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予算決算常任委員会
会 議 録
(開会中)
開催年月日 平成28年11月14日(月) 自 午前10時1分~至 午前10時37分
会 議 室 全員協議会室
出 席 委 員 48名
委 員 長 舘 直人
副委員長 中嶋 年規
委 員 芳野 正英 中瀬古初美 廣 耕太郎
山内 道明 山本 里香 岡野 恵美
倉本 崇弘 稲森 稔尚 下野 幸助
田中 智也 藤根 正典 小島 智子
彦坂 公之 濱井 初男 吉川 新
木津 直樹 田中 祐治 野口 正
石田 成生 中村欣一郎 大久保孝栄
東 豊 津村 衛 杉本 熊野
藤田 宜三 後藤 健一 北川 裕之
村林 聡 小林 正人 服部 富男
津田 健児 奥野 英介 今井 智広
長田 隆尚 日沖 正信 前田 剛志
舟橋 裕幸 三谷 哲央 青木 謙順
中森 博文 前野 和美 水谷 隆
山本 勝 山本 教和 西場 信行
中川 正美
欠 席 委 員 なし
出席説明員
【決算認定議案の審査、所管事項の調査】
副知事 渡邉 信一郎
[防災対策部]
部 長 福井 敏人
副部長 東畑 誠一
防災対策総務課長 米田 昌司
[戦略企画部]
部 長 西城 昭二
副部長兼ひとづくり政策総括監 福永 和伸
戦略企画総務課長 岡村 順子
[総務部]
部 長 嶋田 宜浩
副部長(行政運営担当) 日沖 正人
副部長(財政運営担当) 紀平 勉
参事兼税務企画課長 横山 円吉
財政課長 下村 卓矢
[健康福祉部]
部 長 伊藤 隆
医療対策局長 松田 克己
子ども・家庭局長 岡村 昌和
副部長 井戸畑 真之
健康福祉総務課長 野呂 幸利
[環境生活部]
部 長 田中 功
廃棄物対策局長 渡辺 将隆
副部長 森 靖洋
環境生活総務課長 明石 典男
[地域連携部]
部 長 服部 浩
スポーツ推進局長 村木 輝行
南部地域活性化局長 亀井 敬子
副部長 辻 日出夫
地域連携総務課長 上村 一弥
[農林水産部]
部 長 吉仲 繁樹
副部長 前田 茂樹
農林水産財務課長 濵地 宣広
[雇用経済部]
部 長 廣田 恵子
観光局長 水島 徹
伊勢志摩サミット推進局長 村上 亘
副部長兼雇用経済企画総括監 横田 浩一
雇用経済総務課長 森下 宏也
[県土整備部]
部 長 水谷 優兆
副部長(企画総務担当) 山神 秀次
県土整備総務課長 梅村 和弘
[出納局]
会計管理者兼出納局長 城本 曉
副局長兼出納総務課長 伊藤 久美子
[教育委員会]
教育長 山口 千代己
副教育長 木平 芳定
教育財務課長 中西 秀行
[警察本部]
本部長 森元 良幸
警務部長 中道 一輔
参事官会計課長 射場 重人
[人事委員会事務局]
事務局長 青木 正晴
[監査委員]
代表監査委員 福井 信行
事務局長 小林 源太郎
事務局次長 川添 洋司
監査・審査課長 田所 尚子
委員会書記
議 事 課 班 長 中村 晃康
議 事 課 主 幹 吉川 幸伸
企画法務課 主 幹 羽田 香織
企画法務課 主 任 今井 宗直
傍 聴 議 員 なし
県 政 記 者 4名
傍 聴 者 1名
議題及び協議事項
1 決算認定議案の審査、所管事項の調査
(1)認定第5号「平成27年度三重県一般会計歳入歳出決算」
(2)認定第6号「平成27年度三重県県債管理特別会計歳入歳出決算」
(3)認定第7号「平成27年度地方独立行政法人三重県立総合医療センター資金貸付特別会計歳入歳出決算」
(4)認定第8号「平成27年度三重県母子及び父子並びに寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算」
(5)認定第9号「平成27年度三重県立小児心療センターあすなろ学園事業特別会計歳入歳出決算」
(6)認定第10号「平成27年度三重県就農施設等資金貸付事業等特別会計歳入歳出決算」
(7)認定第11号「平成27年度三重県地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算」
(8)認定第12号「平成27年度三重県林業改善資金貸付事業特別会計歳入歳出決算」
(9)認定第13号「平成27年度三重県沿岸漁業改善資金貸付事業特別会計歳入歳出決算」
(10)認定第14号「平成27年度三重県中小企業者等支援資金貸付事業等特別会計歳入歳出決算」
(11)認定第15号「平成27年度三重県港湾整備事業特別会計歳入歳出決算」
(12)認定第16号「平成27年度三重県流域下水道事業特別会計歳入歳出決算」
(13)認定第17号「平成27年度三重県公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算」
(14)私債権の放棄について
(15)債権処理計画(平成27年度実績・平成28年度目標)について
(16)平成29年度当初予算編成に向けての基本的な考え方
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
1 決算認定議案の審査、所管事項の調査
(1)分科会委員長報告及び質疑、執行部に対する補足質疑
〇舘委員長 最初に、戦略企画雇用経済分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇石田分科会委員長 御報告申し上げます。
