三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成29年度 委員会会議録 > 平成29年6月23日 防災県土整備企業常任委員会 会議録
防災県土整備企業常任委員会
予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会
(開会中)
開催年月日 平成29年6月23日(金) 午前10時0分~午前11時53分
会議室 202委員会室
出席委員 8名
委員長 野口 正
副委員長 中瀬古 初美
委 員 倉本 崇弘
委 員 小島 智子
委 員 大久保 孝栄
委 員 藤田 宜三
委 員 水谷 隆
委 員 山本 勝
欠席委員 なし
出席説明員
[企業庁]
企業庁長 山神 秀次
副庁長 小野 美治
次長 森 高広
企業総務課長 米川 幸志
財務管理課長 池田 三貴次
水道事業課長 東海 明
工業用水道事業課長 田中 利幸
電気事業課長 小森 健児
機電管理監 和田 泰史
RDF発電監 宮下 孝治
その他関係職員
[県土整備部]
部長 水谷 優兆
副部長(企画総務担当) 喜多 正幸
副部長(公共事業総合政策担当) 渡辺 克己
次長(道路整備担当) 志々田 武幸
次長(流域整備担当) 吉田 勇
次長(都市政策担当) 里 宏幸
次長(住まい政策担当) 古川 万
市町連携総括監 真弓 明光
工事検査総括監 片山 靖浩
県土整備総務課長 梅村 和弘
県土整備財務課長 紀平 益美
公共用地課長 大西 宏明
公共事業運営課長 飯田 充孝
建設業課長 髙木 和広
道路企画課長 井戸坂 威
道路建設課長 中野 伸也
道路管理課長 中平 弘
河川課長 松本 英之
防災砂防課長 関 泰弘
港湾・海岸課長 城本 典洋
施設災害対策課長 梅谷 幸弘
都市政策課長 枡屋 武
景観まちづくり課長 山田 純
下水道課長 森 伸生
建築開発課長 岡村 佳則
住宅政策課長 長谷川 高史
営繕課長 杉野 健司
建設企画監 佐竹 元宏
人権・危機管理監 寺 和奈
建築審査監 近藤 貴志
その他関係職員
委員会書記
議 事 課 主幹 吉川 幸伸
企画法務課 主査 大森 貴仁
傍聴議員 1名
岡野 恵美
県政記者 3名
傍聴者 なし
議題及び協議事項
Ⅰ 常任委員会(企業庁関係)
1 所管事項の調査
(1)みえ県民力ビジョン・第二次行動計画における活動指標の見直しについて
(2)水道・工業用水道事業の浄水場における技術管理業務の民間委託について
(3)RDF焼却・発電事業について
Ⅱ 常任委員会(県土整備部関係)
1 所管事項の調査
(1)「平成29年版成果レポート(案)」について(関係分)
(2)「三重県財政の健全化に向けた集中取組(案)」における事務事業等の見直しについて(関係分)
(3)入札・契約制度の改善について
(4)屋外広告物の安全対策の充実について
(5)中勢沿岸流域下水道(志登茂川処理区)の供用について
(6)審議会等の審議状況について
Ⅲ 分科会(県土整備部関係)
1 議案の審査
(1)議案第117号「中勢沿岸流域下水道(志登茂川処理区)の維持管理に要する費用の市負担について」
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
Ⅰ 常任委員会(企業庁関係)
1 所管事項の調査
(1)みえ県民力ビジョン・第二次行動計画における活動指標の見直しについて
(2)水道・工業用水道事業の浄水場における技術管理業務の民間委託について
①当局から資料に基づき説明(山神庁長、森次長)
②質問
〇野口委員長 それでは、御質問等がございましたらお願いいたします。
○藤田委員 技術委託契約に関してちょっとお聞かせいただきたいんですが、水道に関しては包括的な民間委託は導入していない。それは県の判断が、実務の判断が必要だということで、させてないということなんですが、工業用水についてはどうなってますか。
○森次長 工業用水道事業につきましては、北伊勢工業用水道事業に包括的な民間委託を導入しておりますけども、設備面のところなんですが、複数の水源、伊坂ダムでありますとか山村ダムを持っておるということと、また、3つの浄水場を持っておる、また、管路が複線化もされているということでですね、少々の事故が発生した場合でも、水源の変更とか3つの浄水場での配水調整とか行うことが可能ですので、浄水場における判断や対応の開始までにやや時間的な余裕もありまして、工業用水道の浄水場には企業庁職員を配置していないということで、包括的に民間委託させていただいているというところです。
○藤田委員 そうすると、運営であったり、特に責任の重い部分の技術的な県としての継承ということに対する考え方はどうなってますか。
○森次長 民間委託はしておりますけども、日ごろの事故、故障などですね、私どもの職員が事業者と密接に連携をとりまして対応させていただいておるところですので、基本的には事業者責任というところがありますので、私どものほうで対応させていただいてます。
○藤田委員 おっしゃるとおりで、事業者責任は県にあるというふうに思います。その辺のところのですね、日常的にはそうすると職員は張りついていないというふうに理解していいんですか。
○森次長 浄水場の管理につきましては、今、山村浄水場のほうに民間事業者のほうが職員を配置しまして、日ごろの点検業務でありますとか、そういった業務をしていただいておりまして、そこに私どもの職員は張りついておりません。
運転監視業務は、北勢水道事務所のほうで中央監視という形で集中管理させていただいておりまして、隣の部屋に私どもの職員も控えておりますので、常日ごろから連携をとってやっているというところです。
