三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成28年度 委員会会議録 > 平成28年10月17日 予算決算常任委員会 会議録
予算決算常任委員会
会 議 録
(開会中)
開催年月日 平成28年10月17日(月) 自 午後1時30分~至 午後2時1分
会 議 室 全員協議会室
出 席 委 員 48名
委 員 長 舘 直人
副委員長 中嶋 年規
委 員 芳野 正英 中瀬古初美 廣 耕太郎
山内 道明 山本 里香 岡野 恵美
倉本 崇弘 稲森 稔尚 下野 幸助
田中 智也 藤根 正典 小島 智子
彦坂 公之 濱井 初男 吉川 新
木津 直樹 田中 祐治 野口 正
石田 成生 中村欣一郎 大久保孝栄
東 豊 津村 衛 杉本 熊野
藤田 宜三 後藤 健一 北川 裕之
村林 聡 小林 正人 服部 富男
津田 健児 奥野 英介 今井 智広
長田 隆尚 日沖 正信 前田 剛志
舟橋 裕幸 三谷 哲央 青木 謙順
中森 博文 前野 和美 水谷 隆
山本 勝 山本 教和 西場 信行
中川 正美
欠 席 委 員 なし
出席説明員
【予算議案・予算等関連議案の審査】
[総務部]
部 長 嶋田 宜浩
副部長(行政運営担当) 日沖 正人
副部長(財政運営担当) 紀平 勉
財政課長 下村 卓矢
[健康福祉部]
部 長 伊藤 隆
子ども・家庭局長 岡村 昌和
副部長 井戸畑 真之
健康福祉総務課長 野呂 幸利
[環境生活部]
部 長 田中 功
廃棄物対策局長 渡辺 将隆
副部長 森 靖洋
環境生活総務課長 明石 典男
[雇用経済部]
部 長 廣田 恵子
副部長兼雇用経済企画総括監 横田 浩一
雇用経済総務課長 森下 宏也
[県土整備部]
部 長 水谷 優兆
副部長(企画総務担当) 山神 秀次
県土整備総務課長 梅村 和弘
[企業庁]
庁 長 松本 利治
副庁長 小野 美治
財務管理課長 池田 三貴次
【決算認定議案の審査】
[企業庁]
庁 長 松本 利治
副庁長 小野 美治
次 長 加藤 治夫
電気事業対策総括監 加藤 丈雄
参事 林 淳志
企業総務課長 米川 幸志
財務管理課長 池田 三貴次
水道事業課長 高松 寛
工業用水道事業課長 田中 利幸
電気事業課長 小森 健児
危機・事業管理監兼RDF発電監 宮下 孝治
資産管理監 西川 秀樹
その他関係職員
[病院事業庁]
庁 長 加藤 敦央
副庁長 加藤 和浩
県立病院課長 岩﨑 浩也
経営支援・危機管理監 堀内 英樹
その他関係職員
[監査委員]
代表監査委員 福井 信行
事務局長 小林 源太郎
次 長 川添 洋司
総務・評価課長 鈴木 修
その他関係職員
委員会書記
議 事 課 班 長 中村 晃康
議 事 課 主 幹 吉川 幸伸
企画法務課 主 幹 羽田 香織
企画法務課 主 任 今井 宗直
傍 聴 議 員 なし
県 政 記 者 1名
傍 聴 者 2名
議題及び協議事項
1 予算議案・予算等関連議案の審査
(1)議案第116号「平成28年度三重県一般会計補正予算(第3号)」
(2)議案第117号「三重県動物愛護推進センター条例案」
(3)議案第119号「三重県手数料条例の一部を改正する条例案」
(4)議案第132号「平成27年度三重県水道事業会計未処分利益剰余金の処分について」
(5)議案第133号「平成27年度三重県工業用水道事業会計未処分利益剰余金の処分について」
2 決算認定議案の審査
(1)認定第1号「平成27年度三重県水道事業決算」
(2)認定第2号「平成27年度三重県工業用水道事業決算」
(3)認定第3号「平成27年度三重県電気事業決算」
(4)認定第4号「平成27年度三重県病院事業決算」
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
1 予算議案・予算等関連議案の審査
(1)分科会委員長報告及び質疑、執行部に対する補足質疑
○舘委員長 最初に、戦略企画雇用経済分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
○石田分科会委員長 御報告申し上げます。
戦略企画雇用経済分科会で詳細審査を分担いたしました、議案第119号「三重県手数料条例の一部を改正する条例案」の関係分につきましては、去る10月5日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。
○舘委員長 ありがとうございます。
ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○舘委員長 なしということでございますので、これで、戦略企画雇用経済分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、戦略企画雇用経済分科会に係る執行部への補足質疑を行いますが、質疑は付託議案に係るものに限定をいたしますので、御了承願います。
それでは、質疑のある方は挙手願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○舘委員長 よろしいか。
ないようでございますので、これで戦略企画雇用経済分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、環境生活農林水産分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
○彦坂分科会委員長 御報告申し上げます。
環境生活農林水産分科会で、詳細審査を分担いたしました、議案第116号「平成28年度三重県一般会計補正予算(第3号)」の関係分につきましては、去る10月5日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。
○舘委員長 ありがとうございます。
