三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成28年度 委員会会議録 > 平成29年1月20日 子どもの貧困対策調査特別委員会 会議録
子どもの貧困対策調査特別委員会
会 議 録
(開 会 中)
開催年月日 平成29年1月20日(金) 自 午前10時0分~至 午前11時5分
会 議 室 201委員会室
出席委員 7名
委 員 長 藤根 正典
副委員長 田中 祐治
委 員 中瀬古 初美
委 員 小島 智子
委 員 北川 裕之
委 員 青木 謙順
委 員 水谷 隆
欠席委員 2名
委 員 山内 道明
委 員 稲森 稔尚
出席説明員 出席を求めず
委員会書記
議 事 課 班長 中村 晃康
企画法務課 主任 森岡 佳代
傍 聴 議 員 なし
県 政 記 者 1名
傍 聴 者 なし
協議事項
Ⅰ 今後の委員会の進め方について
1 今後のスケジュール
2 最終の委員長報告に向けての論点等の整理
3 その他
Ⅱ 次回の委員会について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
Ⅰ 今後の委員会の進め方について
1 今後のスケジュール
〇藤根委員長 それでは、今後の委員会の進め方について御協議いただきます。
まず、今後のスケジュールですが、お手元に配付の資料1、資料2をごらんください。
資料2は、12月21日に開催された委員長会議に提出した資料で、6月27日に開催の本委員会で決定した委員会活動計画書に12月までの活動実績を加えたものです。計画では3月まで委員会を開催することとしていますが、現在の協議の進展具合を鑑みましても、計画どおり3月まで協議を行い、2月定例月会議の採決日である3月21日の本会議で最終の委員長報告を実施したいと考えます。
ここで資料1をごらんください。
1で最終の委員長報告に向けてのスケジュール案をお示しさせていただきました。今後の協議の進展具合を見ながら協議日を追加することがあるかもしれませんが、現時点ではこのスケジュールで進めたいと考えますが、いかがでしょうか。
〇青木委員 資料2の3のほうは知事への提言も入っていて、資料1は特にそれを予定に書いてないんですけど、それは何か考え方あるんですか。
〇藤根委員長 知事への提言に関しましては、2のその他の検討事項で少し皆様の御意見もいただけたらというふうに思っておりますので、6月の時点で委員の皆様の確認、決定はいただいているんですけれども、最終的にもう一度確認したいと、私のほうでそういう思いがございましたので、2のほうで扱わせていただきたいというふうに思います。よろしいでしょうか。
〇青木委員 了解いたしました。
〇藤根委員長 スケジュールについて、ほかに御意見はございませんか。
〔「はい」の声あり〕
〇藤根委員長 それでは、今後はこのスケジュールで進めさせていただきます。
次に、その他の検討事項として、先ほど発言いただきました年間活動計画に記載しております知事への提言について御協議をいただきたいと思います。
知事への提言については、委員長報告の実効性を少しでも高める観点からの、実施していこうという御意見だったと思っております。
一方で、知事への提言については、2月に提出される当初予算案の中身や今後の委員長報告の協議の内容などを見きわめることも必要かと考えております。また、これまでの特別委員会で実施された例を見ましても、実施の場合は委員会としての意思表示であることに加え、対外的には県議会としての意思表示と受けとめられる観点から、本委員会に委員を出していない会派への説明や、代表者会議に説明した上で議長に同行していただくなどの対応も必要になってくるものと考えます。このような状況等も踏まえまして、知事への提言について御意見があればお伺いしたいというふうに思っております。いかがでしょうか。
〇小島委員 子どもの貧困対策っていうのは本当に大きな課題だというふうに思っておりまして、ここにみえる委員の方はいろんな事情で会派から出てみえたということです。ここにみえない方についても、やっぱり何とかしなければという思いを持ってみえる方は多いと思いますし、私はやっぱり議会の総意としてきちっと知事に向けて提言をすべきだというふうに思いますので、みんなで合意をした上で、こういう方向で行ったらどうかということをお伝えしたらどうかなというふうに思います。
〇藤根委員長 ありがとうございます。
ほかに御意見はございませんか。