○藤田委員 専門ではないのであれなんですが、その辺のところのいわゆる運営管理、トータル的なところで技術的な継承というのは大丈夫なんですか。ちょっと心配かなと素人考えですけども思うんですが、その辺のところはどんなふうになっているんですか。
○森次長 基本的には、先ほど申し上げましたとおり、事業者責任が私どものほうにありますので、民間委託はしているもののですね、事故、故障が起こった場合は私どものほうに必ず連絡をすることになっておりますので、事故、故障対応等の技術力の継承というのは、昔からも変わらないと思いますが、維持できていると思います。
○藤田委員 大丈夫だというお答えをいただいたということで了解はいたしますけども、やはり工業用水、水道のほうでそういう県としての包括的な民間委託を導入せずにやっているというその考え方の中でですね、やはり技術継承も含めて県が責任を持ってやっていただいておるということですので、その辺のとこも、何というんですか、そのことによって経営責任が問われるようなことのないように、ぜひよろしくお願いをしたいというふうに思います。
以上です。
〇野口委員長 よろしいですか。
○藤田委員 はい。
〇野口委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇野口委員長 ないようですので、みえ県民力ビジョン・第二次行動計画における活動指標の見直しについて及び水道・工業用水道事業の浄水場における技術管理業務の民間委託についての調査を終わります。
(3)RDF焼却・発電事業について
①当局から資料に基づき説明(森次長)
②質問
〇野口委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
〇野口委員長 よろしいでしょうか。
私のほうから、それじゃ1つ。
これ桑名広域がしたということになってます。当然、さっき言ったように、発電所の効率的な運転は困難であるということになって、それで関係市町の総意が得られますようにということで、状況的には残る側の市町の状況というのはどんな感じなの。
〇山神庁長 桑名広域以外の状況というふうな御質問でございますか。少々お待ちください。
〇野口委員長 よろしい。どうぞ。
〇山神庁長 桑名広域は整備計画が提案されたと。伊賀市のほうは、それであれば試算を、うちもやめるということで、試算をしてほしいと要請があったと。その他、南部のほうの団体につきましてはですね、今の段階でRDFの今後についての結論を出せる状況にないというふうな団体もございます。また、もしそういうことになれば、施設の改修等が必要となるもんで、予算に向けて、予算編成の時期までに結論が欲しいというふうな団体もございますので、皆さんが同じような状況にはないというふうに理解しております。
〇野口委員長 ちょっと意見させてもらいますけど、残る側は発電所をやめた場合、ごみの回収等がかなり難しくなると思う。すると、当然自分のとこで処理をしなきゃならない。ところが、小さな団体、市町ですので、かなりそこら辺の発電所、焼却場等をつくるということについて、かなり厳しいものがあると思うんです。やっぱり猶予も要るやろうし、いろんな条件があると思いますので、そこら辺はぜひ聞いていただいて調整していただくようにということで、要望として出させていただきます。
〇山神庁長 おっしゃっていただきましたように、私ども事業主体ではございますが、ごみというものは日々出てくるものでございますので、各構成団体のごみ処理が滞ることのないようと。これは環境政策の部分でございますので、余り私どものほうから申し上げることではないんですけども、やはりその点は重要というふうに考えておりますので、各構成団体の皆様方が困ることのないよう、おっしゃっていただきましたように、皆様方の事情を丁寧にお伺いさせていただきながら、総意で円満な合意に至りますように、調整に汗をかいてまいりたいというふうに思っております。
以上です。
〇野口委員長 ほかにございませんか。
〇藤田委員 それに関連して。
これ、確かに物すごく大きい問題だと思っております。できれば現在の状況、各市町の皆さん方がどんな計画を持ってみえるのかということについてですね、環境生活農林水産常任委員会のほうでやるべきかもしれませんが、私どもとしても、このRDFの運営がどうなっていくのかということについても大変興味がありますので、その辺の情報も調査いただいてですね、先ほど庁長が言われたように、御迷惑がかからないようにというお話でございましたので、その辺のところを、後日で結構でございますので、資料、情報をいただきたいというお願いをしたいんですが。
〇山神庁長 現時点で今後について結論を出せる状況にないというふうなところもございますので、御指摘ごもっともかと存じますが、出せない団体もあるということも御理解いただければと。
〇藤田委員 それはそれで、現時点では決定されていないということで結構だと思いますので。全体の流れを私どもちょっと知っておきたいなと思いますので、後日で結構です。
〇山神庁長 承知いたしました。そのような条件つきということで恐縮でございますが。
〇藤田委員 結構でございます。
〇小島委員 桑名広域清掃事業組合から平成31年12月末ごろに完成する見込みであるということで、これ稼働自体はいつからとかっていうのは決まってるんですか。完成して、実際に動き出しというのはどうなっているんですかね。
〇小森課長 桑名広域清掃事業組合からは一応12月ごろに完成するという情報はいただいておりますけれども、いろんな工程はまだ、発注したばかりですので、我々は聞いておりませんので、そういう状況もわかり次第、また御報告させていただきたいと思います。
