三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成28年度 委員会会議録 > 平成29年3月8日 戦略企画雇用経済常任委員会 予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会 会議録
戦略企画雇用経済常任委員会
予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会
会議録
(開会中)
開催年月日 平成29年3月8日(水) 自 午前10時0分~至 午後1時50分
会議室 301委員会室
出席委員 8名
委員長 石田 成生
副委員長 中瀬古 初美
委 員 東 豊
委 員 杉本 熊野
委 員 服部 富男
委 員 今井 智広
委 員 三谷 哲央
委 員 山本 勝
欠席委員 なし
出席説明員
[人事委員会事務局]
事務局長 青木 正晴
次長兼職員課長 畑中 一宝
その他関係職員
[監査委員事務局]
事務局長 小林 源太郎
次長 川添 洋司
総務・評価課長 鈴木 修
監査・審査課長 田所 尚子
その他関係職員
[出納局]
会計管理者兼出納局長 城本 曉
副局長兼出納総務課長 伊藤 久美子
会計支援課長 伊藤 晃一
その他関係職員
[議会事務局]
次長 原田 孝夫
総務課長 山岡 勝志
調整監兼課長補佐 稲垣 雅美
その他関係職員
[戦略企画部]
部 長 西城 昭二
副部長兼ひとづくり政策総括監 福永 和伸
戦略企画総務課長 岡村 順子
企画課長 安井 晃
政策提言・広域連携課長 清水 英彦
広聴広報課長 中山 恵里子
情報公開課長 田中 彰二
統計課長 前川 昭広
統計利活用監 山下 克史
その他関係職員
委員会書記
議 事 課 主査 松本 昇
企画法務課 主幹 新開 祐史
傍聴議員 なし
県政記者 2名
傍聴者 5名
議題及び協議事項
Ⅰ 分科会(部外関係)
1 議案の審査
(1)議案第2号「平成29年度三重県一般会計予算」(関係分)
(2)議案第91号「平成29年度三重県一般会計補正予算(第1号)」(関係分)
(3)議案第73号「平成28年度三重県一般会計補正予算(第7号)」(関係分)
Ⅱ 常任委員会(部外関係)
1 所管事項の調査
(1)平成29年度三重県職員等採用候補者試験実施日程について
(2)平成28年度財政的援助団体等監査の結果について
Ⅲ 分科会(戦略企画部関係)
1 議案の審査
(1)議案第2号「平成29年度三重県一般会計予算」(関係分)
(2)議案第91号「平成29年度三重県一般会計補正予算(第1号)」(関係分)
(3)議案第73号「平成28年度三重県一般会計補正予算(第7号)」(関係分)
Ⅳ 常任委員会(戦略企画部関係)
1 議案の審査
(1)議案第19号「三重県情報公開・個人情報保護審査会条例案」
(2)議案第21号「三重県情報公開条例の一部を改正する条例案」
(3)議案第22号「三重県個人情報保護条例の一部を改正する条例案」
(4)議案第23号「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例案」
2 所管事項の調査
(1)三重県まち・ひと・しごと創生総合戦略(平成29年3月改訂版)(案)について
(2)三重県家庭教育の充実に向けた応援戦略(仮称)最終案について
(3)高等教育機関の充実等に向けた取組について
(4)次期広聴広報アクションプラン(中間案)について
(5)広域連携の取組(知事会議の開催結果)について
(6)三重県総合教育会議の開催状況について
(7)審議会等の審議状況について
3 今年度の委員会活動の振り返りについて
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
Ⅰ 分科会(部外関係)
1 議案の審査
(1)議案第2号「平成29年度三重県一般会計予算」(関係分)
(2)議案第91号「平成29年度三重県一般会計補正予算(第1号)」(関係分)
①当局から資料に基づき補充説明(なし)
②質疑 なし
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第2号(関係分) 挙手(全員) 可決
議案第91号(関係分) 挙手(全員) 可決
(3)議案第73号「平成28年度三重県一般会計補正予算(第7号)」(関係分)
①当局から資料に基づき補充説明(なし)
②質疑 なし
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第73号(関係分) 挙手(全員) 可決
2 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
Ⅱ 常任委員会(部外関係)
1 所管事項の調査
(1)平成29年度三重県職員等採用候補者試験実施日程について
(2)平成28年度財政的援助団体等監査の結果について
①当局から資料に基づき説明(青木局長、川添次長)
②質問
○石田委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。
○今井委員 職員等採用のほうで確認させてもらいたいんですけれども、行政Ⅲということで、スポー
ツ分野においてという項目があるわけですけれども、例えば、その要件のところで、国際大会や全国大
会で同等のという、同等の国際大会とか同等の全国大会と書いていただいてあるんですけれども、この
同等というのはどういう大会であるかとか、それに同等であると判断するのは、人事委員会なんですか、
どこがやられるんですか。
もう1点は、例えばオリンピック大会、世界選手権とか書いてありますけれども、ここにはパラリン
ピックであるとか全国障害者スポーツ大会というのも入ってくるのかどうかというのも含めて教えても
らえれば。
○畑中次長 この同等というのは、委員がおっしゃいましたように、パラリンピックとか全国障害者ス
ポーツ大会というふうな障がい者スポーツ大会も含めて、同等の国際大会とか同等の全国大会とか、そ
ういったことで考えております。
詳細は、これから具体的にどの大会が該当するかというのにつきましては、知事部局、スポーツ推進
局のほうとも協議しまして、人事委員会として決めていくということで考えております。
○今井委員 今後、具体的にいろいろやっていってもらうと思うんですけれども、やっぱり応募する段
階でできる限りわかりやすく、頑張ってもらっている方々が自分たちはこの同等に含まれるのかどうか
というのは、わかりやすくすることが大事だと思いますし、例えば、パラリンピックとか障がい者の方々
のスポーツ大会等も入るのであれば丁寧に、どういった方が対象になりますというのを行ってもらいた
いと思いますので、よろしくお願いします。
○青木局長 たくさんの方に受験していただくというのが本来の趣旨でございますので、ホームページ
等も通じましてできるだけわかりやすくなるように、また、個別の相談があった場合は、丁寧に対応さ
せていただきたいというふうに考えてございます。
○今井委員 お願いします。
○石田委員長 ほかにございませんか。
○三谷委員 今のお話の関連なんですが、このスポーツ枠ですが、今回はA試験で行政Ⅲということで
すよね。それで、A試験というのは大卒の方が大体対象だということですけれども、これからの将来を
考えたときに、B試験の高校生、高卒の方ぐらいの年齢の方のところにスポーツ枠を設ける方が、より
有効的ではないかと思うんですが、そういう判断とかお考えは全くなかったわけですか。
○青木局長 今回は知事部局から、大学卒業程度の方を採りたいということで、高卒の方でも基本的に
は受験できます。今回、任命権者からは、A試験の受験資格と申しますか大学卒業程度の試験で、この
年齢の方を採用するので試験をしてほしいという要請があったということでございます。
また今後、今年度の応募状況等も見まして、任命権者の側でいろいろ検討がされた場合につきまして
は、人事委員会としてもそれに対応していきたいというふうに考えてございます。
○三谷委員 要は、人事委員会としては、執行部のほうから言ってきたその条件で採用するだけの話で
あって、どういった人たちを対象にするかということに対しては意見を挟まないということで、よろし
いんですか。
○青木局長 基本的には任命権者の採用計画に基づき、それに対してこれだけ人数がいるので採用試験
をしてほしいという要請がございますので、それに基づき人事委員会がやるということでございます。
○三谷委員 じゃ、地域連携部に話したほうがいいということですか。
○青木局長 はい。
○三谷委員 もう1点。監査委員ですが、この中で今御説明いただいたところで、補助金の返還の必要
となるという、普照会の話が出ておりました。
ここは私の地元の桑名の病院なのでよく知っているんですが、介護老人保健施設と病院を新しくつく
りかえられて、これは介護老人保健施設が補助の対象になって、ここで2500万円出ているんですけれど
も、これをつくるときにいろんな外部からの指摘があって、相当混乱したんですよね。
例えば、入札が形だけで実際は随意契約に近いのではないかとか、病院と介護老人保健施設との共通
のスペース、例えば、ロビーだとか受付だとか玄関が同じ1つだとか、こういうものが本当に介護老人
保健施設としての要件が整っているのかどうかとか、いろんな指摘があって、健康福祉部のほうからも
現場を何度か見に行ったりして、いろいろあった経緯の案件なんですよ。
今回こうやって補助金の過大交付金で少し返すということですが、監査としては、そういう入札だと
