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三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成28年度 委員会会議録 > 平成29年3月10日 環境生活農林水産常任委員会 予算決算常任委員会環境生活農林水産分科会 会議録

平成29年3月10日 環境生活農林水産常任委員会 予算決算常任委員会環境生活農林水産分科会 会議録

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環境生活農林水産常任委員会

予算決算常任委員会環境生活農林水産分科会

会 議 録

(開 会 中)

 
開催年月日   平成29年3月10日(金) 自 午前10時1分~至 午後1時25分
会    議  室   201委員会室
出 席 委  員   7名
            委   員  長   彦坂 公之
            副 委員長     田中 祐治
            委    員    山本 里香
            委    員    倉本 崇弘
            委    員    後藤 健一
            委    員    前田 剛志
            委    員    山本 教和
欠 席 委 員     なし
出席説明員
      [環境生活部]
            部  長                          田中    功
            廃棄物対策局長                    渡辺  将隆
            副部長                          森     靖洋
            次長(環境担当)                    中川  和也
            次長(人権・社会参画・生活安全担当)       北村  文明
            次長(廃棄物対策局)                 別所  喜克
            参事兼人権課長                    長崎    晃
            環境生活総務課長                   明石   典男
            私学課長                         小川    悟
            文化振興課長                      髙野  吉雄
            地球温暖化対策課長                  樋口  俊実
            大気・水環境課長                   和田  一人
            男女共同参画・NPO課長              奥山  孝人
            多文化共生課長                     津谷  章雄
            くらし・交通安全課長                  金川   裕之
            廃棄物・リサイクル課長                井村  欣弘
            廃棄物監視・指導課長                吉田  光浩
            廃棄物適正処理プロジェクトチーム担当課長  有冨  啓修
            人権監                           長谷川  武彦
            消費生活監                       田間  文朗
            RDF・広域処理推進監                和氣  城太郎
                                              その他関係職員
委員会書記
            議   事  課  班 長                 中村    晃康
            企画法務課   主 任                 今井    宗直
傍 聴 議 員     なし
県 政 記 者     2名
傍  聴  者     1名

議題及び協議事項
Ⅰ 分科会(環境生活部関係)
 1 議案の審査
  (1)議案第52号「三重県総合文化センター条例の一部を改正する条例案」
  (2)議案第2号「平成29年度三重県一般会計予算」(関係分)
  (3)議案第91号「平成29年度三重県一般会計補正予算(第1号)」(関係分)
  (4)議案第73号「平成28年度三重県一般会計補正予算(第7号)」(関係分)
 2 所管事項の調査
  (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告

Ⅱ 常任委員会(環境生活部関係)
 1 議案の審査
  (1)議案第38号「三重県特定非営利活動促進法施行条例及び地方税法第三十七条の二第一項第四号の寄
    附金を受け入れる特定非営利活動法人を指定するための基準等を定める条例の一部を改正する条例案」
  (2)議案第67号「財産の無償譲渡について」
  (3)議案第72号「第2次三重県男女共同参画基本計画の変更について」
 2 請願の審査
  (1)請願第31号「『汚染土壌処理業(海山土壌処理センター)』の許可に対し慎重な判断を求めることについて」
 3 所管事項の調査
  (1)第8次水質総量削減に係る総量削減計画の策定等について
  (2)三重県リサイクル製品利用推進条例施行規則の改正案について
  (3)産業廃棄物の不適正処理事案について
  (4)包括外部監査結果に対する対応について
  (5)各種審議会等の審議状況について
 4 今年度の委員会活動の振り返りについて
 
【会議の経過とその結果】
 
〔開会の宣言〕
 
Ⅰ 分科会(農林水産部関係)
 1 議案の審査
  (1)議案第52号「三重県総合文化センター条例の一部を改正する条例案」
    ①当局から資料に基づき補充説明(田中部長)
    ②質疑
〇彦坂委員長 それでは、御質疑があればお願いいたします。

〇山本(里)委員 よろしくお願いします。
 たびたび同じようなことを確認するんですけれども、委員会の正式な場所ですので、確認をさせていただきたいと思います。議事録に載せたいと思います。
 今回のこの条例改正において、指定管理及び分析とか、今ここで提案されている内容についての指定管理ということについては、今の時代の中で、効率化だけではなく運営上の点で出された考え方だというふうに納得というか、認めておりますけれども、これ、一番県民の方が心配されているのが、今後、これが全体の事業内容といいますか、本体の博物館事業であるとか図書館事業であるとか、そういうふうな美術館の事業の内容が、今後指定管理化されていくということになると、これはまた違う問題があるというふうなことを思っている方がたくさんあると思うんですが、今ここで、そういった方向を今持ち合わせていないということ、考え方を、方向は直営で守りたいということをかねがね聞いておりますけど、議事録に載せるのに発言をお願いしたいと思います。

〇田中部長 今回の一部指定管理の導入につきましては、文化交流ゾーンの県民の利便性やサービス向上のために、それを第一として行うものということがまず一つです。
 それから、説明しましたけれども、図書館であれば司書業務であるとか、博物館の学芸員の業務とか、美術館も学芸員がおりますけれども、そういう業務につきましては直営で行っていくと。
 ただ、一部指定管理等を入れてやったほうがより県民サービスの向上につながるものであるとか、そういうことについてはやっぱり得手不得手というのは当然ございますので、そういうことも考えてやっておりますので、ゾーン全体が県民に愛されるゾーンになるように今後しっかり進めていきたいと考えております。

〇山本(里)委員 おっしゃっていることは今現在のことですけど、今後のことだから保証はできないと思うんですけど、今現在において本体業務については指定管理の導入の考えは持ち合わせてないというお答えだったと確認してよろしいですね。

〇田中部長 現在のところこれで提案させていただいていますので、このやり方でしっかりやっていきたいと考えております。

〇山本(里)委員 ありがとうございます。今後のことは、それは今言えることではないと思うんですけれども、今お答えいただいたように県民の利便性なり、それからこの文化ゾーンが本当にしっかりと文化の振興というか、県民の文化の振興に寄与するために頑張っていただけるというふうに信用いたしまして、理解をしたいと思います。
 内容で、他自治体で業務内容についての外部委託というのが起こってきている実態があって、そこでは、それはメリットもあると思いますけれども、デメリットの問題も指摘をされておって、そのことをやっぱり握って離さないということをこれから私たちは望んでいきますし、県民も望んでいると思います。よろしくお願いします。

〇彦坂委員長 ほかに御質疑はありませんでしょうか。
 なければ、本議案に対する質疑を終了いたします。
 
    ③委員間討議   なし
    ④討論        なし
    ⑤採決        議案第52号   挙手(全員)   可決
 
 (2)議案第2号「平成29年度三重県一般会計予算」(関係分)
 (3)議案第91号「平成29年度三重県一般会計補正予算(第1号)」(関係分)
    ①当局から資料に基づき補充説明(田中部長、森副部長)
    ②質疑
〇彦坂委員長 それでは、御質疑があればお願いいたします。

〇山本(里)委員 環境生活部ということで、硬軟取りまぜてたくさんの事業がありますので、ちょっと幾つかあるんですが、まず最初に、後に男女共同参画基本計画の変更も出てきますけれども、この男女共同参画連絡調整事業なり、男女共同参画センター事業、みえの女性活躍推進事業、分科会資料別冊の20ページにはいろいろと出されておるんですが、国のほうもこの女性活躍の部分で、いいも悪いもあるけれども、いろいろと手が入っている中で、例えば女性相談員の相談手当が上げられるというようなことを聞いたりしているし、ワンストップの支援センターの、これは今ありますけれども、それのもっと細かいところにたくさんつくっていくものの支援をしたいというようなことがあったりするわけですけれども、それがこの来年度の平成29年度の男女共同参画予算の中で、どのようなところでこれが入り込んでいるのかということなんですが。

〇奥山課長 今、御質問いただいた内容について、ちょっと確認をしたいんですけれど、女性相談員っていうのは・・・・・・

〇山本(里)委員 婦人相談所の相談員かな。婦人という言葉を私がちょっと言いかえてしまいました。

〇奥山課長 済みません、女性相談員の件につきましては健康福祉部の所管でございますので、私ども、男女共同参画センターフレンテみえの電話相談とかそういう業務はやっておるんですが、女性相談員につきましては健康福祉部の所管になりますので、ちょっとお答えは無理かなと思います。