戦略企画雇用経済分科会で詳細審査を分担いたしました、認定第5号「平成27年度三重県一般会計歳入歳出決算」の関係分外1件につきましては、去る11月1日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって、原案を認定すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。
〇舘委員長 お疲れさまです。ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇舘委員長 なしと認め、それでは、これで戦略企画雇用経済分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、戦略企画雇用経済分科会に係る執行部への補足質疑を行いますけれども、質疑は付託議案及び所管事項調査に係るものに限定いたしますので、御了承願います。
それでは、御質疑のある方、御発言ください。
○山本(里)委員 失礼いたします。
委員長報告からはなかったし、多分その委員会では議論はされていないのかもしれません。私も総括質疑でさせていただきました企業補助金の問題ですけれども、お答えでは淡々というか、東芝に関しては、昨年度の決算では執行していないけれども、そのことをも平成28年度に持ち越して、調査をきちんと確認をした後というふうなお話がありました。協定書というか、契約書の中でその数値は示されているので、それを淡々と実行されていく、間違いがあったら直しながらということだと思うんですが、補助金自体の見直しとかは特段行わないというふうな形だったと思うんですが、協定書というか、契約書以前の問題としてのところについてはどうお考えなのかということを、27年度の決算は東芝については執行していませんけれども、コンプライアンス等の問題やこの補助金の初めに契約をされたときに大変粉飾の中にあったということも含めて、お考えを、あのときは短かったので、お願いしたいと思います。
○廣田部長 総括質疑のときにもお答えをいたしましたけれども、コンプライアンス等については個々の法令によるものと思っておりますし、実際には東芝に関しては過去の決算がどうだったかということがまだ出てきておりませんので、適宜現地調査、あるいはお話を聞きながら、補助金等交付規則等、条例、規則に従ってお支払いをするということのみでございます。
○山本(里)委員 お考えはわかりました。平成28年度、そのことを進められると思います、今年度。事実の進捗というか、進行状況とか、そういうことについては議会にも明らかに、逐次していただきますようにと、まずはそのことについてお願いをいたします。
○舘委員長 他にいかがでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
○舘委員長 よろしいか。
なければ、これで戦略企画雇用経済分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、環境生活農林水産分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇彦坂分科会委員長 御報告申し上げます。
環境生活農林水産分科会で詳細審査を分担いたしました、認定第5号「平成27年度三重県一般会計歳入歳出決算」の関係分外4件につきましては、去る11月2日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、認定第10号から認定第13号までにつきましては、いずれも全会一致をもって、認定第5号につきましては、賛成多数をもって、原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。
〇舘委員長 お疲れさまです。ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇舘委員長 ないようでございます。なければ、これで環境生活農林水産分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、環境生活農林水産分科会に係る執行部への補足質疑があれば、お願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
〇舘委員長 ないようでございます。なければ、これで環境生活農林水産分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、健康福祉病院分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇小島分科会委員長 御報告申し上げます。
健康福祉病院分科会で詳細審査を分担いたしました、認定第5号「平成27年度三重県一般会計歳入歳出決算」の関係分外3件につきましては、去る11月2日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、認定第7号から認定第9号までにつきましては、いずれも全会一致をもって、認定第5号につきましては、賛成多数をもって、原案を可決すべきものと決定いたしました。
なお、この際、平成29年度当初予算編成に向けての基本的な考え方について、本分科会で特に議論のありました事項について申し述べます。
