三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成30年度 委員会会議録 > 平成30年5月25日 防災県土整備企業常任委員会 会議録
防災県土整備企業常任委員会
会議録
(開会中)
開催年月日 平成30年5月25日(金曜日) 午前10時0分~午後2時37分
会議室 202委員会室
出席委員 8名
委員長 小島 智子
副委員長 山内 道明
委員 石田 成生
委員 津村 衛
委員 中嶋 年規
委員 日沖 正信
委員 中川 正美
委員 舘 直人
欠席委員 なし
出席説明員
[防災対策部]
部長 福永 和伸
副部長 坂三 雅人
次長 藤川 和重
危機管理副統括監 稲垣 好人
防災対策総務課長 清水 英彦
消防・保安課長 山路 栄一
防災企画・地域支援課長 上村 正典
災害対策課長 梅川 幸彦
危機管理課長 竹内 康雄
コンビナート防災監 河口 直樹
その他関係職員
[県土整備部]
部長 渡辺 克己
副部長(企画総務担当) 喜多 正幸
副部長(公共事業総合政策担当) 真弓 明光
次長(道路整備担当) 志々田 武幸
次長(流域整備担当) 高橋 建二
次長(都市政策担当) 里 宏幸
次長(住まい政策担当) 古川 万
市町連携総括監 山田 秀樹
工事検査総括監 岡﨑 賢一
県土整備総務課長 濵地 宣広
県土整備財務課長 伊藤 美智子
公共用地課長 大西 宏明
公共事業運営課長 結城 健治
技術管理課長 稗田 寿次郎
建設業課長 倉田 正明
道路企画課長 井戸坂 威
道路建設課長 真伏 宗樹
道路管理課長 上村 告
河川課長 松本 英之
防災砂防課長 大江 浩
港湾・海岸課長 竹内 正幸
施設災害対策課長 梅谷 幸弘
都市政策課長 枡屋 武
下水道課長 森 伸生
建築開発課長 岡村 佳則
住宅政策課長 杉野 京太
営繕課長 杉野 健司
建設企画監 長瀬 功起
人権・危機管理監 寺 和奈
建築審査監 近藤 貴志
その他関係職員
[企業庁]
庁長 山神 秀次
副庁長 更屋 英洋
次長 森 高広
参事兼電気事業課長 小森 健児
企業総務課長 米川 幸志
財務管理課長 井畑 晃洋
水道事業課長 東海 明
工業用水道事業課長 田中 利幸
機電管理監 和田 泰史
RDF発電監 宮下 孝治
その他関係職員
委員会書記
議事課 主幹 黒川 恭子
企画法務課 主査 手平 美穂
傍聴議員 なし
県政記者 4名
傍 聴 者 なし
議題及び協議事項
調査事項
第1 防災対策部関係
1 防災対策部の組織機構について
2 平成30年度防災対策部予算について
3 東日本大震災、熊本地震への支援について
4 消防・保安行政の推進と防災ヘリコプターによる消防防災活動について
5 三重県の防災・減災対策について
6 地域防災力の向上について
7 災害対策活動体制の充実・強化について
8 迅速な対応に向けた防災情報の共有化について
9 危機管理の推進について
10 国民保護の推進について
第2 県土整備部関係
1 企画総務担当
(1)平成30年度県土整備部組織機構
(2)平成30年度県土整備部幹部職員名簿
(3)平成30年度当初予算
2 公共事業総合政策担当
(1)新三重県建設産業活性化プラン
(2)入札・契約制度
(3)総合評価方式
(4)公共事業評価制度
3 工事検査担当
(1)工事検査
4 道路整備担当
(1)幹線道路網(高速道路・直轄国道)の整備
(2)県管理道路の整備
(3)道路の維持管理
(4)交通安全対策
5 流域整備担当
(1)河川の整備
(2)砂防・ダムの整備
(3)港湾・海岸の整備
6 都市政策担当
(1)都市政策の推進
(2)下水道の整備
7 住まい政策担当
(1)建築開発行政
(2)住宅・建築物の耐震対策
(3)住宅政策の推進
第3 企業庁関係
1 経営関係
(1)平成30年度の組織体制について
(2)平成30年度当初予算のポイント
(3)平成29年度決算見込みの概要について
2 事業関係
(1)水道用水供給事業
(2)工業用水道事業
(3)電気事業(RDF焼却・発電事業)
協議事項
第1 委員会年間活動計画の作成について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
調査事項
第1 防災対策部関係
1 防災対策部の組織機構について
2 平成30年度防災対策部予算について
3 東日本大震災、熊本地震への支援について
4 消防・保安行政の推進と防災ヘリコプターによる消防防災活動について
ア 当局から資料に基づき説明(福永部長、坂三副部長)
イ 質問
〇小島委員長 それでは、質疑に入りますが、先ほども申し上げたとおり、総括的、あるいは年間活動計画作成に必要な総括的な質疑にとどめていただきますようお願いをいたします。
では、御質問はございませんか。
〇中嶋委員 1点だけ教えていただきたいんですけど、9ページになります。
消防広域化推進計画の再策定なんですが、どういうスケジュール感で再策定しようとされているのかを教えてもらいたいんですけども。
〇山路課長 総務省消防庁のほうからは、4月に説明会がありまして、今年度中に計画を策定するように指示されております。ただ、その後確認いたしましたところ、何が何でも今年度中じゃないけれども、望ましいと。それから、その説明会で、ある県が、県の計画と申しましても、主体は各消防本部、市町になりますので、実効性に乏しい計画をつくっても絵に描いた餅になるのでどうかという質問があったんですけども、それに対して明確な答えがなかったということがあります。
それで、県のスケジュールでございますが、今、副部長から説明しましたように、まず実態ということでその説明会でも示されたんですけども、新しく消防力カードというのをもとに調査し、現状等、広域化の考え方を確認しておりまして、それを聞いた上で、策定する必要があるかどうか、あるいは当初の計画のときには広域化そのものだけじゃなく、指令台の共同運用等の連携、協力については踏み込んで書いていませんでしたので、それについて書く必要があるかと。いずれにしても、無駄な作業にならないように、実質広域化が進むような手助けになるようであれば、つくる必要があるというふうな考えでもって進めたいと考えております。
〇中嶋委員 その中で、ちょっと聞き漏らしたんですけれども、3地域の消防署について特に重点的にというお話があったんですが、改めてその3地域を教えていただくのとともに、そこを中心として推進計画をつくっていくという考えはあるのかないのかというのを確認したいんですけど。