〇北川委員 委員長報告も12月にしていただいて、このタイムスケジュールでまた最終3月の、2月定例月会議の最終にもまた委員長報告をしていただくということで、私も当初から提言をという思いではいて、委員長報告で述べる部分っていうのはどうしても県当局に求めることが主になりますので、子どもの貧困対策については当初から議論してきたように、国への要望する部分だとか、事業的には市町の事業が非常にウエートも占めるところがありますので、そういう部分、国への要望だとか市町への要望っていう部分については、余り県当局に求めるというよりは広く提言としてまとめて、そういうものを盛り込んでいったほうがいいのかなというふうに思います。それと小島委員も言われましたけれども、子どもの貧困対策については非常に大きな重い課題ですし、県民の方の関心も高いと思うので、特別委員会として提言を知事に出して、それこそこういう実態も含めて県民の皆さん方にも広く知ってもらうっていうのも大事なことなので、そういうアナウンス効果も含めて提言に委員会としてまとめ上げて知事に出せたらいいなというふうに思います。流れとしてはおっしゃっていただいたように、全員協議会がいいのか何がいいのかわからないですけれども、あるいは各会派持ち回りがいいのか、手法は正副委員長で検討いただいて、議会のある一定のコンセンサスのもとに知事に出していただくというのがいいのかなというふうに思います。
〇藤根委員長 ありがとうございました。
ほかに御意見はございませんか。
〇中瀬古委員 私も、同じようにやはり知事への提言というのが必要で、すべきじゃないかなというふうに思います。中間報告と、それから最終の委員長報告というような形で上がっていきますけれども、先ほどもおっしゃられましたけれど、やはり県民の皆さんの関心、社会的な大きな問題とされている中で、課題も本当に出てきていることが県民の皆さんの中にも浸透してきているところもあり、もちろんまだまだそういうところが足りないところもありということなんだと思いますけれども、子ども食堂のこともそうですし里親支援とか、少しずつ言葉とかいろんな子どもの貧困ということとかキーワードがいろんなところで出ているっていうことも事実だと思うんです。そんな中で、本当に自分たちがそれぞれに何ができるんだろうというふうに関心を持ってみえる方々も増えてきているのも事実のような気がします。
そんな中で、平成29年度から市町でもいろいろ、これはこれから予算の議論がされていくところも多くて、やはりそういう市町との連携というのも非常に大事だと思いますし、そんな中で県はどういうところでっていうことを市町のほうからも、いろんなこれからまだまだ議論もされるところでもあってというところもありますし、当然県のところから国への部分というのも大きいところですし、そういうようなことを考えても、知事への提言というところにしていくべきじゃないのかなというふうに思っております。
〇藤根委員長 ほかに御意見はいかがですか。
〇青木委員 中間報告にも子どもの貧困対策にかかわる実態把握という部分を県当局に期待をしとるわけですけども、そういう発信を含めて市町にまた、それぞれのやり方が違うと思うんで、そういうことも推進するという意味できちっと、私どもの会派は副委員長もいるんでその都度会派にも報告し、意見ももらいというように進めています。今日、偶然少数会派の方もお休みですけども、やっぱり全員一丸となって県議会が整理をし、そして知事への、先ほど議長も同席されてっていう話をちらっとされたんで、当然正副委員長代表で委員会は行ってもらって、議長も同席した上で重みを持たせていくということについてはいいんじゃないかと思います。
〇藤根委員長 ありがとうございます。
よろしいでしょうか。
〔発言の声なし〕
〇藤根委員長 先ほど来、御意見いただいておりますが、子どもの貧困っていうのが本当に現実問題として非常に厳しい子ども、そして家庭があるという中で、具体的な提言も含めて何か私たち委員会として、議会として訴えていくものができ上がるのなら、それはやはり知事に対しても直接、県議会の皆様の御理解を得てという形ですけども提言をさせていただけたらなというふうに私も思っておりましたので、ぜひそういう方向でさせていただけたらなというふうに思っております。
では、知事への提言は一度、先ほど申し上げましたように6月に確認はさせていただいておりますが、再度この場で議会の総意をいただきながら進めていくということでよろしいでしょうか。確認させていただきます。
〔発言の声なし〕
〇藤根委員長 ただ、日程につきましては、先ほど言わせていただきましたように3月21日が委員長報告ということを想定して委員会の日程を進めさせていただきますので、直接その前になるのか、あるいは日程的にも委員長報告の後ということも十分考えられますので、今後の進め方を見させていただきながら、また委員の皆様の御意見もいただきながら決めていきたいというふうに思いますので、御了承願いたいと思います。
それでは、そのようにさせていただきますのでお願いいたします。
その他、今後の委員会の進め方について御協議いただく事項はございませんか。
〔発言の声なし〕
〇藤根委員長 ほかになければ、これで今後のスケジュールについての協議を終わります。
2 最終の委員長報告に向けての論点等の整理
〇藤根委員長 では、次に最終の委員長報告に向けての論点等の整理について御協議いただきます。
資料3をごらんください。
これまでの論点整理や協議を踏まえて、重点調査項目を縦軸に、事業や要望等の対象として国、県、市町及び地域・団体等を横軸にまとめ、中間報告で要望しました項目もお示ししております。また、昨年12月5日の委員会資料を資料4として配付しましたので御参照ください。
