三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成30年度 委員会会議録 > 平成30年12月11日総務地域連携常任委員会 予算決算常任委員会総務地域連携分科会 会議録
総務地域連携常任委員会
予算決算常任委員会総務地域連携分科会
会議録
(開会中)
開催年月日 平成30年12月11日(火曜日) 午前10時1分~午前11時52分
会議室 301委員会室
出席委員 7名
委 員 長 服部 富男
副委員長 田中 智也
委 員 倉本 崇弘
委 員 後藤 健一
委 員 奥野 英介
委 員 三谷 哲央
委 員 青木 謙順
欠席委員
委 員 前野 和美
出席説明員
[地域連携部]
部長 鈴木 伸幸
国体・全国障害者スポーツ大会局長 村木 輝行
南部地域活性化局長 伊藤 久美子
副部長 大西 宏弥
次長(地域支援担当) 瀧口 嘉之
国体・全国障害者スポーツ大会局次長(国体・全国障害者スポーツ大会担当)
別所 志津子
国体・全国障害者スポーツ大会局次長(スポーツ推進・競技力向上対策担当)
髙部 典幸
南部地域活性化局次長兼南部地域活性化推進課長 渥美 仁康
参事兼水資源・地域プロジェクト課長 田中 貞朗
地域連携総務課長 松本 直樹
交通政策課長 吉川 行洋
情報システム課長 高松 基子
地域支援課長 楠田 泰司
市町行財政課長 横山 啓
総務企画課長 藤本 典夫
競技・式典課長 内山 博司
運営調整課長 山川 晴久
スポーツ推進課長 林 幸喜
競技力向上対策課長 東浦 宏幸
東紀州振興課長 大平 和輝
人権・危機管理監 森 政之
移住促進監 藤井 理江
その他関係職員
委員会書記
議事課 主幹 川北 裕美
企画法務課 主査 大森 貴仁
傍聴議員 なし
県政記者 3名
傍聴者 1名
議題及び協議事項
第1 常任委員会(地域連携部関係)
1 議案の審査
(1)議案第176号「損害賠償の額の決定及び和解について」
(2)議案第181号「三重交通G スポーツの杜 鈴鹿及び三重交通G スポーツの杜 伊勢の指定管理者の指定に
ついて」
(3)議案第182号「三重県営松阪野球場の指定管理者の指定について」
(4)議案第183号「三重県営ライフル射撃場の指定管理者の指定について」
2 所管事項の調査
(1)「三重県土地利用基本計画」最終案について
(2)「第2次三重県スポーツ推進計画(仮称)」中間案について
(3)福井国体での本県の競技成績と今後の取組について
(4)南部地域活性化の取組について
(5)審議会等の審議状況について(報告)
第2 分科会(地域連携部関係)
1 議案の審査
(1)議案第150号「平成30年度三重県一般会計補正予算(第1号)」(関係分)
(2)議案第190号「平成30年度三重県一般会計補正予算(第2号)」(関係分)
2 所管事項の調査
(1)平成31年度当初予算要求状況について(関係分)
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
第1 常任委員会(地域連携部関係)
1 議案の審査
(1)議案第176号「損害賠償の額の決定及び和解について」
(2)議案第181号「三重交通G スポーツの杜 鈴鹿及び三重交通G スポーツの杜 伊勢の指定管理者
の指定について」
(3)議案第182号「三重県営松阪野球場の指定管理者の指定について」
(4)議案第183号「三重県営ライフル射撃場の指定管理者の指定について」
ア 当局から資料に基づき補充説明(鈴木部長、村木局長)
イ 質疑
〇服部委員長 ただいまの説明に対し、御質疑があればお願いをいたします。
〇三谷委員 よく勉強していないので、よくわからないんですが、指定管理者を決めるときに、例えばこの三重交通Gスポーツの杜鈴鹿云々のところは、評価点の第1ということで1250点満点のうち1021点だということなんです。
その後のところは、それぞれ評価点が出てきますよね。
この評価点というのは、例えば最低点数みたいなのがあって、これ以下なら失格ですよとか、そういうのはあるんですか。これ、何点でもいいんですか。
〇林課長 第1回の選定委員会の時に、委員からそのような提案もあって、その中で、委員の中で協議した中で、まず、最低点を幾つにするかという、なかなかその基準が決められないということと、あと、最低基準を設けて、足切りしてしまって、その土俵の上に乗せないというのもいかがなものかということもありまして、一旦、最低基準は設けずに、選定委員会の土俵には皆上げて、それで選定委員会の中で適切かどうか議論しようというようなことになりまして、最低基準は設けないということになりました。
以上でございます。
〇三谷委員 そうすると、この松阪野球場のほうですと、第1順位のところは1200点満点で947点で、第2順位が759点ということなので、これはこの評価点の多い少ないで決めたのではなしに、別の理由で決めたということですか。
一応、皆、土俵には、評価点が何点であろうと土俵に上げるという話なんですか、これは。
〇林課長 評価点も、決める大きな要素にはなっております。
〇三谷委員 そうすると、1者入札の場合は、例えば評価点がどんなに低くても関係なしに採用するというか、決めていくということなんですか、これ。評価点の取り扱いというか位置づけというのは、どうなっているんですか。
〇村木局長 まず、評価点につきましては、まず1者の応募の場合に、委員御指摘のように何点でもいいのかということかと思うんですけれども、選定委員会といたしましては、点数を、それぞれ採点表に基づいて点数をつけて、それが何点であるかということはまず一つの目安になろうかと、選定をしていく上での目安になろうかと思いますが、その中で、提案内容を見ていただいて、これが指定管理者として耐え得る提案なのかどうかという判断をしていただきますので、恐らくですけれども、1者の場合で相当低い点であって、これはとても指定管理者として採用できないという結論が出る場合もあろうかとは思いますので、1者であれば全部オーケーという、そういう意味ではございません。
〇三谷委員 それでは、何のために評価点つけているのかが全く理解できないです。
それやったら、評価点なしで、さまざまな総合的な評価で決めればいい話であって、ここで評価点が1200点満点で何点というのを御発表いただいて、これは一体何なんですか。
〇村木局長 複数で応募があるということを前提にしておりますので、そうした場合、この評価点数というのが大きなウエートを占めてくるというふうに考えておりますし、全体の中の提案の内容を点数に置きかえているというふうに御判断いただければいいかなと思います。
〇三谷委員 そういうことなら、評価点で決めればいい話であって、複数、普通の公共事業の入札等は、総合評価であると、あれも気に入らんところがようけありますけれども、それは別として、総合評価とかいう点数をつけて決めていくじゃないですか。
