の方にも知っていただくきっかけになったという意味では、特に国籍を問わずいろいろな方に参加いただけるようなキャンペーンになったのではないかというふうに認識しておりまして、今後、こういったキャンペーンでの実績なんかも踏まえながら、どういったところが旅行者の方に受けているのかというところも含めて、今後の施策に生かしていきたいというふうに考えております。
〇岡野委員 積極的にノウハウを蓄積していただいて、外国人の目でよかったというところが、日本人の中でそれを消化して身になるようなものにしていくということが次の段階に進むことになると思いますので、ぜひ積極的な取組をお願いしたいなというふうに要望しておきます。
それから、あと、三重県企業投資促進制度の改正の部分なんですけども、ちょっと私たちは、よくシャープのことを引き合いに出して企業誘致のことをいろいろ問題にもしてきたんですけども、少し変わってきたのかなと思いながら、ちょっと読ませていただいているんですけれども、その制度が、国の制度も少し変わっていくということとか、それから労働環境の改善の適正を補助金の要件に入れるとかというのをちょっと注目していますんですけども、従来型の誘致促進ということではなくて、その点はどうなんですか。整合性というか、今までの流れの中でのことか、これは新しいことなのか、どうなんでしょうか。
〇冨永課長 今御質問いただいた雇用の条件という部分を新しく要件とさせていただきながら、今までは設備だけを投資の要件にしておりましたところに加えさせていただくということについてなんですけれども、やはり将来的な社会減対策とか人口減少という中で、あるいは若者の県外流出を防止するためという観点からいきますと、雇用条件とか労働の環境向上という部分も大切だと思っておりまして、そういった部分を今回、働く場の魅力向上という部分につなげて、重要ということで考えていたんですけども、結果的にそれが県内外からの人材確保にもつながっていくんじゃないかというふうに考えまして、こういった要件を加えさせていただいたというところでございます。
〇岡野委員 従来型の企業誘致の考え方とちょっと変わってきたんでしょうか、そこら辺についてはどうなんですか。
〇冨永課長 新規の部分につきましては、従来のやはり設備投資という部分も重視しておりますけれども、県内の企業が再投資をしていただくという部分については、長く操業していただきたい、あるいは操業するときに機能をもっと強化していただきたいという部分の中で、少しそういった部分も加えながら、今回改正をしていくということでございます。
〇岡野委員 一応状況はわかりました。ありがとうございました。
〇芳野委員長 他に質疑ございますか。
〇吉川委員 変な質問なんですけど、次世代自動車の関連でこんな質問はええんかどうかわからんけれど、電気自動車と燃料電池というのは将来の動向は並行していくんか、見通しは。また、これらの補助対象に追加と書いてあるんやけど、そういう補助するリスクみたいなものを考えやならんと思うんで、その動向をちょっと教えてほしいんです。最近、何かすっ飛ばして電気自動車になるんかなとかいう状況もあるもんで、ちょっと見通しを。
〇村上部長 大変難しい問題だというふうに思っていまして、それぞれ一長一短がまだまだあるというふうに思っています。燃料電池についても、一時かなり話題になりましたけれども、やはりインフラの、いわゆるステーションの整備がまだまだ進んでいないという状況、それからEVについても、テレビなんかを見ると何キロまで延びていますという宣伝がされていますけども、これが本当に実際乗るとどうなのか、夏場乗るとどうなのかとか、いろんなまだまだ課題はあるのかなというふうに思っています。一番やはり導入されているのがハイブリッドですので、これがしばらくいくのかなというふうに思っていますが、ただ、EVについても電池の性能が向上する。それから燃料電池についても、インフラ整備が進むと、これはもう企業戦略というふうに思っていただいたほうがいいと思いますので、今の段階では一長一短ありますけども、究極どうなるかということについては、もうしばらく様子を見る必要があるのかなというふうに思っています。
〇冨永課長 委員の質問とずれていたら申しわけないですが、今回、次世代自動車を補助対象にした狙いという部分は、先ほど部長もおっしゃったようなこともそうなんですけども、普及と自動車を構成する部品とか素材も大きく変わってくるということがありますので、そういった中で県の基盤産業である自動車関連の産業の変化にも対応できるようにということで、今回、その次世代自動車の部分を今回このメニューに入れさせていただいたということで、済みません、直接の答えではないですけど、そういったのが今回の改正の狙いではございます。
