三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成30年度 委員会会議録 > 平成30年6月20日総務地域連携常任委員会 会議録
総務地域連携常任委員会
会議録
(開会中)
開催年月日 平成30年6月20日(水曜日) 午前10時0分~午後1時29分
会議室 301委員会室
出席委員 8名
委 員 長 服部 富男
副委員長 田中 智也
委 員 倉本 崇弘
委 員 後藤 健一
委 員 奥野 英介
委 員 三谷 哲央
委 員 青木 謙順
委 員 前野 和美
欠席委員 なし
出席説明員
[地域連携部]
部長 鈴木 伸幸
国体・全国障害者スポーツ大会局長 村木 輝行
南部地域活性化局長 伊藤 久美子
副部長 大西 宏弥
次長(地域支援担当) 瀧口 嘉之
国体・全国障害者スポーツ大会局次長(国体・全国障害者スポーツ大会担当)
別所 志津子
国体・全国障害者スポーツ大会局次長(スポーツ推進・競技力向上対策担当)
髙部 典幸
南部地域活性化局次長兼南部地域活性化推進課長 渥美 仁康
参事兼水資源・地域プロジェクト課長 田中 貞朗
地域連携総務課長 松本 直樹
交通政策課長 吉川 行洋
情報システム課長 高松 基子
地域支援課長 楠田 泰司
市町行財政課長 保科 実
総務企画課長 藤本 典夫
競技・式典課長 内山 博司
運営調整課長 山川 晴久
スポーツ推進課長 林 幸喜
競技力向上対策課長 東浦 宏幸
東紀州振興課長 大平 和輝
人権・危機管理監 森 政之
移住促進監 藤井 理江
その他関係職員
[子ども・福祉部]
障がい福祉課長 森岡 賢治
[環境生活部]
大気・水環境課長 尾邊 俊之
[農林水産部]
農山漁村づくり課長 杉井 孝充
農業基盤整備課長 藤本 隆治
[雇用経済部]
雇用対策課長 松下 功一
[企業庁]
水道事業課長 東海 明
工業用水道事業課長 田中 利幸
委員会書記
議事課 主幹 川北 裕美
企画法務課 主査 大森 貴仁
傍聴議員 なし
県政記者 3名
傍聴者 なし
議題及び協議事項
第1 常任委員会(地域連携部関係)
1 所管事項の調査
(1)「平成30年版成果レポート(案)」について(関係分)
(2)「三重県土地利用基本計画」の変更について
(3)「みえのみらいづくり塾」の実施について
(4)「県と市町の地域づくり連携・協働協議会」の取組について
(5)三重とこわか国体・三重とこわか大会の開催準備について
(6)「東京2020オリンピック・パラリンピック フラッグツアー関連イベント」等の開催について
(7)紀南中核的交流施設評価書(最終案)について
(8)審議会等の審議状況について(報告)
2 請願の審査
(1)請願第47号「次期改選までの削減を見据えた議員定数の見直しに係る検討を求めることについて」
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
第1 常任委員会(地域連携部関係)
1 所管事項の調査
(1)「平成30年版成果レポート(案)」について(関係分)
ア 当局から資料に基づき説明(鈴木部長、大西副部長、瀧口次長、髙部次長、渥美次長)
イ 質問
〇服部委員長 それでは、御意見等がありましたらお願いをいたします。いかがでしょうか。
〇青木委員 時間も限られていますので。4ページです。競技スポーツの推進のところで本年度の取組方向が示されて、大変前向きにいろいろと育成等に取り組むということでございます。丸がついているマル1の最後に、「より具体的で効果的な強化対策に着実に取り組みます」、それからマル2の2行目の後ろかな、「競技団体、指導者、保護者が一体となって取り組むための研修会を開催します」、丸がついていますけど、マル4の2行目に「優れた指導者の養成と指導体制の構築」という表現があって、5ページの丸がついているマル8の2行目に「スポーツ指導員」を増員して配置すると、そういった表現がずっとあって、子どもたちの育成のためにいろんな、大人も含めてというようなことが書かれています。非常にいいことやと思うんです。
懸念というか、今いろいろアメリカンフットボールの監督、コーチのこととか、それからレスリングの指導者のパワハラの件とかが社会問題になっているんですけども、これはこれで特別の事例だったのかもしれないんですが、指導者の中には時代錯誤の方もおみえかもしれませんし、それから子どもの側に立った指導とか保護者の方に理解ができるような指導とか、そういったことがきちっとできているかどうかというのはちょっと私もわからないんですけども、今後子どもらを指導、育成していくためには、やっぱりこれは不可欠なものかなというように感じるんですが、今回の取組方向の中に表現が、僕が最初に言うたところに含まれているというんやったらそれでいいんですけども、その辺が少しふわっと入っているんで、もう少し強く質の向上というか指導者の質の向上について触れる必要はないのかなというようなことを感じるんですけど、その辺はいかがでしょうか。
〇東浦課長 本年度、平成30年度から、競技力向上対策本部では、チームみえ・コーチアカデミーセンター事業というのを立ち上げて指導者の養成を進めるところでございます。このチームみえ・コーチアカデミーセンター事業のコンセプトといたしましては、三重のスポーツを牽引する品格、資質を兼ね備えた真の一流指導者を養成するということをコンセプトとしております。このコンセプトを守りながら、三重県体育協会など関係団体等とも連携をしながら、アスリートファーストという考え方をベースに、今後指導者に対しての意識の醸成や指導の実践が図られるよう、今後も取組を進めていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇青木委員 そういうお答えならいいわけですけれども、ただ本年度の取組方向に表現としてもう一つ何か具体的に出てくると、県がこれだけ掲げてたんやなということが、アピールといいましょうか、できるのになと感じる点についてはいかがでしょうか。これで十分ということでよろしいでしょうか。