それだとある意味客観性があるし、透明性もあるし、県民からなぜここに決まったんですかと聞かれたときに、こうこうこういう理由ですよということで説明責任もきちっと果たせるじゃないですか。
今の局長のお話だと、この評価点というのは一種の参考数値みたいなもので、実際に決めるものはまた別の要素で決めるというような感じを受けるんですけれども、どうなんですか。
〇村木局長 申しわけございません。
この評価点をもって議論をしていただくということになりますので、ちょっと私の言い方が間違っておりましたら申しわけございませんけれども、この評価点が高ければ、候補者としてなり得るという、そういうふうな判断をしております。
〇三谷委員 済みません、もういつまでも言いませんけれども、候補者となり得るのはわかっていていいんですが、例えば1者入札で、この点数以下は、いろいろほかのええこと言うとっても、やはりあきませんよという最低入札価格みたいなものを、やはりきちっと、すべきやと思うんです。
そうしたほうが、よりわかりやすいし、何のためにここで点数発表されているのかもよく理解できますけれども、この点数、せっかく出しているのに、やはりこの点数で決めていますよというほうが、これは単なる、判断するうちの一つの要素であるということよりはわかりやすいのかなと、こう思いますけれども、どうなんですか、これ。
〇村木局長 おっしゃるとおり、点数がその判断の要素ですので、これ高いほうから審査をいただいておるということです。
点数が低いから、全くそこはもう審査しないかということではなくて、高いところは当然候補者としてなり得るという、そういう前提にはあるとは思いますけれども、そういうことを、高くて、点数並べていただいて、そしてその中でまた、それが適切かどうかということを審査いただいていますので、最終的には点数の高いところが候補者となっていくという、そういう仕組みにしてございます。
委員おっしゃっていただくように、高いところがなっていくことになると思います。
〇三谷委員 もうこれで終わりますが、やはり説明するときに、なぜここになったかというのを説明するときに、よりわかりやすく御説明できるような、そういう仕組みに変えていっていただくということを要望して終わります。
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 議案第176号 挙手(全員) 可決
議案第181号 挙手(全員) 可決
議案第182号 挙手(全員) 可決
議案第183号 挙手(全員) 可決
2 所管事項の調査
(1)「三重県土地利用基本計画」最終案について
(2)「第2次三重県スポーツ推進計画(仮称)」中間案について
(3)福井国体での本県の競技成績と今後の取組について
(4)南部地域活性化の取組について
ア 当局から資料に基づき説明(大西副部長、別所次長、髙部次長、渥美次長)
イ 質問
〇服部委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いをいたします。
いかがですか。
〇田中副委員長 ありがとうございます。
じゃ、ちょっと皆さん考えていただいとる間にという感じで申しわけないんですけれども、第2次の三重県スポーツ推進計画なんですけれども、第2次ということで、さまざま、これまでの取組の検証とかも踏まえていただきながら、また、三重とこわか国体・三重とこわか大会を見据えた形で策定をしていただいとる段階でありまして、非常に期待はしているところであります。
その中で、レガシーの継承を追加していただいておりますけれども、これ、構成の問題なのかもわからないんですけれども、僕、この三重とこわか国体・三重とこわか大会のレガシーという中に、無形の部分で、やはり競技力が向上したというところ、これは必ずそうするべきだと思うし、そのあたりのところもしっかりと認識すべきだというふうに思っていまして、施策別取組概要のところで、3番で競技力の向上というのはここに入れ込んでもらってあるので、問題はないんですけれども、何かここにも競技力の向上もさらっとは触れてもらっとるんですけれども、もうちょっとこう具体的に、その部分が推進施策7のところに記載があるとええのかな、どうなのかな、構成の問題ですけれども、そんなことはちょっと感じましたので、一度御検討いただいたら、ここで今、これ不満というかおかしいなという問題ではないんですけれども、ちょっとそんなことを思いました。
〇別所次長 副委員長おっしゃるように、ちょっとこの推進施策7のところの、大規模大会のレガシーのところの競技力のところ、特段触れておりませんが、3行目のところに無形と、括弧の中に競技力の向上ということで、当然やはり高めた競技力でもって、やはり人が財産ということで、それを選手として活躍いただく、あるいは行く行くは指導者になっていただくこともあり得る話ですので、そこは記載のほうをまた検討させていただきたいと思います。
ありがとうございます。
〇服部委員長 ほかに。
〇三谷委員 田中副委員長がレガシーとかいろいろおっしゃったので、ちょっと幾つか基本的なところから聞かせていただきたいと思うんですが、第2次三重県スポーツ推進計画(仮称)、38ページのところで計画の特徴のマル1三重とこわか国体・三重とこわか大会の成功、この成功に向けて頑張りますよということなんですが、そもそも何をもって成功とおっしゃるんですか。
〇村木局長 国体の開催基本方針でも定めておりますが、来ていただく方が、選手が、やはりきちんと安心安全な大会に臨んでいただくと、そして三重に行ってよかったなという、そういう部分もあります。
そして、もう一つは、やはり県内でそういう方をお迎えする人の養成、育成、これを進める必要があると考えています。
そして、もう一方では、やはり盛り上がりという意味では、県内の選手が活躍すると、こういったことが大きな部分であるのかなと。
そこをどうはかるんだと言われますと、ちょっとそこまでは現在あれですけれども、そういうことを、やはり充実したものにしていくということが、成功につなげていくということであると考えております。
〇三谷委員 そうすると、天皇杯・皇后杯の獲得というのは、必ずしも必要条件ではないということですね。
〇村木局長 本県選手が活躍するということは、天皇杯・皇后杯を獲得するということにつながっていると思っておりますので、そこは、競技力の向上は当然必要なことであると考えております。
〇三谷委員 このごろ地元を回っていますと、三重県、金がない金がないというのに、どうしても国体やらなあかんのかというような話も、正直出てくるわけです。
この大規模大会のレガシーの継承ということで、事前キャンプの誘致と、この事前キャンプに幾らかかるのかというのを、一回また後で聞こうかなと思っていますけれども、福井県の強化対策についてベンチマーキングを行い云々で、この取組と、こう言ったんですが、福井県というのは、今いろいろ、この前天皇杯・皇后杯やって、いろいろ選手を獲得して、それを今度の東京オリ・パラまでそれを維持して、福井県出身の選手がオリンピックで活躍したよということまで、その選手を抱え込んでいくというような方針のようなんですが、そういうところまで三重県というのは見ているわけですか。