〇山路課長 まず、3地域でございますが、1つ目が伊賀市、名張市の地域でございます。2つ目が四日市市、菰野町の地域でございます。それから、3つ目が鳥羽市の地域でございます。
この3つの地域を中心としての計画かどうかというお問い合わせでございますが、もちろんこちらが重点的に取り組む地域という形になりますけれども、これも副部長の説明にございましたように、お隣の奈良県が実施しておりますが、生駒市と奈良市以外の地域を1つの消防本部にしているところとか、あるいは鳥取県とかがありますけれども、最終的には県1つということが目標としてありますので、これら以外にも、広域化が目的じゃないですけども、広域化を進めたほうが消防力の強化につながるということであれば、3地域以外も盛り込んで計画をつくっていきたいというふうに考えております。
〇中嶋委員 わかりました。ありがとうございます。
〇小島委員長 よろしいですか。
〇中嶋委員 はい。
〇小島委員長 ほかにございますか。
〔「なし」の声あり〕
〇小島委員長 なければ、1、防災対策部の組織機構についてから4、消防・保安行政の推進と防災ヘリコプターによる消防防災活動についてまでの調査を終わります。
5 三重県の防災・減災対策について
6 地域防災力の向上について
7 災害対策活動体制の充実・強化について
8 迅速な対応に向けた防災情報の共有化について
9 危機管理の推進について
10 国民保護の推進について
ア 当局から資料に基づき説明(藤川次長、稲垣副統括監)
イ 質問 なし
11 その他
〇小島委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら御発言をお願いいたします。
〔「特にございません」の声あり〕
〇小島委員長 よろしいでしょうか。
なければ、防災対策部関係の所管事項概要の調査を終了いたします。
当局には大変御苦労さまでした。
この際、県土整備部が入室するまでの間、着席のまま暫時休憩といたしたいと思います。
〔当局 退室〕
(休 憩)
〇小島委員長 それでは、休憩前に引き続き常任委員会を再開いたします。
第2 県土整備部関係
1 企画総務担当
(1)平成30年度県土整備部組織機構
(2)平成30年度県土整備部幹部職員名簿
(3)平成30年度当初予算
ア 当局から資料に基づき説明(渡辺部長、喜多副部長)
イ 質問 なし
2 公共事業総合政策担当
(1)新三重県建設産業活性化プラン
(2)入札・契約制度
(3)総合評価方式
(4)公共事業評価制度
3 工事検査担当
(1)工事検査
ア 当局から資料に基づき説明(真弓副部長、岡﨑総括監)
イ 質問
〇小島委員長 それでは、質疑に入ります。御質問はございませんか。
〇中嶋委員 2点あるんですけど、1点が新三重県建設産業活性化プランの関係で、基本的なことで申しわけないんですけど、地域維持型工事発注っていうのはどんな発注かというのを教えていただきたいのが1点、それと予定価格の事後公表、平成29年度の実績は、総合評価方式の中で何%ぐらいやったのかというのを教えてもらえませんか。
〇真弓副部長 まず、1点目の地域維持型工事ですが、これまでは小規模修繕とか雪氷対策とかを地域維持型JVに地域維持型業務として発注しておりました。今回のものは地域維持型工事ということで、例えば側溝整備とか河床掘削とか、そういう工事について地域維持型JVのメンバーに発注するというものでございます。
2点目の総合評価方式の事後公表の状況ですが、ちょっとお待ちください。
〇倉田課長 総合評価方式の全体が254件でございまして、そのうち事後公表が38件で、割合でいきますと約15%でございます。
以上です。
〇中嶋委員 わかりました。ありがとうございました。
事後公表のものについては、何らかの数値目標を置いて取り組んでいく考えはあるのでしょうか。
〇真弓副部長 今年度は総合評価方式については約半数、価格競争についても約半数を目標としております。
〇中嶋委員 わかりました。
〇小島委員長 ほかに御質疑はございますか。
〇石田委員 2-12の公共事業評価制度ですが、私はよく理解せんのですが、これは誰が誰を評価するんでしょうか。読んでいると、県が事業を行うのに、自ら評価するようにとれるんですが、そういう理解でいいんですか。
〇真弓副部長 県の発注工事に対して、公共事業評価審査委員会という外部の委員で構成される委員会になりますが、そこで評価をいただいております。
〇石田委員 自らじゃなくて、そういう外部組織で評価をすると。そうすると、工事業者の工事のできばえを評価するんじゃないんですよね。それは、工事検査等でするということなんですよね。それで、これで、事前評価、事中評価、事後評価とあって、委員会の答申をふまえ、事業継続の適否というと、途中でも評価を得られなかったら継続しないこともあり得るという理解でよろしいんですか。
〇渡辺部長 事中評価につきましては、再評価の中で継続の妥当性を審議していただいていますので、過去には中止というのがあったこともございますが、最近は基本的に継続を認めていただいている状況でございます。
〇石田委員 ありがとうございました。
〇小島委員長 よろしいですか。
〇石田委員 はい。
〇小島委員長 ほかに御質疑はございますか。
〇舘委員 ありがとうございます。
新三重県建設産業活性化プランが一番もとになって、建設業等々のこれからの、というのはよくわかりますが、それとともに入札制度も、本当にいろいろ密接した関係があるんだろうと思いますし、特に公平性、透明性、競争性ということを求めていくのは当然だと思うんですが、今回、2-11ページの中にも、「土木一式工事における総合評価方式 平成30年度 標準案」を示されていますけど、やはり三重県も北から南まで長くございますから、それぞれの地域によって地域の特性というのがあってというのは当然だと思います。そこら辺のところの判断はしっかりしていっていただきたいなと思うので、この標準案からいけば、それぞれの建設事務所で違う部分も出てくるんだろうというふうに思いますが、やはりその地域の特性とともに地域の事業者、事業者といいましょうか企業の育成というのも図っていただくことが一番必要なんだろうというふうに思うんです。その中で、これまでやられてきておって、特に私どもの北の地域のほうでいくと、雪氷対策、小規模業務委託の関係があります。雪氷対策は、いてついてしまってそのときにどうするかという対応をとっていただくんですけれども、菰野の業者、パトロールもだし、もう張りつけで、またその機械等は据えつけでというような形のものがある。しかしながら、雪が降ったり、いてついておっても、明くる日は天気、朝はすっかりいてついておっても、時間がたてば解けていきゃそれでしまいやというようなことでは何もならんわけですので、そういうときにもやはりその履行されたかどうかが確認できている、後で出してくる、いろいろなのがあると思うんですけれども、そんなときにできていない部分でのペナルティーもあってもいいと思うんですよね。総合評価方式の中で雪氷対策の部分、また小規模業務委託の部分も含めてですけれども、そんな形のものがもっと必要ではないのかなと思ったりします。
