三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成29年度 委員会会議録 > 平成29年5月2日 選挙区調査特別委員会 会議録
選挙区調査特別委員会
会議録
(開会中)
開催年月日 平成29年5月2日(火) 午前10時31分~午前11時8分
会 議 室 601特別委員会室
出席委員 15名
委 員 長 舟橋 裕幸
副委員長 村林 聡
委 員 芳野 正英
委 員 山本 里香
委 員 倉本 崇弘
委 員 稲森 稔尚
委 員 木津 直樹
委 員 北川 裕之
委 員 奥野 英介
委 員 今井 智広
委 員 長田 隆尚
委 員 前田 剛志
委 員 三谷 哲央
委 員 中森 博文
委 員 西場 信行
欠席委員 なし
出席説明員
[選挙管理委員会]
書記長補佐 笹之内 浩一
事務局職員
企画法務課長 稲垣 雅美
企画法務課政策法務監兼班長 長﨑 禎和
議事課長 桝屋 眞
その他関係職員
委員会書記
議事課課長補佐兼班長 中村 晃康
企画法務課課長補佐兼班長 山田 かずよ
傍聴議員 2名
石田 成生
山本 教和
県政記者 9名
傍 聴 者 1名
議題及び協議事項
Ⅰ 県議会議員の選挙区及び定数について(委員間討議)
Ⅱ その他
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
Ⅰ 県議会議員の選挙区及び定数について(委員間討議)
○舟橋委員長 本日は、前回の委員会で新政みえ会派から提案いただいた見直し案や、前回の委員会での協議内容を各会派に持ち帰り、御検討いただいた結果等を御報告いただき、委員間討議を進めてまいりたいと存じます。
それでは、各会派で御検討いただいた結果等の御報告を願います。
新政みえ、お願いします。
○三谷委員 前回、今までの新政みえの案にプラスいろいろ各会派の御意見を加味した案を提示させていただきました。
ただ、一部の新聞に最終案というふうな表示の仕方があったんですが、あれは最終案ということではなしに、これからも各ほかの会派の御意見等々を賜りながら、しっかりしたものをつくり上げていきたいと思っておりますので、その点の誤解のないようにぜひお願いを申し上げたいと思います。
今日は、私どものほうからは、先日お示しをさせていただいた案についてのそれぞれの会派の御意見を賜り、今後、会派の中で議論させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○舟橋委員長 自民党、お願いします。
○中森委員 私どもの会派は、先日、24日でしたか、議員総会を開催し、御提案されました新政みえの案を会派で協議をさせていただきました。私どもの会派からは、既に、合区ということについては、非常に重要なポイント、大きな課題と考えておりまして、繰り返しになりますけれども、前回改正時に特に意見がありました、最大面積であります津市選挙区よりも大きな選挙区をつくらないということを基本に、当時は、合併によって、そういう選挙区が誕生というんか、整理されたということについては、結果、そういう大きな選挙区になったということはあるんですけれども、県議会の選挙区を合併ではなしに、選挙区的に任意合区をしながら大きな選挙区をつくるのは、やはり地域の声を確実に県政に反映することは、かえってそういうことが県政の声が届きにくいんではないかなと、こういうことがあるということです。
特に、御提案された度会郡・多気郡については、非常に大きな面積になるということ。それから、平生からそういうような行政のつき合いとか、そういうことがなかなかまだなじんでいないということもありまして、衆議院選挙区とは違う地域の声を県政に反映するには、まだまだそこには至らない、至っていないんではないかなと。相当、合区については慎重にすべきではないかなというような意見がありまして、残念ながら新政みえ案については賛同できないということと相なったわけであります。
加えて、鳥羽市議会からの要望書、これは重く受けとめる必要があるのではないかなということ。それにつきましては、私ども第2案で提案していますように、鳥羽市・志摩市の選挙区の合区を解消して、それぞれ必要な選挙区で定数を確保するというようなことが、やはり南部地域のために確実に県政に反映するためには、そういうところをしっかりと注視する必要があるのではないかなということでございます。
また、第1案、第2案と出ておりますのは、選挙区は実は基本的に共通していることでありまして、1か2かというようなことを、結果的に1にすれば45、2にすれば51ということと相なるわけでございます。
