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子どもたちの豊かな学びを保障するための教職員定数改善計画の策定・実施と教育予算の拡充を求める意見書
平成23年4月、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の改正が行われ、小学校1年生の学級編制の標準の引き下げや、市町村が地域や学校の実情に応じて柔軟に学級を編制できる仕組みの構築が図られた。
一方で、学校教育の現場では、教員が教科指導のほかに、生徒指導、部活動指導等を一体的に担っている状況であるとともに、暴力行為や不登校など児童生徒を取り巻く諸課題は複雑化・多様化している状況にもある。加えて、増加傾向にある日本語指導が必要な児童生徒や障がいのある児童生徒など多様な子どもたち一人ひとりの状況に応じた対応も求められている。
これら山積する教育問題の解決を図り、子どもたち一人ひとりへのきめ細かな対応や学びの質を高めるための教育環境を実現するためには、それに伴う計画的かつ安定的な教職員の定数改善を行うとともに、教育予算を拡充し教育条件の整備を更に進めていく必要がある。
よって、本県議会は、国において、子どもたちの豊かな学びを保障するための教職員定数改善計画の策定・実施と教育予算の拡充を行われるよう強く要望する。
以上のとおり、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成28年10月19日
三重県議会議長 中 村 進 一
(提 出 先)
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
財務大臣
文部科学大臣