三重県議会 > 県議会の活動 > 本会議 > 請願・陳情 > 令和4年定例会2月定例月会議 請願一覧 > 令和4年2月 請41
受理番号・件名 | 請41 県議会議員定数の伊賀市選挙区削減の撤回を求めることについて |
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受理年月日 | 令和4年2月17日 |
提出された 定例会 |
令和4年定例会2月定例月会議 |
紹介議員 | 山本 里香、稲森 稔尚 |
付託委員会 | 総務地域連携デジタル社会推進常任委員会 |
請願要旨 |
(要 旨)
三重県議会議員定数の伊賀市選挙区の削減については、令和2年国勢調査確定値に基づく人口比例に明確に反しており、かつ伊賀市民の声を聞きながら丁寧に議論が尽くされたものとは言い難く、民主主義の根幹とも言える「議員定数と選挙区のあり方」については再検討の上、伊賀市選挙区の定数削減を撤回されることを強く求める。 (理 由) 三重県議会においては、令和3年5月に「三重県議会議員の定数並びに選挙区及び各選挙区において選挙すべき議員の数に関する条例の一部を改正する条例案」が賛成多数により可決・成立した。 そのうち、伊賀市選挙区の定数については1削減の「2」とされたところであるが、令和3年11月に発表された令和2年度国勢調査確定値に基づく人口割実定数が「3」であったにもかかわらず、これまで減員してきた「沿岸部の都市型地域」でもない伊賀市が、県南部地域に議席を分け与える形となり、伊賀市民の民意を歪め、切り捨てるものである。定数削減の検討をめぐっては、国勢調査ではなく「月別人口統計」という精度の低い数値が用いられ、令和3年3月に実施されたパブリックコメントに対しても全体の6割を超える意見が伊賀市から寄せられ、反対や疑問の声が圧倒的多数を占めていたほか、伊賀市長の丁寧な説明を求める声があがったものの一顧だにされず、結論ありきで進められた暴挙と言わざるを得ない。 伊賀地域はこれまでも「伊賀に県政なし」と言われ続け、国勢調査の数値通り3名の県議会議員を通じて、伊賀市民の民意と山積する地域課題を県政に反映させることは切実な願いである。さらには、伊賀市旧島ヶ原村は新たに過疎地域に指定され、「条件不利地域」のために議員定数を加配するという考え方のもと、伊賀市の議席を県南部に分配することは極めて不合理である。 従って、議員定数の決定は民主主義の根幹をなすものであることから「選挙区と議員定数のあり方」については、再検討することとし、人口に比例しない伊賀市選挙区の定数削減は撤回することを強く求める。 |