ということと、この標準案でも、本庁の関係と四日市建設事務所とはまたちょっと違うというふうにも聞いていますけども、そこで雪氷対策、小規模業務委託が抜けていっているのではないかとかいろいろ、まだ細かいことまで私も承知はしていませんし、28日でしたか、今度は三泗地域で事業説明会がありますので、その場もありますけれども、そんな形の中で、やはりそこら辺をはっきりしておかんと、公平性、透明性、競争性と言われたときに、大変大きな問題、問題とは言いませんけれども、ちょっと不審な部分、疑われると言ったらおかしいけれども、公平性に欠くところが出てくるのではないかなと、こんな思いもこれまでずっとしています。この入札制度においても、新プランをしっかりしていって、事業者の方、企業の方を育てていこうやないかという大きな目標があるので、それに基づきながら、その地域の特性も加味していただきながら、しっかりと取り組んでいっていただきたいというふうに意見を述べたいと思います。
もし何かそれに対して御意見があったら述べていただきたいなと思いますが、なければないで結構です。
〇渡辺部長 雪氷対策、小規模業務委託の評価につきましては、事業者のほうにいろいろ御苦労もおかけする中で評価をさせていただいている建設事務所もあれば、基本的にそこは協会との話し合いの中で評価をしていない建設事務所もあるかと思いますので、そこは建設事務所と各業界との話し合いの中で、今は決めているというところでございます。
あと、雪氷対策については、実際指示をさせていただいてしっかり対策をしていただいているのかなというふうに私は理解しておるんですが、もし不十分なところがあれば、また御指摘いただければ対応していきたいというふうに考えております。
以上です。
〇舘委員 ありがとうございます。
要はこの新プランが一番もとやと思うんです。これが出てきて、これをつくろうとやったときには、やはりこのままではあかんやないかというふうな形でやってきているので、これがちゃんとできるかというと、事業者、企業の状況を聞いて各建設事務所がというのはある程度はわかりますけども、やはり新プランを推進していってその目的を達成しようとすれば、余りにも地域にこういうふうな差があること自体、これまた横の建設事務所とかはこれだけ違うんだということも問題になってきますので、それを見ていただくのは、やはり本庁から全体を眺めていただきながら、その部分での意見もし、議論もし、この新プランの目的を達成するために努力をしていただきたいと、このことを申し上げたいと思います。
〇渡辺部長 わかりました。プランの目的を達成するために、本庁としてもしっかり調整していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
〇舘委員 お願いします。
〇小島委員長 ほかに御質疑はございませんか。よろしいですか。
〔「はい」の声あり〕
〇小島委員長 ないようですので、2の公共事業総合政策担当、及び3の工事検査担当についての調査を終わります。
4 道路整備担当
(1)幹線道路網(高速道路・直轄国道)の整備
(2)県管理道路の整備
(3)道路の維持管理
(4)交通安全対策
ア 当局から資料に基づき説明(志々田次長)
イ 質問
〇小島委員長 それでは、質疑に入ります。御質問はございませんか。
〇石田委員 石灯籠の撤去ってやっぱり四日市のほうでも結構関心があって、何とか残せやんのかという声もよく聞くんです。
ちなみにですが、撤去費用って1基当たり幾らとかそういうのはわかっていますか。
〇志々田次長 現在県で予定しておりますのは、トータルで約1億1400万円ということで、残り322基につきましては、撤去費用が約1億1000万円の予定となっております。
〇石田委員 割ると幾らになるのかわからないですが、撤去をしなくて倒れないような施しをする費用と比較して、残していくということはできへんわけなんですかね。そういう声も随分あるんですけど。
〇志々田次長 伊勢神宮周辺の道路の石灯籠につきましては、過去にも議論があった際に、やはり危険だという話とともに残してほしいという話もあったことは事実でございまして、今回事故を受けましていろいろ御意見をいただいている中で、やはり人の命にはかえられないから撤去していただきたいという意見のほかに、ちょっと惜しむ声もいただいておるところでございます。
今回点検をした中で、やっぱり構造上危険な箇所というのが否定できない部分がございますので、撤去と判断せざるを得なかったというところはございます。
〇石田委員 まあ、もう撤去すると決めたということなんですよね。昔だから積んだだけみたいなんですけど、今だから何か接着剤とかワイヤで引っ張ったりとか、すごいのがあるんと違うかなと思いますけど、そういうことは検討もされなかったんですか、残す方向での検討というのは。
〇志々田次長 基本的には道路の占用物につきましては、占用管理者のほうで安全対策をしていただくというルールがある中で、この石灯籠につきましては、占用者が不在という状況が長く続いておりまして、これまで点検の中で危険なものについては撤去をしてきたところでございますが、実際に撤去の作業の中で構造を見ると、やはり安全性が確保できないというところにどうしても判断はならざるを得ないということで、これは県だけではなくて、国や市の道路上にもありますが、やはり関係者ともに危険だという判断に至ったということでございます。
〇小島委員長 よろしいですか。
〇石田委員 はい。
