三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成28年度 委員会会議録 > 平成28年10月6日 総務地域連携常任委員会 予算決算常任委員会総務地域連携分科会 会議録
総務地域連携常任委員会
予算決算常任委員会総務地域連携分科会
会 議 録
(開 会 中)
開催年月日 平成28年10月6日(木) 自 午前10時1分~至 午前11時49分
会 議 室 301委員会室
出 席 委 員 8名
委 員 長 大久保 孝栄
副委員長 廣 耕太郎
委 員 濱井 初男
委 員 津村 衛
委 員 小林 正人
委 員 中嶋 年規
委 員 舟橋 裕幸
委 員 中森 博文
欠 席 委 員 な し
出席説明員
[地域連携部]
部 長 服部 浩
スポーツ推進局長 村木 輝行
南部地域活性化局長 亀井 敬子
副部長兼情報システム課長 辻 日出夫
次長(地域支援担当) 大西 宏弥
スポーツ推進局次長 高間 伸夫
南部地域活性化局次長兼南部地域活性化推進課長 渥美 仁康
参事兼水資源・地域プロジェクト課長 岡﨑 賢一
参事兼国体準備課長 河口 瑞子
地域連携総務課長 上村 一弥
交通政策課長 冨永 健太郎
情報システム推進課 佐脇 優子
地域支援課長 後田 和也
市町行財政課長 保科 実
スポーツ推進課長 別所 志津子
東紀州振興課長 長谷川 高史
人権・危機管理監 枡屋 典子
競技力向上推進監 岩出 卓
その他関係職員
委員会書記
議 事 課 主幹 西 典宏
企画法務課 主幹 羽田 香織
傍 聴 議 員 1名
山本 里香
県 政 記 者 4名
傍 聴 者 1名
議題及び協議事項
Ⅰ 分科会(地域連携部関係)
1 所管事項の調査
(1) 「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
Ⅱ 常任委員会(地域連携部関係)
1 議案の審査
(1) 議案第126号「財産の取得について」
2 所管事項の調査
(1) 「『平成28年版成果レポート』に基づく今後の『県政運営』等に係る意見」への回答について(関係分)
(2) リニア中央新幹線開業に向けた取組について
(3) 海上アクセス松阪航路の廃止について
(4) 移住促進に向けた取組について
(5) 三重交通G スポーツの杜 伊勢陸上競技場整備事業の進捗状況について
(6) 南部地域の活性化に向けた取組について
(7) 指定管理者が行う公の施設の管理状況報告について
(8) 三重県立ゆめドームうえのに係る指定管理候補者の選定過程の状況について
(9) 審議会等の審議状況について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
Ⅰ 分科会(地域連携部関係)
1 所管事項の調査
(1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
①当局から資料に基づき説明(辻副部長)
②質問 なし
2 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
Ⅱ 常任委員会(地域連携部関係)
1 議案の審査
(1)議案第126号「財産の取得について」
①当局から資料に基づき補充説明 (なし)
②質疑 なし
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第126号 挙手(全員) 可決
2 所管事項の調査
(1)「『平成28年版成果レポート』に基づく今後の『県政運営』等に係る意見」への回答について(関係分)
①当局から資料に基づき説明 (辻副部長、大西次長、渥美次長)
②質問
○大久保委員長 それでは、御意見等がありましたらお願いします。
○濱井委員 ちょっと確認なんですけれども。移住の促進で、質問させていただきますけれども、関西圏では関西事務所としっかりと連携していくと、それから中京圏では移住相談デスクの継続的な開設について検討していくということで、中京圏については、毎月1回ずつやっていくということになっていたと思います。関西圏については、関西事務所としっかり連携していく、そのとおりだと思うんですけれども、これは隔月1回でしたか、ということですけれども、これも今後も続けていくということでよろしいんですね。
○大西次長 先ほど御説明させていただきましたけれども、関西圏につきましては、8月を除きます毎月第2土曜日に移住相談デスクを職員が出向いて開催しております。中京圏につきましては、4月、6月、8月の第3土曜日に出向いて、開設を試行的にやっていたんですけれども、引き続いて10月以降も毎月開設をする予定で今進めております。
○濱井委員 わかりました。
今後も毎月、関西圏もやっていくということでよろしいんですね。
○大西次長 そのとおりです。
○大久保委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○大久保委員長 なければ、「『平成28年版成果レポート』に基づく今後の『県政運営』等に係る意見」への回答についての関係分の調査を終わります。
(2)リニア中央新幹線開業に向けた取組について
(3)海上アクセス松阪航路の廃止について
(4)移住促進に向けた取組について
①当局から資料に基づき説明(辻副部長、大西次長)
②質問
○大久保委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。