それでは、資料3をたたき台としまして、最終の委員長報告に盛り込む項目について今から御協議をいただきたいと思います。縦軸に重点調査項目を入れさせていただいておりますので、その重点調査項目に沿った形で御意見をいただけたらというふうに思っております。
まず、①学習支援と子どもの居場所づくりについて、御意見はいかがでしょうか。
〇北川委員 それは項目として入れる、入れやんっていう議論なのか、その中身を議論するということなのか、どちらの話でしょうか。
〇藤根委員長 委員長報告の中へ項目として入れていくという中身、その項目についてこれを入れたいと。
〇北川委員 項目について。
〇藤根委員長 はい。それにかかわっての御意見をいただけたらというふうに思っております。
よろしいでしょうか。
〇北川委員 はい。
頭の整理がついてないので勝手なことを言うてしまいますが、流れとして、ちょっと前段の話として、全体の提言内容が固まって、その中から県当局に要望する話をピックアップして委員長報告にするっていうイメージがあったもんですから、それはそういうイメージがあるということだけお伝えさせてもらって、学習支援についてはこれはもう皆さんが挙げていただいていることなので、ぜひ委員長報告で挙げていただきたいと思いますけれども、やっぱりその挙げ方の中身の問題やと思います。
学習支援については、本当に生活困窮者の部分とひとり親家庭の部分となかなか進んでなくて、来年度は少し広がる市町があるように説明で聞かせてもらってきましたけれども、それでもまだ一気にということではないので。
当局の説明も聞きましたけども、いま一つ何で進まないかっていうのが、やっぱりつかみ切れてないところがあって、例えば財源論の話でいうと当然予算が必要ですし、生活困窮者なんかの部分もひとり親家庭の部分もそうですけども、財源論っていう、財源が厳しいからっていう話をしていくと、例えば名張市なんて御承知のとおり一番厳しい、財政が一番厳しい市なので、でもひとり親家庭も生活困窮者のどちらの学習支援事業もさせていただいている。もちろん補助交付金のことはありますけれども。
だから、そういう意味では財源が厳しいっていう話には多分ならないんだろうなっていうイメージが、どうしても持ってしまうんです、私のほうはね。じゃ、何なんって話で、それは首長の意識の問題なのか担当の認識の問題なのか、教えてくれる人が不足しているのか教えられようとする子どもが見当たらないっていうのか、あるいはそんなことが全部一緒になって進んでいってないのか、その辺の見きわめがちょっと何か必要なんかなっていう気はします。何を押せば、何のスイッチを押せばいいのかっていうのがよく見えないです。この状況というのは他県も同じ状況なのかどうかっていうのも認識ができてないので、他県はもっと進んでないのか、いやいや他県はほとんどの市町がやっているよっていうレベルなのかというのも情報としてないので、三重県のこの状態っていうのがまあこんなもんですよねっていうのか、遅れてるっていうのか、進んでるっていうのかも認識ができてないというのがちょっと恥ずかしいところなんですが。
何かそういう少し突っ込んだ議論なり調査が必要なのかなっていうのは感じてますけども、余り市町に対してなぜやりませんのって聞き取り調査を行うのも失礼なところはあるんですけれどもね。でも、逆にいうと、それくらいしないと何で進まんのかがよくわからないところが正直あるという感想でごめんなさい。
でも、項目としてはぜひ挙げてほしいとは思います。県がどうやってリーダーシップをとってそれを進めてくことができるのか。例えばそれは何か、財源ではないと思うから、何かしらリードすることが必要なのかなとは思います。
〇水谷委員 いろいろ意見もあるでしょうけども、まず今、委員長が言ったように、とりあえずこういう項目を挙げて、その中身についてはまたいろいろ今後まとめて上げていくということで絞らないと、これがだんだん広がっていって最終的にまとまりがつかんようになってしまう可能性もあるんで、私はここに挙げてもらっている学習支援事業、要するに県としてこういうことをやっていくんだというこの項目については、私はこれでいいと思います。
それで、子ども食堂はいなべ市、東員町はないんです。四日市市にはあるんです、二、三カ所ね。そういうところもちょっと調べてきたんだけども、子ども食堂についてもいろいろ問題もあるんです。ただ、それが必ず貧困対策に結びつくかということではないと思うんだけども、居場所づくりにはなるのかなという気がするんで、その辺も少し触れていただくような形にしてもらって、私は項目的にはこういう項目でいいと思います。これはまた広げていくとまとまりがつかなくなってくるので、とりあえず①の段階においてはこういう形にしていただいて、居場所づくりとかいろんなモデル、そういうものの中に子ども食堂も触れてもらうとか、だからそんなような形でいいんじゃないかと思いますんで、私としては県がどうかかわっていくかということも当然必要ですけども、こういう形の項目で私はいいと思います。これ以上増やすと大変ですから。
〇藤根委員長 ありがとうございます。