〇村木局長 東京オリンピックは2020年で、三重とこわか国体・三重とこわか大会は2021年でございますので、今まで本県の競技力というのは、この三重とこわか国体に向けていろいろ取り組むまでは、やはり天皇杯順位が30位台であるとか、あるいは場合によっては40位台にも、なっておった時期もございました。
やはり、競技力向上というのは、ある程度、選手が活躍するフィールドというのをつくっていくことは大事やと思っておりますので、三重とこわか国体後も、そのオリンピックにつながるような選手も当然でございますけれども、一つの目安としては、この国体の総合成績が10位台とか、そういったところをずっと維持ができるような、そういう取組が必要になってくるというふうには考えております。
〇三谷委員 成年種別等でスカウト体制の充実云々で、全国から有力な選手を獲得してくるということで、今既に体育協会の指導員かな、中で11名ぐらい、今おられるわけですね。
これをまださらに増やしていくということで、しかし、その人たちが、三重県で定着して、ずっとおってくれればいいですけれども、そういう方はあちら行ったりこちら行ったりして、国体の助っ人みたいなもので、天皇杯・皇后杯獲得のための、その場その場で活躍して、また次の国体に向かってさすらっていくような、そういう人たちも相当数おられるのではないかと、こう思うんですけれども、単にその年だけの天皇杯・皇后杯をとるために一時的な助っ人を集めてきて、それで獲得したよというのが本当に成功につながる話なのかどうかというのは、非常に疑問に、僕は思っているんです。
そういうお金があるならば、国体の中身は身の丈にあったというような議論もありましたけれども、別に順位にさほどこだわらなくても、そういうお金でしっかりと三重県の競技力の底上げを図っていけばいいのであって、一時的な順位に余りこだわると、かえって本来の目標を失うのではないかなと、そんな思いがしているんですが、まだこれ、スカウト費等々強化して、選手の強化費、これからもつぎ込んで、そういう一時的なさすらいの助っ人をまだまだこう入れてくるという、そういう方向でやっていかれるおつもりですか。
〇村木局長 さすらいの助っ人と言うと、ちょっと選手に対してあれかなとは思うんですけれども、我々といたしましては、例えば今、スポーツ指導員の話が出ましたけれども、できれば、このスポーツ指導員で三重県に来ていただいた選手も、現にもう今やっておるんですけれども、県内の企業でお願いをしてということで、県内の企業で面倒を見ていただいて、国体後もそこで活動を、あるいは企業の一員と社員として働いてもらうような、そういう取組も今しておりますので、全てがその一時的なということではございませんので、我々も今、スポーツ指導員であるとか、県職員もそうですけれども、そして各県内の企業、事業所にも大変御無理をお願いして、採用を今していただいておりますので、こういう選手が県内に残ることで、地域のやはりスポーツ活動を支援する指導者になるとか、あるいはスポーツを支える、マネジメントしていくような、そういう人材になっていくことが将来につなげていくことになるので、やはりそこに今お金をかけるということは、将来へ向かっていくために必要ではないかと。
そして、天皇杯・皇后杯を獲得することが、やはりそこの一つの、競技者としてはやはり一番を目指していくというのは目標になってくると思いますので、そうした活動を通して将来につなげていくと、そういう考え方で今現在やっておるところでございます。
〇三谷委員 しっかり定着して、それから三重県のスポーツの振興だとか底上げにつながっていくということは、それはそうだと思います。
そうすると、当然、一定の定着率の目標数値みたいなのがあるわけですよね。
〇村木局長 現時点においては、その目標数値は置いておりませんので、できるだけ一人でも多くというのが我々の思いで、取組は進めておりますけれども、ただ、選手個々にはいろんな事情もございますので、全て三重県で定着することを条件に三重に来いと言うと、なかなか難しいところもございますので、そこは各選手本人、そして受け入れていただく企業、事業所等との、やはりマッチングというのがすごく大事になってくると思っていますので、今そういう作業を、まさに全力でしておるという、そういう状況でございます。
〇三谷委員 それはそれぞれの個々の人生ですから、こちらで強制するわけにいかないと思いますけれども、少なくとも、お金をかけて三重県に来ていただいて国体に参加していただくという方々ですから、名目が体育協会のスポーツ指導員であるのか、県の職員であるのか、学校の先生であるのか、いろいろあるでしょうけれども、一定程度の目標値を持って、これぐらいは定着していただきたいねというので、そのためには一体、じゃ、何をすればいいのかというのが、やはりそこから、目標があって初めてそれに向かってさまざまなやり方というのが出てくると思うので、ぜひ、そういうところはしっかりと押さえながらやっていただきたいなと、こう思います。これ要望でお願いします。
それから、先ほどちょっと言いかけてやめたんですけれども、事前キャンプ地の誘致、今度はサオリーナにカナダのレスリングに来ていただいて。この前、鈴鹿の向こうのほうにも決まっていますよね。
あれって結局、こちらが全額持ちで、例えば今度のサオリーナは津と半分半分というような話ですけれども、大体総額幾らかかるんですか。
〇髙部次長 今、委員御指摘のあった、今日まさに調印の日でございまして、カナダのレスリングがサオリーナで、今日の昼から調印式がございますけれども、基本的に津市、県と市町とやる場合には折半でという、いろいろな合意もあるんですけれども、例えば鈴鹿のアーティスティックスイミングの場合は、県営施設でやるということと県が誘致したということで、県が100%ということになっております。
鈴鹿市もホストタウンという形で登録はしていただくようにはお願いしていますので、それでいくと、国のほうからも補助がいただけるとかいうこともある、総額でといいますと、今回の部分は800万円ということで、津市で400万円、うちで400万円という経費を、現状考えておるところでございます。
〇三谷委員 その800万円の中は、滞在費と食事とか、それから施設の使用料とかそういうものであって、向こうからの飛行機代とか、そういうものも全部含めての話なんですか。
〇髙部次長 今回の場合はそうでございます。
全てにおいて総額が800万円ということで、レンタル料も含めて、あとは県は県の役割分担がありまして、移動のバスを使うとか、こちらへ来ていただく交通費をするとか。飛行機は違うんですよね。
〇村木局長 渡航費は別でございます。