〇村木局長 ありがとうございます。当然、指導のあり方というのは今大事なところでして、ただいま課長が申し上げましたようにアスリートファースト、これはやはり今の指導の基本的な考え方であると思っておりますので、今少し委員から御指摘をいただきました文言の整理につきましては、そういうことがわかりやすいような整理を考えてみたいなと思っておりますので。御助言をいただいたということで受けとめさせていただきたいと思います。
〇青木委員 また御検討をお願いします。じゃ、また。これ一つだけで。
〇服部委員長 よろしいですか。ほかに。
〇三谷委員 同じようにスポーツのことで施策242、進展度がCで、県民指標が、これ毎年度下がっていっているんですね。その理由として、8ページのところに、「週1回以上の運動・スポーツ実施率の目標を達成できていない背景として、30代から40代の実施率が33.6%と依然として低いため」ということなんですが、それに対する対応として平成30年度の取組方向の中でどこに出てくるのかがよくわからないんですが、10ページのマル4の「今後設立を予定している「県民推進会議(仮称)」」にもつながります。「参画するなど、引き続き取組を進めていきます」という、ここに出てくるのかなという感じなんですが、具体的に30代、40代、実施率が低い者に対する対応というのはどこに出てきますの。
〇林課長 実施率の向上への対応につきましては、9ページのマル3の「県民の皆さんが気軽にスポーツに参加できる環境づくりを進め」、「引き続き総合型地域スポーツクラブの安定した運営と定着に向けた効果的な支援を行います」とここにうたっております。
それで、県民推進会議のほうはJリーグのチームの関係でありまして、実施率向上とは関係がないということでございます。
〇三谷委員 そうすると、「県民の皆さんが気軽にスポーツに参加できる環境づくり」ということで、ここを進めていくと30代、40代の実施率が上がってくるというふうな見込みなんですね。
〇林課長 今後、やり方として、30代、40代の勤めている方々に対して、気軽に、例えば駅と駅の間を歩いていくのも運動だとかそういった啓発、地道な啓発になるかと思うんですが、そういった形を進めていきたいというふうな形で考えております。
〇三谷委員 ぜひ頑張っていただきたいなと思いますので。
もうちょっとよろしいですか。
〇服部委員長 はい、どうぞ。
〇三谷委員 その次の施策251の南部地域の活性化でちょっとお伺いしたいんですが、これ進展度はBで、南部地域における転出超過数が目標値に達していないということで目標達成状況が0.89、ところが活動指標は全てクリアしていただいているんでBという御説明だったと思うんですが、活動指標を全部クリアしとってなぜ目標値が達成できないんですか。
〇渥美次長 いろいろ人口減少をとめるような施策に取り組ませていただいているところなんですけれども、やっぱり人口減少社会の進捗といいますか、そちらの加速のほうが大分大きくて、なかなかそこまで追いついていないという状況かとは思います。
〇三谷委員 そうすると、活動指標そのものを見直さないと目標値は達成できないんじゃないですか。
〇渥美次長 見直しというのは、今つくらせてもらった指標の中で、一つは意識的な部分で地域への愛着度を高めていくという話、それとやっぱり移住施策のほうで、両方でやっていきたいというふうに思っております。
〇三谷委員 いやいや、僕が聞いているのは、活動指標が全部達成できているのに目標値が達成できていない、そういうことであれば活動指標を見直さないと永遠に目標値は達成できないんではないですかということをお伺いしているんですが。
〇伊藤局長 活動指標というのは、やはりそれぞれの事業の中の目標でございまして、こういったものが総合的に作用いたしまして転出超過数のほうへ反映していくと思うんです。ただ転出超過数のほうにはいろいろほかにも影響しているものがございまして、例えば今回なんかは戻ってくる人が少なかった、南部地域のほうは北勢地域に比べまして20歳から25歳のほうの年代で戻ってくるのが非常に少ないという成果も出ております。その結果といいますのは、昨今の景気回復、それから人手不足によりまして、非常に首都圏とか都市部のほうで就職が多いためというふうに聞いております。ですので、私どもは、やはり若者を戻すというところを中心に考えてこういった事業に取り組んでいるところでございます。
そこから見ますと、例えば南部地域の人びとによる創業件数とか南部地域において将来的に戻りたいと考えている高校生の割合とか、こういった目標項目については、私は私どもの方向性と合っていると思います。
以上でございます。
〇三谷委員 これ以上この議論をする気はないんですけれども、やはり活動指標というのは、それを達成すれば目標値の達成につながっていくものでなければ、何のための活動指標かということにもなってきます。ほかにいろいろ要因があるんで、これを達成しても目標値は達成できないんだという話であれば、最初から活動指標のあり方というか設定の仕方を少しお考えいただく必要があるのかなと思いますので、これ以上申し上げませんけれども、少し検討いただければなと思います。
それから、まだよろしいの。済みません、もうやめますけども、32ページの公共交通の確保と活用のところで、バス路線が1路線につき「29年度末でやむなく廃止となりました」と。利用状況の改善が見込まれないためということなんですが、当然そこの地域の人にとっては非常に大事なものだと思います。利用者が少なくても。これは、例えば年間の利用者が何人以下になったら廃止するとか、一定の基準があるんですか。こういう理由だから廃止しましたよと、地域の方に御説明できるような客観的な基準というのはあるんでしょうか。
〇吉川課長 バス路線で地域間幹線につきましては、1日の乗車数が15人以上というのがあるんです。それをクリアしないと補助金はいただけないというような状況がありまして、それを割り込むようですと事業者も補助金をもらえない状況ではちょっと維持が難しいということになってきまして、生活交通確保対策協議会というのが県であるんですけれども、それをそちらのほうに報告いただいて、その路線について関係者会議というのを開きまして、市町も入って交通事業者も入った形で、利用促進策というのを打って目標を決めてやるんですけれども、それでもなおかつ目標を達成できないというときには、市町が代替策の検討をしながら、最終的に代替策もないというような場合にはやむを得ず廃止ということになってしまいます。
