三重県議会 > 県議会の活動 > 本会議 > 意見書・決議 > 令和6年定例会6月定例月会議で可決した意見書及び決議(6月28日可決分) > 第89回国民スポーツ大会及び第34回全国障害者スポーツ大会の招致に関する決議
第89回国民スポーツ大会及び第34回全国障害者スポーツ大会の招致に関する決議
国民スポーツ大会及び全国障害者スポーツ大会は、「する人」が目指すだけでなく、「みる人」「支える人」を含め、全ての人にとってスポーツの楽しさ及び素晴らしさを実感できる場として親しまれている。開催中はもちろん、開催前からも、教育の場において他都道府県について興味関心を持つことにつながり、様々な業種が関わることで地域経済が活発に動くという効果も見て取れる。さらに、開催後も、スポーツを「する人」「みる人」「支える人」の枠を越え、様々な交流が生まれ継続している。
一方、国民スポーツ大会については、財政負担及び人的負担の重さ、施設整備に関する課題、開催の方法等について、見直しの声が全国知事会でも多く上がっている。こういった声を受け、自治体の負担軽減も見据え、日本スポーツ協会においても、聖域を設けず、今までの形にとらわれることなく国民スポーツ大会の在り方について議論していくこととなった。また、本県においても県民から様々な声が上がっており、今後、本県議会においても議論が必要である。
本県においては、令和3年に「ときめいて人 かがやいて未来」をスローガンに、第76回国民体育大会及び第21回全国障害者スポーツ大会を開催予定であったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、断腸の思いで中止した経緯がある。
再び国民スポーツ大会及び全国障害者スポーツ大会を本県に招致することは、本県のスポーツの更なる振興、県民の郷土への愛着、地域の絆づくり及び共生社会の実現のためにも極めて意義深い。
また、本県の多様で豊かな自然、歴史及び文化を全国に発信することができる絶好の機会となり、県内観光の活性化はもちろん、産業の成長及び発展につながるものである。
よって、本県議会は、令和17年の第89回国民スポーツ大会(本大会)及び第34回全国障害者スポーツ大会を本県に招致することを要望する。
以上、決議する。
令和6年6月28日
三重県議会