三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成26年度 委員会会議録 > 平成27年3月9日 健康福祉病院常任委員会 予算決算常任委員会健康福祉病院分科会 会議録
健康福祉病院常任委員会
予算決算常任委員会健康福祉病院分科会
会 議 録
(開 会 中)
開催年月日 平成27年3月9日(月) 自 午前10時1分~至 午前11時22分
会 議 室 501委員会室
出 席 委 員 8名
委 員 長 濱井 初男
副委員長 中西 勇
委 員 森野 真治
委 員 辻 三千宣
委 員 中森 博文
委 員 水谷 隆
委 員 中村 進一
委 員 中川 正美
欠 席 委 員 なし
出席説明員
[病院事業庁]
庁 長 大林 清
副 庁 長 重松 玲
県立病院課長 岩﨑 浩也
経営支援・危機管理監 谷岡 德夫
その他関係職員
委員会書記
議 事 課 主 査 松本 昇
企画法務課 主 査 濱口 麻裕子
傍 聴 議 員 なし
県 政 記 者 なし
傍 聴 者 なし
議題及び協議事項
Ⅰ 分科会(病院事業庁関係)
1 議案の審査
(1)議案第20号「平成27年度三重県病院事業会計予算」
(2)議案第55号「病院事業庁企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例案」
(3)議案第88号「平成26年度三重県病院事業会計補正予算(第3号)」
Ⅱ 常任委員会(病院事業庁関係)
1 所管事項の調査
(1)「三重県病院事業 中期経営計画 平成27年度 年度計画(案)」について
(2)指定管理者による志摩病院の運営について
(3)平成26年度 包括外部監査結果に対する対応方針について
2 閉会中の継続調査申出事件について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
Ⅰ 分科会(病院事業庁関係)
1 議案の審査
(1)議案第20号「平成27年度三重県病院事業会計予算」
①当局から資料に基づき補充説明(大林庁長)
②質疑
〇濱井委員長 それでは、御質疑をお願いいたします。
〇中森委員 ちょっと確認というんか、志摩病院の院内保育所建築工事にかかわる、設計をやって、建築工事をやって、さらに平成28年度へ債務負担行為で次年度に3400万円、そうすると事業費全体が幾らになるのかというのを知りたかったので。
〇岩﨑課長 平成27年度の予算が、2月20日の予算決算常任委員会の分科会で御承認いただきましたとおり、設計業務委託の経費と27年度の工事費ということで合わせて2560万円でございます。それと平成28年度の工事費が3450万円余ということで、合わせて6010万3000円という予算を予定しております。
〇中森委員 その関係にかかわるかどうかはわかりませんが、浄化槽設備更新が平成27年度に3700万円予算化されているわけでございまして、この浄化槽設備の更新と、人員増に伴う算定基準が変わるとかという関係があるのかないのかだけ、浄化槽は単なる設備更新なのか。要するに、増えて浄化槽を大きくせなあかんとか、そういうことかなと思ったりするんですけども。
〇岩﨑課長 この浄化槽の更新は、病院の敷地内にあります高度処理を行うための浄化槽のタンクみたいなものがあるんです。それが劣化しているもんで、それを交換するということで、院内保育所とはまた別の話になります。
〇中森委員 わかりました。
〇濱井委員長 ほかにございませんか。
〇中村委員 この院内保育所というのは、今まではなかったんですか。
〇大林庁長 院内保育所は現在もあるんですけれども、非常にそれが老朽化しているというか、もともと医師公舎を少し改修した形で使っておりましたので非常に古いということ、それと保育児童数が、10人ぐらいのつもりが今、16人おりますし、これからも増える見込みということでの改築になるものでございます。
〇中村委員 結構子どもたちが増える可能性があるんですね。職員というのはどれぐらいおみえになるんですか。
〇大林庁長 職員数全体ではあれなんですけど、看護師で現にもう平成27年度の見込み値として19人ぐらいまでということで希望を聞いておりますし、若い看護師たちに、指定管理者のほうでも修学貸与資金なんかを貸していて、今後、10人、20人ぐらいと採用する見込みを持っておりますので、そうしたことも含めて、今後まあまあ増えていくのかなという形で見込みを持っておるところでございます。
