三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成30年度 委員会会議録 > 平成30年7月13日 予算決算常任委員会 会議録
予算決算常任委員会
会議録
(開会中)
開催年月日 平成30年7月13日(金曜日) 午前10時1分~午前11時2分
会議室 全員協議会室
出席委員 47名
委 員 長 津村 衛
副委員長 小林 正人
委員 芳野 正英 中瀬古初美 廣 耕太郎
山本 里香 岡野 恵美 倉本 崇弘
稲森 稔尚 野村 保夫 下野 幸助
田中 智也 藤根 正典 小島 智子
濱井 初男 木津 直樹 田中 祐治
野口 正 石田 成生 彦坂 公之
大久保孝栄 東 豊 山内 道明
吉川 新 杉本 熊野 藤田 宜三
後藤 健一 服部 富男 津田 健児
中嶋 年規 村林 聡 長田 隆尚
奥野 英介 今井 智広 日沖 正信
舟橋 裕幸 三谷 哲央 中村 進一
青木 謙順 中森 博文 前野 和美
水谷 隆 山本 勝 山本 教和
西場 信行 中川 正美 舘 直人
欠席委員 なし
出席説明員 出席を求めず
委員会書記
議事課 班長 中西 健司
議事課 主幹 黒川 恭子
企画法務課 主査 手平 美穂
企画法務課 主査 大森 貴仁
傍聴議員 なし
県政記者 1名
傍聴者 1名
議題及び協議事項
1 所管事項の調査
(1)「平成30年版成果レポートについて」
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
1 所管事項の調査
(1)「平成30年版成果レポート」について
ア 各行政部門別常任委員長からの説明
(芳野戦略企画雇用経済常任委員長、廣環境生活農林水産常任委員長、野口医療保健子ども福祉
病院常任委員長、小島防災県土整備企業常任委員長、木津教育警察常任委員長、服部総務地域連
携常任委員長)
イ 各行政部門別常任委員長からの説明に対する質疑
〇津村委員長 それでは、質疑のある方お願いをいたします。
〇中嶋委員 戦略企画雇用経済常任委員会の1ページ目の施策番号324、地域エネルギー力の向上のところなんですけれども、委員会のほうで出られた意見ということで、県内のエネルギー需要は県内の再生エネルギーで賄えるよう施策を進めていただくというところなんですけれども、何かこれだけ読むと、県内で必要なエネルギーの需要に対して、全て県内の再生可能エネルギーで賄ってくださいねみたいに読めるんですけれども、実際のところ、三重県新エネルギービジョンで掲げている目標というのは、世帯数で82.5万世帯を目標にしていくということだけであって、県内のエネルギー需要全てを再生可能、ないしは新エネルギーでやっていこうという目標ではないという認識をしているもので、ちょっとここのあたりはどういう趣旨で、もう少し再生可能エネルギーを増やそうねというだけのトーンなのか、そうじゃなくて県内のエネルギー需要は全部再生可能エネルギーでやるんだよというふうな意味合いでやっているのかとでは、ちょっと意味が違ってくると思うので、そこのあたり確認をさせていただきたいんですが。
〇芳野常任委員長 御質疑のあったこの部分は、一番質問もいろんな委員から出たところでありまして、その中の一つに県内エネルギーの需要は、県内の再生可能エネルギーで賄えるようにしてほしいという御意見もありました。
ただ、それはお一人であって、ほかにも再生可能エネルギーの重要性を訴えつつ、おおむねはその再生可能エネルギーをどう増やしていくかという質問がメーンだったんですけれども、そういう意見も踏まえたので、ちょっとここにそういう表記になりましたけれども、メーンの趣旨として御質問の多くは、再生可能エネルギーをこれからどうやって増やしていくかという質問でありました。
それに対する答弁も、そこを踏まえたような形で答弁がなされているということでございます。
〇中嶋委員 これは、もとになっている三重県新エネルギービジョンそのものも議決対象ということで、わざわざ三重県議会として議決対象に加えたものなので、もしかすると執行部側に対して誤ったメッセージを与えてしまうといけないなという危惧もちょっとありましたので、知事へ要望していただくときには、もう少し目標に向けてスピードを上げるなり、そういった観点での委員会意見だということを強調していただければありがたいかなと思います。何かこのままだとちょっと言葉足らずかなという感じを受けております。
〇芳野常任委員長 ありがとうございます。
幾つか意見も出ておりましたので、再度各委員の意見を調整して、また調整させていただこうと思います。ありがとうございます。
〇中嶋委員 よろしくお願いします。
〇山本(里)委員 今の県内のエネルギー需要、再生エネルギーのことについて関連してお願いしたいと思います。
今の話で内容はわかりましたし、この3行で書いてはありますけれども、もっと深い論議も多分あったのだと思います。もちろん再生エネルギーの利用を促進することや、全体としてエネルギーをどう捉えるかということは大事なことであるわけなんですが、これと同等に、今、各地で再生エネルギーを利用するための施設を建設することにより、様々な問題が起こっていて、バランスの問題ということはよく当局も言われておるわけなんですが、そのことについて、再生エネルギーの促進は環境ではなくて、ここの部門になっているので、このことについて何かもう少し具体的に話が出て、そして、当局に申し出たということはなかったんですか。
