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働き方改革調査特別委員会
会議録
(開会中)
開催年月日 平成29年5月31日(水) 午後0時0分~午後0時52分
会 議 室 601特別委員会室
出 席 委 員 13名
委 員 長 石田 成生
副委員長 稲森 稔尚
委 員 廣 耕太郎
委 員 山本 里香
委 員 野村 保夫
委 員 下野 幸助
委 員 彦坂 公之
委 員 野口 正
委 員 後藤 健一
委 員 北川 裕之
委 員 服部 富男
委 員 中嶋 年規
委 員 長田 隆尚
欠 席 委 員 なし
出席説明員 出席を求めず
委員会書記 議 事 課 班長 中西 健司
企画法務課 主幹 羽田 香織
傍 聴 議 員 なし
県 政 記 者 3名
傍 聴 者 なし
協議事項
Ⅰ 活動計画の作成について
Ⅱ 次回の開催について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
Ⅰ 活動計画の作成について
〇石田委員長 本委員会は、去る5月18日の本会議において設置されたところであり、その所管事項は女性、障がい者、高齢者など、あらゆる県民を対象とする働き方改革について調査することであります。
本日は、この所管事項を調査するに当たり、今後どのように委員会を進めていくかについて御協議をいただきます。
それでは、資料としてお手元に資料1、資料2を配付しましたので、ごらんください。ホチキスどめのものです。
資料1は、A4縦の「特別委員会活動計画作成について」と記載された資料です。
「1 特別委員会所管事項調査項目」について、本委員会は、女性、障がい者、高齢者など、あらゆる県民を対象とする働き方改革についてとなっております。
「2 活動計画について協議」が本日御検討いただく部分となります。
特別委員会の所管事項に基づき、調査項目を絞っていただき、最終の目標、調査期間について協議いただいたうえで、その調査項目に係る具体的な調査方法や内容を検討いただくことになります。御検討いただき決定した内容については、お手元に配付の「資料2 活動計画書」の形でまとめることになります。
それでは、「資料2 活動計画書」の作成に向けて御協議願います。
活動計画書の作成に当たりましては、最初に重点調査項目の選定からお願いをいたします。
次に、委員会の最終目標、例えば「何月に意見書を提出する」などというように、いつごろどのような形の最終目標を置くかを御協議いただきます。
最後に、最終目標に向けて具体的な調査方法について御協議願いたいと存じます。
それでは、重点調査項目の選定について、委員の皆様の協議の参考とするため、正副委員長で作成した候補案をお示しさせていただきます。
委員の皆様におかれましては、委員会として調査に力を入れていくべき取組について、御意見をお聞かせいただき、それらを踏まえた上で重点調査項目について定めていきたいと存じます。
順序としては、まず、配付した候補案について稲森副委員長から概要を説明した上で、次に委員の皆様からの御意見をお願いします。
なお、委員の御意見については、候補案に係るものでも、それ以外のものでも構いません。
それでは、稲森副委員長、お願いいたします。
〇稲森副委員長 それでは、今、お手元に配付させていただきました「働き方改革調査特別委員会重点調査項目(案)」というのをごらんいただきたいと思います。
昨日、正副委員長と事務局に入っていただきまして、7点、取り組むべき課題について挙げさせていただきました。1つ目が働き方の県内の現状と課題の把握について、2番目が非正規雇用の処遇改善(同一労働同一賃金)について、3番目が長時間労働の削減について(ワーク・ライフ・バランスの実現)、4番目が柔軟な働き方がしやすい環境整備について、5番目が病気治療・子育て・介護等と仕事の両立支援について、6番目が多様な人材(若者、女性、高齢者、障がい者、LGBT等)が活躍しやすい職場環境について、7番目が転職・再就職支援による採用機会の拡大についてということです。一応、政府の働き方改革実行計画という国が今検討している検討課題に沿って、県の現状に合わせて設定をさせていただきました。