〇中村委員 伊勢から鳥羽、志摩地域は、看護師の確保が非常に難しいなというのが大きな課題の一つだったんですけれども、今聞かせてもらっておりますと、こうやってお子さんを受け入れる態勢を整えているということ自体、うまく看護師の確保が進んでいるというふうに捉まえさせてもらってよろしいんですね。
〇大林庁長 看護師確保策ということも含めての今回の整備になりますし、先ほど説明しましたように、採用予定も現時点の見込みとしてはあるということで、頑張っていきたいというふうに思っております。
〇中村委員 了解しました。
〇濱井委員長 ほかに御質疑はありませんか。
〇中川委員 医業収益が1300万2000円減ということで、その主な要因は、こころの医療センターにおける入院患者を入院医療中心から地域生活支援ということで方向転換なされたということで、地域生活支援ということならば、地域でのメンタルというんですか、それでどういう対応をされるのかということと、もう一つは、入院患者から、今度は外来患者が増えるということになると思うんですが、それはどういう形に。こころの医療センターの外来患者数、平成27年度のはここに書いてあるんですけれども、次年度等々はどんな形になるのか、そのあたりの2点。
〇大林庁長 1つは、当然、入院が短くなると外来とかそういった形を充実していかなあかんというふうに思っておりまして、患者数増も見込んでおりますし、いろんな予約診療の外来の枠をまず徐々に増やしてきておるという形で、平成27年度も増やした枠の中で外来に対応していく予定にしております。
もう一つは、今回建築工事で計上しております旧東2病棟改修工事の中身は、地域生活支援施設に病棟を改修する工事で、具体的には、作業療法を現在、入院の方と外来の方とをある意味ごっちゃにして一緒にやっているような状況に実はございまして、今回、旧東2病棟を整備することで、外来に対しては外来を少し充実した形でデイケアを1日や半日のコースでやって、そこのところは充実していく形での施設整備ということも考えております。具体的な施設整備を待つことなく、現在もできる限りデイケア、外来のそういう対応を増やしていくということ。
もう一つは、入院のほうも、外来の方とはちょっと症状とかが違いますので、それを少し分けた形で対応して、より入院の方もさらに地域生活に戻れるようなサポートをしていくという形で平成27年度、さらにそういうところも充実したいというふうに思っておりますので、そうした形で対応していきたいというふうに思っております。
〇中川委員 こころの医療センターの対応はわかりました。
同じく志摩病院も精神科病棟があるわけですよね。そこもやはりそんなふうな方向転換という形を今後考えていくのかどうか、そのあたりはどうなんですか。
〇大林庁長 志摩病院につきましては、こころの医療センターとは違う規模で、入っている患者にも少し、私が聞いておりますのは、ちょっと高齢の方が多いということもありまして、一気にそういうところにはなかなか行かないんですけれども、志摩病院についてもやはり平均在院日数は少し短くしているところがありまして、作業療法とかの機能を志摩病院も持っておりますので、それはそれで対応していくということで、こころの医療センターほど目指す形ではありませんけれども、同じような形での対応ができるように、作業療法士の資質の向上なんかも含めて指定管理者のほうでやっていただいているところでございます。
〇中川委員 了解しました。
〇濱井委員長 ほかにございませんでしょうか。
〇中西副委員長 4ページの予定貸借対照表のところで確認ですけど、固定資産の減っている部分は、恐らく減価償却だと思うんです。その下の流動資産のほうの増えている要因を、こういう部分だというのがわかれば教えてほしいんですけれども。
〇重松副庁長 増えておりますのは現金預金で、1億4600万円ほど増えております。これは、いわゆる内部留保の部分が増えていったということになります。
〇中西副委員長 それ以外の部分は、特別ないんですね。現金が増えるという予想をしているということで入れているということですね。わかりました。よろしいですけど、固定資産の減価償却される部分を、できたらこの3病院、そこに資料があれば教えてほしいんですが。
