三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成30年度 委員会会議録 > 平成30年11月14日 予算決算常任委員会 会議録
予算決算常任委員会
会議録
(開会中)
開催年月日 平成30年11月14日(水曜日) 午前10時2分~午前10時24分
会議室 全員協議会室
出席委員 47名
委 員 長 津村 衛
副委員長 小林 正人
委員 芳野 正英 中瀬古初美 廣 耕太郎
山本 里香 岡野 恵美 倉本 崇弘
稲森 稔尚 野村 保夫 下野 幸助
田中 智也 藤根 正典 小島 智子
濱井 初男 木津 直樹 田中 祐治
野口 正 石田 成生 彦坂 公之
大久保孝栄 東 豊 山内 道明
吉川 新 杉本 熊野 藤田 宜三
後藤 健一 服部 富男 津田 健児
中嶋 年規 村林 聡 長田 隆尚
奥野 英介 今井 智広 日沖 正信
舟橋 裕幸 三谷 哲央 中村 進一
青木 謙順 中森 博文 前野 和美
水谷 隆 山本 勝 山本 教和
西場 信行 中川 正美 舘 直人
欠席委員 なし
出席説明員
【決算認定議案の審査、所管事項の調査】
副知事 稲垣 清文
[防災対策部]
部長 福永 和伸
副部長 坂三 雅人
防災対策総務課長 清水 英彦
[戦略企画部]
部長 西城 昭二
副部長兼ひとづくり政策総括監 横田 浩一
戦略企画総務課長 河 治希
[総務部]
部長 嶋田 宜浩
副部長(行政運営担当) 日沖 正人
副部長(財政運営担当) 高間 伸夫
財政課長 富永 隼行
参事兼税務企画課長 三宅 恒之
[医療保健部]
部長 福井 敏人
副部長 加藤 和浩
医療保健総務課長 磯田 晋一
[子ども・福祉部]
部長 田中 功
副部長 森 靖洋
子ども・福祉総務課長 中尾 洋一
[環境生活部]
部長 井戸畑 真之
廃棄物対策局長 中川 和也
副部長 笠谷 昇
環境生活総務課長 奥山 孝人
[地域連携部]
部長 鈴木 伸幸
地域連携部国体・全国障害者スポーツ大会局長
村木 輝行
地域連携部南部地域活性化局長 伊藤 久美子
副部長 大西 宏弥
地域連携総務課長 松本 直樹
[農林水産部]
部長 岡村 昌和
副部長 前田 茂樹
農林水産財務課長 村田 洋一
[雇用経済部]
部長 村上 亘
観光局長 河口 瑞子
副部長 安井 晃
雇用経済総務課長 紀平 益美
[県土整備部]
部長 渡辺 克己
副部長(企画総務担当) 喜多 正幸
県土整備総務課長 濵地 宣広
[出納局]
会計管理者兼出納局長 荒木 敏之
副局長兼出納総務課長 中嶋 中
[教育委員会]
教育長 廣田 恵子
副教育長 木平 芳定
教育財務課長 藤森 正也
[警察本部]
本部長 難波 健太
警務部長 宮西 健至
参事官会計課長 原 政美
[人事委員会事務局]
事務局長 山口 武美
[監査委員]
代表監査委員 山口 和夫
[監査委員事務局]
事務局長 水島 徹
次長 川添 洋司
監査・審査課長 中西 秀行
委員会書記
議事課 班長 中西 健司
議事課 主幹 黒川 恭子
企画法務課 主査 手平 美穂
企画法務課 主査 大森 貴仁
傍聴議員 なし
県政記者 3名
傍聴者 1名
議題及び協議事項
1 決算認定議案の審査、所管事項の調査
(1)認定第5号「平成29年度三重県一般会計歳入歳出決算」
(2)認定第6号「平成29年度三重県県債管理特別会計歳入歳出決算」
(3)認定第7号「平成29年度地方独立行政法人三重県立総合医療センター資金貸付特別会計歳入歳出決算」
(4)認定第8号「平成29年度三重県母子及び父子並びに寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算」
(5)認定第9号「平成29年度三重県立小児心療センターあすなろ学園事業特別会計歳入歳出決算」
(6)認定第10号「平成29年度三重県立子ども心身発達医療センター事業特別会計歳入歳出決算」
(7)認定第11号「平成29年度三重県就農施設等資金貸付事業等特別会計歳入歳出決算」
(8)認定第12号「平成29年度三重県地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算」
(9)認定第13号「平成29年度三重県林業改善資金貸付事業特別会計歳入歳出決算」
(10)認定第14号「平成29年度三重県沿岸漁業改善資金貸付事業特別会計歳入歳出決算」
(11)認定第15号「平成29年度三重県中小企業者等支援資金貸付事業等特別会計歳入歳出決算」
(12)認定第16号「平成29年度三重県港湾整備事業特別会計歳入歳出決算」
(13) 認定第17号「平成29年度三重県流域下水道事業特別会計歳入歳出決算」
(14)私債権の放棄について
(15)債権処理計画(平成29年度実績・平成30年度目標)について
(16)平成31年度当初予算編成に向けての基本的な考え方
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
1 決算認定議案の審査、所管事項の調査
(1)分科会委員長報告及び質疑、執行部に対する補足質疑