〇三谷委員 そうしますと、15人というのが一つの目安なのかと思いますが、今、県下に15人未満の路線というのは幾つかまだ残っているんですか。
〇吉川課長 県で補助対象になっているのは47路線ありまして。三重交通ですと全部で100路線ぐらいあるんです。ですので、そのほかは補助対象になっていないというような状況になっています。
〇三谷委員 いやいや、廃止直前というか廃止の危惧にさらされているような、15人未満の路線があと幾つかあるんですかということをお伺いしているんです。
〇吉川課長 今、県内5地域で8路線、利用促進が必要という路線があります。それについては、1年間利用促進策を打って改善を図っていくということで今進めております。
〇三谷委員 改善を図っていただいているところで、改善が図られなかったら、ここに書いてあるのと同じような運命をたどるという可能性があるわけですね。
〇吉川課長 確かに改善が図られない、目標が達成されないという場合には。ただ市町も一定代替策を考えたりいたしますので、住民にとっては全くその路線が廃止になるのか、あるいは廃止代替のバスが走るとか、コミュニティバスがそこをカバーするとか、いろんな方策は考えられると思います。
〇三谷委員 たとえ15人未満であっても、利用される方にとっては非常に生活に直結する課題ですので、廃止等に至るまで、できるだけ丁寧な対応をぜひお願いしたいと思います。終わります。
〇林課長 ちょっと補足で。先ほどの三谷委員からの成人の週1回以上の運動・スポーツ実施率の向上に対する今後の取組なんですけれども、9ページのマル1で、今年度、東京オリンピック・パラリンピックフラッグツアーというのを開催しまして、それらのスポーツイベントと連携して、県民の皆さんがスポーツを「する」「みる」「支える」ための機運醸成に取り組んで実施率向上を目指すと。これも関係しておりますのでちょっとつけ加えて答弁させていただきます。
〇三谷委員 はい。もう言いません。
〇服部委員長 ほかに。
〇田中副委員長 補足なんですけど。
〇服部委員長 今のあれですね。
〇田中副委員長 公共交通で、先ほど吉川課長が廃止になっても代替方法でとおっしゃっていて、これは平成29年度廃止になったところで代替って何かできていますか。
〇吉川課長 廃止になった四日市鈴鹿線なんですけど、この路線につきましては、代替というのはちょっと考えていなくて、これは廃止ということになっております。
〇田中副委員長 さきの答弁やと、コミュニティバスとかいろんな代替方法があるんでみたいなふうに聞こえる答弁やったので、そこを確認させてもらうのと、ここの廃止になった路線で市のほうの御意見がどうやったんか、公共交通調査検討会議の中でどんなふうなのかわかりませんけれども、地元の住民の方としては非常に憤りを感じていたり、高齢者の方が廃止になったバス停でバスも来やんのに待っているという現状があるんですわ。そのことはぜひ公共交通を所管されるところとして御認識をいただいてかかってほしいなということを思います。
四日市鈴鹿線ということは、県内ではある程度都市部のところですけれども、先ほど東紀州の高校生のアンケートを見ると、転出する理由で、生活・交通が不便が3番目の理由ですよね。それから、住んでいる地域が好きではない理由も、生活・交通が不便が2番目ですよね。生活と交通も厳密にはわからんけれども、交通の部分についても課題があるということを、同じ部内なんですから十分認識した上で交通政策をやっていただきたいなと。公共交通の確保と活用の中では、南部地域の活性化とか東紀州地域の活性化とかそのあたりとのリンクしている部分が余り感じとれないもんで。ここにありますよと、多分行間にこう書いてある、ここにあるんですわという答弁が来ると思うのはもう想定内で言っとるんです。しっかりそこはかからんと、南部の人口減少、転出超過というというのは僕は防げやんと思いますのでお願いしたいなと。
要望ですけど、高校生のアンケートも、南部地域だけじゃなくて県下全域で高校生にアンケートをとって、様々な地域課題というのをとってみるということは必要なんと違うかな。そこはこちらの部じゃないかもわかりませんけど、これだけは要望して、答弁は要りませんので、終わります。
以上です。
〇奥野委員 聞いておくだけ聞いておきます。地籍調査について。大久保議員がかなりきつい目で質問しとったようやけど、これは本当にやるつもりがあるんか。県がやるんじゃなくて市町がやるわけですから、国の施策で結構重要な施策なんか、その辺、どうでもええとは言わんけど、どうも取組自体がどうでもええような感じを受けて仕方がないんです。
それは、ここにも書いてあるように国の補助事業であって、御存じやけど、ほとんどが国、県でお金のほうは負担されて、人件費の部分が市町の負担になるんかな。それも全部じゃない、補助事業の中に含まれてくるわけですから、九十数%が市町村の負担はないと。それから、やる気のあるところだけですから、やる気がなかったら、これもう恐らく1000年たってもできやんと思いますよ。こういうふうな進み方やで、100平方キロメートルあるところがほとんどしていないというような状況の中で、どれだけ県が旗振りをしたって無理やし、方法を考えやんと。年がら年中目標値を出して昨年度より下回っとるというような状況ですから、本当にこれがやらなきゃいかん大切なもんであるんか、どうでもええもんであるんか、そこら辺の認識をして、極端な話やけど、県土整備部が補助金を出すときに、例えば地籍調査をしていないときは、これはもうここは補助金が出ませんよとか、それぐらいきつい方法をやっていかないと、これは例えばですよ。やっていかないとやれないんじゃないかなと思うんで、まあ、できないと思うけど、適当に答弁をください。
〇鈴木部長 各市町の担当同士の話ですけれども、この地籍調査については非常に重要なものだということは重々わかっていただいているようです。ただ、いつもお話をさせていただいてお叱りを受けるんですけれども、体制の問題ですとか予算の問題もあるということは言われています。