学習支援の部分と、それから居場所づくりにかかわっての子ども食堂というところで御意見をいただいております。
〇水谷委員 済みません、子ども食堂はいろいろ、子どもたちだけが行くということはなかなかできないんで、当然親がついてくと。そこで親の食堂みたいになってしまうということもあり得るということも聞いてるんで、その辺をどう今後地域の方がやっていただけるかというのはこれからの課題やと思うんですけども、それはやっぱり全国的にも子ども食堂を広げていこうという状況にあるんで、これは必要な項目ではあるとは思うんですけど。
〇藤根委員長 ありがとうございます。
ほかの方の御意見はいかがですか。
〇小島委員 確認をさせてください。今、①の柱を右側にずっと見てるんですよね。その項目がどうかっていう話なんだけれども、その前段で、先ほど北川委員が言われたことで、提言と最終報告の位置関係っていうのかな、だから提言の中にっていうか、最終報告がある部分取り上げられて、特化をして最終報告ということで言うということであれば、全体的なことを、この項目を拾う中でまず提言内容を考えて、その中から拾って最終報告にするほうが整理しやすい、別途つくるっていうのは何かとても整理がつきにくいなっていう気はするんですが、まずその大枠を確認させていただいていいですか。そういう進め方にして、提言のためのちょっと項目をこれは要らん、これは要るというところから考えて、じゃここで学習支援についてはこんなこととかというやり方でやっていくのか、進め方を確認させてもらっていいですか。
〇藤根委員長 あくまでも最終報告ということで今日は議論をしていただく方向で考えております。ただ、今おっしゃっていただいたように、提言をしていくということも確認していただきました。両者が同じ内容であるっていうのはあり得ませんので、どちらが例えばより詳しいとか、あるいは今言っていただいたように、提言は具体的にもう少し入れながら、その中から委員長報告も考えていくというようなことのほうがしやすいということであれば、自分たちが実際に提言していく。今、学習支援であったり、あるいは子ども食堂であったりという御意見をいただきましたので、そういうのも提言をしていくという方向で考えていただきながら御意見をいただけたらというふうに思います。
やはり提言するといったら、それはすごく重いことにもなりますので、提言内容を御確認いただきながら、その中でまた委員長報告というものも考えていくという方向で、今、御意見いただいたようにも思うんですけども、いかがですか、そこらのあたりは。最初に確認したほうがよかったのかもしれませんが。
〇小島委員 ぜひそうしていただきたいと思います。というのは、3月21日に行う委員長報告の最終案の話だけではないというということですよね。
〇藤根委員長 そうです。
〇小島委員 もっと包括的に全部入れ込んで、それでその中からっていう話っていうことですもんね。
〇藤根委員長 どちらにしても、今日御意見いただいたことを全て入れられるかどうかっていうのもこれからの御意見にもなろうかなというふうにも思いますし、それが提言に入れていく内容、あるいは報告に入れていく内容で若干中身が、当然分量も含めて違ってくると思いますので、私の中ではまだ分量の問題まではちょっと整理がつきかねてますけども、提言のほうがより具体的になっていくようなことは思ってますので、そうなると提言の項目も考えていただきながら今日は御意見いただけたらなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
〇北川委員 できたらそうしていただいたほうが整理がしやすいなというふうに思いますね。提言としてどんだけ上げていくかっていう中で、特にやっぱり委員長報告としてはこの真ん中の県の部分が主に、委員長報告としてはなされると。例えば入学準備金の前倒し支給なんて、委員長報告でするわけには多分いかん話ですよね、市町の裁量の話なので。でも、これは要望として非常に声があった話ですから、提言としてはしっかり書いておくよと、でも委員長報告にはちょっと書きにくい話ですよねっていう、そういうすみ分けになるのかなと思う。提言としては全体でつくりながら、特にこの県にかかわる部分について委員長報告として当局に求めていくという考え方にしていただくと整理がしやすいのかなというふうには思います。
〇藤根委員長 おっしゃっていただいたように、12月の中間報告においても委員長報告については県に直接求めていくものということで整理をさせていただきましたので、やはり委員長報告も基本的にはそういう形になるというふうには思っておりますので、まず提言も踏まえて、提言を踏まえた上で御意見をいただいて、それを整理する段階でこれは委員長報告、これはもう少し広く提言、といったようなところで整理していけたらというふうに今、御意見いただきましたので、その方向で考えていただけたらというふうに思いますが、よろしいですか。
〔「はい」の声あり〕
