三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成27年度 委員会会議録 > 平成27年12月11日 健康福祉病院常任委員会 予算決算常任委員会健康福祉病院分科会 会議録
健康福祉病院常任委員会
予算決算常任委員会健康福祉病院分科会
会 議 録
(開 会 中)
開催年月日 平成27年12月11日(金) 自 午前10時0分~至 午前10時36分
会 議 室 501委員会室
出 席 委 員 8名
委 員 長 石田 成生
副委員長 彦坂 公之
委 員 中瀬古 初美
委 員 山内 道明
委 員 津村 衛
委 員 服部 富男
委 員 前田 剛志
委 員 山本 教和
欠 席 委 員 なし
出席説明員
[病院事業庁]
庁 長 加藤 敦央
副庁長 重松 玲
県立病院課長 岩﨑 浩也
その他関係職員
委員会書記
議 事 課 主 幹 中村 晃康
企画法務課 主 幹 山田 かずよ
傍 聴 議 員 1名
岡野 恵美
県 政 記 者 2名
傍 聴 者 なし
議題及び協議事項
Ⅰ 常任委員会(病院事業庁関係)
1 所管事項の調査
(1)三重県病院事業 次期中期経営計画の策定について
(2)こころの医療センター及び一志病院の取組状況について
2 閉会中の継続調査申出事件について
Ⅱ 分科会(病院事業庁関係)
1 議案の審査
(1)議案第165号「平成27年度三重県病院事業会計補正予算(第2号)」
2 所管事項の調査
(1)平成28年度当初予算要求状況について(関係分)
(2)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
Ⅰ 常任委員会(病院事業庁関係)
1 所管事項の調査
(1)三重県病院事業 次期中期経営計画の策定について
(2)こころの医療センター及び一志病院の取組状況について
①当局から資料に基づき説明(加藤庁長、岩﨑課長)
②質問
〇石田委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。
〇中瀬古委員 2点お伺いしたいと思います。
1点、まず確認をさせていただきたいんですが、1ページの次期中期経営計画の策定ということで、先ほども説明をいただきました平成28年度については、現計画を踏まえた上で病院運営を行っていかれる、あり方検討の結果であったりとか、地域医療構想ということで、そのことがまだはっきりできていないので、それが今はできないので次の29年度からの3年間の中期経営の計画を考えられると、そのような捉え方で理解してよろしかったんでしょうか。
〇加藤庁長 基本的にはそういうことで受けとめていただければと思いますが、ただ、次期中期経営計画が1年ずれるような形になりますから、計画期間が3年間になるのか4年間になるのか、その辺のところはまたそのときに改めて、検討した結果としてお諮りしたいと思います。とりあえずは、今の現計画を踏まえて1年延長したいということでございます。
〇中瀬古委員 1年延長することで3年もしくは4年という、先ほどおっしゃられたのはそういうような意味合いですね。
〇加藤庁長 そのとおりでございます。
〇中瀬古委員 ありがとうございます。
もう1点なんですが、3ページです。高度・先進医療の推進ということで、精神科の早期介入・予防のこの数値なんですが、平成26年の実績、27年の4月から10月までの実績から、27年の目標数値が200という数字なんですが、この考え方、どのように捉えていいのかという、その数字のことを教えていただければと思います。今回の目標数値の設定についてということです。
〇加藤庁長 これは4月から10月までは実績ということで挙げておりますので、半年の結果です。今現在は進行中で、平成27年の目標としては200と置いていますので、今病院とも大体毎月の進捗状況といったことは当然話し合いしておりますけれども、この目標をほぼ、この調子でいけばいくのではないかというようなことで聞いております。
〇中瀬古委員 ありがとうございます。わかりました。
〇石田委員長 ほかにございますか。
〇津村委員 私のほうも1点確認させていただきたんですけど、1ページなんですが、次期中期経営計画の策定の時期の中で、この文章の中で地域医療構想の予定について書かれているんですけど、地域医療構想の策定が平成27年度中に決定される予定でありという一文があるんですが、おととい健康福祉部の説明も聞いていましたけど、平成27年度中にこれを決定するのは非常に困難かなというふうな状況だと思います。厚生労働省からもまだデータも届いていないという話の中で、早くても平成28年度中になってしまうのではないかなと思うんですが、健康福祉部との連携というか、そのあたりはいかがですか。
