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平成29年5月31日 障がい者差別解消条例策定調査特別委員会 会議録

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                                                   障がい者差別解消条例策定調査特別委員会

                                                                          会議録

                                       (開会中)

 

開催年月日  平成29年5月31日(水曜日)   午前10時0分~午前10時18分
会議室     601特別委員会室
出席    13名
            委員長      杉本 熊野
            副委員長   小林 正人
            委   員   芳野 正英
            委   員   中瀬古 初美
            委   員   岡野 恵美
            委   員   倉本 崇弘
            委   員   田中 智也
            委   員   木津 直樹
            委   員   山内 道明
            委   員   藤田 宜三
            委   員   津田 健児
            委   員   三谷 哲央
            委   員   中森 博文
欠席    なし
出席説明員   なし
委員会書記
            議 事 課     主幹    黒川 恭子
            企画法務課   主任    樋口 慎也
傍聴議員    なし
県政記者    2名
傍聴者        6名
議題及び協議事項
Ⅰ 活動計画の作成について
Ⅱ 次回の開催について

【会議の経過とその結果】

〔開会の宣言〕

Ⅰ 活動計画の作成について

○杉本委員長 本委員会は、去る5月18日の本会議において設置されたところであり、その所管事項は障がい者差別解消条例の策定に向け、調査・検討を行うことであります。
 本日は、この所管事項を調査するに当たり、今年度どのように委員会を進めていくかについて御協議をいただきます。
 それでは、お手元に配付の資料2、活動計画書の様式をごらんください。
 活動計画書の作成に当たりましては、最初に重点調査項目の選定からお願いをいたします。
 次に、委員会の最終目標、いつごろどのような形の最終目標を置くかを御協議いただきます。
 最後に、最終目標に向けて、具体的な調査方法について御協議をお願いしたいと存じます。
 なお、資料としてお手元に資料1、資料2及び参考資料を配付いたしましたので、ごらんください。
 それでは、資料に沿って御説明させていただきます。
 まず、資料1をごらんください。
 「2 活動計画について協議」のところが本日御検討いただく部分となります。
 特別委員会の所管事項に基づき調査項目を確認していただき、調査期間及び条例の提出目標時期について御協議いただいた上で、調査項目に係る具体的な調査方法及び内容を御検討いただくこととなります。
 御検討いただき、決定した内容については、資料2の活動計画書の形でまとめることとなります。
 それでは、資料2をごらんください。
 まず初めに、重点調査項目について御協議願います。
 特別委員会の調査事項は、重要かつ緊急性の高い県政課題とし、あらかじめ常任委員会の所管事項との関係を明確に整理し調整した上で、目的達成型の特別委員会となるよう課題を絞って調査を行うものとするという代表者会議の申し合わせがございますので、このことも踏まえて調査範囲の絞り込みを行っていきたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
 御意見があればお願いしたいと思いますが、なお、資料2には、正副委員長の案を例として記載させていただいております。例として1つだけ記載させていただいておるんですけれども、重点調査項目については、いかがいたしましょうか。

○岡野委員 ちょっとよくわからないんですけれども、重点調査項目ということで、この解消に関するこちらの県の条例をつくるということではだめなんですか。それを細かく言うわけですか。

○杉本委員長 調査事項は、そこの1番に書いてありますように、代表者会議で決定していただいたとおり、障がい者差別解消条例の策定に向け、調査・検討を行うというのが調査事項なんですが、調査・検討に当たって何を重点的に調査するかということで、まず、正副委員長案として1つお示ししてあるのが、障がい者差別の解消に関連する、まずは法律及び他の都道府県の条例を調査し、23の道府県が策定しておりますので、そのあたりを調査し、条例の検討を行う、これはまずは要るかなということで、正副委員長案としてお示ししてあるんですけれども、策定に当たってほかに重点調査項目、これも含めてですけれども、あればお伺いしたいと思います。