〇重松副庁長 減価償却の総額としては6億2483万9000円ということになっていまして、病院別の内訳が、こころの医療センターで2億3328万7000円、一志病院で6164万6000円、志摩病院で3億2812万5000円ということになっております。
〇中西副委員長 今の固定資産のそれ以外の部分というのは何ですか。
〇重松副庁長 そのほかの平成27年度で資産の取得を予定しております、それが4億5250万9000円となっておりますので、減価償却と資産の取得との差額がここにあらわれているという形になります。
〇中西副委員長 その資産の取得は何なんですか。病院の改修関係の部分でプラスになるという捉え方をしたらよろしいですか。
〇重松副庁長 資本的支出のところ、3ページに出ています建設改良費の部分が上がってまいります。
〇中西副委員長 それの合計という、差し引きした部分で、これだけ減価償却的な固定資産のほうがマイナスしていると、差し引きしてなったということですね。
〇重松副庁長 そのとおりです。
〇中西副委員長 できればもう少しわかりやすく入れておいてもらえるとありがたいんですけど。よろしいです。
〇濱井委員長 ほかにはございませんでしょうか。
〔「はい」の声あり〕
〇濱井委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第20号 挙手(全員) 可決
(2)議案第55号「病院事業庁企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例案」
①当局から資料に基づき補充説明(大林庁長)
②質疑 なし
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第55号 挙手(全員) 可決
(3)議案第88号「平成26年度三重県病院事業会計補正予算(第3号)」
①当局から資料に基づき補充説明(大林庁長)
②質疑
〇濱井委員長 御質疑があればお願いします。
〇中森委員 1点だけですが、簡単なことで、患者の見込み数につきましては、最終調整をしていただいて数値を示していただいて、さきの当初予算の見込み数が、平成26年度と27年度の差を当初予算で反映されたということと数字的に少し違いますので、今回の補正の結果が283人と262人、これが26年度の実績というふうに理解していいわけですね。
〇大林庁長 平成26年度の決算に向かう見込みとして、この8ページの数字を3病院計上しております。ただ、年度的に26年度は、初めのほうが少し低いとか年度を通じて低いとかいろんな状況がありまして、年間を通すとこの程度になってしまうんですけれども、27年度につきましてはいま少し、例えば一志病院ですと、現在でも40人前後で入院患者が推移しているとか、そういう形で、また、こころの医療センターについても、今、290人前後で推移しているような状況になっていることも踏まえまして、当初予算は当初予算で、27年度の見込みとして患者数が増えるという形での当初予算の見込みという形で持っております。
〇中森委員 念のために確認して、当初予算の予定が、要するに入院患者を減らして外来患者が少し増えてくるのかなということの説明を受けたばかりですので、ちょっと気になったところでございます。入院患者、外来患者ともにしっかりと押さえていただきまして、平成27年度に対する考え方をしっかりと捉えていただければと思います。結構です。
〇濱井委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇濱井委員長 ないようでございますので、なければこれで本議案に対する質疑を終了いたします。
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第88号 挙手(全員) 可決
2 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
Ⅱ 常任委員会(病院事業庁関係)
1 所管事項の調査
(1)「三重県病院事業 中期経営計画 平成27年度 年度計画(案)」について
①当局から資料に基づき説明(重松副庁長)
②質問
〇濱井委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。