〇加藤庁長 当然、健康福祉部から話を聞いた上でうちも進めております。ただ平成28年度に入ったとしても次期中期経営計画、下のほうにもありますが、28年の12月、ちょうど1年後の常任委員会に新たな計画の中間案を御説明するというような段取りにしておりますので、年度に入ったとしても一定のものが出れば、それを踏まえることができると考えております。
〇津村委員 いろいろこの委員会でも議論になりましたので、もうここに平成27年度中に決定される予定であるというふうに書かれてしまいますと、今3回まで協議会が開催されていまして、年度中というと、あと1回で決めるということになってしまいますので、そうなると、ここでの議論の中でできるだけ地域の事情をちゃんとしっかりと考えていただいて進めてくださいという意見も出ていました中で、このように書かれますと、あと1回でもう決めてしまうのかなというふうにどうしても捉えてしまいますので、何かちょっとすごく違和感がありますので、そのあたりちょっと御見解を。
〇加藤庁長 健康福祉部からは今年度中に一定の方向は出るということで聞いておりますし、地域医療構想の調整会議自体は、まだ将来に向かって地域で話し合いをするということですけども、一定のものは年度末までには出るというふうに私どもは理解しておりますけれども。
〇津村委員 一定のものが平成27年、今年度末に出るというふうに言われたんですか。
〇岩﨑課長 来年度からの中期経営計画を策定するに当たって、それができない理由としてお示ししているということです。今現在、それから年度末まで少なくとも策定はされないということなので、今作業にかかれないというような理由づけという形でお示ししているものです。それが平成27年度中に何とか明らかになるのか、ちょっと28年度に食い込むかということは、うちの中期経営計画を策定する上では、そんなに影響はないかと考えております。
とにかくこれは、延ばさないといけない理由としてお示ししていただいているということで御認識いただければと思います。
〇津村委員 それはわかるんですよ。それはみんなわかるんですけど、ただこういうふうに、今年度中にいわゆる地域医療構想が策定されるみたいな一文が書かれると、何かそのあたり、私たちの認識とはちょっと違うのかなというふうに思います。
〇加藤庁長 申しわけありません。文章のほうの書きぶりについて、少し健康福祉部にも再度確認の上、訂正すべきものがあれば訂正して、再度そこは確認をもう一度さしていただきます。
〇石田委員長 よろしいですか。
ほかにございますか。
〇前田委員 関連しまして、少し納得がいきにくいんですが、文章を変えていただくのは当たり前でございまして、一昨日の説明の中では今年度中の地域医療構想については策定できないという報告がありましたので、この記載ではまずいのかなと思います。
であるならば、先ほどちょっと変な答弁もあったんですが、地域医療構想を踏まえた上で、ある程度の方向性が見えているならば、来年度からの3カ年の中期経営計画を今年度に立てて、いろんな計画が見直された中で見直しを行うというのも一つの方法ではないかなと思うんですが、その点はいかがでしょうか。
〇加藤庁長 地域医療構想とともに一志病院のあり方のほうが今動いておりますので、そちらのほうも3月に、しかるべきときにという知事の議場での答弁ありました。そこで一志病院の改革の方向として民営化、民間に譲渡というようなところが大前提にあって、ただ、そこはなかなか受けるところもなかったということで、当分の間県立経営だということになっております。そのあたりの表現や、そのあたりの捉え方、方向性が一志病院のあり方のほうも3月までには出るということもありますので、そちらも踏まえて、どちらかというと一志病院のほうが、我々としては前提が変わるとその中身が変わってきます。地域医療構想のほうも病床の話がいろいろ出ておりますけれども、実際に各病院がどこまで、どうその地域で影響を受けるかというのが、それぞれの地域で違いもありますし、そのあたりは一定見据えないと、なかなかそこを無視して、こちらの計画をつくるというのは難しいかと思っております。