○中嶋委員 幾つかあるんですけれども、簡単にいきますが、リニア中央新幹線からまいりますが、リニアのことについて、奈良市付近をということを明記されたということではあるんですが、一生懸命誘致しようとしている京都府や京都市の動き、そのあたりの情報を把握していらっしゃればお教えいただきたいのが1点と、それから、県内への中間駅というのは切望するところではあるんですが、一方で、これまで東海道新幹線や山陽新幹線の新駅、その周辺地域って、全部みんな寂れているというのが、新大阪駅も含めて言われているところで、新幹線の中間駅をつくるときにも、結構その市や付近は、その周りでいろんな構想とかを持って、区画整理なんかもしながらやってきたにもかかわらず、今そういう惨たんたる状況になっているということの、何ていうのかな、そこから学ぶことってあると思うんですが、そういった情報を集めた中で、じゃ、三重県の中間駅を設置するに当たって、同じ轍を踏まないようにこうしましょうというふうなことを考えることは必要かなと思うんですが、そういった情報収集というのはしていらっしゃるのか、この2点、ちょっとお教えいただけますか。
○辻副部長 まず、1点目、京都の動きについてです。限られた情報の範囲ではありますが、やはり大阪を中心とした経済団体も含めた活動は、京都も参画しておるということで、今時点では表立った動きは余り聞いておりませんけれども、その大阪を中心とした団体は、やはり京都の動きも一定配慮をしながら進めておるということもありますので、そこは少し注視をしていかないといけないと考えております。ただ、整備計画にももとから書いておりますように、また大阪府自身も、最初から三重・奈良ルートだという認識をいただいておりますので、引き続き、三重・奈良、そして大阪にも参画いただく方向で、三重・奈良ルートの確定に向けて働きかけていくということでございます。
それから、2点目、中間駅の話でございます。仰せのとおりの事実はあろうかと思いますけれども、今、新幹線とリニアが一緒なのかどうかということの議論もございますし、今リニアに関しましては、いよいよ東京―名古屋が着工もされて、特に岐阜県は、中間駅をどういうふうな形で活用していくんだといったようなことで、早くから活用戦略も立てて検討されています。そこにはもう整備新幹線のいろんな実例も含めて、いろいろ位置づけをされておるということではありますので、今後そういった岐阜県の活用戦略の生かし方、反映のされ方も、工事の着工に伴いまして、出てくるかと思います。その辺のところは、東海三県一市の担当課長会議を中心に情報共有を図りながら、今後我々のほうも、中間駅がある程度固まってきた段階で、そういった戦略を策定する中で検討していくのかなと思っています。
○中嶋委員 まず、京都を絡めた、大阪府は、大阪には必ず来るので、どちらかというと奈良県との連携をどうしていくか、その中で、例えば近鉄なんかも、京都一辺倒ではなくて、やっぱり奈良県の魅力を高めるということが、近鉄の戦略上もプラスになる面もあるかもしれないので、そういった民間事業者の方もぜひ巻き込んでいただきながら、京都に引っ張っていかれないように頑張っていただきたいと思います。
それと、新幹線とリニアは違うというお話、まさにそのとおりだとは思うんですが、かえってリニアのほうが中間駅の位置づけって難しいのかなという感覚を私は持っていまして、やはりリニアは飛行機と競合するという観点からすると、中間駅って何のためにあるのかというのがよく見えてこないというのが正直な気持ちなんです。だけど、やっぱり三重県内にもそういう駅があって、リニアを利用しやすい環境にぜひ置いてほしいと思う中で、おっしゃったように、今、中津川市が先行しているわけですけれども、やっぱり東海道・山陽新幹線のことについても、広く、できれば情報収集していただければなと思うところです。これは要望で終わります。
海上アクセスの件なんですけれども、今、県補助金の返還は発生しないというお話をいただいたところではあるんですが、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律とか、それに伴う県の補助要綱なんかでいくと、耐用年数がまだ残っている段階で船を売却した場合は、その残った耐用年数分の部分についての県の補助金を支出した分については返還義務が生じるんではないかと思うんですが、そのあたりは御検討されているんでしょうか。
○辻副部長 船舶の耐用年数は9年ということで、10年以上経過しておれば、一応その部分はクリアしてしまいますので、そういう面からも返還は生じないという解釈をしております。
○中嶋委員 私も今耐用年数を調べたんですけれども、9年というのは見当たらなかったもんで、15年、ないしは11年、14年というのが該当するのかなと思ったんですが、9年で間違いないということでよろしいですね。
○辻副部長 はい、そのように聞いておりますので。後ほど確認させていただいて、資料をまたお持ちします。
○中嶋委員 よろしくお願いします。
あと、これは県土整備部になるのかもしれないんですが、松阪港で今ターミナルがあって、あとセントレアのほうにも施設があるわけですが、あれの撤去とかは、全部松阪市が行うのか、県も一定のかかわりを持っていくのか、その見通しはどうなるんでしょうか。
○辻副部長 市の施設でありますので、基本的には市が撤去したり、それに関する手続をとることとなります。
○中嶋委員 松阪の港のところも、港湾計画の見直しもやっぱりもう一回しながら、松阪市が撤去するという、そういう流れになってくるんですか。
○辻副部長 仰せのとおりです。
