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サミットを契機とした地域の総合力向上調査特別委員会
会 議 録
(開 会 中)
開催年月日 平成28年6月28日(火) 自 午前11時30分~至 午後12時29分
会 議 室 301委員会室
出 席 委 員 9名
委 員 長 中嶋 年規
副委員長 藤田 宜三
委 員 廣 耕太郎
委 員 倉本 崇弘
委 員 彦坂 公之
委 員 濱井 初男
委 員 長田 隆尚
委 員 山本 勝
委 員 中川 正美
欠 席 委 員 なし
出席説明員
[雇用経済部]
次長(伊勢志摩サミット推進局) 大橋 範秀
サミット総務課長 佐脇 優子
その他関係職員
[教育委員会]
教育総務課長 長﨑 敬之
高校教育課長 長谷川 敦子
その他関係職員
委員会書記
議 事 課 主幹 川北 裕美
企画法務課 主幹 新開 祐史
傍 聴 議 員 なし
県 政 記 者 4名
傍 聴 者 なし
議題及び協議事項
Ⅰ 調査事項
1 伊勢志摩サミットの「レガシー」について
2 伊勢志摩サミット開催に係る経済効果について
3 活動計画について
4 その他
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
Ⅰ 調査事項
1 伊勢志摩サミットの「レガシー」について
①当局から資料に基づき説明(大橋次長)
②質問
〇中嶋委員長 「伊勢志摩サミットにより、地域にもたらされる有形無形の好影響」ということについて、執行部はこう考えていますということの御説明をいただきました。
最終的に、うちの委員会としても、サミットのレガシーって一体何なのだということを検討するに当たって説明いただいたということでございまして、今の御説明に関して、御質問等ございましたらお願いしたいというふうに思います。
いかがですか。例えば、こういう観点が抜けているんではないかとか、この観点はちょっとピント外れではないのかとか、この観点はいいよねとか、もう少し詳しく聞きたいとか、何でも結構でございますので。
〇濱井委員 冒頭出ています伊勢志摩サミットの「レガシー」についてということで、サミットの取組結果と主な成果の中で、3つの柱を基本的な考え方に整理されております。1つ目が知名度等の向上、2つ目が会議自体の成果、そして地域の総合力の向上、3つの柱でございますけれども、今回我々が取り組んでいく特別委員会は、地域の総合力の向上という部分があるわけでございますけれども、ここでいうと、3つの柱のうちの1つということになるんですけれども、知名度等の向上等についても、当然ながら特別委員会の範疇になっていくのではないかなと、こういうふうに思うんです。地域の総合力を上げるために、知名度は当然ながら向上していく必要があるので、そういう意味合いで、全て網羅した中で、何か特化していく部分が出てくるのかなという、今感じはしております。そういう共通認識を持っていただければなと、私個人は思います。
それから、ここの6ページ、これは執行部にお聞かせいただきますけれども、研修等によるおもてなし力の向上というところで、3点ほど出ておりますけれども、おもてなし力の向上というのは、当然ながら、ジュニア・サミットなり、配偶者プログラム等でいろんな研修も行いながら動いてきとるわけでございます。例えば、高校生が英語をしっかりもう一度おさらいしたり、あるいは企業なり旅館等に出向いて研修を事前にしてきたり、ということがあるわけでございますので、参加したことに対しても、当然ながらおもてなしをしておりますし、それから花いっぱい作戦とかそういった県民の御努力、それも当然ながらおもてなしにつながるわけでございますので、ここでのおもてなし力の向上というところが、研修等によるおもてなし力の向上がこれだというふうに、ここに区分してあること自体がいかがなものかなという、今気がしております。もっとこれ以外におもてなし力の向上のところへ、ほかの参加をしたことについて、やはり記述していくべきではないかなと思うんですが、その点どういうお考えなんでしょうか。
〇大橋次長 まず1点目、3つ柱の関係性の御質問でございますが、委員おっしゃるとおり、地域の総合力の向上の第1番の前提としての知名度の向上がそこにつながっていくというのは、同じ認識でございます。これはレガシーを整理するときに、全て地域の総合力の向上では、ちょっと整理しにくかったので、まずはやはり情報発信をすることによる向上とその会議そのもの、結果としての地域の総合力というふうに、便宜上まずは分けさせていただいたというところでございますので、認識は一緒でございます。