〇中西副委員長 5ページの目標のところの医師、看護師の確保のところなんですけど、常勤医師充足率が90で、見込みが平成26年度、77.9という状態で、27年度、100という形というのは、目標なんでそれに向かってということだと思うんですけど、これは非常に厳しいのと違うんですか。そこはどういうふうな手だてをしてみえるんかというのを、ここに書いてあることはわかるんですけど。
〇重松副庁長 御指摘のとおり、特に医師の場合は非常に厳しい状況でございます。本当に医師の確保は、新しくおいでいただきました森川院長にもいろんなところへお声をかけていただいて医師の確保に努めていただいておるんですけれども、すぐに医者がおいでになるということは難しい。ただ、森川院長とお話しさせていただく中では、やはり病院として、研究なり治療なり新たなことを、きちんとしたことをやっていけば、そこにドクターが魅力を感じて必ず集まってきてくれるんだ、だから、しっかり今の病院でやっていけば、魅力のある病院としてその名前が知られていけば、必ず医者は集まってきてくれるものだから、短期的に、来年度、平成27年度で100%は難しいとは思いますけれども、徐々に集めてもらえるものだというふうに考えておりますので、努力していきたいと思っております。
〇中西副委員長 平成26年度の目標が90に対して77.9、ほぼこれぐらいになるんだろうということなんですよね。それを平成27年度に100とされているというのは、努力をするということはわかるんですけど、ちょっと目標数値に対してどうかなという気がするんです。その辺はどうですか。
〇大林庁長 一応、目標といいますのか、置いてある数字は、条例上医師を確保するという形での数字でございます。ただ、先ほど副庁長も言いましたように、非常に厳しいんですけれども、特にこころの医療センターなんかですと精神科医の確保が非常に難しい中でも、やっぱり前向きにやっていくという意味では、ここまではできる限り医師を集めていきたいという決意表明も含めての数字ということは、もう委員の御指摘のとおりなんですけれども、ただ、それを、例えば今、5名でしたか、こころの医療センターで欠員があるんですけれども、その5名を1年でというのは確かに難しいんですけれども、そこのところはもう頑張っていくということで、ぜひこの点に関しては御理解いただけたらなというのが正直なところでございます。
〇中西副委員長 まあ、決意はわかりましたんで、頑張っていただきたいんで、よろしくお願いします。
〇濱井委員長 ほかにございませんでしょうか。
〔発言の声なし〕
〇濱井委員長 それじゃ私からも1点だけ。6ページに一志病院の学会発表・論文発表件数が大幅に伸びるという予想を立てております。これは実績として十分考えられるという状況であるということでありますけども、やっぱり病院の魅力発信という意味合いからも、医療は現在、本当に刻々と進歩しとるわけでございますんで、患者をしっかり診ていくと同時にそれに向かって熱心に研究されておるということには敬意を表したいと思いますけれども、こういった部分も外に向かって出していただくことが本当に病院の魅力につながるというようなことでありますので、ぜひこれからも頑張っていただきたいなと思います。
もう一つほかの病院、こころの医療センターのほうの状況はどういうふうな感じになっておるのか、お伺いさせていただきたいと思うんですが。
〇重松副庁長 詳細な資料は今手元にございませんのですけれども、こころの医療センターのほうでも、アルコール依存症治療の関係ですとか、また、現在の森川院長は認知症の関係も御専門でいらっしゃいますので、いろんな学会での発表ですとか、書籍ですとか論文の掲載とか、そういったものをされておるというふうに聞いておりますので、件数とか個別のテーマとか、その辺までは把握しておりませんけども、ここに上がっていないだけで、やっていただいているということでございます。
〇濱井委員長 承知しております。やはり現在的な認知症とかアルコール依存症関係は、患者が多くなっておりますので、是が非でも、そういう意味でも頑張っていただきたいなと思っております。
ほかにございませんね。
〔「はい」の声あり〕
〇濱井委員長 なければ、「三重県病院事業 中期経営計画 平成27年度年度計画(案)」についての調査を終わります。
(2)指定管理者による志摩病院の運営について
①当局から資料に基づき説明(岩﨑課長)
②質問
〇濱井委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。