○中嶋委員 最後に、移住の関係で、14ページに移住者を受け入れる地域の体制の整備と書いていただいているんですが、今回、委員会で県内、県外のいろいろと先進的な取組をしているところを見せていただいた中で、市町という行政の受け入れ体制よりも、その集落とかの皆さんの意識というんですか、よそ者が入ってくるのはかなわんと、ここがやっぱりネックになっているという話がある中で、そこをどういうふうにマインドを変えていただくかというのに各地域苦労していらっしゃるなというのがわかったんですが、そのあたりの取組がここに記述がないので、課題としてお持ちになっているかと思うんですが、なかなか特効薬的な方法はないのはわかるんですけれども、何らかの取組というのについてお考えがあれば、ちょっと教えていただきたいんですが。
○大西次長 なかなか難しい御質問だと思うんですけれども、先ほどちょっと御説明させていただきましたけれども、職員の研修のところで、まち歩きの話をさせていただきました。そこで、なるべくその地域の方に案内人になっていただくということは、やっぱり移住について周知を、認識をもっていただくという視点もあって、そういう案内の取組も今回の研修の中でやらせていただいた点がまずあります。
それと、これはまだ具体的には進んでいないんですけれども、ちょっと私の個人的な意見になるかもわかりませんが、確かに地域で受け入れていただく機運とか体制については、委員がおっしゃったように非常に重要なことで、できれば、例えばどこの地域かもありますけれども、その地域で地域全体が移住者を受け入れるという体制ができないかというふうに思っています。それは当然市町の理解が要りますし、そこで核になる人が当然要ってきます。それは自治会であるのか、例えば熊野市のほうに目を移しますと、集落支援員の方もおったりしますんで、そういう人らが中心になって、地域丸ごと移住者を受け入れるという機運の醸成ができるような地域が1つでもできれば、それが三重県全体に、そういう先進事例を見ながらつながっていけばというふうには考えております。それには理解と市町の思いもありますので、なかなか難しいところもありますけれども、そういうことは必要であるということは認識していますので、ぜひともその辺は、これからの検討課題ということで、ちょっと御理解をいただきたいと思います。
○中嶋委員 非常にうまい答弁で、なんですけれども、地域ってやっぱり頑固者とかが結構いらっしゃるんで、なかなか一筋縄ではいかないと思うんですが、地道な取組をぜひ進めていただいて、今日の読売新聞に出ていたような、移住してきた同士が結婚するぐらいの。その方々も、やっぱり地域で受け入れていただけるのかなという心配が非常にあったという言葉を並べていたので、そのあたりの不安を払拭するような取組をぜひ市町とも、もっとディープなところに入り込んでいただいた中で進めていただきたいと思いますんで、よろしくお願いします。
○中森委員 関連して。移住の関係につきましては、お取組ありがとうございます。御配慮もいただきまして。
ということは、例えば大阪の場合は、あさってということでよろしいですね、予定されている10月の日程は。
それで、分析をまとめていただいておりまして、「ええとこやんか三重 移住相談センター」全体のまとめになっているんかなというふうに思うんです。これはこれで全体を分析されて検討、これに対する手だてというのは当然あろうと思うんですけれども、首都圏の方と関西圏の方と中京圏の方においては、共通する傾向もあろうけれども、例えばIターン、Uターン等々の種類によっては傾向が違うというんですか、例えば中京圏、関西圏ですと、職場はそのままでも移住はできるというような対象の人も移住の分類と。首都圏は、さすがに職場はそのままで移住すると、IT関係とか特別な例は別として、一般的には就労とかそういういろんな意味で、全体的に影響されるということがあるので、一大決心が要ると。そういうようなこともありますので、中京圏、関西圏の部分については、そういう特殊性というか、近隣性を加味した分析をされているかなと思うんですが、それはどうですか。
○大西次長 お手元の、16、17ページに資料を提出させていただいとる部分につきましては、全体でお示しをさせていただいていますが、首都圏と関西圏、中京圏について、個別に同じような形で分析をしておりますので、また精査させていただいて、資料もお届けさせていただきたいと思います。
○中森委員 後ほど資料をいただくということにさせていただきます。
もう1点、さらにその分析の結果、三重県には、それぞれ市町の取組もありまして、もちろん首都圏、中京圏、関西圏、それぞれ市町が行う、移住促進に向けた取組があろうかと思うんです、中にはその市町の特性を生かした、空き家対策であったり、就職の関係、農業関係とか、それぞれの産業文明の分布とか、子育て支援とか、いろんな得意とか特色を出しながら、市町の取組を発信していると思うんです、もちろん首都圏、中京圏、関西圏で、同趣旨のPR合戦というか、やろうかと思うんですけれども、もちろん三重県とすれば、どこがどうとかと、いわゆるえこひいきなしに、バランスよくというんですか、やらなくてはいけないという立場もあるんですけれども、市町は市町で、それぞれ県との連携を深めながらそういう場所を活用したいということもありまして、その辺の連携はしていただいていると思うんですけれども、その点について、市町との関係は、既にここにいろんな実績も表現されておりまして、非常に県と市町の連携はしているというふうに思うんですけれども、そういう意味で、具体的にいきますと、例えば空き家対策のことについては、中京圏、関西圏で、具体的にそういうのが、効果というんですか、周知の状況についての感触とか、そういうのは県として掌握されているかな、どうかなというのがちょっと気になるんですけれども。まだそこまでいっていませんか。
