三重県議会 > 2024年三重県議会の活動ベスト10
三重県議会では、1年間の主な活動をふり返る「あなたが選ぶ!三重県議会の活動ベスト10」を、12月末に発表します。県民の皆さんのご意見も取り入れて選定しますので、候補のうち、「良い活動」だと思うものを最大10個まで選び、下記の投票フォームから投票してください。多くの皆さんからの投票をお待ちしています。
PRチラシ(PDFファイル:1,413KB)
※それぞれの候補の詳細な内容はこちらからもご覧いただけます。(以下の内容と同じものです)(PDFファイル:1,220KB)
県民の皆さんの想いがこめられた請願15件の趣旨をしっかりと受け止め、所管の常任委員会で審査しています。
所管の常任委員会での審査結果を踏まえ、本会議で採択された請願のうち、県政に関するものについては、その実現に向け、どのように取り組んだのか知事に対し報告を求め、国政に関するものについては、衆参両議院議長や内閣総理大臣に対して意見書を提出するとともに、実現に向けて県選出国会議員に協力を要請しています。
衆議院事務局へ意見書を提出 |
未来の有権者である子どもたちに、主権者教育の一環として、議会の役割等に関する授業を行っています。
2月の四日市市立浜田小学校を皮切りに、10月までに6校で実施し、このうち、10月には、初となる大学での出前講座を実施しました。学生からは「議会の方々が大変熱意をもって仕事をしていることを知り、感動した。議会の存在をより身近に感じることができた。」などの感想をいただきました。
出前講座の様子〈三重大学〉 |
議会の意思を決定する「採決」は、主に起立により行ってきましたが、令和6年定例会から電子採決を導入しました。議席に設置された賛成・反対のボタンを押すと、議場内の大型スクリーンに各議員の選択が色分けして表示され、賛成・反対の数とともに映し出されます。
これまでの起立採決と比べて、議員別の賛否が一目で分かるようになり、議場での傍聴やインターネット中継の視聴等で採決結果が分かりやすくなりました。
電子採決の様子 ※自らの委員選任に係る議案のため2名は除斥 |
2月15日、川越町で「若者の人口流出について~若者に選ばれ続ける三重県をめざして~」をテーマに、三重県出身の20歳から37歳までの10名の方と意見交換を行いました。
若者の就職・進学に関する考え方や三重県の将来像についてさまざまな意見をいただき、これを県の施策や予算に反映できるよう取り組んでいます。
若者との意見交換の様子 〈R5 第2回みえ現場de県議会〉 |
県議会では、県議会の仕組みや活動をお伝えする「みえ県議会新聞」(年2回発行)の紙面の改善に取り組んでいます。令和5年度のNO.2では、伊勢市で開催した「みえ現場de県議会」での若者からのご意見を踏まえ、より議員を身近に感じていただけるよう、デザインも工夫して全議員の自己紹介を初めて掲載しました。
また、令和6年度のNO.1では、「みえ高校生県議会」を特集し、県内の全ての高校生に配付することとするなど、より効果的な広報となるよう改善を続けています。
議員全員の自己紹介を掲載 〈みえ県議会新聞R5年度NO.2〉 |
3月29日、本会議に先立ち、議場内で合唱の強豪校
である伊勢市立五十鈴中学校合唱部による演奏会を行いました。
この演奏会は、県民に分かりやすく、県民が参加しやすく、県民に関心をもってもらえる開かれた議会への取り組みの一つとして、2年ぶりに開催しました。
当日は、中学生19名のアカペラによる合唱3曲が披露されました。
議場での合唱の様子 |
8月21日、5回目となる「みえ高校生県議会」を開催しました。高校生議員の提案等は、自分たちを取り巻く環境や三重県の状況、他県の事例、統計等を踏まえたものであり、三重県をより暮らしやすくするため大変重要なものばかりでした。
議会では、提案等について、9月の定例月会議の行政部門別常任委員会で議論し、参考人を招致して調査を深めたり、委員長報告に盛り込んで知事に要望などを行いました。議会での議論の結果は、今後、高校生にフィードバックしていきます。
高校生議員による質問〈三重県議会 議場〉 |
1月1日に発生した能登半島地震を受けて、半島地域を有する本県内の防災・減災や県土の強靱化等の取り組みを進めるために、当面不可欠な補正予算を速やかに議決しました。
具体的には、県の災害対応力の強化に向けた現地での調査や、被災地に提供した県の備蓄物資の補充、耐震シェルターの設置補助などについて、決定しました。
能登半島地震の被害の様子 |