〇村上部長 いずれにしても、一番課題になっているのは自動車の軽量化というのが一番課題になっていますので、そこら辺は三重県としても技術習得していただけるような環境づくりを進めていきたいなと思っています。
〇吉川委員 #VISITMIE(ビジットみえ)キャンペーン、フォロワーもたくさん増えてきてええなと思っとるんですけど、1回と2回の間がもう1日違いで、1回と2回というのは内容的には何か変わるんですか。
〇松本課長 第1回と第2回と、それぞれ期間を分けさせていただいておりまして、キャンペーンの中身としては全く同じになります。ただ、時期が違いますので、特に第1回目のキャンペーンの時期には秋のシーズンのものが多く投稿されたという結果になりまして、後半のほうについては、例えば御在所の雪ですとか、冬らしい自然が発信されるというような機会になりまして、キャンペーン自体、一気に行うよりも少しめり張りをつけたほうが変化がつけられるということで、今回2回に分けてこういったキャンペーンにつくらせていただきました。
〇吉川委員 キャンペーンというのが、訴えている内容が違うというんですか、利用者というかちょっとイメージがわかっとらんのやけど、この秋は何か宣伝文句を情報発信して、それを次の3カ月は変えるという意味なんですか。
〇松本課長 キャンペーン自体の内容としては全く同じでございまして、この期間内にSNSで情報発信といいますか、写真を投稿いただくという基本的な設計は全く同じでございます。ただ、時期だけが区切ってあるという違いがあるだけですので、その時期に応じたものを旅行者の方々に発信いただくという形になります。
〇河口局長 同じキャンペーンを6カ月続けてやっているよりは、途中で区切ることによって、第1回でこういういろんな作品が皆さんから来ていただきましたというので表彰もすることによって、さらに後半の3カ月、皆さんからの応募とか関心を引きつけていくという形で、途中で1回区切りを入れさせていただいて今回は展開させていただきました。
〇吉川委員 もう一つ。観光三重の閲覧者が全国2位とあるんですけど、1位はどこなんかという話と、やっぱりこれを多いというのも何か原因、理由をどう分析してみえるのかちょっと教えてください。
〇安保次長 1位がスマートフォンのほうが「GO TOKYO(ゴー トーキョー)」という東京都のサイトになっております。パソコンのほうも、これも同じく「GO TOKYO(ゴー トーキョー)」という東京都のサイトになっております。閲覧数が多い理由といたしましては、常に新しい情報に更新をしっかりやっているとか、いろいろな形で見ていただけるような工夫を常に凝らしておりますので、そういうことが今までの蓄積として結果に反映しているのかなというふうに思います。
〇吉川委員 よくわかりました。
〇芳野委員長 ほかに質問ございますか。よろしいですか。
〔「なし」の声あり〕
〇芳野委員長 なければ、(4)企業投資促進制度の改正についてから(6)各種審議会等の審議状況の報告についてまでの調査を終わります。
(7)(報告事項)首都圏営業拠点「三重テラス」について
ア 当局から資料に基づき説明(増田次長)
イ 質問
〇芳野委員長 それでは、質問等がありましたらお願いいたします。
〇岡野委員 三重テラスが大繁盛やということで、それはそれでいいわけですけども、私は、東京やでな、日本橋やでなとか、そんなふうに思ってしまうところがあるんですね。反響があって、三重県のことをよう知ってもらうということでたくさんの人に来てもらうのは、それはええと。そやけど大都市の東京で、しかも日本橋でだんだんおもしろくなってくる地域ですから、だからこれはもう来てもろて当たり前やわなと、このことを三重県としてどうこれと結びつけて、三重県にお客さんを誘致するかという、さっき伊賀の忍者大会、忍者の何かをきっかけにして、ここでやっといて伊賀というふうな方向でというのも、それはまあ一つの方法としてあったりするので、どう線を結びつけるかというところが常にないと、ここは大盛況でたくさんのお金も入れていますし、土地も高いわけですからあれなんですけれども、それをどう三重県のものにしていくんかというところの一工夫、二工夫、三工夫というのがあったら、もっといいなというふうに思ったりもするんですけれども、どうでしょうか。