○大西次長 委員のおっしゃっているのは、恐らく、それぞれの市町ごとに、ライフスタイルを明確に提案して、インパクトのある移住相談体制なんかのことも言っていただいたのかなと思うんですけれども、先ほどちょっと私から説明させていただきましたように、13ページを見ていただきたいんですけれども、今度、市町参加型テーマ別移住セミナーというのを開催しまして、今までの完全な移住相談、どうぞ移住相談という形で全て来てくださいということと、それぞれここにも書いてありますように、例えば9月18日には、「古民家・街並み」のある暮らしということでテーマを絞って、これに参加していただく市町を募って、市町とのワークショップも含めて、こういうセミナーを開かせていただいています。ですので、これからも市町のここが推しだというライフスタイルを全面的に出していきたいなと私も思っていますので、その部分について、市町としっかりこれからも連携してやっていきたいと思っています。答えになったかどうかわかりませんけれども。
○中森委員 ありがとうございます。前回というか、積極的に東京への機会があれば、極力そういうところに行かせていただいて、我々も情報をお聞きしたり、また関西圏においても、中京圏においても、機会があればそういうことに我々議員も関心を持っていきたいなと思っているんです。ぜひとも、そういう情報をまた我々にも周知していただきたいなというお願いと、もう一つ、具体的に関西圏の第2回目の予定が決まれば、テーマもまた事前に情報提供していただきたいなという、これは要望でございますが、よろしくお願いいたします。
○大西次長 承知いたしました。
それでは、全国規模の移住フェアについても、また皆さんに御案内をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○大久保委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○大久保委員長 なければ、リニア中央新幹線開業に向けた取組についてから移住促進に向けた取組についてまでの調査を終わります。
(5)三重交通G スポーツの杜 伊勢陸上競技場整備事業の進捗状況について
①当局から資料に基づき説明(高間次長)
②質問
○大久保委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。
○舟橋委員 補助競技場が新しくなっていますので、従前に比べて新しくできたところの駐車場の数の変化みたいなのはどうなったのか教えていただけるのかというのが1つと、工事の日程が平成29年度までで大体終わるようですけれども、インターハイが30年、場合によったら春ごろの競技もあるかな、春はないか。間に合うんでしょうかという点を教えていただけますか。
○高間次長 駐車場の関係でございますが、委員御指摘のとおり、駐車場の数は、現状は減っております。一方で、先ほど若干申し上げました多目的広場、これは前の補助競技場を壊して多目的広場にする予定なんですけれども、そこは駐車場も兼ねられるような形で整備をするつもりでございますので、そこができればほぼ今と一緒の台数は確保できるのかなと、こんなふうに思ってございます。
完成時期の関係なんですけれども、平成29年度中の完成を目指してということで、できる限り29年度の早いうち、29年中ぐらいに何とか完成できるような形で頑張りたいなと思っていますので、インターハイには多分間に合う予定でおります。
○舟橋委員 大きな大会、インターハイなんかで、僕らにはわかりませんけれども、トラックのニュアンスみたいで、三重県にとったら地の利みたいなのが出たほうが有利ですやんか。地元の競技選手が、その地の利を得られるぐらいの練習の時間を、トラックを使えるという意味で、確保できるんかな不安やなというふうに思いましたが、そこら辺は大丈夫ですか。
○高間次長 実際、インターハイが始まる半年ぐらい前には必ず完成して、三重県の選手は特別に練習できる状況になると思います。そこは競技団体ともきちっと連携しながらさせていただきたいなと思っていますので、よろしくお願いいたします。
○中嶋委員 メインフィールドのトラックのことでちょっとお伺いしたいんですが、トラックの色は青系になるんですか。それか、補助競技場みたいに赤系になるのか、その辺はどうなるんですか。
○河口参事 トラックの色については、補助競技場と一緒の色で進めております。
○中嶋委員 最近、オリンピックとか国際大会等では、青系のトラックのカラーが使用されるのが多いと思いますし、今度の新国立競技場もそのようになるというふうに聞いていたんですけれども、同じカラーにするということは、何かコストの面の問題なのか、それか規定上そうなっているのか、それはどうなんですか。
○河口参事 陸上競技場のフィールドの色については、特に規定はございません。ただ、補助競技場と一緒の色にさせていただくと慣れ、それぞれの場所で色が違うと、またイメージも変わってくるのかというところで、今は補助競技場と一緒の色で進めさせていただいています。
○中嶋委員 私も陸上をしている立場ではないので、プレーヤーというか、選手がどう考えられるのかということだと思うんで、競技団体ともお話をした上でのそういう方向ということで理解させていただいてよろしいですか。
○河口参事 今、競技団体と相談をして、フィールドの色は今の補助競技場と同じ色という形で進めております。
○中嶋委員 わかりました。
このメインフィールドの工事請負契約の議案提出が、11月定例月会議に予定していただいているということなんですけれども、11月21日が上程日になっていまして、採決が12月21日かな。だから1カ月あるんです。私どものほうから言うのも変ですけれども、専決処分をする中で、先ほど舟橋委員も心配されたようなことも、少しでも払拭できるように、少しでも早く採決できるように、我々も議会の中でそういう議論はしたいと思いますが、ぜひ執行部のほうからも、この案件については専決でというふうなことも御提案賜れればなと思いますので、お願いをいたします。