〇小島委員 でも、この時期に恐らく完成すると、稼働はこのぐらいかなとか、いろんな想像はつくんでしょうけれども、そうすると余り時間はないですよね。今から、ほかの市町、どうしていくか。まだやっぱり決まっていないところもあって、東紀州5市町なんかは独自で焼却炉をつくるのかなとか、いろんな話があると思うんですが、尾鷲市も市長がかわったとか、いろいろ状況は変わっていると思いますし。でも、ある程度のタイムスケジュール感を持ってやらないと、円満なということにはなかなか行き着かないというふうに思いますので、そのあたり丁寧にお進めをいただきたいなというお願いだけはさせていただきたいなと思います。
〇山神庁長 委員御指摘いただきましたように、もう既に計画をお持ちで、公表できる団体と、これから近隣でいろいろ御検討いただくようなところと、いろいろ御事情がございますので、そこはこれまでの協議の積み重ねでいろいろお取り組みいただいてきたところでございますので、十分、各団体が各団体の事情をしんしゃくしていただきましてですね、総意として円満な合意に結びつきますよう、私としては調整に努力していきたいというふうに考えております。
〇野口委員長 よろしいですか。
〇小島委員 県の責任で最後、合意に至りますように、どうぞよろしくお願いを申し上げます。ありがとうございました。
〇野口委員長 ほかにございませんか。
〇山本委員 もう簡単に、建設的に。
平成14年に、15年でしたかな、から発足をして、このRDFも一時期いろいろ、爆発事故もあったり、紆余曲折して、大変な事業をやってこられた企業庁の皆様方には本当に敬意を表させていただいて、いよいよこれが終息をするかと思うと、またある面では違った思いがいろいろあるわけですけども、うまくもう終息をしていただけるような、こんなスケジュールでやっていただくような形になろうかと思いますけども、特に今の時点では、平成32年末ぐらいまでは事業を、県として一応責任を持っていろいろやっていただくと。そのときに桑名広域は、平成31年12月には、1年前ぐらいにもうひとつ自前の施設が完成をしていくということと、あわせて、現在の施設では日量70トンぐらいなけりゃ採算ベースになかなか合っていかんということやけども、これが今20トンまで下がってくるということになってくると、大変安定的に運営していくということと、それから、どうやって終息に持っていくかという面では、この2年半くらいは大変御苦労されるんやないかなと、このように思うわけです。その辺のところは、今は各市町の、広域組合の中でいろいろお世話になっておるところの意見を十分に聞いて、これはもう終息に持っていきたいと、こういう今の全体的な動きと、このように理解をさせていただくんですけども、県の考え方としたら、あくまでも市町のいろんな要望を十分聞き入れながらやっていかざるを得やんというところはあると思うんですけども、その辺のとこの難しさというんですかね、最後までやっぱり寄り添っていかなあかんような感じになると思うけども、その辺のところの考え方をもうちょっと1回お聞かせいただきたいなと思います。
〇山神庁長 現時点で申し上げられますことは、この資料の4ページの冒頭にございますように、協議会で決まった平成32年度末までは、当庁としては安全・安定運転に努めると、これが基本的なベースになると思います。その上で、いろんな構成団体の御事情は、これは御協議で総意に至っていただけるよう、私どもにできることは、その部分では調整しかないかなと思っておりますので、皆様の御事情と御意見、御意向等を丁寧にお伺いしながら、必要とあらば調整、いろいろさせていただく心得はしておりますので、私どもにできる限りの調整、これはもう汗をかくということしか言えませんので、努めてまいりたいと。
平成32年度末までは当庁は責任を持って安全・安定運転に努めると、これがベースでございます。その上で、皆様の御協議によって得られた総意に従って対応させていただくと。現段階ではもうそれが私から申し上げられる最大限のことであると思っております。
〇山本委員 ありがとうございます。
すると、桑名広域のところで平成31年ぐらいの時点での施設、これもはっきりした時期はまだ確定してないかわからんけど、ごみがそんなことで処理をされていくというような形の流れになってくると、最終的には日量7トンぐらいかな、そんなところになっても、県のほうとしてはやっぱり最終の平成32年ぐらいのところまでは責任を持ってやっていくという、こういうことなんですかね。
〇山神庁長 それが協議会の総意であれば、そのようにする用意はあるということでございます。違う総意ができれば、その総意に従う。
〇野口委員長 よろしいですか。
〇山本委員 はい、もうこれで結構です。
〇野口委員長 ありがとうございます。
ほかにございませんか。よろしいですか。
〔「なし」の声あり〕
〇野口委員長 なければ、RDF焼却・発電事業についての調査を終わります。
〇野口委員長 この際、当局から、水道・工業用水道事業に係る水源状況等に関し、発言の申し出がありますので、これを許します。
〇森次長 ただいま配付させていただきました水道・工業用水道事業に係る水源状況等について御説明申し上げます。
現状ですが、東海地方は梅雨入りいたしましたけれども、4月下旬からの降水量が少ない状態が続いておりまして、ダムの貯水率が低下し、また、河川流量が減少している状態でございます。このままの状態が続きますと、渇水となることが懸念されております。
2、水源の状況等でございますが、まず(1)の櫛田川でございますけども、6月21日に国土交通省の三重河川国道事務所におきまして「櫛田川渇水調整協議会」が開催されまして、「6月22日から蓮ダムの補給量をおおむね30%節水する」ということが決定されております。
現在のところ、南勢志摩水道用水供給事業、松阪工業用水道事業ともに給水に影響はございませんが、受水市町に対しましては水源状況等の説明、また、受水企業に対しましては節水の呼びかけを行っているところでございます。