〇彦坂委員長 そのほかの今の山本里香委員の質問について。

〇田中部長 委員御質問の内容は、今、「よりこ」といいまして、みえ性暴力被害者支援センターというのを設置しておりますけれども、その関係と捉えてよろしいでしょうか。

〇山本(里)委員 はい。

〇田中部長 その関係につきましては、現在のところ予算化はもちろんしておりまして、ただ、国のほうにも、うちはいろいろ経費について確かに大変な部分もございますので、いろいろ要望しておりました。それで、国のほうで新しく、これは内閣府のほうの予算になるんですけれども、性犯罪・性暴力被害者支援体制整備等促進交付金というのが予算化されまして、現在、どの程度いただけるかというのは折衝しているところでございます。
 ですから、「よりこ」の支援、昨年度並みで当然かかりますので、予算化は当然しているところでございます。

〇山本(里)委員 あと、前の性暴力被害のところですけど、身近なところで相談しやすい体制を整えるということが、電話相談も含めてですけれども、大事になってきて、病院併設型とかそんなことも言われています、相談しやすいという意味で。
 新しい予算がまたついてきてどうなるかということですけども、平成29年度、そういう利用しやすい、そんなこと利用してもらうことがないようにしなくちゃいけないんだけれども、救済につなげられるような、そんな形に、当初の予算は28年どおりということだけれども、より進めていただくことを模索してもいただきたいと思います。県が旗を振って、各市町のところで細かなこともしていただかなあかんと思うので、それは一つです。
 あとそれから、その女性センターにおける相談事業の女性相談員っていうのも、大変業務が、皆さんも大変だけど、深刻で、そしてまたいろいろと相談者の方に付き添って出かけたりとかそういうことで、とてもとてもそれぞれのセンターで大変だっていうふうに聞いておるんですけれども、そこに対する手だては、児童相談所は児童相談所のところでちょっと触れてありますけれども、そこのところの女性センターの女性相談員の考え方っていうのはどうですか。今、充足を十分していて、来年度平成29年度はそれで十分やっていける、サラリーの点も、臨時で雇っている方もあると思いますんで、そこら辺のところで相対しているのかというのがあるんですが、いかがでしょうか。

〇奥山課長 フレンテみえの女性電話相談ということでお答えをさせていただきますけれど、私どもの指定管理事業の中でやっていただいておりまして、文化振興事業団の正規の職員を中心に相談を受けていただいているところでございます。
 一応電話相談ということで、内容については多岐にわたるもんですから、その多岐な内容についてはそれぞれの専門機関のところへつなぐなどしてやっておりますので、フレンテみえのほうから相談員がどこかへ出かけてということはやってないところなんです。
 ですから、その専門機関のところで全て専門的なお話はつながせていただいて対応していただいているというのが現状でございます。

〇山本(里)委員 ありがとうございます。専門のところにつないだら、そこの方が動かれるということになるんだと思います。
 市町に行きますと、それこそ寄り添っていろんなことをしている現実があって、それは単独自治体の予算でやっていることだと思うんですけれども、現実的にはこれからますます今大変な状況になっていると思いますので、電話相談だけで対応できなくて専門に渡すだけじゃなくて、そこへ見える方も、受け付けてこれからも相談もしていかなくちゃいけないと思いますんで、対応を十分にしていただきたいと思います。というので、これは女性部門ですが、ほかの方が女性部門でなければ、次にまた行きます。

〇彦坂委員長 はい、どうぞ。

〇山本(里)委員 よろしいですか。
 それでは、19ページにあります人権施策のところでございます。人権施策総合推進事業、それから3番の隣保館運営費等補助金で、この補助金の表の中にも市町に対する補助がずっと出ております。
 人権啓発事業ということですけれども、平成28年度もいろいろな地域で旧同和地区といわれるところの例えば隣保館の運営であるとか集会場の運営であるとか、そういうことでいろんな御意見を私どももいただいております。
 それが県内全域で問題がすごく起こっているというのではないと思うんですが、あるところでは起こっている中で、このセンターなり同和推進のための事業を地域でされるところのその内容が大変問題なんじゃないかと、行き過ぎなんじゃないかということで地域住民の方が、それはもう混住もしておりますし、今はだんだん同和対策法が終わってから地域というのはないという考え方のもとにやっているわけですけれども、その中でもちょっと巻き返しというか、強まってきているんじゃないかということで、文化行事というような形の中で、地域の人に強制的、半強制的に今参加しなくちゃいけないような状況の中で物事が進められるというようなことも聞いておりますが、多分県のほうにも話が行っております。
 細かくは市町がやっていることなんですけれども、この流れの中で新法(部落差別の解消の推進に関する法律)ができて、その新法の中でも附帯決議もついて、慎重にするべきということにもなっているわけなんですけれども、そのあたりの実態、それがまだこのまま平成29年度も続いていくなら私は問題だと思っているんですが、そのあたりの今の把握と、来年度へ向けての何か指導、指導っていうか、調査、指導なりがあって改善されていくのかっていうのを確認したいと思います。

〇長崎参事 新法ができたところでございますが、現在、まだ国のほうからも法解釈等を含めて考え方が示されていないところでございます。
 県としましては、その法の中で、地方自治体におきましては国との役割分担のもとに地域の実情に応じた施策を講じることとされておるということから、国の動向を踏まえて取組を進めていきたいというふうに考えておるところでございます。
 それで、隣保館事業等につきましても、補助を先ほど委員言われましたように出させていただいておるところでございますが、これにつきましては国のほうから国補事業が行なわれておりまして、その中で、地域社会全体の中で地域住民の交流とか開かれたコミュニティセンターとしての役割を果たしていただくということで補助をさせていただいておるところでございます。
 そうした中で、隣保館の運営に当たりましては、市町のほうで地域のニーズ等を反映した事業に取り組んでいただくことによりまして、生活上の課題とか相談事業等を行っていただくことによって住民の期待に応えていただくということで、引き続き同じ支援をしていきたいということでございます。
 隣保館の運営費の関係等につきましては、人権センター等のほうで、隣保館のほうを回らせていただきながら実態把握に努めておるところでございます。

〇山本(里)委員 地域の住民の皆さんの思いに応えてというような言葉を今おっしゃったんですけども、地域の皆さんの思いもいろいろあると思います。そんな中で、再三、県にもいろいろな要望なりが出ていると思うんですよ。行き過ぎたことが行なわれている、あるいはそのことによって逆に傷ついているとかそういうお話があって、新法になって附帯事項もついて、その解釈はまだきちんと来ていないのでと言われるんですけど、この人権政策の流れの中で、今、新たな局面だと思うんですけれども、地域の皆さんのニーズにというのを、これも去年もおととしも多分そういうような要望がずっと出ている中で、地域の実態を確認してくださいよと。アンケート調査じゃないですよ。地域の実態、どんな思いがあるか、訴えがあるんで考えてくださいよと。そうしたらこのことを今、「地域のことも見ていきたいと思います」というのでは、全然進まないということで私は解釈してしまうんですけれども。
 市町がすることではあるけれども、人権センターが統括というか音頭取りというか、この三重県の人権問題についてきちっとした考え方でやっていかなきゃいけない、指導もしていくということであるとするならば、やっぱりそこのところを見て、それはいろんなことがあるけれども、よりよく来年へ来年へとつなげていくことをしないといけないと思うんですよ、この予算の中で頑張ってもらうについてはね。
 だから、そこのところ、どうなんですかね。今、問題点がないということなんですか。

〇長崎参事 委員おっしゃられたのは特定地域のことを今言われたんだと思うんですけど、それにつきましては、教育委員会等のほうが中心になってしておる内容のことをおっしゃられておると思うんですけど、私どものほうも教育委員会のほうには話をさせていただいておるところでございますが、環境生活部のほうとしましては、実情等もそのことに関しては把握していない状況がございますので、軽率には発言できないというふうに考えております。そういう意味で教育委員会のほうには、県の教育委員会でございますが、再度話をさせていただきたいと思います。