〇芳野常任委員長 例えば再生可能エネルギーの中で、太陽光発電は、県がガイドラインを作成いたしましたので、それに係る質疑もありましたけれども、ガイドライン作成等は環境等で作成をすることとなっておりますので、ここでの議論では、そこはちょっとおいておいて、ガイドラインを作成した後の効果のようなことの質問はありました。ガイドラインを設定したことでどういう効果があったのかということで、説明会を開催するなど、エネルギー事業者が慎重に進めていますといったような答弁がありましたけれども、少し環境がやっている施策的な部分もありましたので、ここは、エネルギーの既存の部分をどう増やしていくかという議論であって、再生可能エネルギーを導入することで周囲の環境をどうするかという議論にまではちょっと踏み込んではおりません。
〇山本(里)委員 ということは、このところでもそういうことは気にはされた中での論議があって、やはり、環境でセーブする部分と、それから、再生可能エネルギーの利用を促進するという部分のバランスの問題ということは、よく言われていることですので、言及をしていただけると双方から進められるんじゃなかったのかなと私は思いますけれども、これは意見です。
〇芳野常任委員長 山本委員のおっしゃるバランスというのは、多分環境との共生とエネルギーの推進というバランスだと思うんですけれども、ここに書かせていただいたのは、ほかの電力とのバランスという部分ですので、山本委員がおっしゃる部分は、少し環境の施策に寄ってしまうので、ここで示させていただいたバランスというのは、エネルギー間のバランスという意味での表記で、そこが議論の主だったので、そこはお含みおきをいただきたいというふうに思います。
〇山本(里)委員 わかりました。
このバランスの理解はします。でも、このバランスを上手にとっていくためには、やっぱり促進をするのと、全体を見るということのバランス、環境との兼ね合いにはなってきますけれども、走り過ぎてはいけないなというふうには思っておりますので、そういったバランスのほうも気にしていただければよかったかなと。促進をしていかなければいけないけれども、十分配慮が必要だという、そういう思いで発言をさせていただきました。終わります。
〇津村委員長 ほかにいかがですか。
〇山本(里)委員 戦略企画部の部分になっていきますけれども、2ページの行政運営の5番のところで、メディアのベストミックスという言葉が今までも言われる広聴広報の充実のところで、いろいろと話が出たということで、当局のほうからも、担当のほうからも、今、現代的なメディアも様々なということなんですが、この様々なものがある中で、様々なということがすごく強調されているんですが、基本ベースというか、基本についての考え方について委員の中で何か御指摘があったとか、要望というか、具体的なお話があったということはありませんでしたか。
〇芳野常任委員長 委員会では、冒頭にこの議論をさせていただいて、その後所管事項の中でデータ放送のあり方の今後の方針等は、県からも説明があって、そこでの議論は少しさせていただいたんですけれども、ここは平成29年度の取組でしたので、議論の中身としては、ここにあったように、それぞれのメディアの特性を生かしてくださいねというようなことと、あとはデータ放送等々のどういう部分での情報格差が生まれているかとか、地域別のデータを取得している人たちの地域間格差があるのかどうかとか、そういった部分の基礎的な質問が多くて、29年度のあり方についてと、そこから30年度に向けてという部分の議論は、こういった中身のみでありました。
〇山本(里)委員 そのことは理解をさせていただきました。
2つだけ続けていいでしょうか。
〇津村委員長 どうぞ。
〇山本(里)委員 8ページになります。防災、県土整備部です。
施策番号113の河川の堆積土砂撤去は、これまでも、いつもいつも出ていることで、今回の西日本の災害などのこともあって、今まで以上に県民の方の知りたいというニーズが高いと思うんですが、周知に取り組まれたいと。どういう計画があって、どの程度のものなのかということは皆さん自分の目の前のことはよく見えるし、よそのこととなかなか比較はできないので、全体として三重県がどうなっていて、そして、自分の近くのところの心配事がどうなのかということを認識しないといけないなということがあると思うんですが、周知の方法について市町と検討していきますという、検討の具体的な、例えばこういうふうなことをしたらいいんじゃないかとか、こういうふうにというプランがないといけないと思うんです。今までも周知と言われていることなので、今の時点で、例えばプランとしてどういうふうなことを検討していくのか、やり方はどんなことが考えられるのかとか、そんなお話はありましたでしょうか。
〇小島常任委員長 ここの項については、全体的なお話が多かったかなというふうに思っていますので、個々具体的にどういうプランを、例えば今何をやっていて、今後新しくこんなことを市町と一緒にやったらどうですかというところまでの突っ込んだ議論は特にありませんでした。
当然、こういう申し入れをするということは、今どうなっていて、今後どうするんですかということを追求していくことは必要だというふうに思っており、今般の大きな西日本での災害も受けまして、その議論というのは進めていかなければいけないと思いますが、そこまでの詳しい踏み込んだ議論はなかったと記憶しています。