(2)その他の水源でございますが、現在のところ給水に影響はありませんが、木曽川用水と三重用水につきましては、ダムの貯水率が低下してきていることから、水資源機構から水源などの情報共有が図られているところでございます。
3、今後の対応といたしまして、引き続き、気象情報や関係機関からの水源状況、河川流況などの情報を収集して、必要に応じ受水市町及び受水企業等に対し、節水の呼びかけなど行ってまいりたいと考えております。
また、今後、渇水調整協議会等で決定される節水対策の内容に応じまして、適宜報告させていただきたいと考えております。
以上でございます。
〇野口委員長 ただいまの発言につきまして御質問等がありましたらお願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
〇野口委員長 よろしいですか。ありがとうございます。
(4)その他
〇野口委員長 最後に、これまで議論された調査項目等以外で特にございましたら御発言をお願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
〇野口委員長 よろしいですか。
なければ、これで所管事項の調査を終了いたします。
2 委員間討議
(1)所管事項に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔当局 退室〕
Ⅱ 常任委員会(県土整備部関係)
1 所管事項の調査
(1)「平成29年版成果レポート(案)」について(関係分)
①当局から資料に基づき説明(水谷部長、吉田次長、志々田次長、里次長、渡辺副部長)
②質問
〇野口委員長 それでは、御意見がありましたらお願いいたしたいと思います。
なお、この場で御意見の出なかった項目については、後の委員協議で意見を追加することができませんので御注意ください。
それでは、御意見等がありましたらお願いいたします。
〇小島委員 教えていただきたいことがあります。施策353の安全で快適な住まいまちづくりの県民指標になっている生活サービス施設が身近に存在するまちづくりを推進する事業に着手した数、1件って桑名市とおっしゃったんですが、これ、どういうイメージというか、コンパクトシティ化するとか、そういうイメージなのか、どういうイメージなのか、お教えいただけますか。
○里次長 ここに、立地適正化計画ということを記載してございます。この計画は、委員おっしゃられたように、コンパクトなまちづくりを進めるための新たな制度として、平成26年から始まった制度でございます。急速な人口減少が進む中で、まちの中心部などで、一定のエリアにおいて人口密度を維持して、医療とか福祉とか子育てとか商業、こういったサービスを維持して、かつコミュニティを維持しようと、そういう目的でこの計画、この制度は始まったわけでございます。
桑名市におきましては、立地適正化計画を策定し、既に公表していただいております。その中に位置づけられている事業が昨年度開始をされたということで、平成28年度に1件実施をしたということでございます。
具体的には、桑名駅の東駅前広場、海側の広場、これを再整備をするという事業でございますが、この事業は、線路をまたいだ反対側、駅の西側の区画整理、そこにおいて保育所の整備等も検討されておりますので、そういったものと一体となった事業として立地適正化計画に位置づけられていると。ですから、この事業が動くことによって、コンパクトなまちづくりを進めていく具体の事業であるということで1件とさせていただいたと、そういうものでございます。
○小島委員 ありがとうございました。何となくイメージはわかりました。
これ、平成29年度の目標値が1件となっているんですが、恐らくここが進むであろうという見通しというのは、今のところお持ちなんでしょうか。
○里次長 平成28年が1件で、29年も1件ということは、変わらないということでございます。それは、今、そのほかにも、立地適正化計画は全部で、たしか7市で計画に取り組んでいただいておりますが、やはり住民の皆さん方の意見を聞きながら計画をまとめるという、かなりプロセスに時間がかかりますので、これが具体的に進むにはもう少し時間がかかるだろうということでですね、昨年度は1件、実績が出ましたけれども、今回は変わらないかなと、そんなふうに考えております。
○小島委員 累計ということですね。わかりました。
もう1点お願いします。いいですか。
〇野口委員長 はい、どうぞ。
○小島委員 35302 安全で快適な住まいづくりの推進で、県営住宅等の長寿命化ってやっていただいているんですが、できるだけお住まいいただくように、長もちするようにということやと思うんですが、いろんな住まい方に合わせて、例えばリフォーム、あるいはリノベーションというのも含めての改修というのは進めていただいているのかどうか、現状をお聞きしたいと思います。
〇古川次長 長寿命化計画というのは、基本的に屋上の防水であったり、外壁の改修ということで、長寿命、建物を長くもたせるというのが本来の形になってますが、それとあわせてですね、バリアフリー化であったりとか、子育てをしやすいような間仕切りの変更であったりとか、そういうのもあわせてやっております。
○小島委員 また、後ほどで結構ですので、細かいところを教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。ありがとうございました。
〇野口委員長 他にございませんか。