〇山本(里)委員 教育委員会も含めて、学校教育の中での問題と地域のあり方の問題とあるので、一緒になってやってもらわなあかんことだと思いますし、ある特定の地域と今おっしゃったけれども、そこで問題が噴いているということであれば、ほかにもあるかもしれないなということの心配をするわけです。
 今もいろいろな話が来ていること以外にも聞いている部分もありますけれども、これ、遅々として物事が進んでないですよ、去年から。1年間を見たとしてもね。慎重にしていただかなあかんことはあります。絶対慎重にしていただかなあかんことがあるから、全戸調査とか何々調査とかそんなやり方を言っているわけじゃなくて、問題点があるということ。問題点があるという認識もないですか。問題点があるので何とかしなければならない、だから対応するために平成29年度頑張っていきたいという話ではないのかどうなのかということを確認したいと思います。

〇長崎参事 何分恐縮でございますが、先ほど委員おっしゃられたところにつきましては、教育委員会のほうで実態等も把握しておるということで、うちのほうでは正直実態を把握していない部分もございますので、軽率には発言できないということでお願いしたいと思います。

〇山本(里)委員 先ほども申しましたが、学校教育の部分、それから地域の生涯教育的な部分とありますので、これはタイアップしてやっていっていただかなあかんことで、把握しておりませんというお答えでは私は、教育委員会がいろいろなことで動いているとすれば一緒になって、だから今の現在把握していないというお答えではちょっと残念だなと思います。
 本当に大切に思って物事を進めていただかなあかんと思いますので、平成29年度、これきちんと話をしてもらって、教育委員会とも。地域全体のことを考えてもらって、よりよい方向に進むように願うしか今はありません。きちんと対応をしていただきたいと思います。
 新法になって、新法自体の問題点はあるけれども、その国会論争の中で大変問題が浮き彫りになって、新法の問題も浮き彫りになり、附帯決議がついたわけです。5年に一度ぐらいの調査を、これは県で意識調査をされるというけど、その意識調査も来年はしませんよね、予算化をされてないので。しないと思いますけど、これをするに当たっては、予算化して、調査をする前の年から内容は精査して準備をすると思うんですけれども、急に言われて今までどおり云々というような調査であっても困りますし、調査の仕方も、調査自体は私はやめたほうがいいと思いますけど、いろいろ調査するのであれば、よりよい方法、内容の精査、そんなこともしていただかなあかんので、そういう道筋を平成29年度にやっぱり持ちながら施策展開をしていただくということをここでは望むしかありません。
 終わります。

〇彦坂委員長 ほかの委員の方、いかがでしょうか。

〇後藤委員 ちょっと一つ確認させてほしいと思います。
 5ページ、それから20ページにも詳しく書かれておるんですけれども、ダイバーシティ社会の推進を図るための方針の策定等ということでございます。
 男女共同参画連絡調整事業ということなんですけども、芳野議員のほうで既に一般質問で聞かれているわけですけども、その中でも、全庁横断的に推進本部を設置して方針を策定すると。全ての部署が参加する等答弁されているんですけども、もう少しこの中身、いつごろ、どのような形で、今年1年かけてされるということなのか等も含めて、これからのことだろうと思いますけども、現時点でどういうことを考えてみえるのか、聞かせていただきたいと思います。

〇田中部長 ダイバーシティの関係で方針をまずつくりたいという話でございますけれども、それにつきましては、全庁横断的な会議を、4月5月のうちにつくった上で、そこでの議論等も得て、方針というのは例えばダイバーシティの範囲とか、例えば高齢者であるとか、障がい者であるとか、多文化、外国人であるとか、女性であるとか、そこら辺は範囲に当然なってこようかと思うんですけれども、それだけでいいのかとか、いろんな範囲も含めてどこまでを対象としてダイバーシティ社会として捉えていくとか、そういうのも含めた議論をした上で、方針については少なくとも年内ぐらいには策定をしていきたいと思っています。方向性ということになろうと思うんですけれども。

〇後藤委員 範囲等というようなことで、4月5月から始めて、年内に策定するということでよろしいですか。ちょっと確認させてください。

〇田中部長 ダイバーシティ社会推進方針につきましては、年内には策定をしていきたいと考えております。

〇後藤委員 新たにこういう形でされるということで、いろいろ言われておりますけど、これまでの取組が一つにまとまって、どの範囲かということもされるということなんですけども、今までやってきたことが余り下がっていかないように、さらにこのことで県全体が前へ進んでいくような形という方針づくりをぜひお願いしたいというふうに要望させていただきます。
 それともう1点、地元の議員ですので、宣長サミットについてちょっと確認させていただきたいと思います。宣長サミットと並列で多彩な魅力的展示、予算的には400万円近くということを上げられていただいているわけですけども、ほかの事業に比べると一番少ないのかなというように心配しておりまして、中身、これもこれまでも聞かれているわけですけども、12ページの図表を見させていただきますと、基調講演をするというようなこと、対象として国内外の研究者等と書かれているわけですけども、一つ聞かせていただきたいのは、私も地元ですのでいろいろと関心を持っているわけですけども、宣長を選んでいただいたというところで、「世界に評価される偉人」というような表現もされて大変ありがたいことなんですけども、そのあたりのことを聞かせていただきたい。
 それと、サミットというと、たくさんの方が寄ってくるというイメージなんですけども、各国から。国内外の研究者たちを、どの程度の人をといいますか、研究者をといいますか、要請されるのか等も含めて聞かせていただきたいんですが。

〇高野課長 幾つかいただきましたので、まずは宣長をテーマとして取り上げたということでございます。今年の伊勢志摩サミット、この開催をさせていただく中で、幾つかの成果があったと思っておりますけれども、そういうことの一つの中に、実は誘致計画の中でも書かせていただきましたし、それから今回の伊勢志摩サミット三重県民宣言のほうでも書かせていただきましたけども、日本の精神文化の中心地としての三重というものが一つあろうかと思います。
 そういったふうなことの中で、例えば宣長だとか芭蕉だとかを取り上げさせてもらった中で、宣長については本当に、当時の時代ですので、漢意というものを出しながら、日本が18世紀の後半、世界に国を開いていくというようなこの時代背景の中で、日本人の心というものを追及した方でございます。そして特に今年は本居宣長記念館のリニューアルということもございましたので、まさにサミットのレガシーを受けて、地域への愛着とか、それからアクティブ・シチズンみたいなことでいろいろ活動していただけることを進めていくためにも、まず宣長、郷土の偉人ということで一つテーマを取り上げさせていただいたところでございます。
 それとあと、具体のパネラー等のお話をいただいております。基調講演については12ページにございます方に御依頼をさせていただいていまして、この方は非常にわかりやすく今申し上げたようなことを語っていただける方ということもございまして、選定をさせていただきました。
 パネリストのほうなんですけれども、当然サミットということでございますので、例えばいろんなサミットのやり方はあろうかと思います。例えば関係する市町なり自治体がたくさんあれば、そういった自治体が集まってサミットというやり方をすることもあるかと思いますけれども、宣長については、我々まだ不勉強なのかもしれませんけれども、余り関係する市町が多くないのかなと思っています。お若いときに京都なんかで遊学されたということはあるんですが、そういうこともあるので、サミットという意味合いとしてはできるだけこのパネリストのほうに、宣長というのが非常に多彩な分野にわたって活動された方でもあるということで、例えば宣長記念館の館長は、今、全国の中でも非常に活躍されているということがございますので、ぜひお願いしたいなと思っております。その他いろんな切り口で宣長について語っておられる方がおりますので、今ちょっとまだ具体にお話しできないんですけども、今はちょっとこの基調講演をしていただく方や、それから宣長記念館の館長にも相談しながら、できるだけあらゆる分野の、例えばこの基調講演の方であればシンクタンクとか言論界のトップの方だと思っていますし、それから宣長記念館の館長は、宣長研究の国内の第一人者と思っていますので、そういうちょっと違ういろんな切り口を、トップクラスである人が集まって魅力を語っていただく場面にしたいというふうな思いで、今、選定を進めていきたいなと思っております。
 以上でございます。