在宅医療体制の構築についてであります。市町における在宅医療体制の構築は、地域医療構想の策定や地域包括ケア体制の構築など、今後、医療と介護の連携を進める上で非常に重要な役割を占めています。県当局におかれましては、地域医療介護総合確保基金等を活用しながら、市町の実情を踏まえ、これまで以上にきめ細やかな支援を進められるよう、要望します。
以上、御報告申し上げます。
〇舘委員長 お疲れさまです。ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇舘委員長 なしと認め、これで健康福祉病院分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、健康福祉病院分科会に係る執行部への補足質疑があれば、お願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
〇舘委員長 よろしいか。ないようでございます。これで健康福祉病院分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、防災県土整備企業分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇下野分科会委員長 御報告申し上げます。
防災県土整備企業分科会で詳細審査を分担いたしました、認定第5号「平成27年度三重県一般会計歳入歳出決算」の関係分外2件につきましては、去る11月1日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって、原案を認定すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。
○舘委員長 お疲れさまです。ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。
○岡野委員 委員会で議論があったかどうかということだけ確認したいと思うんですけども。例のあの東京都の豊洲市場の問題で、土壌汚染の問題が非常に深刻になっているということが発覚をしておるわけですけども、実際のところ、志登茂川の流域下水道事業の問題については、くいの改ざん問題が指摘をされていて、そして、それがやっぱり心配だという御指摘もある中で、この問題については決算とは直接関係がないかもしれないんですけども、ずっと引きずってきている問題もありますので、工期も遅れておりますし、予算も増額をされておるというような関係もありますが、具体的な中身を委員会の中で出されてきたかということだけは、ちょっと確認しておきたいと思います。
○下野分科会委員長 御指摘の件は過去にありましたが、今回のこの決算認定にございましては、そういったお話はございませんでした。
以上です。
○岡野委員 確認までなもので、なかったということで、わかりました。
○舘委員長 他にいかがでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
○舘委員長 ないようでございます。
これで防災県土整備企業分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、防災県土整備企業分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いをいたします。
○岡野委員 先ほどのこととも関係するわけですけども、流域下水道事業に関して、直接的には平成27年度の特別会計には影響がないかもわからないんですけれども、実際に豊洲の問題が明らかになってきまして、やっぱり土壌の下の問題というのがいろいろな人の注目を浴びているということもあります。また別にも事件が起きましたけれども。平成19年当時、支持ぐいの改ざんが行われたということで、380本の支持ぐいが改ざんされていたということもあって、結果的には、様々なほかの要因もあって、工期が3年間遅れてきたというようなこともあります。ですから、当然終わるべき事業が終わらずに、ずっと引きずってきているということもありまして、この27年度にもこの遅れが響いているわけですけれども、このことに対して、こういった豊洲の事件なんかも起きたわけですけれども、当局はこの影響についてどのようにお考えなのかということと、それから、いただいた資料を見せていただきますと、この工事の改ざんが行われたことの記述はほとんど何も行われずに、そのまま何もなかったかのような経過の仕方を私たちは見せてもらってますので、なぜそのような感じになっているのかというところをお聞かせいただきたいと思います。
○水谷部長 まず1つは、豊洲の問題との関係ですけども、あくまでも志登茂川浄化センターで起こった案件については、工事施工中の工事施工業者における管理資料の改ざんでして、いつの間にやら空洞というか、地下空洞ができとったという問題ではないということで、若干、問題点は豊洲の問題とは違うのかなということが1点ございます。
それと、工期全体が委員御指摘のように延びてはおるわけなんですけども、工期全体がというか、完成までの時期が延びていることについては、くい基礎の改ざん問題よりは地元調整に時間がかかっておると。地元の様々な御理解をいただくというところも大きな時間を要しているということで、全てがそのくい基礎だけの問題ではないということも御理解いただきたいなと思っています。