〇三谷委員 鈴鹿の場合もそうですか。
〇村木局長 そうです。
〇三谷委員 ああいう選手ですから、食事の面とか、ああいうのは非常に難しくて、向こうから専門のコックというか、トレーナーみたいな人もくっついてきて、食材も含めて非常に厳密なものを要求されるということなんですが、そういうところもしっかり対応しながらということの条件がつくわけですか。
〇髙部次長 今回の場合も、津市内のホテルで泊まっていただくんですけれども、向こうからの要求で、選手、レシピとか材料とか、こちらのキッチンを使うとか、そこまではまだ話はしていませんが、対応できるような形をお願いしたいという要望は来ておりますので。
〇三谷委員 来ていただくということは非常にいい話ですし、県民の皆さん方がそういうものに関心を持っていただくといういい機会でも当然あるわけです。
しかし、一定、それに見合うだけの費用も当然かかるわけで、やはり費用に見合うだけの、これを単純に費用対効果ではかれというのは難しい話かもわかりませんけれども、それなりに皆さんが御納得できる、先ほど言いましたように、やらなあかんのという声もあるような時代の中で、やはりしっかりと結果について説明ができるような、そういうことは少し考えていただくというの、僕は非常に必要だと思いますので。
〇髙部次長 済みません、本日もレスリングの協定を終えた後、子どもたちに、オリンピアンが向こう2人来ておりまして、その方々が教室を開いていただいて、津市の子どもたちと一緒に道場で教室をやるというように、ただ来てもらうだけではなくて、子どもたちに影響、反映できるように考えております。
〇三谷委員 鈴鹿のほうも、費用明細も含めて、また後で資料をいただければと思います。
終わります。
(5)審議会等の審議状況について
ア 当局から資料に基づき説明(大西副部長、別所次長)
イ 質問 なし
3 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
第2 分科会(地域連携部関係)
1 議案の審査
(1)議案第150号「平成30年度三重県一般会計補正予算(第1号)」(関係分)
(2)議案第190号「平成30年度三重県一般会計補正予算(第2号)」(関係分)
ア 当局から資料に基づき補充説明(鈴木部長)
イ 質疑 なし
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 議案第150号(関係分) 挙手(全員) 可決
議案第190号(関係分) 挙手(全員) 可決
2 所管事項の調査
(1)平成31年度当初予算要求状況について(関係分)
ア 当局から資料に基づき説明(鈴木部長)
イ 質問
〇服部委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いをします。
〇後藤委員 やはりちょっと気になりますので、競技スポーツの推進のところの県営松阪球技場の件でございますけれども、指定管理料が先ほども5年間で1億500万円ですか、それの均等割りすると2100万円というのが入っているんだろうと思いますけれども、特に施設の改修ということで、私も気になっているんですけれども、今回、設計業務というふうになっておりますけれども、どういう点についての設計業務なのか、それに幾らぐらいかけるのか、ちょっと教えていただきたいと思います。
〇林課長 済みません、要求ベースなんですが、トイレ改修、懸案のトイレ改修の工事の設計業務委託に340万円ほど上げております。
〇後藤委員 そうすると、この平成31年度の予算要求ということで、トイレの改修の設計だけということでよろしいですか。
〇林課長 来年度設計して、再来年度に工事をしまして、国体に間に合わせたいということで、今予算要求中ということでございます。
〇後藤委員 来年度は設計だけで、再来年度に工事にかかるという確認をちょっとさせていただきました。よろしくお願いしたいと思います。
それと、トイレ以外の部分について何か考えてみえるのか、その辺はどうですか。
〇林課長 あと、今、県で要求しているのが、大規模改修はトイレの部分のみということになっておりまして、あとは指定管理料の範囲内で、修繕とか外野の芝生のメンテナンスとか行っていただくというようなことになっております。
〇後藤委員 わかりました。
それともう1点、ちょっと確認なんですけれども、22ページの事業の見直しのところで、私もちょっと興味のあるところなんですが、南部をめぐるバイク旅促進事業、500万円が廃止ということなんですけれども、廃止するときには一定の成果が得られたという表現がいつも出てくるんですけれども、この一定の成果というのは、この件についてはどういうことなのか、ちょっと教えていただきたいと思います。
〇渥美次長 バイク旅の関係でございますけれども、当初、3年間取り組んできたわけなんですけれども、やはりライダーを歓迎する体制ということで、今年度の場合、のぼりなんかも立てていただいているんですけれども、そういうお店がかなり増えてきまして、ガイドブックなんかにもそういうライダー歓迎の店というのも載せさせていただいておりますし、またそのイベントも、道の駅マンボウとかそういうところでも、民間のイベントなんかもなさるようになってまいりまして、それも着実に人が増えてきているということで、そういう声も聞いておりまして、そういう部分でやはり一定成果は出てきているのかなというふうには思っております。
〇後藤委員 結構です。
〇服部委員長 よろしいですか。
ほかにございませんか。
〇倉本委員 21ページのIT投資の効率化事業のところで、総合サーバの共有等の再構築を行うということなんですが、この事業を行うことによって得られるものというのは、業務の効率が上がってくるのかとか、あるいはコスト的にコストを抑えられるとか、どういったメリットがあるのかということを、ちょっと御説明をいただければと思います。
〇高松課長 統合サーバの共通機能基盤ですけれども、こちらのほうは現在も運用しているところです。
それがさらに再構築を行うということで、平成30年度、今年度から取り組んでいるところです。
その得られるものということですけれども、委員おっしゃいますように、業務の効率化、それからコストの面ということで、個々のシステムで整備をするということよりも、共通的な基盤で構築するほうがコストの面とかでも優位になるということで、このような取り組みのほうを行っております。
以上です。
〇倉本委員 コストメリットとしては、どれぐらいのコストメリットが得られるんでしょうか。
〇服部委員長 倉本委員、質問は1点だけですか。
〇倉本委員 そうです。もし、大ざっぱでもいいので。
〇高松課長 平成21年度に当初導入しまして、それから現在までの削減効果は2億4000万円ほどと推定されます。
〇倉本委員 全体で。
〇高松課長 はい。
〇倉本委員 わかりました。