〇小島委員 その上で①の項目についてですけれども、教えていただきたいんですが、上の4つは入れるべきやと思います。学習支援2つと子ども食堂と居場所モデル。その下の放課後児童クラブと学習支援ボランティアの、ごめんなさい、具体的イメージがどんな話でしたか。例えば放課後児童クラブへのひとり親家庭の子どもたちへの予算支援とかっていうのはあったと思うんやけど、そういうニュアンスじゃないですよね、これ。
〇藤根委員長 そうですね。
〇小島委員 何かどんな中身やったかなっていうのが……
〇藤根委員長 基本的には資料4の12月5日の資料をもとに作成していただいておりますので、そこから考えていただくということになるんですが。
〇小島委員 ないの。
〔「ないな」の声あり〕
〇藤根委員長 ないですね。
〇小島委員 ないのでわからない。
〇藤根委員長 今までいただいた御意見も踏まえてあるというところはあるかもしれません。委員会の中でいただいた意見を踏まえて入れさせていただいとるということもありますので。
〇小島委員 全て入れ込めたらそれはそれでいいんでしょうけれども、やっぱりある程度絞ったほうがいいかなというのも思うので、私はこの2つの項目って余り必要ないかなっていう気はいたしておりますけど、どうですか。
〇藤根委員長 放課後児童クラブの部分ですね。
〇小島委員 はい。
〇北川委員 この学習支援ボランティアっていうのは、これも小島委員が言われるようにどのお話やったんやろか。これはこの上の学習支援事業とはまた別物ですか。
〇藤根委員長 これは、学習支援事業にかかわって、先ほども少し出とったかもわかりませんが、そのスタッフなりなんなりの確保であったりというようなところでの御意見も今までにいただいているというふうに思っております。
〇北川委員 この学習支援事業とくっつけてもええ話ですね。独立した話じゃないですよね。
〇藤根委員長 くっつけてもいい話です。独立した話じゃないというふうに認識してます。
〇北川委員 わかりました。
小島委員が言われるように、ある程度整理もしていかないといけないので、議論の途上でまたどうしても必要であれば考えればいいとは思いますけど。放課後児童クラブ、ちょっとどんな議論だったか余り記憶があれなんですけども、一旦外しておいてもらってもいいのかなとは思います。
〇小島委員 放課後児童クラブは、全ての子どもたちの保障にとっては充実はとても大切なことで、そこの支援員の人材育成だとかっていうことは非常に大事やと思いますが、貧困という部分に特化をしたときに、何を求めていくかっていうのはすごく難しいなというふうに思うので、一旦ちょっと外してもらって、また必要であれば入れ込むということで整理をしていただければどうかなと思います。
〇藤根委員長 ほかに御意見はございませんか。
〇水谷委員 ちょっと今ひとりで悩んどったんやけども、報告と提言はもちろん違うんですけども、今、報告と提言を一緒に議論したらとてもじゃない、時間がどんだけあっても足りません。
だから、今回は報告事項についてポイントを絞ってそれをまとめ上げて、当然その報告をする中においてはいろんな提言が生まれてくるわけです、そこからね。そういうふうにしないと、私は1時間ぐらいで終わると思って予定組んできたんやけど、今日は弁当食べないかんようになるんで。それはそれでいいんだけど、そんな甘い考えでおったらあかんと言われそうだけどもそういうふうに思ってたんで、それはそれでいいと思うんですよ。いいんだけども、そういう形のほうが私は議論しやすいと思うんですよ。まとめて一緒にこれをやってしまうと大変だと私は思うんです。皆さんがいいと言えばいいんだけど。
それと、放課後児童クラブ、いなべは結構やってるんですよ、いろんな形で。それが直接貧困対策にはならないのかもしれませんけども、結構活動してみえる方がおるんで、そういうものをいかに結びつけていくかというのも大事なことやと思うんで、私としては項目としては入れといてもらいたいなという、私の意見ですからね。皆さんがええと言えばええですけどね。そういうふうに思います。
だから、その辺、提言まで議論、どういう項目で提言していくんやというのを入れてくと、相当時間かかるよ。すんなり意見があればいいけど、私も全然考えてないから、今。
〇藤根委員長 ちょっと戻るんですけども、確かに今日は報告をということで先ほど最初に言わせていただいた部分はありますが、提言を確認していただいたもんですから、その提言という部分をある程度具体的なこと、ここにある項目は割と具体的ところが出てるんですけども、具体的なところをお話しいただかないと、スケジュール的にもなかなか、委員長報告をつくって、さらにそこへ提言も内容について新たにっていう部分が時間的に難しいかなっていうふうなところも思っております。今日、提言を含めてこれは入れたいというのを意見として出しておいていただかないと、この後のスケジュールを考えてもちょっと難しいところがあるかなというふうに思っておりますので、大変水谷委員には申しわけないんですけども、プラス30分でもお時間いただいて御意見いただけたらなというふうに思っています。
〇水谷委員 それはいいんですよ。そういうことであれば了解しました。
だから、もっと端的に意見を言って、端的に解決していきましょうよ。
〇藤根委員長 そうですね。申しわけないです。