ただいまの報告に対し、質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○舘委員長 なしということでございます。
これで環境生活農林水産分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、環境生活農林水産分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○舘委員長 なしということでございます。
これで、環境生活農林水産分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、健康福祉病院分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
○小島分科会委員長 御報告申し上げます。
健康福祉病院分科会で、詳細審査を分担いたしました、議案第116号「平成28年度三重県一般会計補正予算(第3号)」の関係分ほか1件につきましては、去る10月5日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。
○舘委員長 はい。御苦労さまです。
ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○舘委員長 なしと認め、これで健康福祉病院分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、健康福祉病院分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○舘委員長 なしと認め、これで健康福祉病院分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、防災県土整備企業分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
○下野分科会委員長 御報告申し上げます。
防災県土整備企業分科会で、詳細審査を分担いたしました、議案第116号「平成28年度三重県一般会計補正予算(第3号)」の関係分ほか3件につきましては、去る10月11日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。
○舘委員長 はい。お疲れさまです。
ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○舘委員長 なしと認め、これで防災県土整備企業分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、防災県土整備企業分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○舘委員長 なしと認め、これで、防災県土整備企業分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
最後に、総務地域連携分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
○大久保分科会委員長 御報告申し上げます。
総務地域連携分科会で、詳細審査を分担いたしました、議案第116号「平成28年度三重県一般会計補正予算(第3号)」の関係分につきましては、去る10月11日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。
○舘委員長 はい。お疲れさまです。
ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○舘委員長 なしと認め、これで総務地域連携分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、総務地域連携分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○舘委員長 なしと認め、以上で、分科会委員長報告及びこれに対する質疑を終了いたします。
(2)全体的を通しての質疑 なし
(3)委員間討議 なし
(4)討論 なし
(5)採決 議案第116号、議案第117号、議案第119号、議案第132号及び議案第133号
起立(全員) 可決
(6)委員長報告で処理経過を求める事項 なし
〔当局 退出〕
(休 憩)
2 決算認定議案の審査
(1)分科会委員長報告及び質疑、執行部に対する補足質疑
○舘委員長 最初に、健康福祉病院分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
○小島分科会委員長 御報告申し上げます。
健康福祉病院分科会で、詳細審査を分担いたしました、認定第4号「平成27年度三重県病院事業決算」につきましては、去る10月7日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、賛成多数をもって原案を認定すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。
○舘委員長 はい。お疲れさまです。
ただいまの委員長報告に対し、御質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○舘委員長 なしと認め、これで健康福祉病院分科会委員長報告に対する質疑を終わります。
次に、健康福祉病院分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いをいたします。
なお、質疑は付託議案に係るものに限定いたしますので、御了承願います。
いかがですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○舘委員長 なしと認め、これで健康福祉病院分科会委員長報告及び質疑を終わります。
