三重県議会 > 県議会の活動 > 全員協議会 > 全員協議会議事概要 > 平成30年度 全員協議会議事概要 > 平成30年10月24日 全員協議会概要
■ 開催日時 平成30年10月24日(水) 10時2分 ~ 10時36分
■ 会議室 全員協議会室
■ 出席議員 48名
議 長 前田 剛志
副議長 前野 和美
議 員 芳野 正英 中瀬古 初美
廣 耕太郎 山本 里香
岡野 恵美 倉本 崇弘
稲森 稔尚 野村 保夫
下野 幸助 田中 智也
藤根 正典 小島 智子
濱井 初男 木津 直樹
田中 祐治 野口 正
石田 成生 彦坂 公之
大久保 孝栄 東 豊
山内 道明 吉川 新
津村 衛 杉本 熊野
藤田 宜三 後藤 健一
小林 正人 服部 富男
津田 健児 中嶋 年規
村林 聡 長田 隆尚
奥野 英介 今井 智広
日沖 正信 舟橋 裕幸
三谷 哲央 中村 進一
青木 謙順 中森 博文
水谷 隆 山本 勝
山本 教和 西場 信行
中川 正美 舘 直人
■ 欠席議員 なし
■ 県政記者 4名
■ 傍聴者 2名
■ 協議事項
1 平成30年度定期監査結果について
(1)時間 10時2分~10時36分
(2)説明者
代表監査委員 山口 和夫
[監査委員事務局]
事務局長 水島 徹
次長 川添 洋司
その他関係職員
(3)説明内容
別添資料のとおり(資料はこちら)
(4)質疑の概要
〇三谷議員 子ども・福祉部の少子化対策の推進のところで、合計特殊出生率が下落しているということで、このため市町等と連携してスマイルプランに掲げる取組を着実に推進、機運醸成にも努められたいと意見されているが、代表監査委員は、合計特殊出生率が低下しているのは、スマイルプランに掲げる取組が着実に実施されていないからだと、だから着実に実施すれば合計特殊出生率は上がるという認識か。
〇山口代表監査委員 目標達成にはいろいろな取組を総合的に行うことが必要と考えている。県においてはスマイルプランを作って、その進捗状況とその他の進捗度合いを確認したので、その取組を総合的に使っていくことによって、結果的に出生率の向上につなげていただきたい。
〇三谷議員 新たな取組とか新たな施策の展開が求められるほど危機的な状況と考えているが、監査としてはこの程度の書きぶりということか。
〇山口代表監査委員 監査は平成29年度とこれまでの取組を参考にしているので、部局が平成29年度どういった形で取組を進めたかという中で、その上で課題が出れば今の指摘を踏まえて、さらに検討を深めていただきたいと考えている。
〇中嶋議員 収入に関する事務のところで、債権処理のことで、私債権の処理についても監査しているか。
〇山口代表監査委員 やっている。
〇中嶋議員 三重県債権管理マニュアルに基づいて処理を適切に処理しているかどうかという監査をしてきたということか。
〇山口代表監査委員 それぞれの取組の段階で確認している。
〇中嶋議員 三重県債権管理マニュアルに沿わない私債権の処理がなされているのではないかという話も聞いたので確認した。
障がい者雇用率算定誤り、特定建築物等の法定点検の未実施の事案について指摘しているが、監査として、なぜこのようなことが起こったのかという所感は。
〇山口代表監査委員 障がい者雇用率の算定誤りについては、国においても、全国でも多数起こっている中で、算定誤りでミスだということで確認しているが、その原因、背景はしっかり追求してほしいと指摘した。事務処理なので注意力散漫とか確認漏れということがあるかもわからないが、監査でその原因を特定するということではなく、重く受け止めて、再発防止に取り組んでもらいたいということで、こちらで原因究明についての言及は控えさせていただいている。
〇中嶋議員 10ページで平成32年の地方自治法改正に伴う内部統制制度の整備をしっかり検討していきなさいと示されている中で、今回のような事例が起こってくると、内部統制制度の整備が非常に重要になってくる。部局横断的にチェックする体制、私債権も含めてだが、県庁内部でも作るべきだと考えている。外部の監査としてそのあたりを監査する必要の有無については。
〇山口代表監査委員 今、内部統制制度の中味について国等でも検討が進められている。内部統制制度というのは、外部の監査の指摘を受けることなく、内部で自らが統制の仕組みを入れて、不適正な事案とか処理が起こらないようにするという仕組みなので、リスク管理や再発防止の取組も仕組みとして入れていかないと意味がないと考えている。内部統制制度はそういう仕組みと体制を整備して、その報告を監査委員に審査意見を求めて、議会に報告する仕組みが平成32年度以降進むので、注視しているが、まずは内部でどんな仕組みをどういう形で回していくか、そういうことを踏まえながら、監査もその状況については確認していきたい。
〇中嶋議員 監査の強化も地方自治法でうたわれたという観点からいくと、県に内部統制事務をしっかりやれというとともに、監査ももっと踏み込んで、内部統制制度がどういったものになるべきものかということを、こういう不適切な事案が生じているので、そういうことが起こらない内部統制制度はどうあるべきかというところを定期監査の項目として考えていただきたい。
〇山口代表監査委員 内部統制制度が充実していけば、外部の監査が違う視点で、もう少し大局的なところにシフトするということが大きな方向性だと考えている。ただ、過程でしっかり取り組まれるということは監査としても注視していきたい。
〇岡野議員 4ページに服務規律違反、個人情報の漏えいなどあるが、それぞれの件数は報道に公表されたものなのか。どのように把握してチェックしているのか。
〇山口代表監査委員 基本的には、懲戒処分に至った案件などの情報をもらっている。そういった意味では平成29年度に発覚したもの、事件として多くあったもの等を総合して、そこからカテゴリーに分けている。
〇岡野議員 一覧表で内容を示せないか。
〇山口代表監査委員 本冊の部局別にそれぞれ載っている。
〇岡野議員 本冊の36ページなどに公共用地の未登記の状況があるが、平成29年度の処理分が非常に少ないが。
〇山口代表監査委員 基本的には過年度分。新しく取得した土地で未登記分はまずない。相続関係など時間と費用がかかるということで、効果的にできるところから、計画的に未登記の解消を図っている。
〇中森議員 建築基準法における法定点検の制度が十分認識されておらず所有する特定建築物等について点検を実施していなかった、というのは昨年も一昨年も議会において一般質問なり、私も指摘してきたが、これが実施されていないというのは非常に不思議というか、指摘してあるわけで、特定建築物に対する設備の種類、防火設備との認識を指摘してあるのに、それを実施していなかったというのは残念。どの設備、どの施設のことを言っているのかわかる詳細な資料提供を求める。
〇山口代表監査委員 防災対策部で全容を発表していて我々もその中で確認しており、その資料を提出させていただく。