その情報システムの分野というのは、まだまだ見直しをかけることによって、コスト削減というのはできると思いますので、技術も日進月歩で進歩していくので、アンテナ高くしてもらって、ぜひ、いろんな新しい技術なんかを積極的に取り入れることによっての予算面の見直しというのは、常にお願いをいたしまして、質問を終わらせていただきます。
〇服部委員長 よろしいですか。
〇倉本委員 ありがとうございます。
〇服部委員長 ほかにございませんか。
〇三谷委員 東紀州地域の活性化のところで、よく似たのが、例えば一部新で、世界と結ぶ東紀州インバウンド事業とか、それから世界に開く東紀州観光地域づくり支援事業とか、熊野古道活用促進事業と、こういろいろあるんですが、インバウンドは海外からの大勢の方に来ていただきたいということはよくわかるんですが、この世界と結ぶ東紀州インバウンド事業だけが、海外の富裕層をターゲットとしたという文言が入っているんですけれども、これはほかの事業と、ここだけが海外の富裕層をターゲットとしたという、こういうところの理由とか内容について、ちょっと教えていただけませんか。
〇渥美次長 インバウンドにつきましては、基本的には東紀州地域につきましては、欧米系、アジア系それぞれ来ておりますが、やはり歴史文化に関心の高い方ということで、欧米系の富裕層を中心にこれから誘致のほうをしていきたいと思っております。
その考え方は、ほかのところにも共通するところなんですけれども、特にこの世界と結ぶ東紀州のインバウンドの事業では、広域的な連携のもとに、そういうのを進めていきたいという、そういうような取り組みになっております。
〇三谷委員 当然、この世界と結ぶ事業と、世界に開く事業のほうも、世界に開くほうも富裕層は当然ターゲットに入っているということなんですか。
〇渥美次長 基本的にはそういう狙いで、こちらのほうも進めております。
〇三谷委員 当然、これらは連携した事業になっていくんだろうと、こう思うんですけれども、やはり、どの層にきちっとターゲットを絞って注力していくかというのは、非常に大事なポイントだと思うんですけれども、そういうことならば、もう少し書きぶりを変えていただいたほうがよくわかるのかなという感じがするんですが。
〇伊藤局長 世界に開く東紀州観光地域づくり支援事業のほうは、どちらかといいますとインバウンドの受け入れ体制を整備するといった事業でございます。
それから、世界と結ぶというのは、15周年でもございますので、世界にもっとPRをしていこう、広域連携によって世界に東紀州地域、熊野古道をPRしていこうといった事業でございます。
どちらもターゲットは、やはり富裕層というのもございますが、受け入れ体制の整備のほうは、富裕層も含めますけれども、もちろんのことでございますが、東紀州というのはこれまで余りそういったことをやってきませんでしたので、まずはいろんな方の受け入れ体制を整備していこう、多言語表記とか、そういったことも含めてやっていこうと、そういったところでございます。
書き方につきましては、もうちょっとわかりやすくということでございましたので、ちょっとその御意見を賜りまして、反映させていただきたいと思います。
ありがとうございます。
〇三谷委員 ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。
もう1点、21ページの地域情報化推進事業で、携帯電話の不通話地域の解消等に取り組むと、こうずっと出て、これ毎回出てくるんですよね、携帯電話の不通話地域。
これ、大体見通しとしては、いつごろ解消するんですか。
〇高松課長 携帯電話の不通話地域に関しましては、2年に1回、各市町のほうに調査をしておりまして、調査をするたびに地区とかも変わってきたりしますので、いつ全部解消するというふうなところは、ちょっと不透明かなというふうには思います。
ただ、御要望いただいたところにつきましては、携帯電話事業者のほうに毎年度、基地局の整備等につきましてお願いのほうに上がっているところでございます。
〇三谷委員 よくわからなかったんですが、2年に一度調査するたびに不通話地域は変わってくるというのは、今まではつながっていたけれどもつながらない地区が出てきたり、今までつながらなかったけれども今度はつながる地区が出てきたりという、そんな変わり方をする、普通はつながっているところがさらに増えていくというのが普通のイメージなんですけれども、どういうことなんですか。
〇高松課長 調査を、もちろん毎年度、整備が進みましたら、そこの地域は要望地区から外れていくということになりますし、新たに要望が出てくるというふうな地域もございます。
そういうことで、ちょっと内容的には、地域としては変わってくるということになります。
〇三谷委員 まあ、よくわかりませんけれども、頑張っていただきたいなと思うんですが、今の時代、携帯電話の不通話地域はともあれ、例えば三重県内でWi-Fi、ネットがカバーしていない地区というのが、まだ相当数あるんです。
大手の通信会社がいろいろカバーはしていっていますけれども、かなり広がってはきていますが、まだWi-Fiが使えないような、モバイルのルータを持って行っても、そこでは使えないようなところというのは相当数あるんですが、今の現状というのは把握されていますか。
〇高松課長 済みません、Wi-Fiに関しては、ちょっと現状としては把握しておりません。
〇三谷委員 携帯も大事なんですが、例えば先ほどのインバウンドの話もありましたけれども、海外からの方も含めて、例えば都市部からこの三重県に来られるような方というのは、Wi-Fi環境というのは最優先でいわれるんですよね。
地域的に、無料のWi-Fiスポットがあるというのも大事ですけれども、地域として一定のWi-Fiの大手のところの、そういう通信会社、ああいうところでカバーされているという、そういう地域が増えてくるということは、例えば移住だとか定住の一つの条件にもつながってくるのかなと、こう思うんですが、当然、県としては一定程度把握をしているべきだと、こう思うんですけれども、そういう御調査は全くされていない。
〇高松課長 済みません、情報システム課のほうでは調査のほうはいたしておりません。
ただ、観光とか、そういう関係でWi-Fiのほうを整備されているというふうなところはございますけれども、当課のほうではちょっとそういった調査のほうはしておりません。
〇三谷委員 要望にとどめますけれども、今後、スポットで、Wi-Fiのスポットがここにありますよという、そういうものも、これはこれで大事なんですけれども、やはり地域として、Wi-Fiの環境がカバーされていくという、これが非常に大事だと思います。