それと、最後にこのメインフィールドについて、前任者の方に随分御努力いただいて、いわゆるサッカーもできるとか、そういう多目的に利用できるようにしていただいてはいるんですが、今回このメインスタンドの改修によって、Jリーグで言うところのレベルでいくと、どのレベルができるのか、お教えいただけますか。
○高間次長 Jリーグの関係で申し上げますと、J3の試合は少し手を入れればできる形になりますけれども、ここをホームグラウンドにできるかというと、多分そこは規定に合わないので、いわゆるたまに試合ができる程度の競技場ということで御理解いただければありがたいと思います。
○中嶋委員 どこが足らないのか。照明の照度が足りないのか、観客席数が足らないのか。具体的にはどこの部分が厳しいんでしょうか。
○高間次長 たくさんあります。
○中嶋委員 一度また、その足らざるところがどこなのかというのを、求められている水準と、今回計画されているところとのギャップがわかるような資料をいただけるとありがたいんですが、よろしいでしょうか。
○高間次長 承りました。
○中森委員 関連しまして。投てき場が別に今できたということで、そこで本チャンというか、正式な競技もできるかなというのは理解しとるんですけれども、メインフィールドで投てきもされるんですか。
○河口参事 メインフィールドのほうでも投てきをできるように整備をしております。
○中森委員 円盤投げ、ハンマー投げ、やり投げというのは、距離が要るのとガードが要るということで、砲丸投げはガードは要らないのか。そういうことで、私の知識では、やり投げとか円盤投げは、そのフィールドに相当損傷を与えるというか、どうしても落ちた場所が、芝生が乱れるというのは当然です。そういうことがあって、使用頻度が高いほど、別の活用に支障を来すということから、できるだけサブのところで投てきを積極的にやることによって、メインフィールドでは少し頻度を落とすことによって、他の利用をしやすくすることによって、利用価値が高まるということが、かすかな知識で入っていまして、そういうことも情報として承知されているのかなと思いながら、ちょっと関連させてもらいました。いかがですか。
○河口参事 予選をどちらでするか、メイングラウンドになりますと、多くの観客の方に座ってごらんいただけるという部分もございますので、決勝をメインのほうでされるとか、運用について競技団体なんかと相談をしながら運用していきたいと思っております。
○中森委員 ありがとうございます。そういうことを、最終的にはもちろんメイン会場で決勝をやると。その後の利用の価値も、活用もしやすいようにうまくやれば、より効果が高まるんではないかということを私からもお願いさせていただきたいと思います。
以上です。
○濱井委員 障がい者のことですけれども、余りうたっていないようなんですけれども、当然ながらお考えいただいてると思うんですけれども、駐車場、あるいはスタンド、観客席、それから将来的には、将来的というか、全国障害者スポーツ大会も当然ながら開かれますので、そういったことは十分考慮したつくりになっているんですよね。
○河口参事 実施設計では、三重県ユニバーサルデザインのまちづくり推進条例及びバリアフリー法の諸基準に適合させて設計をしておりますけれども、基準値ぎりぎりではなく、可能な限り余裕を持って整備をしております。例えば、多目的トイレについては、基準は1カ所なんですけれども、6カ所整備させていただいたり、エレベーターを設置したり、車椅子用の観客席、また授乳室なんかもつくらせていただいて、バリアフリーとか障がい者の方に配慮したつくりで今設計を進めております。
○濱井委員 それだけ確認させていただいた結構ですので、よろしくお願いいたします。
○大久保委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○大久保委員長 なければ、三重交通G スポーツの杜 伊勢陸上競技場整備事業の進捗状況についての調査を終わります。
(6)南部地域の活性化に向けた取組について
①当局から資料に基づき説明(渥美次長)
②質問
○大久保委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。
○津村委員 東紀州地域の活性化に向けていろいろと御尽力をいただいておりまして、本当にありがとうございます。
いろいろと何点か確認をさせていただきたいんですが、初めてこの伊勢から熊野を結ぶバイク旅の促進事業であったりと、いろいろ取組をいただいておるんですが、先般、三重県がモンベルといろいろ提携をされたということで、三重県全体がモンベルのフレンドエリアになったということで、これから三重県として、東紀州地域の活性化だけではないんですが、モンベルと、フレンドエリアになるにも当然幾らか費用も発生していると思うんで、そのあたりも含めてしっかりと提携をして、より積極的に様々なツアーであったり、アウトドア・チャレンジでしたっけ、あのあたりもしっかりと取り組んでいくべきかなとは思うんですが、余りそのあたりの記述がないものですから、そのあたりはどのように考えていらっしゃるのか、1点お聞かせください。