次に、6ページのおもてなし力の向上の御質問でございますが、これにつきましても言いわけではございませんで、委員御指摘のとおりでございまして、それが3つ目の「多くの事業者による貴重な体験」というところはそういうことでございまして、書き始めると全て重複になってしまいますので、例えば、案内ボランティアはおもてなしの研修も受けておりまして、また語学の中でも、海外のマスコミ、または要人に対する通訳時に気をつけなければいけないところとか、そういうおもてなしの研修もやっておりますし、また各ホテルが、自主的に研修をしたというふうに聞いておりますし、花いっぱい作戦等も当然そういうのにかかわった、これらの事業にかかわったことは、おもてなしの地域の総合力の向上にはつながったというところではございますが、ちょっと記述は薄かったんでございますが、そういう意識は持っております。
〇濱井委員 ここのサミットにかかわった多くの事業者による貴重な経験というところで、網羅されているんではないかなということを言われたんですけれども、ここは事業者というふうに出ておりましたもんですから、当然ながら、全体的な県民の、規制のときに御努力されたり、あるいは花いっぱい運動にかかわったり、清掃されたり、いろんな意味で県民の力があってこそ成功したわけでございますので、そのおもてなしという意味合いで、やはりこれは事業者だけではなしに、事業者や県民の皆様というようなことになるのではないかなと思いますし、そういう意味合いで、どこかにもう少し別項目でというか、一つ入れていただきたいなという気持ちがございますが、いかがでしょうか。
〇大橋次長 いわゆる、狭義のおもてなし力と広義のおもてなしの気持ちというのの整理を、もうちょっとそこはさせていただきたいと思っています。全て入れると、先ほど言いましたように全部書かなければ、全部がおもてなしにつながっていきますので、そこら辺は検討させていただきます。
〇濱井委員 ありがとうございます。
何かこうくくっていただいて、お願いしたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
〇廣委員 これは、主な成果ということでお聞かせを願いました。今後この成果を踏まえて、何をしていくかということが一番大事だと思うんですけれども、そのタイムスケジュールといいますか、今後この時期にこういうことをやっていくというのを、いつか出されるのかどうかをお聞かせください。
〇大橋次長 先ほども少し御説明いたしましたが、まずは今我々が考えていた補正、また平成28年当初予算の事業をしっかりやっていく、その中でも、これらの取組の成果みたいなものを参考にして、その取組そのものをバージョンアップさせていただかなければいけないかなというふうに、まずそれは思っております。
加えまして、伊勢志摩サミット三重県民会議のほうでも、多額の御寄附をいただいた中で、剰余金がございますので、そこら辺につきましては、今の予定でございますが、県のほうに基金として積ませていただいて、全てではございませんが、ポストサミット事業に使っていただくということも考えております。それらにつきましては、本年度中にその基本的な考え方を、まずは県民会議の役員会等で議論した後、議会のほうにも諮らせていただくとともに、それは平成29年度以降の予算の議論の柱、ポストサミットの柱の立て方、そういうのにもつながっていくというふうに考えておりますので、特別なスケジュールというよりも、そういう意味では予算議論の中にこういうのが入っていくのかなというふうに、現時点では考えております。
〇廣委員 7ページのところでも、今回の経験を次のMICE開催へと書いてあるんですが、これは全くそのスケジュールは未定というか、今書いてあるんだけれども、いつぐらいということも全くまだ考えていらっしゃらないんでしょうか。
〇大橋次長 これは、あくまでこの矢印は、こういうチャンスが広がったという記述でございまして、これを契機にこのMICEを開催するんだということではございません。当然担当部局は、今一所懸命、誘致活動等していると思いますが。
〇廣委員 まだ道半ばということで理解させていただきます。
〇濱井委員 1つだけちょっと。
8ページの今後の対応方針の中で、ポストサミットのキャッチフレーズを掲げることを検討しているということでございましたけれども、これはタイムスケジュールといいますか、いつごろをめどにされてなさるんでしたか。