今、放課後児童クラブについては要らないんじゃないか、貧困というところでは意味合いではどうなのかという意見と、それでもやっぱりここの充実は引き続き要るんじゃないかというような御意見もいただきましたので、そこは置かせておいていただきたいというふうに思っております。
では、ほかに学習支援の部分、居場所づくりのところで御意見はありますか。
〔発言の声なし〕
〇藤根委員長 そしたら、今、御意見いただいた中で、学習支援については幾つか御意見もいただきまして、これについては項目として考えていくということでよろしいですか。
〔「はい」の声あり〕
〇藤根委員長 子ども食堂についても御意見をいただきましたが、よろしいですか。
〔発言の声なし〕
〇藤根委員長 放課後児童クラブについては、いかがさせていただきましょうか。貧困というテーマで考えたときにはどうかという御意見をいただいてはいるんですけども。
〇小島委員 水谷委員がそうやって言われて、私はそういうふうに考えを述べさせてもらいましたけども、今ここで決定しなくても、ほかの柱との分量とかいろいろあると思うので、そのまま一旦置いといていただいたらどうでしょうか。後で全体を見て最終的に結論を、正副委員長案を出していただくんやと思うので、その中でお考えいただいたらどうでしょう。
〇藤根委員長 よろしいですか。
〔「はい」の声あり〕
〇藤根委員長 それでは、放課後児童クラブについては一旦検討ということで置かせていただきます。
では、続きまして②の包括的な支援の在り方について御意見お願いいたします。
〇北川委員 イメージでちょっと数は多いなとは思ってしまいますけども、こういう範疇なのかなとは思います。このワンストップ支援機関設置、支援員の配置等っていうところと支援先の情報提供、連携っていうのは分野の違うことなのか延長線上のことなのかがちょっとあれですが、どれも議論に出てた話なので。
児童養護施設の子どもたちへの具体的支援が下にかかってるのは、子どもの就労支援もあるよという意味合いなんですよね。
〇藤根委員長 そうですね。
〇北川委員 ちょっと多いですけど、逆に省けと言われると難しいなと。医療費窓口無料化が国への要望だけに終わってるのがちょっと。県はやりません、求めませんっていう感じに受け取れるので。
〇小島委員 何か1つでもぎゅってするほうが、短くするほうがつくりやすいかなと思うので、支援先の情報提供、連携って上に含むって考えたら、もうとったったほうがすっきりするかなという気がするんですけど。
〇藤根委員長 ワンストップのほうですね。
〇小島委員 多分含まれるんじゃないですか。
〇藤根委員長 はい。
〇小島委員 質問です。児童養護施設の子どもたち、卒園者に対して自立支援相談員でしたか、自立相談支援員でしたか、そういうものの国への創設をっていう話があったと思うんですが、それって国の中のどこに入るんですか。
〇藤根委員長 この具体的支援がもう少し左へ延びやなあかんということですか。
〇小島委員 いや、どこかに入れてもらえばいいです。それはどこかには入れていただけるほうがええなと思ってるので。どこかに含まれとるんやったら別に項目を立てていただく必要ないですけど。それはぜひ入れていただきたいなと思います。
〇北川委員 そうですね。かけてもらう必要があるのと、目線的に児童養護施設の子どもたちっていうことなんですけども、施設にいる子どももいろんな、ここにも挙げてもらってあるように支援は必要なんですけど、特にやっぱり議論が出てたのは退所後の部分なので、どっちかっていうとそっちに比重があるような書きぶりにしてもらったほうがいいのかなというふうには、施設の方の話によれば、まだ施設にいる間はまだ守られてんのやけどなっていうお声もあったわけですから。まあ含むんでしょうけどね、施設の子どもたちっていうことですからね。含むのはわかってるんですけど。
〇藤根委員長 御意見いただきましたのは、大筋この中身、ここの項目については入れていく方向はどうだろうかということと、それから真ん中に広く細長くあります支援先の情報提供、連携というのは、その上のワンストップ支援機関設置、支援員の配置等というところと一緒にそこへ含めていってもいいんじゃないかという御意見をいただきました。
それから、児童養護施設の子どもたちの支援という部分では、やはり退所後の支援というところで、その人たちを支援する支援員であったりというようなところの方向も議論があったので、そういうところも必要じゃないかという御意見やったというふうに思います。
そのあたりでよろしいかというふうに思うんですが、医療費の窓口無料化については、ここの図では国へ、現状の状況を何とか変えてもらいたいというあたりの、ペナルティの部分であったりというようなところの意見もあるんですが、今日はお休みの方もいらっしゃいますけども、やはり市町の窓口負担無料化の現実的な進行というあたりも、進んでいるというあたりのところもこの前も御意見ございましたので、そこらあたりの議論ももう少ししていかないと、どこへ何を要望していくのかというあたりのところについてはさらに議論が要るのかなと。ここへ入れていくにしても、どういう書きぶりにしていくのかというのはかなり御議論いただかなあかんのかなというふうに思っておりますが、その件についてはもう今よろしいですか。