以上です。
〇石田委員長 ありがとうございました。
それでは、委員の御意見をお願いしたいと存じますが、「特別委員会の調査については、重要かつ緊急性の高い県政課題とし、あらかじめ常任委員会の所管事項との関係を明確に整理、調整した上で、目的達成型の特別委員会となるよう課題を絞って調査を行うものとする」という代表者会議の申し合わせがございますので、このことも踏まえて調査範囲の絞り込みを行っていただきたいと存じますので、よろしくお願いします。
では、委員の御意見をお願いします。
〇山本委員 7項目、本当に系統立ったというか、流れの中で解説していただいて、重要なことだと思います。その中で1つ、働き方の現状と課題の把握というのがとても重要になってくると思うんですけれども、労働現場の、2番の正規・非正規の問題にもかかわってきますけれども、非正規労働の実態というのが全国規模での数字では概数としてあらわれてきているんですけれども、例えば県内の事業所での状況というのは、各事業所は一般には出していないので、そういうこともきちんと調べられるような委員会の形にして、三重県の現状について、地域性も大きく偏在していると思いますけれども、大きな会社などは概数で出していて、かつては非正規・正規と書いていたことがあるんですが、いろいろ問題になってきてから、ホームページなんかでもそういう公表をしていない。調べようと思ってもなかなか難しいので、そこまで突っ込めるような、確認できるような、そんな調査をやはり深めていかないといけないと思います。本当に上手にこの課題をまとめていただいたと思いますが、今は思いとしてつけ足しました。要望です。
〇石田委員長 ありがとうございます。今の御意見は……
〇山本委員 1番のところ。
〇石田委員長 がまずは外せないだろうと、こういう意見でございますね。
〇山本委員 深めていただきたい、そういうことで。それがベースになって、7つ用意してもらってある中の下のところの幾つかには関係してくることなので、現状の把握ということで、しっかりとするべきだと思っています。
〇石田委員長 ありがとうございます。
ほかにございますか。
〇中嶋委員 この案をまとめていただくに当たって、働き方改革実行計画をもとにつくられたというお話を伺ったんですが、それで今、見ているんですけれども、私もこれを見たことは余りなかったもので、これは一緒に配付していただいたほうがいいかと思うんですけれども。枚数が多いですけれども。皆さんわかっているんやったらいいんですけれども、僕は知らんもので。
〇石田委員長 それでは、配付の準備をいたします。準備でき次第、配付をいたしますが、準備ができるまで、またほかの方の御意見もいただきたいと思います。
〇北川委員 案を出していただいたので議論がしやすくて、ありがとうございます。
ちょっと雑駁な意見で申しわけないですけれども、個人的にはやはり長時間労働の削減というのは大きな課題かなと思っていまして、女性の活躍にしても、それ以外の様々な働き方にかかわる部分の問題というのは突き詰めていくと、長時間労働に起因するというか、あるいは逆に言うと、長時間労働が解消されると連鎖的に解決していきますよねという流れがあるものですから、長時間労働の削減については特に委員会として注力していただけるといいなと思っています。特に先進的にいろいろな取組をしていただいている企業さんはたくさんあるようにお聞きしていますので、実際の調査なんかでもそんなところも拝見させてもらいながら、テレワークなんかもいろいろ取り組んでいただいているところもありますし、そういう部分の調査を進めながら、長時間労働の削減についてはぜひ取り組んでいきたいなと思います。
あわせて、実行計画というのは私もきちんと勉強していないので、的外れになるかわかりませんが、4番目の柔軟な働き方がしやすい環境整備という部分は、これは3番であったり6番であったりというのとはまたニュアンスが違うものなんですかね。
〇石田委員長 今の北川委員のお話の中での3番の中にも随分リンクするところだと思います。会社に出社せずして家で働いて、成果を通信で送ったりとか、そういう意味もその柔軟な働き方の中に入ってきますので、1つにまとめることも可能なところかもわからないなと思います。