しかしながら、この委員会の考え方、そして他会派からのいろんな意見も頂戴していますので、我が会派においてもさらに議論を重ねて、速やかに1つの案に集約できたらなと、こんなことを会派からも意見が出ていまして、今、集約に向かってうちの会派も検討を進めているというところでございます。
前回、第1案、第2案の中間はないんかと、こういう質問もお受けしまして、その時点ではなかなか発表できない段階でありましたけれども、今後はそうも言っていられないなということでございますので、私どももしっかりと議論を集約して、一本化に向けた取組を進めてまいりたいと、このように皆様方に御報告させていただき、御理解いただきたいと思います。
以上です。
○舟橋委員長 はい、よろしくお願いします。
鷹山、お願いします。
○奥野委員 新政みえ案で、その前に稲森委員とこと私とこと3者で相談というふうにあったんですけど、新政みえの考え方の結果報告を受けたのみで、3者が寄って議論したということにはなっておりませんので、これがいいとか悪いとか、もっと修正せえとか、そこまではなっておりませんので、賛成、反対以前のことかなと、そんなふうに思っております。今のところ、これにはもろ手を挙げて賛成というわけにはいきませんので、もう少し時間がかかるんじゃないかなと思います。
以上です。
○舟橋委員長 公明党、お願いします。
○今井委員 前回、4月24日に新政みえの案を提出していただいて、いろいろ検討させていただいたんですけれども、基本的に私ども、選挙区、公明党としては、合区の案の対象となるところに候補者等を立てていないという大前提があるんですけれども、三谷委員のほうに聞かせていただきたいのは、先ほど中森委員のほうからもありましたけれども、この面積的な広さということに関して、1人区をできる限りつくらないほうがいいというお考えもあろうかと思いますけれども、この面積について、尾鷲市・北牟婁郡と熊野市・南牟婁郡についても含めてお考えを聞かせていただきたいなと、そのように思っております。
私どもは1人区が適切でないという考え方ではありませんもんで、基本的にはそういう考え方であるんですけれども、この合区ということに関して、それぞれの所属されておる議員の御意見等も集約を実際されて、最終的にこの案を、最終案ではないにしても、案を出されたのか、その辺ちょっと確認をさせてもらいたいという意見が出ましたので、お願いしたいと思います。
○舟橋委員長 後でいいですね。
○今井委員 後で。
○舟橋委員長 日本共産党、お願いします。
○山本委員 前回のときに減らす論議ではやっぱりなかなか承服できないから、定数51というお話をさせていただきました。基本的には、その思いは今もあります。
前回、新政みえさんから新しい案を出されまして、1人区の一部解消ということがあり、そのために選挙区が広くなってしまうということがあって、今様々な御意見が出ているところです。
1人区、それから合区ということの中で、例えば大きく合区にしたときに、地域性とかそういうところのことで心配をされる向きもあるのも事実かもしれませんが、逆なところで考えたときに、選択肢が広がって、選挙する人にとってどうなのかということを考えると、それも一ついいことかもしれないなという思いの中で、大切なことは、新しく示された新政みえの案は、1票の格差を縮めるということは、51よりも縮まっている。現行の今の45よりは上がっているけどということは確かにありますけれども、この中で減らす論議は、もともと本来、これからはなじんでいかないんじゃないかという意識のある一定のここでの認識が、今回のことと、その次も続いていくことですので、そういう認識が共有できる部分がある程度あるとすれば、今、考えの中に入れてもいいなというふうなことも思っています。やはり45ということに一挙に大きく減ったということについて危惧をしておりましたので、少し考え方を広げてみたというのが今現在です。
○舟橋委員長 以上ですか。
○山本委員 はい。
○舟橋委員長 能動、お願いします。
○長田委員 前回申し上げました逆転現象がやっぱり名張市と尾鷲市、熊野市で起こっておりますので、これは好ましくないんではないかなと思われるのが1点と、面積要件も面積要件ですが、例えば多気郡、度会郡でありますと、7つの町にわたっていろんなことをせんならんということは非常に議員にとっても負担が多いかなということで、余りにも面積というよりは、町が多過ぎて大変ではないかなという意見がありますということだけです。