かそれからその建物が本当に補助の対象になるものだとか、そういうところまでは全く踏み込まずに、
書類上のこれがいいかどうかというだけで、要は、監査してこれでオーケーということになれば、お墨
つきを与えたことになるんですが、そこら辺のところはどうなんですか。
○川添次長 普照会については、資料の14ページをごらんいただきたいと思いますが、委員の言われま
した、随意契約になっているかどうかという、そういう話があったということなんですが、一番下の(3)
で、ほかの補助金では一般競争入札を義務づけられているにもかかわらず、当該補助金はそのような規
定になっていないので、交付要綱の見直しを検討されたいということでございますが、この普照会の場
合は、おっしゃられたように、介護老人保健施設と病院が一緒になっておりますので、この介護老人保
健施設のほうで一般競争入札が義務づけられておりましたので、結果としては、合わせて同じ施設で一
般競争入札になったということでございます、建物全体としてですね。
それで、あと補助金の返還があったものは、②の病院内保育所運営事業費補助金というところでござ
いまして、これは交付申請時に、1日平均何人を保育するかというところで4人以上ということで申請
したんですが、実際に実績を見てみますと4人を割っていたということで、監査に行きまして、その実
績を確認しまして、足りていなかったということが判明しまして、補助金の返還が生じているというよ
うなことで、監査のほうさせていただいております。
○三谷委員 そうすると、一番最後の(3)の施設整備補助金が、一般競争入札を義務づけているにも
かかわらず当該補助金はそのような規定になっていないので、だから、交付要綱の見直しという話であ
って一般競争入札はされたという、監査としてはそういう見方をしているということなんですね。
○川添次長 そうです。同じ建物ですので、その建物が一般競争入札で落札者が出て建てられたという
ことで認識しております。
○三谷委員 ここで余り細々とは言いませんが、あれ、2つの施設を1つにしてつくったんですよね。
そこら辺のところからいろんな指摘が出てきて、本来おかしいではないかと。
つまり、介護老人保健施設は介護老人保健施設としての補助金の対象だし、病院は病院としての対象
なので、それを1つにして出してきているところにいろいろ指摘があったんですが、つまり、監査でこ
れで通してしまうと、そういうやり方もオーケーですよということのお墨つきを与えることになるんで
はありませんかと、本当にそういうところまで監視されたんですかということを念を押しているわけで
すが、いかがですか。
○小林局長 今、三谷委員言われたように、もりえい病院はそういうふうな施設を2つ兼ね備えたとこ
ろで、昨年も住民監査請求もあって承知しておりますが、今、次長が言いましたように、所管部局の健
康福祉部のほうのその制度的なところで要領も見直すことによって、今、結果として次長が言いました
ように、両方あったので一般競争入札というふうな形になって、それがあれなんだけれども、そうでは
ない場合でも、他の施設整備のようにこうすべきだというふうに意見を言わせてもらっていますし、具
体的に予備監査の職員がそういったところも確認をしてきておりますので、監査としては今回の意見以
外のものはなかったということでございます。
○三谷委員 ここでこれ以上言いませんが、より慎重に、今後もひとつよろしくお願いしたいと思いま
す。
終わります。
○鈴木課長 今回の財政的援助団体等監査とは直接関係はないんですけれども、昨年度にこの普照会で
住民監査請求が出てきておりまして、それについて審議させていただきましたが、特に問題はなかった
という判断はさせていただいております。ちょっと補足でございますが。
○三谷委員 いろいろ話題になった建物ですので。
○石田委員長 よろしいですか。
○三谷委員 いいです。
○石田委員長 ほかの委員の皆さんどうでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
○石田委員長 なければ、平成29年度三重県職員等採用候補者試験実施日程について及び平成28年度
財政的援助団体等監査の結果についての調査を終わります。
(3)その他
○石田委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら、御発言を願います。
〔「なし」の声あり〕
○石田委員長 なければ、これで所管事項の調査を終了いたします。
2 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔当局 退室〕
Ⅲ 分科会(戦略企画部関係)
1 議案の審査
(1)議案第2号「平成29年度三重県一般会計予算」(関係分)
(2)議案第91号「平成29年度三重県一般会計補正予算(第1号)」(関係分)
①当局から資料に基づき補充説明(なし)
②質疑
○石田委員長 それでは、質疑があればお願いします。
○杉本委員 高等教育機関における地方創生に向けた取組支援事業についてお伺いするんですけれども、
これは、高田短期大学は平成27年採択校ですけれども、3年でしたか、その期間と、それからもう1つ
は、その目的が県内就職とか地域貢献に向けた取組に対する補助ということなので、そのあたりの結果
というか検証というのはどんなふうにしているのか、していくのかというところを教えてください。
○福永副部長 この補助金の助成期間は3年間でございます。
それから、結果ですけれども、毎年度その進捗状況を私どもが大学まで赴きまして、ちょうどこれく
らいの時期になりますけれども、結果を聞き取りまして、検証しております。
○杉本委員 進捗状況は何ではかるというか、はかる項目は何ですか。
○福永副部長 そもそも申請段階で数値目標などを提出していただいていまして、こういう状況を目指
すという目標が定められていますので、その目標数値がどういう進捗なのかなども把握しながら、あと
事業の進みぐあいとかそういうのを確認してございます。
○杉本委員 例えば何か1つ、事例でもいいので、県内就職についてとか、何か数値目標でこんなもの
が、事例を1つ教えて下さい。
○福永副部長 例えば、県内からの入学者数の割合を増やすとか、例えば高田短期大学ですと、外国か
らの留学生の数を増やすみたいな数値目標がありますので、そういう交流学生の数が増えた数とか、そ
ういうものを数値目標にしております。
○杉本委員 これ、来年度で3年ということなので、今のところ結果としては、大枠着実に結果が出て
いるのかどうかというあたりはどうでしょうか。
○福永副部長 支援している大学が複数ございますので、大学によってうまく進捗しているところと
、まだまだ努力していただきたいところとあるんですけれども、結果が出ているところもかなりございま
すので、おおむね私どもとしてはよいぐあいに行っているのではないかと考えております。
○杉本委員 来年度が最終年度ということですので、やっぱり目的あっての事業だと思いますので、ぜ
ひ最終年度に向けて結果が出ますように、よろしくお願いいたします。
以上です。
○石田委員長 ほかにございますか。
○三谷委員 この新規の大学生版サミット開催事業596万円ですが、この御説明を拝見すると、三重県
をグローバル人材育成のメッカとして認識してもらうということがうたってあるんですが、この大学生
版サミットをしただけでは、別にグローバル人材育成のメッカにはならないわけですよね。
だから、これを契機に、このサミットを開催したことの延長なり、これを契機に次の展開だとかいろ
んなことが附帯で出てこないことには、メッカにはならないわけですが、そのあたりのところはどうい
うふうにお考えになっていますか。
○福永副部長 今、サミットを開催したことでいろんな認知度が上がっているというところがあります
ので、この機会をチャンスと捉えまして、そういうグローバル人材のメッカになることも目的としてや
っていこうと、そういう趣旨でございまして、これからいかにどういうサミットをするかというのもし
っかり詰めてまいります中で、そういう方向性も検討してまいりたいと考えとるところでございます。
○三谷委員 細かいことはいろいろ言いませんが、集めてサミットをやったからってメッカには絶対な
らないので、やっぱりこういうことを契機に、じゃ、次をどう展開していくのか、どういう事業をされ
ていくのかとか、いろんなものを総合的に持ち寄ってくることによってメッカとして認識を、三重県、
メッカだよということの認識が生まれてくるんだろうと思いますので、そこら辺のところの具体的な事
業計画というかそういうものを、ぜひつくり上げていただいて、また議会のほうにお示しをいただきた
いなと思います。よろしくお願いします。終わります。
○西城部長 知事の提案説明の中では、日米の学生会議の話にも言及されていたと思うんです。私ども
の所管ではありませんけれども、そういったことの成果なんかも踏まえまして、私どものほうでこの大
学生版サミットを引き継いでいくということの意味は、やはり、先ほど副部長が申し上げたように、県
内高等教育機関の充実につながるということが目的、使命だというふうに考えておりますので、委員御
指摘の点を踏まえまして考えさせていただきたいと思います。
○三谷委員 ぜひお願いします。終わります。
○石田委員長 ほかにございませんか。
○今井委員 先ほどの高等教育機関における地方創生に向けた取組支援事業で、要求段階では2980万円
ぐらい当初予算要求段階ではされとったんではないのかなと。2900万円ぐらいされとって、結果として、