○岡野委員 この政務法務レポートですか、企画法務課が出していただいている障がい者差別の解消等に関する法制についてという、私どもに資料提供していただいた、これが非常によくまとまっていて、いいんじゃないかなと思うんです。私は、こういう条例をつくるときに、やはりいろいろな思いがあると思うんですが、大体同じような見解で意思を合わせていったほうが、突拍子もなくいろいろなことがぽんと出てくるよりも、どういう状態なのかということを、だから、そのためにこの法律というのをまず学ぶと。それから、それに対してほかの都道府県の条例で、先進県がありますので、それを見ていくという、それは順番としていいと思うんですが、そういった法律を学び、そして三重県の実態はどのようになるかということを押さえることが必要かなというふうに思うんです。
 私は、三重県手話言語条例のときも感じたのですけれども、関係団体の聞き取りが後のほうになってしまって、現状をわからないままにお互いの言い合いみたいな格好で、初めのほうはまとまらなかったような気がするんです。ですので、三重県の実態が皆さんの中で統一見解というか、統一にわかるような状態にしていくということが、いろいろと調査することで、より明確に出てくるんじゃないかなというふうに思うものですから、その学習から始めて、そして団体の皆さんからの聞き取りも行いながら問題点を把握して、抜けているところについてきちんと調査していくというようなことが必要かなというふうに思います。

○杉本委員長 ありがとうございます。
 岡野委員からは、ここにお示しした法律やほかの道府県の条例をまず調査し、その後、三重県の実態を調査してはと。

○岡野委員 違う違う、順番が違って、委員長、済みません。まず、法について学び、そして、三重県の実態をきちんと押さえた上で、問題点を明らかにした上で調査に行ったらどうかというふうに思います。

○杉本委員長 という御意見をいただきましたが、ほかの委員はどうでしょうか。
 順番でありますとか、もう少し詳しい調査内容はその後の活動計画の中で御協議いただくとして、重点調査項目について、ほかの委員の方、いかがでしょうか。

○三谷委員 岡野委員がおっしゃったのはごもっともなお話ですので、この重点調査項目、これは法律のことも学び、他の都道府県の条例を調査するのも大事な話ですし、県内の実態の調査も大事だと思いますので、その県内の実態調査を1項目、これに書き加えれば、重点調査項目としておさまるのではないかと思いますけれども。

○杉本委員長 ありがとうございます。

 ほかの委員はいかがでしょうか。よろしいでしょうか。

          〔「はい」の声あり〕

○杉本委員長 そうしたら、文言の詳細については正副委員長に御一任いただきたいと思いますが、法律、それから条例の調査をし、実態を調査するということで、重点調査項目とさせていただきたいと思います。
 次に、調査項目に係る委員会としての最終目標及び活動計画の具体的な調査方法及び内容について御協議をお願いいたします。
 あらかじめ正副委員長で全体の流れを調整し、活動計画書案のたたき台をつくらせていただきましたので、私から説明をさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。

          〔「はい」の声あり〕

○杉本委員長 はい。その表をごらんください。
 今後の活動については、調査項目や調査期間を検討して、来年度、平成30年6月に条例案の提出を行うことを目標と想定し、それに向けて月1回の開催と仮置きしてあります。
 具体的には、まず9月ごろまでに当局からの説明聞き取り、6月に当局からの聞き取り、そして、7月、8月と法令や他の都道府県の条例の調査を行い、その後、9月、10月と参考人招致等を行い、条例案の策定に当たっての理解をまず深めたいと考えました。それを踏まえて、11月、12月と条例案の方向性を整理し、委員の意見を集約して、平成30年1月を目途に本委員会の条例案の素案を作成したいと考えております。その後、再び当局、関係者への意見聴取等を行い、平成30年6月に条例案を提出できるような計画案をたたき台として作成いたしました。
 いかがでしょうか、御協議をお願いいたします。
 この活動計画については、委員会が活動していく中で変更が生じた場合には、その都度、修正を委員会で協議しながら進めていきたいと思いますので、これは計画ということで御協議をお願いいたします。

○藤田委員 これを見せていただいて、先ほど岡野委員のおっしゃられたことも含めて考えさせていただくと、このやり方でいいのかなというふうに私は思いますが。ぜひと思います。

○杉本委員長 ありがとうございます。

          〔「いいのかなというのはどういうこと」の声あり〕

○藤田委員 ごめんなさい、日本語は大変難しゅうございます。これでいいと思います。よしとすると。グットということでございます。これ、後ろにクエスチョンマークはございませんので。

