受理番号・件名 | 請30 新型コロナ禍による米価下落対策を求める意見書を政府に提出することについて |
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受理年月日 | 令和3年6月2日 |
提出された 定例会 |
令和3年定例会6月定例月会議 |
紹介議員 | 山本 里香、稲森 稔尚 |
付託委員会 | 環境生活農林水産常任委員会 |
請願要旨 |
(趣 旨)
1.コロナ禍で危惧される米価下落に歯止めをかけ、需給環境を改善するために、あらゆる手段を講じること。 (理 由) コロナ禍において、2019年産米は過大な在庫を生み、年末年始における感染者拡大と自粛要請、さらに緊急事態宣言の再発令により、需要減少に歯止めがかからず、2020年産米の販売不振と米価下落で農家は苦境に立たされている。 今年の10月末には、従来からの民間古米在庫が60万トン増加と試算され、政府がすすめる+36万トンの減産が実行されたとしても、効果自体が消散しかねない水準である。来年の6月末在庫が最高250万トンと予測されている。このまま3年連続の米価暴落となれば、大規模経営でも米づくりから撤退することにつながりかねない。 また、コロナ禍において必要性が大きくなった子ども食堂などへの米支援をさらに拡大し、生活困窮者・学生などへの支援へと広げることなど、従来の政策的枠組みにとらわれない、さらなる備蓄米の有効活用で、苦しむ困窮者と農家を支援することも緊急に求められている。 ※ 数値は全国農業協同組合中央会資料による。 |