いろいろあったと思うんですけれども2100万円に、850万円ぐらい減っとると思うんですけれども、こ
のあたりは、この事業全般にわたっての影響といいますか、戦略企画部としてはどうなんですか、とい
うのが1点。
それと、もう1つが、7ページの番号制度等整備関係諸費ということで、ここにあるように、「平成
29年7月からのマイナンバー本格実施に向けて、的確な運用を行います。」ということで、ここも平成
28年度の予算から比べたら大分減っとる。これは、進んできたということだと思うんですけれども、要
求段階では1500万円以上を要求しとったんですけれども、結果として1200万円台になったと。実際、
本格始動は7月から始まると。そういったときに、的確にやっていっていただけるのかどうか。どうや
ってやっていくのか、この2点。
○岡村課長 まず1点目、2点目とも共通の部分で1つお答えいたしますと、財政が苦しい中で、全体
に事業見直しということを行いました。そういう一環の中で、当初予算要求していたものよりも額が減
ったということでございます。
1点目の高等教育機関の取組支援事業につきましては、大学のほうとも今後の取組についていろいろ
協議もさせていただく中で、苦しいですけれどもこの中でやっていただけるというようなことも、協議
もしながら要求をさせていただいたところでございます。
また、マイナンバーにつきましては、総合運用テストというのを今年度予算化して、来年度も引き続
きやるんですけれども、主に今年度の事業が進みまして、来年度当初予定していたよりも総合運用テス
トについては少なくというか、もう1回精査をし直したという中でやっておりますので、特段、何か減
らしてやったということではなくて、再精査した中でこういう金額になったということでございます。
○今井委員 財政状況が大変厳しい中で、本当に御苦労いただいとると思うんですけれども、また、1
点目のこの高等教育機関における地方創生に向けた取組というのは、本当に僕も重要な事業だと思って
おるだけに、各大学の方の御理解、御協力もいただきながら、より中身をしっかり連携とってもらいな
がら、限られた予算の中でしっかり結果出していってもらえると思いますので、頑張っていただきたい
と思います。
マイナンバーに関しても、予算の関係、予算がたくさんあれば全ていいようにできるかといえば、そ
うではない部分は知恵をかなり出していただいたと思いますので、でも一方で、今後の県民生活におい
ては大事な取組でもありますので、しっかりと、ここに書いていただいとるように、的確に運用を図っ
ていただけるように、よろしくお願いしたいと思います。
○石田委員長 ほかに質疑ございますか。
○服部委員 ポストサミット事業、いろいろと展開を今後していただくわけなんですが、北勢のほうで
もジュニア・サミットが開催をされて、どういうふうな結果だったのかとか、そういったところが余り
見えてこなかった部分がありまして、大もとの伊勢を中心にオバマさんなどG7が見えた、北勢はジュ
ニア・サミットで、じゃ、どうだったのかというような総括も含めて、少しどのようにお考えなのか、
今後の課題としてどう考えてくれるか、お尋ねしたいのですが。
○西城部長 ポストサミット全体については、伊勢志摩サミット推進局がございます雇用経済部でとい
うことになりますけれども、私が携わっておりましてのでその経験を踏まえて申し上げますと、北勢で
行われたジュニア・サミットの関係につきましては、先般もたしかMICEの誘致が初めて桑名のほう
で1件、そういう事例が出てきたというふうに承っております。ほかのところでも引き続きそういう事
例が出てくればいいのではないかというふうに思っております。
北勢のほうでの効果がなかなかわからないという点については、今、伊勢志摩サミット推進局のほう
でもSNSでの発信等を通じて、いろんな方が実はかかわっていただいているんだということの発信を
やっている最中だと思いますので、そういったことを通じてより県民の皆様に周知されていくのではな
いかというふうに思っております。
○服部委員 ぜひ北勢のほうも、中勢も含めて、大学生サミットのようなそしてまた高校生サミットの
ような捉え方をしていただけるとありがたいなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思
います。
○石田委員長 ほかにいかがでしょうか。
○山本委員 ちょっと聞いてもいいですか。
新しく、未来につなぐ平和発信事業ということで、予算的に147万円というぐらいのことやから、も
うばあっと絵に描いてあって、大きな集いを1回やるとか、それからパネルを貸し出し用につくるとか、
この子ども代表団も恐らく広島のほうに何名派遣させるかわかりませんけれども、ちょっとこの予算の
額を見とると、3年間の事業みたいなんやけど、3年間続けていくということやけど、特にこの平和の
つどい(仮称)の開催のところ、この考え方を教えてもらえますか。
○岡村課長 未来につなぐ平和発信事業の予算の中身としましては、平和のつどいの開催に係る経費が
中心でございまして、中でも講師、参加者への報償費、旅費等で90万円程度、あと、会場費、その他事
務費ということで予算を見積もっております。
考え方としましては、この平和のつどいの会場としてはそんなにお金はかかりませんので、参加いた
だく方の経費のみ、その形にしまして、パネル展示とかそういうものにつきましては、既にもう70周年
等これまでに作成してきたものがございますので、そういったものを活用しながら、さらに自前で、例
えば非核の県宣言などの展示につきましても自力でつくるという形で対応してまいります。
また、昨年度までも特にこの予算を設ける形になっておりませんで、本来設けたほうがいいんですけ
れども、予算なしの形で自力でパネル展をやったり、学校等で活用いただいたりというようなことをし
ておりますので、そういった中で進めてまいりたいと考えています。
ですので、90万円の中で、広島から例えば高校生に来てもらうような場合には措置をしていくことに
なります。
以上でございます。
○山本委員 ありがとうございました。
新しい事業で、平和発信ということで、タイトル的にはすばらしいなと思うんやけど、中身のところ
が、予算を伴わなくてもどんどんやれるということになるかもわかりませんけど、もうちょっと工夫を
されて、この表題どおりのように発信をされていくというような、そういうところにつなげていってい
ただきたいなと思います。
1年見させていただきますので、またそのときに意見を述べてみたいと思います。
以上です。
○杉本委員 加えて、同じところでこの平和発信事業ですけれども、伊勢志摩サミットからこういう形
で若い世代をターゲットにした平和に関する事業ができたというのは、本当にサミットのレガシーとし
て今後残っていくものではないかなって思っているんです。
なので、初年度ですから様子を見させていただくという御意見でしたけれども、そのとおりなんです
けれども、今の時期は、この前も一般質問で出ていましたけれども、実際に体験された方が本当にいよ
いよタイムリミットということで、今やるべきことというのがそのあたりにあるのかなと。1つはその
あたりにあるのかなということを、私は思っているところです。
ですので、これからだと思うんですけれども、いろいろと御検討いただくと思うんですが、非常に期
待をして見させていただいております。ぜひ、サミットのレガシーとなるように、初年度ですので。や
っぱり、初年度だから大事やというところもあると思いますので、どうぞよろしくお願いいたしますが、
いかがでしょうか。
○西城部長 総務課長からも御説明いたしましたように、従来、平和啓発の取組につきましては、10周
年刻みの50周年、60周年、70周年という場合には特別な予算を組みまして、いろいろなものをつくっ
たりして、取り組んでまいりました。
私も60周年の事業のときに担当していまして、実際に50周年のときに体験文書を書かれたその方の
おうちへお邪魔して、それをCDに収録させていただくというようなお願いをさせていただいたんです
けれども、そういう過去の10周年単位の事業の成果を生かしながら、来年度、この平和のつどいに取り
組むということになりましたのは、両委員から御指摘いただきましたように、サミットを踏まえてとい
うことであるわけでございますので、これを契機に、どういう形で三重県が平和の発信をすることがで
きるのか、その辺のところ、これまでこういった形での取組はやったこともございません。
来年度以降は実は財政的な担保は何もないので、まず要求していくところから考えないといけないん
ですけれども、御指摘いただきましたように、来年度の取組の結果を踏まえて、私どもとしては再来年
度以降も継続的に、従来よりは充実した形でこういった平和の啓発というのが取り組めればいいという
ふうに、あるいはポストサミットということを踏まえれば、そうでないといけないというふうに考えて
おりますので、検討させていただきたいと思います。
○三谷委員 関連してよろしいですか。再来年以降のことを今から考えていくということなんですけれ
ども、今、杉本委員のほうから言われたように、戦争の記憶だとかそういうものが今どんどんもうなく
なっていっているんですね。
今、防災のほうは、例えば伊勢湾台風の記憶をアーカイブ事業で残していくというようなことを、一
生懸命取り組まれているわけですから、当然こういう平和の発信ということになれば、そういう戦争の
体験、実際に戦争を体験された方とか、戦争に参加された方もいるし、被害を受けられた方も、そうい