それから、くい基礎の資料の改ざんについては、当時発覚してから、そもそもまず法人として、施工されたくいの支持力が確認できれば施工したくいを活用しようという方針でもって、どのようにして支持力の確認をするかというところが一番の議論になったわけですけども、当時定められていた様々な技術基準などに基づいて試験を行うこととするとともに、専門家の学識者の委員会を立ち上げて、その中で試験の方法、それから試験の結果の評価の方法についても確認をいただきながらやってきましたし、調査の経過についてはその都度議会にも報告をさせていただきながら進めてきておりますので、試験方法等々について適切であったということについては、御理解をいただきたいなと思っています。
確かに、そういう様々な要因はありましたけども、当初想定していたよりは完成の時期は遅れているということは事実ですので、我々としては、一刻も早く、今のところ平成30年4月ということを目標にして整備をしておりますので、予算措置も講じながら、少しでもその目標時期に整備できるように努めていきたいと思っております。
○岡野委員 私どもも新しい議員でありますので、過去の経緯についてよくわからないわけなんですけども、改めてこういった問題が起きたときに、じゃ、事の経過はどうかというふうなことで資料をいただきますと、何事もなかったかのような、そういう記述も拝見いたしまして、改めて調査をすると、いろいろな問題が過去に起こってきたということで、しかしその結果として、今のように遅れてきているという状況もあるわけで、いろいろな地元調整の中の大きな問題点としてこの部分があったんじゃないかなと思うんです。やっぱりそれは事の性格をしっかりと記述しておいて、経過の中にも、それが問題をこのように処理したかということを教訓にしていかんと、何にも変わらないことになりますよね、何事もなかったかのように。地元住民は物すごくそれによって、工期が引き延ばされた結果が様々な問題点も生んでおるわけで、当然、予算的にも高くなってきているわけですから、そういうことをしっかりと見きわめた上で、やっぱりこういった状況、昨今の、豊洲の問題は別の問題とは言いますけれども、ほかにもいろいろ、土地の問題では、最近も福岡で起こっておりますし、非常に真剣に受けとめていただかんとあかんのと違うかなと思いますので。この点についてはこれ以上は進めませんので、終わります。
○舘委員長 他にいかがでしょうか。
○山本(里)委員 今、流域下水道のお話が出ましたけれども、委員会の資料の中で、下水道管理において、三重県下水道公社に事業委託を、補助金で指定管理をされていると思うんですけれども、お伺いをしたいのは、この補助金での業務なんですけれども、もし直営で事業委託をしたらどれぐらいの費用になるのかとかいう、その計算を一番初め、指定管理にするときはされて、指定管理のほうが有効だということでされたんだと思いますけれども、実質それらのことはどのように、中によって、この事業内容の管理業務は直営でしてもそう変わらないんじゃないかとか、もっとお安くできるんじゃないかという話を聞くことがあるんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。試算をしたときの状況、そして現状ということでお伺いをしたいと思います。
○水谷部長 申しわけありませんが、指定管理に出すときと直営の管理をするときとの経費的な差というのは、今、資料を持っていませんので、お答えすることはできません。ただ、指定管理業務の中でも処理場を、運営の一部を専門業者のほうへ委託しておるのであって、処理場全体の組織というか、運営は直接公社自体が受けてやっていますので、全てが委託というか、全面、丸投げというか、そういう状況ではないということと、そういうことをやっぱり専門的に処理場の運営をやっている組織ですので、数字がなくて申しわけないんですけども、一般的に言えば効率的で、直営でやっていくよりは効率的な業務が進んでいるのではないかなというふうには思っています。
○山本(里)委員 指定管理されてから、そのときはきちんと数値を出して、もちろん精査をされて指定管理に出していると思いますので。ただ現状として、見直しも一遍またしていただくことを要求もいたしまして、その今言われた管理と運営との事業全部じゃないよ、丸投げじゃないよと言われるその事業の部分もちょっと洗い直しもしてもらって、なかなか見えてこない部分が一般的にはありますもんで、そこのところをちょっと一度精査もしていただいて、確認をした資料をまた、今後のこともあるので、いただきたいと思います。
○水谷部長 指定管理については、一定の期間については更新というか、再度という時期がありますので、今回のときでもそうだったんですけども、下水道公社に指定管理を委託する場合、それから直営する場合、場合によっては民間委託をする場合という様々な場合の中で、一番何が効率的であり妥当なのかということを検討しながら進めておりますので、切りかえの前にはまたそういう資料をもって、議会にも説明をさせていただきたいと思います。
○舘委員長 よろしいですね。
他にいかがですか。
〔「なし」の声あり〕
○舘委員長 ないようでございます。
