三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成29年度 委員会会議録 > 平成29年10月31日 防災県土整備企業常任委員会 会議録
予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会
会議録
(開会中)
開催年月日 平成29年10月31日(火曜日) 午前10時1分~午前11時16分
会 議 室 301委員会室
出 席 委 員 8名
委員長 野口 正
副委員長 中瀬古 初美
委員 倉本 崇弘
委員 小島 智子
委員 大久保 孝栄
委員 藤田 宜三
委員 水谷 隆
委員 山本 勝
欠 席 委 員 なし
出席説明員
[企業庁]
企業庁長 山神 秀次
副庁長 小野 美治
次長 森 高広
企業総務課長 米川 幸志
財務管理課長 池田 三貴次
水道事業課長 東海 明
工業用水道事業課長 田中 利幸
電気事業課長 小森 健児
その他関係職員
[県土整備部]
部長 水谷 優兆
副部長(企画総務担当) 喜多 正幸
副部長(公共事業総合政策担当) 渡辺 克己
次長(道路整備担当) 志々田 武幸
次長(流域整備担当) 吉田 勇
次長(都市政策担当) 里 宏幸
次長(住まい政策担当) 古川 万
市町連携総括監 真弓 明光
工事検査総括監 片山 靖浩
県土整備総務課長 梅村 和弘
県土整備財務課長 紀平 益美
公共用地課長 大西 宏明
公共事業運営課長 飯田 充孝
技術管理課長 稗田 寿次郎
建設業課長 髙木 和広
道路企画課長 井戸坂 威
道路建設課長 中野 伸也
道路管理課長 中平 弘
河川課長 松本 英之
防災砂防課長 関 泰弘
港湾・海岸課長 城本 典洋
施設災害対策課長 梅谷 幸弘
都市政策課長 枡屋 武
景観まちづくり課長 山田 純
下水道課長 森 伸生
建築開発課長 岡村 佳則
住宅政策課長 長谷川 高史
営繕課長 杉野 健司
建設企画監 佐竹 元宏
建築審査監 近藤 貴志
その他関係職員
[防災対策部]
部長 福井 敏人
副部長 東畑 誠一
次長(災害対策担当) 坂三 雅人
危機管理副統括監 田中 健一
防災対策総務課長 米田 昌司
消防・保安課長 山路 栄一
防災企画・地域支援課長 上村 正典
災害対策課長 梅川 幸彦
危機管理課長 竹内 康雄
コンビナート防災監 河口 直樹
その他関係職員
[監査委員事務局]
次長 川添 洋司
その他関係職員
委員会書記
議事課 主幹 吉川 幸伸
企画法務課 主査 大森 貴仁
傍聴議員 なし
県政記者 なし
傍聴者 なし
議題及び協議事項
第1 分科会(企業庁関係)
1 所管事項の調査
(1)平成30年度当初予算編成に向けての基本的な考え方
第2 分科会(県土整備部関係)
1 所管事項の調査
(1)私債権の放棄について
(2)債権処理計画(平成28年度実績・平成29年度目標)について
(3)平成30年度当初予算編成に向けての基本的な考え方
2 議案の審査
(1)認定第5号「平成28年度三重県一般会計歳入歳出決算」(関係分)
(2)認定第15号「平成28年度三重県港湾整備事業特別会計歳入歳出決算」
(3)認定第16号「平成28年度三重県流域下水道事業特別会計歳入歳出決算」
第3 分科会(防災対策部関係)
1 所管事項の調査
(1)平成30年度当初予算編成に向けての基本的な考え方
2 議案の審査
(1)認定第5号「平成28年度三重県一般会計歳入歳出決算」(関係分)
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
第1 分科会(企業庁関係)
1 所管事項の調査
(1)平成30年度当初予算編成に向けての基本的な考え方
ア 当局から資料に基づき説明(なし)
イ 質問 なし
2 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔当局 入れかえ〕
(休 憩)
第2 分科会(県土整備部関係)
1 所管事項の調査
(1)私債権の放棄について
(2)債権処理計画(平成28年度実績・平成29年度目標)について
ア 当局から資料に基づき説明(水谷部長)
イ 質問 なし
(3)平成30年度当初予算編成に向けての基本的な考え方
ア 当局から資料に基づき説明(なし)
イ 質問
○野口委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。
