三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成30年度 委員会会議録 > 平成30年7月13日 議会運営委員会 会議録
議会運営委員会会議録
(開会中)
1 「三重県議会の議員の定数並びに選挙区及び各選挙区において選挙すべき議員の数に関する条例の一部を改正する条例案」について
去る6月28日の委員会で会派へ持ち帰り検討することとされました本議提議案の取り扱い等について協議し ましたが、意見がまとまらず、一事不再議に当たるかについて採決をとったところ、賛成少数で一事不再議に当たらないこととされました。
次に、本議提議案の審議日程について協議したところ、休会の日である7月24日に会議規則第6条第4項の規定に基づき、定刻より本会議を開催して審議することとされました。本議提議案は7月24日の本会議で議提議案提出者の代表者から提案説明を受けた後、本会議を休憩して議案聴取会を開催し、その後、本会議を再開して議案に関する質疑を行った後、選挙管理委員会の業務を所管する総務地域連携常任委員会に付託し、審査を行っていただいた後、9月14日の本会議で採決を行うこととされました。
なお、総務地域連携常任委員会における審査については、9月13日までに審査を終了するよう審査期限を付けることとされました。
また、7月24日の出席説明員については、提案説明の際は、知事、両副知事、危機管理統括監並びに総務部関係職員に出席を求め、議案に関する質疑の際は、知事、両副知事、危機管理統括監は出席を求め、その他の部局長等は発言通告で答弁要求のある場合に限り出席を求めることとされました。
【協議】
○杉本委員長 はじめに、議提議案第7号「三重県議会の議員の定数並びに各選挙区において選挙すべき議員の数に関する条例の一部を改正する条例案」について、御協議をお願いします。 去る6月28日の委員会で、会派へ持ち帰りその取り扱い等を検討することとしましたので、その結果について御報告をお願いします。新政みえ、お願いします。
○藤根委員 新政みえとしましては、持ち帰らせていただきまして、様々な議論もさせていただきましたが、やはりこの議提条例については、一事不再議に当たるというふうに会派として考えさせていただきたいと思います。
○杉本委員長 自由民主党県議団、お願いします。
○中嶋委員 私どもの会派、改めてこの標準地方議会委員会条例会議規則解説をもう一度、皆さんにも紹介しながら、ここに明確に、前回51にするという定数を増やすという条例と、今回の51から定数を減らすという条例ということで、内容、目的が違うので、一事には該当しないというこの解説がやはり有力であろうと、一事不再議の一事には該当しないというふうなことで議論していくべきだという話になりました。
○杉本委員長 能動、お願いします。
○長田委員 うちも一事不再議には当たらないという判断です。
○杉本委員長 鷹山、お願いします。
○大久保委員 鷹山も一事不再議には当てはまらないという意見です。
○杉本委員長 傍聴しておられる会派にもお聞きします。日本共産党、いかがでしょうか。
○岡野議員 当たると考えます。
○杉本委員長 公明党、お願いします。
○今井議員 私は提出者でもありますし、一事不再議には当たらないという思いで、出させていただいております。
○杉本委員長 それでは各会派の御意見、御意向に対して、御質疑、御意見等がありましたらよろしくお願いいたします。
○三谷委員 一事不再議に当たらないとおっしゃる方も何人かおられますが、今回の議提議案は45を51にしたものをまた45に戻すという提案でございますので、これを一事不再議と言わずして何を一事不再議と言うのか。まさに絵に描いたような一事不再議ではないかと私どもはそのように考えております。
○中嶋委員 45に議決したのは、4年前の話でありまして、今回の平成30年の年間を通じた議会の中で議決されたのは51という、増やすという条例であります。それを45に減らす、くどいようですけども加えて鳥羽市・志摩市選挙区の合区を分離するという51の議決に対して鳥羽市・志摩市選挙区を合区しようという内容でありますので、内容も目的も異なるという意味においてはまさに教科書どおりの一事ではないということに該当するというこの考え方が一般的であると私は考えるところであります。
○杉本委員長 ほかにいかがでしょうか。
○水谷委員 両者の意見というのは、真っ二つに分かれておるわけですけども、我々としては当然のことながら、中嶋委員のおっしゃったような内容の中で、一事不再議には当たらないと確信を持って言えますので、これをどういう形で決めていただくのかその辺は委員長で判断していただいて、最終的には決めていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。