○長谷川課長 モンベルとは、先般協定が結ばれまして、私どももその推進をしていく幹事会等に課として入っております。そういった中では、いろいろ意見交換に入らせていただいたりしている中で進めさせていただいて、やはり、先ほどの宿泊観光とか体験型のことを進めていくという、私どもの申し入れに対する答えの中にもありましたけれども、そうした体験メニューをしっかり進めていくということで、直接モンベルということではないんですが、昨年度つくりました東紀州の修学旅行、熊野古道のガイドの中で、いろいろ体験メニューを入れさせていただいて、紹介させていただくことを進めていくとともに、実はモンベルからは、具体的にたしか来年はじめに東紀州のほうで、天狗倉山とか馬越峠とか、そういったツアーなんかも、催行も既にしていただくような情報もちょっと入っておりますので、そういった方向性はまさに東紀州の観光を進める上で一番重要だと思いますので、進めていきたいと思っております。
○津村委員 ぜひ、お願いしたいと思います。モンベルクラブの会員は、全国、全世界なのか、65万人以上いらっしゃるということもありますし、そこにしっかりとターゲットを絞った形でのPR効果というのはすごく高いと思いますので、ぜひ積極的にモンベルとの協定を生かしていく方向でお願いしたいと思います。
もう一つ、続けてなんですが、熊野古道への来訪促進について、インバウンド向け多言語対応等ということで記述いただいておりますが、インバウンド向け多言語対応というのが具体的にどういうことなのかというのと、あと、現地で熊野古道に関係する方々が、より積極的に、伊勢路を1本で結ぶ統一したサインを求めて、いろいろ活動されている方々もいらっしゃいますので、そのあたりについての今後の対応などにつきましてもお聞かせいただけたらなと思います。
○渥美次長 御質問いただきました多言語対応のほうでございますけれども、多言語対応につきましては、日本語、英語とか、7カ国語で3つぐらいのテーマに絞りまして、これからは編集をしていきたいと思っておりまして、大体1つのテーマで150秒程度、全体で450秒程度の内容にして、来年1月以降ぐらいから、インターネットのほうで流していきたいというふうに考えております。
○長谷川課長 誘導統一サインの整備についてということでございます。これについては、今年の2月の熊野古道協働会議とか、伊勢熊野みちの景観の会議のほうなんかでも、いろいろ提案をいただいているところでございまして、そういうことを民間団体のほうで、非常に熱心な団体がございまして、やはり歩く環境を、世界遺産以外の部分も含めて、世界遺産の部分はかなり充実しておるんですけれども、まだまだ北の部分のほう、登録されていない部分というのはなかなかわかりにくいところも町なかであるんじゃないかというお話もいただいておりまして、そういうところに自主的に進めていきたいという話をいただいております中で、先般も、9月1日に、サイン整備に係る会議ということで、市町と団体も入っていただく中で、会議もやらせていただいております。やはり景観条例上の課題とか、団体が進めるにしろ、どういったデザインがいいのかについては、なかなかいろんな意見が出たところですので、またそういう意見も整理して、個々に団体ともいろいろ、先般も調整をさせていただきに、一昨日ですか、私どもが提案団体へ行かせていただいたんですけれども、そういう方向で、やはりしっかり進め、協力もさせていただいて、熊野古道協働会議で出された課題でもございますし、いい方向の話でございますので、景観づくり条例の所管部局であります県土整備部とも調整をしながら進めていきたいと思います。
○津村委員 熊野古道につきましては、保存にしろ活用にしろ、やはり行政だけではできないという部分がありますし、各峠を守ってくださっている方々がいらっしゃって、初めて一つの受け入れ体制ができるのかなというふうに思っておりますので、そういう関係の方々たちともしっかりと連携しながら、丁寧に進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○舟橋委員 常任委員会の視察で、熊野古道センターへお邪魔した際にちょっと伺ったんですけれども。熊野古道センターもできてちょうど10年がたつと。そうすると、当然のことながら、同じ内容でずっといくと飽きられるし、建物は古くなってくるし、ということが起こってきます。そうした際に、この建物を建てるに当たった財源の問題もあり、物販もしにくいんですわ、大きな、レイアウトの変更も含めたリニューアルをするにもいろいろな障がいがありまして、というのをちらっと聞いたんですけれども、今後、飽きられないために、また古くなっていくのを少しでも防止する意味で、この熊野古道センターをどのように考えてみえるんでしょうか。
○渥美次長 熊野古道センターにつきましては、おっしゃるように10年経過をしとるわけなんですけれども、熊野古道センターは、施設としては企画展をはじめまして、体験、そういったいろんなメニューを用意しておりますので、一つにはそういう内容を、時代の流れもあり、また、充実した、飽きられないような内容にしていくことが大事だと思いますし、施設につきましては、なかなか経費もかなりかかる部分もございますので、長期的な視点で、どういうふうに維持管理をしていくかということは、今後考えていくべきかなというふうに思っております。
○舟橋委員 金さえつきゃ、大規模な改修をしてもいいんですか。何か電源立地特別交付金を補助金に使とるって、云々かんぬんって聞いたんやけど。
○渥美次長 展示物とかそういうものが、機器類もそうですけれども、やっぱり長期に使っていく中で、あるいは支障が出てきたり、あるいはちょっと陳腐化した部分が出てくる部分につきましては、適宜変えていくことが妥当だとは思いますけれども、そのあたりは予算との絡みも踏まえての対応になろうかというふうに思っております。
○舟橋委員 頑張ってください。