○舟橋委員長 大志、お願いします。
○倉本委員 私は、新政みえ案を拝見させていただいて、基本的には合区については、それほど違和感はありません。
選挙区内の定数については、1人よりは2人、2人よりは3人以上のほうが私は望ましいなと思っていますが、ただ、だからといって、尾鷲市・北牟婁郡と熊野市・南牟婁郡を合区して定数を2ではなく3にするということに関しては、1票の格差が拡大をするであるとか、あるいは現行、既に条例化されているものが定数45になっているものを47にするという点において、まだまだ難しい課題があるなというふうに正直思います。
以上です。
○舟橋委員長 草の根運動いが、お願いします。
○稲森委員 新政みえの案を検討させていただきましたが、草の根運動いが案も示させていただいていますけれども、それと比較をして、1人区の解消、1人区をつくらないということと、それから1票の格差についても、51のときよりは大きく縮まっていること、それから南部地域をはじめ人口減少地域に対する対応についても考える中で、この新政みえの案に賛同させていただきたいなというふうに思います。
したがって、この草の根運動いが案というのを一旦取り下げさせていただきたいなというふうに思います。
以上です。
○舟橋委員長 ありがとうございます。
それでは、公明党の質問が出ておりましたので、新政みえ、お願いします。
○三谷委員 私どもの基本的な考え方は、もう今井委員よく御存じのとおり、できるだけ1人区を減らして、多様な民意が議会議論の中に反映できるような、そういう仕組みづくりをやっていきましょうというのは一貫して申し上げています。
その多様な民意というのは、確かに地域要件の問題もございますが、各地域から選出されてくる議員が多様であるということも1つ。それから、もう一つは、例えば世代間の意見の違いと、ある程度の世代を代表するような方々が複数出てきていただけるような。それから、また業種間でも、それぞれのお立場で意見が違うと。こういうふうな様々な多様な意見がきちっと議会の中で議論の中に反映できるような仕組みにできるだけ近づけていくという努力は、やはり議会として僕は進めていかなければいけないと、こう思っていまして、そういう意味で、面積要件も大事ですが、それよりもこちらのほうを少し優先させていただいたというのが1点。
それから、度会郡、多気郡の合区、これいろいろな御意見、当然あると思っています。当然、伊勢市と度会郡、松阪市と多気郡というような行政区的な判断も当然あると思いますが、例えば大都市と郡部が合区したときに、なかなかこれは奥野委員も何度もおっしゃっていますが、郡部のほうから議員を出していくというのは非常に難しいことも、将来的にですね、今は奥野委員みたいな実力者が出てくるのでよろしいけれども、なかなか難しいです。そうすると、大都市と郡部の合区というのは、形の上ではいいんですけれども、果たして郡部のほうの声というのが出てくるかどうかということ。そういうことも少し危惧をさせていただいて、今回は度会郡、多気郡の合区ということで御提案をさせていただいておるということです。
もちろん冒頭申し上げましたとおり、これからもいろんな各会派の御意見賜りながら、しっかりとしたものをつくり上げていきたいと、こう思っておる立場には変わりありません。
以上です。
○今井委員 ありがとうございました。御説明を詳しくいただきましたので、考え方については理解をさせていただきました。
○舟橋委員長 公明党から質問が出ましたけれども、その他、ほかの委員の皆さんで御質疑等がありましたら御発言ください。
○奥野委員 ずっと逆戻りしていくんですけど、ちょっと自民党にはお尋ねしたいんですけど、この特別委員会というのは、多数会派の2会派が代表者会議でこの委員会をつくったわけですよね。我々少数会派は、ただここに、あんたらも来たらどうやという程度で招集されたような気がするんですよ。そういう中で、結局は新政みえと自民党がようまとめ切れない、1年たっても。そこら辺の責任というのは、ちょっと両会派にお尋ねをしたいと思います。
○舟橋委員長 御質問が出ましたけれども、両会派。
