受理番号・件名 | 請14 25人下限条件をなくし、真の30人学級実現を求めることについて |
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受理年月日 | 令和2年9月17日 |
提出された 定例会 |
令和2年定例会9月定例月会議 |
紹介議員 | 山本 里香、稲森 稔尚 |
付託委員会 | 教育警察常任委員会 |
請願要旨 |
(要 旨)
小学校1・2年生における30人学級で25人下限条件をなくすこと 中学校1年生における35人学級で25人下限条件をなくすこと (理 由) 「ひとりひとりの子どもを大切にした教育の保障」「豊かな人格と確かな学力の保障」のためには、少人数学級の実施が求められる。 三重県においては、2003年度から2004年度にかけて小学校1・2年生で30人学級が実施され、さらに2005年度からは中学校1年生で35人学級が実施された。これは、子どもと保護者・地域住民の願いに応えた大きな前進である。 しかし、1学級の人数を25人以上とする「下限25人の条件付」実施によって、毎年、30人以下にならない学級が残されており、その多くは、不平等が固定化されてしまう小規模校である。 2011年度、国が小学校1年生の学級編制基準を35人に改善し、その翌年からは実質的に2年生まで拡大されて、18人の学級ができている。しかし、その一方で35人の学級が残されていることで、ほぼ2倍の差が生じている。こうした実態から、三重県の「下限25人の条件」がいかに不合理であるかがはっきりした。 また、学校におけるコロナウイルス等の感染症対策の面からも、子どもたちの安全・安心を確保しながら、豊かな学びの場を保障するためには、少人数学級が必要不可欠であるという世論が高まっている今だからこそ、三重県としては、この18年間続けてきた「下限25人の条件」をなくすべきだと考える。 一日も早く、「下限25人の条件」をなくすことによって、真の30人学級を実現させていただきたい。 |