○濱井委員 関連して、熊野古道センターですけれども、まず、熊野古道センター10年の歩み(仮称)をテーマにした企画展や熊野古道伊勢路踏破ウォーク等も実施する予定であるということですけれども、もう少し具体的なことをお伺いしたいのと、それから、もともと熊野古道センターができたのが、いわゆる紀伊山地の霊場と参詣道の東玄関口ということが一つあって、そこへ建てると。それで、熊野古道として世界遺産登録されている部分について、皆さんにPRをしながら、御案内をしながら、運営をしていくと。そして、近隣地域の活性化に結びつけていくというような目的であったと思うんですけれども、今や、お伊勢さんから熊野までということで、つないでいって価値があるという認識がどんどん深まっている現状において、熊野古道センターの役割というのが、やはりもっと大きくなってきているんじゃないかということも考えるわけです。そういう意味から、先ほど舟橋委員からもお話があったような形で、もっと機能的に活動ができるような今後の取組というか、そういったことにも、施設面においても考えていく必要があるし、運営面でも考えていく必要があるんではないかなと、こんなふうに思っているんですけれども、そこら辺をもう一度お答えいただければなと思います。
○渥美次長 まず、御質問いただきました熊野古道センター10年の歩み(仮称)、それから熊野古道伊勢路踏破ウォークのほうでございますが、熊野古道伊勢路踏破ウォークにつきましては、年明けの来年1月から3月にかけまして、玉城町田丸のあたりからずっと、熊野本宮大社に至るまで、部分部分に区切りながら、6回に分けて踏破ウォークを実施していくという予定をしております。
○長谷川課長 それで、開館10周年記念イベントということなんですけれども、先ほど話にもありましたように、伊勢から世界遺産のところだけじゃないという視点では、先ほど次長のほうから説明しました熊野古道伊勢路踏破ウォークは伊勢のほうからの出発で、6回に分けて熊野本宮大社まで行くということになって、ずっとつなぐという視点でやっております。
あと、10周年の記念の展示については、企画展自体、まだ詳細のほうは決まっておりませんが、12月ごろから、10年の歩みを振り返るということで、熊野古道の企画やらせていただくということと、あと記念シンポジウム、記念イベントなんでございますが、これはいろいろ今内容を考えております。熊野古道そのものの価値、あるいは少し、インバウンドの話が最近出てきていますので、そういった視点も入れたようなものにしたいとか、あるいは熊野古道センターというのは木造のものでございますので、伊勢志摩サミットでもちょっと脚光を浴びました木ということに着目した建設、熊野古道センターの建築物としての価値とか、そういうことにも焦点を合わせたようなものを考えられないかということで、今内容を考えております。
あと、そのほか、全体としては、まだいろいろな記念の、NPOのほうで毎年やっておるんですが、コンサートなんかもやっておりますので、そこら辺は記念コンサートとして、ちょっと規模を大きくさせていただきたいと考えておりますし、プレイベントとしては、この10月30日にも開館10周年記念講演会のほうを、企業のほうで、明治大学の林名誉教授を呼んでやらせていただくということで、その他、いろいろトータル的なものとして、この開館10周年を核として、今後の熊野古道及び熊野古道センターの今後を考える意味での起爆剤にして、先ほどもまだまだ集客のほうをもっと飽きられないように、熊野古道センターに来てもらう取組をしなきゃならないという話もいただいたもので、やはりこの開館10周年記念イベントを起爆剤として、今後進めていきたいと思っております。
以上です。
○濱井委員 ぜひ、お伊勢さんから熊野までというようなつなぐ企画も考えていただきたいなと、こんなふうに思います。
それから、サインの話ですけれども、これは9月1日にお集まりいただいて、御検討もいただいている、前向きな姿勢で本当に感謝申し上げたいんですけれども、15周年に向けて、ぜひともサインがうまくいくような、何かうまいお考えを出していただいて、県土整備部とも十分御検討いただきながら、進めていただきたいなと。これは要望させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。15周年にこだわっていませんけれども、それまでにはきちっとできるような形でお願いしたいなと、こんなふうに思っておりますので。
○中森委員 南部地域活性化基金等を活用した取組で、当該地域の方々の参加とか、当該地域に関することの内容が中心になりがちというのは当然とわかるんですけれども、こういう基金を活用した取組を、例えば今、バイク旅なんかは、中勢、北勢、伊賀からも参加できるような企画をはじめとするそのような取組に、積極的に取り組んでいただきたいなというのを希望したいんですけれども。
○渥美次長 御意見いただきましたように、先ほどのバイク旅も、全国からバイクで南部地域のほうへ来ていただきたいという趣旨の取組でございますし、今日紹介させていただきました23ページの1の(2)の地域の企業と大学生マッチング支援事業につきましても、県内外からの学生に地域に一回来ていただいて、地域の産業とか、あるいは生活ぶりというのも、実際に地元の人たちと交流する中で知っていただこうと思う中で、地元の中での取組も大事ですけれども、特にやっぱり県外というのは、ちょっと意識をして今後とも進めていきたいというふうに思っています。
○中森委員 中勢、北勢、伊賀地域の方々が、南部地域のためにどういうようなことができるのか、一緒になってともに考えましょうと。南北間の格差を解消するとか、三重県全体にプラスになることですね。税金をたくさんそこへ投与しても、北勢の方々もよかったねと言えるような内容にこれからも取り組んでいただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。