〇後藤委員 まさに大和心といいますか、そういった形で取り上げていただいたというようなことなんだろうと思います。
 取り上げていただいて本当にありがたいことなんですけども、この前も記念館の館長とも話をしておりましたんですけども、やはりポンと花火のようなものが上がって、ぱっと注目されて、後はしぼんでしまうということがちょっと心配と館長も言っておりましたし、私も、せっかくこうやってやっていただく以上は、続いて注目されるような形のやり方でいいのではないかなというふうに思っているところです。パネルディスカッション等、研究者等をこれから選定されるということでございますけども、しっかりと成果が上がるようにお願いしたいと思います。
 そしてまた、リニューアルオープンしましたので、ぜひともまた皆さん方も行っていただければというふうに言わせていただいて、終わりたいと思います。

〇森副部長 補足ですが、サミットと言って、1回きりのそういうイベントではなくて、先ほど高野課長も申し上げたようにリニューアルがあるという機会を捉えてやって、それから、それが3月でしたので、ずっとその期間リニューアルが続いていまして、それで秋ぐらいにサミットを開いて、秋9月から11月ぐらいまでは美術館で本居宣長展というのもやりますので、なるだけ来年度は長い期間、宣長を顕彰するというようなことで考えさせていただいています。

〇高野課長 これも補足になるんですが、今副部長が申しましたように、できるだけ宣長で長く国内外、特に県内外に発信していきたいということで、今なかなか具体には申し上げることができませんけれども、県外でも例えば宣長サミットをやらせていただく、あるいは企画展をやらせていただく直前ぐらいとかちょっと前に、例えば関西とか首都圏なんかでちょっとした講演会みたいなものを設けて、このことも含めて発信したりとか、例えばこれは松阪市ともいろいろ相談させていただかんとできないこともあるんですが、県内外からサミットに来ていただいた方にぜひ今度は、これ津市でやらせていただく予定なんですが、松阪市にも、今これ金曜日の予定でございますので、お運びいただけるように、週末なんかで。宣長を本当に話だけじゃなくていろんな文化財も見ていただいて味わっていただけるようなことも含めて、できたら松阪市とまた相談させていただくようなことを考えておりますので、よろしくお願いしたいと存じます。
 以上です。

〇後藤委員 いろいろ聞かせていただきまして、ちょっと安心しましたんで、ぜひともよろしくお願いします。ありがとうございました。

〇彦坂委員長 ほかに御質疑ございませんか。

〇山本(教)委員 この2月25日に、総合文化センターで「校歌の卒業式~キボウノトビラ~」という映画をやっていたんです。これは、志摩のある集落の人々の生活だとか、学校の生徒たちを扱った映画でして、人が少ないといかんかなと思って志摩から行ったんですね。そうしたらもういっぱいで、おたく、予約してないですから、ちょっと立っとってくださいと。それで大体様子がわかったら、あいていたら座ってくださいということで、私ずっと立っていたぐらいいっぱいでした。小さな部屋だったんですけど、180名ぐらいいたかな。それぐらいでして、いつも総合文化センターというのは田川前知事の大ヒット作やというふうに私は思っていまして、文化の殿堂というか、あの辺というのは本当によく県民の人らに利用されとるなというふうに思ったんですね。
 その後、博物館へ行きました。たまたま土曜日だったのか日曜日だったのか、もう子どもたちでいっぱいでした、そのフロアが。私は、総合文化センターで植木等の企画展も見に行ったんですけど、そこそこ人が入っていました。あれ、もう終わったのかな、まだやっているのかな。
          〔「まだやっています」の声あり〕
〇山本(教)委員 まだやっている。その状況というのを聞かせてもらいたいのと、それと子どもたちの料金はどんなふうになっているのかということを聞かせてもらいたいんですけれども。

〇高野課長 まずは料金の関係でございますが、子どもたちにつきましては、基本展示それから企画展とも無料ということでさせていただいておるところでございます。
 それから植木等と昭和の時代展でございますけども、本当に行っていただいてありがとうございます。この企画展につきましては、生誕の90年ということのほかに、没後10年という機会でやらせていただいていまして、そういうこともございまして、関係者の特にテレビとか、それから芸能プロダクションとか、それから植木さんにお世話になった芸能人の方とか、本当に格別の御協力という形で、当然御遺族の方もそうなんですけど、いただいています。
 そういったことの中で、本当にいろいろお世話になった方のおかげももちまして、例えばこの間も小松政夫さん、2回ほど講演といいますか来ていただきました。そのときは小松さんの御要望があって、企画展示室を出た前のスペースがあったかと思いますけれども、そこで人が行き交う場で、みんながこうやって賑やかなところで、人が行き交うところで話をしたいというようなことで、もう本当に椅子もできるだけ精いっぱい並べてやらせていただいて、もう全部椅子も埋まって、それこそ本当に委員には申しわけなかったんですけど、立ち見の方もいらっしゃるぐらいで喜んでいただけたというようなこともございました。生誕90年、それから没後10年ということで、世代的にはやっぱり我々より若干上の方が非常に懐かしく見ていただいて、これ笑い話になるんですが、若い方ですと、植木等のお名前を「ウエキトウ」と、「トウ」と読んで、ほかには誰がおるんですかって言うぐらいで、「など」と読んでしまうぐらい若い方だともうちょっと関係が薄れてきているところもあるんです。そういった方々にも、こういう人がいて、こういう人が三重県が生んだ人なんだということとか、企画展に入ったところのお父さんとか御本人のいろんな話が流れていると思うんですけど、ああいうことを見て非常に感銘を受けたということを言っていただいた。今まさに宣長とかいうことで、偉人の顕彰というようなことをさせていただいているんですが、そういった意味で違う形の三重県が生んだ偉人のお一人だと思っていますので、そういったことで本当に貴重な機会になっているのかなと思っていますので、そういった状況かなと思っています。

〇山本(教)委員 丁寧な説明ありがとうございます。子どもたちは無料というんですけど、何歳まで無料なんですかね。

〇高野課長 高校生以下ということで、無料にさせていただいています。

〇山本(教)委員 別にその展示の中をどうこうということじゃないんですけど、例えば植木等が属していたのが渡辺プロダクション、ナベプロといって、当時はザ・ピーナッツだとかああいったミュージシャンをもう全て抱えた日本最大のプロダクションだったですよね。せっかくそういうつながりがあって、今でこそ少しナベプロといっても力というか影響は少ないとはいうものの、何かそれと、文化会館の音楽のホールがあるじゃないですか。ですから、せっかく植木等、ナベプロというようなことですので、例えば博物館の学芸員と文化会館が話し合って、何か関係したコンサートができないのかなとかそんなようなことも考えると、あの辺というのはまさに文化の殿堂というか、そういったことにつながってくるんじゃないかなと思ってね。
 一番うれしかったのは、子どもたちがいっぱいいたということです。美術館は子どもたちが遊ぶようなところでもないのかなと。そうすると、総合文化センターの中庭は子どもたちがよく遊んでいますけど、中に入って楽しそうに遊んどるのは博物館なのかなとも思ったりして。そういう意味で、先ほどの連携をとっていただくということと、前、森副部長にも言いましたけど、小中高の学校に働きかけて、三重県内の学校の子どもたちがあそこへ来られるような、何かそういうシステムというのを考えてもらうとええかなというふうには思いました。
 いずれにしても、いろんな方々に働きかけていただいて、少しでも来館者数を上げるように皆さんも考えていただいているというふうに思いますけど、あとは我々田舎に住む人間も、この博物館に来られるように、より一層アイデアを絞って頑張ってもらいたいなと、そんなふうに思います。
 以上です。

〇森副部長 御指摘のように、学校については積極的に営業活動みたいな、ぜひ来てくださいねというようなことで博物館からも働きかけるようにしていますし、逆に、新しい館長は、各学校へ行っていろんな学校行事に参加するようなこともやっておりますので、積極的にやっていきたいと思います。
 それから、先ほどアドバイスいただいた総合文化センターと博物館の連携という話は、そういうことも可能になるように、経営分析をして、そういう広報を一緒にやるとかというようなことを目指して指定管理の導入をしたいと思いますので、積極的にやっていきたいと思います。

〇山本(教)委員 ありがとうございます。終わります。

〇彦坂委員長 ほかに御質疑はいかがでしょうか。

〇前田委員 教えてください。7ページのほうで、安全で安心な三重のまちづくりアクションプログラムということで施策展開がされております。先般のキックオフの大会にもお邪魔させていただいて、多くの県民の方が御参加をいただき、スタートを切られたのかなと思っております。
 とはいうものの、中身が少し薄いのかなという部分が否めないので、確認もさせていただきたいと思うんですが、トータルの予算が240万円という、本当にいいのかなっていう、あれだけ旗を上げて県民の方も期待しているのに、結局1地区、2地区への100万円上限の補助、さらには防犯診断で20万円、1地区のみの20万円という、何か旗上げの割には寂しい中身やなと感じるんですが、まずその点からお聞かせください。