○大久保委員 6ページ、施策351のところです。7ページの平成28年度の取組概要と成果、残された課題のところの①の最後のところに、未事業化区間の早期事業化を国等に一層強く働きかける必要がありますという残された課題があるわけですけれども、それで、次ページの29年度の取組方向のところの①のところにも、最後に近畿自動車道紀勢線の未事業化区間の早期事業化に向けた取組を推進しますということで書いていただいているんですけども、この28年度のところの最後には一層強く働きかけると書いているのに、29年度のときは早期事業化に向けた取組を推進しますで、一層強く働きかける感が必要なんではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○志々田次長 済みません。未事業化区間の早期の事業化というのは、7ページに書いておるとおりでございまして、一層強く働きかけて、早期事業化を実現する必要があると認識しております。ちょっと言葉足らずなところがありまして申しわけありませんが、そういう趣旨で記載をしております。よろしくお願いします。
○大久保委員 皆さんよく御存じのとおり、計画段階評価に上がって5年目ということで、本当に私たち地元はもう最後の1年という思いで頑張らせていただきたいと思っているので、なお強い意志を込めた表示にしてほしいなというのが思いです。何かちょっと普通のと同じようなレベルの感じを受けますので、できれば本当に一層強く働きかけてほしいので、よろしくお願いしたいと思います。
〇野口委員長 要望でよろしいですか。
○大久保委員 はい、いいです。ありがとうございます。
〇野口委員長 ほかにございませんか。
○藤田委員 堆積土砂の件、これ、どけなあかんと書いてあってですね、それで堆積土砂やりますと書いてあるんですが、これ平成29年度の目標みたいなものは想定されてますか。あれば、お聞かせいただきたい。
〇吉田次長 堆積土砂につきましては、今年度、予算的には、県単の河川の改良費と維持管理費及び砂利採取等の見込みを含めて、一応43万立方メートルほどの土砂撤去を行うということで予定はさせていただいておりますけれども、これにつきましては、これからの雨等の状況を踏まえて、改めて、非出水期になってからですね、現状を把握した上で、あるいは災害等の状況等も踏まえてですね、変化していくということで御理解いただければと思います。
○藤田委員 恐らくとても及ばないような数量があるんだろうというふうに思ってますので、ぜひ対応していただいてですね、よろしくお願いをします。
以上です。
〇野口委員長 意見としてよろしいですね。
○藤田委員 はい。
〇野口委員長 ほかにございませんでしょうか。よろしいですか。
〔「なし」の声あり〕
〇野口委員長 じゃ、終わらせていただきます。
それでは、ただいま頂戴いたしました御意見の取りまとめにつきましては、後ほどの委員協議で御議論いただきたいと存じます。
また、執行部におかれましては、本委員会で取りまとめました意見の回答を、後刻、御報告願います。
これで「平成29年版成果レポート(案)」についての関係分の調査を終わります。
(2)「三重県財政の健全化に向けた集中取組(案)」における事務事業等の見直しについて(関係分)
①当局から資料に基づき説明(喜多副部長)
②質問 なし
(3)入札・契約制度の改善について
①当局から資料に基づき説明(渡辺副部長)
②質問
〇野口委員長 それでは、御質問がありましたらお願いいたします。
〇倉本委員 1点ちょっと確認をさせてください。指名停止の要領のところで、見直し方針の中で、国等の機関に準じたものに変えますよという、そういった御説明だったと思うんですが、今まではどういう形でとり行ってもらってたんでしょうか。
〇渡辺副部長 先ほど御説明しましたように、例えば独占禁止法違反ですと、一律12カ月というような固定した期間を設定しておりました。国等のモデルによりますと、自分の機関が発注した業務の場合とか他機関が発注した業務の場合によって期間を設定できるようになってございましたので、そのような独禁法違反の内容に応じて期間を設定できるように改正していきたいというふうに考えております。
〇倉本委員 そうすると、今までも国等の基準に準拠した形で運用してたんだけど、国が変えたので、それに合わせて、少しタイムラグがあったけれども変えるという、そういう理解でいいんですか。
〇渡辺副部長 国のモデル自体は、従来から事由に応じた期間の設定をしておったんですけれども、三重県の要領につきましては、平成18年に期間を固定するような運用に直したということで、少しモデルと県の措置要領に違いがあったということでございます。
〇倉本委員 そうすると、今後の取組としては、基本的には国に準拠したような形で要領は改正もしていくという理解でいいですか。
〇渡辺副部長 そのように考えてございます。
〇倉本委員 わかりました。ありがとうございます。
〇野口委員長 よろしいですか。
ほかにございませんか。
〇小島委員 先ほどのことにかかわってなんですが、現状の2つ目のところ、措置期間に幅がなく、悪質さの程度や情状に応じた措置期間が設定できないのでこれも変えたいということは、逆に読み取ると、措置期間にもちろん幅が出るということと、それから、悪質さの程度や情状に応じて期間は変えるということなんですが、これは誰がどんなふうに、どういう基準で悪質であると判断されるのか、お教えいただきたいと思います。
〇渡辺副部長 まず、情状につきましては、公正取引委員会の課徴金減免制度というのがございまして、自主的に申告した場合については期間を短くするというような運用が今、国のモデルではなされておりますので、そのような措置をしたいということと、悪質さの程度につきましては、先ほど申しましたように、県発注工事であるか、他機関の発注工事であるかという、その辺の内容も踏まえた上で期間を設定したいということでございましてですね……。済みません。