○大久保委員 昨日もちょっと申し上げましたけれども、この施策113の治山・治水・海岸保全の推進ですけれども、やはり最近の急激な雨量なんかによって、その川の容量がもうすごくオーバーしてしまって越水するところが多くて、この現状と課題のところかな、基本的な考え方のほうのマル2番でもそうなんですけども、河川堆積土砂について、今までしていただいていて、数も多くて優先順位もつけていただいているとはもうわかっているんですけれども、その土砂の撤去する回数ですとか、その距離というのかな、長さとか、その量についてちょっと考えていかないといけないんじゃないかなと強く思っているところです。しかもその土砂撤去をしてもらったときに、その上の葦だけをとってしまって根っこが残っている状態で、またすぐ生えてというような、何かこうちょっと仕方も技術的なところもちゃんとしていかないといけないんじゃないかなというのを特に思いましたので、その河川堆積土砂のことをやっぱりもうちょっと範囲を広げてやっていただきなっていう思いと、それから、集中豪雨に対する耐えられるような河川維持管理というのをしていかないといけないと思うので、今三重県中というか日本中なんですけれども、川がやはり耐えられない状況になっていて、またそこで護岸が壊れて直すってなると、またその地域の人たちはそこへ住みにくくなるというか、住むのが嫌になってくるというのが繰り返し繰り返しずっと起こっていると。まちづくりとしてもそうですし、次の施策353にもつながるところですけど、安全なまちづくりとしては安全ではないんじゃないかってやはり皆さんは思ってくると思うんで、これはやはり県の責任が大きいと思いますんで、その来年度の取組について、特にこういう災害が普通に起こるというような状況の中の認識のことっていうのをちょっと入れていただきたいなと思うんですけども、いかがでしょうか。
○水谷部長 委員御指摘のように、最近の雨の降り方、あるいはその川の状況等々を考えて、河川堆積土砂撤去は、河川の流れる容量を増やすための即効性のある取組であるということで、我々としても重点的な取組をしておりまして、今年度も全体として公共事業予算が対前年度85%と大きく減少する中でも、河川堆積土砂撤去に係る予算については、対前年度と同額ということで準備をさせていただいて、撤去に努めておるような状況です。ただ今年度は、その予算としてそういう置き方をしてはあるんですけれども、台風21号、22号という災害が起こりましたので、もう一度そのずっとやり方の中で災害復旧で何とか少しでもたくさんとっていこうという方針でやっているので、今回もしっかりと災害調査をやって災害申請を行って、少しでもその当初予算で準備していなかった部分についても、特に今回の雨で流出した分についてはしっかりと災害費の中でできるような手だてはやっていく準備はしたいなと思っています。あとその委員御指摘のように、実際のところ、掘削に係る経費よりもそれの残土処分、運搬費に係る経費のほうが多いような現場もたくさん見られるような状況になってきています。残土を捨てる場所については公募をするとか様々な方法を用いて、少しでも近くで有効利用できるようなところがあればということで探してはいるんですけども、もう一段の方法というのは工夫する必要があるところに来ているのかなとも思っていますので、そこはもう一度残土処理に係る経費の削減方法について検討していきたいなと思っておりますし、あと河川の中に生えたもうある意味樹木みたいなところになってしまっている川もあるんですけれども、それがですね、堆積土砂はさほどないんですけども、木が生い茂っていることによってあたかも堆積しているような誤解を招くとか、まさにその木自体も川の流れを阻害するような現場も見られるようになってきますので、堆積土砂撤去とは別に河川内の樹木の撤去ということもあわせて、重点的な取組としてやっていきたいなというふうには考えております。
○大久保委員 ありがとうございます。もうまさにそのとおりで、その樹木というか、草木が流れることによって、それがどっかに詰まってしまったりとか、また今回はよくあったのが獣害対策の網にそれが引っかかってしまって、結局その獣害対策でつくった施設も壊れてしまうというようなことがあったんで、やはりそれを取り除くことが地域の安全・安心と皆さんのメンタル的な部分、また農業の部分とかに大きく関係してくると思うので、ぜひその辺のことも進めていっていただきたいなと思うんですね。それでその残土処分については、市町とも連携をしながら、ぜひ積極的にそういうところを教えていただけるというような関係性を引き続きしていただいて、確保していくことが必要なんじゃないかなとやはり思います。
あと、災害復旧ですけれども、災害復旧はもとの状態に戻すのがやっぱり災害復旧ですよね。だけども、それをもとに戻したらまた同じ災害が起こってしまった場合、やはり改良復旧ということも今後すごく大事になってくるんじゃないかなと思うんですね。その護岸とか整備したときに、ちょっと30センチ上げるですとか、何かこうちょっとした改修というのも必要になってくるんじゃないかなと思うので、何かうまく結びつけてできる方法がないか、国のほうの何かも探していただいて、できればいいなと思うんですけれども、また引き続きその辺もよろしくお願いしたいと思います。
○野口委員長 もう意見・要望でよろしいですね。
○大久保委員 そうですね、はい、よろしくお願いします。
○野口委員長 ありがとうございます。