〇金川課長 この地域防犯力向上支援事業なんですけれども、まずその前に、この間は県民大会の御出席ありがとうございました。これは、あくまでもアクションプログラムを具現化するための取組の一つであって、プログラムをこれから県民の方々に浸透させていくためのきっかけとするものでありまして、これと合わせまして、別で県内各地へ私どもが出前講座として出かけていきまして、防犯力向上のためのプログラムの内容の浸透を図っていくということも同時に進めていこうとするもので、まずはこの2地区という、地区が少ないんですけれども、そこを足がかりとしまして、そこから他の地域へ横展開させていきまして、それで効果検証をさせていただきまして、改善すべきところは改善していくというようなことも進めまして、将来的には県内全域の防犯力を高めるということを目的としておりますので、まずこの2地区、数的には少ないんですけれども、複数市町をまたぐ2地区ということで最初は進めていきたいと、そういう考えのもとで、この2地区ということにさせていただいたところでございます。

〇前田委員 限られた予算の中でやむを得ないのかなとも思いますが、せっかく旗上げしながら、県民の方も期待してみえるんであるならば、もう少し厚い支援というのも必要なのかなと思っております。とりあえずはスタートいただいた中で成果を上げていただく、そしてまた来年度に、さらなる充実に向けてお取り組みいただくということが大切なのかなと思っております。
 やってみえる方って、結構そんなに補助金って当てにしてないんですよね。自分らで自主的にやってみえるっていう方が大部分だと思いますし、それならば少しお金だけの補助だけじゃなくて、何かそういうお披露目をするこの前みたいな形の横の展開、そういったイベント、ソフトの事業のほうへもう少し知恵を絞っていただいてお金を有効活用したほうが、ぽんと1地区にマックス100万円をばらまくんじゃなくて、もう少しせっかくやる気になっているところを表彰するなり何なりという、お金がかからない方法もあるかと思うんです。そういった点はいかがでしょうか。

〇金川課長 その点につきましては、毎年このプログラムが、毎年毎年進んでいくように、この間の県民大会のようなことを必ず年1回開催いたしまして、その中で各地域の防犯ボランティアとか交通安全団体の皆さんの活動をお披露目したり、効果的な活動をしていただいたところには、表彰も含めてちょっと検討をしていきたいと考えております。

〇前田委員 ぜひともそれはそんなにお金がかからないと思いますので、予算のない中でばらまくということも無理だと思いますから、インセンティブ効果のある手法をぜひとも前向きに御検討もいただければと思います。
 それとあわせて、県警の所管でございますが、交通標識等を含めながら大きな予算をおとりいただきましてありがとうございます。若干総括質疑で三谷議員が質問してみえた愛知県の事例等々を含めながら、県警の所管ですが、小規模の施設については管理がされてないという話もあって、そこら辺、大変だなと思いながら、何かお考えなり御説明いただける部分があればお聞かせいただけたらと思うんですが。

〇金川課長 この標識表示等、交通安全施設につきましては、委員おっしゃるとおり公安委員会の所管でございますが、県としましても、先ほど申し上げましたけど、アクションプログラムというところに交通事故防止ということも入っておりますので、我々が各地域を回る中で直接地域から声を吸い上げまして、それを交通対策協議会なり会議で関係機関、警察とか道路管理者のほうに情報提供させていただきまして、とにかく声を伝えるということをしまして、その意味では連携させていただきまして、少しでも要望が実現するように働きかけは重点的にしていこうと考えております。

〇前田委員 基本は県警対応でございますので、できるだけ地域の情報を集約しながら反映もいただきたいと思いますし、なかなか目で見える部分ではないんかなと思うんですが、ただ、目で見える部分が劣化しておれば必ず点検も早期にしていかなければいけないのかなとも思いますので、そういった部分を含めながら、力を合わせて事故が起こらないようなお取組もいただければと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

〇彦坂委員長 ほかに御質疑ございませんか。

〇山本(里)委員 3点お願いします。
 先ほどもダイバーシティということでお話が出ましたけれども、多様性ということからきて、それを今回平成29年度に向って組織改編も含めて行われる中で、その取組の考え方なんですけれども、男女共同参画と男性女性の問題、最近ではLGBTの問題もありますけれども、それが多様性ということの中に包含されるのかっていうことをすごく感じています。このダイバーシティが出てきたもともとのところは、狭い意味と広い意味と確かにあるとは思いますけれども、そういう点からどの施策も力を入れてということだと思うけれども、問題点として幾人かの方が指摘をされる中に、そういうことがあると思うんです。感覚的なっていうか、問題の根本のところで、ダイバーシティが男女共同参画のことになじむのか、含まれるのか。例えばマイノリティの方も含めて一緒にやっていこうというのとはちょっと違うと思うんですけれども、そこのところの考え方、今、来年度ダイバーシティという形で、男女共同参画もNPOも、それから多文化共生、外国人問題も包含していこうというわけですが、そこのところの考え方を確認させていただきたいと思いますが、まず一つ。

〇田中部長 ダイバーシティという考え方の中に、男女共同参画であるとか、外国人の多文化共生であるとか、あと高齢者問題とか障がい者とか、そういうのはダイバーシティという広義の考え方の中に当然入るべきものと考えています。
 広く捉えることによって、個々それぞれ、これからもやっていきますけれども、男女共同参画とか多文化なんかはこれまでもやってきたし、これからもさらにやっていかなあかんと思っています。もっとどんどん男女共同参画社会に近づけるための施策は進めていかなあかんと思っていますけれども、より広く捉える意味で、今までなかなか連携できなかった分野との連携を図ることによって、男女共同であるとか外国人であるとか、そういう個々の個別課題が解決するように進めていきたいという考え方もございます。

〇山本(里)委員 広い意味、狭い意味という中で、どうしても今、一般的にダイバーシティって使われているのが、職場におけるとか、そういうことが先行していますよね、採用とかそういうことも含めて。高齢者、障がい者、外国人をいろいろな問題も全てを含むというのは、女性は多様性なのか、男女は多様性なのかというと、それは違うんじゃないかなというふうに私は思ってしまうし、そう思っている人がたくさんいて、事業としてというか方向としてそれぞれは進めていくっていうのはわかりますが、それを一くくりでダイバーシティとくくってしまうことにすごく不安はやっぱり持っています。
 そんな話し合いを多分重ねられてきて今の提案が出ていると思うんですけれども、そういうことの心配っていうのは、皆さんここにいらっしゃるのは男性方ばっかりですけど、出ませんでしたかね。

〇田中部長 ダイバーシティを考える上でいろんな議論もした中で、例えば男女っていうだけじゃなくて、LGBTであるとか、LGBT以外にもアセクシャルとかXジェンダーとかいろんな考え方というかタイプがあるんですけれども、そういうのも全部含めた上で、委員おっしゃるように、そういう不安とかそういうのよりも、より広義の意味で捉えた上で進めていこうと。
 企業なんかは、ダイバーシティ経営ということで、経営を向上させるためにという形で、どちらかというとそれに特化してそういう考え方を出している場合もありますけれども、うちの場合は、そういうのも含めた上でトータル的に広く捉えることによって、個々の課題もより進むようにしていこうと。
 例えば、時間外労働とかそういうのが非常に多くて、なかなかそれだけ取り出してやってもこれまで解消しないものを、働き方改革という広義で捉えて施策を進めることによって、結果的に長時間の時間外労働が解消されるとか、そういう期待も当然できますので、そういう考え方で提案しているところでございます。