ただ、本当に進み方としては少しずつしか進んでないんですけれども、平成24年度から28年度の過去の5カ年の達成状況を見てみると、例えばDIDですと、全国的には2.1%の進み方に対して三重県は4.5%も進んでいるとか、宅地については全国は2.2%だけど、三重県は4.9%というようなことで、私どものほうが南海トラフ地震ですとか土砂災害ですとか、そういう部分で重点的にそういうところを進めていきましょうというふうに旗を振っている部分については、各市町でも十分認識をいただいて、しっかりやっていただいているのかなというふうに思っています。進め方としてはゆっくりかもわかりませんけれども、それは進めないというわけにはいきませんので、徐々にでもやっていきたいなというふうには思っています。
〇奥野委員 結局やってもやらなくても、今日、明日困らないので、やらないんですよ。やっていた本人が言うとるんやで間違いないわけですから。別に明日困らへんわけ、明後日困らへんわけ、3年先も5年先も困らんわけ。だから、それが、要するに地震とか災害が来たときにえらいことになったなということで、それがない。あってはいかんのやけど、ないだけじゃ絶対進まない、もっと危機感をお互い、市町も。あなた方が悪くないと思う、多分。やっぱりこれは市町の大きな責任であると思うんで。案外言ったって、やるわ、やるわと言うて、やらんのが市町やと思う。多分お叱りを受けるかわからんけど。そうしたらやってみろと言ってけんかしてもええと思うんやけど、それぐらい気持ちがないとできへんし、地震があったけど、もっと大きくなっとったら恐らく大変なことになると思うんで、そこら辺をもっと詰めて市町に理解をされて、あめとむちぐらいの気持ちでやっていただきたいなと、そんなふうに思います。もうこれで結構です。
もう一つだけ、時間がないで。国体・全国障害者スポーツ大会局に。競技場をかなりのお金をかけてやってくれてんけど、競技場で何かをしている女性がトイレへ行ったら、便座は冷たいし、ウォシュレットはないし、一番今大事なのは、どれだけ立派なもんをしたって、競技場の中をやったって、来ている人が、三重県はこれだけ金をかけたけど、トイレは何や、昔のままに近い状態やないかというようなみっともないことでは、インターハイもあるし、いろんなことがあるんやで、これはもう、インターハイがあるまでに全部便座だけはやりかえたほうがいいんじゃないかと思いますけど。それで、近いけど、僕は女性のトイレへ行くわけにもいかんもんで娘にちょっと行ってきてくれと言って、見に行ったらそのとおりみたいで、どうなんでしょうか、これは。
〇髙部次長 トイレの問題は、非常に私どもも切実に受けとめておるんですが、現在、新しい競技場の中で91のトイレがございまして、単位が、小便器は除いて91ということでございます。
あと、委員に御指摘いただいたウォシュレットと暖房便座というのは、91の中で7基のトイレが多目的トイレという形でございまして、障がい者の方も利用できるトイレが7基ございまして、そこは完備しております。あと、来賓の方の部屋と来賓の控室というところの2基を除いて、言われるように暖房施設がないのが82基ございまして、洋式も和式もあるんですけど、委員が言われるようにさすがにやっぱり冷たいという御指摘も声も聞いております。特に冬場が冷たいという御意見もいただいておりますので、可能な限り設置に向けて調整してまいりたいと思っております。インターハイまでというのはちょっと難しいかもわかりません。
〇奥野委員 設計事務所はどこやと聞いたら、安井建築設計事務所やと言うんや。安う上げるために安井設計に頼んだんかとも皮肉にもとれるで。だけど、さっきの来賓や障がい者、そういうのだけして、それはちょっとおかしいんじゃない。そこだけしてほかの人らはええんやというような感覚が、やっぱり非常に行政マンの悪い感覚やと思うで。トイレを80基したって100億円以上かかっとる金の中で知れたもんと違うか。何でそこでけちるんかというのが僕は不思議でかなわんのやけど。僕ならトイレから先に、トイレをまず一番大事にしながらすると思うけど、今の時代にすごく逆行しているような気がするけど、これはインターハイまでに絶対にやってください。お願いしますわ、答弁。
〇村木局長 我々も使っていただく方に快適に使っていただくというのは、これは競技をする側も、あるいは見るという側も当然のことだと思っております。今、奥野委員からの指摘につきましては重く我々も受けとめておるところでございます。
インターハイまであと三十数日ということでございますが、この短い期間の中でということになりますと相当難しいのかなと思いつつも、やはりできる限りこれは、一度にできなくても順次これからやっていくべきであるということは認識をしておりますので、取組は進めていきたいと考えております。
〇奥野委員 もう終わります。石灯籠は事故が起きると人身事故になるかわからんで、インターハイまでに全部やる。だけど、これは事故にならないでやらない。1億円以上かかるわけでしょう、石灯籠でも。そしたら、これは1億円もかかるかい。1基が仮に50万円としても、80基したって知れたもんと違うか。もうちょっとその辺を立場を変えて考えていただきたいと思います。頑張ってください。
以上です。
〇服部委員長 ほかにいかがでしょうか。よろしいですか。
〔「なし」の声あり〕
〇服部委員長 それでは、ただいま頂戴いたしました御意見の取りまとめにつきましては、後ほどの委員協議で御議論いただきたいと存じます。
また、執行部におかれましては、本委員会で取りまとめた意見の回答を後刻、御報告願います。
これで、「平成30年版成果レポート(案)」についての関係分の調査を終わります。
なお、関係部局の職員にあっては、ここで退室をいたしますので御了承願います。
御苦労さまでございました。
〔関係部 退室〕
(2)「三重県土地利用基本計画」の変更について
(3)「みえのみらいづくり塾」の実施について
(4)「県と市町の地域づくり連携・協働協議会」の取組について
ア 当局から資料に基づき説明(大西副部長、瀧口次長)
イ 質問
〇服部委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。
〇三谷委員 ちょっと教えてもらいたいんですが、最初の「三重県土地利用基本計画」の変更について。