〇野口課長 三重テラスは幾つか大きな役割があるんですけど、主なものとして、観光案内というところと、もう一つ、食材とかそういうふうなところを販路拡大に結びつけていく、こういった二つ大きな役割があります。
一つ目の観光案内のところは、2階で職員が日々訪れる、三重県に興味を持たれている方とか、興味はないんやけど、ちょっと一遍来てみたわという方、いろいろいらっしゃるんですけれども、そういった方に三重の魅力、観光地の魅力をお話しして、気に入っていただいて、実際に三重県に旅行をして、その土産話をまた三重テラスに持ってきて、本当に三重へ行ってきたわと言って三重テラスに来ていただくというような例も最近結構聞いております。
それから、もう一点は、最近、試飲試食というのを増やしておりまして、次長のほうからも説明がありましたが、事業者が実際に三重テラスの前に立っていただいて、お酒なりお菓子なり食べ物を御提供して、そうしますとやっぱり東京の方々が実際にどういった商品が喜ばれるのかということを肌で感じて、それを商品づくりに生かしていただいたり、PRの仕方を考え直していただいたりとか、そういったところに結びついております。
例えばの話、東京ですと、やっぱり三重県と違って、三重県ですと車で通ったりする方が多いわけですけど、どうしても地下鉄なんかを利用される方が多いということで、重たいものはなかなか持って帰ってもらえないと。そうすると、お得サイズよりもちょっと小さ目のサイズというのをつくってみないといけないな。そういうふうなところの、いろいろ工夫されたところが、販売につながっているというような例もございます。
〇岡野委員 私もちょっと頭がまとまってないのであれですけど、やはり連携して三重県の地元がこのことをきっかけとして潤うようなことがないと、そこが大きな目的じゃないかなと思っていますので、何とかそこのところを拡大できるような格好で進めていただきたいなということでお願いしたいと思います。
〇芳野委員長 ほかにございませんか。
〔発言の声なし〕
〇芳野委員長 なければ、報告事項の(1)首都圏営業拠点「三重テラス」についての調査を終わります。
(8)その他
〇芳野委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら御発言をお願いいたします。
〔発言の声なし〕
〇芳野委員長 なければ、これで所管事項調査を終了いたします。
2 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔雇用経済部 退室〕
3 今年度の「常任委員会活動の評価」について
(1)常任委員会活動の評価の手順の説明(芳野委員長)
(2)委員間討議
〇芳野委員長 それでは、御意見をお願いいたします。
〇稲森委員 そうですね、印象深かったことを言えばいいんですか。
〇芳野委員長 はい。
〇稲森委員 広聴広報のこともいろいろ。これ今度ですか。雇用経済部の関係。
〇芳野委員長 いや、全体で結構です。
〇稲森委員 重点調査項目が幅広過ぎ、総花的過ぎて、もうちょっと絞ってもよかったのかなというふうに思いますし、そういう中から県外調査も行けなかったですし、参考人とかを呼んでいろんなことができたらよかったなとは思いますけど、おおむねよかったんじゃないでしょうか。
〇芳野委員長 ありがとうございます。
ほか、御意見ございますでしょうか。
〇村林委員 この場で申し上げるのですか。それとも後でここへ自由記述したほうがいいのか、それとどういう区別をしたらいいのか。
〇芳野委員長 できたら、総括的にこの実績表を見ていただきながら、まずは意見を述べていただいて、細かい部分なんかを少し紙に書いていただくというふうにしていただければと思うんですけども。
〇村林委員 じゃ、1点だけ、やっぱり私は、今年度、この常任委員会に所属させてもらうに当たって、産業振興戦略の見直し時期だというのが非常に大きなものだと捉えて所属していましたので、その中に地域課題解決というものを産業政策を通じてという一文というか、項目が大きな柱として入ったことは大変ありがたかったですし、この委員会の大きな成果だったのではないかなとは感じております。
以上です。ありがとうございます。
〇芳野委員長 ありがとうございます。
他にございますか。岡野委員、何かございますか。県外調査に行っていないというのが、ちょっと今回は大きいんですけどね。