う方々の声なり体験の実像というものを、やっぱりアーカイブ事業のようにきちっと蓄えることによっ
て、また次の世代にきちっと伝えることができますので、ぜひ、再来年以降の事業をお考えになる場合
には、そういうことも検討の対象にしていただきたいと思います。
これは要望です。
○岡村課長 アーカイブにつきましては、戦後70周年事業の中で、20名の方から体験談を画像に撮り
ましてDVD化して、なおかつホームページのほうでも見られるような形で今しております。
ただ、20名で十分というわけではありませんので、今委員おっしゃられたように、今後何とか、予算
化なんかも考えながら、もっと増やしていくということを進めていくことは必要と考えております。
○三谷委員 ぜひお願いします。
○石田委員長 ほかにいかがですか。よろしいでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
○石田委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第2号(関係分) 挙手(全員) 可決
議案第91号(関係分) 挙手(全員) 可決
(3)議案第73号「平成28年度三重県一般会計補正予算(第7号)」(関係分)
①当局から資料に基づき補充説明(なし)
②質疑 なし
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第73号(関係分) 挙手(全員) 可決
2 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
Ⅳ 常任委員会(戦略企画部関係)
1 議案の審査
(1)議案第19号「三重県情報公開・個人情報保護審査会条例案」
(2)議案第21号「三重県情報公開条例の一部を改正する条例案」
(3)議案第22号「三重県個人情報保護条例の一部を改正する条例案」
(4)議案第23号「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基
づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例案」
①当局から資料に基づき補充説明(西城部長)
②質疑 なし
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第19号 挙手(全員) 可決
議案第21号 挙手(全員) 可決
議案第22号 挙手(全員) 可決
議案第23号 挙手(全員) 可決
2 所管事項の調査
(1)三重県まち・ひと・しごと創生総合戦略(平成29年3月改訂版)(案)について
(2)三重県家庭教育の充実に向けた応援戦略(仮称)最終案について
①当局から資料に基づき説明(福永副部長)
②質問
○石田委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。
○三谷委員 1つよろしいですか。
家庭教育のほうも相当内容が充実してきたかなという感じがしているんですが、前田議員の命を大切
にする教育というのをこの中に組み込んでいくという御説明でしたが、それを組み込むならば、今度新
たに県のほうがつくろうとしています三重県いじめ防止条例との関係というか、いじめの部分もそうい
う命を大切にするというところと大きく密接に関係してくるとは思うんですが、三重県いじめ防止条例、
これは仮称でまさに内容は今からなんでしょうけれども、それとの関係というのはやっぱりどこかで明
確にしていただくとありがたいなと思うんですが、その点いかがなんでしょうか。
○福永副部長 いじめ条例のほう、教育委員会で来年度に策定すると聞いております。
いじめの問題につきましては、三重県総合教育会議でも何度か話し合っておりまして、もともとの事
象が起きてからの対応も大事なんですけれども、その前に教育の面でやはり手を打っていく必要がある
ということはいろいろ議論されておりますので、今のいただいた御意見も含めて教育委員会にはお伝え
をしまして、対応していただくように伝えたいと思っております。
○三谷委員 ぜひお願いします。
○石田委員長 ほかに。
○杉本委員 私も命の教育のところを御検討いただけないかなと思っていたんですけれども、御検討い
ただくということなので、よかったなと思っているんです。
命を大切にする教育、今から意見言わせてもらうんですけれども、ちょっと整理されていない部分あ
ると思うんですけれども、私、教育という言葉の限界を感じるんです。
教育は、本当は教え育むなんですけれども、育むところが今やっぱり弱くなっている、教育という言
葉を語るときに。教育って、やっぱり教育される対象があって、する側がある、目的があってするのが
教育だと思うんです。
それは、これの一番最初に、家庭教育とはということころで、保護者が子どもに対して行う教育とい
うふうになっているんです。ところが、中身的には育み合うというところもすごく入っているので、三
重県子ども条例やら三重県教育ビジョンの考え方を踏まえて、中身的には私はいいと思うんですけれど
も、冒頭が、保護者が子どもに対して行う教育となっているんですね。やっぱり教える教育になってい
るんです。
でも、私は、今、子育ちという言葉がありますけれども、親育ちが困難になっとる。子育ちと親育ち
があって、家庭が育つというか家庭育ちというか、それは親と子が一緒に育っていく。育児は育自とい
う言葉ありますよね。育自は自分を育てるです。親が子育てをする中で自分が育っていく、育児は育自
という言葉があるんですけれども、それは親と子が一緒に育っていくんやと思うんです。そこの育ち合
う中で家庭が育つ、家庭育ちなんですけれども、そこのところがすごく抜け落ちてきている。育てると
いう感性の欠如というか。
命の教育というより、私は命を大切にする心が育まれる、育みやと思うんです、命は。教え込んで教
えられるものではない。教えられるものではない、育まれるものやと思うんです。命を大切にする心を
育むとか、育まれるとかそういうキーワードに、私はなってくると思うんですね。
なので、命の教育のところをもし書き込まれるのであれば、やっぱり教えるではなくて育むという関
係を、何か書いていただきたいというのが1つです。
そう思うと、やっぱり、ここの1ページのこれ、家庭教育戦略やもんね。自分が違和感を抱いていた
のは、家庭教育を教育というところに閉じ込めてしまったところが私の違和感やったなって。この前か
ら命の教育を考えていてやっと気がついたんですけれども。
これは今さら直らないと思うんですけれども、1つ質問をするとすれば、別冊資料1-1の1ページ
の家庭教育を、保護者が子どもに対して行う教育は家庭教育であるというこの文章は、三重県の文章な
のか、国の文章なのか、そこを1つ教えていただきたいと思います。
○福永副部長 基本的にこの定義のところですので、本県が独自の整理というのができないと思ってお
りまして、文部科学省の書類等を見てここら辺は導き出してきております。
1点補足説明させていただきますと、杉本委員の言われるのは我々も思っておりまして、例えば基本
理念のところ、18ページを見ていただきますと、この基本理念の2行目が「子育ての喜び」を共に育む
というところがありまして、19ページの冒頭にそこの説明を書いてありますけれども、その2行目に、
「保護者が子育てを通じて自らの人生を豊かにしていく」という視点、ここを重視しておりまして、さ
らにめくっていただいて20ページには「めざすべき姿」が書いてございまして、ここのめざすべき姿、
3つ丸印があるうちの2つ目が保護者のところで、保護者が成長しという言葉を盛り込んでおりまして、
我々の検討の中ではそういうことも考えていて、どう盛り込むかと検討した結果、こういうふうな形で
書かせていただいていますので、御理解いただければと思います。
○杉本委員 私も中身をずっと見ていて、三重なりの今まで議論してきたキーワードがたくさん入って
いるなというのは、理解はしているんです。
冒頭のその家庭教育については文部科学省の言葉なので、この1ページ目と後は乖離があるなという
のもわかってはいるので、そういうことだろうと思いますが、ぜひそのあたりのところを、命を大切に、
命の教育というのかな、命を大切にする心を育む取組というか、そういう中でさらに盛り込んでいただ
ければと思います。
やっぱり、親がどう育つかやと思いますので、ぜひよろしくお願いします。
○石田委員長 ほかにございますか。
○今井委員 私も家庭教育は非常に、家庭教育を行っている親としても、責任もこの文章を見ながら感
じており、とても重要やと思うんです。
それで、やはりこれだけのことを、一親としても、三重県がしっかりとサポートしていきながら、県、
市町、関係機関とやっていただければ一緒に頑張っていこうと思う御家庭が僕は増えると信じておりま
す。
ただ、それらをやってもらうためには、財政的にもう既にある事業もあれば、これから新たにこの応
援戦略に沿って県として役割として果たしていかないといけないもの、市町に対して、後ろのほうに県
と市町と役割分担というのもありますけれども、中を見ていくと、より身近な市町のほうにやっていた
だかないと、そこを県は支援するという書き込みもたくさんあります。やはり様々な面でこれを本当に
進めていくことが重要であるという、その裏づけとなる財政措置といいますか、その辺の議論といいま
すか、今後これを進めていくに当たってここまで書いていただいた以上、それを着実に進めていただく
という意味では、その辺のところが大事になると思うんですけれども、これは全庁的に財政のほうも含
めて御理解いただいておると考えていいのかどうかということと。