〇中川委員 この石灯籠、私はなきゃならんと思いますけども、長い歴史があるわけですね。今回ああいう形で不幸な事件があって、言うならば迅速に対応したということでありますけれども、私も含め、多くの皆さん方が国、県、市に対して、これどうするんだとずっと言い続けてきたわけです。また私も総括質疑で申し上げたわけです。こういう形で今の話の中で命ということで、それが前面に出るとやはりなかなか言いにくい話でありますけれども、今、石田委員から話があったように、伊勢らしさということを考えますと、やはり地域の景観等、大変状況がいいわけですね、こういう形で本当に惜しむ声も多いんです。しかしながら、その片方の命ということをてんびんにかけますと難しい状況があるわけであって、まあ、了解しなきゃならんわけでありますけれども、あとは景観をどうするかということが、インターハイまでもう時間がないわけですね。これをどんなふうに組織でやるのか。あるいは時間的な問題もあると思うんですが、やはりもっともっと真剣に、もっと県民に対しても市民に対しても説明もきっちりやっていただいて、私が今まで申し上げてきた話の中で、関係の皆さん方は、いろいろ、この灯籠は、こういうことでどうでしょうか、こういうものがあるんですよと申し上げてきたと思うんですが、それも余り公にされずに、隠蔽した形で今日まで来たのではないかなと、一面そういうことを考えておるんですが、景観のあり方等を含めて、もっと真剣に、じゃ、どうするんだと、このあたりをお示し願いたいと思うんですが。
〇渡辺部長 今回は石灯籠につきましては、安全性の確保ということで一団、撤去をさせていただきたいと思っておりまして、撤去後の景観のあり方につきましては、伊勢市と十分連携をとりながら、道路管理者としてもできるところは支援していきたいというふうに思っております。
〇中川委員 部長としてはそう言わざるを得ないと思うんですが、やはり今日までの県当局のこの石灯籠に対する考え方、対応の仕方というものが、私から見てはっきり言ってノーだったと。これは反省をしていただいて、これからどう対応していくか真剣に考えていただきたい。要請して終わります。
〇小島委員長 要望ということでよろしゅうございますか。
渡辺部長、何かありますか。
〇渡辺部長 いえ。ありがとうございます。ございません。
〇小島委員長 ほかに質疑はございますか。
〇日沖委員 ちょっと私も石灯籠の撤去のことで聞かせていただきたいんですが、設置した団体が解散しておられて、管理者、所有者不明ということで、この石灯籠の管理というのはどこがするんやということの問題をはらみながらこれまで来て、残念な事故が起こって、急遽やっぱり撤去しようかということになったというふうに理解をしておるんですけれども、かねてから思っとることなんですけれども、今回この道路法第44条の2で違法放置等物件に対する措置ということに基づいて撤去するんだということですけれども、この違法放置物等の等ということで、違法ではないけれどもあったらあかんものなので撤去するのか、実際に違法状態ということで解釈されるものかということをまず前提にひとつお聞きしたい。それと、法律上そこまで追っていくというのはなかなか難しいかわかりませんけれども、我々この一般社会の中で、一般的な考え方として、当時受ける団体がみえて、設置をしておられたんでしょうけれども、灯籠には著名な方であるとか、社会的地位の高い方であるとかの名がはっきりと刻印されているものもありますし、当時は善意もあって、それを促す団体もあってですね、心があって寄進されたんだと思いますけれども、しかしながら、普通我々も地域の中で、例えば氏神さんに灯籠なり何か寄進した場合に、やっぱり最後まで管理も、何かあったらその寄進した方のところへ行くのが私は普通の常識やと思うておるんですけれども、全部行政が撤去費用を負担して、管理者やからということで撤去せんならんものなんかなと。どなたから寄進してもらったかわかるようなところは、ちょっとこういう状況なので、せっかく寄進いただいておるのに申しわけないですけど相談に乗ってもらえませんかと言えないものなんかなと思ったりするんですけれども。この方針では全部行政が負担してするということでしょうけれども、その辺はこの機会にそういう考えの中でやっていけないものなのかということを、2点あったわけですけれども、聞かせていただきたいのですが。
〇志々田次長 お答えいたします。
最初の御質問にございました法的に違法なのかという点につきましてですが、道路占用という法律の枠組みからしますと、これは不法占用ということになりますので、所有者が許可をとらずに、あるいは許可を継続せずに道路上に物を置いておくことというのは、不法ということにはなります。今回はその中でも特に危険ということがございますので、法律の適用をして強制撤去というような形で撤去させていただくことにしたところでございます。
それと、2点目の刻銘者についてなんですが、刻銘者につきましては、今、石灯籠の所有者自体は所有団体、あるいは管理団体がもういないということになっておりますので、残るは石灯籠に刻銘を残されている刻銘者ということになります。
刻銘者につきましては、資金提供をされた方になると思われますが、そちらにつきましては、一義的には所有者ではございませんので責任ということにはならないですが、わかる範囲で刻銘者には連絡をとらせていただいて、所有権を主張される意思があるかどうか確認した上で、もし所有者ということになれば自ら撤去していただくということも可能性の範囲には入ってくることになりますが、今現在わかり得る範囲内での御連絡はとらせていただいておるところでございます。
〇日沖委員 わかりました。ありがとうございました。
〇小島委員長 よろしいですか。
〇日沖委員 はい。
〇小島委員長 ほかに御質疑はございますか。
〔「なし」の声あり〕
〇小島委員長 よろしいですか。
〇渡辺部長 先ほど石田委員の御質問への答弁をさせていただいたところで、1点だけ修正をお願いします。
2-12ページなんですけども、公共事業評価制度というところで、事中評価、再評価ですね、と事後評価につきましては、公共事業評価審査委員会のほうに諮って、継続の答申であったり事業評価の妥当性の評価をいただいておりますが、事前評価につきましては、この費用対効果であったりそういうところの分析を踏まえて、自己評価の中で継続であったり新規の採択を評価しているということでございますので、公共事業評価審査委員会に諮らせていただいているのは、この(2)、(3)ということでございまして、失礼いたしました。
〇小島委員長 石田委員、よろしいですか。(1)はその……
〇渡辺部長 自己評価ということで。