2ページの全国計画をふまえた基本計画の変更についてというところで、「自然災害の頻発化・激甚化が懸念されることから、地域の実情等をふまえ、災害リスクの高い地域の土地利用を適切に制限する」云々ということ、また「災害リスクの高い場所から低い場所へ誘導する」という記述があって、具体的には7ページのところにも、住宅地の「災害リスクの高い地域での整備を適切に制限する」とか、その他の宅地のところでは、「土地利用の高度化、集約化、災害リスクの高い地域への立地抑制などに配慮しつつ」云々、それから公用・公共用施設の用地のところも「災害リスクに十分配慮」すると、こういうことになっていますが、この間大阪で地震があったばかりで、ああいう活断層なんかもこの災害リスクの中に入ってくるわけですか。
特に心配していますのは、通常言われている活断層だけじゃなしに推定活断層ってありますよね。航空写真等で見て、専門家がこのあたりは活断層、ここは活断層がありそうだという推定活断層。これは、県のホームページで公表しているんですよね。具体的には例えば工場のそういう用地だとか、それから学校の目の前に推定活断層が来ていたり、それから今から区画整理事業をやっていくというところに推定活断層が来たりして、買い取る購買者のほうから値引きの材料にされているというようなケースもあるんですが、どこら辺までこういう災害リスクというのは公表して指導していくわけですか。
〇田中課長 この計画につきましては、この下に各個別の、例えば都市計画の計画とか、うちの環境基本計画とか森林の計画とかがこれに基づいて策定されてきます。その中で例えば住宅地の安全対策につきましては、都市計画の基本方針とか区域マスタープランの中で具体的にそういったところを検討されていくと。こういうものでございます。
〇三谷委員 具体的に例えば活断層等のリスクというのは、そういう計画の中に反映されてくるわけですか。
〇田中課長 都市計画とかの中で、それぞれの都市計画を策定する県土整備部であったり市町であったりとかが策定する際に、それは参考にしていただくことになると思います。
〇三谷委員 推定活断層も入りますか。
〇田中課長 計画を策定していただく主体の判断になるかと思います。
〇三谷委員 それぞれの部署部署でのことだろうと思うんですが、各部署の判断というよりは、基本的な部分できちっとした方向性というのを示していただいて、それに従って各部署が判断をしていくということにしていただかないと、結構、簡単におっしゃるけど、影響が大きいんですよ。防災対策部のホームページも文句を言って書き直させたんですよね。こんな安易なものを書くなということで。
ですから、法律に基づいてやっていく話であっても、そういうところへの心配りというか、そういうものをやっぱりきちっと押さえて実施していただきたいと思いますので、やはり基本的な、原理原則というか、原則の部分だけはきちっと地域連携部のほうでお示しをいただく必要があるのかなと思いますが、いかがですか。
〇田中課長 御意見いただきましたので、計画の参考といいますか、部分で、そういった災害のリスクのいろんなものについて列記をするような形で情報提供していきたいと思います。
〇三谷委員 いいです。
〇服部委員長 よろしいですか。
〇三谷委員 はい。
〇服部委員長 ほかにございませんか。
〔発言の声なし〕
〇服部委員長 よろしいですか。
なければ、(2)「三重県土地利用基本計画」の変更についてから(4)「県と市町の地域づくり連携・協働協議会」の取組についてまでの調査を終わります。
(5)三重とこわか国体・三重とこわか大会の開催準備について
(6)「東京2020オリンピック・パラリンピック フラッグツアー関連イベント」等の開催につい
て
ア 当局から資料に基づき説明(別所次長、髙部次長)
イ 質問 なし
(7)紀南中核的交流施設評価書(最終案)について
ア 当局から資料に基づき説明(渥美次長)
イ 質問 なし
(8)審議会等の審議状況について(報告)
ア 当局から資料に基づき説明(大西副部長)
イ 質問 なし
2 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〇服部委員長 だたいま11時55分でございます。ここで一旦休憩とし、再開は13時からといたしたいと存じます。暫時休憩いたします。
(休 憩)
3 請願の審査
(1)請願第47号「次期改選までの削減を見据えた議員定数の見直しに係る検討を求めることについて」
ア 当局意見陳述 なし
イ 質問 なし
ウ 委員間討議
〇服部委員長 次に、委員間討議として、本請願に対する委員の皆様の御意見をお願いいたします。
〇三谷委員 今回こうやって請願をいただいたんですが、請願者の3人の方というのはこの前アンケートを要求された同じ方々でございまして、代表者が。この請願の趣旨等を拝見していますと、あのときのアンケートとほとんど同じ内容でありまして、既にその内容についてはよくわかっておりますし、私どもも相当時間をかけてよく考えてアンケートの答えを出させていただいたんですね。
今回、アンケートの取りまとめもないままに、またこれらの請願が出てくるというのはちょっと理解しがたいところがありまして、普通の順序ですと、あれだけのことでアンケートをとられたならば、アンケートの結果がこうだったからこういう請願を出しますよというのが物事の順序かなと、こう思うんですけれども、こういうふうな請願が出てきて、自民党県議団の皆さんが4人の方が紹介議員で出されていますけれども、これは紹介議員の方にお伺いしてもええのかなという感じもするんですが、ここに同じ会派の方はおられますけれども、紹介議員の方がおられないんで、ちょっと出し方というのがいかがなもんかなという感じは正直します。
〇服部委員長 そうですか。ほかにございませんか。
〇倉本委員 三谷委員から御発言があったことは一定は理解ができるところなんですが、私はこの請願を見させていただいて、市議会、町議会で負託を受けた方々からいただいた御意見ということで、私の理解の中では、アンケートはアンケートとしてやられて、請願は請願として議会に対して出したいんだとこういった御意向かなというふうに受けとめさせていただきました。