〇稲森委員 委員長、議事進行発言。30日の予算決算常任委員会の中で私の質疑に対して水谷委員のほうから、非常に不適切であるという発言があったんですけども、具体的に何をもって不適切であったのかしっかり説明をしていただきたいと思いますし、自由なこの委員会の中での発言を委縮させるような、あるいは、委員の質問権を侵害するような、そういう発言については今後謹んでいただきたいと思います。十分な説明がないのであれば明確な謝罪を求めたいと思います。
〇津村委員長 ただいま稲森委員から議事進行発言がございましたが、今の発言の内容を聞かせていただきましたが、議事進行発言には当たらないのかなというふうに判断しますが、先ほど発言にもございましたように、今回、水谷委員に対しての当事者に限定されることだというふうに私自身判断しておりますので、稲森委員には、私たち正副委員長でお預かりをさせていただくということで御了承いただきたいと思います。
それでは続けます。
最初に、戦略企画雇用経済分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇芳野分科会委員長 御報告申し上げます。
戦略企画雇用経済分科会で詳細審査を分担いたしました、認定第5号「平成29年度三重県一般会計歳入歳出決算」の関係分ほか1件につきましては、去る10月31日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、認定第15号については全会一致をもって、認定第5号については賛成多数をもって、原案を認定すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。
〇津村委員長 ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇津村委員長 なければ、これで戦略企画雇用経済分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、戦略企画雇用経済分科会に係る執行部への補足質疑を行いますが、質疑は付託議案及び所管事項調査に係るものに限定いたしますので、御了承願います。
それでは、御質疑のある方はお願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
〇津村委員長 なければ、これで戦略企画雇用経済分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、環境生活農林水産分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇廣分科会委員長 御報告申し上げます。
環境生活農林水産分科会で詳細審査を分担いたしました、認定第5号「平成29年度三重県一般会計歳入歳出決算」の関係分ほか4件につきましては、去る11月1日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって、原案を認定すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。
〇津村委員長 ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇津村委員長 なければ、これで環境生活農林水産分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、環境生活農林水産分科会に係る執行部への補足質疑があれば、お願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
〇津村委員長 なければ、これで環境生活農林水産分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、医療保健子ども福祉病院分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇野口分科会委員長 御報告申し上げます。
医療保健子ども福祉病院分科会で詳細審査を分担いたしました、認定第5号「平成29年度三重県一般会計歳入歳出決算」の関係分ほか4件につきましては、去る11月1日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、認定第7号から認定第10号までにつきましては、いずれも全会一致をもって、認定第5号の関係分につきましては、賛成多数をもって、原案を認定すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。
〇津村委員長 ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇津村委員長 なければ、これで医療保健子ども福祉病院分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、医療保健子ども福祉病院分科会に係る執行部への補足質疑があれば、お願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