○大久保委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○大久保委員長 よろしいですか。なければ、南部地域の活性化に向けた取組についての調査を終わります。
(7)指定管理者が行う公の施設の管理状況報告について
①当局から資料に基づき説明(辻副部長、高間次長、渥美次長)
②質問
○大久保委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。(8)三重県立ゆめドームうえのに係る指定管理候補者の選定過程の状況について
(9)審議会等の審議状況について
①当局から資料に基づき説明(辻副部長)
②質問
○大久保委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。(10)その他
○大久保委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら、御発言をお願いします。
○中嶋委員 2つあるんですけれども、1つはアジア競技大会、2026年に愛知県が誘致を成功させたんですけれども、これに対しての本県としての取組は、何らか今検討されていらっしゃるのか、愛知県サイドから何らかの依頼が既に来ているのかということについて教えていただきたいのが1点と、もう1点が、9月30日だったと思うんですけれども、記者発表された平成27年度三重県内市町の普通会計決算及び健全化判断比率当の概要(速報)です。この常任委員会で何らかの説明がいただけるのかなと思ったんですけれども、なかったんで。おおむね県内の市町の財政状況というのは、今、比較的安全域になるのかどうか、感覚的な話にはなるんですが、どのように捉えていらっしゃるのか。それと市町間の格差と言うと変ですけれども、やっぱり厳しいところと、普通交付税不交付団体ではないにせよ、いいところと、この差も結構開きつつあるのか、それとも縮小傾向にあるのか、そのトレンドについてもちょっとコメントいただきたいんですが。
○村木局長 まず、アジア競技大会の件でございますが、現状におきましては、愛知県並びに名古屋市から本県に対して特に情報提供等はございません。しかしながら、今後どういうふうに推移していくかということは、しっかり我々も見守っていく必要があると思いますので、情報も取りながら、もし何かあれば適切に対応をしていきたいというふうに考えております。
○保科課長 県内市町の決算の状況につきましては、現在のところ、財政再建団体等の基準に引っかかってくるところはございませんで、将来負担比率とか、そういったものを見ましても、現在のところでは健全な状態が保たれていると。前回、平成26年度決算においては、名張市において病院会計の資金不足というものが出ていたんですけれども、ここも経営努力と一般会計からの繰り入れの増額等で解消されているというところでございます。
県内の財政状況につきましては、過去5年、大きな変化はなくて、やはり北勢地域のほうで財政力指数が0.7を超えるところが多い一方で、県内南部のところでは少ないというところで、ほとんど動きがないような状況でございます。
○中嶋委員 詳細な説明ありがとうございました。アジア競技大会のことについては、愛知県の県議会のほうからも、個人的にではあるんですが、三重県としても何らかの協力はという話もいただいておりまして、正式に話がない中ではあるとは思うんですが、積極的に三重県としてプラスになる面がないのかどうかということの検討は、先んじて進めていただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。
○濱井委員 大台町が、奈良県側と一つになって、ユネスコエコパークが拡張登録されました。3月でしたけれども。その関係で、現在、大台ヶ原・大峯山ユネスコエコパーク保全活用推進協議会等が進められとると思うんですけれども、県の支援なり役割というのがどういうふうな形になっているのか、それから教育委員会、あるいは雇用経済部、あるいは農林水産部等との関係もあると思うんですけれども、そういったことについて、どういうふうにお考えなのか、聞かせていただければなと思いますが。
○渥美次長 ユネスコエコパークにつきましては、南部地域活性化基金がございますので、地域の中で盛り上がってきて、連携して取組が出てくるようであれば、そういう取組については、県としても、厳しい予算ではございますけれども、支援していきたいというふうに思っておりますし、また小学生とか、そういう子どもたちに地域のことを知ってもらう、そういう体験学習等もやっておりますけれども、そういう授業の中でもユネスコエコパークのことを知っていただいて、それが地域にとどまるといいますか、将来的なUターンにつながるとか、そういうような方向でやっていければというふうには思っております。
○濱井委員 わかりました。今後もこれから検討されながら、いろんな支援のあり方等も出てくるんじゃないかと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げまして、終わらせていただきます。
○大久保委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○大久保委員長 なければ、これで所管事項の調査を終了いたします。
3 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
総務地域連携常任委員長
予算決算常任委員会総務地域連携分科会委員長
大久保 孝栄