次に、防災県土整備企業分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
○下野分科会委員長 御報告申し上げます。
防災県土整備企業分科会で、詳細審査を分担いたしました、認定第1号「平成27年度三重県水道事業決算」ほか2件につきましては、去る10月11日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって原案を認定すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。
○舘委員長 ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。
○山本(里)委員 委員会で慎重審議をされたということで、電気事業会計のことについて、昨年度の数字のことではないんですけれども、この議会の前にRDFの委託事業に関して疑念があるということが、この質疑の時点でもこの場所でも問題となりました。今回、そのことを踏まえた上で、審査がされたと思うんですが、委員の皆さんはこの疑念については晴れたというような状況が確認されて審査が進んだのでしょうか。確認をさせていただきたいと思います。
○下野分科会委員長 その件に関しましては、今後も緊張感を持って取り組んでいただくということで、意見が出て、そのようにまとまっております。また、認定議案については先ほど申し上げました通り、全会一致をもって可決ということになっております。
以上です。
○山本(里)委員 今後の対応策が講じられるということで、了解されたというふうに認識させていただいてよろしいですか。
○下野分科会委員長 はい、そのとおりです。
○山本(里)委員 よろしいです。
○舘委員長 ほかによろしいか。
〔発言する者なし〕
○舘委員長 ないようでございますので、これで、防災県土整備企業分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、防災県土整備企業分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いをいたします。
○稲森委員 先ほどの話なんですけども、RDFの疑惑が晴れない限り決算審査はできないということで、事前にご説明いただいたからお伺いするんですけども、その時に市町へ説明に出向かれるというふうにおっしゃってましたけど、どういうふうにされたかだけ聞かせてください。
○松本庁長 一つは、まだ全部は行ってませんけれども、一部の市町のほうには出向いて、簡単ではありますけれども御説明をさせていただきました。近々、RDFの運営協議会が開催の予定で、そのときにきちんと説明をさせていただきます。当然ながら、9月15日に議案聴取会で御説明した資料については、当日各市町のほうに郵送ないしはEメールで送らせていただいて、電話で送らせていただきましたということを連絡させていただいてます。基本的に市町とはRDF焼却・発電事業は連携してやっていると。
それと、御案内のとおり、収支不足額については市町と企業庁で折半するということになってますので、その辺のことについて、私どもの事務処理上のミスとはいえ、疑念があってはお互い信頼関係がうまく構築されないということですので、丁寧に今後も説明をしていきたいと思っています。
○舘委員長 他にいかがですか。
○山本(里)委員 よろしくお願いいたします。
会計の中で企業債のことがあって資料をいただいております。企業債において、利率が大変高いものもありますけれども、こういったものの返済の効率化といいますか、そういうことについては何かお考えが、まあ、以前に説明いただいたかもしれませんが、お考えがあるんでしょうか。ちょっと高い利率のものもいくつか目に入ります。
○松本庁長 企業庁といたしましては、金利の高いものについてはできるだけ資金に余裕のある範囲内で、繰り上げ償還、あるいは借りかえをして、より低利のものにしていくということで努力をしてきたところです。
ところが、たしか平成24年度ですかね、補償金免除繰上償還というのがなくなりましたので、現時点で、借りかえなり繰り上げ償還というのはしていない。ただ、以前に比べるとものすごく金利の低いものにだいたいそろってきたのかなと思っております。
補償金免除繰上償還について、もうだいぶ以前に廃止されてますけれども、金利の状況等々を考えて、できれば、全国の水道なり工業用水の協会というのがありますので、その辺等も通じて、何かいい支援策というか、何かいいものが構築できないかというのは働きかけていきたいとは思っています。
○山本(里)委員 ありがとうございます。
制度がなくなったので、その前にいろいろと整理もされていたけれども、まだ残っているものがあるということだと思います。いろんな形で模索をしていただかないと、5.6%とか6%近いものもあったりというのがありますので、努力をしていただきたいと思います。
○舘委員長 他にいかがですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○舘委員長 なしと認め、これで防災県土整備企業分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、防災県土整備企業分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○舘委員長 なしと認め、これで、防災県土整備企業分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
(2)全体を通しての質疑
○舘委員長 次に、全体を通しての質疑があれば挙手願います。
○山本(里)委員 失礼します。