〇北川委員 また、その辺は議論のうえでしていただいたらと思います。
〇石田委員長 北川委員、まず3番の長時間労働の削減については、項目としては外せないなという御意見ですね。
〇北川委員 はい。
〇石田委員長 はい、ありがとうございます。
ほかはいかがでしょうか。
〇服部委員 この7項目出していただいた重点調査項目ですけれども、ほとんどは共通する内容ですので、7項目の中でどれをとって、どういうふうにしていくというのは、なかなか難しい結論だというふうに思うんですが。今、1番であったり3番であったりといろいろとお話も出ていますけれども、1から7に対して、どれもこれも皆、重要な項目ですので、なかなか決定するのは難しいなという感じがするんです、なくしてしまうこと自体が。だから、そのような感じで、私はどれこれということはなかなか言えませんので、申しわけありません。
〇石田委員長 重点調査項目は、幾つという縛りはありませんので、大体過去の例からいうと、3つないし4つかなとは思っておったんですが、今、委員の皆様方の御意見では、とりあえず7つ載せておけということも。
〔「あかんことはないやろね」の声あり〕
〇石田委員長 あかんことはありませんので。
〇服部委員 ほとんどが共通してくると思うんですよ、いろいろなところがやはり調査していくと。若者であったり女性であったり障がい者であったりというのが出てきますので、これ、全部ええ項目やなと思って私は拝見させていただいていますけれども。
〇下野委員 服部委員のおっしゃるとおりで、どれもこれも重要な点だと思います。
その中で、7項目挙げていただいて私が感じたのは、4番の柔軟な働き方がしやすい環境整備と、6番も職場環境という部分で、この4番とか6番のそういう環境整備、職場環境ということについては大変重要だと思いますし、そもそも働き方の趣旨が女性、障がい者、高齢者などということで、6番にもそのような同じことが記載されておりますので、その部分は極めて重要なのかなというふうに思っております。
したがって、今後、委員会を進めるに当たって、環境整備と職場環境の参考人招致であったり、調査も他県の先行事例がありましたら、ぜひその点も盛り込んでいただければなという希望だけお伝えさせていただきたいと思います。
〇石田委員長 ありがとうございます。
ほかはいかがでしょうか。
〇野村委員 私も山本委員と同じで、まず、どこに原因とかがあるのかというのを見抜くためには、どうしても現状把握というのが必要になろうかと思いますので、やはりこの1番の働き方の現状と課題の把握ということは、外せないことかなというふうには思いますけれども。
〇石田委員長 ありがとうございます。
ほかの委員の方、いかがでしょうか。
〇長田委員 皆さんがおっしゃるように、全項目すばらしいことやと思いますが、余り多過ぎると焦点がぼけるかなというのが1点と、例えば2番目の同一労働同一賃金は、別に当然ながらこのことを調査するのには問題ないんですが、これはどう調査して、どう答えを出すんやろなという思いがしました。あかんという意味ではありません。
〇石田委員長 先ほど請求のありました資料が準備できましたので、配付をいたします。政府がつくっております働き方改革実行計画の概要を配付いたします。
(書記配付)
〇石田委員長 どうぞ、資料を見ていただきながらで結構でございます。委員の皆さんで見ながら、御意見ありましたらお出しいただきたいと思います。
〇廣委員 この資料を見ていくと、先ほどから言われていらっしゃるように、どれもみんな大事だと、外せんなという気がしてしまうんですけれども、そもそもなぜ働き方を改革しなければいけないのかということで考えていくと、テレビでよく問題になっているという言葉を聞くと、私的には、非正規と長時間労働と、それと介護離職という言葉をよく聞くものですから、私の感覚ですけれども、2番、3番、5番あたりが重要なのかなという感じがいたします。
〇石田委員長 ありがとうございます。
今までにいただいた御意見、どれも外せないんじゃないかなというような御意見でございますが、どうぞ、御発言をまだいただいていない委員の方の御意見も伺いたいと思います。