○中森委員 ありがとうございます。この特別委員会を設置した経緯について私から申し上げるのもどうかなと思うんですけれども、代表者会議で議決されたことには間違いないわけでございまして、私どもの会派においては、前回の定数改正から、委員長報告にもありましたように、最新の国勢調査の結果を尊重し、いろんな調査を再考するということ。それから、議会基本条例でたゆまない選挙区については検討をしながら、いつでもそういうことについては対応していくということで、結果的に現行の45について、やはり確認をしながら特別委員会が開催されたというふうに理解をしながら、現行の45を含めて確認ということから設置をしたというふうに、スタート段階ではそのように理解しています。
委員会が始まってからは、いろんな南部地域のことやら、参考人招致やら、いろいろとありましたので、それはそれで、その後の内容を受けてこの特別委員会が推移していると理解しております。
しかしながら、うちの会派では、きちっと45でいいんではないかという少なからずも意見があるということ。しかしながら、別途、南部地域の声をしっかりと確認するためには、1人よりか2人のほうがいいとか、合区を解消したほうがいいとか、いろんな多様な意見があるということについては、繰り返し申し上げているところでございます。
○奥野委員 その前にちょっと、ということは、1年たってもまとめ切れなかったということで理解してよろしいんですね。
○舟橋委員長 自民党がという意味ですか。
○奥野委員 そうそう。
○舟橋委員長 自民党が。
○中森委員 そのとおりでございまして、1年議論して、私どもの会派としては、現在のところまとまっていないということについては、そのとおりです。しかし、ここまで特別委員会で議論されているということを私どもの会派に説明しておる限りは、しっかりまとめていこうというような機運が高まっていることについても理解をいただきたいと思います。
○奥野委員 そうしたら、いつまでぐらいに自民党はまとめ上げて、この場でこういう方向にするんやということを、だから、1年、もう1年ですから、今日、今度11日が大体最後だと思うんですよ、今年度は。ということは、来年度にまたいでいくということは、また来年度も1年やられたら、このつき合いは僕はしたくないので、でき得れば期限を切って、45でもいいし、51でもいいし、自民党自体をまとめてこないと、もともと、きついようですけど、西場委員が俺は反対しておったでこうなったんやと言われておるで、全会一致じゃないと、絶対にこの特別委員会の決定というのはしてはならないと思いますので、多数決無理なんやで、多数決はいかんのやと言われたわけですから、そういうことで自民党はいつまでにまとめ上げられるんか、区切りをやっぱりつけていかないと、もう年度区切りは一つのあれですから、どうなんですか。
○中森委員 ごもっともな意見でございますので、ここにいる委員も含めて、また傍聴に来ている議員も含めて、またインターネットで見ている議員もおりますので、しっかりと受けとめたいと思います。早急にまとめたいと思います。
○奥野委員 それ以上、中森委員を責める気はありませんので、できるだけ早くやってください。
三谷委員、一緒の質問。
○三谷委員 済みません、せっかく自民党のほうが案をまとめられるということですので、それに大いに期待を申し上げたいと思っておりますし、自民党案がまとまれば、うちはもう既に修正案等々出させていただいておりますので、お互いしっかり話し合いをして歩み寄りができればいいかなと、こう思っております。
以上です。
○奥野委員 前回、舘委員長、水谷 隆副委員長が随分、2年、3年前かな、汗をかいた、そういう本当に切った張ったの中で決められた条例ですので、その辺も十分に会派のほうをまとめ上げていただいて、おらは抑え込まれたというふうな、漏れ聞こえないように新政みえのほうもひとつよろしくお願いをしたいと思います。
○舟橋委員長 ほかにございますか。
〔発言の声なし〕
○舟橋委員長 新政みえ会派から提案いただいた見直し案とか、それから前回の委員会で討議内容をお持ち帰り御検討いただいたわけでございます。
ただ、この段階で、先ほど奥野委員もありましたように、従前から5月18日に一つの区切りとして中間報告をさせていただきたいということの御了承をいただいております。
自民党も、今日、明日で、この場で新たな案も出てくるとは思えませんけれども、できるだけ早く、次のステップが上れるような議論の場をまたつくっていかなければならないというふうには思っているところでございます。
今日、これ以上、御議論を、御意見が特にあるようでしたらお受けしますけれども、なかなか一本化というのは難しいだろうと思いますし、この委員間討議はこの程度にさせていただいてよろしいでしょうか。
〔「はい」の声あり〕
Ⅱ その他