例えば、東京とか大阪からこちらに移住してこられる方なんて、それまではごく当たり前のようにWi-Fiの環境の中で生活された方が、こちら来るとそれが使えないというようなことにもなってきますので、その移住の問題にもつながってくるでしょうし、当然、インバウンドも含めて三重県に観光に来られる方も、そういう御不便が出てくるだろうし、何よりもこの三重県に住んでおられる県民が不便を実感していくということなので、ぜひ、そのあたりのところは御調査をしていただいて、この携帯電話の不通話地域の解消に御努力いただくのも、これはこれでがんばっていただかないかんのですけれども、Wi-Fiのカバーされていない地域の解消にも、ぜひ力を注いでいただきたいなと思います。
以上です。
〇服部委員長 ほかにございませんか。
〇奥野委員 事業見直しで、地籍調査なんですけれども、事業をより効率的に実施するため社会資本整備円滑化地籍調査交付金と地籍調査の負担金を一括統合してしまうということなんやけれども、効率的に今までできていなかったもんで、効率的にしようとしているのか、地籍調査が進んでいないで、これとひっくるめたら率が上がるのかとか、変な勘繰りをしているでもないんやけれども、交付金と費用負担というのは、質的に違うのと違うかなと思うんですけれども、その辺どうなんですか。
〇田中課長 予算の採択のあれとしましては、円滑化交付金と負担金とは若干違うところがございます。
ただ、やり方としては同じになります。
予算につきまして、従来別々でしておりましたので、流用するときに手続とかが要りましたんですけれども、一体化することで、県内の、県の予算の流用の手続きが要らなくなるということで、効率的になるというふうに考えております。
〇奥野委員 災害とか、緊急を要するとかいわれるけれども、日本の国、三重県全部、緊急を要すると思うんです。緊急性のないところはないと思うんです。
だから、変な勘繰りしとるわけでもないけれども、地籍調査が進まないので、ひっくるめてやったったら、地籍調査の率が上がるのと違うかというような、そこら辺は行政が上手に考えるので、もうちょっと明確に。だから社会資本整備の円滑化と地籍調査の負担というのは当然違う、一緒のものやけれども違うものなんやで、本当、我々が、仮に来年質問すると、もう地籍調査は進んでいますよというふうになるのと違うかなと思うんです。
そこら辺、きっちりやっていったほうがいいのではないか。これも全部一緒にしたるわけでしょ、社会資本整備のこの部分と地籍調査のやっとることも分けないんでしょ。
平成31年度からはトータルで報告するわけでしょ。違うのかな。
だから、そこら辺は、どうもあなた方は、別に悪いのではないけれども、ごまかすというのか、あやふやにしてしまうという部分がたくさんあるので、これはちょっといかがなものかなと思いますけれども。
〇鈴木部長 もともとは、もともとというか、国の予算の成り立ちが、地籍の事業があって、そこの部分が、ここで言うと、私どもで言うと負担金と社会資本整備交付金とに、こう分かれてきているというのがあります、予算上。
地籍調査の進捗率については、この二つの負担金と交付金を合算したやつで進捗率、今も出していますので。
〇奥野委員 出しているのか。
〇鈴木部長 出しているんです。
ですので、それを一緒にしたことによって、進捗率がそれで進むとか、そういうことはないんですけれども、今まで一本できていたやつが、一旦こう二つに、国のほうの予算の道筋が二つに分かれたやつを、今まで私どもは二つで、事業費別々で持っていたんですけれども、実際にやっているのは地籍の調査を両方ともやっていますので、そういう意味から言うと、別に一緒になってもおかしくはないというふうには思います。
〇奥野委員 おかしくないんやけれども、社会資本整備と目的を持った地籍調査とは違うわけなんですよね。
だから、道路をつくるときに、地籍がやっていないので、地籍調査をしないと道路の買収もできない、だけれども地籍調査というのは地籍をするための調査、社会資本のときは、たまたまそこにぶつかったもんで社会資本整備になるわけですから、結果的には地籍調査と一緒なんやけれども、目的意識が違うんやで、やろうとすることとやらざるを得ないということが違うわけなんやで、ここはきっちり分けていったほうが、進捗率もよくわかるし、だからこんなにやっとるんですよ、道路がここへ広がったで、これだけの面積ができたと、それがたまたま道路が来るもんでできただけのことで、目的持ってやっとらへんのやで、そこら辺はどうも、だから地籍が僕、進まないと思うんですよ。
だから、新しい道路、ここは地籍調査がしていない、だからこれはしないとできないでそうするのと、だからその辺、ここら辺をちょっと明確にしていったほうが、どこかで分けないと、地籍調査の本当の進捗率が出てこないと思いますよ。
〇鈴木部長 一応、地籍調査については、私どもは、今、中心的にやりたいと思っているのは、南海トラフ地震の関係と、それと土砂災害の警戒区域をやっていきたいというふうには思っているんですけれども、どちらかというと負担金は南海トラフの関係をやっていまして、この交付金のほうは土砂災害の警戒区域のほうをやっておりますので、そこのところを、公共事業を進めるに当たって地籍をきちっとやって、まずやろうということで、この交付金を使って地籍調査を進めているというところはありますので、その辺は、一つの事業の中には入っていますけれども、目的といいますか、それはきちっと意識しながらやっていきたいというふうには思っています。
〇奥野委員 この交付金というのは、国から来るんですか。地籍調査負担金は、県がどこかで一般会計から出るんやないですか。
〇鈴木部長 国の補助金とあわせて市町へ流しております。
〇奥野委員 だから、根本的に社会円滑化地籍調査交付金と、地籍調査負担金とは、入りが違うわけでしょ。
〇田中課長 国からの補助金としては分けて来ますけれども、それに対する県の主に乗せる費用とかは、補助率とかは全く同じでございます。
〇奥野委員 もうこれ以上話しとっても話が進まんで、ともかく、わかるようにやってくださいよ。
こんな見直しって、今これをしなきゃならんということは一つもないのに、わざわざここへ持ってきたということ自体が、まずお金の入りのことを明確にして、それから見直しというふうにするべきであって、ここのところはちょっと、あなた方は毎年毎年、地籍調査責められるので、何とか少しでもというところがあるのではないかなと勘繰りしてしまうので、もっと明確にしてください。
以上です。
〇鈴木部長 そこは、私ども、入りも出も明確に、きちっと整理をさせていただきたいと思いますし、これによって何かをわかりにくくしようというような気持ちはさらさらありませんので、地籍調査についてはこれまで同様、一生懸命させていただきたいと思います。
〇奥野委員 わからないけれどもわかった。
〇服部委員長 ほかによろしいですか。
