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平成28年12月16日 子どもの貧困対策調査特別委員会 会議録

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子どもの貧困対策調査特別委員会

会 議 録

(開 会 中)

 
開催年月日     平成28年12月16日(金) 自 午前10時0分~至 午前10時15分

会  議  室     201委員会室

出 席      9名

            委 員 長     藤根 正典

            副委員長      田中 祐治

            委    員     中瀬古 初美

            委    員     山内 道明

            委    員     稲森 稔尚

            委    員     小島 智子

            委    員     北川 裕之

            委    員     青木 謙順

            委    員     水谷   隆

欠 席      なし

出席説明員    出席を求めず

委員会書記

            議  事  課  班長  中村 晃康

            企画法務課  主任  森岡 佳代

傍 聴 議 員     なし

県 政 記 者     2名

傍  聴  者     1名

協議事項

Ⅰ 中間報告案について

Ⅱ その他


【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

Ⅰ 中間報告案について

○藤根委員長 本日は、12月21日の本会議での委員長中間報告案について御協議いただきたいと思います。
 前回の委員会では、中間報告の骨子案をお示しし、御意見等をいただきました。その後、正副委員長で改めて検討し、中間報告案を資料1のとおり作成しましたので、ごらんください。
 お手元の中間報告案ですが、この前確認させていただいたように、「Ⅰ 委員会の取組経過」、「Ⅱ 委員会の意見」、「Ⅲ 結語」ということでまとめさせていただいております。
 中身につきましては、前回も御意見はいただいていたんですが、4月からすぐにでも取り組んでいくといったようなところを正副委員長で判断させていただきまして、委員会の意見という中で、まず財源の確保について入れさせていただきました。
 そして、具体的な施策といいますか、そういったところで、スクールソーシャルワーカーの増員について、そして実態把握、効果的な取組の検討を進める上でも、そしてそれが支援につながる上でも、実態把握を進めてもらいたいというところでまとめさせていただいております。
 なお、中間報告への記載を見送った項目についてですが、委員会でもう少し議論が必要なもの、それから市町の現在の取組でありますとか、県との関連でありますとか、そういったところをもう少し調査、議論する必要があるのではないかといったようなもの、そして国への要望も必要ではないかといったようなところを考慮させていただきまして、学習支援事業の水平展開、ワンストップ支援体制の構築に向けて、児童養護施設退所者等の自立支援について、医療費の窓口無料化についての4点については、最終報告に向けて、もう一度御協議いただきたいということで、見送りをさせていただきました。
 それでは、委員の皆様には、この中間報告案について御検討いただきたいと存じます。御意見等がございましたら、お願いいたします。

○山内委員 全体的な流れというか、方向性は、今、委員長のほうからいただきまして、確認をさせていただきました。ありがとうございます。よろしくお願いします。
 その上で、全体的にはこれでという思いもあるんですけども、少し意見ということで述べさせていただければと。
 3点ぐらいあるんですけども、1つが、「Ⅱ 委員会の意見」の中で、全体的にまとめていただいております中に、先日ちょっとお話がありました生活困窮者自立支援制度の機能が各地域でどうかというところがあるっていうことが出ましたので、この中に、もし可能でしたら、その生活困窮者自立支援制度の充実とか、そういった言葉をもしうたっていただけたらどうかなという思いがあります。
 それから、スクールソーシャルワーカーの増員で、3ページで、1人でも多くのスクールソーシャルワーカーの配置ということで、非常に大事なところなんですけども、どこまで実現が可能かどうかというところがありまして、これは今後議論を重ねる部分でもあるのかもしれないんですけども、いわゆる支援員とか介助員とか、既に学校の教育現場にいる人材の活用というか、もう少し力を発揮していただく。先日の教育警察常任委員会でも、委員長のほうから、町村会からの要望ということで、やはりこの支援員、介助員の方の待遇改善、地域格差があるので、県のほうでしっかりと面倒見てほしいとの要望が上がっておりました。四日市市でも同じようなことを聞いておりまして、そういった地域格差の是正という観点から、県のほうで何らかのサポート、地位向上に向けたサポートができないかなという思いがあって、このスクールソーシャルワーカーの増員がどこまで可能なのかっていうところから考えると、現実的なところで、そういったところも1つ視野にみたいなところがどうかなと。これは最終案に向けてでも結構かと思います。
 もう一つが、「(2)子どもの貧困対策にかかる実態把握について」なんですけれども、必要な支援を必要な人に届けることがということで、子どもの対策、貧困対策の計画を昨年、対策の調査をしていただいたと思うんですけど、35件に関して。家庭に直接ではなくて、かかわっていただいている関係者の方にヒアリングをして、その家庭の状況を教えてもらって調査をしたという内容だったと思うんですが、ある意味、貧困家庭からの直接の声というのは拾い切れてないのかなというところがありまして、その当事者の声とか要望とかというところを吸い上げるような文言というか、そういった調査をお願いしたいという部分を入れていただければなというふうに思っております。

○藤根委員長 ありがとうございました。

○稲森委員 3ページの「(2)子どもの貧困対策にかかる実態把握について」なんですけれども、最後のほうで「関係部局が連携し、取組を深化させていただきますよう」というふうにありますが、よりきめ細かい貧困家庭の実態をつかむ上でも、市町としっかり連携していくことも加えていただきたいと思います。それだけ1点、意見として申し上げたいと思います。