〔「はい」の声あり〕
〇藤根委員長 では、後日また今後しっかりと御意見いただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、②については今確認させていただいたような方向で今後整理していくということでよろしくお願いいたします。
では、③の就労支援について御意見はいかがでしょうか。
〇中瀬古委員 就労支援の高等職業訓練給付金について、私はこれもすごく大事な部分だと思ってこのこともずっと言ってきたんですけれど、これは親の就労、母子家庭、父子家庭、ひとり親家庭のお母さんやお父さんに対してというところになってきますので、ここに入れてくるところでどういうような形、そぐうのかどうなのかっていうところもちょっと思うところがありまして、言ってはきていたんですけれども、挙げていく必要はあると思うんですが、この書き方はどうなのかなって実は思ってるところがあるんです。そういうところでいろいろ御意見を聞かせていただければと思うんですけれど。
〇藤根委員長 思っているところというのは。
〇中瀬古委員 いわゆる子どもの貧困、子どもというところが主になる、その親を応援していくところになりますので、こちらにこういう形で、位置づけでこれでいいのかなっていうふうに思ってるんですけれど。わかっていただけますかね。
〇小島委員 やっぱりベースになる家庭をしっかりとしたものにつくっていく、直接子どもではないけれども、必ずそれは好影響になって子どもの全てにプラスになっていくということを考えれば、親の経済状況の不安定さをいかに解消するかは子どもの貧困解消に必ずつながるというふうに思うので、ここにこれがあってもええのかなというふうには思います。対象者が違うっていっても、結局親のもとで子どもって育つっていうことを思えば、入っててもいいかなと、私は余り違和感はないですけど。
〇中瀬古委員 ありがとうございます。
私は、自分がこれまで現場でいるときに、本当に自立をしていってもらうひとり親の家庭の中で、親御さんがやっぱり、例えばこれがもしかすると生活保護とかに陥らないように本当に自立をしていくっていう部分ではここはすごく大事で、でも、ここの中でドロップアウトしていくようなところがあってはいけない、きちんと本当に卒業していって自立をして子どもをしっかり育てていくっていうところっていうのは、親もそうですし子どもも家庭っていう一つを本当に考えたときに、ここをもうちょっとしっかりとしたそういう給付であったりとかドロップアウトをしないでも済むような形ってすごく大事やと本当に思うので、今言っていただいたように、それは対象が子どもだけじゃなくって、もとにあるのは家庭なんだからそうだよっていうところを聞かせていただいた。すいません、必要なんじゃないかって、ベースというところ。
〇水谷委員 今、中瀬古委員と小島委員もおっしゃったように、私もこれを一番最初に挙げさせてもらったんだけど、やっぱり親が、シングルマザーの方がもし仮にそういういろんな技術を身につけたいとか勉強したいというときに、やっぱりこういうものがあるということは非常に国の施策としていいと思うので、これはぜひ上げといていただきたいというふうに思います。実際、数が少ないのかもしれませんけども、やっぱりこれは大事なことやと。だから、ぜひ貧困に結びついてくるんで、よろしくお願いしたいと思います。
〇藤根委員長 就労支援については、高等職業訓練給付金の増額というような形で対象者へいかに周知していくかというようなことも含めて、手当てが実際に届くようなっていうところが大事なんやというふうに思いますけども、ここに書いていただいてある中身で入れていくということでよろしいですか。
〔発言の声なし〕
〇藤根委員長 では、あと就労支援については1項目ということになりますが、よろしいですか。
〇小島委員 項目を増やしたいわけではありません。児童養護施設の子どもたちへの具体的支援は、今もう地域の方々が地域にある児童養護施設に行って自分の職業の話をしたりとか、たまたまボランティアに行く中でそういう話をしたりとかっていう姿があります。私は前回出させていただいたものの中に、児童養護施設の子どもたちが職場体験をしたり職業体験をするような仕組みをつくったらいいなというふうに書いたんですけれども、県だけでは恐らくできないことなので、書く、書かんは別にして、これはこれでいいですけれども、文章化してもらうときにやっぱり地域の人材とか地域の力とかっていうのをここに生かしていかなければいけないのではないかなっていうふうに思うので、そのことを含んでお書きいただいたらどうかなというふうに思っています。特別支援学校の子どもたちの就労支援は、随分地域の企業の力をかりて門戸が開かれているようなことがあると思うので、それを児童養護施設の子たちにも拡大しようと思ったら、地域の力はかりるべきだというふうに思いますので、文章化するときで結構ですのでお願いします。