〇山本(里)委員 ここでもうとどめますけども、今の時間外労働を働き方改革の中に包含するっていうのとちょっと質が私は違うように今感じています。気持ちはわかるし、今の社会の流れがダイバーシティ、ダイバーシティと言って、片仮名にすれば何かとっても格好いいように聞こえてしまって、それが先行しているような気がしてなりませんけれども、それぞれの施策はそれぞれで深めていっていただきますように、危惧をしながら思います。
 2つ目行きます。
 環境のところです。この資料の中に、産業廃棄物の問題がつけていただいてありまして、10ページに、特に行政代執行による環境修復ということで、平成29年度になされる内容が簡単に書いていただいてあるんですが、調停のことも含め、ちょっともう一回ここでそれぞれの現状を確認をさせていただいて、来年度、特にここだということ、特にどういうふうにするっていうのを確認させていただきたいことと、環境についてのことでは、悪臭、振動、騒音の対策費のことで前回申しましたけれども、それが29年度、何か進展をするような状況がその中に含まれるのか、深められるのかっていうことがあります。
 それと、メガソーラーの問題が今言われていますが、メガソーラーが里山の中っていうかちょっと民家から離れたところにそういう大きく巨大なものが設置された場合に、不法投棄がそういうところで行われてしまうんじゃないかと、余り人がいない。監視員がおるわけじゃないですので。
 そういう場所ができてしまうと、パネルの周辺とかパネルの下に不法投棄が行われてしまうおそれが林になっているところよりも可能性が高くなるんじゃないかという心配をされる向きがあるんですけれども、その点、パトロールなどのことが事業費としてはあるんですが、そういうふうなことに対する、今の事業計画案の中でこれがどうなっていくかわかりませんけれども、各地で中規模のものとかはあるわけで、そこら辺の見張りというか対応、対策については、平成29年度についてどのようにか含まれているんでしょうか。

〇渡辺局長 廃棄物関連で2ついただきました。1つ目の4事案の詳細につきましては、できましたら常任委員会の所管事項でご説明を申し上げたいと思いますので、よろしくお願いします。
 それと、ソーラーの関連の不法投棄いうところでは、当然今までについてもソーラー発電をするというようなところで不法投棄が起こっているという事象もございます。事実、パトロールの中でそれを片づけていただいたりというようなことはあります。
 来年度以降、それに特化した監視活動ということでは特に考えておるわけではございませんが、先ほども申し上げたように、そういったところで不法投棄が起こりやすいということもございますので、スカイパトロールとかふだんのパトロールとか、そういう中でしっかり監視をしていきたいと思っております。

〇中川次長 もう1点御質問いただきました。騒音、振動、悪臭でございます。
 基本的には、委員に前回おっしゃっていただいたように、各市町との連携を進めてというふうな話で、丁寧な対応を進めていきます。予算上は大体前年度と同額の予算をとらせていただいておりますが、各市町のほうでも、いろんな技術的な部分も含めてお困りの部分が多々出てこようと思います。そういったところについては、研修会等も充実をさせていただいて、より的確に騒音、振動、悪臭対策等についても進めてまいりたいと、このように考えております。

〇山本(里)委員 4事案については、もちろん資料がつけていただいてあるので後で説明をいただくんだと思いながら、一応予算にかかわることなのでお伺いをすることをして、読んではありますので、そういうこととして過ごさなしようがないなと思います。
 大変な金額を使って進めて、でも、進めなくちゃいけない内容ですので、あと調停のことはどうなっているかっていうのは言っていただける範囲でしか多分ないと、微妙な問題ですから、とは思いましたが、ここではお話しいただけないということで、仕方がありません。
 それから、パトロールのことですけれども、そういう実態も認識していただいていて、より強化をしていく、特別じゃないけれども、より強化をそういうところはポイントとしていくということだと思いますので、本当にこういうことがどんどん進んでくると、パトロールは本当に大変だと思うんです、車が走っていますけどね。そういうようなことで余計にそういうものが増えると大変になってくるので、そこも陣容もいるんだなとか、内容も強化せなあかんのかなっていうことを思っています。
 それから、3つ目の騒音、振動、悪臭で、これはなかなか市町と連携してやっていただいている深い問題っていうか、困難な問題は多々あるんだろうと思います。それをやっぱり丁寧にきちんと納得していただくことをしないと、どちらにしても、どういう結果にしても納得していただくようにしないと、いつまでも問題事例が積み残ったまま行っているのが実態だと思います。それは、私が確認しているだけじゃなくて、いっぱい皆さん方の中にも寄せられていることだと思うんですけれども、そこを丁寧にっていう話はいただきましたけれども、これ以上それを続けてほしくないなと、その問題をね。同じことで堂々めぐりの問題です。
 それは、やっぱり負担感というか被害感、被害と被害感とあると思うんです。被害感っていうのが、行政の方の対応によって被害感が深まる。実態の被害と、それから何でもそうだと思いますけど、行政の皆さんは専門家で、わかっているようなことで言われるんだろうと思いますけど、被害感が深まるとどんどん深まっていく事例がほかの問題でもあると思うんですね。そういうことで、対応を本当に丁寧にしていただくことで被害感を少なくしていただかないといけないというふうに思っていますので、お願いをいたしたいと思います。

〇彦坂委員長 ほかにございませんか。
 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
 
    ③委員間討議   なし
    ④討論
〇彦坂委員長 次に、改めて討論として議案に対する賛否の意向表明があればお願いいたします。

〇山本(里)委員 お願いをいたします。
 2点について意向表明をさせていただきたいと思います。
 まずは当初予算でありますけれども、今質疑をさせていただく中で、大変各方面で努力をしていただいているということは重々思いながらですけれども、人権施策の中での問題の中で、新法にかかわっての問題が今また浮上してきておりますけれども、そんな中で、人権施策のあり方、平成29年度に向けてもっと今まで以上のことをしていただかなあかん状況があると思います。
 実態把握、教育委員会との問題も言われましたけれども、教育委員会との問題だけではなくて、現地の状況っていうのは、市民生活をしている場所でありますので、子どもたちだけではないわけで、それが及ぼす大変なこれも焦燥感というか、がっかり感というか、そういう大変つらい思いをされている部分があるとすれば、そのことには向き合っていただいていかなくてはいけないので、そのことが今回の当初予算の中では読み込めない。私は読み込めなかったということで、問題がありとさせていただきたいと思います。
 行政代執行の4事案については、これは本当にしていただかなあかんこととはいえ、巨額のお金が大変支出されている。根本原因の問題がありますが、それを解決すべく努力をしていただく、その努力不足と言うては失礼ですけれども、なかなか結果が見られないということに対して反対をさせていただかなあかんと思っています。
 そして、もう1件は、当初予算の第1号補正です。これは質問はしませんでしたけれども、人件費にかかわることで0.085カ月分と、一般職の皆さんの人件費減額補正でありますけれども、この件はいろんな問題をはらんでおり、財政困難っていう中での苦肉の策だということは重々言われておりますけれども、人事委員会勧告以外の形の中で給与を削減するということは問題あり、あってはならないこと、前例をつくるということは問題なこと、特例をつくるというのは問題なことという思いで反対をさせていただきます。
 2点です。

〇彦坂委員長 ほかに討論はございませんか。
 それでは、討論なしと認め、討論を終結いたします。
 
    ⑤採決      議案第2号          挙手(多数)   可決
               議案第91号(関係分)   挙手(多数)   可決
 
  (4)議案第73号「平成28年度三重県一般会計補正予算(第7号)」(関係分)
    ①当局から資料に基づき補充説明(田中部長)
    ②質疑        なし
    ③委員間討議   なし
    ④討論        なし
    ⑤採決        議案第73号(関係分)   挙手(全員)   可決
 
 2 所管事項の調査
  (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方に関する条例」に基づく報告
    ①当局から資料に基づき説明(森副部長)
    ②質問   なし
 
 3 委員間討議 
  (1)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし
 
Ⅱ 常任委員会(環境生活部関係)
 1 議案の審査
  (1)議案第38号「三重県特定非営利活動促進法施行条例及び地方税法第三十七条の二第一項第四号
    の寄附金を受け入れる特定非営利活動法人を指定するための基準等を定める条例の一部を改正
    する条例案」
  (2)議案第67号「財産の無償譲渡について」
  (3)議案第72号「第2次三重県男女共同参画基本計画の変更について」
    ①当局から資料に基づき補充説明(田中部長)
    ②質疑
〇彦坂委員長 それでは、御質疑があればお願いいたします。

〇山本(里)委員 無償譲渡にかかわることで、10ページの③のところに、「県および市町の負担軽減などの便益を総合的に勘案して」っていうふうな表記がされておりますけれども、それにかかわる計算式というか、感覚的なものじゃなくて、何か導き出した方程のものというのはあるんでしょうか。総合的だと思うんですが。