それでは、これで防災県土整備企業分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、教育警察分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇村林分科会委員長 御報告申し上げます。
教育警察分科会で詳細審査を分担いたしました、認定第5号「平成27年度三重県一般会計歳入歳出決算」の関係分につきましては、去る11月1日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を認定すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。
〇舘委員長 お疲れさまです。ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇舘委員長 なければ、これで教育警察分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、教育警察分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
〇舘委員長 ないようでございます。なければ、これで教育警察分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
最後に、総務地域連携分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇大久保分科会委員長 御報告申し上げます。
総務地域連携分科会で詳細審査を分担いたしました、認定第5号「平成27年度三重県一般会計歳入歳出決算」の関係分外2件につきましては、去る11月2日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって、原案を認定すべきものと決定いたしました。
なお、この際、平成29年度当初予算編成に向けての基本的な考え方について、本分科会で特に議論のありました事項について申し述べます。
地籍調査についてであります。地籍調査の進捗の遅れについては、毎年、監査委員からの指摘を受けているところでもあり、県としても、事業主体である市町において、地籍調査が遅れている要因を充分踏まえ、市町が土地所有者を含めた地域住民の協力を得ながら事業を着実に推進できるよう、引き続き支援する必要があります。
その上で、県当局におかれては、今後の推進方策について検討されるよう、強く要望いたします。
以上です。
〇舘委員長 お疲れさまです。ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇舘委員長 ないようでございます。これで総務地域連携分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、総務地域連携分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いをいたします。
○山本(里)委員 失礼します。
全体的な歳出やそういうのを統括しているのは総務部になると思うんですけれども、幾つかのマイナンバーにかかわる支出が、平成27年度、その準備の段階の費用が幾つかのところに出ているというふうに思います。その中で、これは戦略企画部のところからに割り当てをされているところなんですけれども、マイナンバーについては多分、総務部が全体的には取り仕切るところだと思うので、自治体中間サーバー・プラットフォームASPサービス利用に係る平成27年度負担金というのが、その中の一つとして709万1000円という形で出ています。負担金という形で地方公共団体情報システム機構というところに出ているんですね。この地方公共団体システム機構というところに各自治体が全て多分、何がしかの負担金を出して、このマイナンバーの準備を進めているわけなんですけれども、このマイナンバーの進めている機構というのは、もうここしか委託する先がないというか、負担金を出して仕事をしてもらう先がないというものであって、国の天下り機構にもなっていて、そして情報公開の対象外にもなっているような機構、まあ、組織なわけで、ここへ仕事をしてもらうに当たって、とてもとてもいろいろな税金を使って、監査もできないというか、確認もできない、内容も精査できない、言い値でこれをもう負担金と支払うしかない機構なんですけれども、そのことについて御存じですか。
○西城部長 マイナンバー制度を戦略企画部で所管しておりますので、お答えいたします。
地方公共団体情報システム機構に対して709万1000円、平成27年度で、先ほど委員から御指摘がありました負担金を支出しております。この機構は、地方公共団体からの共同出資で運営されております地方共同法人でございまして、マイナンバーカードの発行やマイナンバー制度の運用に必要な共通基盤、これが先ほど委員から御指摘があった事業の中にもありました中間サーバー・プラットフォームASPサービスと言われるものですけれども、これの構築など、地方公共団体の共同の利益となるような事業を地方公共団体にかわって行っている組織でございます。このため県では、この機構に対しまして、この共通基盤の構築に係ります負担金の支払いを平成26年度から行っているところでございまして、この負担額につきましては、システムの調達に要した経費に、利用する地方公共団体の人口規模に応じまして負担割合というものが定められておりまして、それに基づいて算出をされております。