病院事業庁にお伺いしたいと思います。
志摩病院のホームページを開けてみました。そしたら、いろいろあるんですけど、「受診の流れ」というところを見せていただきました。「初めて診療を受けられる方」っていうのがあって、そこに、1、2、3、4とあります。で、「総合受付窓口へ」というところに、米印で「当院で初めて受信される方で、紹介状がない場合は、別途1,080円が加算されます」。紹介状の制度も問題だとは思いますけれども、その、ジュシンのシンが信ずるの信になっています。これ、私が指摘したら先週すぐかえていただきました、病院の受診の診にね。でも、これっていつからこのままだったのか。志摩病院を運営していただいているところも本当に一生懸命やってもらって努力してもらってるとは思うんですけど、指定管理者制度にして、行政、三重県が、病院事業庁もちゃんとフォローしてというか、かかわって運営をされているんですが、もしかしたら、設置当時からなのかな。こういうことって、いかがなものでしょう。
○加藤庁長 ホームページで誤字があったということで、誠に申し訳ございませんでした。私どもは確実に年度がかわった場合にいろんな面を通じて、私どもの県立病院課の職員も含めてそういったものをチェックするという体制でやっておりますけれども、見落としがあったものかと思いますので、今後、そういったことがないように気をつけたいと思います。
○山本(里)委員 細かいことで失礼いたしました。一事が万事という、こういうことが指定管理者制度の問題点だと指摘されたら困ると思うんです。注意していただきたい。事務的なミスって、先ほどの言葉もありましたけれども、でも、これ、年度初めにしたとはいえ、数か月、どなたも気づかなかったんですか。私も、つい10日前に気がつきました。
終わります。
○舘委員長 他にいかがでございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○舘委員長 なしと認め、これで質疑を終了いたします。
(3)委員間討議 なし
(4)討論
○舘委員長 討論のある方はお願いをいたします。
○山本(里)委員 よろしくお願いいたします。
決算認定議案の認定番号1水道事業決算、2工業用水道事業決算、3電気事業決算、4病院事業決算について、反対を述べて、意思表示をしたいと思います。
まず、水道事業、工業用水道事業ですけれども、これまでの水道事業の経緯の中で、委員会でも指摘があったと思うんですけれども、水余りというか、事業の中で充足し過ぎているという状況があります。そんな中で、各市町が本来は水道事業とかをやるわけですけれども、自分のところで十分にあるのに水道事業から借り入れをしたりしなければいけない状況や、工業用水道事業については、企業の誘致がまだまだ余裕があるということの中で、対応能力があるにもかかわらず、使用は少ない。こんな中で、結局はいろいろな導水も含めて水道をつくるための事業がどちらも利用者にとって割高になっているという現実があります。
特に、一般水道については、これが市町の水道料金に上乗せになっていきますので、水道料が未納で休止なんていうことも、このごろ多々起こってきているということを考えれば、水道事業のあり方ということは考えていかなければならないし、工業用水道事業についても同じことが言えると思います。このことについて、昨年度も反対の意を述べさせていただいて、巨大な長良川河口堰の事業であるとかが、今に会計上の大変さをつくっているということも含め、問題としたいと思います。
それから、電気事業についてです。先ほど、委員の皆さんは、事務的なミスだという認識のもとに審査が行われたということだというふうにお話がありました。私どもにとってはまだまだ疑念は晴れません。このことについてはこれからの指定管理者制度の形の中の業務委託の管理のことなんですけれども、そういう体質の中で行われている電気事業会計が、RDFについて市町に多大な御迷惑と不信をおかけしているというこの体制ですね。このことがあるので、容認はできないということで、反対をいたします。
それから、病院事業の決算についてです。先ほど細かなことを言いましたが、このことをもってというわけではありません。公立病院改革の前回のガイドラインをもとに、指定管理者制度であるとか、民間に売るとか、独立行政法人化が進められる中で、今残っている、県がかかわる会計決算になるわけです。それぞれのところで今、指定管理者制度であっても、直営であっても病院事業の運営が大変だというなかで、新公立病院改革ガイドラインということと、それから、今日の午前中も山本勝議員の代表質問の中でも、地域医療構想のことがありましたけれども、ダブルパンチになって公立病院会計を襲ってきている現実があります。
いくら病院事業をしている指定管理者の方、あるいは直営でやっている皆さんが、どんなに一生懸命地元の病院であるべき、採算だけではやっていけないということが本当にわかっている病院事業を動かそうとしても、このことは払拭できないほど差し迫った大変なことになっています。個別の内容については、また後日触れますけれども、この病院事業会計決算が10年間の指定管理者制度、これがこの5年間の一般会計投入を経たあとでもやっていけるのかという問題も含めて、大変問題があるとして、病院事業会計決算にも反対の意思表示をさせていただきます。
○舘委員長 他にいかがですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○舘委員長 討論なしと認め、討論を終結をいたします。
(5)採決 認定第1号、認定第2号及び認定第4号 起立(多数) 可決
認定第3号 起立(多数) 可決
(6)委員長報告で処理経過を求める事項 なし
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
予算決算常任委員長 舘 直人