〇山本(里)委員 西日本の災害のことがありまして、これまでも三重県でも大きな災害もたびたび起こっていますし、特にこの成果レポートは、去年の部分をもちろんしているわけですから、今後のことは要望ということになりますので、今も言われましたけれども、今般あったこの事象もありますので、強くそのことを具体的にというか、具体化をしていただくということを、もう少し書き込みもいただければうれしいなと思いますけれども、この討議されたときからまた変わっていますので、追加があればなおいいなというふうに思います。
あと一つに絞らせていただきます。
〇津村委員長 まだほかにもということですか。
〇山本(里)委員 あと2つ。
〇津村委員長 ちょっとお待ちください。
ほかに御質問ある方いらっしゃいますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇津村委員長 よろしいですか。
山本里香委員、できるだけ、少し簡潔にお願いいたします。
〇山本(里)委員 絞らせていただきます。戦略企画部です。
2ページの施策番号325のところで、企業誘致、企業に頑張ってもらって法人税収入を上げるということもとても大切なことだし、その地域が活性化するということは、とても大切なことだと思っています。
そんな中で、特にこの条件不利地域のことが今回出てきたんだと思いますが、平成29年度も含めて、これまで誘致をした中で雇用の状況がどのように、地域資源活用型、効果とかそういうものがどのように確認をされたのか、そういうような論議があったのか、とても大切なことだと思いますので、地域地域によって内容は変わってくるとは思うんですけれども、そんな論議があって、特に今回条件不利地域にもと、どんなことが夢に描けるのかということも含めて論議があったか教えていただきたいと思います。
〇芳野常任委員長 条件不利地域と、企業誘致全体ということですかね。
〇山本(里)委員 施策325は全体的なことですけれども、その中で特に条件不利地域が取り上げられているんですが、結局効果的なということがあるからそこにもということだと思うので、施策としての企業誘致ということの活性化の利というんですか、そういうようなことが話し合われて、ここへ話がいったのかどうかということです。
〇芳野常任委員長 企業誘致全般については、シャープ等のほかにも47の会社に250億円の補助金が出ていますが、そういうことについての効果等はどうですかという御質問をいただきました。過去の所管事項の中で、そういう経済効果については委員会で報告をしているという答弁がございまして、もしよろしければ、また資料請求をしていただければと思いますけれども、企業誘致全般についてはそういう議論はさせていただきました。
それを踏まえた上で、条件不利地域についてもしっかり取り組んでほしいという意見が出まして、それについて、それぞれの補助金ですとか法律の支援施策を活用して投資促進をより一層取り組みますというようなこういう形の答弁がございました。
〇山本(里)委員 資料については、多分持っていると思うので。
経済効果というのは、いろいろありますので、地域活性化効果まで、そういうことも確認をされて話が進んでいっていればなと思いました。終わります。
〇津村委員長 ほかにはございませんか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇津村委員長 なければこれで質疑を終了いたします。
各行政部門別常任委員長には、御苦労さまでした。自席へお戻りいただきますようお願いをいたします。
ウ 委員間討議
〇津村委員長 次に、委員間討議に入ります。
ただいまの各行政部門別常任委員長からの説明及びこれに対する質疑を踏まえ、平成30年版成果レポートに関し、予算決算の立場から、特に知事に申し入れるべき事項について、御意見のある方はお願いいたします。よろしいでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇津村委員長 特に御意見がないようですので、私のほうから、予算決算の立場から知事に申し入れる項目についての案を、口頭ですが提示させていただきます。
今回、知事への申し入れにつきましては、次のような項目を入れたいと考えております。
昨年10月の台風の被害であったり、あるいは本年6月の大阪北部の地震、そしてまた、先日発災いたしました西日本を中心とした平成最悪と言われた豪雨等がございました。その関係もありましたので、やはり今後は、さらなる安心・安全の確保についてという点。
もう一つは、予算決算の立場ということもございますので、三重県財政の健全化に向けた集中取組をしっかりと進めるようにということで財政運営について、この2点を知事に申し入れたいと思っております。
私のほうから提示させていただく項目は以上です。
ほかに何かございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇津村委員長 なければこれで委員間討議を終了いたします。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
予算決算常任委員長
津村 衛