議会基本条例に基づき、8年ぶりに設置した「子どもに関する政策討論会議」から知事に対して「子どもに関する施策の早期実施に向けた申し入れ」を行った結果、これらが令和6年度当初予算案に反映される形で議会に提案がありました。
慎重な審議を経て議決した結果、フリースクール等で学ぶ子どもたちへの支援や、放課後児童クラブの利用料の補助拡充などが新たに実施されています。
予算決算常任委員会 総括質疑 |
「花や木で健やかな三重をつくる条例策定調査特別委員会」で1年10カ月にわたる議論を経て議員提出で成立した「花とみどりの三重づくり条例」に基づく基本計画を3月に議決しました。
これは「花とみどりで優しさあふれる健やかなふるさと三重」の実現をめざし、さまざまな取り組みを進めるための令和9年度までの4年間の計画です。計画には、常任委員会で議員が指摘した「市町の緑化促進への専門家からのアドバイスの必要性」に応える形で、樹木医等の専門家の団体を市町に紹介することが盛り込まれました。
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「花とみどりの三重づくり」ロゴマーク |
令和5年5月に発生した児童虐待死亡事案について、令和6年3月末に児童虐待死亡事例等検証委員会から県に報告書が提出されました。これを受けて、議会では4月17日に臨時で委員会を開催し、県の対応について議論を行いました。議論の結果、①養育者に寄り添った支援が推進されるよう、関係機関や関係者と連携しながら取り組むこと、②市町と連携のうえ、市町の取組状況等について確認しながら、市町とともに再発防止に向けた取り組みを進めること、の2点を、本会議の委員長報告で県に強く求めました。
委員長報告の様子 |
予算決算常任委員会および各行政部門別常任委員会では、関係部局が令和5年度に取り組んだ成果や課題、今後の取組方向をとりまとめた「令和6年版県政レポート(案)」について詳細に調査・議論しました。
これらを踏まえ、8月7日、予算決算常任委員長をはじめ各委員長が、知事に対して、喫緊の課題である人材確保対策の推進や、メリハリのある予算編成を含む財政運営を求めるとともに、各施策に対する意見を述べ、令和7年度の行政展開方針や当初予算編成に反映させるよう申し入れました。
このほか、10月の予算決算常任委員会では、スピード感を持って物価高騰対策の予算を編成するよう求める議論がありました。
知事への申し入れ |
令和5年5月に特別委員会を設置して以降、「食料の安定供給と食料自給力の向上」、「地産地消の取組」、「地場産品の充実」、「『食』に関する教育の推進」、「農林水産業の後継者・担い手の確保」の5つを重点調査項目に位置づけて、調査を重ねてきました。
これを基に、特別委員会としての意見をまとめ、令和6年3月に知事へ提言を行いました。また、国に対しても、食料の安定供給及び食料自給力向上の対応強化を求める意見書を提出しました。
知事への提言と国への意見書の提出をあわせて行うのは、特別委員会としては初めてのことです。
農林水産省への要望 | 知事への提言 |
令和5年6月に、子どもに寄り添った政策立案および政策提言をするため、「子どもに関する政策討論会議」を設置し、「三重県子ども条例」の改正に向けた検討のほか、新型コロナウイルス感染症による子どもへの影響や子どもの貧困への対応を中心に、執行部や有識者からの聴き取り調査や、現地調査、委員間討議などを進めました。
これらを基に、「三重県子ども条例」の改正のポイントや不登校状態にある子どもへの支援など具体的な施策を知事に提言しました。
知事への提言 |
令和5年6月に、再生可能エネルギーの導入に関して、調査や検討を行うことを目的に、「再生可能エネルギーに関する検討会」を設置し、執行部や有識者からの聴取調査および県外での調査などにより検討を進めました。
これらを踏まえ、本県における再生可能エネルギーの現状と課題を整理した上で、地域との共生が図られた再生可能エネルギーの導入に関して具体的な施策を知事に提言しました。
知事への提言 |
「伊勢茶の振興に関する条例案(仮称)」の策定に向け、5月に「伊勢茶の振興に関する条例策定調査特別委員会」を設置し、調査・検討を開始しました。特別委員会では、伊勢茶の活用の状況、伊勢茶のブランド化の推進、伊勢茶の振興策、お茶を通じた食育の推進など伊勢茶の消費の拡大に関する調査とともに、他自治体におけるお茶の振興に関する条例、施策などに関する調査を行っています。
伊勢茶を試飲し、決意を新たに |