〇水谷部長 ルールとなる基本的なものは要領として定めます。その中では、2カ月から12カ月と幅をもってですね、ここにありますように、いろんな状況に応じた選択ができるような基準にしておいて、実際の運用時で、他県でもいろんな運用基準もつくってますし、国なんかでもいろんな例もありますので、三重県としましても、悪質さの程度とか情状の状況を客観的に評価できるような運用の指針をつくりまして、それに応じて、他県と大きな相違がないような、本来の国等の趣旨に合った運用ができるようなスキームをつくっていきたいと考えてます。
一番、今、三重県の固定的な状況の中にあるふぐあいはですね、他県で起こって他県が指名停止をすると、それに対して固定的な期間しか設けてませんので、そこで起こったところの指名停止がもう既に解除になっているのに、日本中で三重県だけが指名停止をしているという異常な状況が発生していますので、この時期に国の方向性にも合わせて、国の案にも応じた形で改定をしたいということでございます。
〇小島委員 わかりました。どこが発注元かどうかは悪質さの判断基準にはならへんなと思いながら聞かせていただいてたんですが、指針を設けていただいて、それにのっとって御判断を、公正にしていただくということやというふうに理解しましたので、わかりました。ありがとうございます。
〇野口委員長 よろしいですか。
〇小島委員 はい。
〔「委員長、関連して」の声あり〕
〇藤田委員 7月1日から施行ですよね。適用されるということなんですが、ぜひそれまでに私どもに、恐らくでき上がっているというふうに思いますので、いただきたいというふうに思います。
〇野口委員長 資料提供ですね。よろしいですね。
〇水谷部長 新旧対照表もあわせてお示しをさせていただきます。
〇野口委員長 よろしいですか。
ほかにございませんか。
〇中瀬古副委員長 済みません、1点教えていただきたいと思います。
「予定価格の事後公表」の試行拡大についてなんですが、こちらの経緯についてですけれども、先ほど御説明をいただいたところと、つまり事前公表をしてきた一方で、先ほど言われたように、適切な積算などが行われず、そのまま受注する事態というようなことを考えて、原則として予定価格の事後公表と。
それで、県のほうでは、平成26年度から事後公表の試行をされているというところで、これはそれまで不当な圧力とかというところで職員が苦労してきたとか、全国的にいろんな問題が出てきてましたけれども、そういうところがあったからこういう経緯になってきたというところがあるのか。そういうところやと思うんですけれども、その経緯に関してまずは教えていただきたいというところからスタート、お願いしたいと思うんですが。
〇渡辺副部長 県が予定価格を事前公表したきっかけはですね、談合等が問題になって、平成14年度から事前公表してきたというのが実態でございまして、最近でもそういう不当な圧力というのは時々ございますので、そういうのを見ながら試行を少しずつ拡大していきたいというふうに考えておるところでございます。
〇中瀬古副委員長 事後公表ということで、それが試行的にされてきた。その件数がこの表になっていて、平成26年度から3年間で24件、それが試行されたと。ここで大きな問題が生じていない状況だというようなことなんですけれども、まずこの24件という件数は、事前から事後に対しての評価、大きな問題は生じてないということは、そういうところもまだあるという、そこの辺の出てきた評価とか、それの根拠というところはどこにあるのかということを教えてください。
〇渡辺副部長 まず、試行しましたこの24件につきましては、予定価格を探ろうとするような動きがまずなかったというのが1つでございまして、あと、ここにございますように、参加者数であるとか落札率についてはですね、事後公表と事前公表の表を比べていただいたときに、参加者数については、それほど事後公表にしても変わらなかったということの評価でございます。落札率については、事後公表であればもう少し上がるのかなともいうふうに想定しておったんですけれども、結果的にはそれほど落札率が事前公表、事後公表では変わらないというのが現在までの試行の状況、結果でございます。
〇中瀬古副委員長 それで、平成26年度から工事件数は増えている中での事後公表の試行のこの枠なんですけれども、これの、それぞれの年度で件数が上がってきていますけれど、ここに上がってきているところの基準とか、そういうようなものというのは、この24件に関してはどういうものになるのか。それを、今後の方針として、試行の対象金額を拡大していくというところなんですが、ちょっとそのあたりのことがわからないんですが。
〇渡辺副部長 現在の事後公表の試行は、土木一式工事の7000万円から1億5000円の範囲の工事に限定して試行してまいりましたので、そこの金額をもう少し広げて、幅広い工事を対象にして事後公表したいというふうに考えてございます。
〇中瀬古副委員長 それをもう少し高くというか、その幅を全体的に広げていくという、そういうような意味の理解でよろしいわけですか。
〇渡辺副部長 そうです。対象とする工事の金額の幅を広げていきたいというふうに考えておるということですが。
〇中瀬古副委員長 事前公表から事後公表にというところの部分というのは、聞かせていただいていた中で理解できますし、ありがとうございます。
やはりこの24件とか、そういうような数字、これが全てが移行してきたりとかするという、今後、そういうふうになってきたときに、やっぱりまた出てきたりとかはするのかなというふうな感覚はあるんですけれども、それは、段階的に試行していって、今後問題が生じないかということだと思うんですが、ここ大きな問題が生じないということは、小さいことというのは逆にあるのかなという、その評価はどうなんだろうというところがあるんです。つまり職員の御苦労の部分と、それから業者のほうのところのという部分があると思うんですが、そこについてちょっと思ったものですから、その点についてというのはどうなんでしょうか。