〇青木委員 先ほど三谷委員が取り上げられた、12、13ページの東紀州地域の話ですけれども、これ、またマル3とかマル5、マル7はインバウンドって出ていまして、マル3、特に他県との関係もあって、先ほど常任委員会のところでもちらっと出ていましたけれども、欧米豪の富裕層云々ということで、いわゆるツアーの関係でそういった富裕層というのを当ててもらっているとは思うんですけれども、やはり身近な例えばアジアの国とか地域について、今度、東紀州の、これは観光局とも関係あるのでちょっと迷っていたんですけれども、東紀州の地域の活性化としては、身近な国との関係をどういうふうにこれから捉えていくものか、教えていただきたいと思います。
〇伊藤局長 身近な国のほうにつきましては、東紀州地域振興公社のほうへ出しているお金がありまして、そちらのほうで東紀州地域振興公社を中心に対応をさせていただいておるところでございます。
そこでは、台湾にもいろいろプロモーションをかけに行かせていただきましたり、そういったことをさせていただいておるところでございます。
それから、そういったところで東紀州地域振興公社でフォロー、やっている事業ではない部分で、県としてやっていきたいなというふうに考えて、こういう事業を構成したところでございます。
〇青木委員 済みません、たまたま先週、知事や議長、副議長のところに、大阪の弁事処の新しい所長が御挨拶に見えた時の話題があったんですけれども、あの方、かつて6年ほど大阪の課長もしてみえて、三重県に非常に興味関心というか、そういうふうに身近に、僕は議員連盟つくる時にも非常にかかわってもらった方なので、真っ先に三重県に来たと。
三重県の魅力を、台湾の方にも伝えていきたいというようなことを言うてみえたんですけれども、例えば、日台観光サミットという、5年ほど前、2013年だと思います、あったんですけれども、その時に、日程も決まっていたので、志摩で泊まられて、それからずっと伊勢とか松阪とか、北勢ずっと行って、最後は湯の山温泉だと思いますけれども、伊賀や鈴鹿も通られた中で、なかなか距離的、時間的なことがあって、東紀州行けなくて、非常に残念がってみえた方々たくさんみえたことを覚えています。
東紀州の魅力というか、非常に、特に台湾の方を初めとして、アジアの方々は結構身近に感じてみえて、何とか勉強したい、小さい、若い子らとか学生の子らとか中学生も含めて、広く伝えていきたいとか、共通の部分もあって、逆に日本の方々、三重県の方々が台湾の方々の気持ちとか誇りとか、そういったものを学ぶ機会にもなるので、そういったあたりも忘れずに、東紀州地域としてもそういった重要な点として、さらに進めていただきたいなと、ちょっと富裕層とか、欧米豪、非常にイメージが強かったので、少しお願いしたいなという気持ちです。
〇伊藤局長 ありがとうございます。
台湾とか東アジアの関係の方は、これまでにも、やはりたくさんおいでになっていただいております。
特に私ども、熊野倶楽部、リゾート熊野倶楽部のほうで調査を行いましたところ、宿泊者の方、やはり東アジアの方が大変多いというふうに、そういうような統計も出ておるところでございます。
それから、台湾のレニューという大きな会社が、インセンティブの旅行でおいでいただいたこともございましたり、これまでにも関係がございますので、そういったところはこれからも関係を続けていくべく、留意していきたいと思っております。
〇青木委員 ありがとうございました。
経済交流等も進んでいる、物品等の販売等もありますので、ぜひとも、観光局だけに任せているのではなくて、南部地域活性化局とされても頑張っていただきたいと思います。
以上でございます。
〇服部委員長 よろしいですか。
〇田中副委員長 ちょっと先ほど、奥野委員の事業の見直しのところで、僕もこれ、地域連携部だけではないんですけれども、今回、事業の本数って極端に、全体的に見て減らし過ぎとるかなというふうには若干感じていて、そういう意味では、奥野委員おっしゃったように、事業のそれぞれの本来の、統合する前のそれぞれの目的があったわけで、マネジメントしていくときに、やはりそのあたりのところの検証、PDCAサイクル回していく上で、その辺をくっつけてしまうと、事務の効率化という観点では、これはリフォームすることは非常に大事なことやと思うんですけれども、ただ、県政運営していく、将来見据えた県政運営していく上では、余りやり過ぎるとわけわからなくなってしまうんとちがうかなと思って、今回ちょっと本数減らし過ぎちがうかな、これも次の総務部の常任委員会で、地域連携部として主体的にこういうふうにリフォームすると言うてたんやったらええけど、財政当局というか総務のほうから、ちょっと本数減らしてくれみたいな、もし働きかけがあったとしたらというか、あるんやろと思うんですけれども、一定、やはりそこら辺は所管の部として、これはこれできちっとマネジメントしておく上ではということは、意志は持ってほしいなという、鈴木部長うんうんとうなずいとるので、もう答弁はいいです。そんな思いでいますということ。
それと、あと、大事な大事な平成31年度、何かというと、やはり国体に向けてというふうに思っていまして、前回の予算決算常任委員会の総括的質疑の中ではちょっと触れられていなかったので、そこら辺のところをちょっと、最後にしますけれども、お聞かせいただきたいと思っています。
予算が3億4000万円から7億7000万円余として、倍ぐらい増えているこの競技力向上対策事業なんですけれども、一部新となっていますし、若干このあたりについては詳細を御説明いただきたいと思うんですけれども。
〇東浦課長 失礼いたします。
来年度に向けましては、まずジュニアの育成というのを、今までは普及を中心に進めてまいりましたけれども、いよいよターゲットエージが高校生になるというようなこともございまして、より効果的な予算の配分先等も含めて、事業の見直しを図りながら、ジュニアの育成を進めていきたいと。
先ほど、髙部次長の説明の中にもありましたように、ライバルになるであろう東京都との差というのは、少年種別での戦いというのが非常に大きくなってくると思います。
そういう意味では、この少年の強化というのが、とこわか国体での天皇杯獲得、皇后杯獲得に向けて重要な要素になってまいりますので、まずジュニアの育成にしっかりと力を入れていく必要があると。
そのジュニアの育成に力を入れていく上で、コーチアカデミー事業を昨年から開始をさせていただきました。
今年、四日市商業高校のハンドボールが初めて国体で優勝いたしましたけれども、その監督の蛭川先生は、このコーチアカデミーの受講者であります。
このコーチアカデミーを通じて、蛭川先生は、自分が変わらなければならないというようなことに気づかれて、そして勇気を持って変えられて、そしてチームの考え方を変えたと、その結果がこの国体の優勝につながっているというようなこともございまして、本当にその指導者や選手は、本当にちょっとしたきっかけで変化をすると、その変化が好成績につながっていくということもございますので、このコーチアカデミー事業、ことしは23名の受講者がおりましたけれども、来年度も同数程度の受講者を見込み、それからそのサポート、マルチサポートにつきましては、今年受けた受講者、それから来年の受講者合わせて、ほぼ倍ぐらいのサポートの数になりますので、そういったところでも予算の増額を要求しているというところです。