あと、ここまで書き込んでいただいてある以上、市町とのこの話し合いも十分これまでの各段階にお
いて行ってきていただいて、共通認識を持っていただいとると思いますけれども、今後、様々な協議体
をつくってもらうということも書き込んでいただいていますけれども、市町や関係機関との連携という
のは、今この最終案の段階になって十分これまで取れてきたということを、戦略企画部として、中心と
してやっていただいた部として、そのようにしっかり感じてもらっとるかどうかというのを聞かせても
らいたいと思います。
○福永副部長 まず、財政面の話ですけれども、私どもも今井委員と同じ思いをしておりまして、何と
かこれを確保していかなければいけないなとは思っております。
今、全庁的にいろんな厳しい議論が行われているのは御承知のことだと思いますけれども、我々もそ
んな中でこの戦略をいかに書くかというのを検討して、今の段階ではこれはあるべき論として書いてお
りますので、財政的な裏づけというのが得られているとは言えないんですけれども、少なくとも今年度
重点取組の中では主張しまして取り上げていただきましたので、来年度、子ども・家庭局に所管は移す
ことになるんですけれども、そちらのほうで今までやっていた取組に加えて、もう少し啓発を図るフォ
ーラムの開催ですとか、それと今おっしゃられた、市町に対するモデル事業としての支援をする取組と
かを予算化しておりますので、来年度まず市町との関係づくりをしっかりしていきたいというふうに考
えております。
市町との話し合いは子ども・家庭局が担当していただいておりまして、機会あるごとに関係づくりを
今年の段階でしていただいたと聞いておりますので、来年度に向けてしっかり取り組めるように、今後
とも子ども・家庭局とも教育委員会とも連携してやっていきたいと思っております。
○今井委員 ありがとうございます。
こういった取組というのは、スタートのときも大事ですけれども、持続して発展をさせていく。それ
で取組の中で様々状況が変わってきたり、また新たな取組が必要になってくるということも社会状況の
変化とともにあるかもわかりませんので、そういった中で取組ということに関してはしっかりブラッシ
ュアップもしていく必要性も出てくるかもわかりません。
そういうときにはやはり財源というのも必要になってきますので、そのあたりは戦略企画部、また子
ども・家庭局、教育委員会等も含めて財政課のほうにしっかりその辺の御理解をいただけるように、継
続したずっと発展的な取組をしていただけるように、よろしくお願いをしたいと思います。
市町のほうとはしっかりと連携とっていただいたということでありますので、中にもいっぱい書き込
んでもらっていますけれども、やはり地域によってそれぞれ環境、状況も違うと思います。家庭の現状
であったり、今後の家庭がどうなっていくと予想がされとるのか、人口も含めてそういったことに対し
ては、やはり各29市町とよりしっかり連携を、各地域の実情をわかった上で、また、今後も発生してく
るであろう問題に対して事前に防ぐという取組をしていくためにも、より一層市町と役割分担もしなが
ら、また連携も深めながらやっていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○石田委員長 ほかにいかがでしょうか。
○三谷委員 1つだけ。
まち・ひと・しごと創生総合戦略のほうなんですが、今回この改訂をして、いろいろ現状の分析だと
か課題だとか挙げていただいています。まあ、これはこれでそのとおりだろうと思うんです。
そういう中で、そういう課題を踏まえて「めざす姿」としてこう書かれていて、自然減対策、社会減
対策等と書かれていますが、一番大事なのが最後そういうことをやっていく上での協創の推進のところ
が一番のポイントになってくるのかなと思いますが、この書きぶりを拝見していますと、企業や団体、
大学等の連携等、これは相当力を入れて書き込んでいただいているのかなと思います。
しかし、総合戦略というのは、御承知のとおり市町のほうもそれぞれ自分たちのものをつくっている
わけで、やはり協創をしていく上ではそういう市町との連携がさらに今まで以上に重要になってくると
思うんですけれども、そのあたりの書きぶりがなかなか見えてこないんですけれども、それは何か特別
に意味があるわけですか。
○安井課長 委員御指摘のとおり、市町との連携というのは地方創生を進める上で一番ベースとなって
くるということは、十分理解をしております。
そういう意味で、これはいいかどうかは別として、1ページの総合戦略の位置づけ、それから県の役
割、この中で特に県の役割のところで、県の総合戦略と市町の総合戦略が車の両輪となって相乗効果を
発揮しながら地域全体の魅力を高めていくと、市町と緊密な連携・協力を進め総合調整を図っていくと
いうことで、ここでそもそも全体を通して一番大事なことということで、ここに記載をさせていただい
ておりますので、委員御指摘の趣旨は十分含まれて、取り組んでいきたいと思っております。
○三谷委員 それであるなら、先ほど申し上げましたように、めざす姿のほうにもその旨をきちっと書
き込んでいくということが大事なのではないかなと、こう思うんですよね。わざわざ協創の推進という
ことで1項上げていただいとって、その中に市町が全然出てこないというのもいかがなものかと思うん
ですが、どうなんでしょうか。
○安井課長 今の御指摘踏まえて、改めて検討させていただきたいと思います。
○三谷委員 よろしくお願いします。
○石田委員長 ほかにいかがでしょうか。
○今井委員 三重県まち・ひと・しごとのほうもあったんですね。
この中で、社会減のところで人数がどれぐらい、例えば平成27年の転出超過数は4200人ですよ、28
年は3597人ですよと、数字はこのように書き込んでいただいておるんですけれども、すごく中身が大事
だと思うんですね。
転出というのはよく御説明もいただくんですけれども、ちょうど大学、高等教育機関への進学のとき
とか、就職のときに若い方が県外へ行かれるということがよく問題として出てくると思うんですけれど
も、やはりこの転出の人数、転入の人数、この中はどういう構成になっておるのか。転入もですね。転
入も現状、例えば企業誘致等で三重県が頑張って、生産年齢人口の若い人たちがこちらへ移住をしてき
てくれとる仕事のために来てもらっとる、もしくは高齢者の方が県外で定年退職されて三重県に老後と
いいますか、退職後はゆっくりと自然に親しんで住みたいという思いで来てもらっとるのか。
人口年齢構成を見ればわかってくるのかもわかりませんけれども、特に転入者そして転出者の細かい
年齢的な状況がどうなんかというところを見ていくということと、その結果を見た上で三重県としてど
のようにアプローチをかけていくかということが重要になってくると思います。何ということはないん
ですけれども、ただ単に転入より転出のほうが三千何百人多いんですというようなことも当然意識はし
ないといけないんですけれども、それ以上にどういった今、転入の状況か転出の状況かという部分をし
っかりと検証をしていただきながら、今後どこにどのように対策をしていくのか取り組んでいくのかと
いうのを、また我々にも教えていただきたいというふうに思いますので、これはお願いになってしまい
ますけれども、よろしくお願いします。
○安井課長 今、委員御指摘のあった転入者、転出者の総数ということでございますけれども、2015年、
2016年おおむね5万人近くの方が三重県の外に出たり中に入ったりしているということで、非常に大き
い数でございます。
我々ここでは転出超過の数だけを取り上げさせていただいておりますけれども、やっぱり5万人近く
の方がなぜ出たり入ったりしているのかと、そこがまずポイントだろうなとは思っておりますけれども、
御承知のとおり、なぜそういう動きをしているのかという数とその理由というのが、データが連動して
いないということで、様々なデータを我々これから一生懸命集めまして、引き続きそういったところに
ついては分析を深めていきたいと思っておりますので、また一定の何か成果が出てまいりましたら御報
告させていただきたいと思います。
○今井委員 なかなか難しいと思うんですけれども、そういったところが大事になってくると思います。
例えば、この3500人だったら3500人に入っていない数字というのもあると思うんですよね。高等教
育機関に進学をした方は、住所は三重県においたまま県外の学校で学んどるというケースやと、住民票
の移動はないのでここの数字には入ってきていないと思うんですよね。逆にそういった方が将来、その
ままその地域に就職なり住みつかれると、将来さらにこの数字が、マイナスがこのままいけば増えてく
るということになってくるのかなと思いますので。
そこを捉えるというのはとても難しいことというのはわかっておるんですけれども、今、3500人だか
らこんなもんかというのではなくて、さらに高等教育機関等で住民票は三重県に残したまま県外でお住
いいただいとる方に対するUターンとかそういった仕掛けというのも、こういった総合戦略の中でしっ
かりと位置づけていってもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。
○石田委員長 ほかにいかがでしょうか。
○杉本委員 ごめんなさい、私ばかりで。
1個質問あるんですけれども、合計特殊出生率が1.56に伸びたという、1回だけ伸びただけでそれは
分析できていないとは思うんですが、地域性があるのか、このあたりの地域が伸びているんだとか、平
