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令和6年定例会9月定例月会議 請33

受理番号・件名 請33 教職員の欠員、不補充の速やかな解消および子どもたちの豊かな学びを保障する教職員配置のさらなる充実を求めることについて
受理年月日 令和6年9月17日
提出された
定例会
令和6年定例会9月定例月会議
紹介議員 荊原 広樹、吉田 紋華、芳野 正英、稲森 稔尚、小島 智子
付託委員会 教育警察常任委員会
請願要旨

(請願の趣旨)
 昨今、県内の学校における教職員の未配置、及び育児休業等を取得する教職員の代替者不足の課題は、きわめて大きな問題となっている。依然として、多くの教員の時間外在校等時間が、教育委員会規則で定めた上限を超えている現状があるなか、定数が満たされず欠員等が生じることは、教職員の過重労働につながるだけでなく、子どもたちの日々の学びにも直結する問題であり、早急な解消が求められる。あわせて、さまざまな課題を抱える子どもたちへの対応をさらにすすめるため、県独自の学級編制基準、教職員配置基準のさらなる改善を強く求める。

(請願の理由)
 育児休業を取得する教職員が増えていること、精神神経系疾患による病気休職者が過去最大となっていること、教員志願者や講師登録者が減少していること等、さまざまな要因によって生じている教職員の未配置、代替者不足による不補充の問題は、子どもたちの日々の学びにも直接的に影響を及ぼす課題であり、速やかな解消がはかられなければならない。
 また、今年度新たに定められた三重県教育ビジョンにおいては、いじめ認知件数の増加、不登校児童生徒数の増加、児童虐待相談対応件数の増加、ヤングケアラーの課題等、子どもたちをめぐるさまざまな現状が指摘されている。そのようななか一人ひとりの子どもを大切にし、一つひとつの課題に適切に対応することが、学校には求められている。しかし、学校が日常的に抱える仕事量に見あった人的配置がなされていないことはあきらかである。あらゆる校種における学級編制基準、スクールサポートスタッフ等を含めた学校に関わるすべての職種の教職員配置基準のさらなる改善が求められる。
 以上のことから、教育ビジョンに示された豊かな学びを三重の子どもたちに保障していくためにも、一刻も早く教職員の欠員、不補充を解消するとともに、県独自の学級編制基準のさらなる改善、教職員配置基準の改善を強く求める。
 一、配置されるべき教職員の欠員や代替者不補充による未配置について、あらゆる方策を講じてすみやかに解消を図ること
 一、あらゆる校種における学級編制基準の改善、スクールサポートスタッフ等を含めたすべての職種の教職員配置基準のさらなる改善を図ること
 以上、採択いただきますようお願い申し上げる。
 
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