〇野口委員 今、下野委員が言われていましたけれども、3、4、6について、これは見ておると、職場環境とかそういう環境関係になるんかなという思いがしましたので、職場の労働環境の問題だと思ったので、ここら辺はまとめられるのかなという思いがしたんだけれども。あと、ほかについては、同一労働同一賃金については、政府のほうもかなり書いてありますので、これも含めて3、4、6をやってもらって、7はどうなのかというのは、これをまとめてもらって、職場環境ということにしてもらって、あと載せてもらったらどうかなという思いがしておるんですけれども。
〇石田委員長 ありがとうございます。
今、御意見いただきましたのは、職場環境関連を1つの項目にまとめてはどうかという御意見をいただきました。そのうちの1つを選ぶという意味ではなくて、3つをうまく1つの文章として重点調査項目にしてはどうかという御意見でございます。
〇野口委員 職場労働環境というようにしてもらえれば。
〇石田委員長 職場労働環境ですね、はい。
ほかに御意見はございますか。
〇下野委員 先ほどこの政府の資料を拝見して、1点、ちょっと重要かなと思った部分は、資料の22ページのところの上に高齢者の就業促進というのがあるんですけれども、これは今、お配りいただいた7点目の再就職支援にもつながると思うんですけれども、全国、三重県も含めて高齢者がすごく増加していく中で、高齢者の皆さんの就業を促進するということは極めて重要かなというふうに思いましたので、この7つ目の転職・再就職の中に入るのかちょっとあれなんですけれども、高齢者の皆さんの支援という柱は大変重要だと思うので、ぜひ御検討いただければというふうに思います。
〇石田委員長 ありがとうございます。7番目の項目の中に、特に高齢者の再就職等の支援をと、こういう御意見です。
ほかにいかがでしょうか。よろしいでしょうか。なければ、今いただいた御意見でまとめにかかってよろしいでしょうか。
〔「ちょっと待ってください、まだ資料を読んでいる最中で」の声あり〕
〇石田委員長 すみません。
〇中嶋委員 政府がやる働き方改革実行計画を我々県議会が後を追うようなやり方というのは、余り意味がないかなという気がしているので、この政府の取組をまず知っておきたいというのがあってお願いしたんですけれども、先ほど長田委員がおっしゃったように、例えば非正規雇用の処遇改善、同一労働同一賃金のことについては、国がガイドラインをつくって法律の改正もしてやっていくという中で、じゃ、三重県として何を調査して、何を提言していくのかというのは、私には見えてこないですね。そういうところからして、もう少しこれをしっかり読み込まんことには、僕はまだ議論がしにくいなという気がするんですけれども。7項目挙げていただいたのは非常にありがたいんですが。
〇石田委員長 今回、正副委員長で相談して、結構時間をかけて、県内の90万人の労働者がおりまして、その中には1次産業、2次産業、3次産業もありますし、民間もあれば公務員もあります。大手もあれば中小もあって、それぞれ調査を本当は全部したいよねという中で、そういう話をしていて、実は今言っているのは調査対象であって、重点調査項目という切り口をどう考えていくかといったときに、なかなか絞りにくかったもので、一つ政府の計画を参考にして、という流れで出させていただいたんです。
今、中嶋委員の御意見がございました。本当にわずかな時間しかとれないかもわかりませんが、今、もうちょっとこれを読み込みたいということでありまして、ただ、日を改めるわけにはいきませんので、どうでしょう、若干休憩をとらせてもらって、中身をごらんいただいて、再開をさせていただくというのはいかがでしょうか。
〇北川委員 それは結構なんですけれども、中嶋委員の言われるのももっともで、正副委員長でも議論いただくときに、この入り口のところと、最後は委員長報告なり提言をしていただくということですから、それは例えば県当局に向かって言うものもあれば、ケースによっては国に要望するものもあったりだとか、そういうところも視野に入れながら、この入り口の議論を少し見ていただけるといいのかなと。見ていただけるといっても、自分らが見なければいけないのですけれども、思いとしてお願いさせていただきます。