〇水谷部長 長くそこの事前公表というのをやってきてですね、職員自体も、実際、今、現場で積算をやっているような職員は、事後公表の時代を経験してない人間がたくさんおります。受注というか、入札に参加する業者でもですね、かなり時間がたっているので、事後公表という仕組みの中でのやり方というのは経験してないような業者も出てきてます。
そんな中で、1つは、適正な積算を行うために発注者側としてどのような条件明示をする必要があるのかというところが、正直、事前公表というやり方の中で少し議論がというか、検証がされていなかった部分があるので、入札に参加する側が適正な見積もりをするために、発注者として、予定価格は示さないけども、どのような積算条件というか、現場条件というか、どこまで示していく必要があるのかなというところをしっかりと確認をしながらやっていかないと、変な動きになってしまうおそれがあるというところで、少し慎重にやっていきたいなということで、件数的には少ない。
そういう意味では、こういう工事であれば、こういう条件明示の中であれば、適切な積算をできる会社であればできるであろうなというところを見つけながらやっていきたいというところがあるので、そこは今の範囲の中ではうまくいけるということは確認できましたので、少し幅を広げて、金額もそうですし、工事の中身も少し複雑なものを入れながら、こういう工事を発注するときには、ここまでの条件明示をすれば、適切な積算が業者側もできるんやなということを確認しながらやっていきたいということです。
それと、もう一つの心配事としては、今までは正直、精緻な積算をしなくても、予定価格からいろんなことを類推しながらできたということで、余り業者側としても工事価格の積算に時間をかけなくてもよかったのに、そこに時間をかける必要があるということで、どれぐらいの負担がかかってしまって、その負担が多過ぎて、極端に入札の参加者が減ってしまって、場合によっては入札が不調になるとか、一者入札になるとかということの危惧がありましたので、そこら辺のところも確認しながら、やっぱりそこは慎重に慎重にという思いですので、なかなか数字的には、件数的には少ない件数になっているんですけども、おおむねこれでいろんな試行というか、今言ったようなところの確認ができてきましたので、少し来年度以降はスピードアップしながら、指針の中で示されているような方向に少しでも三重県が近づくような取組をやっていきたいとは思ってはおります。
〇中瀬古副委員長 ありがとうございます。よくわかりました。
その不調についてもお伺いしたかったんですけれども、今答弁いただきましたので、ありがとうございます。
この事例というのがこの部分だけではちょっとわかりにくいですので、済みませんが、その事例のことについて、これまでの試行結果の部分なんですけれども、別で教えていただきたいと思いますので、資料のほうをいただければというふうに思います。お願いいたします。
〇野口委員長 じゃ、資料提出ということでよろしいですね。要望ということで。
〔「はい」の声あり〕
〇野口委員長 ほかにございませんか。よろしいですか。
〔「なし」の声あり〕
〇野口委員長 なければ、入札・契約制度の改善についての調査を終わります。
(4)屋外広告物の安全対策の充実について
①当局から資料に基づき説明(里次長)
②質問 なし
(5)中勢沿岸流域下水道(志登茂川処理区)の供用について
①当局から資料に基づき説明(里次長)
②質問 なし
(6)審議会等の審議状況について
①当局から資料に基づき説明(喜多副部長)
②質問 なし
(7)その他
〇野口委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら御発言をお願いいたします。
○大久保委員 一昨日の豪雨の際には、県土整備部をはじめ県南部の建設事務所には大変な御尽力をいただいて、ありがとうございました。そのときに、短い期間の豪雨でしたけれども、雨量が多いということで、いろんなところで被害直前すれすれという、大きな被害はなく、ちょっと田んぼが崩れたりですとか、堰堤がいっぱいになって流木が流れたりですとか、いろんなちょっとした被害はあったんですけれども、皆さんの御尽力のおかげで大きな被害もなくさせていただいたことに、まずもって感謝を申し上げます。
そのときにですね、やはり短い期間でしたが豪雨ということで、いつも問題になる志原川、産田川のところが朝8時の段階でもすれすれの状態ということで私も報告を受けておりますけれども、やはり6年前の紀伊半島大水害のときから一番ネックになっているところではあるとは思うんですけれども、今回、豪雨であって、台風ではなかったわけですね。
皆さんよく御存じのように、志原川は、台風だった場合、波がありますので、その波で水門が開かなくて、水が流れないということですよね。今回は波は、後から波浪警報出ましたけれども、大雨ということで、水の量があったにもかかわらず、その量をさばき切れなくて、すれすれというところに実は住民のほうはちょっと不安を感じてまして、今回、志原川河口が閉塞なんですけど、それが切れたと聞いていますが、それは切ったんでしょうか、切れたんでしょうかというのはわかっておりますか。
○吉田次長 ちょっと現場のほう、私も正直確認しておりませんので、1回、詳細なところは確認したいと思いますけれども、基本的には、ある程度池の水位が上がると、フラッシュといって、水の力で河口部の閉塞した部分を押し流すことはあるかと思うんですけれども、今回、実際あそこもブルドーザーで台風等のときは撤去させていただいておりますけれども、今回の現象はどうだったかというところをちょっと確認をさせていただきます。