○杉本委員長 ほかにいかがでしょうか。
○中村委員 私、前回の提案者の一人なんですが、前回いろんな皆さん方から御質問を受けまして、お答えさせてもらったんですけども、今回の提案も感じとしては全く同じ議論になってしまうんじゃないか、そういう全く同じ議論を避けるために一事不再議というこういう制度があるんじゃないかとそのように思っておりますので、これはまさに先ほど話がありましたように絵に描いたような一事不再議とそのように思っております。
○杉本委員長 ほかにいかがでしょうか。
○水谷委員 どういう絵かわかりませんけれども、これは一事不再議ということには当たらないというのがこれはもう明確ですのでぜひよろしくお願いします。
○杉本委員長 ほかにいかがでしょうか。
○中森委員 前回と同じ議論になるという恐れがあるという発言もありましたけれども、前回と同じにならないということもありますので、これは今ここで前回と同じ議論になるということを想定するのはいかがなものかと。やはりまず議会の中で、しっかりと議論して、提案して本会議に臨むべきだというふうに思います。
○杉本委員長 ほかにいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
〔「はい」の声あり〕
○杉本委員長 只今、各会派から様々な御意見をいただきましたが、現状においては、これ以上議論を継続させていただいても平行線、真っ二つの御意見ということで、そのような状況だというふうに捉えさせていただきます。議会運営委員会は採決で物事を決める場ではないと思いますし、過去においても採決をとることが慣例とか、前例とならないようにとの議論もありました。ですので、本来は望ましいことではありませんけれども、現状を考えますと、委員長としては議提議案上程を判断するに際し、一事不再議に当たるか当たらないかについて、採決をとりたいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
○三谷委員 先ほど委員長がおっしゃったとおり、原則、議会運営委員会は採決で物事を決める場ではないということは確かです。ですから、委員長の発言は重いですからそれは尊重しますけども、今回、採決をとるということを前例としないということはきちっと一度確認をしていただいたうえで、採決に臨んでいただきたいと思います。
○杉本委員長 よろしいでしょうか。議会運営委員会は採決で物事を決める場ではないということは大原則ということは確認をさせていただきたいと思います。しかし、これを慣例、前例とすることがないようにと皆さんで確認していただきながらも、今回につきましては、平行線のままだと思われますので、採決をとらせていただきたいと思いますけれども、そういった確認をさせていただいたうえで、採決をとることを御了承いただけますでしょうか。
〔「はい」の声あり〕
○杉本委員長 三谷委員よろしくお願いします。
それでは、採決をさせていただきます。
議提議案第7号が一事不再議に当たるとすることに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○杉本委員長 挙手少数であります。よって、議提議案第7号は、一事不再議に当たるとすることは、否決されました。これにより、議提議案第7号は、一事不再議に当たらないことになりましたので、御了承願います。
〔「はい」の声あり〕
○三谷委員 この委員会で一事不再議に当たらないという御決定をされるというのはやむを得ないと思いますが、私どもは、これはあくまでも一事不再議に当たると思っておりますので、委員会の決定はどうあろうとそれは変わりませんので、その点は改めて申し上げたいと思います。
○杉本委員長 ほかよろしいでしょうか。
〔「はい」の声あり〕
○杉本委員長 次に、本議提議案の審議日程について、御協議願います。
去る6月28日の委員会で、この議提議案については、委員の方から、できるだけ速やかに審議してほしい旨の御意見もいただいたところです。速やかな審議ということになりますと、例えば、休会日でありますが7月24日に本会議を開催して上程し、議案に関する質疑を行い、休会中に委員会審査を行っていただいたうえで、9月定例月会議の議案上程日である9月14日に採決という日程が考えられます。審議日程案について、御意見等がありましたらお願いします。
○水谷委員 今、委員長がおっしゃったスケジュールで我々としてはお願い申し上げたいと思いますので、よろしく御配慮をお願いします。
○杉本委員長 ほかにいかがでしょうか。
○三谷委員 24日に上程して、提案説明し、質疑をし、委員会付託までそこで行うということですね。