〇大橋次長 これにつきましても、我々行政がやる仕事につきましては、予算議論の中で行くんですけれども、多くの県民、また多くの主体がサミットにかかわってくれたこのレガシーを、次の地域の総合力の向上に生かすためには、県民向けにも何らかのメッセージが必要になるのかな、呼びかけが必要になるのかなというふうに思っておりますので、これはちょっと時期的なものは、今具体的にいつということではないですけれども、そういう呼びかけも必要だというふうに今考えておりますが、時期的なものは、今ここで説明できる段階ではございません。
〇濱井委員 わかりました。
そんなに長い期間をかけるわけではないでしょうから、知事が最終的に何か発言される時期が来るんだと思うんですけれども、当然それまでにということになるんだと思うんですけれども、それまでに県民の皆様方に御提案をいただく期間をとるということで、理解させていただきます。
〇長田委員 次代を担う子ども、若者の活躍という形の中で、ジュニア・サミットとか、例えばサミット給食だったり、いろんな子ども向けといいますか、小中学生向け、高校生向けのものがあるんですが、それを次世代の育成に向かって継承していくという形の中で、そこに具体的に参加した子どもたちにとっては、ものすごくインパクトがあると思うんですが、全然知らんだ子どもたちが大半やと思うんですけれども、その辺を今後どのようにしていくつもりなのか教えてください。
〇長﨑課長 今回、サミットが開催されて、ここに掲げさせてもらった、いろいろ直接かかわっていただいた子どももたくさんお見えですけれども、また今おっしゃったように、直接かかわっていない子どももいます。ただ、あれだけテレビなり新聞で報道された中で、今までそういう海外に関心のなかった子どもも、事業に直接かかわりはなかったけれども、興味、関心は高まったりしていると思います。
それから、いろんな取組の中で、ふるさとをもう一遍再認識するというような、そういうことも狙いとしておりましたけれども、そういったことも、ほかの子どもたちが、自分と同じ世代の子どもたちが取り組んでいるという姿を、テレビ等を介してかわかりませんが、見た中で、今までとは違う心の中にそのような火のようなものは灯っていると思いますので、今後、教育は地道ですけれども、日々の教育活動の中、授業を中心とした日々の教育活動の中で、今回の取り組んだときの成果なりを、学校、それから地域、あるいは学年とかクラス、実情はいろいろありますので、それに応じる形で、創意工夫して取り組んでいくのかな、それが大切なのかなと、そういったことで横に広げていくということが大切なのかなと考えております。
〇長田委員 多分、高校生のレベルになれば、ニュースも新聞もわかるんですが、小中学生であれば、ジュニア・サミットが、例えば亀山市に来たんですが、亀山市に来たことすら知らないし、誰が出たことすら知らない、いつ来たかも知らないのが実態です。そんな形でその経験を生かしていくというのは、非常に難しいなと思うんですが、せっかくあったことですので、その辺がうまく伝わるような形で、事業展開をしていっていただければなと思いますので、もう要望だけで結構です。
〇中嶋委員長 ほかにございますか。
〔「なし」の声あり〕
〇中嶋委員長 よろしいですか。
なければ、1項目めの伊勢志摩サミットの「レガシー」についての調査を終了いたします。
2 伊勢志摩サミット開催に係る経済効果について
①当局から資料に基づき説明(大橋次長)
②質問
〇中嶋委員長 ただいまの説明に対しまして、御質問等ございませんでしょうか。
〇山本(勝)委員 将来的にも見据えて、1071億円ぐらいの経済効果があるということですけれども、直接的な効果のところで、マイナス効果の検討って、内容的にはどんなところを思ってみえるというか、どんな内容になるんですか。
〇大橋次長 サミットを開催したことにおいて、地域にいろんな負荷がかかったというふうにも思っておりますので、そこら辺につきましては、瞬間的な負荷というマイナスのことではなくて、一定のスパンで、要は地域に何か大きな負荷がかかったら、それはマイナスと算定をするつもりでございますので、そのマイナスの効果というのは、基本的にそういうことでございます。
例えば、風評被害が起こったのかとか、逆にサミットを開催したことで、何かある産業にマイナスの影響が出たということが何かあるのであれば、そこは検討していこうかなというふうに、そういう幅広に捉えております。
〇山本(勝)委員 ありがとうございます。
宿泊の関係、最後の宿泊も、広島へオバマ大統領が行かれたとか、いろいろ関係があって、ちょっとマイナス要因になったとか、こんなんも入ってくるわけですか。