○藤根委員長 ありがとうございました。
 ほかはいかがでしょうか。

○北川委員 おおよそまとめていただいている今の段階で、先に来年度予算への対応も含めて出していただくということでは、これでいいのかなというふうに思わせていただきました。ただ、山内委員、稲森委員からも話がありました、この実態把握についての部分ですけど、家庭の直接の声をということで山内委員もおっしゃっていただいて、それ、やっぱり非常に大事な視点だと思いますので、ぜひ入れていただきたい。
 というのは、執行部側でやっていただいたのは、前回は35事例ということ、これ、おっしゃっていただいたように、関係者から聞かせていただくということで。健康福祉病院常任委員会でも議論ありましたけれども、養護施設退所後の退所者の状況なんかも把握しなきゃいけないという声もありましたので、ポイント的には、やっぱり養護施設退所後の退所者の状況把握だとか、それからひとり親家庭の部分、母子、父子ありますけれども、そういう部分への調査っていうコアな部分への調査と、それから生活困窮者自体は、生活保護も含めて、そこだけに限らない話だと思いますので、もう少し生活困窮者としては幅広く捉えられている話ですから、実は、それが市町でもどんな、どれだけの方がそれの対象になって、どれだけどんな程度に困っているかなんていうことは全然、全然ということもないんでしょうけれども、数字的にもつかめてないところがあって、たびたび上がってきます。過去に沖縄県が沖縄子ども調査という形で大がかりに調査をされて、これは子どもから、保護者から、きめ細かく調査されたのがありますけれども、結果についてはインターネットにも公開されているので、見させてはもらったんですけど。あと、その前に大阪府もやっていますし、それから今、愛知県がやろうとしているということで、今年度取組は進んでいるというふうに聞かせてもらっているわけです。同程度の大がかりのものは必要ないかもわかりませんが、その中身を見ると、例えば子どもの進学に対して、どれくらいの意思なり、経済的なバックアップができるかなんていうことの調査項目があったりだとか、それから医療費であれば、受診させたかったんだけども、現金がないのでさせられなかったとか、そんな実態なんかも数字としてつぶさに出ている調査になっているので、大がかりにやる必要はないとは思うけれども、そういうポイント的な部分については、ある一定の数、直接子どもや保護者に尋ねていただくようなアンケートっていうのもあってもいいのかなと。これは手間と予算の問題がありますので、これも何か補助金的な制度もあるかもわかりませんし、その辺のところは少し、先ほどおっしゃっていただいたように、そういうことを含めて、ニュアンスとして伝えられたらと思います。保護者へのアンケート調査、子ども、保護者へのアンケート調査とか、あるいは直接とか、何かそういう表現はやっぱり入れていただけるとありがたいなと。ちょっと長くなりましたけど。

○藤根委員長 ありがとうございます。
 ほかに御意見はございますか。

○青木委員 前回の会議、12月5日の我々の意見もまとめて提示いただいた上で、それぞれ会派へも持ち帰ってもらって、期限までにまた正副委員長に上げさせていただいて、本当にこれ、慎重に正副委員長でこれを考えた上で、今日御提示あったというのを基本的に思っていますし、来年度予算により反映できるものだけを絞ってということもわかりますので、今日御意見いろいろありましたけど、それも含めて、最終案で盛っていくとか、いろいろ整理もあると思いますので、あとは正副委員長にお任せしたらどうかなと思います。

○藤根委員長 ありがとうございます。
 ほか御意見ございますか。よろしいですか。

          〔「なし」の声あり〕

○藤根委員長 それでは、幾つか御意見もいただきました。生活困窮者自立支援制度のことについて、SSWについて、あるいはそれにかかわっての現場の人材活用について、そして幾つか特に御意見多かったのは、やはり実態把握の部分で、そのアンケートの部分が直接当事者なり御家庭の思い、実態がしっかりとれるような形で、市町とも連携していただきながら、何らかの実態把握をもう少し進める必要があるんではないかというようなところで、もう少し文言を考えられないかというような御意見やったように思っております。
 今、御意見をいただきましたので、そのあたりについては、正副委員長でまたお願いできないだろうかという御意見もございましたので、今の意見を踏まえさせていただいて、正副委員長で中間報告案を修正させていただきたいと思っております。
 なお、文言等の詳細で、山内委員のほうからも、最終報告でもというお言葉もありましたので、入れるのか、あるいは送るのかについても、正副委員長で判断させていただきたいと思います。
 正副委員長に御一任いただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。

          〔「異議なし」の声あり〕

○藤根委員長 ありがとうございます。それでは、そのようにいたします。
 週明けをめどに委員の皆様に中間報告の修正案を配付いたしますので、御確認いただきますようお願いいたします。
 次に、次回の委員会ですが、今後の委員会の進め方等について御協議いただくため、来年1月20日金曜日、午前10時から開催いたしたいと存じますので、よろしくお願いします。

Ⅱ その他

○藤根委員長 御協議いただく事項は以上でございますが、ほかに何かございますか。

          〔「ありません」の声あり〕


 

〔閉会の宣言〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

子どもの貧困対策調査特別委員長     藤根 正典

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