○大久保委員 ありがとうございます。ぜひ御確認をいただきたいと思うんですが、自然に切れる場合は当然ありがたいんですけれども、いつもブルで切ってもらったり、ユンボで切ってもらったり、人の力でしていただいたり、切っていただくわけなんですけれども、今回、台風ではなくて、大水で切ってもらったんだと思うんですが、切れたということなんですが、言ったら災害復旧は完了していただいて、堤防もきちっとしていただいてますし、もとの状況には当然直していただいて、災害復旧工事は完了していただいてるんですけど、その水害のときに起こった原因の解決はしているかといったら、実は全然できていない。ただ、産田川と志原川の水流がちゃんと流れるかといったら、流れてないのが、今回、それがあからさまにわかったというか、これぐらいの雨でももういっぱいいっぱいだと、これ以上になると、台風が来た場合どうなるんやろうかという声が結構上がっていてですね、その河口の改良というか、改修的なものが今後やっぱり必要じゃないかと、大きくわかった大雨だったかなと思うんですが、その志原川の河口の改良について、もし部長のどうしていったらいいというような意見があったら教えていただきたいと思うんですけど。
○水谷部長 まずは今回の豪雨なんですけども、確かに台風ではありませんでした。梅雨前線が刺激されてというか、そういう気象状況の中でのある特定の地域に集中的に降ったということで、我々としては、その原因が台風だからとかということではなくて、災害なんかでもよくあるのは、梅雨の今言いましたように前線が刺激されてとか、秋雨前線とかって、そういうようなものについても同じような態勢で備えてますので、特に台風じゃないからそういう準備はしてなかったということはないと思うんで、詳細に今回、志原川、産田川の関係でどのような態勢をというか、河口の閉塞に対する対応も含めて対応をとられたかということは再度確認はしてみますけれども、我々としては、特に台風だからとかいう区別はないということは御承知おき願いたいなというふうに思います。
委員御指摘のように、非常に難しい現場でして、当然、河川改修としての、少しでも降った雨が河口へ流れていくという工事については引き続きやっていきたいと思ってますし、それがうまく海へ流れ出すための方策というのは、地形的というか、非常に厳しい状況にはあるので、少しでも危険が起こり得る状態になれば、少しでも早く我々の手で河口を開いて、水が抜けるような対策もやっていきたいとは思ってます。既に熊野については、ポンプも県として準備もしておりますし、三重河川国道事務所で大型ポンプも持ってますので、そこへも待機の要請とかは常にかけてですね、少しでも安全な状況で、被害を最小限にとどめれるような態勢は引き続きやっていきたいと思ってます。
○大久保委員 ありがとうございます。すごく力を入れていただいてることもわかっておりますし、そのポンプの件もよくわかっております。でも将来的に、ここ何十年後、100年後とか、そういう長期的に考えたときに、やはり志原川の河口というのは何かしらの改良をしていかないと、熊野市と御浜町と広域にわたって皆さん浸水するのは、そこの河口が原因なので、すぐすぐ無理なのは当然わかっているんですけれども、長期な計画で改修していくような方法を考えていかないといけないんじゃないかなと思った一昨日の豪雨でしたので、また今後検討をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○水谷部長 それぞれの河川の改修の順番とか、やるべき箇所とかというところも含めて総合的に、どういう手当てをすれば全体として、結果として一番よくなるのかということと、短期的な対策としてもどういうやり方が有効なのかということもあわせて、しっかりと検討していきたいと思います。
○大久保委員 長々と済みませんが、平成28年度は本当に大きな台風もなく過ごせたので、今回の評価もAになっていたと思うんですけれども、やはり台風とかが重なって来るときは、どんどん同じ道で来ますし、私たちの地域に来る台風は3種類あって、回ってくる、真っすぐ来る、そして離れていくというのと、そのときによって波のパターンとか水の量とかというのも大体地元はわかっているので、詳しいデータも、志原の川の「あつまろらい」の会の方たちがちゃんとした資料を持ってますので、ぜひその辺、地元とまた密接に協議をしていただいて、どういうときにはどういう対応ができるというのも地元の人たちは意見として持っているので、また、町のほうも通していただいて、熊野市と御浜町の境でもありますので、ぜひ一緒に協議する場を設けて、志原川河口のこれからの改善に向けて取り組んでいただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。
〇野口委員長 意見、要望でよろしいですね。
〇大久保委員 はい。
〇野口委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇野口委員長 よろしいですか。
なければ、これで所管事項の調査を終了いたします。
2 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
Ⅲ 分科会(県土整備部関係)
1 議案の審査
(1)議案第117号「中勢沿岸流域下水道(志登茂川処理区)の維持管理に要する費用の市負担について」
①当局から資料に基づき補充説明(里次長)
②質疑 なし
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第117号 挙手(全員) 可決
2 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
防災県土整備企業常任委員長
予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会委員長
野口 正