成28年度まだやと思うけれどももうそろそろわかってきているのか、また下がるのかとか、何か要因み
たいなものはこうかなって見当つけているところあるんですか。
○安井課長 大変難しい質問でございまして、健康福祉部ともいろいろそのあたりについては分析が必
要だなという認識はしておりますけれども、これというのがまだそれはわからないというのが現状でご
ざいます。申しわけございません。
○杉本委員 わかりました。以上です。これからですね。
○石田委員長 ほかにいかがでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
○石田委員長 なければ、三重県まち・ひと・しごと創生総合戦略(平成29年3月改訂版)(案)につ
いて及び三重県家庭教育の充実に向けた応援戦略(仮称)最終案についての調査を終わります。
(3)高等教育機関の充実等に向けた取組について
(4)次期広聴広報アクションプラン(中間案)について
①当局から資料に基づき説明(福永副部長)
○石田委員長 それでは、ただいま12時4分です。ここで一旦休憩としたいと思います。1時5分から
再開をさせていただきます。
暫時休憩します。
(休 憩)
②質問
○石田委員長 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開し、戦略企画部の所管事項調査、高等教育機
関の充実等に向けた取組について及び次期広聴広報アクションプラン(中間案)についての質疑から入
ります。
どうぞ、質疑、質問等がありましたらお願いをいたします。
○三谷委員 次期広聴広報アクションプラン(中間案)ですが、これ、ほかの議員等とも話をさせてい
ただきますとね、むちゃくちゃ評判悪いんですよ。
まず、横文字の使い過ぎ、何書いてあるかわからへん。オウンドメディアとか、アーンドメディア、
ペイドメディア、スマートデバイス、ソーシャルメディア、いろいろこう書いてはありますけれども、
こういう広聴広報の基本というのは、県民にわかりやすくお伝えをするというのが基本じゃないですか。
わざわざわかりにくくしているんではないかということをおっしゃる方すらいて、今はインターネット
の時代でこういう言葉を使わなければいかんのかもわからないですけれども、もう少し全体として一般
の方が見ても読んでもわかるようにしないと、これ何やという話になるんやないですか。
例えば、42ページの戦略テーマ2のメディアの強化・活用なんかでも、「その展開にあたっては、広
報紙やウェブサイト等のオウンドメディアや、パブリシティやソーシャルメディア等のアーンドメディ
ア、各種広告等のペイドメディアの、トリプルメディアの効果的な」、こんなものわかるはずがないやん。
こういう書きぶりでないとつくれないんですか、どうなんですか。
○中山課長 三谷委員おっしゃっていただきましたように、確かに横文字が非常に多くございます。
私どもも、言い方は何とか言いかえられないかというところは、工夫をさせていただいたところはご
ざいますけれども、おっしゃっていただきますように、県民にわかりやすくお伝えするということがま
ず広聴広報の基本ではございますので、再度、全体について見直しはさせていただきたいというふうに
思います。
○三谷委員 例えば、オウンドメディアの説明でも、先ほど所有するメディアと括弧して書いてあって、
これは県直営やと言うと、県直営ならわかるんやわな、すっと。ペイドメディアにも買うメディアと書
いてあるけれども、それは外部発注ですよと言うたらわかるわけですよ。
だから、基本的なスタンスとして県民にいかにわかりやすく伝えるかという、そういうスタンスを持
っておられれば、こういう形には恐らくなってこないのではないのかなと思います。
昔、北川さんが知事のころに、あの人がめったやたらと横文字使って、議会事務局が北川知事が使う
カタカナ語一覧というあの一覧表つくってくれて、皆に配ってもらったことありますよね。何しゃべっ
ているかわからへんかったわけですよ。
だから、やっぱりあれを思い出しますので、ここはひとつ注意をして、できれば書き直していただき
たいなと、こう思います。
それから、もう1つ。この中でアーンドメディア、この信頼や評判を得るメディアということで、パ
ブリシティとかソーシャルメディア、これ大事だということで、先ほど御説明いただきました。
確かにこの部分が一番大事だと思うんですが、これ全部目を通させていただいて、この一番大事な部
分というのが結構このごろ逆に一番怖い部分でもあって、この間のアメリカの大統領選挙でフェイクニ
ュース等がいろいろ話題になっていますし、全て三重県に好意的な情報が流れるということでは当然な
いわけで、三重県にとって非常に好意を持っていないそういうニュースなり情報が、SNS等を通じて
流される可能性だって多分に今の時代ありますし、こういう情報というのは一旦出すと一気に、極端に
言えば世界中に拡散してしまうわけですよね。
ですから、こういうものの対策という、好意的なメディアとか情報ばかりならいいですけれども、そ
ういうところの対策というのが全く書かれていないような気がするんですが、そういうところはどうい
うふうにお考えになっていますか。
○中山課長 まず、先ほどの横文字を使い過ぎというところの御指摘についてですけれども、これにつ
きましては、どうしても正確に言いかえるというのを重視しましたので、そういったところでは、例
県独自のとか県発注のとか、そういうことがちょっと言いかえられなかったというところがございま
すけれども、もう一度考え直させていただきたいというふうに思います。
それと、今のリスクに関する部分、ネガティブ案件に関してということでございますが、そういった
ことに関しましては、今も危機管理部門と私たちと非常に緊密に連携をとっております。起こった場合
にどのように対応するかにつきましても、私どものほうで、定期的にではないですけれども、各部の危
機管理担当者を集めた会議等もやっておりますし、まだちょっときちんとしたやり方というか仕組みに
はなり切ってないところがございますけれども、そういったところは充実していきたいというふうに思
っております。
○三谷委員 これからそういうのがたくさん出てくる可能性もあって、それを見つけるという努力と、
それから見つかれば管理者に削除していただくという、あれもなかなか簡単にはいかないところもある
んですけれども、そういう努力をやっぱりきちっと仕組みとしてつくり上げていかないと、三重県の誤
った情報なりイメージというものが一気に拡散してしまう可能性だってないとは言えませんので、ぜひ
お願いをしたいと思います。終わります。
○石田委員長 ほかにございますか。
○東委員 三重大学が地方創生で、地域創生という言葉になっていますけれども、サテライトを計画さ
れていらっしゃるということが2年ぐらい前からあったと思うんですが、進捗状況がちょっと遅いです
が、今の状況を教えてほしいです。
4拠点つくられるというお話だったと思うんですが、伊賀でしたかね、伊賀はもう進められとると思
うんですが、その辺検討して、どう把握していらっしゃるのかということをですね。
○福永副部長 私どももそれはお伺いしておるんですけれども、県内に4拠点つくるということで、志
摩のほうと、伊賀のほうと、北勢のほうと、東紀州とお伺いしているんですけれども、それぞれまだ検
討中のようでして、どこにどのようにするかというところまでは私も詳細には把握していない状況でご
ざいます。
○東委員 そうですか。これはこの地(知)の拠点大学による地方創生推進事業とは、直接は関係のな
い話なんですか。
○福永副部長 この事業とは特に関係はございません。
○東委員 結構です。
○石田委員長 ほかに御質問ございますか。
○山本委員 1点だけ。
地域の魅力を発信する冊子「みえコレッ!」っていってね、今これが置いてあるんだよね。これが県
内の中学校、高校に全部配ったということですけれども、どうやって学校の中で活用をしておみえにな
んのかな。
○福永副部長 まず、高校は、高校2年生生徒一人ひとり全員に配っていますので、生徒に読んでほし
いと。ここには企業の紹介とか県内企業でもグローバルに活躍している企業とか紹介していますので、
こんな就職先が県にあるんだということを進学する生徒にも知っといてほしいという思いで全員に、ち
ょうど進路をしっかり考える時点にあります高校2年生に全員に配っています。
中学生に配っているのは、この中には高等専門学校、近大高専とか鈴鹿高専とか鳥羽商船高専の紹介
なんかもございますので、その高校の進路のときにも参考にしていただきたいものですから、中学校の
進路担当宛てにそういう活用願いませんかということでお配りしているという状況です。実際は高校2
年生を対象にこれはつくっております。
○山本委員 これは各学校に読んどいてくださいというのか、それとも授業にちょっと活用するとかそ
んなところは。何か工夫してみえるのか、それとも配ったということだから読んどけということだけな
のか。
○福永副部長 今の状況を申し上げますと、校長会等で説明をさせていただいて、十分生徒に読んでい
ただくようにお願いしますということを今お願いしている状況でして、恐らく授業での活用まではされ
ていないのかなと思っています。
これ、去年からやっている事業なんですけれども、今年は4校ほどお邪魔しまして、生徒と意見交換
もさせてもらいまして、これを読んでの感想とか、もっと改善する点はないかとかも生徒から聞いて反
映させていただいている状況で、生徒は十分読んでいただいている状況も確認はさせていただいていま
す。