それから、成年の選手につきましては、スポーツ指導員の増員を要求しております。
スポーツ指導員を増員させ、また就職支援で県内に定着をいたしました選手に対して、その選手たちが強化活動をより充実したものにできるように、強化費、国体の選手強化費につきましても増額を要求しているというところです。
最後に、競技用具の整備につきましても、今後、選手が育ってくる中で必要な競技用具を順次整備するというようなことも考えていきながら、増額予算を要求しているという状況でございます。
以上でございます。
〇田中副委員長 ありがとうございます。
ジュニアのところに、ターゲットエージのところに注力をしていくということについては、私も素人ですけれども、異論のないところで、例えば、三谷委員、先ほど県内定着とおっしゃったんですけれども、私は限界があると思うんです、三重県では。
というのは、オリンピックやパラリンピックのアスリートの、例えば各種競技団体から強化指定を受ける選手たちというのは、ナショナルトレーニングセンターでトレーニングがしたいわけですよ。
じゃ、どこにあるのといったときに、東京なんですよ。
だったら、三重県で働きながら、暮らしながら、オリンピックを目指す選手たちというのは、そこのNTCを使うということができやんということは非常に大きな痛手だとすれば、就職先を考えたときに首都圏、NTCに通いやすい環境を求めて行くと思うので、だから全てが全て県内定着、本当のオリンピックのメダル、本当に狙える強化する選手層ですけれども、そこはやはり難しいかなと。
ただ、国体で、三重県出身の選手、三重県の選手団の人たちが活躍してもらって、県民が喜び、負けたときには憂いながら悔しがったりしながら、スポーツを見る楽しみ、その力でもって県民が一つになるという雰囲気を醸成していくためには、やはりジュニアの、三重県の高校出身の選手が、今は東京にいるけれども、三重県選手団として参加をしていただくということは、僕はこれ、ちょうどバランスよくいける方法ではないかなというふうに思っています。
ちょっと身内自慢で失礼なんですけれども、身内で福井県立鯖江高校で体操をしていて、日体大へ行って、今、徳洲会体操クラブで、先般の福井国体では福井県選手団で出ましたと、優勝しましたということもあるわけですよね。
福井県立の高校で、今、体操の中では鯖江高校はがんがん上位狙っていけるチームになっていますけれども、そういう取り組みをしていくことで、体操というところにターゲット絞るかどうかとか、その環境ももちろんありますけれども、三重県として今後のことも考えると、今回の三重とこわか国体・三重とこわか大会で競技力が向上したことによって、やはりスポーツってすごいね、いいね、じゃ、やってみようとか、子どもにやらせてみたいなとかというふうにしていくという、競技人口はやはり裾野を広げていくということが、三重県が、定着期のところで目標で、天皇杯・皇后杯をとった後に10位以内を目指しておられますけれども、計画の中で、やはりその10位以内を、10位以内無理でも、やはり真ん中よりちょっと上ぐらいで、三重県頑張っているよねというふうに、県民の方々にわかってもらえるような環境づくりを、ぜひしていくべきだというふうに思っていまして、そういう観点では、ジュニア選手、少年選手というのは大事なところかなと、今後のことも考えると、それを県として今後も続けていくことが、僕は必要だと思っていまして、一旦馬力でなかなか予算をかけられませんけれども、今回の経験、ノウハウを持って、ポイント、つぼを押さえ続けてもらうことを、やはり県庁内でずっとやり続けてほしいなということは思うところです。
用具のことも先ほど触れていただいたので、用具もこれ、体操で言えば、床の質がよくなければ、幾ら練習したって世界レベルの、全国レベルの選手というのはやはり育たんわけで、せめて県内にはそういうところは、ここにはあるよとか、こことここにはあるよというような環境は、今回を契機につくっていただきたいなというふうに思っているところです。
局長、うんうん言うとるで、局長も。
〇村木局長 ありがとうございます。
まさに、ただいま課長が御説明申し上げましたけれども、ジュニア選手の育成というのは、今、田中副委員長おっしゃっていただきましたように、やはり未来を見据えた好循環を生むための大きな要素であるというふうに思っております。
ここがしっかり対応ができていないと、将来的にもいい選手が三重県から生まれませんし、また、いい選手が生まれないということは、10年先にいい指導者も来ないという、そういうことですので、やはりいい選手をつくって、いい選手が育成されて、後にそれがいい指導者になってという、そういう好循環を生んでいくのかなと、こんなふうにも考えています。
それにはやはり、そういう競技用具の環境を整えるということも重要な要素であると思っておりますので、おっしゃっていただきましたように、ジュニア育成、そして環境整備、なおあわせましてその成年選手も定着できるような整備も含めて、取り組みを加速させていきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
〇田中副委員長 力強い答弁をいただきまして、ありがとうございます。
頑張りましょうという感じですね。
実は、昨日、とある年配の方との集まりがある中で、もうわしも元気がないわ、でもオリンピックまではな、生きとりたいしなとおっしゃる方が割と多いんです。
オリンピックといわず、三重国体まで頑張りましょうとか言うて、いや、万博もあるしなみたいな話になっていたので、やはり県民の方々から、オリンピックもそうなんですけれども、やはり三重国体まで頑張るぞとか、三重国体しっかり見るんや、見に行くんやみたいな、その雰囲気の醸成もやはりしていきたい、していくべきだろうなと思っていますので、そこはもう、大会開催準備事業のところになってくると思うんですけれども、ここも増額をしていただいていますし、我々としてもしっかりとした県議会での審議を通じて、無駄なく効率よく、しっかりとした効果が得られるようなものにしていきたいなと、私は思っていますので、頑張りましょう。
以上です。
〇高松課長 済みません、訂正のほうをさせていただきたいと思います。
先ほど、倉本委員から御質問のありました共通機能基盤についてなんですけれども、コスト削減効果ですけれども、平成21年度の導入から現在までのコスト削減効果としまして、約2億4000万円というふうにお答えさせていただいたんですが、約6億3000万円の間違いです。
訂正させていただきます。済みませんでした。
3 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
総務地域連携常任委員長
予算決算常任委員会総務地域連携分科会委員長
服部 富男