三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成28年度 委員会会議録 > 平成28年9月15日 子どもの貧困対策調査特別委員会 会議録
子どもの貧困対策調査特別委員会
会 議 録
(開 会 中)
開催年月日 平成28年9月15日(木) 自 午後4時54分~至 午後5時7分
会 議 室 201委員会室
出 席 委 員 9名
委 員 長 藤根 正典
副委員長 田中 祐治
委 員 中瀬古 初美
委 員 山内 道明
委 員 稲森 稔尚
委 員 小島 智子
委 員 北川 裕之
委 員 青木 謙順
委 員 水谷 隆
欠 席 委 員 なし
出席説明員 なし
委員会書記
議 事 課 班長 中村 晃康
企画法務課 主任 森岡 佳代
傍 聴 議 員 なし
県 政 記 者 なし
傍 聴 者 3名
協議事項
Ⅰ 論点等の整理について
Ⅱ 参考人の出席要求について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
〇藤根委員長 ただいま午後4時55分であります。会議時間が午後5時を経過する見込みですが、会議を午後5時以降も継続するということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇藤根委員長 御異議なしと認め、そのようにいたします。
Ⅰ 論点等の整理について
〇藤根委員長 本日は、前回の委員会で御協議いただきました今後の論点を確認していただくとともに、参考人の出席要求について御協議願います。
それでは、初めに、今後の論点等について確認をお願いいたします。
資料1をごらんください。
前回の委員会における論点等の協議を踏まえて、改めて正副委員長で重点調査項目ごとに論点等の整理をした資料です。
中身について御確認をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
御意見等ありましたらお願いをいたします。
〇北川委員 細かい話で申しわけないんですけど、給付の関係で児童扶養手当の支給のあり方なんていうのもよく、皆さん方も今、多分、団体のいろいろな要望を聞いていただいた中で、もう少し間隔を短くして支給するような要望も出てたので、ちょっとそういうのも、入学準備金の前倒し支給とか、給付型奨学金の拡充もあるんですけれども、そのあたりもつけ加えていただけると。①に入るのか、②に入るのかわかんないんですけど、ちょっと気になりましたので。
〇藤根委員長 わかりました。
ほかいかがですか。
〇小島委員 ①の学習支援と子どもの居場所づくりについての一番上のところ、居場所づくりの右側、具体的な提案のところの子ども食堂や放課後児童クラブ等の、これ拡充と書いてありますけれども、こうまとめていただいたのは、どういうことを指すのかを確認させてください。
というのは、子ども食堂がふえればいいのかとかいうことではないと思いますし、そこへの本当に財政的な支援が必要かどうかもいろいろですし、拡充って何を指すかなって、その括弧の中に書いてあることをもって拡充ではないしと思いながら、確認させていただいていいですか。
〇藤根委員長 前回の議論の中で、子ども食堂については、三重県内でも広がっていく方向にあるということでありますとか、あるいは委員の御意見の中でも、数がふえていったほうがいいんじゃないかというような御意見はあったように記憶をしております。
あと放課後児童クラブにつきましても、具体的な中身とか、議論はあろうかと思いますが、そのことについても、充実といったような意味合いの意見もあったかというふうに思っておりますので、そういう意見を踏まえて、正副委員長で拡充という言葉にさせていただきましたが、その言葉について、もっといい言葉なり何なりがあれば、そこの部分はまた御協議いただけたらというふうに思いますし、案を出していただけたら、また次回きちっとしたものを提示させていただこうというふうに思いますが、いかがでしょうか。
〇小島委員 私は個人的に、子ども食堂の数をふやしたらいいかどうかというのは、わかりません。今やってみえる方が、どういう思いがあって、何を課題やと思ってやってみえるかを知ることが大事やというふうに思っていて、そして、それは例えば桑名だったら、桑名でもやっていらっしゃる方によって全く違いますので、それを貧困対策として入れてふやしていくということを具体的な提案に入れることについては、どっちかというと反対です。ごめんなさい。
もう一つ、放課後児童クラブのいろんな意味の充実というのは必要だというふうには思いますので、それはいいかなとは思いますが、人の質の保証、向上も含めて、充実という意味であればいいかなというふうには思っています。
〇水谷委員 今の小島委員の意見もよく理解できるんだけど、私のほうは、子ども食堂というのをもう少しふやしたほうがいいんじゃないかという意見をたしか言ったと思うんだよ。
桑名を初めて僕も見させていただきました。あれが、子どもの居場所づくりに結びつくかどうかというのは、わからないと思うんですよ。ただ、ああいう形のものをそういう条件の中で、貧困だけというふうにいうと、またなかなか集まりにくいんでしょうけれども、そういう居場所づくりの中であれも進めていくといいのではなかろうかというふうに思って。今、三重県で少ないらしいですから、それをそれぞれの地域で、目的をどういうふうな形にするかということも含めた中で議論していって、ふやしていったらどうかというふうに僕は思っていましたので、そういう形で言わさせていただいたんですけれども、その辺はまたまとめていただけりゃいいと思うんだれけども。居場所づくりということも大事だ。