〇中川委員 「産婦人科の外来診療が拡充できるよう常勤医師の確保」と、これもまあ、希望であろうと思うんですが、どういう対応をなさるのか。
〇大林庁長 小児科の拡充と産婦人科の常勤医師を配置ということはずっと言っている事柄ではあるんですけれども、なかなか地域医療振興協会のほうでも、その専門医を確保するのは難しいという話も聞いております。助産師外来とかそういうので機能的には少しずつですけれども充実してきておるんですけれども、今直ちに、この4月からというのはちょっと難しいのかなというような話も聞いておりますけれども、ただ、この間の住民懇談会なんかでも、小児科とか、何とか地域でお産をしたいという方の御意見はやっぱり出ておりますので、引き続き頑張っていくという形で協会にも申し入れ、病院事業庁としても頑張りたいなというふうに思っております。
〇中川委員 ずっとそれは一緒の御答弁なんですね。次年度は目新しい何かがあるのかないのか、そのあたりはどうなんですか。頑張るというのは誰しも頑張っていただいていると思うんですが、特に何かこういうメニューがあんのやとかというものはないんですか。
〇大林庁長 今、ずっとこれまでやってきたので一番優先するのはやっぱり救急体制の充実というのを、経営をある程度確保しながらということで、患者数を増やす努力の中で、かつ、地域の方からの思いとしてあるのが、やはり夜間でも診てほしいということでございましたので、救急のほうに少し力を入れて、地域の調整なんかも含めてやっていきたいというのはございます。その上で一定経営が安定したときに産婦人科とかというところも行きたいなというのは考えておったところでございまして、平成27年度も救急のほうの充実を、ここに書いてありますように何とか24時間365日間できるよう頑張っていきたいというのも一つの目標にしておるところでございます。ただ、産婦人科のほうは、正直、医者に来ていただくに当たっても、やっぱり実際に何人ぐらいお産の数があるんだとか、はっきり言って医者自身のやりがい的なことも含めて、かつ、やっぱり常勤となると採算性が非常に影響してもくるし、そこの兼ね合いも見ながら頑張っていくということで、決して手を抜いているわけではないんですけれども、なかなか難しいということで御理解いただけたらと思います。
〇中川委員 十分わかっとるんですが、やはり県としても少子化対策というのは大きな命題ですので、当然ながらこういう形のベースは大事にしていかなきゃならんと思いますので、頑張っていただきたいと思います。
〇濱井委員長 どうぞよろしくお願いします。
ほかにございませんでしょうか。
〇森野委員 11ページの一番上に、平成27年度に内科系医師の体制を整えた上で24時間365日救急患者を受け入れるということを書いていただいてございます。もちろんそうしていただくことは望ましいことだと思うんですけども、実際、今年度当初よりも3名内科の方が減っているという状態の中では現状の維持でも大変なのかなというふうに思う中で、本当にできるのかという部分と、無理してやってしまって疲弊してしまって、また医者が出ていくようでは困るかなという心配もするんですけど、その辺はどうなんですか。
〇大林庁長 御指摘いただいたとおりで、現在の中でやっていく中で過重労働になると、どこの都市部の病院でもやっぱりそういうことで医者が離れていくということが現実問題としてありますので、まず1つは、去年の6月からやっております平日の22時30分まで、これは一応定着してきて地域の方にも評価されているし、実際に患者数が毎晩何人かは入院ということにもなりますので、ここをしっかりと固めて、でも、一応目標として協定の中でも24時間というのは掲げておりますので、そこは目標として外すことなく、医師の確保も頑張ってやっていただいておりますんで、その時期も踏まえながら、できたら平成27年度、4月からというわけではないんですけれども、やっぱりそういうところに移行していく努力をしっかりやりたいなというふうに思っております。
〇濱井委員長 ほかにございませんか。
〇中村委員 地域の皆さんとの懇談会って、これは年に何回ぐらいされているんですか。
〇大林庁長 1回でございまして、大体時期的には1月の下旬ということで、その年度の実績と来年度への皆さんの思いも聞くというようなタイミングで実施させていただいております。