〇石田委員長 どうでしょう、若干休憩をとらせてもらって、10分ぐらいでよろしいでしょうか。いいですか。
〔「はい」の声あり〕
〇石田委員長 では、10分間の暫時休憩といたします。
(休 憩)
〇石田委員長 それでは、委員会を再開いたします。
ちょっと短い時間で大変申しわけございませんでしたが、資料を御一読いただけたなと思っています。
それでは、引き続き、皆さん方から御意見を頂戴したいと思いますので、よろしくお願いします。
〇中嶋委員 資料も用意していただいて、休憩時間までつくっていただいて、さらっと読ませていただいた範囲なんですけれども、これ7つ全部、手をつけていくというのは非常に話が広過ぎることになっちゃうので、やはり絞るべきなのかなという考えを持っています。
その中で、北川委員がおっしゃった長時間労働の削減というところは、ほかの、病気治療・子育て・介護も含め、両立支援という意味においても非常に重要なポイントなので、これは絶対外せないなという感じをこの資料を踏まえても思いました。
意外に4番目の柔軟な働き方がしやすい環境整備というのが、政府のほうで示されているのはテレワークのことだけであって、何かもっとほかの展開を我々のこの委員会で示すことができるのであれば、非常にユニークなものだなと思いつつも、話の展開はしづらいんじゃないかなという感じを受けています。
それから、6番目の多様な人材というところ、ここも下野委員もおっしゃったように、これから高齢者の方々の新しい働き方について提言していくということは、非常に重要だというふうに思っておりまして、そういう意味では、結論的には働き方の現状と課題の把握というものは前提としつつも、長時間労働の削減、それから多様な人材が活躍というところを軸にこの委員会として調査・検討し、提言をまとめていったらどうかなというふうに思いました。
〇石田委員長 ありがとうございます。1番、3番、6番というのを柱にという御意見でございますね。
ほかにございますでしょうか。
〇彦坂委員 私も中嶋委員の意見に賛成です。
長時間労働の削減というか是正なんですよね。長時間労働といっても、ただ単なる労働時間だけではなくて、有給休暇であったりだとか、あと例えば労働者の健康・安全、そこまで多分、包括されるべきものなので、結構ボリュームがありますので、そういったことで現状把握は前提として、長時間労働と多様な人材の活躍しやすい職場環境、この2本ぐらいでどうかなというふうに思います。
〇石田委員長 ありがとうございます。
ほかはいかがでしょうか。
〇中嶋委員 先ほど彦坂委員がおっしゃった長時間労働の削減じゃなくて是正だというところは、非常に大事なポイントだと思いますので、もし重点調査項目に3を取り上げるということであれば、是正というところで考え方をまとめていくのがいいかなと今思いました。
〇石田委員長 ありがとうございます。
ほかにいかがでしょうか。
〇山本委員 2番の非正規の問題ですけれども、そこへ突っ込んでいくというか、現状は調べることは調べて、認識することは大事だと思います。けれども、この委員会の中で直接的な、例えば業界に向けてのということはなかなか難しい。公的労働については言うことができるかもしれないけれども、という意味で、もしずっと絞っていくというのであれば、2番の部分については、調査の中で出てきたことを確認し、何か意見を述べることがそこの中に含まれるとすれば、調査のまとめの中に入れるみたいな形の中で実態把握をしたとして、今言ってみえる絞っていくということの中では、今言ってみえる、1、3、6の方向で、そのことだけを忘れないでおくという意味の中において了解したい。方向性としてはいいかなというふうに思います。これはこれとして別の意味で大事なことだと思いますけれども、このまとめのつくり方として。
〇石田委員長 2番については、長田委員から、これは重要という御意見もいただいていましたが、今、皆さん方から大体、1、3、6あたりで絞ったらどうかという意見が流れとしてあるように思うんですが、長田委員、いかがでしょうか。