甚大な被害をもたらした新型コロナウイルス感染症をはじめとする感染症の教訓を忘れることなく、分野横断的に対策・予防を講じていくため、5月に「ワンヘルス推進調査特別委員会」を設置し、調査・検討を開始しました。
特別委員会では、ワンヘルス(人の健康、動物の健康、環境の健全性を一つの健康と捉え、一体的に守っていく考え方)の推進について、調査を行っています。
生物多様性保全などを調査 〈福岡県 四天王寺県民の森 (ワンヘルスの森)にて〉 |
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で「三重とこわか国体(第76回国民体育大会)」が中止となった後、県内のスポーツ関係団体から三重県での大会の早期開催を求める強い要望をいただきました。
議会としては、関係者の皆さんの熱い想いを実現するため、「第89回国民スポーツ大会及び第34回全国障害者スポーツ大会の招致に関する決議」を6月28日に可決しました。
これを受けて県当局が日本スポーツ協会および文部科学省への開催要望を行った結果、令和17年の第89回国民スポーツ大会の県内開催について、内々定をいたただきました。
なお、決議では、財政的・人的負担の重さなどの課題と、自治体の負担軽減の必要性についても指摘しました。
みえスポーツ応援マスコット「とこまる」 |
伊勢湾における水産資源の減少が深刻化するなか、今年度末には、「水産王国みえ」復活の鍵となる「三重県水産業及び漁村の振興に関する基本計画」が議案として提出される見込みとなっています。このことから、その審議の充実を図るため、10月3日、「豊かな伊勢湾の再生に向けて」をテーマに、議員勉強会を開催しました。
勉強会では、外部有識者から、要因として指摘されている湾内の栄養塩類不足への対策など、伊勢湾再生に向けての必要な視点について解説いただき、今後の伊勢湾における水産業振興の在り方について理解を深めました。
議員勉強会の様子 |
本県議員の働きかけなどにより全国都道府県議会議長会に設置された懇談会で、「多様な人材が輝く議会のための17の提言」が令和6年3月にとりまとめられました。
これを受け、三重県議会としては、全議員に周知したうえで、この提言の実現に向けた取り組みを進めています。
具体的には、①主権者教育の推進、②議員に立候補しやすくするための休業制度の設置などの企業への要請、③ハラスメント防止対策などの働きやすい環境づくりの大きく3つの方向性で取り組みを進めています。
また、令和7年3月には、本県議会が全国の自治体議会等に呼びかけて、多様な人材の活躍に向けた取組事例や今後の展開について意見交換を行うシンポジウムを開催することとしています。
提言の手交式の様子 |
7月31日、紀伊半島三県議会交流会議で、三県の防災力向上に資する紀伊半島アンカールートの早期整備や、能登半島地震を踏まえた半島地域における防災・減災、国土強靱化等について意見交換し、その着実な推進に向けて協力・連携していくことなどで合意しました。
また、9月には三県議会が共同で、紀伊半島アンカールートの早期整備や半島振興法の延長、国土強靱化実施中期計画の令和6年内の策定、地方財政制度の拡充等について国に要望を行いました。
会議の様子〈明和町で開催〉 | 国への要望〈国土交通省〉 |
県議会では、積極的にオンラインでの参考人招致を実施しています。これにより、遠方に居住している方も参考人として招致しやすくなり、さまざまな方からの意見聴取が容易になりました。
3月には、委員の1人がオンライン出席した委員会を開催しました。これは、議員がオンラインにより委員会に出席できるようになった、令和2年の委員会条例改正後、初めてのことでした。
オンラインでの参考人招致の様子 |
9月、三重大学大学院の学生を実習生として受け入れ、本県議会のさまざまな取り組みを体験していただきました。
また、本県議会の取り組みを実習生や同大学院における今後の研究にも生かしてもらえるよう、実習期間中には全会派の議員との対話・交流の機会を設けました。
インターンシップ終了後の報告会では、実習生から「立候補者の減少や無投票について」をテーマに提案をいただき、主権者教育の継続や、落選・辞職後に会社に復帰しやすい制度づくり等について、議員との間で活発な質疑応答が行われました。
議員を前に実習成果を報告 |
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令和6年11月12日(火)~12月11日(水)
12月の議長定例記者会見で発表する予定です。
議長定例記者会見の様子は、インターネットで生中継するほか、録画配信もしていますので、ぜひご覧ください。