〇前田委員 当然あり方の検討をしておるわけですから、ただ、その方向性として、もう今年度中に示されるということであるならば、ある程度その情報を密にしていただいて、方向性も見きわめながら3年間の計画を今年度に企画いただくということは可能ではないかなと思うんですが。
〇加藤庁長 ただ入り口のところの大きな話が、特に一志病院にはぶら下がっておりますので、そこを踏まえずに計画をというのは、ちょっと方向が大きく変わる可能性もありますので、ちょっとそこはきっちりしたところを見据えた上でというふうに考えております。
〇前田委員 その変わる可能性はゼロではないんですが、本会議のやりとりを聞かせていただいている中で、そんなに大きく変わることがないのかなとともに、変わるとしても、しばらくの期間が必要になってくるのかなとも思います。その点を踏まえた中で当初の3カ年の計画を立案いただいて、結果によって軌道修正をいただいたらいいのではないかなと思うんですが。
〇重松副庁長 3カ年の計画をつくるに当たって、やはり一志の場合は民営化という一つの基本方針がありますので、そこを当分の間にしている。今後、どういう形になっていくかによって、その設備投資をどうしていくかとか、そこら辺非常に大きな部分が変わってくるようなことになってまいりますので、そういうことを考えますと、方向性が出た上で計画をつくったほうが、手戻りが少ない状況になるのではないかと考えております。
〇前田委員 もう結構ですので、一度、健康福祉部とタイムスケジュール的な、両病院について確認をいただいた上で、いずれにしろ短期の仮のものはつくらなければいけないわけですので、その方向性がある程度早い時期に見えてくるのであれば、3カ年のものを正規におつくりいただいたほうが、より経営改善に向けた取組になるんではないかと思います。そのタイミングが難しいようであればやむを得ないですが、可能ならば、そういったことも少し諦めずに御検討もいただければと思いますので、お願いします。
〇加藤庁長 一度、健康福祉部のほうとも話はまた再度してみたいと思いますけども、あり方検討のほうも、当然年が明けてからでしか方向性は出ないと思います。それですと私どもなかなか事務的な作業も、病院自体との話もありますので、そこはちょっと私どもで勝手に決めるということでもありません。今まで病院のほうともいろいろそういった方向も見据えて積み上げてきておりますので。
健康福祉部のほうとはもう一度確認も含めて話をさせていただきます。
〇石田委員長 ほかにございますか。
よろしいですか。
なければ、三重県病院事業 次期中期経営計画の策定について及びこころの医療センター及び一志病院の取組状況についての調査を終わります。
2 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
3 閉会中の継続調査申出事件について
〇石田委員長 次に、常任委員会に係る閉会中の継続調査申出事件の調査項目につきましては、お手元に配付の文書のとおりといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇石田委員長 御異議なしと認め、そのようにいたします。
最後に、閉会中の委員会開催につきましては、必要に応じて開催することとし、開催時期、議題等につきましては、正副委員長に御一任願いたいと存じますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇石田委員長 それでは、そのようにいたします。
Ⅱ 分科会(病院事業庁関係)
1 議案の審査
(1)議案第165号「平成27年度三重県病院事業会計補正予算(第2号)」
①当局から資料に基づき補充説明(加藤庁長)
②質疑 なし
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第165号 挙手(全員) 可決
2 所管事項の調査
(1)平成28年度当初予算要求状況について(関係分)
①当局から資料に基づき説明(重松副庁長)
②質問 なし
(2)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
①当局から資料に基づき説明(岩﨑課長)
②質問 なし
3 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
健康福祉病院常任委員長
予算決算常任委員会健康福祉病院分科会委員長
石田 成生