それから、財源につきましては、全額がこれまで国の補助金等によりまして措置されているところでございます。地方公共団体の側といたしましては、法律に基づくマイナンバー制度の円滑な運用のための仕組みということで、適切に運用がなされているものというふうに考えております。
以上です。
○山本(里)委員 出資をして、つまりこれを全国でしなければいけないので、その仕事をする組織としてつくって、負担金を人口割で出してやっているという形だと思います。けれども、この仕事をするに当たって、この機構がまた民間企業に仕事を任せてしている実態はあるわけで、そうなってくると、その民間企業との関係の中で幾らどのように費用がかかるかということが、これをきちんときちんと見張れるシステムができとればいいとは思いますけれども、この団体は何せ情報公開法の対象外ということもあって、なかなかブラックボックス的な、ちゃんとしてもらっているという願望はありますけれども、そういうふうなことがありますので、マイナンバーについてはもともとからいろいろな面があるとは思いますけれども、問題もありますけれども、この負担金を出しての事業というのが大変問題があることだということを、指摘を今しておきたいと思います。
○舘委員長 他にいかがでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
○舘委員長 ないようでございます。
以上で分科会委員長報告及びこれに対する質疑を終了いたします。
(2)全体を通しての質疑 なし
(3)委員間討議 なし
(4)討論
○舘委員長 本認定議案に対し、討論のある方は御発言願います。挙手ください。
○岡野委員 私ども日本共産党は、認定第5号、一般会計歳入歳出決算、それから認定第16号について、流域下水道事業特別会計歳入歳出決算ですけれども、その2つについて反対をいたします。
一般会計につきましては、いつも申し上げておりますけれども、消費税の増税分、これがしっかりと社会保障に使われているかということは言えないということです。
それからまた、伊勢志摩サミットが行われているわけですけれども、そのサミットの関連経費が多大に支出されておりますけど、そのことがやっぱり県全体の県民のための予算が圧迫されているのではないかというふうに心配をされます。
それから、先ほども山本委員が言いましたけれども、マイナンバー制度の問題、それから全国学力テストとその関連予算の問題、それから、長良川河口堰の償還金、シャープへの補助金の支払いなど、納得できない支出が含まれておりますので、これについては反対をせざるを得ないというふうに考えております。
それから、認定第16号につきましては、先ほども少し議論をさせていただきましたんですけれども、平成27年度の特別会計の決算には直接関係はないかもわかりませんけれども、過去においての、くい問題が改ざんをされていたということがはっきりとしてまいりましたし、改めて私どももその中を調査させていただいた経過もありまして、やっぱり全体的な工事の遅れというのがこれに関係するところが多いのではないかということもありますし、それから、本当に載荷試験などを再度行って、6本の支持ぐいについては調査したけれども、合計で380本も改ざんされていたというような非常に大きな改ざんがあったわけなんで、これに対して本当に大丈夫なのかというのは、いかに専門家に見ていただいても心配のあるところでありまして、このことについては、何があったかということもはっきりと経過の中にも記述して、そしてそれを、様々な教訓をどう酌み取っていくかということも総括をしていただきたいんですけども、何事もなかったかのように進められているということに対しては非常に疑義を感じておりますので、反対をさせていただきます。
○舘委員長 他に討論はございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○舘委員長 ないようでございます。
なしと認め、討論を終結いたします。
(5)採決 認定第6号から認定第15号まで、認定第17号 起立(全員) 認定
認定第5号、認定第16号 起立(多数) 認定
(6)委員長報告で執行部へ処理経過を求める事項 なし
○舘委員長 以上で、決算認定議案の審査及び所管事項の調査を終わります。
この際、渡邉副知事から発言を求められておりますので、これを許します。
○渡邉副知事 私から一言御礼を申し上げたいと思います。
舘委員長をはじめ、委員の皆様方には、平成27年度歳入歳出決算につきまして、去る10月19日に委員会を開催されて以来、総括質疑及び各分科会におきまして、精力的に御審議を賜り、厚く御礼を申し上げます。
審査過程で頂戴いたしました貴重な意見並びに分科会委員長報告の内容につきましては、今後の県政運営に十分反映させていきたいと考えております。
今後とも、よろしく御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。まことにありがとうございました。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
予算決算常任委員長 舘 直人