○水谷委員 今の堆積土砂についてに関連して、ちょっとお願いしたいんですけども、要するに今回の21号でも相当の大雨が降ったと。特に私の地域としてはですね、メーンが員弁川という川があって、それは当然支川からいろいろ入ってくるわけね。特に山のほうについては、もう堆積土砂がすごいたまっていると。今、途中少し土砂の撤去をしていただいておりますけれども、この辺の土砂の撤去が上流のほうからも相当な堆積がしておるんですよ、上流のほうも川が狭いんでね、上流は。そういったところもぜひ進めていただきたいんですけども、今、その土砂を置く場所、これが前僕も聞いたんだけども、それは民有地には置けないんですか、そのとった土砂を。何か公共の施設、あるいはその土地しか置けないって、前、僕はお聞きしたんだけども、それはどうなんですか。
○水谷部長 公募してやっているというのは、民有地で捨てるところがあればそこへ捨てさせていただくということですね。民有地での処分をかなりの数やっています。ただ、原則として、地目変更はしない。宅地造成ではありませんので、雑種地としてのところであれば、捨てさせていただいた後も雑種地になるようなところっていうふうな考え方です。宅地になるような、地目が変更になるようなところまでの民地の埋め立てっていうのは今のところやっていない、やらない方針であるというところです。
○水谷委員 我々の地域、いなべのほうは相当土地はいろんな意味で余ってるんで、もし地主が了解すれば、幾らでも置ける場所はあるんで、そういった点については、特に僕は問題ないというふうに思うんで、ぜひそういったことも含めて進めていただきたいし、先ほども樹木がたくさんあると。これが非常に判断させる要因になってきてるんで、ここにも書いてあるように、土砂の発生抑制に向けた取組、これを進めていくということなんですけども、これは具体的にどういうことを、その地域によっては変わるんでしょうけども、考えてみえるんですか、ちょっと教えてください。
○水谷部長 基本的に、一番の発生抑制対策は砂防ダム、砂防堰堤をつくることが一番実効性のあることなんですけども、それについてはそう幾つも、予算の関係もあるんで。あとは治山の様々な取組連携をしながらやって、治山での発生抑制対策もお願いしながらやっていくというところがここ一、二年の新たな取組としてやっているところです。
○水谷委員 砂防ダムってなかなか簡単にできませんので、普通の狭い川であれば、やっぱり雑草・樹木を早目に撤去するしかないと思う、ほとんどもう樹木が多いんですよ。川の中に川か森かわからんぐらいの。これを、やっぱり早目に皆さんチェックしていただいて、ぜひ進めていただきたいと思う。確かに厳しい財政の中でお金はかかりますけれども、それはぜひ僕も進めていただきたいと思いますんで、よろしくお願いします。
○野口委員長 意見・要望でよろしいですね。
○水谷委員 はい。
○野口委員長 ほかにございますか。
〔「なし」の声あり〕
○野口委員長 ほかになければ、これで県土整備部関係の所管事項の調査を終了いたします。
〔監査委員事務局 入室〕
2 議案の審査
(1)認定第5号「平成28年度三重県一般会計歳入歳出決算」(関係分)
(2)認定第15号「平成28年度三重県港湾整備事業特別会計歳入歳出決算」
(3)認定第16号「平成28年度三重県流域下水道事業特別会計歳入歳出決算」
ア 当局から資料に基づき補充説明(水谷部長)
イ 質疑
○野口委員長 御質問、御質疑があればお願いいたします。
○藤田委員 ちょっと教えてほしい。
37ページの不用額が指定管理料の精算残による、この表現、何をちょっとわからないんで教えてほしいんです。
○里次長 下水道を管理していくのに、市町の利用者から負担金をいただいております。それをもとに指定管理料として下水道公社に維持管理をしていただいております。その指定管理料は毎年、毎年というか、計画的に見積もって指定管理料を計上しているんですが、1年経過したときに精算をいたします。その精算する際には水量も変わっておりますし、運転の仕方もその都度変わりますので、残金が発生いたします。その残金が予算上は不用額として……
〔「出てくると」の声あり〕
○里次長 出てくるということでございます。
○藤田委員 ありがとうございました。よくわかりました。
○野口委員長 ほかにございませんか。
〔「ございません」の声あり〕
○野口委員長 なければこれで認定議案に対する質疑を終了いたします。
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 認定第5号(関係分) 挙手(全員) 認定
認定第15号 挙手(全員) 認定
認定第16号 挙手(全員) 認定
3 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔当局 入れかえ〕
(休 憩)
第3 分科会(防災対策部関係)
1 所管事項の調査
(1)平成30年度当初予算編成に向けての基本的な考え方