〇大橋次長 宿泊関係への影響というのは、当然見ていきたいと思っておりますが、先ほども説明しましたが、一瞬マイナスになったから、これがマイナス効果というのではなくて、一定のスパンできっちり評価して、そこは真摯な姿勢で見ていきたいと思っております。
〇山本(勝)委員 真摯な姿勢で分析なさってください。
〇中川委員 経済効果ということで、中間試算結果ですよね、これ。最終ってなかなか難しいと思うんですが、私はこんなイベントをするときにいつも大体、こういう効果が出ますよということで、そして意識を高めたり、いろんな形で参加意識をいただくという形の効果は出ると思うんですが、振り返って、私も長いものですから、前のまつり博のときにも、やはり経済効果とか、いろんなことを言われました。しかしながら、それが本当にそうだったのかどうかはなかなか難しいところなんです。
要するに、量、質ともに、それをすることによって、プラスアルファであることは絶対に間違いないと思うんですが、やはり動いておりますから、なかなか難しい。それはいろんなイベントやいろんな会合等に、これだけの効果がありましたよという言葉では言えると思うんですが、そんなものでは僕はないと思うんです。もっといろんな面で、やはり県民一人ひとりがどう考えたのか、あるいはどういう形になったか、そうすると、この効果なんていうのは無限大みたいな形になってくる。あえてこういう形で、経済効果を数であらわすことが本当に必要なのかどうか、そのあたりはどう考えてみえますか。
〇大橋次長 例えば、パブリシティー効果で、首都圏でどれだけ発信されたかというのは、基本的には県民の方にはわからないし、実感もそれは伴わないという事実はあると思います。
ただ、三重県、または伊勢志摩というものが、日本国内、または世界に発信されたという事実、これを広告換算したら、実感はないかもわかりませんが、広告換算したらこのくらいの発信力を持った、または持てる地域なんですよということを県民の皆様にお示しするという意味では、まず一つ効果があると思います。
それと、先ほどの直接的な効果につきましても、この効果が全て県民の所得に跳ね返る、全てが跳ね返るわけではございませんが、その一部は、先ほども言いましたように、第2次間接波及効果は所得にも跳ね返っておりますし、または生産にも波及していくものでございますが、これもこのぐらいの、要はイベントをみんなやり切ることができて、またその波及効果も出ているんだということを県民にお示しするのは意義があると。
ただ、委員御指摘のように、これは、だからいいんだということではなく、先ほども説明差し上げましたが、ポストサミット、レガシーを本当に次世代に引き継いでいけて、初めてこれはこの経済効果の数字が意味を持つと思っておりますので、ポストサミットの事業をしっかりとさせていただきたいと思っております。
〇中川委員 答弁としては正解だと思うんです。やはり三重県が、総合力で頑張ってこれだけやった。したがって、さらに三重県がバージョンアップするという方向だと思うんです。
これは、7年間か8年間かわからないけれども、そこまでのスパンであるということです。そうすると最終はどんな、いつごろ云々ということの想定なんですか。
〇大橋次長 周期というものを特に想定しているものではございませんが、サミットのレガシーと考えると、次の開催県が決まるまでは、伊勢志摩サミットというものでレガシーで押していけるのではないかというふうに考えております。その間、菓子博であったり、国体、または高校総体等が行われ、山が何度も来ますので、そこまではしっかりと、できるだけサミットのレガシーを引き継げるようにというふうに、しっかりやっていきたいと思っております。
〇濱井委員 経済効果を出すのは、本当に難しいと思います。
しかしながら、総額94億円、県負担が49億円、それから寄附をいただいておるとかというようなことを考えると、県民の皆さんは、どのぐらい効果があるのかなという関心をお持ちのことも事実でありますので、できるだけどうなっているか、そういうものは出していただく必要はあるとは思うんですけれども、先ほど中川委員からお話があったことも事実であります。そういうことも頭の中に入れながら、お願いできたらと思いますけれども。
ポストサミット効果を試算して発表する予定だということを書いていただいておるんですけれども、それは8月のどこで出されるという考えなのか、その辺はどうなんですか。
〇大橋次長 そういう全て、3つの効果を同時に発表できるように努力していきます。