〇和氣推進監 まず、経済的な面につきましては、①番のところにお示しをさせていただいたとおり、県及び市町の負担金、これが現状のままの継続をすれば4年間で10億円かかるというところを、実質的に譲渡することによって8億円ということで、まず2億円が軽減できるというふうに考えております。
 もう一方、この事業が終了した暁には、いずれにせよ現契約では、撤去はこれは県がしなければなりません。この撤去費に、平成26年度に試算をしたところ、これが2億円かかるというふうに試算をしております。合わせますと4億円という形の我々県また市町のほうへ便益があるというものと、先ほどの評価額840万余を比較し、まずは経済的にはメリットが大きいというふうに判断をしたところであります。
 もう一方は、経済面以外の部分というところで言いますと、まずRDFの灰処理そのものを現在太平洋セメント株式会社がこの設備の特許を有しておりますので、当然自分のところの機械ということで、より効率的なメンテナンスまた維持管理、そういったことを事業期間、あと4年間ですけども、継続ができるということで、灰処理をそもそも安定して安全に処理をしていくというこの目的、そういったものもしっかりと果たせるということを総合的に勘案した、そういった結果でございます。
 以上です。

〇山本(里)委員 総合的に今、①、②のことも再度説明していただいたわけですけど、9年が耐用年数だけど、13年間使えると。メンテナンスによってはあと4年使えるから、撤去費用も相殺していくというか差し引きしていったら、ということは、これは単純に考えたら、太平洋セメントは穴を掘るんですか。それだけの2億円片づけるのにかかるけれども、その2億円は県としては出さなくていいわけだから、そうすると被るわけですよね。それでも4年間営業することによっての収益とかそんなことを全部するっていう話ですよね。

〇渡辺局長 太平洋セメントにとっては、無償譲渡を受けることで、4年を過ぎてもほかの用途で灰の処理ができるということで、4年たってしまうと、県のほうは修繕っていってもそれは最低限度しかしませんので、4年たつともう使えなくなるんじゃないかということもあって、今の時点で無償で譲渡をすればもっと長く使えるということでございます。

〇山本(里)委員 言うてもろて、ようわかりました。ありがとうございます。

〇彦坂委員長 ほかに御質疑ございませんか。
 なければ、これで、本議案に対する質疑を終了いたします。
 
    ③委員間討議   なし
    ④討論        なし
    ⑤採決        議案第38号   挙手(全員)   可決
                議案第67号   挙手(全員)   可決
                議案第72号   挙手(全員)   可決
 
 2 請願の審査
  (1)請願第31号「『汚染土壌処理業(海山土壌処理センター)』の許可に対し慎重な判断を求める
    ことについて」
    ①当局意見陳述(田中部長)
〇彦坂委員長 当局の意見があればお願いいたします。

〇田中部長 請願書におきまして、許可に対し慎重な判断を求めるとされている汚染土壌処理業について御説明をいたします。
 土壌汚染対策法では、ヒ素や鉛などの有害物質等により汚染された土壌の処理を業として行う場合は、知事の許可を受けなければならないとされています。
 許可を受けるためには、施設の能力や、申請者が汚染土壌の処理を適正にかつ継続して行うことができることなど、土壌汚染対策法の基準に適合する必要があります。
 また、知事は、施設が竣工した後に、申請内容と実際の施設に相違がないことや基準に適合した施設であることを実地に確認した上で、申請の内容が基準に適合していると認めるときでなければ許可してはならないとされています。
 今回、紀北町の上里地内において、新たに許可を得て汚染土壌処理業を行うことが計画されています。この計画につきましては、紀北町の住民の方々から県に対し施設の建設に反対する署名簿が提出されるなど、地元の皆様が不安を感じており、計画に反対であるとの声をお届けいただいております。今のところ県に対する許可申請がなされたという状況ではございませんが、地元の皆様の御意見を真摯に受けとめ、慎重に対応してまいりたいと考えております。
 
    ②質問         なし
    ③委員間討議    なし
    ④討論
〇彦坂委員長 次に、改めて討論として本請願に対する賛否の意向表明があればお願いいたします。

〇山本(里)委員 賛同したいと思います。

〇彦坂委員長 ほかに討論ございませんか。
 それでは、ほかに討論なしと認め、討論を終結いたします。
 
    ⑤採決      請願第31号   挙手(全員)   採択
〇彦坂委員長 ただいま採択した請願第31号を執行機関に送付し、その処理の経過と結果の報告を請求いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
          〔「なし」の声あり〕
〇彦坂委員長 御異議なしと認め、そのように決定しました。
 以上で、請願の審査を終了いたします。
 
 3 所管事項の調査
  (1)第8次水質総量削減に係る総量削減計画の策定等について
  (2)三重県リサイクル製品利用推進条例施行規則の改正案について
  (3)産業廃棄物の不適正処理事案について
    ①当局から資料に基づき説明(中川次長、別所次長)
〇彦坂委員長 ただいま11時58分です。ただいま当局から説明いただいた3件については、午後の再開した後、委員の皆さん方から御質問等を伺いたいと思いますので、ここで暫時休憩いたします。再開は午後1時といたします。
                             (休  憩)
    ②質問
〇彦坂委員長 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
 午前中当局から説明いただいた3項目について、御質問等がありましたらお願いいたします。

〇倉本委員 1番の総量削減の計画の中で1点教えてもらいたいんですが、総量削減をする計画の中で、事業系というか、農業であったりとか工場から出てくる排水と生活排水との比率というか、そのあたりがどんな感じになっているのか、もしわかれば教えていただけると。

〇和田課長 資料といたしまして別冊1に掲げました1ページ、2ページをごらんいただきたいんですけれども、発生負荷量の割合をここに書かせていただいております。
 例えばCODにつきましては、平成31年度における削減の到達目標25トンに対しまして、生活排水が11トンに対し産業排水が11トン、その他自然系のものが3トンということになっておりまして、工場と生活がほぼ半々というふうな状況になっております。窒素、リンにつきましても、ほぼ同じような割合というふうになっておるところです。

〇倉本委員 ありがとうございます。そうすると、両方ともバランスよくというか、取り組んでいかなければならないということですよね。
     〔「そうです」の声あり〕
〇倉本委員 ちょっと確認をしたかったのでお聞きをしました。ありがとうございます。

〇山本(里)委員 お願いします。
 15ページにあります三重県リサイクル製品利用推進条例施行規則で、今回の変更は、この文面から読み取らせていただくと、実質の物に関しての内容の変更を緩和するんじゃなくて、それを小分けしたりとか、物にかかわるものじゃないということだというふうにあって、それについてはそういうこともありかなと思いますが、15ページの下に、けれども、再生資源の変更、生産方法の変更などそれらのものは、「引き続き、変更申請の対象として、認定委員から意見聴取の上、認定基準の適合状況について審査を行っていきます。」と書いてあるんですけれども、何か今、そのほかのことで変更しなくちゃいけないとかそんな意見がその委員会の中で話し合われた中で、これについてはこのことにとどめましょうとなったのかどうかという、その実態というか、中の様子で、何か今、問題となっている、話し合われていることがあるんでしょうか。

〇井村課長 特にこの委員会の中でこういった改正について議論がされたわけではなくて、当初三重県PCA協会というところから御要望をいただきまして、現在の規則の内容について、手続に時間がかかるとかそういった課題があるので、見直しを検討してほしいというような要望をいただきまして、内部で検討をさせてもらったものでございます。

〇山本(里)委員 それでは、今現在の内容は、この点については、緩和という言い方はおかしいですけど、内実のそのものについての変更ではないので、手続上の簡素化を進めるということだけで、今現在ほかのことで何か課題になっているとかいうことではないと、何か要望があったりとかそんなことではないということでよろしいですか。

〇井村課長 ただいま委員のほうから御指摘いただいたとおりでございます。

〇山本(里)委員 ありがとうございます。

〇彦坂委員長 それでは、ほかにございませんでしょうか。
 なければ、第8次水質総量削減に係る総量削減計画の策定等についてから産業廃棄物の不適正処理事案についてまでの調査を終わります。
 