○山本委員 こちらの知ってほしい部分とか、こちらが伝えたい部分というのは中に網羅されとってい
いんですけれども、これ、ぽっと見た感じ、本当に高校生が喜んで見ようという気になっとんのかなと
いうのを、ちょっと私は思うんですわ。
まず、見たときに、字が多いですもんね。これがいいのか悪いのかようわかりませんけれども、字が
多いということと、あと写真はある程度入れてあるんですけれども、それと開き方がこれ、普通は大体
こう開くんですかな。ですけれども、何か、いつもと反対のような気が。
〔「こうやろ、これ、普通やで」の声あり〕
○山本委員 普通かな、ああそうですか。
開き方のほうはいいですけれども、中のところが生徒に不評やないんかなという気がしたもんで、ち
ょっとお話をさせていただいたんですけれども。直接生徒のほうにお配りされているということでござ
いますので、それ以上いらん心配をせんでもいいかもわかりませんけれども、その辺のところで何かち
ょっと気がついたことがありましたら。
○福永副部長 字が多いという意見は実際ございますので、我々もできるだけ工夫は。もっと多かった
んです、本当は。それをできるだけこう減らして、ここまでの状況にしかならなかったところはちょっ
とございまして、生徒からはいろんな声は聞いているんですけれども、県内にこんな企業があるのを初
めて知ったとか、漫画だから読みやすかったという声も聞いておりますので、従来、三重県がつくっと
った冊子に比べれば、漫画を多用して、まだ読んでいただいているのかなという気はします。
字が多いのはまだまだ改善の余地があると思っていますので、そういう声を実際にいただいておりま
すので。ただ、先ほど申し上げましたように、休止させていただきますので、来年度はこれはつくらな
いんですけれども、もし再開するようでしたらまた改善も検討させていただきたいと思います。
○山本委員 はい、もう結構です。
○石田委員長 ほかにいかがでしょうか。
○東委員 三谷委員が先ほどおっしゃられた、横文字が多いというのは、これ非常にわかりにくいとい
うのはよくわかるんです。すごく疑問に思ったんですけれども、44ページにペイドメディアってあるじ
ゃないですか、ペイドメディア。ペイ・マネーですよね、支払うじゃないですか。これ、バイですよね、
バイメディアです、買うと書いてあるよ、日本語で訳すと。例えば英語の試験を受けるときに、ペイっ
て買うって書いてあるのかな、買うって直訳してしまわないですか。
○福永副部長 ペイドですので、一応、過去分詞ですので、お金を払って買われたメディアというふう
に読んでいただいたらと。
○東委員 そうですか。支払ったメディアですよね、ペイド。
○福永副部長 支払われた。
○東委員 支払われた、だからペイドですよね。大分協議されたんですかね。
○中山課長 これで協議したというよりは、通常こういう使い方というか御説明の仕方をさせていただ
いているので、そのまま使わせていただきました。
○東委員 一般庶民だと思うんです、自分は。英語教育とか受けて、ペイドって支払うですよね、やっ
ぱり、と思わないですか、どうなんですか、私、間違っているかね。
○福永副部長 オウンドメディアのオウンドもそういう意味だと思います。オウンは所有するですので、
だから所有されているメディア。それからペイド、買われたメディアというふうに、私のほうは理解し
ております。
○東委員 ああ、そうですか。
○石田委員長 日本語と英語の直訳でいうとそうだけれども、その意味をなすのはちょっとずれてもど
うなんかなというところがあるのではないでしょうか、という……
○東委員 委員長、これ以上言いませんので。
○石田委員長 ほかはいかがでしょうか。
○今井委員 先ほど三谷委員が言われたように、やっぱり老若男女というんですか、皆さんにわかりや
すいような広聴広報にしっかり取り組んでいただきたいなと。
その意味で、もう一度御検討いただけるんであれば、わかりやすくしてもらいたいのと、先ほど、僕
の聞き間違いでなかったら、御説明のときにすごいやんかトークのところで、みえの現場やっぱりと言
いませんでしたか。「やっぱし」なんですよね。
何が言いたいか。それは言い間違いがどうのこうのではなくて、やっぱり一つ一つの、僕もやっぱり
と言うんですね、やっぱしってなかなか言わないもんで、あえてその三重県の言葉でというのでこうい
うのもつけてもらっとると思うんですけれども、一事が万事でいろいろネーミングにしても何にしても
県民の方にまた県外の方に三重県をしっかり発信するという意味においては、広聴広報のあり方ととも
にこういった一つ一つの三重県が打ち出すそういったもののネーミングなんかも、より言い間違いのな
いような。
僕も「やっぱり」と言われたと思って、でもここ見たら「やっぱし」やって、どっちが正しいんやろ
うと思って、昼休みにちょっと見たら「やっぱし」になっていましたんで、一つ一つのことをやっぱり
わかりやすくネーミングする、また広聴広報するということが大事やと思いますんで、その基本でお願
いしたいと思います。
○西城部長 今回のと言いますか、このアクションプランが、今のアクションプランができたのが3年
前だったわけですけれども、そのとき私も事業部のほうにいまして、非常に斬新な内容のプランができ
た、できるんだなという印象を持った記憶があります。
ただ、一方で、その斬新さの裏には、さっきのトリプルメディアの話とか、何それという感じのがあ
ったのも事実ですので、今のプランから引き継ごうとしている基本理念そのものが、県民との接点の拡
大と充実ということでございますので、いただきました御指摘をしっかりと受けとめさせていただいて、
県民の皆さんにもわかりやすいような、それでもって内部の職員には新しい取組を促していくような、
そういう記述に改めさせていただきたいと思います。
○石田委員長 ほかにいかがですか。
〔「なし」の声あり〕
○石田委員長 なければ、高等教育機関の充実等に向けた取組について及び次期広聴広報アクションプラン(中間案)についての調査を終わります。
(5)広域連携の取組(知事会議の開催結果)について
(6)三重県総合教育会議の開催状況について
(7)審議会等の審議状況について
①当局から資料に基づき説明(福永副部長)
②質問
○石田委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。
○杉本委員 総合教育会議についてなんですけれども、以前にもお尋ねしたんですけれども、教育委員
会と三重県総合教育会議の違いなんですけれども、特に第6回の会議について思うんですけれども、こ
れだと中身がやっぱり教育委員会だと思うんですよ。
というのは、総合教育会議というのは教育施策大綱をつくって、それを背景に持ってやっていますよ
ね。全部局がかかわっている会議なんです。その中で、体力、私はこれは体力向上についてテーマとす
べきだと思うんです。
要するにこの調査結果をもとにしてしまうもんで、学校教育に範囲が狭められていくと思うんです。
というのは、教員の指導力、これはこれでいいんですけれども、やっぱり子どもたちの体力向上って、
小さいときからの遊びであったり、自然体験活動であったり、野外活動であったり、そういった日々の
暮らしがあって、学校教育の中でそういう技能とか技術とかを身につけて向上していくって。
なので、総合教育会議はもっと幅広にそういったところの議論をすべきやと思うんです。そうなった
ときに、ほかの部局が絡んでくる。体験活動であったら農林水産部が絡んできたりとか、何が絡んでく
るかはわかりませんが、いろいろな部局が絡んでくるんです。
だから、ここはテーマの持ち方は、この結果ではなくて、子どもたちの体力の向上に向けてというこ
とが私は議論されるべきやなと思うんです。
特別支援教育も一緒なんです。特別支援教育の推進って、この中身は教育委員会に学校教育に狭まっ
とる。せやけど、もっとここのテーマは、特別な支援を必要とする子どもの課題についてとか、子ども
の何かに、育ちについてでもいいので、そういうテーマにするべきやと思うんです。
そうなったときに、学校教育だけではなくて、放課後の障がいを持った子どもたちの居場所づくり、
学童保育の問題であるとか、デイサービスの問題であるとか、医療や療育の問題であるとか、そういう
ことが入ってくるんだと思うんです。
それが総合教育会議の意味で、知事が出席をする総合教育会議の重要性やと思うんです。
なので、テーマの選び方を、もう少し全庁的にかかわれるようなことにすべきなのと、そこを教育委
員会ときっちり連携すべきで、これやったら教育委員会、何議論しているんですかって、教育委員会の
あの委員会ですよ。これ、中身教育委員会ですもん、この第6回は。それで、やっぱり教育委員会と総
合教育会議の違いというのをもう少し御検討いただいて、テーマの持ち方を検討いただきたいなと思う
んです。それはやっぱり、子どものことを学校教育の中に狭め過ぎ、そこだけでは子ども育ちませんの
で。そこのところはどうでしょうか。
○福永副部長 ありがとうございます。
1つだけお話しますと、まず総合教育会議の意義の1つは、教育の重要な課題に関して知事と教育委
員が情報共有、情報交換をして同じ意識を持って進めるように、お互い同じ意識を持てるようにして今
後に生かすということですので、そのいろんな教育課題について知事と教育委員が意見を交わすという
こと自体は、まず1つ意義があることだと思います。
それと、今回の例えば体力のこの議題の持ち方にしましても、こういう議題の名前にはしていますけ
れども、論点はやはり、いかにして子どもたちの体力向上につなげるかというところを話し合っていま