〇中村委員 志摩病院が指定管理者になる過程でも、随分地域の方々に寄っていただいて、何度も何度も説明もしていただいて、本当に将来、こういう形になるという1つの理想もあって、救急体制も整えられて、最終的にさっきの産婦人科まで行けるかどうかはわかりませんけれども、かなりの議論をした上で指定管理者になったというところもありますので、その都度、地域の方々にこうやって説明していただくというのは非常に大事かなというふうに思います。
それで、出てこられるのは、皆さん方プラス、指定管理をしていただいているところのどういう方たちですか。
〇大林庁長 一つは地域医療振興協会のほうの志摩病院の管理者、院長、それと事務担当が出ておりますし、本部のほうからも理事長とか事務局に来ていただいて、大体、地域医療振興協会側としては五、六人で意見交換の場に参加していただいておりますし、私どもも私以下管理職が出席をしまして、意見交換をさせていただいております。
〇中村委員 後でもいいんですけれども、簡単な、どんな議論がされたとか、どんな意見が出たとか、皆さんの要望みたいなものがつかめれば、出せる範囲内でいいんですけれども、資料としていただければというふうに思います。
〇濱井委員長 よろしいですか。やっていただけますよね。
〇大林庁長 はい。
〇濱井委員長 それは全員に配っていただけますか、簡単なものを。
〔「いいですよね」の声あり〕
〇大林庁長 懇談会の概要という形でまとめますので、後でお届けさせていただくということで。
〇濱井委員長 ほかにございませんか。
〔発言の声なし〕
〇濱井委員長 なければ、指定管理者による志摩病院の運営についての調査を終わります。
(3)平成26年度 包括外部監査結果に対する対応方針について
①当局から資料に基づき説明(岩﨑課長)
②質問 なし
(4)その他
〇濱井委員長 最後に、これまで議論されました調査項目以外で特にございましたに御発言をお願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
〇濱井委員長 なければ、これで所管事項の調査を終了いたします。
3 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔当局 退室〕
(3)その他
〇濱井委員長 引き続き委員間討議を行います。
3月5日の本委員会で、次期「みえ障がい者共生社会づくりプラン」(最終案)について、本会議への委員長報告として、処理経過の報告を求めるものと決定したところでございます。しかしながら、その扱いについては、執行部から委員長へ報告させ、委員長から各委員の皆様に結果を周知するとされたところでございます。そうなりますと、申し合わせにあります委員会の所管事項の中で執行部の報告を求めるといった取り扱いと異なりますので、この件につきましては、委員長報告で処理経過を求めるものとはせず、さきにお決めいただいたとおり、執行部から委員長へ報告させ、委員長から各委員の皆様に結果を周知することとしてはどうかと存じますが、いかがでしょうか。
〔よろしくお願いします」の声あり〕
〇濱井委員長 それでは、本委員会として、健康福祉部関係の次期「みえ障がい者共生社会づくりプラン」(最終案)に関して特に経過報告を求めることはしないことといたします。
なお、委員長報告としての取り扱いについては、後の委員協議で御協議いただきますので、よろしくお願いします。
ほかに何か御意見はございませんでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
〇濱井委員長 なければ、委員間討議を終了いたします。
3 閉会中の継続調査申出事件について
〇濱井委員長 次に、常任委員会に係る閉会中の継続調査申出事件の調査項目につきましては、お手元に配付の文書のとおりといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔発言の声なし〕
〇濱井委員長 御異議なしと認め、そのようにいたします。
最後に、閉会中の委員会開催につきましては、必要に応じて開催することとし、開催時期、議題等につきましては正副委員長に御一任願いたいと存じますが、いかがでしょうか。
〔「一任します」の声あり〕
〇濱井委員長 それでは、そのようにいたします。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
健康福祉病院常任委員長
予算決算常任委員会健康福祉病院分科会委員長
濱井 初男