〇藤根委員長 わかりました。御意見としていただきます。
ほかよろしいでしょうか。
〔「はい」の声あり〕
〇藤根委員長 では、次に④その他について御意見はいかがでしょうか。
〇小島委員 子どもに直接届く支援のところで、この中に食べ物がないとか、日常的にではなくても困ったことがあるとお答えになっている方が非常に多いっていうことを考えると、やっぱり食をどう保障するかっていうあたりって地域・団体等のところですかね、行政ではなくて。そのあたりをどう提言していくかっていうことは必要かなというふうに思うんで、食の直接支援っていうのはイメージとして中に入れたいなというふうには思っています。子ども食堂と重なる部分も中にはあるけれども、でも水谷委員が言われたように、子ども食堂は食の保障だけではなくて、地域づくりっていう側面もあるので、食物の、食料の直接的支援あたりの考え方も入れたらどうかなというふうには思います。
〇藤根委員長 ありがとうございます。
ほかにございませんか。よろしいですか。
〔「なし」の声あり〕
〇藤根委員長 北川委員のほうからは、一番最初の学習支援の中で突っ込んだ調査というような御発言もあったんですけども、ここでも実態把握というのは引き続き必要なところもあるんだろうというところでここへも入れさせていただいておりますし、財源確保も引き続き必要なところではありますので、そういう形でここへは入れさせていただいておりますので、そこらも踏まえてというところで考えていかせていただけたらなというふうに思うんですけども。
〇水谷委員 実態把握はまだ十分にできてないんで、これは引き続きやっていく必要があると思うんですよね。だからその辺と、特に財源確保、これは何があっても財源というのは一番大事なんで、その辺はきちっと提言していかないといかんでしょうと思うので、ぜひこういう形で入れていただきたいなと思います。
〇藤根委員長 ありがとうございました。
それでは、④については子どもに直接届く支援ということで、食料、食も含めた形で地域とのかかわり、団体との連携というあたりのところで入れていくべきだという御意見をいただきました。それから実態調査、そして財源確保についても引き続きしっかりやっていただくというような方向での中身が必要ではないかという御意見をいただきましたので、そこらあたりを含めていくということでよろしいでしょうか。
〔発言の声なし〕
〇藤根委員長 ありがとうございます。
それでは、本日いただいた御意見等を踏まえて正副委員長で整理して次回の委員会で提言案、提言そして委員長報告といったところの骨子といいますか中心になるようなところをつくらせていただかなあかんのかなというふうに思っております。そういう方向でよろしくお願いしたいというふうに思います。
次の委員会後になるのかもわかりませんが、その文章の中身についても、今日も文言について幾つか御意見もいただきました。こういう文言も入れてもらえたらというような御意見もいただきましたので、そういうところも聞かせていただく機会も必要かなというふうに思いますので、宿題という形になるかもしれませんが皆さんの御意見を聞かせていただく、直に聞かせていただいて、またこちらで整理させていただくというような形も出てくるやに思います。御理解、御了承のほういただけたらなと思っております。よろしゅうございますか。
〔「はい」の声あり〕
3 その他
〇藤根委員長 それでは、最後に全体を通して何か御意見等がありましたらお願いいたします。
〇小島委員 学習支援事業のまとめ方ですけれども、市町数を増やすことも大切だと思いますが、今やっているところも本当に必要な子どもたちがきちっとこの事業につながっているのかっていうところにも大きな課題があると思います。ここに来てほしいという側にどの程度の真剣度があるのか、それが学習支援事業が本当に成功して、子どもたちは貧困から抜け出せるかどうかに寄与する分かれ目やというふうに思っていますので、やっている市町数にのみこだわるべきではないというか、両面かなというふうに思うので、そこは書き込み方はぜひお考えいただきたいと思います。
もう一つ、居場所モデルが市町と地域・団体等のところに入っていますが、私はお金を使わなくてもやっぱり県がこういうモデルやったらこういう既存のところを使ってできるんじゃないかっていうモデルづくりも県がかかわれる部分かなっていうふうに思うので、そこも延ばしてもらってもいいかもしれないなとも思います。2点です。
〇藤根委員長 ほかの方はいかがですか。全体の提言なり報告のまとめ方について御意見いただきましたので、ほかにもありましたらお願いいたします。
〔発言の声なし〕
〇藤根委員長 なければ、これで今後の委員会の進め方についてを終了いたします。
Ⅱ 次回の委員会について
〇藤根委員長 次に、次回の委員会についてですが、委員長報告の骨子案を御協議いただくため、2月中旬に開催いたしたいと存じます。委員会の開催日時につきましては、後刻日程調整させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
子どもの貧困対策調査特別委員長 藤根 正典