〇濱井委員 かなり7年、8年という長いスパンでありますので、それで終わりということではないと思うんですけれども、ある程度のところは出される場合もあるんかなとは思うんですけれども、その件につきましてはわかりました。
マイナスの負の部分なんですけれども、いわゆる県民会議等で、県の職員もそうですけれども、当然ながら人件費がかかっているはずなんです。残業もされていますし、いろんな部分で。そのところのマイナス部分というところで、それはどういうふうに考えておられるのか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
〇大橋次長 我々にかかっている人件費がマイナスかどうかというのは、ちょっと御意見はお聞きしますが、それをマイナスとは現時点では考えていません。
〇濱井委員 そうやって言っていただいたら、結構です。
〇長田委員 1点、済みません。
表2の経済効果のところに、直接効果、第1次間接波及効果、第2次間接波及効果とあるんですが、表3も第1次、第2次、直接と分けることが可能なのか教えてください。
〇大橋次長 物理的に可能かというと、数式を全部回していますので、可能は可能です。
〇長田委員 経済効果というのは、直接効果が幾らというのが結構わかりやすくて、1次、2次とか、産業連関表を使った推計値ってわかりにくいですので、もしわかれば、第2表のような形の第3表を分類ごとに分けていただくと、実際にわかりやすいかなと思うのが1点です。これは意見です。
それと、表1の「洞爺湖サミットの試算結果を参考に」とあるんですが、洞爺湖サミットの試算結果と三重県のときの試算結果のいろんな状況が違うと思うんですが、これでできるんでしょうか。
〇大橋次長 試算結果を参考にというのは、例えば分類の仕方であるとか、そういうものを参考にということでありまして、例えば表2ではございますが、先ほど私、まず直接効果から、第1次の賃金等が上がることにより消費に回る第2次というふうに説明しましたが、洞爺湖はこれは第5次、たしか第5次まで回して、もっと積み上げておりますが、それはやっぱり北海道というのはかなり閉じた経済圏をお持ちです。ただ三重県の場合は、大都市の近隣で5次まで回して積み上げると、ちょっとそれは積み過ぎというふうに思っておりますので、我々は2次でとめて、普通にしておりますが、そういう意味では参考にはしましたが、全く一緒の算式ではございません。
〇長田委員 ありがとうございました。
そうしたら、できたら表3だけ表2のように分けていただいた資料がいただければなと思いますので、またよろしくお願いしたいと思います。
以上です。
〇中嶋委員長 後日用意していただけますか。
〇大橋次長 はい。
〇中嶋委員長 お願いいたします。
ほかに御質問等ございますか。
〔「なし」の声あり〕
〇中嶋委員長 よろしいですか。
なければ、これで伊勢志摩サミット開催に係る経済効果についての調査を終了いたします。
最後に、全体を通して何か御質問等ございませんでしょうか。
〔発言の声なし〕
〇中嶋委員長 1点、私から、お聞かせいただきたいんですが、特に県民の皆さんにこのタイミングで、サミットについてこういうレガシーがありますよねとか、そういうことをお聞きするとか、県民会議のほうで再度議論するとか、そういう御予定というのはございますか。
〇大橋次長 県民に直接ヒアリングするという、そういうことですか。
〇中嶋委員長 例えば、アンケート調査をとるとか、そういったことも含めてなんですが。
〇大橋次長 現時点でアンケートの予定はございませんが、今記録誌をつくっておりますが、この記録誌につきまして、どこまでできるかわかりませんが、県民会議事務局の職員の視点だけではない、地域の視点みたいなもの、視点というかトピックスみたいなものも拾おうという計画はございます。
〇中嶋委員長 あと、e-モニターを使ったアンケートというのは、比較的容易にできるかと思うんですが、それも含めて考えていらっしゃらないということですか。
〇大橋次長 一律的なアンケートは、現時点では考えておりません。
〇中川委員 基金はいつスタートするんですか。名称と基金。
〇大橋次長 まだ、明確な時期を決めてはおりませんが、遅くとも当初予算の議論までには行いたいというふうに思っております。
〇中川委員 早期に対応するようにね。
〇中嶋委員長 ほかに御質問等ございませんでしょうか。
〔「ありません」の声あり〕
〇中嶋委員長 なければ、これで調査を終了いたします。
当局の皆様には大変お疲れさまでございました。ありがとうございました。
引き続き、公開のまま資料を配付いたします。
〔当局 退室〕
3 活動計画について