〇長田委員 実は、この1番の現状と課題なんですが、これはするのは当たり前なんですけれども、重点調査項目に入れる必要があるのかなと。項目に入れなくてもするのが当たり前なので、要らんのかなという気もします。
それと、先ほどおっしゃった、6番の「多様な」と「柔軟な働き方」、こう書くと、国のを見ておると書き方が違いますが、よくよく見ると、多様であり、柔軟であり、同じことかなという気がしますので、その辺も抱合したような形でもええのかなという気もします。
〇石田委員長 済みません、6番の……
〇長田委員 6番の多様な人材のところと、柔軟な働き方という4番のほうですが、4番の柔軟な働き方が、国のほうを見ていますと特化したことが書いてありますけれども、6番自体が結局、柔軟な働き方なのかなという気もしますので、その辺も抱合した形でええのかなという気がします。
〇石田委員長 ありがとうございます。
今、長田委員のお話だと、特に1番は当然の話で、重点調査項目としては入れなくてもいいんじゃないかという御意見がございました。
〇後藤委員 入れないというか、大きな項目として現状と課題の把握ということで、その下にというか、ですから、並列的に1番は重点調査項目にはならんのと違うんかなと。
ですから、1番の現状と課題の把握のもとに長時間労働の是正とか、あと6番の多様な人材のところとか、そういうものがやってくるものじゃないかなというふうに理解していますけれども。
〇石田委員長 ありがとうございます。
いろいろな御意見をいただきまして、大分絞られてきた感があるんですが、そうすると、主に柱として残ってくるのは3番と6番で、例えば4番も6番に包含とか、それから、7番でも高齢者の再就職も多様な人材の中に高齢者も入れて、6番も成り立つのかなと思われますが、そうすると、柱として、3番と6番ということに集約されそうなんですが。今、御提案してある案の3番そのものの言葉ではなくて、例えば「削減」を「是正」に直すとか、それから、6番の中にほかの4番、7番も包含する。1番につきましては、これは書かなくても当然それに向けて調査するんだから、重点調査項目とはしなくてもいいと、こういうような御意見でしたけれども、いかがでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇石田委員長 よろしいでしょうか。
〔「はい」の声あり〕
〇石田委員長 それでは、お示ししました案をまず御検討いただきました。その中でいただいた御意見をまとめますと、3番と6番を柱にいたします。3番の「長時間労働の是正について」、というのは、「削減」を「是正」に変えます。6番が「多様な人材」の中に高齢者も入っておりますので、ここに転職とか再就職も意味として入れていく。それから、4番の中身も6番に入れていくというようなまとめ方で。あと、細かい文言については、こちらでもう一度整理をさせていただきたいと思いますが、2項目ということになりますが、それでいかがでしょうか。よろしいですか。
〔「はい」「異議なし」の声あり〕
〇石田委員長 ありがとうございます。
それでは、また文言の詳細につきましては正副委員長に御一任をいただきたいと思いますので、御了承願います。
次に、調査項目に係る委員会としてのスケジュールと最終目標について御協議を願います。
資料の2をごらんいただきまして、年間のスケジュールと最終目標についてでございます。
最終を2月定例月会議の議案上程日に委員長報告、エンドを持っていきたいなと思っておりまして、調査については年内で調査をし、その調査されたことについて年明けから2月の報告に向けて、報告書について御協議をいただき、2月定例月会議の議案上程日に委員長報告をするというスケジュール。それから、年内の調査につきましては、おおよそ月1回ぐらいのペースを考えております。日にちにつきましては、委員の皆様方の御都合と調整をしながら決めてまいりたいと思います。
それから、委員長報告の中には、これは調査した結果にもよると思いますけれども、部局への政策提言だったり、それから国への意見書であったり、これはまた、もちろん想定しながら調査を進めていって、調査結果を見ながら盛り込んでいきたいなと思っております。
そのようなスケジュールで考えておりますが、いかがでしょうか。
〔「はい」「異議なし」の声あり〕