〇岡野委員 若者の県内定着って何かしたかなとか、これ重点調査項目なんですけど、若者県内定着、何かしたのかな……
〇芳野委員長 今回、三重大学で学生と直接話をしたというのは、県内定着といいますか、生の声を聞きたいなという私の思いもあって、あえて学生と意見交換、余りちょっと食事しながらで時間も短かったですけども、そういうところがもう少し深められたらなとも思いますが、そういう取組も今回させていただきました。
〇岡野委員 稲森委員も言われた、総花的と言われたんですけど、ちょっとインパクトがいまいちなかったような気がしました。初めてこの委員会に所属させていただいたもんでか知りませんけども、広い意味で多くの分野を担当するということでは、全ての、多くの方が働いているわけですから、もう関係する分野は広いわけなんで、もうちょっと絞ったほうがよかったのかなというのも思います。
〇芳野委員長 なるほど。
〇稲森委員 僕2年間やらせてもらったんですけど、何か非常にやっぱり1年刻みだったら難しいテーマだったりするので、常任委員会の任期って2年交代とかにしたらおもしろい、今後。
〇芳野委員長 今後ね。
〇稲森委員 つぶやきとして。
〇芳野委員長 なるほど。それもおもしろい意見ですね、一つとして。
他にございますでしょうか。
あと、いつものことですけども、専門家の方を招致して話をするとか、そういうこともしたかったんですけど、なかなかちょっと日程、時間ともなかったので、4年目というのもありましたけれども、改選後に送るとすると、そういう積極的な専門家の方をお呼びするとか、出向くだけじゃなくてそういうことも時期によっては必要だったかなとも思います。
あと、委員間討議ですね。こういうテーマはなかなか余り討議するほどの、ほどのということもないんですけど、テーマとしてはどっちかというと応援していくところも多いところなので、なかなか討議というところが出なかったかなと思うんですけども、なるべくそこを深められたらよかったかなというところもありますが。
〇中村委員 デスクワーク的な議論ではなしに、やっぱり今回は調査がなかったんですけども、やっぱり現地へ入って、あれもこれもはできやへんと思うんですけど、みんなで議論してこれだけはという機会をやっぱりつくらないかんのかなと思いました。例えば次へ、もし申し送りするとしたら、空飛ぶ自動車を実際に具体的にやっとる現場というか、その担当の人のところへ行って、こうやってここで議論しておったら、何かぴんとけえへんわとかいう感じやけども、実際世界の状況とか、具体的なものを本当に、その場で臨場感ある形でとか、本当に雇用でも厳しい現場だとか、シャープの問題があったとしたら、やっぱりそこへ、そこの関係者のところに一生懸命調査しとんのやけども、なかなかどうなっとるかわかりませんのですわという話をここの人に聞くよりも、現場で聞いたほうがええかなと思います。難しいかわからんけど、やっぱり現場へ入る努力は、やっぱり委員からこれからしていくべきかなということを感じました。
〇芳野委員長 現場に入ったり、その専門家の方をお呼びしたりですとか、その開発されている方をね、トヨタの技術者呼ぶとか、そういうことも検討できるかなということはありますので、また、そういうことも次期に送っていきたいなと思いますし、ほかの県議会だと、例えばテレビ画面とかで結構資料を映写して映したりとかということもしている議会もあるので、三重県議会でも紙の資料だけじゃなくて、やっぱり特にこういう産業面は、話で聞いたり文字で見るよりは、現実の姿を動画でもいいので見ると大分また違うのかなと思うので、そういう部分でもそういう活用もあってもいいのかな、ICT機器の活用を三重県議会でもやっていくといいかもしれないなというふうな思いも私も思わせていただきました。
ほかよろしいでしょうか。
〔発言の声なし〕
〇芳野委員長 それでは、ただいまいただいた御意見を、次回の委員会に、今、口頭で言っていただいたやつはお示しさせていただきます。意見をまとめまして。
これで今年度の常任委員会活動の評価についてを終わります。公開の部分は終わります。後で記入していただきますので。
ほかに何か御意見はございませんか。
〔発言の声なし〕
〇芳野委員長 なければ、委員間討議を終了いたします。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
戦略企画雇用経済常任委員長
予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会委員長
芳野 正英