○舟橋委員長 それでは、この段階において1つの案にまとめることには至りませんでした。
そこで、先ほど申し上げましたように、5月18日の本会議に、御了解いただいておるとおり、委員長報告、経過報告に向けての協議に切りかえさせていただきたいと思いますが、よろしいですか。
○奥野委員 特別委員会が設置、スタートされたときに、期限を切っていないので、継続というか、中間報告でもいいんですけど、この委員会を、メンバーもこのままでやるんか、また一旦閉じて新しくやるんか。その辺も、ずっと継続でまた1年やられるような気がするんですよ、中間報告ですと。自民党は、今そうは言っても、さはさりとて、多分決まらないと思うんですよ、いい御答弁はいただきましたけど。
○舟橋委員長 ちょっと待ってください。
○奥野委員 いやいや、だから、ちょっと待って、ちょっと待って、まだまだ……
○舟橋委員長 奥野委員がしゃべっていますので。
○奥野委員 まだ途中やで、ちょっと。だから、その中間報告なんか、一旦この委員会を閉じて、新たに新年度からつくられるんか、その辺もちょっと、今すぐというわけにも、もう1回ありますから、その辺もちょっと協議しておいたほうがいいんではないかなと思います。
○舟橋委員長 御意見として。
○西場委員 1年かけて、こんだけのメンバーが寄って、ここまで詰めてきてですね、前回の委員会で、あえて今日こういう議論の場を設けて、それで何か報告会で、出た意見については、自民党、早く一本化せえという意見だけの話で、それでもう結論なしで経過報告というようなところへ、委員長が今言われたけれども、そんなことで委員会を閉めてしまってええんですか。
今日ここで最終閉めに向けて、どこまで詰められるかという議論が今日はあるのかなと、私はそういう思いで来ました。それは今の状況からしてね、なかなか詰められる状況じゃないという客観的な状況はあるにしても、それは自民党が45と51と分かれておるから詰められないんだと言わんばかりの意見もいろいろあるけれども、これは中森委員のほうから、少しまだ先の見通しがないので、言い方はおとなしかったけれども、自民党として最大限詰めると。次期総会の中でどこまでの議論がやれるかわからんけれども、うちの会派として、この5月、6月までの最終的な案を詰める最大の努力を今、意見表明されたと思うんです。それをもって次回の11日ですか、その委員会に臨んでくる。
しかし、もう結論が経過報告というようなところになってしまったのでは、これから何をどうしていったら、どこまで詰められるか、そのこと自体に冷や水かけるような状況になってしまうと、こう思っておりまして、私は、舟橋委員長や村林副委員長がこの会の結論を得るためにすごい努力と気遣いをしながらやってこられておるのを自分なりに理解しています。それだけに、そんなこういう議論がありましたという経過報告ではなしに、一定の結論を見出していくべき、最後のチャンスとは言いませんけれども、最大のチャンスが今来ておる。これを逃がしたら、今回と来週の議論だけで、それが決まると思っているんです。
これから、今、奥野委員が言われたけれども、どういう形で継続になるのかわかりませんが、その継続の仕方によりますけれども、非常に先々のわかりにくい、どういう立ち上げと継続議論になるのかわかりにくいようなところへ、こんな議会の最大の課題を次へ先送りしてしまっていいのかと、こんな思いをいたしますと、今の委員長の経過報告で今回は終わりたいという意見は、私としてはすぐさま了解することはできないし、可能な限り今の正副委員長の間にしっかりとできるところは詰めていただいて、なろうことなら、一定の方向づけをしていただくようにぜひともお願いしたいし、私も自分の会派の中でそういうような思いで、これから最大の努力をさせてもらおうと、こういうふうに思うんです。
いま一度、委員長のその思いについて少しお伺いしますし、ぜひともさらに積極的な委員会の結論を見出すように努力していただくことを切にお願いいたしたいと思います。
○舟橋委員長 5月18日が1つの区切りとなりますので、その区切りに向けての考え方ということで御質問があったというふうに思っています。