〇小島委員 水谷委員、おっしゃるとおりやと思うんです。
だから、子ども食堂というふうに言うてしまうと、そこからイメージされるものが割と御飯が食べられない子どもたちが寄ってきて、御飯食べるというようなイメージを皆さんが持つのであれば、そういう言葉に余り集約をしないほうがいいかなって、居場所は大事やと、私もこの前から言っているように思いますので、そのあたりです。
〇水谷委員 おっしゃるとおりで、例えばそういう、どなたかが来て食事をつくってもらって、それを食べるだけじゃなくして、子どもたちもそこで一緒につくって食べるような方法もあるのかなと思います。その辺をどういう形で進めていくかというのは、ちょっと僕も余りわかりませんけれども、そういったやり方もいいのではないかなというふうに思っています。
でも、これは単純に子ども食堂だけをふやすというんじゃなくて、そういう居場所づくりの一環として、そういう思いも含めた中でやっていくというふうであれば、僕はいいと思うんですけれども。
〇藤根委員長 ほかに御意見はございますか。
今のところは、どうですか、よろしいですか。
確かに御両名おっしゃられるとおりのところは、私も思っております。貧困対策というか、食事を提供するという目的にするのか、あるいは居場所やつながりというか、そういったところを強めていく中で、あくまでそこをまず目的とするのかというあたりのところで、やはりやっていらっしゃる方の思いもあるでしょうし、それが本当に貧困対策につながるのかというようなところもあろうかなというふうに思いますので、そのあたり含めて、もう少し御意見があれば伺いますし、今いただいたところで、正副委員長でまた調整をさせていただいて、提示をさせていただいてもいいのかなというふうに思いますが。
〇北川委員 今日は論点整理ということですから、それこそこれを論点に、いろいろ皆さんとディスカッションをさせてもらったり、参考人の方とか、あるいは地域でいろいろな声を皆さん方で聞いていただく中で、それをまた練り上げていったらいいのかなと思います。
別件なんですけれども、さっきの話になるんですけれども、この具体的な提案を進めていく中で、やっぱり予算が伴うもの、それから既に予算化がされていて、それを増額するものもあれば、新規で考えていかなきゃならないものと、それから制度をつくったり、あるいは変えたりという部分だとか、そういう区分けをどこかでやっぱりしていったほうが整理がしやすいかなと思うのと、それと逆の、例えばこの話でいうと、前にも話したように、国にかかわること、県独自でやれること、市町と連携しないとやれないこととか、それ以外の地域やNPOでやっていただけるようなことという、そういう縦横の整理もどこかで並行してやっていただけると、最終的には提言にまとめやすいかなというふうに思います。これはもうお願いだけです。今すぐということではないです。
〇藤根委員長 はい、わかりました。
ほかにこの論点整理について御意見はございますか。
よろしいですか。
〔「はい」の声あり〕
〇藤根委員長 それでは、先ほどいただきました御意見を踏まえまして、修正も含めて正副委員長で検討をさせていただいて、後ほど委員の皆様にお配りさせていただきますが、そういう方向でよろしいですか。
〔「はい」の声あり〕
〇藤根委員長 それをもとに、今、北川委員からもおっしゃっていただきましたけれども、具体的なその方向性としての細かな縦の糸と横の糸でクロスして、よりよい形に持っていけないかなというような形で進めていこうというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
Ⅱ 参考人の出席要求について
〇藤根委員長 次に、参考人招致について御協議願います。
この件については、6月27日に開催された当委員会終了後の委員協議で、今年度の議員勉強会が、子どもの貧困対策にかかわるテーマで開催される場合は、その講師を参考人として招致し、意見交換等を行うことで御了承いただいたところです。
先日の代表者会議で、平成28年度第1回議員勉強会が子どもの貧困対策をテーマに、関西国際大学の道中隆教授を講師にお迎えして、9月21日に開催されることが決定いたしました。
お手元に配付の参考人出席要求候補者名簿にありますとおり、道中様は、三重県子どもの貧困対策計画策定検討委員会委員を務められるなど、三重県の事情にも詳しく、今後、当委員会の議論を深める上で貴重な御意見等をいただけると考えます。
そこで、議員勉強会終了後に、当委員会を開催し、道中様を参考人として招致し、意見交換等を行うことといたしたいと思います。
それでは、お諮りをいたします。
道中隆様に参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇藤根委員長 では、異議なしと認め、そのように決定いたします。
それでは、9月21日の議員勉強会終了後に当委員会を開催し、参考人と意見交換等を行いますので、御予定ください。
次に、参考人招致当日の委員会の運営方法ですが、正副委員長に御一任願えますでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇藤根委員長 それでは、そのようにいたします。
この際、ほかに何かございますか。
〔「なし」の声あり〕
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
子どもの貧困対策調査特別委員長 藤根 正典