  (4)包括外部監査結果に対する対応について
  (5)各種審議会等の審議状況について
    ①当局より資料に基づき説明(森副部長)
    ②質問
〇彦坂委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。

〇山本(里)委員 外部監査の35ページ、人権センターです。
 ここは利用料もお値打ちなので、使わせていただくこともよくあるんですけども、ここで多目的ホールは使わせていただくこともあるんですが、各会議室の中で一般貸し出ししていないところがもったいないよという指摘なんだと思うんですが、それに対しての回答として、各所属への文書通知により、結局庁内の中で、ここを使いやすいですよ、使ってくださいよということを徹底するということなんですが、ここの会議室は一般貸し出しというのには向かないというか、何かそういうようなことから一般貸し出しの除外とするんでしょうか。考え方を教えてください。

〇長崎参事 基本的に条例等で多目的ホールについては一般貸し出しということにさせていただいておるんですが、ほかの施設につきましては県の施設ということで、会議室等として使うということで当初からしておりますもので、そういう対応をさせていただいております。

〇山本(里)委員 もちろん規定があって、それにのっとってどこの施設もそうだと思うんですが、今、会議室をまずは庁内でも有効利用しようということで、一般に開放するというそういうレベルのものじゃ今はないのでということだと思うんですけど、それは実態をよく確認していった上で条例などを改正してというか、そんなこともあり得るのかなと思ってお伺いをしたんですが、まずは有効利用のために、結局今持っているものは最大限利用しようということですから、庁内での活性化をお願いするという形に今回はなると思いますが、そういう先行き、十分に使っていただいたらいいですけど、一般公開っていうのはほかの部分でもそういうことがあるかもしれませんが、今は全然考えてないっていうことですね。

〇長崎参事 委員おっしゃるとおり、現時点では考えておりません。というのは、多目的ホール等、必ずしも使っている場合じゃないんですけど、駐車場等の関係もございますし、そちらのほうは当然利用料を取っておりますもので、それによってほかも貸し出すと、駐車場の件とかそういう調整すべき等の課題もございますもので、現時点では考えていないということでございます。

〇山本(里)委員 同一に使ったらそういうこともあるしっていう、駐車場のこともおっしゃったと思います。ストックマネジメントという考え方の中で、ほかのところでもあると思いますけれども、まず来年度、平成29年度は、庁内での有効活用をお願いしてということでとどめます。

〇彦坂委員長 ほかにございませんか。
 なければ、包括外部監査結果に対する対応について及び各種審議会等の審議状況についての調査を終了いたします。
 
  (6)その他
〇彦坂委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら発言をお願いいたします。

〇田中副委員長 給湯器による低周波音の問題なんですけども、もうどんどん増えていって、裁判になったりっていう事例もたくさんあるわけなんですけども、その辺はどういうふうに対応されているんですか。

〇和田課長 給湯器が普及してくるということで、設置場所等が不適切な状況があって、近隣の方から苦情等が発生しているという事例、私ども、前に何件か把握してございます。
 現状といたしましては、それぞれの事案が生じた場合に、市町と協力させていただきまして、低周波の測定も含めた実態把握をさせていただき、その上で設置者の方に適切な方法はないかということを助言させていただいておるということで、現状といたしましてはそれぞれの事案ごとに対応させていただいておるという状況でございます。

〇田中副委員長 この計測なんですけども、多分1日ぐらいではなかなか出ないと思うんですけど、1週間ぐらいやれば大体わかると思うんですけども、その辺の期間はどれぐらいされているんですか。

〇和田課長 稼働時にさせていただいております。ですので、短時間の測定という状況です。

〇田中副委員長 短時間ではなかなか出ないと思うんですけど、長期間計測してくれっていうお話等はないわけなんですかね。

〇和田課長 現状といたしましては、稼働状況を見させていただいておる中で、この時間であれば測定して数字がとれるだろうというところを見ながら測定させていただいております。
 ただ、時間帯によっては、近隣の方々が例えば寝静まった時間等々で敏感に感じられるというふうな、測定以外の要素もございますので、そういったところにつきましては別途条件とさせていただいておるところでございます。

〇田中副委員長 もう24時間ずっと回っているところもありますよね。そんな中で、なかなか隣なんで言いにくいというのがあったりとか、もう仕方ないから諦めて引っ越ししたとかいう、そんな事例もたくさん聞いているわけなんですけども、そこら辺の期間が短いので、もうちょっとしっかり計ってくれっていうようなお話はないんですかね。

〇和田課長 現状といたしましては、ちょっと個別にそういう案件をいただいておるということは、私のほうでは今のところはございません。

〇田中副委員長 私のところには、もうちょっとしっかり期間を延ばして計ってくれっていう意見もいただいています。自分のところでしたら移動できるんですけども、隣に移動してくれというのはなかなか言いにくいと思うんですけども、その辺は県はもうお互いで話せっていうことでされているんですかね。指導はしないんですか、移動の指導というのは。

〇和田課長 移動以外にも例えば遮音の方法等々ございますので、そういったあらゆる方法、事例等を御紹介させていただくというふうな形で対応させていただいています。

〇田中副委員長 それで納得をしてもらえているんですかね。なかなか納得されないと思うんですけど、そこら辺の対応はもうそのままでずっと放りというか、もうお任せっていう形になるんですか。県としては最後まで、対応にかかわったらずっと見守っていくということはしないんですか。

〇和田課長 事後の確認等はさせていただきますけれども、それを確実に解決に導いて、両者円満に解決していったのかどうかというところにつきましては、随時情報としては入れておりますが、確認ということはしておりません。

〇田中副委員長 大体わかりました。またこの件につきましては私もいろんなところから聞きますので、調べてまたお伺いしたいと思いますんで、よろしくお願いします。
 以上です。

〇彦坂委員長 ほかにございませんか。
 なければ、これで所管事項の調査を終了いたします。
 
 4 委員間討議
  (1)所管事項調査に関する事項            なし
  (2)執行部に処理経過の報告を求める事項    なし
                             〔当局 退室〕
 
 5 今年度の委員会活動の振り返りについて
  (1)委員会活動評価総括表(案)の説明(彦坂委員長)
  (2)委員間討議
〇彦坂委員長 皆さん、今見ていただきまして、この総括表について補足すべき点等、御意見のある方はお願いしたいと思います。

〇山本(教)委員 私はこの委員会、非常に皆さん熱心で、委員長をはじめとしてうまく1年間過ごしてきたんじゃないかなと、そんなふうに思うてます。
 その中で、(3)の議員間討議の充実度ということなんですけども、議員間討議をもう少し実のあるものにするためにはどうすればええのかなということを考えていたんですね。で、この前発言したように、漁業の不振だったらここにはたまたま漁連の本部もあるし、例えば農業だったら農業中央会もあるし、そんないろんなそういう委員会に関係した諸団体があるもんですから、そういう人たちを招聘することによって、我々自身の勉強にもなるし、何かうまいことやるシステムっていうのを事務局も含めて考えてもらったら、もっと点数も上がってくるし、なるほど、委員間討議でこういうことを議論したんだなということも何か実のあるものになるんじゃないかなというような感じがするんですけどね。

〇彦坂委員長 今、山本教和委員のほうから意見いただきましたけども、このことについては後の委員長会議でやったりだとか、次回の新しいメンバーでの常任委員会等々には、きちっとその時々の課題だとか旬の問題点を見つけて、いろんな団体だとか現場の、問題はやはり現場にあるんだろうというふうに思っていますので、そういったことで御意見をいただきながら、ここでオン・ザ・テーブルで皆さんにいろんなことを議論していただいて、また後々そこの政策なりに反映していくということは申し送りしておきたいと思います。ありがとうございました。
 それでは、この案で本委員会の評価として決定いたしたいと思いますが、特にございませんか。
では、そのように決定させていただきます。
 なお、この総括表につきましては、3月21日の委員長会議において私のほうから報告したいというふうに存じます。
 なお、報告に当たり、字句等軽微な修正の必要があれば、また正副委員長のほうに一任いただきたいと存じますが、この辺は御了承願いたいと思います。
 以上で今年度の委員会活動の振り返りについてを終わりたいと思います。
 
〔閉会の宣言〕
 
                三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
                    環境生活農林水産常任委員長
                    予算決算常任委員会環境生活農林水産分科会委員長
                                        彦坂 公之

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