○杉本委員長 ほかはいかがでしょうか。

○中森委員 計画を見せていただきますと、すべからく丁寧に順序よくやっていただいているので、非常にいい計画をつくっていただいたと思います。
 県当局も、もう既に検討している部分もあるんではないかなと、みずから県として何らかの行動を起こしている部分が既にあるので、それはしっかりと受けとめながら、県当局が条例をつくるということと我々が議提条例をつくるということのやはり相違があるわけですので、我々の価値を高めるためには、やはりその辺の県当局としっかりと調整した上ですることが、まず第一に重要なところの1つであると思います。
 もう一つは、参考人招致のところについては、複数の日を設定していただいていますので、それで、具体的にはその中で決められるんであろうと思うんですけれども、団体によってはいろいろなお考えを持たれたり、団体同士で場合によっては意見の相違があるかもわかりませんので、そういうことは非常に議会としては冷静な判断をせざるを得ないというところがあろうかと思います。その点についても、県民に対してこうあるべきという、例えば合理的配慮の一つにしても、考え方を議会として決めるわけですので、多様な団体がある中でも、やはりここは責任を持った対応をするということからすると、日にちの設定は複数を設定していただいたり、我々は多くの団体から意見を聞きながら、委員間討議を深めるということが重要ではないかなということを考えますと、この日程は非常にいいんではないかなと思います。よろしくお願いいたします。

○杉本委員長 ありがとうございます。
 ほかの委員の皆さん、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。

○津田委員 これでいいと思います。ただ、三重県手話言語条例のときに思ったんですけれども、予定より大分長くなったと思うんですね。その原因は、皆さん、座長、委員長のほうにメッセージを、どこどこを勉強したいということが後からどんどん増えていった思い出があるんですね。
 一応デッドラインは、計画は計画としてやっていただいて、次の県内外調査、三重県手話言語条例のときも結構あちこち行った思い出があるんですけれども、その状況に応じて委員会で決めていただいたらいいのかなと思います。これでいいと思います。

○杉本委員長 ありがとうございます。
 ほかの委員の方、よろしいですか。

          〔「はい」の声あり〕

○杉本委員長 それでは、活動計画表は、これでいいということで御了承をいただきました。ありがとうございます。
 もう既に調査方法や時期についても、今、御意見を賜ったのですけれども、具体的な調査方法とその時期について御協議をお願いいたします。
 調査方法といたしましては、先ほどの資料2の「3 活動計画表」の中の例にもありますように、当局からの説明聴取、参考人招致、法令・条例の調査、県内外調査、委員間討議などが考えられます。
 なお、県内外調査につきましては、申し合わせにより、県内については日帰り調査を適宜、県外については1泊2日以内の調査を1回行うことができるとされております。具体的な調査方法について、県内外調査も含め御意見があればお願いをいたします。先ほど、もう既に出していただいたんですけれども。

○中森委員 意見として。積極的に県内外調査をしたほうがいいと思います。我々全ての委員が全国の調査をした上でしっかりと、行く行かんだけと違って、行かないところも資料を取り寄せることも含めて、それはしっかりと調査をすべきだと思います。

○三谷委員 県内外調査、ここに書かれているのは基本的な原則です。必要があれば、これはあくまでも原則ですので、機会をいただければ、それ以外にも調査できますので、それくらいの思いでやっていただければと思います。

○杉本委員長 よろしいでしょうか。
 積極的に、必要あらば、その都度ということで調査をしていきたいと思います。ありがとうございます。それでは、そのようにいたします。
 詳細につきましては、正副委員長に御一任をいただきたいと思いますので、御了承をお願いいたします。
 以上で、年間活動計画作成に当たって協議すべき事項を終了いたします。
 これまで御協議いただきましたことをもとに、正副委員長で活動計画書をまとめ、次の委員会で各委員に配付させていただきたいと存じます。

Ⅱ 次回の開催について

○杉本委員長 最後に、次回の委員会ですが、障がい者施策の現状等について執行部からの総括的な聞き取り調査を行いたいと思います。
 開催の日程については、後刻、調整したいと存じますので、よろしくお願いいたします。
 なお、執行部の出席者につきましては、部局長等に限定せずに、詳細な説明ができる職員に出席を求めることといたしますので、御了承をいただきたいと思います。
 御協議いただく事項は以上でございますが、ほかに何かございませんでしょうか。

          〔「なし」の声あり〕
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
障がい者差別解消条例策定調査特別委員長  杉本 熊野

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