特別委員会というのは、恐らく前回の舘委員長、水谷副委員長の際も、特別委員会については期限を設けることなく開催をし、たしか記憶では1年半余り、年度を越えた1年半余りの議論で、できるだけメンバーを年度をかえてもかえずに議論がされてきたというふうに記憶をしております。そういった意味では、昨年の5月にこの委員会が設置をされて、そして様々な議論の経過で、1段、2段の階段は上がってきたというふうに思いますし、案につきましても、今、5案ですかね、5案が出ているということになってきているわけです。全くの白地からたたき台的な5案が出てきておりますので、この5案について、先ほどもそれぞれの御意見を賜りましたけれども、御意見がないという状況でしたから、5月18日に向けた報告に切りかえさせていただきたいと。
そして、私の希望としましては、このままこの積み上げてきた議論に基づいて5月19日以降も、しっかりと早急に議論を詰めていくということにしていただきたいというふうに希望したいと思っています。
○西場委員 来週の18日の報告に向けての、それが最終になるのかどうかですけれども、この委員会の終了間際の言葉であればやむを得ないなと、こう思います、今の委員長の言葉はね。
今ここで連休のさなか寄ってきて、ここでみんなで協議しようやというのは、そういう状況やないんじゃないかと思うんですね。
そして、自民党のほうも、これからまた集約に向かって努力すると言っているさなかであり、それを持ってくるのは、恐らく早くそれが持ってこれれば来週になります。そういう1つの山場を来週に踏まえての中で、今の結論じみた話はやっぱり理解しがたい。
○舟橋委員長 よろしいですか。
○西場委員 はい。
○村林副委員長 今の西場委員のお話というのは、つまり来週の5月11日の段階においても、例えば各会派において何か議論が進展したのであれば、議論の場をまだ設けるべきだと、そういう理解でよろしいですか。単に委員長報告の文言整理だけの場とするべきではなくて、経過によっては、中身の議論もする場をきちんとつくるべきだと、そうおっしゃっておられるという理解でよろしいですか。
○西場委員 そのように思っております。
○三谷委員 今、村林副委員長がおっしゃるとおり、11日の議論を踏まえてから委員長報告の中身をどうするかと、単なる経過報告にするのか、それとも一定の方向性を打ち出せるものにするのか。それを決めても別に遅くはないので、今ここで単なる経過報告にするとか、そういう議論じゃなしに、11日の議論を踏まえて、そこで議論ができるかどうかわかりませんよ。わかりませんけれども、最大限御努力をいただけるというお話なので、11日の議論を踏まえた上で委員長報告の中身について、その場でまた議論をさせていただいても十分間に合うと、こう思うんですが、どうなんですか。
○中森委員 西場委員のこの思いと、今、三谷委員のおっしゃるとおりでございまして、私どもの会派は、既に予定しております8日に会派総会を設ける予定をしております。臨時会派総会を緊急に開いて、今日のお話も含めて、まず会議を持ちます。そこで議論を詰めながら、11日の選挙区調査特別委員会前にもう1回、会派総会を開催して、11日の午後1時から予定されております選挙区調査特別委員会に1つの案としてまとまるようなことになれば、きちっと皆様方に御提案させていただくし、それはちょっと確約はできません。確約というんか、そういう言い方は、最大限努力させていただき、1つの案として整理をしたいなと現段階では考えているということで、11日の特別委員会後に整理していただけたらありがたいなと希望します。
○舟橋委員長 ほかにこの件について御意見ありますか。
〔発言の声なし〕
○舟橋委員長 それでは、新政みえ、自民党から、とりわけ自民党として会派の中の取りまとめに努力をいただき、11日に一定の、今までと違ったまとまった考え方で出していただけるという努力の方向性を示していただきましたので、後でお諮りします次回の会議、今までどおりであれば経過報告になってしまいますが、もう少し突っ込んだ、一本化に向けた議論ができるようでしたら、そういった形の場にすることも踏まえていきたいと思いますが、それでよろしいですか。
〔「はい」の声あり〕
○舟橋委員長 それでは、次回の委員会につきまして、先ほどから挙げております5月11日午後1時から次回の委員会を開催させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「はい」の声あり〕
○舟橋委員長 では、全般的に特に御発言ございますか。
〔「なし」の声あり〕
○舟橋委員長 では、次回5月11日午後1時から開催させていただきます。自民党の御議論を心から期待したいと思います。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
選挙区調査特別委員長 舟橋 裕幸