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令和6年定例会9月定例月会議 請21

受理番号・件名 請21 トラック運送事業者の持続可能な経営を維持するため国に更なる役割を求めることについて
受理年月日 令和6年9月17日
提出された
定例会
令和6年定例会9月定例月会議
紹介議員 荊原 広樹、龍神 啓介、辻󠄀内 裕也、中瀬 信之、石垣 智矢、稲森 稔尚、小島 智子、村林 聡、長田 隆尚、今井 智広
付託委員会 総務地域連携交通常任委員会
請願要旨

(請願趣旨)
 平素より、トラック運送業界に対して格別なるご指導ご鞭撻を賜り、厚く御礼申し上げる。
 さて、私ども営業用トラック運送事業者は、国民生活、産業活動を支える公共的物流サービスの担い手として、社会との共生を図るため、輸送の安全確保や環境対策、災害時の緊急支援物資輸送などに積極的に取り組んでおり、更には、エッセンシャルワーカーとして、国民や荷主のニーズに応え、我が国の経済活動に貢献しているところである。
 このようにトラック輸送の重要性が高まる一方で、中小事業者が99%を占めるトラック運送業界では、生産年齢人口の減少などに起因する慢性的な労働力不足に加え、本年4月から適用された年960時間の時間外労働上限規制への対応から、生産性の向上や労働環境の改善への取り組みが急務となっており、そのための原資となるコストに見合った適正な運賃・料金の収受が不可欠となっている。
 そのなか、急激な円安進行や燃料価格高騰が続いており、その影響を受ける家庭や企業等の負担を軽減するための措置としての政府による「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」の補助金支給も年内に終了するため、荷主に対し弱い立場にある多くのトラック運送事業者は、適正な運賃の転嫁ができないまま事業存続の岐路に立たされている。
 しかし、我々トラック運送事業者は、このような状況下においても、国民生活・産業活動に不可欠な公共的物流サービスを担うものの使命として、安全、安心、迅速、確実を第一に持続可能な物流を維持していくことが、トラック輸送業界の社会的責務であると認識しているところでもある。
 ついては、以下のとおり貴議会に対して請願を提出するので、当業界の事情をご賢察いただき、請願が採択され、国に意見書を提出いただくようご高配を賜るよう切にお願い申し上げる。

(請願項目)
1.燃料価格激変緩和対策事業等、燃料高騰に対する支援の継続を行うこと。

2.標準的な運賃・燃料サーチャージなど適正運賃収受・価格転嫁ができるよう、国から荷主団体・荷主企業に対して強く働きかけを行うこと。

3.長時間の荷待ちやトラックドライバーに過度の負担を生じさせる労働を強要するような違反行為の疑いのある荷主企業に対する働きかけを行うこと。
 
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