○杉本委員長 はい。
○三谷委員 わかりました。
○杉本委員長 そのような日程を提案させていただいたんですけれども、よろしいでしょうか。
○中嶋委員 基本的にそのスケジュールで構わないかと思うんですが、7月24日に上程して提案説明し、そして質疑をして委員会付託という、特に、上程して提案説明してから質疑に至るまでの間については、通告を受けての答弁をつくっていただかなければいけない方々のことを考えると、それなりの時間の確保というものは御配慮いただきたいなと思います。ただ、だからといって別の日にまた本会議を開いて質疑をやるというところまで延ばす必要もないというふうなことも思っておりますので、同日の中で結構なんですが、できるだけ答弁者、質疑者の方も当然でしょうけれども、質疑の内容、それが答弁者に伝わって、答弁者が答弁を十分準備できる時間的余裕というのはぜひ御配慮いただきたいと思うところです。
○杉本委員長 先ほど、その日にするとすれば、質疑の通告を行ってから答弁に至るまでの間、少し答弁者がそれを検討する時間的なものも確保してという御意見がありましたけれども、それも含めてよろしいでしょうか。
〔「はい」の声あり〕
○杉本委員長 それでは、本会議の開催及び本議提議案の審議についてですけれども、本議提議案は、7月24日は休会の日にあたりますが、会議規則第6条第4項の規定に基づき、定刻より本会議を開催し、審議することといたしたいと存じますが、いかがでしょうか。
〔「はい」「異議なし」の声あり〕
○杉本委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、本議提議案の審議については、本会議で議提議案提出者の代表者から提案説明を受けた後、本会議を休憩して議案聴取会を開催し、その後、本会議を再開して議案に関する質疑を行ったうえで、選挙管理委員会の業務を所管する総務地域連携常任委員会に付託し、審査を行っていただいた後、9月14日の本会議で採決を行うことでいかがでしょうか。
〔「はい」の声あり〕
○杉本委員長 それでは、そのようにいたします。
なお、総務地域連携常任委員会における付託議案の審査につきましては、9月13日までに審査を終了するよう審査期限をつけることとし、7月24日の本会議においてお諮りしたいのですが、いかがでしょうか。
〔「はい」「異議なし」の声あり〕
2 次回の議会運営委員会について
特に御協議いただく事項が出てこない限り、質疑者について御調整いただくため、7月24日の議案聴取会終了後に開催することとされました。
3 その他
議案に関する質疑を行う本会議の再開時間については、質疑者数を考慮して本会議休憩中の議会運営委員会で決定することとされました。
なお、本会議の再開は、午後からになる可能性もあることが確認されました。
【協議】
○長田委員 今、議事日程を御説明いただいたんですが、確か午後1時から戦没者追悼式があると思います。午前10時に開議はよろしいんですが、先ほどの、質問に対しての考える時間が欲しいということの中で、議案質疑については例えば午後3時からとか、その辺の日程については決めなくてよろしいんですか。
〔「なるほど」の声あり〕
○杉本委員長 午後1時から2時10分が戦没者追悼式になっておりますので、本会議は、そうしますと、議案聴取会があって、そしてその後、議会運営委員会を開かせていただいて、質疑者の各会派からの御意向をお聞かせいただく、そこまでにさせていただいて、その後、午後から追悼式があります。そして、追悼式が終わってから、午後3時半ごろからになるかと思いますけれども、議案に関する質疑ということで行っていくのはいかがでしょうか。そういう形でよろしいでしょうか。
〔「はい」「わかりました」の声あり〕
○中嶋委員 基本的にそれでいいと思うんですけど、午前中で行われるであろう議運の中で、やっぱり質疑者のボリュームにもよると思うので、そこはフレキシブルに考えるということで、基本的には今のでよろしいかと思います。
○杉本委員長 そうですね、ゼロという場合もありますし。そのあたりのボリュームについてはその後の議運で諮るということで、午後からにするのかも、そのまま少し間を置いて、午前中でやるのかというところは、その中の議運で諮らせていただくということでよろしいでしょうか。
まあ、皆さんの御日程もあろうかと思いますので、午後からになる可能性もあるということで御了解をいただきたいと思います。
ほかに何かございませんでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
〔閉会の宣告〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
議会運営委員長 杉本 熊野