〇津村委員長 なければ、これで医療保健子ども福祉病院分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、防災県土整備企業分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇小島分科会委員長 御報告申し上げます。
防災県土整備企業分科会で詳細審査を分担いたしました、認定第5号「平成29年度三重県一般会計歳入歳出決算」の関係分ほか2件につきましては、去る10月31日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって、原案を認定すべきものと決定いたしました。
なお、この際、本分科会において特に議論のありました事項について申し述べます。
まず、債権処理計画についてであります。
本分科会で審査した債権処理計画(平成30年度目標)には、過去の用地買収手続きにおいて、根抵当権の解除を事前に行わなかったことに起因する未収債権を放棄するものが含まれています。
県当局におかれては、今回の事案を教訓に手続き上の瑕疵による債権の発生防止策をさらに徹底するとともに、未収債権自体の縮減に向けて、未収債権の発生抑制と回収の促進により一層取り組まれるよう要望します。
次に、平成31年度当初予算編成に向けての基本的な考え方についてであります。
建設業において人材を確保するためには、長時間勤務の解消や週休二日制の定着など労働環境改善の取組が重要です。
現在、新三重県建設産業活性化プランに基づき、土日完全週休二日制工事の試行など労働環境改善に取り組んでいただいているところですが、建設業への入職、定着促進をさらに進めるため、このような取り組みをより一層充実していただきますよう要望します。
また、平成30年に発生した7月豪雨や北海道胆振東部地震では、土砂崩れにより甚大な被害が生じており、土砂災害から命を守る取組は喫緊の課題です。
県当局におかれては、平成31年度完了をめざし土砂災害警戒区域の指定に必要な基礎調査に取り組まれているところですが、危険性のある箇所を住民の方へ周知できるように、一日も早く土砂災害警戒区域の指定を行っていただきますよう要望します。
以上、御報告申し上げます。
〔「なし」の声あり〕
〇津村委員長 なければ、これで防災県土整備企業分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、防災県土整備企業分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
〇津村委員長 なければ、これで防災県土整備企業分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、教育警察分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇木津分科会委員長 御報告申し上げます。
教育警察分科会で詳細審査を分担いたしました、認定第5号「平成29年度三重県一般会計歳入歳出決算」の関係分につきましては、去る10月31日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって、原案を認定すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。
〇津村委員長 ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇津村委員長 なければ、これで教育警察分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、教育警察分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
〇津村委員長 なければ、これで教育警察分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
最後に、総務地域連携分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇服部分科会委員長 御報告申し上げます。
総務地域連携分科会で詳細審査を分担いたしました、認定第5号「平成29年度三重県一般会計歳入歳出決算」の関係分ほか1件につきましては、去る11月1日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって原案を認定すべきものと決定いたしました。
以上、ご報告申し上げます。
〇津村委員長 ただいまの報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇津村委員長 なければ、これで総務地域連携分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、総務地域連携分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いをいたします。
〔「なし」の声あり〕
〇津村委員長 なければ、以上で分科会委員長報告及びこれに対する質疑を終了いたします。
(2)全体を通しての質疑 なし
(3)委員間討議 なし