ア 当局から資料に基づき説明(なし)
イ 質問
○野口委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。
○大久保委員 施策112の7ページのところですけれども、「三重県版タイムライン」についてですが、これ、6月から試行していただいていると思うんですが、先日の台風21号なんかのときにはこれを実際試されたのか、またそのことについてどういう状況だったのかをちょっと御説明いただければと思います。
○上村課長 「三重県版タイムライン」につきましては、総括部隊と申しまして、防災対策部を中心に、まず、第一義的に災害対応する部隊がございまして、そちらのタイムラインにつきましては、6月1日から実際に台風が来た段階で発動しております。せんだっての台風21号、22号についてもこのタイムラインを発動いたしまして、それぞれのタイムラインレベルに応じた行動項目を的確に今やっているところでございます。21号につきましてはタイムラインレベル4といいまして、災害対策本部で2班体制というところまで来ました。22号の場合はレベル3まで行きました。それと同時に、県民の皆さんに注意喚起のツイッターをかなりの回数発信させていただいて、県民の皆さんにそのタイムラインレベルごとの台風の接近時でありますとか、警報が出た段階でありますとか、あと避難勧告が出た段階等々で注意喚起をツイッターでさせていただいております。
以上でございます。
○大久保委員 ありがとうございます。この21号のときはかなり大きな台風だったと思うんですけれども、いつも私たちも防災みえを参考にして、ほとんどずっとあれを見ているわけなんですが、もうそこで情報発信していただいているんですけれども、そのタイムラインと防災みえとは特にリンクしているというのはないんですか。
○上村課長 タイムラインは基本的に災害対応する公助の機関ですね、私どもと市町、それから救助機関である自衛隊、海上保安庁、それから河川国道事務所とか、気象台、そういったところの連携をするものでございまして、県民向けにはツイッターという形で情報提供させていただいておりまして、防災みえにつきましては、被害報のまとめでありますとか、避難勧告の出ぐあいでありますとか、避難所の開設状況とか、そういったものの情報を提供させていただいております。
○大久保委員 ありがとうございます。じゃ、そのタイムラインを使っていただいて何か問題点とか、今後の課題というのは出たんでしょうか。
○上村課長 はい。6月からの出水期で、台風でいろいろ試行してまいりましたので、今、各関係機関とその試行段階においていろんな検証をやっているところなんですけども、行動項目の、基本的にタイムラインというのは抜け、漏れ、落ちがないような形でやりますので、こういうことが必要であるとか、そういう行動項目の追加であるとかですね、あとタイムラインレベルで行動項目は決まっているんですけども、もう少し早いレベルで例えばリエゾンなんかの受け入れの調整をしたほうがいいよねとか、そういったことを今検証してまとめているところでございます。
○大久保委員 ありがとうございます。どんどん課題が出てきて、解決していって、またよりいいタイムラインになっていくと思うので、引き続き検証を重ねながらよろしくお願いしたいと思います。
○藤田委員 そのタイムラインの動きについて、我々議員が知り得る方法というのはないんですか。
○上村課長 今のところ、タイムラインの行動項目というのはこんなものだとお示しをさせてもらったんですが、実際のその運用の中でということですね。
〔「そうですね」の声あり〕
○上村課長 運用の中では、今のところはございません。
○藤田委員 執行部、それに関係するところがタイムラインに基づいて行動していただく最も重要なことだなと思うんですが、今回の場合ですと、南のほうの議員の皆さんがどんな動きをしているんだということを、議員としてもつかんでおきたいという要望はあるのかなと思うんです。先ほどおっしゃったように、防災みえでもいわゆる県民に対して情報を出すということについては、我々捉えることができますけれども、その全体の動きというものを我々もつかんでおきたいなという要望が、ほかの皆さんはどうかわかりませんけども、もし私の地域でそういうことが起こってきたときに、いち早く情報をつかみながら我々としてやれることがあればかかわっていきたいという思いは議員の皆さんはあろうかと思うんですけども、その辺のところのお考えというのはございませんか。