〇小島委員長 評価審査委員会ではないということでよろしいですか。
では、ほかに御質疑はございませんでしょうか。よろしいですか。
〔「はい」の声あり〕
〇小島委員長 ないようですので、4の道路整備担当についての調査を終わります。
現在11時55分ですので、ここで一旦休憩とさせていただきまして、再開は午後1時からとしたいと存じます。暫時休憩いたします。
(休 憩)
〇小島委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
5 流域整備担当
(1)河川の整備
(2)砂防・ダムの整備
(3)港湾・海岸の整備
ア 当局から資料に基づき説明(高橋次長)
イ 質問
〇小島委員長 それでは、質疑に入ります。何か御質問はございませんか。
〇中嶋委員 資料をお願いしたいんですけれども、中小河川緊急治水対策プロジェクトの考え方がポンチ絵で描かれているようなものがあれば、それをいただきたいのが1点、それと水位周知河川の38河川の一覧をいただきたい。特に平成30年度に洪水浸水想定区域図を作成する24河川について、38河川のうちのどれかという資料をいただきたいと思いますので、お願いしてよろしいですか。
〇高橋次長 わかりました。準備させていただきます。
〇小島委員長 よろしくお願いいたします。
ほかに御質疑はございますか。
〔「なし」の声あり〕
〇小島委員長 なければ、5、流域整備担当についての調査を終わります。
6 都市政策担当
(1)都市政策の推進
(2)下水道の整備
ア 当局から資料に基づき説明(里次長)
イ 質問 なし
7 住まい政策担当
(1)建築開発行政
(2)住宅・建築物の耐震対策
(3)住宅政策の推進
ア 当局から資料に基づき説明(古川次長)
イ 質問
〇小島委員長 それでは、質疑に入ります。御質問はございませんか。
〇中嶋委員 空き家等対策計画なんですけれども、既に策定している市町の数と今年度つくろうとしている市町の数を、その市町名も含めて教えていただけるとありがたいのですが。
〇古川次長 既に策定済みの市町については、一つ一つ名前はよろしいですか、9市9町になっております。平成30年度に向けて、2市2町で策定、取り組む予定としております。
〇中嶋委員 平成30年度の2市2町の名前と、そうしますと平成30年度が終わった時点で22市町が策定されるということなので、策定していない残りの7市町の名前をちょっと教えてもらえますか。今年度の2市2町と、今年度が終わっても未策定のところの市町名。
〇古川次長 今年度事業に取り組む市町については、桑名市と尾鷲市、朝日町と紀北町です。
〇小島委員長 残りは。7市町ですか。
〇古川次長 ちょっと今、資料を持ち合わせていないので、また後でよろしいでしょうか。
〇小島委員長 後ほどでよろしいですか。
〇中嶋委員 はい。お願いいたします。
〇小島委員長 では、後ほどお願いいたします。
ほか、いかがでしょうか。
〇日沖委員 今後、政策を理解していく上で確認を2点ほどさせてほしいんですけども、6-4の住宅政策の推進のところの、住宅確保要配慮者向け民間賃貸住宅の登録というのは、もう始まっておって、どれだけか既に実績があるものでしたか。ちょっとその辺を確認させてもらいたいのと、もう一つ下のほうの空き家対策のところで空き家除却事業について、県で何かしているのかというところをちょっと確認させてください。
〇古川次長 まず、6-4の(2)のマル2のところでいいですよね。
〇小島委員長 (1)のマル2でいいですか。
〇日沖委員 はい。
〇古川次長 (2)のマル2のところに書いてあるんですが、従来、三重県あんしん賃貸住宅登録制度というのがありまして、それには、既に事業は開始して、そういう住宅が約600戸登録されているところです。新たな登録制度が昨年度できまして、それにはまだ登録住宅はないという状況でございます。これからということです。
空き家住宅の除却事業につきましては、私、先ほどの中嶋委員からの質問のときに違う答えをしたので、ちょっと訂正させていただきたいんですけど、空き家住宅の除却事業については先ほどの9市9町で取り進めていまして、それに県は補助をしているということで、空き家を除却する際に最高で20万7000円の補助をしているうち県としてそれの4分の1を負担してやっているというのが9市9町あります。
それで、引き続いて、先ほどの策定です。
〇小島委員長 古川次長、どうぞ。
〇古川次長 先ほどの中嶋委員のほうの計画策定については、既に済んでいるのは15市町でした。9市9町と言いましたけど、これは事業をやっているところで、計画策定のところは15市町の誤りでした。
平成30年度については、松阪市と度会町と紀北町の3つが策定予定ということでございます。
〇小島委員長 古川次長、もう一度2つ整理をして、それぞれ市町名を挙げていただけますか。
〇古川次長 そのようにさせていただきます。申しわけないです。
〇小島委員長 それでよろしいでしょうか。
〇中嶋委員 はい。
〇日沖委員 私の部分はわかりました。ありがとうございました。
〇小島委員長 ほか、御質疑はございますか。
〔「なし」の声あり〕
〇小島委員長 なければ、7の住まい政策担当についての調査を終わります。
8 その他
〇小島委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら御発言を。
〇中嶋委員 用地買収の体制のことについて、今年度何か見直しというかやっていかれる予定とかはございますでしょうか。
〇大西課長 県の組織について、今後効率的な用地買収をするにはどういう体制があるかというのを、用地部署のほうで今年度検討に入りたいと思っております。
〇中嶋委員 それは農林水産部のほうの、特に農林になると思うんですけど、そこの用地の部分を含めて検討していくということですか。
〇大西課長 今回は県土整備部内での検討を考えております。
〇中嶋委員 もう1点、国土調査のことになるんですけれども、多分、地域連携部で今日も国土調査の話が出ていたと思うんですが、なかなか進まないという中で、今、負担金でやるものを地域連携部中心でやっていただいているんですが、一方で、事業に伴う交付金でやっていく国土調査の事業もあるというふうに聞いておるんですけれども、ストレートに聞くのはあれですけれども、県土整備部として事業を進めていくに当たって、やっぱり用地の確保ってすごく大事じゃないですか。その前提となる公図の混乱地において、交付金事業を利用、活用しながらの地籍調査を推進していこうという機運とか考え方というのはあるのかないのかというと、どうでしょう。