(4)討論
〇津村委員長 本認定議案に対し、討論のある方は御発言願います。
〇山本(里)委員 認定第5号「平成29年度三重県一般会計歳入歳出決算」のうちいくつかの点を挙げて認定できないということにしたいと思います。
様々ありますけれども、その中でも特に企業立地促進の補助金は14億円を超えておりますが、シャープへの90億円の支払いのうちの2億円、2015年、2016年と支出が止まっていた東芝への8000万円余り、あるいは教育委員会においては、全国学力・学習状況調査対象ともいえるスタディ・チェック、みえの学力向上県民運動推進事業、学力向上支援事業という内容であわせて5000万円近くになります。教員の多忙化が問題となっております。対策をたててがんばっていただいているとはいうものの平成29年度、大変な状況はまだ残っておりました。
いなばポートラインが4月に供用開始になりましたが、建設費県負担分の9億円を含む四日市港管理組合負担金は15億円を超えております。数度利用してみましたけれども、渋滞回避であるとか霞からの利用状況についてもやはり疑問が残ったままです。
リニア中央新幹線関係経費としての連携強化の700万円余ですけれども、これから始まる巨額投資につながると心配をいたします。
9310万円の県政情報発信事業費を含む広報費については、データ放送については廃止の方向が今打ち出されておりますけれども、これまでも茶の間に届くことがなかった平成29年度のその部分について問題ありと指摘をいたします。
民生費医療関係経費を含む衛生費については、県民の要求が最も多い部分でありますけれども、福祉の3公費の窓口無料化について、進捗が今年みられましたけれども、平成29年度多くの皆さんの要求である窓口無料化がなされていなかったこと、また、保育所における待機児童の問題は年々改善されてきているとはいえ、入所をあきらめて小規模保育所に通っているとか、兄弟でばらばらに保育所に通っているなどの実態、隠れ待機児童の問題という中でそれが大きな問題となっていなかった点、年度途中で増えてくるということなどの問題を解決することが必要であったと思われます。
そして、不安と問題の多すぎるマイナンバー導入、普及にあたっての番号制度整備関係諸費を認定できないという思いで反対の立場を取りたいと思います。
〇津村委員長 ほかに。
〇稲森委員 私も、認定第5号平成29年度「三重県一般会計歳入歳出決算」については反対をしたいと思います。
先日の総括質疑でも申し上げましたけれども、データ放送、広聴広報については政策としての失敗ということが明らかになっているにもかかわらず、この決算認定議案の前提である監査報告について問題を指摘させていただきましたし、その点が特に問題であるというふうに思っています。
代表監査委員につきましては、この事業を推進してきたときの部長であったというお立場から、県民の皆さんから そういう疑いの目が向けられているというのは間違いないと思います。
やはり、これははっきり申し上げて天下りの弊害が出てきたのではないかというふうに私は言わざるを得ません。議会事務局に調べていただきまして、全国の都道府県の状況ですけれども、もうすでに19都道府県では、行政機関にいたOBが代表監査委員を務めているということを見直しているわけで、行っていないということですので、私は代表監査委員については交代されたほうがよいというふうに思っています。
それから基本的なことを申し上げたいんですけれども、ここに、前にいらっしゃる方は県民から税金を徴収する側のみなさんで、私たちは税金を徴収される側の代表であります。こことここがなれ合って、行政と議員がなれ合って、何かかばい合っているようなことがあってはいけないということですね。横を向いているようですけれども、水谷委員に対しても私ははっきり申し上げたいなということを最後に申し上げて反対討論といたします。
〇津村委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇津村委員長 討論なしと認め、討論を終結いたします。
(5)採決 認定第6号から認定第17号まで 起立(全員) 認定
認定第5号 起立(多数) 認定
(6)委員長報告で執行部へ処理経過を求める事項 なし
〇津村委員長 以上で、決算認定議案の審査及び所管事項の調査を終わります。
この際、稲垣副知事から発言を求められておりますので、これを許可します。
〇稲垣副知事 私から一言御礼を申し上げます。
津村委員長はじめ、委員の皆様方には、平成29年度の歳入歳出決算につきまして、去る10月17日に委員会を開催されて以来、総括質疑及び各分科会におきまして、精力的に御審議を賜り、厚く御礼を申し上げます。
審査過程で頂戴いたしました貴重な御意見並びに分科会委員長報告の内容につきましては、今後の県政運営に十分反映させていきたいと考えております。
今後とも、よろしく御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。まことにありがとうございました。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
予算決算常任委員長 津村 衛