す。今回そういう意見は出ませんでしたけれども、去年もこの同じテーマで話をしているんですけれど
も、例えば去年でしたら、子どもたちの体力向上に向けては幼稚園のときから、就学前からしっかり取
り組まなければいけないというふうな意見交換がなされましたので、当然それを受けて、保育所や幼稚
園で何かできないのかという話も後で我々も話し合って、教育委員会のほうでそういう指導者を就学前
のところへ派遣するみたいな取組につながった例もありますので、要はこの知事と教育委員会が意見交
換することによって、知事部局で何かできることも見つかるわけなんですよね。
ですので、就学前の子どもたちというのは8割が今、私立の幼稚園か保育所ですので、公立の幼稚園
というのは2割しかいませんから、やっぱり知事が就学前教育について議論するというのは非常に重要
なことですので、こういった形で就学前の教育なんかにつなげていくというのは重要じゃないかなと思
いますし、特別支援教育についても、知事部局で取り組んでいる事例なんかも知事は紹介されて議論し
ていましたので、そういうところには意義があるんじゃないかなというふうには感じています。
○杉本委員 私、第6回と申し上げたんです。第7回は家庭教育と幼児教育なので、大きく見て出やす
いんです、家庭教育や幼児教育は。
○福永副部長 今、第6回……
○杉本委員 第6回と申し上げたんです。
やっぱりこうやってテーマを絞ってしまうと、学校教育以外が出にくい。同じことを申し上げますけ
れども、でも、生活環境の中での教育へのアプローチ、環境教育であったりとか、多文化共生の部分で
あったりとか、健康福祉部の子ども支援であったりとか、農林水産部のそういう体験活動であったりと
か、防災対策部における防災教育であったりとか、総合的な視点で教育を考えるというようなテーマの
持ち方をしていただかないと、せっかく知事が出てもらってもというか、ほかの委員が、子どもではな
く、何というか、教育という枠から外れていろんな話が出にくい。体力テストだけをもとにして今後の
取組を議論したら、本当の意味での体力向上の幅広の議論がしにくいと申し上げているんです。だから、
ほかのテーマでも一緒やと思うんです。
○福永副部長 済みません、私もちょっと繰り返しになるかもしれないんですけれども、先ほどの答弁
も第6回の話をさせていただいていまして、体力の話題にしても、特別支援教育の話にしても、幼児期
からの議論になるんです。ですから、知事が一緒に参加していたり意見交換する意味は当然あって、そ
こには子ども・家庭局の方も来ていただいたりすることもあって、幼児期の話になると当然こちらも考
えなければいけない話ですし、一定知事と教育委員会が意見交換する意義が第6回のところにもあると
思うんです。
杉本委員が言われているのはよくわかりますので、幅広にできるだけ論点の設定もしてやるように努
力はしております。教育委員会の学校教育間の中の議論だけするのならばほとんどやっている意味がな
くなってしまいますので、当然、知事部局としても何か絡めないかという視点で議論はしていくように
しておりますので、そこはできたら御理解をいただきたいと思います。
○杉本委員 それはもう理解しましたので、協議事項の設定の仕方を、例えば体力の向上、運動能力の
向上についてと書いたら、中点でその調査結果はあるけれども、じゃ、子どもたちのそういった運動を
取り巻く環境についてとかね。幅、もっと広がりを持って議論ができるような柱立てが私は必要やと申
し上げているんです。
○福永副部長 よくわかりました。
論点の設定なんかのときに、言われた趣旨なんかもちゃんと踏まえて、そういう議論がしっかりでき
るように努力していきたいと思います。
○杉本委員 よろしくお願いします。
せっかくの総合教育会議なので、教育委員会とは違うというところをぜひお願いしたいと思います。
○石田委員長 ほかにございますか。
○今井委員 広域連携の取組のところで、広島県・三重県知事懇談会の主な概要というのを書いてもら
ってあるんですけれども、この知事懇談会の報告なのでこういう書き方なのかなと思うんですけれども、
先ほど未来につなぐ平和発信事業で、トークセッションでこの平成29年1月開催というのは多分このと
きにあったんだと思いますけれども、こういったことも一緒に書いてもらった方が。
例えば、この5つ目の丸のところに両県の生徒同士の交流を視野にということで書いていただいてお
ります。当然こっちにあるように、この平和について両県の若者が交流することを合意とかですね。こ
こではちょっと平和に関することが読み取れないので、こういったことも知事懇談会ではないにしても、
こういったトークセッションも同時に開いてこういった広域的な合意もあったということも、今後また
こういったことがあれば書いてもらうということも御検討いただければ、より、その知事懇談を2人だ
けでやったのではなくてそういうほかの人たちの前でも、こうやって両県知事がしっかりトークをして
合意もしたということ等もよりわかりやすくなると思いますので、今後御検討いただければと思います。
○西城部長 委員御指摘の通りだと思いますし、この会議に合わせて菓子博に関してのイベントも行わ
れていましたので、全庁的に考えればそういうこともあわせて付記すべきだったかと思います。
ありがとうございます。以後気をつけます。
○石田委員長 ほかにございますか。
〔「なし」の声あり〕
○石田委員長 なければ、広域連携の取組(知事会議の開催結果)についてから審議会等の審議状況に
ついてまでの調査を終わります。
(8)その他
○石田委員長 最後にこれまで議論された調査項目以外で特にございましたら、御発言をお願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
○石田委員長 なければ、これで所管事項の調査を終了します。
3 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔当局 退室〕
4 今年度の委員会活動の振り返りについて
(1)常任委員会活動の評価の手順の説明(石田委員長)
(2)委員間討議
○石田委員長 それでは、御意見をお伺いしたいと思います。
よかった点とか、改善すべき点とかを皆さん方から御意見としていただきたいと思いますので、よろ
しくお願いしたいと思います。資料3の部分に書かせていただくことになるんですけれども。
○三谷委員 参考人は1回もこの委員会に呼んでないよね。
○石田委員長 呼んでいないです。
○三谷委員 呼んでないね。できれば、いろんな課題があったんで、有識者とかの参考人の招致を1回
ぐらいやった方がよかったのかなという思いはありますけれどもね。
○石田委員長 今、三谷委員からの御意見は、調査の中で参考人を呼んで調査する機会があってもよか
ったのではないかという御意見でございます。
○杉本委員 県外調査、今年すごくいろんなところを、非常に参考になるところに行かせていただけて、
勉強になりました。すごくよかったです。
○石田委員長 ありがとうございます。特に県外調査の中でここというのが、4カ所行きましたが、特
にというところはどこかございますか。
○杉本委員 私、県外全部よかったの。
〔「どこに書いてあるの」の声あり〕
○杉本委員 ここに書いてあります、資料の4-2。富士市のf-Bizもよかったし、女性が活躍し
ている民間企業もよかったし、それから……
〔「みなかみってところ、行ったね」の声あり〕
○杉本委員 みなかみにね、そうやね。そやけど、f-Bizと特に女性が活躍しているあの民間企業
が、私はすごくよかったですね。
○石田委員長 ただいま杉本委員から、県外調査の富士市産業支援センターf-Bizそれから女性活
躍を取り入れている株式会社シータス&ゼネラルプレス、ここがよかったのではという御意見をいただ
きました。
○杉本委員 それから、みえ現場de県議会は、この前女性の中小企業のところだったので、今度の委
員会のときにまた反映できたらいいなと今思っているんです。まだ、今日は評価はできないですけれど
も。
○石田委員長 みえ現場de県議会、女性の方にお越しいただいて開催したものを、それを……
○杉本委員 はい、そうです。今度の委員会で、今度の雇用経済部関係の常任委員会で生かしていける
なと思っています。
○石田委員長 みえ現場de県議会で出た意見を、明後日の委員会でということですか。
○杉本委員 そうです。
○石田委員長 雇用経済部関係のところで生かしていけると。ありがとうございます。
ほかはいかがでしょうか。
〔発言の声なし〕
○石田委員長 じゃ、今いただきました意見をまとめさせていただくということでよろしいでしょうか。
〔「はい」の声あり〕
○石田委員長 では、ただいまいただきました意見を整理しまして、委員会活動評価総括表(案)にま
とめ、次回の委員会でお示しさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
これで、今年度の委員会活動の振り返りについてを終わります。
ほかに何か意見はございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○石田委員長 なければ、委員間討議を終了いたします。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
戦略企画雇用経済常任委員長
予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会委員長
石田 成生