〇喜多副部長 公共事業に絡めて国土調査をやっていくという制度はあるんですけど、実際今具体的に私どもの事業の中で公共事業に絡めて国土調査をやっていくとなると、それはそれでそこへのいろんな手間も資金もかかりますし、いろんな条件がありますので、そこを地域連携部のほうと話をして積極的に進めていこうという方針には至っていないと思います、そういう方針を持っていないので。地域連携部のほうから進めていく中身について、特に具体的なやりとりまでは行っていない、制度はあるというのはお互い認識していますけど、という状況が現状です。
〇中嶋委員 これまでも成果レポートで進捗率が非常に悪い事業の一つがやっぱり国土調査であって、これは地域連携部だけじゃなくて、全庁を挙げて取り組んでいただきたいということを何度も何度も議会としても言わせていただいておりまして、そういう意味においては、そういう制度があるのに使うところを、まだ検討の入り口にも立っていないような感じに聞こえたので、これについては県土整備部として地域連携部と相談していただいて、やっぱり今年度一定の考え方をお示しいただきたいというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
〇喜多副部長 具体的なものには入っていないというふうに申し上げましたので、たちまち目の前に見えている、ここの事業でこういうことができますよというのはできていないのが確かなんですけれども、今の御指摘を踏まえて、ちょっと地域連携部と協議をさせていただきたいと思っています。
〇中嶋委員 よろしくお願いします。
〇小島委員長 ほかによろしいでしょうか。
〔「はい」の声あり〕
〇小島委員長 なければ、県土整備部関係の所管事項概要の調査を終了いたします。
当局にはお疲れさまでございました。
この際、企業庁が入室するまでの間、着席のまま暫時休憩いたします。
〔当局 退室〕
(休 憩)
〇小島委員長 それでは、休憩前に引き続き常任委員会を再開いたします。
第3 企業庁関係
1 経営関係
(1)平成30年度の組織体制について
(2)平成30年度当初予算のポイント
(3)平成29年度決算見込みの概要について
ア 当局から資料に基づき説明(山神庁長、更屋副庁長)
イ 質問 なし
2 事業関係
(1)水道用水供給事業
(2)工業用水道事業
(3)電気事業(RDF焼却・発電事業)
ア 当局から資料に基づき説明(森次長、小森参事)
イ 質問
〇小島委員長 それでは、質疑に入ります。御質問はございませんか。
〇中嶋委員 工業用水道事業のことなんですが、平成29年度決算見込みのところでもちょっとお聞きしようかなと思ったんですが、決算見込みが3割ぐらい純損益が減っているというふうな結果が見通せる中のその理由として、17ページにあります中伊勢工業用水道のユーザーの使用の廃止というのが影響しているのかどうかというところと、それに伴って、工業用水道料金は結局ほかの残ったユーザーの皆さんからすると、この4月1日から上がった形になっているのかという、そのところを教えていただけますか。
〇山神庁長 ご質問は中伊勢工業用水道のことに限ってということでよろしゅうございますか。
〇中嶋委員 はい。
〇山神庁長 御指摘いただきましたように、中伊勢工業用水道につきましては、一昨年、昨年とユーザーの撤退がございまして、契約水量でおよそ3割の減量となりました。それで、一昨年来何度もユーザーを訪問させていただいて、状況の御説明と料金の取り扱いについて御理解をいただきながら、この4月1日からはおよそ27%の料金の値上げを御理解いただいたところでございます。御指摘の中でございましたように、少し中伊勢工業用水道としては赤字を見込んでおりますので、3割の減量を受けながら料金のほうは27%の値上げに圧縮して、今後とも経費の節減、点検の見直し等々も含めて、料金の抑制に努めてまいりたいと考えておるところでございます。
〇中嶋委員 事実関係はわかりました。
それから多度工業用水道事業なんですけど、事業廃止って、休止ではなくて廃止、全くゼロにしてしまったんでしたか。ちょっと確認させてください。
〇森次長 多度工業用水道事業は、廃止をさせていただきまして、その水源である三重用水の多度工業用水道分につきましては、北伊勢工業用水道の水源として接続をすることで、北伊勢工業用水道事業のほうで使わせていただこうということで、今工事中でございます。
〇中嶋委員 その工事が完了すると、北伊勢工業用水道のユーザーのほうにまた負担が増えるということになるわけですか。
〇森次長 できるだけ北伊勢工業用水道のユーザーに影響がないように、撤退されるユーザーから撤退負担金をいただいて、ほとんど影響のない状態にさせていただいて統合させていただきました。
〇中嶋委員 わかりました。
あと、RDF焼却・発電事業なんですけど、三重県RDF運営協議会を昨年度も7回、今年度も既に2回やっていただいているということなんですけれども、桑名広域清掃事業組合が抜けるということであったりとか、伊賀市のほうもいろいろな動きがある中で、この協議会として一定の結論はいつまでに得ようというふうな考え方で進めていただいているのかお教えいただけますか。
〇山神庁長 御指摘のとおり、昨年4月のRDF運営協議会第1回の総務運営部会におきまして、桑名広域清掃事業組合のほうから、新ごみ処理施設の完成時期が当初の計画から15カ月間短縮されて、平成31年12月末となる旨の御説明があったところでございます。
これを受けまして、御指摘にございますように、昨年度7回、今年度については既に2回部会を開催して、その対応につきまして検討を重ねてきていただいております。
説明の中でも少し触れておりますけれども、総務運営部会におきましては、ごみ処理計画や経済性等の面から検討項目を選定いたしまして、関係各市町のごみ処理が一日も滞ることのないよう円滑に行うことができる、そして全ての構成団体の合意が得られる、この2点をポイントに検討を進めていただいておるところでございます。
いつまでにというふうな御質問というか御指摘でございますが、その2点が最大の優先事項というふうに考えておりまして、丁寧な調整と議論が必要と考えておりますので、取りまとめ時期につきましては、現時点におきましては未定ということで御容赦願いたいと思います。