そういった中で、しっかりとしたところは御本人たちに聞いてみないとわからない部分ではあるんですが、趣旨としては、市議会議員、町議会議員として市民、町民の皆さんから負託をいただいていると。そういった中で県議会の定数に関することにいろいろな御意見をいただくと。そういった中からこういった請願を出されようと思い至ったのではないかなというふうに思いますので、これはしっかりと議会としても慎重に審議をさせていただいて、いずれにしても結論を出させていただくといった手続が必要なのかなと私としては思います。
〇服部委員長 ありがとうございます。
ほかにございませんか。
〇三谷委員 僕は請願の趣旨の内容がわからないと言っているんじゃなくて、手続論的に少しおかしいんではないかと。この内容につきましては、それぞれの方が議会人であろうとなかろうと県民であれば請願権がありますから、それぞれの思いなり考え方で請願を出されるというのは、それはそれで結構な話なんで、それはそれでいいんですが、手続として、ああいうアンケートがなければそうかなと思いますけども、一応あれだけ大がかりにアンケートをとられて、その結果が明らかでないままに次にこの請願を同じ趣旨で出してこられるというのはいかがなもんかなと、そういうことで率直に自分の考えというか思いを述べさせていただいたということです。
〇奥野委員 質問状と請願とは別物で考えたらいいんではないかな。たまたまそういう3人の方がされたというので。だけど、我々の机の上に県民の声というのがたくさん今回の議決に対して来ています。そういう意味で、請願までガタガタやってしまうと、県議会はまだ何しとんのやということになるで、この請願は粛々と受けて粛々と議決をする、そういう形が一番いいんではないか。今回、何やと思っとる人がたくさん県民の方々の中にはありますから、請願まで途中でとめるということはやっぱり議会として非常に格好の悪い話やで、また筋として別におかしくないんですから、請願は請願で、ここで採決をして、本会議で採決をしてという手続を僕はとるべきやと思います。
〇服部委員長 ほかにございませんか。
〇青木委員 今、奥野委員が言われたことに近いと思います。アンケートは、いつ、どの方が受け答えされて、何人が出されて、そんなことも全然わからん話なんで。いつ結果が出るのかも私はわからないんですけれども、請願としてはきちっと議会のルールとして出されていますし、私も、趣旨はいろいろあるけども、地元の方々は、今回の定数51に戻した議決については否定的な意見が非常に多いということも事実だし、他の委員も同様と違うかなと思っています。新聞等でも同じような厳しい批判の記事も出ていますし、自分としては今回の請願について大変共感する部分もあるし、私自身が悩んでいる点と同様の悩みを持って請願もまとめられたのかなとか思うところもあったりして、私たちは非常に共感するところが多いので、しっかりと議論して採択したらどうかなと思っております。
以上です。
〇服部委員長 ありがとうございます。
ちょっと聞き取りにくかったんですが、青木委員、今この請願を採決するということのお話ですか。
〇青木委員 しっかり議論をした上で採択をしていったらどうかなと思っています。
〇服部委員長 先ほどいろいろと委員の方からお話もいただきました。今、青木委員がおっしゃった、いろいろと議論をしていくべきじゃないかというお話と、奥野委員がおっしゃったように、今からすぐにでも採決をとれというような御意見、それと倉本委員がおっしゃったように、ある程度、請願者に対していろんな考え方等についても聞くべきじゃないかというようなお話であったように思います。それと、三谷委員につきましては、まるきりこの請願に対しては、請願自身がおかしいんじゃないかというような御意見をいただいたわけでございます。
実際にいろんな御意見がある中で、どのような形で持っていったらいいのか、私、委員長としても悩むところなんですが、まだいろいろと御意見があればおっしゃっていただければありがたいかなというふうに思います。
〇奥野委員 中身自体は、3月の議会でいろんな新聞紙上にも出ておりますし、多種多様な意見もございますので、もう議論って何の議論をするんかちょっとわかりにくいところがあるので、さっきも言ったように、粛々と請願を取り上げて、また委員会等で、それでいいんじゃないかなと。今からまたいろんな形で、参考人を呼ばれるんかどうかわからんけど、またこれで長いことガタガタやるのも。それまでの総務地域連携常任委員会で、3月の総務地域連携常任委員会でも存分にやられたわけやし、だからもうこの件は粛々とやればいいんじゃないかなと思います。
〇服部委員長 ありがとうございます。
ちょっとお尋ねしたいんですが、奥野委員がおっしゃったように粛々とやればいいというのは、ここで採決をとる方向性でいけというようなお話でよろしいんでしょうか。
〇奥野委員 はい。
〇服部委員長 ほかに。
〇三谷委員 今、奥野委員がおっしゃったように、この内容についての議論というのは特別委員会でも33回やってきておりまして、堪能するぐらいやり切ってきておりますので、もう今さらこの論点をここで改めて議論をしてもまた同じ平行線の議論が続くだけかなと、こう思いますので、この中身についての議論というのは当委員会で今やる必要がないのかなと、そんな感じがします。
〇服部委員長 ほかにございませんか。
〇前野委員 今いろいろお話はありますけれども、請願者の請願の趣旨、このことについて賛否を確認するという形でいいと私は思いますんで。奥野委員と同じような考え方になるんですけれども、この請願の趣旨を我々が採決するという形に持っていただくのが自然かなというふうに思いますんで、よろしくお願いしたいと思います。
〇服部委員長 ほかにございませんか。
〇倉本委員 恐らく請願を出していただいたには、いただくだけのいろんな思いがあって出していただいたんだと思いますので、また事前に行った政策担当者会議の中でも、請願の趣旨を聞きたいという御意見が何人かの委員の方からも、そういった御発言もありましたので、委員会として提出者にお越しいただいて御意見をお伺いした上で、提出者の御意見を聞くというのが、今までの特別委員会で行った議論とは若干違うものがそこで出てくるかもしれませんので、そのお話をお伺いしてから委員会としての判断をしてもいいのかなと私は思いますけども。
〇服部委員長 ありがとうございます。