○福井部長 基本的には、課長が申し上げたとおり、県なり防災関係機関が行う防災活動を抜け、漏れ、落ちがないようにしようということでございますので、そこを基本には考えています。ただ、委員御指摘の点もよくわかりますので、今、総括部隊のタイムラインだけ整理しているところなんですが、この後、社会基盤整備部隊であったり、救援物資部隊であったり、被災者支援部隊であったりと、そういうタイムラインを今年度中に策定をしていって、それで三重県版タイムラインというのが一定、継続的改善は当然していくんですけれども、でき上がるというような状況になります。タイムラインというのはその項目があって、その状況に応じて例えば先ほど課長が申し上げたように、リエゾン、緊急派遣チームを送ろうとかですね、24時間体制で実はやっておる状況でありまして、刻々と動いている状況の中で技術的にそれがなかなか難しい部分もあるかなというふうには思っております。ただ、委員の方々にどのような方法で提供することができるのかということは、今後全体のタイムラインの検討の中で深めていきたいなというふうに思っております。
○藤田委員 わかりました。災害発生時というのは非常に大変な状況はわかっていますので、その中でそういうその1項目、部長がおっしゃったように、検討の課題にしていただきたいなということをお願いをして、以上です。
○小島委員 1点確認というか、教えていただきたいんですが、海抜ゼロメートル地帯の広域避難について、ここには広域避難に係る具体的な対応の整理を進めますって書いてあるんですが、具体にどんなことをどういうふうに進めていただくのかという、こうイメージというか、何かなって思うので、そのあたりをちょっと確認させてください。
○坂三次長 昨年度の秋ですね、2市2町、木曽岬町それから桑名市と東員町、いなべ市という形で協定を結ばせていただいて、それに対してどういうふうにオペレーションを組んでいくのかということで、今現在、例えばスーパー伊勢湾台風のような風水害があったときに、かなりのリードタイムというのがありますので、例えば到達する24時間前にどのような避難行動をとっていただくのかというふうなことを検討しております。具体的には、車で避難するのか、それともバスを調達して避難をするのか、車で避難した場合に駐車場というのは確保できるのかっていうふうなことをですね、今例えば個人で持ってみえる車の台数を調べたり、その台数が一遍に東員なりに向かったときに非常に交通困難が生じると。リードタイムの中で動くとはいえ、そういう交通困難も生じるだろうというふうなことで、例えばそういったところでどう対応ができるのか、バスの調達についても何台ぐらい調達ができるのかというふうな、自家用車での避難の可能性、それからバスでの避難の可能性、その両にらみで今検討しておると、そんな形でございます。
以上です。
○小島委員 ありがとうございました。交通手段とか逃げる手段を具体的に想定をいただいてやっていただくということは、わかりました。
玉突きが多分起きて、避難所についてもどうするのかわかりません。市町を飛び越えて避難所設定をするのか、玉突きに行くのかというあたりとかも市町と話をしながら具体のことを決めていっていただくのに、県がイニシアチブをとって広域でやっていただくという捉えでいいですか。
○坂三次長 今、桑名の地域防災総合事務所がそこの検討のところに入りまして、2市2町で調整できるような形で、避難所をどこにするのか、そういったことも含めて検討しておる状況でございます。
○小島委員 これは平成30年度内に一応のことは完結をするという、そういう目途で進めていただくということですか。
○坂三次長 平成30年度内、そうですね、ちょっとお尻がどこになるかというのは、いろんな課題がありまして、その市町の2市2町の中で解決できないような、例えば国のほうで対応していただくような、いわゆるその避難のタイミングの判断というのは、やはりその気象情報をきちっと分析した上で、国に助言を求めながらやっていかなければならないとかですね、そういった課題もございますので、こちらの主体的な検討の中で期限を切ってというのはなかなか難しい課題もあると思いますけれども、できる限り早く結論を出していきたいというふうな考えでございます。
○野口委員長 他にございませんか。
なければこれで防災対策部関係の所管事項の調査を終了いたします。
〔監査委員事務局 入室〕
2 議案の審査
(1)認定第5号「平成28年度三重県一般会計歳入歳出決算」(関係分)
ア 当局から資料に基づき補充説明(福井部長)
イ 質疑 なし
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 認定第5号(関係分) 挙手(全員) 認定
3 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
○野口委員長 ほかに何か御意見はありませんか。
○福井部長 台風21号の災害状況は、刻々動いている部分もありますので、昨日現在までの取りまとめ報をまとまり次第ですね、委員にはまた後ほど配付をさせていただきいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○野口委員長 なければ委員間討議を終了いたします。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会委員長
野口 正