前倒しに関する議論につきましては、関係各市町それぞれいろんな御事情をお抱えになる中で、真剣で前向きな御検討をいただいておりますので、私は協議会の会長に昨年度からなっております関係もございまして、私のほうから予断を与えるようなことにつきましては、差し控えさせていただきたいと思います。
以上でございます。
〇中嶋委員 わかりました。
〇小島委員長 ほかに御質疑はございますか。
〇日沖委員 私もRDFのところで1つ聞かせていただきたいんですが、26ページの、ウの電気事業会計の清算及び財産の引継ぎのところですが、施設撤去とか、財産の引き継ぎとか、もういずれにしても終了は大分近づいてきておりますので、こういうところをいつごろから協議を始めていかれるのかなというところなんですが、事業終了後総括もしていただくということですけれども、そんなことも含めて同じような時期なのか、施設撤去とか大変なところもあるので、ある程度事前に協議を始められるのか、そこのところはどうですかね。
〇山神庁長 先ほど御説明申し上げましたように、まずは現在行われている協議、これを私どもとしても事務局を預かる身として、関係各団体の合意が得られるよう努力を重ねてまいりたいということが1点。
そして、今、委員御質問の撤去等の協議につきましては、まずそこが見えてこないことには、私ども今の合意では平成32年度末というふうになっておりまして、我々の責務としては、それまでの間は安全、安定運転に努める、これが第一義でございますので、いつから撤去というふうなことは、ちょっと今のところは申し上げようがないというのが1点目でございます。
また、2点目の総括につきましては、これは議会のほうからも先般も御要請といいますか、御指摘を受けた経緯があるというふうに記憶いたしておりますので、全てが終わりましたら、関係部局と連携、協議をして、総括をしていく必要があるというふうに認識いたしておるところでございます。
〇日沖委員 ありがとうございました。
〇小島委員長 ほかに御質疑はございますか。
〔「なし」の声あり〕
〇小島委員長 なければ、事業関係についての調査を終わります。
3 その他
〇小島委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら御発言をお願いいたします。
〔「特にございません」の声あり〕
〇小島委員長 いいですか。
なければ、企業庁関係の所管事項概要の調査を終了いたします。
当局には御苦労さまでした。
〔当局 退室〕
協議事項
第1 委員会年間活動計画の作成について
〇小島委員長 ただいまから本委員会の向こう1年間の年間活動計画作成の検討に入ります。
お手元に配付の資料に、「防災県土整備企業常任委員会 年間活動計画作成について」(資料1)と書いたもの及び前期の「防災県土整備企業常任委員会活動評価総括表」(資料2)がございますので、ごらんください。
先ほど説明を受けた部局の所管事項概要やこの「委員会活動評価総括表」の内容等を踏まえ、本委員会の向こう1年間の活動内容について、今から委員間で御協議いただきたいと存じます。協議の結果を踏まえ、委員会終了後、私と副委員長とで計画書をまとめ、後ほど各委員に配付させていただくという手順で進めていきたいと存じます。
それでは、お手元に配付の年間活動計画書の様式(資料3)、横長のものですけれども、それをごらんください。
本委員会の調査事項としましては、年間活動計画書様式の「1 所管調査事項」のとおりでありますが、年間計画作成に当たっては、特に調査が必要な項目、例えば、防災・減災対策についてというような項目を重点項目として調査をしていくということになります。今後、本委員会として重点的に調査していくべき事項について皆さんの御意見をお伺いいたしたいと存じますが、いかがでしょうか。
そこに昨年度の重点調査項目も米印で書いてありますので、同じものでも結構ですから、これについて引き続きあったらどうかというような御意見についてもぜひいただきたいと思いますが、いかがですか。
〇津村委員 特にこの三重県としても大きな被害が想定されています南海トラフ地震の関係もございますし、昨年の台風21号のこともありましたので、やはり引き続き防災・減災対策については、重点調査項目に入れていただければなというふうに思います。
〇小島委員長 ありがとうございます。
ほかに御意見はいかがでしょうか。
正副委員長案をお示しさせていただくことも可能なんですけれども、できたら皆さんから御意見をいただいた上でというふうに思うんですけれども、いかがですか。
〇中嶋委員 県土整備部関係なんですが、ここにも建設産業の活性化についてと書いてあるんですけれども、今回新プランに伴って、様々な入札制度の見直し等もあるので、建設産業活性化プランの進捗というか、そこをしっかりと取り組んでいくべきではないかなというふうに感じたところでございます。
あとは防災・減災対策はもちろんそういうことだというふうに思いますし、その中で例えばトピック的なこととして、基本的には市町の話になるのかもしれませんが、消防団員の確保というところについて、もう少し加速できないのかというところを課題として感じていますので、防災・減災という大きな枠の中の一つにはなるんですけども、どこかでそれは必ずその取組として取り上げていただければなということをお願いしたいと思います。
〇小島委員長 ありがとうございます。
ほかに御意見はございますか。
〇舘委員 今、中嶋委員が言われた消防団員のこともそうですけれども、消防の広域化の関係は、3つ重点調査項目でやっていく中に、1つ、四日市市と菰野町の話、また鳥羽市のほうもよく似た状況があるんだろうというふうに思うので、ここの項目からいくと、消防・保安行政の推進ということになっておるんで、まあ防災ヘリコプターによる消防防災活動は別としても、それについてというようなことでも挙げていただくとうれしいなというか、挙げたらどうかなと思います。
〇小島委員長 あと、どうでしょう。
そうすると、今までいただいていた意見は、大きく防災・減災対策について、それからもし外に出すということであれば、先ほど舘委員が言われた消防・保安行政について、それから建設産業の活性化について、その辺の文言は整理させていただきますけれどもそのあたり、今大きく3点いただいておりますけれども、道路及び流域の整備等々はよろしいですか。
〇舘委員 参考に正副委員長案を出してもらったら、それも含めて一緒に。