〇中嶋委員長 それでは、次に今後の委員会の進め方について、委員間討議を行います。
まずは、本委員会の重点調査項目についてでありますが、前回の委員会における御意見をもとに、正副委員長で調整しまして、お手元に配付のとおり、伊勢志摩サミットの「レガシー」について、今日もやりましたが、それからレガシーを生かした取組について、3つ目として、伊勢志摩サミットの経済効果についてとさせていただきましたが、いかがでしょうか、皆さんの御意見。
〔「いいです」の声あり〕
〇中嶋委員長 よろしいですか。
では、そのように決定させていただきます。
次に、本委員会の今後の進め方について御協議をいただきたいというふうに思います。
まず今日は、サミット終了後の現時点で考えられるサミットのレガシーについて及びサミットによる経済効果について調査をするということで、執行部からの聞き取りを行いましたけれども、次回以降の具体的な調査方法と時期等について、御意見があればお願いしたいというふうに思います。
どうですか。
〇濱井委員 三重県の、いわゆる長期計画でありますみえ県民力ビジョン・第二次行動計画の中で、今までは経済の豊かさと、それから精神的な豊かさを中心に捉まえて考えてきたけれども、新たに社会システムとつながりの豊かさという言葉を入れて、それらが総合的に関連し合うことで、まさしく新しい豊かさをみんなが気持ちとして持って、そして「幸福実感日本一」につながっていくと。そしてまた、夢や希望の持てる地域づくりや、そういうことが成り立っていくというような書き方がしてあったと思うんです。そのつながりというものは非常に大事やと思うんです。つながりの豊かさを得るために、このレガシーをやっぱり生かしながら、そういったところへ結びつけていく必要があるのかなというふうに思うんですけれども、そういったことも含めて、レガシーを生かした取組というようなところで、御協議もいただければなという感じもしているんですけれども。
〇中嶋委員長 今の御意見は、今回レガシーというものを生かして、いろいろとポストサミットの事業も考えていただいていますが、その視点の中に、社会システムとかつながりの豊かさという、新しい豊かさの観点のところも考慮しながら議論するべきだねという、そういう御意見というふうに承りました。ありがとうございます。
〇山本(勝)委員 10月に出てくる、平成29年度の経営方針(案)、こんなところをやっぱり、今回のこのレガシーを生かした取組のところの中に反映をしていくような、少しでも。そういうスケジュールというのは必要と思いますけれども、その辺のところはどうですか。
〇中嶋委員長 おっしゃるとおりだとは思うんですが、間に合うかどうかというところが心配でございますが、少なくとも、経営方針とか予算編成の基本的な考え方の中には、一定の反映はさせたいというふうには思います。
ですので、一応12月が最終と思っているんですが、必要に応じて、途中で中間的な報告というものも盛り込むという意味においては、9月定例月会議のときなのかもしれないですね、今の御指摘を踏まえますと。そこまでの議論が進んでいれば、ぜひさせていただきたいというふうに思います。ありがとうございます。
ほかにいかがでしょうか。よろしいですか。
今、いろいろと御意見いただいたことも踏まえて、詳細については、正副委員長に御一任いただきたいと思うんですが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇中嶋委員長 ありがとうございます。
この活動計画については、委員会を活動していく中で、変更が生じた場合には、その都度修正を委員会で協議するものでございますので、県内外調査や参考人招致など、本日も含めた今後の検討や討議の中で、適宜、追記、修正を加えつつ、委員会での議論を深めていくことになります。
これについては、6月30日に行われます委員長会議のほうで、この形で御報告させていただきますが、まだ議論の行方によっては変わるということで、お含みおきいただきたいと思います。
次回については、内容について、また正副委員長のほうで協議をさせていただきたいというふうに思っておりますので、詳細については、後ほど委員協議で御協議賜りたいというふうに思います。
4 その他
〇中嶋委員長 御協議いただく事項は以上でございますが、本日の調査内容を踏まえ、特に何か御意見等ございましたらお願いします。
〔「ありません」の声あり〕
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
サミットを契機とした地域の総合力向上調査特別委員長
中嶋 年規