〇青木委員 僕も政策担当者じゃないんですけど、その担当者の方からお聞きすると、いろんな会派の方から、直接そのときはお見えになっていなかったかな。なので、ぜひ直接聞きたいという意見がいろんな会派で出たと聞いておりまして、それをしっかり聞いてから採決してもいいのかなと。特に今回の、この定数議案については各方面から注目もされていますし、その辺で慎重を期したほうがいいのかなと思っております。
以上です。
〇服部委員長 ありがとうございます。
〇三谷委員 青木委員のほうから提出者を参考人に呼んで請願の趣旨等を聞いたほうがいいと、こういう御意見だったんですが、この4人の紹介議員の方々は自由民主党県議団の皆さんです。当然、紹介議員のサインをするということは請願の趣旨を十二分に理解された上で紹介議員としてサインをされていると、こう思いますし、それぞれが個人プレーで勝手に名前を書くということはあり得ないんで、会派の中でもそれなりの議論があって御納得の上で紹介議員としてのサインをされたんだと思います。その会派の方がやはり請願の趣旨をもう一度ここで聞くべきだという御意見をされるというのは、ちょっといかがかなという感じが正直します。
〇青木委員 私は政策担当者会議のことを聞いて、うちの紹介議員だけじゃなくて他の会派の方からもぜひ呼ぶべきじゃないかと相当意見が出たと聞いたので、そうしたらそのほうが議論が深まるんじゃないかなと思ったわけでございます。
〇服部委員長 ありがとうございます。
〇奥野委員 質問状の内容というのが皆さん、我々来ているわけですから、その内容というのは聞いたほうがええ部分もあるかもわからんけど、大体意図とすることはわかっておりますから。だから仮にそういう人らに来ていただいて聞いても同じような答えになるやろうし、今、三谷委員がおっしゃったように紹介者の方がそれを説明すればそれで済むことですから。そのために紹介者がいるわけですから、二度手間、三度手間する必要はないんじゃないかなというふうに思います。
〇服部委員長 奥野委員おっしゃったのは、あくまでも請願者を呼ぶ必要はないというようなお話でいいわけですか。
〇奥野委員 はい。必要ないんじゃなくて、もう把握できていますから、わざわざ聞いても同じことの繰り返しで時間の無駄でもあるし議論が長引くだけですから。大体皆さんわかっているんじゃないですか、議員の方は。公開質問状来てるわけやで。だから、本当にわからんのやったら紹介者の議員に説明していただいてもいいんじゃないですか。
〇服部委員長 ありがとうございます。
請願者を参考人として呼ぶということは、今まで何度もこの委員会でも、ほかの委員会でもたくさんあったんだろうと、過去としてあったんではないかというふうには思うんですが、紹介者を呼んで聞くということはあったのかどうかというのは、ちょっと私も難しい判断でできない部分があるんですけども、意見が非常に分かれておられるもんですから、委員長としてなかなか結論を出せない部分があるんですけれども、実際に我々はこの委員会で採決をしていくのか、それとも参考人を呼んででももう一度確認をして、どのような考え方でおられるかということも含めて聞いたほうがいいのかというふうな2者の中の選択であるんじゃないかなというふうに思うんですが、これはどういうふうなおさめ方をしていいか、なかなか結論が出ないもんですから。賛否をとるのがいいのか、実際にどうなのかという結論を導くことはちょっと難しいというように思います。
例えば私が参考人招致というふうな形で皆さんにお尋ねをした場合。じゃ、一度お諮りさせていただきたいと思うんですけども。今、意見が非常に分かれております。今回のこの請願に対して、委員の皆さんにお尋ねをするんですが、参考人招致をするべきだと、してもいいというふうに思われる方は挙手をお願いできますでしょうか。
〔挙手 少数〕
〇服部委員長 はい、ありがとうございます。
そしてまた、今回の請願に対して、採決をしたほうがいいと、今日の時点で請願に対する採決を望むとおっしゃる方は挙手をお願いしたいんですが。
〔挙手 多数〕
〇服部委員長 はい、わかりました。
賛成多数ということもございますので、非常に議会制民主主義をとるのであれば、1票でも賛成は賛成、反対は反対ということでございますので、今回の請願に対して採決をさせていただきたいと思います。
いかがでしょう、よろしいですか。
〔「はい」の声あり〕
〇服部委員長 それでは、ほかに討論はございませんか。
〇三谷委員 別に会派を代表してということじゃないんですが、この請願に対して反対の意思表示をさせていただきたいと思います。
反対の理由というのは、件名からしまして、次期改選までの削減を見据えた議員定数の見直しに係る検討を求めることということなんですが、次期改選までの削減を見据えた議員定数の見直しということは、さきの議提議案で45から51に条例が戻りました。
〔「まだ討論は、まだなんです」の声あり〕
〇三谷委員 今、委員長が討論と言ったもんで、張り切って言おうと思った。
〇服部委員長 もう済んだんかと思いまして。
討論なしと認め、討論を終結いたします。
〔「委員間討議」の声あり〕
〇服部委員長 委員間討議を終了いたします。
エ 討論
〇服部委員長 次に、改めて、討論として本請願に対する賛否の意向表明があればお願いいたします。
〇三谷委員 討論ということですので、改めて賛否の意向表明をさせていただきたいと思います。
この請願について、私は反対の立場です。反対の理由としまして、件名にありますとおり、次期改選までの削減を見据えた議員定数の見直しということなんですが、さきの4月に議提議案で出ました45から51に戻す条例の改正案、これが本会議で議決をされております。それから、大きな議会の構成の変化もありませんし、特段取り巻く状況が変わったわけでもありません。ということは、この請願は一事不再議を求める請願というふうに理解ができないではないんで、一事不再議の可能性が極めて高いことを求める請願については、やはり賛成はできないということでございます。
以上です。
〇服部委員長 わかりました。
それでは、ほかにございませんか。
〇倉本委員 私は、この請願に対して賛成の立場で討論をさせていただきたいと思います。