〇小島委員長 道路及び流域の整備について、別々にするか一緒にするかは別として、このあたりはちょっと外しにくいのかなというふうにも思って、それが含まれているだけでございますので、もしよければ、今まで3点申し上げた皆さんからいただいた意見に道路及び流域の整備についてあたりも入れていただいてもいいのかなというふうに思いますけれども、よろしいですか。
〇中嶋委員 道路及び流域の整備、それと維持の部分も加えていただければありがたいなと思います。
〇小島委員長 では、先ほど申し上げた3点に道路及び流域の維持、整備についてというあたりで入れさせていただいてよろしゅうございますか。
〔「一任します」の声あり〕
〇小島委員長 では、そのようにさせていただきたいと思います。
なお、字句につきましては、後日書記に整理をさせて、今後の委員会で御確認いただくこととしますので、御了承願います。
それでは、重点調査項目が決まりましたので、次に、調査の時期、具体的な調査方法等について御協議いただきたいと存じます。具体的な調査方法としましては、様式の中の例にもありますように、県内外調査、委員間討議、当局からの状況説明聴取のための委員会、参考人招致などが考えられますが、御意見はございますでしょうか。
〇中嶋委員 時期は特にこの時期とは申し上げないのですが、建設産業の活性化に関して、やっぱり参考人として来ていただいて、業界の皆さんの御意見を生で聞かせていただく機会をぜひつくっていただきたいなと。特に働き方改革の話なんかでも、昨年度、石田働き方改革調査委員長のもとで行かせていただいて、やっぱり現場の人の声を聞くのが大事やなということを改めて感じましたので、県内調査で対応というのもあるかもしれませんが、参考人として来ていただいて、いろいろと県が取り組んでいることについての評価であったりとか要望であったりとかを直接聞かせていただく機会が欲しいなというふうに思いますので、御配慮賜われれば幸いです。
〇舘委員 賛成。
〇小島委員長 では、参考人招致としてぜひ建設産業にかかわる皆さん方をということで御意見をいただきましたので、含めて考えさせていただきたいと思います。
〇中嶋委員 お願いいたします。
〇小島委員長 県内外調査等々は行わせていただいたらどうかなというふうに思いますが、そのことについてはよろしゅうございますか。
〔「よろしくお願いします」の声あり〕
〇小島委員長 では、御協議いただきましたことを確認させていただきたいと思いますが、県内外調査をさせていただくということと、今、参考人招致なども行わせていただくというようなことで御意見をいただきましたので、そのあたりを年間計画にのせていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
時期等につきましては、こちらに御一任いただくということでよろしゅうございますか。
〔「お願いします」の声あり〕
〇小島委員長 お願いいたします。
次に、県内外調査につきまして御協議願いたいと存じます。
まず、県内調査について御協議願います。
調査先につきましては、具体的な場所、施設等をこの場で検討しますと、相手側との調整がつかずに不都合が生じる場合がございますので、本日は、重点調査項目で挙げられました事項から、大まかな方向性、テーマ等について御協議いただくということで御理解いただきたいと思います。
なお、日程につきましては、7月18日から7月20日のうちでいずれか1日、また、8月6日から8日のうちでいずれか1日で実施したいと考えておりますが、日程の決定につきましては調整を要しますことから、後ほど別途協議いたしたいと思いますので、御了承願います。
それでは、調査内容につきまして御意見のある方はお聞かせをいただきたいと思います。
いかがでしょうか。
〇中嶋委員 重点調査項目をベースに、正副委員長のほうで一度御調整賜れればありがたいかなと思います。
〇小島委員長 お任せいただくという声をいただきましたけれども、正副委員長に御一任願うということでよろしゅうございますか。
〔「はい」の声あり〕
〇小島委員長 それでは、正副委員長で協議の上、調査内容等を決めさせていただきます。
今後の委員会で行程案をお示ししていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、県外調査について御協議願います。
県外調査につきましては、2泊3日以内の行程で1回実施することができるとされています。本委員会においては、5月18日の委員長会議において、8月28日から30日のうち2泊3日以内で行うことができるとあらかじめ日程が決定されております。
それでは、県外調査の実施について御協議いただきたいと思います。
実施するのであれば、重点調査項目を中心に行うこととなりますが、県内調査と同様、具体的な場所、施設等までこの場で検討しますと、相手側との調整がつかず、不都合が生じる可能性がありますので、本日はどのような調査内容としていくかの大まかな方向性について御協議願いたいと思います。
御意見はございますか。
〔「正副委員長一任」の声あり〕
〇小島委員長 正副委員長一任というお声がありましたが、これは行うという方向でよろしいですか。
〔「はい」の声あり〕
〇小島委員長 それで、内容について正副委員長一任でということでよろしゅうございますか。
〔「はい」の声あり〕
〇小島委員長 では、1泊2日等で実施するということも可能なのですが、基本的に2泊3日ということで内容を調整させていただくということも御了承願えますでしょうか。
〔「はい」の声あり〕
〇小島委員長 それでは、そのように正副委員長一任とさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「はい」の声あり〕
〇小島委員長 それでは、そのようにいたします。
6月開催の委員会でさらに調査を行った後、再度御協議をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
以上で年間活動計画作成に当たって協議すべき事項を終了いたします。今後正副委員長で年間活動計画書をまとめ、各委員に配付をさせていただきます。
この活動計画書に基づき今後の委員会活動を行っていくことになりますので、よろしくお願いいたします。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
防災県土整備企業常任委員長
小島 智子