〇石田委員長 よろしいですか。ありがとうございます。
次に、調査の方法としましては、当局からの説明聞き取り、参考人招致、県内外調査、委員間討議などが考えられます。
なお、県内外調査については、申し合わせにより、県内については日帰り調査を適宜行います。県外については1泊2日以内の調査を1回行うことができるとされております。具体的な調査方法につきまして、県内外調査も含め御意見があればお願いします。
今言いました、当局からの説明とか参考人招致、県内外調査、委員間討議、特に県内調査、県外調査、参考人招致等について御意見があればお願いします。するかしないかぐらいの話なんですけれども。
〇北川委員 するかしないかはまだ決めていなかったんですけれども、参考人招致なんかでは、県で働き方改革の生産性向上推進懇談会を持っていただいていますよね。その委員の方で国とも関係されている方もいらっしゃいますし、ぜひそういうところの方から聞く機会を与えていただけるとありがたいなと。個人的な希望として。
〇石田委員長 働き方改革の生産性向上推進懇談会の委員の方ですね。参考人招致をしていくという方向で、具体的にはその委員の方という御意見ですね、ありがとうございました。
ほかにいかがでしょうか。
〇彦坂委員 現状把握のところなんですけれども、県もどれだけ情報を持っているかちょっとわからないですけれども、例えば労働局なんかも結構細かいデータを持っておられると思っていますので、そこへ出かけるのか来ていただくのかというのを含めて、そういうところも調査先としてはどうでしょうか。
〇石田委員長 ありがとうございます。
ほかにいかがでしょうか。
今、彦坂委員は労働局に県内調査で出かけたり、またはもう1カ所どこか探してとか、県内調査をやる方向でという御意見ととらせてもらってもよろしいですか。
〇彦坂委員 はい。
〇石田委員長 はい、ありがとうございます。
県外調査についてはいかがでしょうか。これは調査先がないうちにするかしないか、先に決めるのもどんなだろうと。これは流れでありますので。
〇服部委員 県内も県外も調査をさせていただいたらどうでしょうか。本当に参考になるようなところがあれば、委員会を進めていく中で、実際にこの県でこういうふうな取組をしているところがあると、県外で。だから、そこへ行きましょうかという形の流れでいいかなと思いますけれども。
〇石田委員長 ありがとうございます。
それでは、参考人招致、県内調査、県外調査につきましては、やっていこうという御意見をいただきましたので、そのようにさせていただきます。具体的には、北川委員からいただきました生産性向上推進懇談会のメンバーの方であるとか、彦坂委員からいただきました労働局の視察であったりとか、また、その他、重点調査項目に沿った視察先を練らせていただきまして、御提示をさせていただきたいと思います。そのようにいたしますので、詳細につきましては正副委員長に御一任願いたいと存じますので、御了承願います。
以上で、年間活動計画作成に当たって協議すべき事項を終了します。
これまでに御協議いただきましたことをもとに、正副委員長で活動計画書をまとめ、次の委員会で各委員に配付させていただきたいと存じます。
Ⅱ 次回の開催について
〇石田委員長 最後に、次回の委員会ですが、所管事項について総括的に聞き取り調査を行うため開催したいと存じます。
ここで御提案申しますが、次の、日程もそうですけれども、内容は、先ほど重点調査項目から外しましたけれども、働き方の現状と課題の把握についての聞き取りを第1回目、そこから入らせていただきたいと思っておりますので、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇石田委員長 ありがとうございます。
では、開催の日程につきましては、後刻、日程調整いたしたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
御協議いただくことは以上でございますが、ほかに何かございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
働き方改革調査特別委員長 石田 成生