先ほど一事不再議の話がありましたが、それに該当するかどうかというのは、また別のところで議論をすればいいことであって、請願は請願として思いをしっかりと受けとめれば、まずはいいのかなと思います。確実に一事不再議にひっかかるというのであればその理屈も成り立つのかなとは思いますけど、100%そうであると私は思いませんし、その状況次第なんだろうなというふうに理解をしています。
そういった中で、定数というのは、やはり県民の皆さんの思いというものもしっかり受けとめなければいけないというのも一方ではあるわけでありまして、市民、町民の皆さんの代表者である方々からの御意見というのは大変重く受けとめさせていただいて、私は賛成をさせていただきたいと思います。
〇服部委員長 わかりました。
ほかにございませんか。
〇奥野委員 賛成ということで。11年県議会議員で来させていただいて、机の上に県民の声があんなにあったのは初めてです。だから、この問題というのは、非常に県民の皆さんからもこれでいいんかという意見がたくさんあったわけですから、またここでなくすようなことになってしまったら、請願もなくすようになって、また県議会議員って何なんやということにもなりかねん。やはり公に大きく知っていただくというためにも、これがええんか悪いんかというのは私らもどうなるんかわからないですけれども、やはり請願が出た以上はきっちりそれに対応していくということが大事ではないかなと思いますので、これはやっぱり請願の採決をして、県民の皆さんにも、何回やってもこういうことやけど、これでええんかということを知っていただくというのも大事なんかなというふうに思います。だから賛成です。
〇服部委員長 わかりました。
ほかにございませんか。
〇青木委員 賛成です。自分の考えですけども。昨年度もこの委員会でした。お二人もおみえでしたけども。そのときも述べさせていただいたんですけど、私は今回の定数を45から51に戻すことについて二つ思いがあります。一つは、もとの定数45の条例改正は、いわゆる先人、昔しっかり頑張っていただいた方に託された思い、さきの定数51の条例改正の附帯決議に込められた先輩議員の思いに応えるものだと思っていましたし、それをほごにしてしまったということは悔しい思いをしていました。
それから、もう一つは、議決責任はそんな軽いものじゃないと。一度議決して県民の皆さんと約束したことを、この数年にそんな大きな社会情勢の変化もない中で一度も執行せずにもとに戻すと、さきの議決がなかったことにしてしまうという行為は、どれほど県議会に対して信用をなくしたかなと思うと本当に情けない気持ちだったんですけれども、今回請願が出たということで賛成させていただきます。
以上です。
〇服部委員長 わかりました。
ほかにございませんか。
〔発言の声なし〕
〇服部委員長 ほかに討論なしと認め、討論を終結いたします。
オ 採決 請願第47号 挙手(多数) 採択
4 その他
〇服部委員長 この際、ほかに何かございますか。
〇奥野委員 ちょっと聞きたいことがあるんですけど、昨日ファクスがあって知事が体育協会の会長になるという話があったんですけど、だけど普通、首長が自分が予算をつけとるところの会長になるというのは、これまで私も小さい町やけど、これはちょっと通らん、筋が通らんやろうというような気がしたので、ましてやバックしてきた人もおるし、何か明らかにその資金集めかなというような気がして、これはやっぱりここら辺きちっとやっていかんと県はそんなことばかり考えとるんかというふうになりかねんで、分けるところは分け、ちょっと局長にはちらっと聞いたんやけど、ルールには違反しとらへんらしいんやけど、ルールに違反しとらんでも県民やいろんな知った人から聞いたら、絶対におかしいと思うんですよ。だから、知事である人が体育協会の会長をやっとる、昔はそうやったかもわからんけど、それを変えたわけでしょう。体育協会の会長ちゅうのは民間の人にやっていただくと、ほかの方にやっていただいくという、形を変えてまたバックしてくるという。何ぼスポーツのイベントがめじろ押しに来とるいうても、そこんところはもうちょっとはっきりしていかないとだめやないんかなと、知事じゃなければならんということないし、知事以外にももっと立派な人もたくさん三重県、180万人おるわけですから、そこら辺はやっぱり考えていただかないと知事にもマイナスイメージはつくと思いますので、もう人事のことに関して言うても遅いんかもわからんけど、やはりもうちょっと考えてやっていただかないといかんのじゃないかなと、意見として、ちょっと逸脱しているかもわからんけど、どこで言おうかなと思ったけど、言う場所がなかったような気がしたもんでちょっと言わせていただきました。
〇服部委員長 以前には岩名県議会議員が体育協会の会長もしておられることもございましたし、
〔「あれ・・・・・」の声あり〕
〇服部委員長 いやいや、だからその辺のところは議員と知事という立場の中で少し違うのかなというような思いでございますので、今御意見をいただいたということでございますので、またよろしく。
〇髙部次長 6月18日ですけど、竹林前会長が任期満了に伴いまして、体育協会のほうから要請がございまして知事が今回引き受けたということでございます。
今回、知事が就任する理由といたしまして、委員もさっきおっしゃっていただいたように、三重とこわか国体とか三重とこわか大会を3年後に控えまして、知事が会長として陣頭指揮をとっていただくということは、大会準備や競技力の向上、または企業の対応というところで、雇用とかいろんなことを企業にお願いするということも含めて加速させるために体制の強化をしたいということで、士気高揚に向けて効果的であると判断させていただきまして知事に今回就任をしていただいたということでございますので、御理解いただきたいと思います。
〇奥野委員 言ってもしようがないけど、知事に言わな話にならんねんけど、三重県には人材がたくさんおるんで、知事は後ろからでも幾らでもできる立場ですので、やはりこれは今後のために知事は、僕は、もう決まってしもうたけれども、やめたほうがいいと思います。もうそれ以上言いません。
〇服部委員長 ほかに何かございませんか。
〔発言の声なし〕
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
総務地域連携常任委員長
服部 富男