三重県議会 > 県議会の活動 > 本会議 > 請願・陳情 > 令和6年定例会9月定例月会議 請願一覧 > 令和6年9月 請28
受理番号・件名 | 請28 県立高等学校の制服の指定について複数メーカーが参入できる方法の導入を求めることについて |
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受理年月日 | 令和6年9月17日 |
提出された 定例会 |
令和6年定例会9月定例月会議 |
紹介議員 | 荊原 広樹、龍神 啓介、辻󠄀内 裕也、吉田 紋華、芳野 正英、中瀬 信之、石垣 智矢、稲森 稔尚、小島 智子、村林 聡、今井 智広 |
付託委員会 | 教育警察常任委員会 |
請願要旨 | (要 旨) 県立高等学校における制服の製造・販売について、公正公平な競争環境の確保を図るため、一つのメーカーが製造する制服を指定する方法ではなく、複数のメーカーが参入できる方法の導入を促進するよう請願する。 (理 由) かつて県立高等学校の制服は、当該学校が公開する仕様に基づき、地域の販売店が営業活動を行い、その販売店と取引のあるメーカーが製造することが一般的であった。しかし、近年、県立高等学校における制服の仕様変更等に伴い、一つのメーカーが製造する制服を指定する県立高等学校が増加している。 その結果、地域の販売店は指定されたメーカーから制服を仕入れる必要があることから、そのメーカーとの価格交渉等を行うことが困難となる。また、そのメーカーの直営店が地域に進出し、地域の販売店への卸価格に比較して有利な価格で直売する状況も現れている。こうした状況に加え、近年の材料等の価格高騰の影響も受け、地域の販売店の中には廃業又は営業の縮小を余儀なくされる者も出ている。 一つのメーカーの制服を指定する方法には、一部のメーカーのみならず、県立高等学校側にもメリットがあるとされる。しかし、この方法は参入機会を失わせることから、公正公平な競争環境を阻害している。なお、一部の県立高等学校では制服の仕様を公開して複数のメーカーが参入する方法を従前どおり採用しているが、地域の販売店が責任ある対応をすることにより、これまでと同様に問題なく対応できている。 さらに、愛知県教育委員会においても、今年7月に制服の仕様書を公開し、複数のメーカーが製造に参画できるようにする対応指針をまとめたとの報道があったところである。 したがって、三重県の県立高等学校においても、一つのメーカーが製造する制服を指定する方法ではなく、複数のメーカーが参入できる方法の導入を促進するよう強く求める。 |